JPH06508603A - HIV Tatタンパク質に対する新規インテグリン特異性 - Google Patents

HIV Tatタンパク質に対する新規インテグリン特異性

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JPH06508603A JP4507307A JP50730792A JPH06508603A JP H06508603 A JPH06508603 A JP H06508603A JP 4507307 A JP4507307 A JP 4507307A JP 50730792 A JP50730792 A JP 50730792A JP H06508603 A JPH06508603 A JP H06508603A
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ルオスラーティ,エルキ アイ.
ボーゲル,ブルース イー.
ウォン−スタール,フロッシー ワイ.
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ラ ホヤ キャンサー リサーチ ファウンデーション
ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 HIV Tat ンパク に・ る インテグ鵞ン。
本発明は、国立癌研究所(National Cancer In5titut e)からの認可番号CA4250?、CA28896、CAO8686、CA3 2412およびCA30199の下での一部政府助成を受けて行われた。米国政 府は本発明において確実な権利を有し得る。
凡且旦!五 本発明は一般に、旧V Tatタンパク質に関するものであり、さらに特に、H IV Tatタンパク質に結合可能なインテグリン細胞表面レセプターに関する ものである。
ヒト免疫不全ウィルス(HIV−1)は、“Tat”と呼ばれる調節タンパク質 をコードするが、これはウィルスの長い末端反復配列から発現される遺伝子をト ランスアクティベート(transaetivate)する。Tatは、72個 あるいは86個のアミノ酸のタンパク質のどちらかとして存在するが、それが分 化的スプライシングを介して1つあるいは両方をコードするエキソンから発現さ れるかどうかに依存している。両方とも機能性トランスアクティベーターであり 、アミン末端に酸性ドメイン、塩基性領域(9個の連続する残基のうち6個のア ルギニンおよび2個のリジン)および高システィン領域(16個の残基のうち7 個)を含有する。塩基性ドメインは、Tatタンパク質の標的である核/核小体 と反応し、その同系のRNA配列であるTARと結合し得ることが示された。高 システィンドメインはトランスアクティベージ曹ンに対しては重要であるにもが かわらず、その機能は特定されておらず、金属を介してタンパク質を二量体化す ると考えられている。
第二のエキソンにコードされる14個のアミノ酸配列は、その最も注目すべき特 徴として、アルギニン−グリシン−アスパラギン酸のトリペプチド(RGD)を 有する。RGD配列は、インテグリンが介在する細胞外マトリックスタンパク質 との細胞接着(cell adhesion)に必要とされる。細胞外マトリッ クスタンパク質としては、RuoslahtjおよびRuoslahti、 N ature309:30−33. (1984)およびRuoslahtiおよ びP 1erschbacher。
5cience 238:491−497. (19g?)に報告されるような 、フィブロネクチン、ビトロネクチンおよびフィブリノーゲンがある。
Tatは外因性因子として機能し得ることが最近実証された。
細胞外Tatは、細胞により内在化され、核へ輸送され、旧Vプロモーターをト ランスアクティベートする能力を保有する。
これはFrankelおよびPabo、 Ce1l 55:1189−1193  (198g)で議論されている。さらに、Tatは、HIV−1に急性感染さ れた細胞あるいはTatでトランスフェクトされた細胞から放出され得る。
類似の放出および取り込みのプロセスは、他のレトロウィルスのトランスアクテ ィベータータンパク質、すなわちHTLV−1のTaxで見られる。さらに、T atは、細胞増殖を調節し、抗原で活性化されたT細胞の増殖の抑制およびカポ ジ肉腫(KS)由来細胞の増殖の特異的刺激の両方に作用する。これは、Ens ol Iら、 Nature 345:84−86 (1990)で報告されて いる。それゆえ、Tatl!、ウィルスの複製の活性化以上のメカニズムでHI Vの発病の一因となり得る。しかし、これらのメカニズムの詳細は十分理解はさ れていない。例えば、細胞外TatがどのようにKS細胞の成長を刺激するのか 、あるいはそれがどのように内在化されるのかは知られていない。
細胞間相互の、細胞外マトリックスとの、モしてTatタンパク質のような可溶 性タンパク質と細胞との相互作用の基礎となる1つのメカニズムは、細胞表面レ セプターが細胞表面上の、あるいは細胞外マトリックス内の同族リガンドへ結合 することである。多くの場合では、そのようなレセプターはインテグリンとして 知られるタンパク質の種類に属する。
インテグリンは、細胞表面糖タンパク質の大きな一部であって、細胞と細胞の、 および細胞とマトリックスの接着を仲介する。例えば、Ruoslahtiおよ びP 1erschbacher、上述(1987)に記載されている。接着レ セプターの一部の既知のメンバーはすべて、相互に非共有結合的に結合する1つ のαおよび1つのβサブユニットから成るヘテロダイマーである。過去数年の間 に、哺乳動物細胞からの6つのインテグリンβサブユニットおよびショウジヨウ バエ(肚坦並■口)からの1つのインテグリンβサブユニットの一次構造が、c DNAから推定された。それゆえ、11個の異なるαサブユニットがさらに記載 されている。
細胞外マトリックスへの細胞の接着は、RuoslahtiおよびP 1ers chbacher、上述(1987)の総説にあるように、多くの場合、細胞表 面レセプターがマトリックスタンパク質内のRGDを含有する配列に結合するこ とによって仲介される。RGD配列は、少な(ともフィブロネクチン、ビトロネ クチン、フィブリノーゲン、フォンビルプラント(vonW目1ebrand) 因子、トロンポスボンジン、オステオボンチン、そしておそらく種々のコラーゲ ン、ラミニンおよびテナシン(tenascii)における、細胞接着部位であ る。それらの細胞接着部位が類似しているにもかかわらず、これらのタンパク質 は、個々に特異的なレセプターとのそれらの相互作用により認識され得る。
HrV感染の維持および伝播においてTaLタンパク質は重要であるため、正常 細胞および旧V感染細胞に対してこのタンパク質の効果をコントロールする必要 性がある。本発明はこの必要性を満足させ、その上関連する利益を提供する。
及豆旦!迫 本発明は、旧V Tat結合結合インリグリン細胞表面レセプターインテグリン ”)を発現する細胞に旧V Tatタンパク質が結合することを阻害する方法に 関する。その方法は、HIV Tatタンパク質がインテグリンと結合すること をブロックすることにより行われ、HIV Tatタンパク質とインテグリン結 合部位との反応性を有する試薬とを結合させることにより、あるいはインテグリ ンの旧V Tat結合部位との反応性を有する試薬とインテグリンとを結合させ ることにより行われる。例えば、インテグリンはヒトα9β5あるいはラットα Vβ8であり得る。
試薬は、抗体、あるいは、インテグリンあるいはHIT Tatタンパク質のい ずれかの活性断片であり得る。
本発明はさらに請求の範囲に記載の方法において使用され得る旧V丁atタンパ ク質の断片を提供する。例えば、インテグリン結合部位を含有するそのような断 片は、HIV Tatタンパク質の塩基性ドメインを含有する。細胞接着に対す る第二の結合部位は、Tatタンパク質のRGD含有領域であり得る。それゆえ 、本発明の断片はまた、HIM Tatタンパク質のRGD含有ドメインを含有 し得る。
HIV Tatタンパク質、Tat結合結合インリグリンいはそのいずれかの反 応性断片をコードする単離された核酸もまた提供される。本発明はさらに、その ようなポリペプチドあるいは断片をコードする核酸を有するベクター、そしてこ れらのベクターを含有する宿主細胞に関する。
試料中のTat結合結合インリグリンガンドを検出する方法もまた提供される。
そのような方法は、 Tat結合結合インリグリン料とを接触させること、およ びインテグリンの試料への結合を決定することを包含する。インテグリンの試料 への結合は、インテグリン反応性リガンドの存在を示す。その方法は、旧V T atタンパク質、そのようなタンパク質の活性断片あるいはHIT Tat疑似 ペプチド(*1met1cm)を検出、あるいは精製するのに使用され得る。
さらに、本発明は、インテグリンを過剰に発現させることにより、本発明のイン テグリンを発現する細胞への旧V Tatタンパク質の結合を増加させる方法に 関する。
区直立皿星星返亙 図1は、Tatタンパク質およびTat由来ペプチドの構造を示す。エキソン1 における高システィンドメインおよび塩基性ドメイン、そしてエキソン2におけ るRGD配列を示す。
図2は、Tatペプチドへの細胞接着の結果を示す。図2Aは、ラットL8細胞 の結果を示す;図2Bは、ヒ) SK−LMS細胞の結果を示す。マイクロタイ ター皿のウェルは、種々の濃度のTatl−86(ロ) 、Tat 45−86  (・)あるいはTat 57−86 (ム)でコーティングされている。L8 細胞(1ウェル当り〜1o5細胞)を、各ウェルに加え、37℃で1時間インキ ュベートした。付着した細胞(attached cell)を固定し、クリス タルバイオレットで染色した。色素を溶出し、600 nmでの吸光度をElf  fsAリーダーテ測定した。Sに−LMS細胞を塩基性ドメインであるTat 45−57(△)から成る12個のアミノ酸ペプチドを含有する同一ペプチドに 付着するかを試験した。
図3は、抗−α、β3VNR抗体を用いてTatに対する細胞付着(cell  attachment)の阻害に関する研究の結果を示す。マイクロタイター皿 のウェルを5μg/mlの濃度のフィブロネクチン、ビトロネクチンあるいはT atペプチド45−86のいずれかでコーティングした。SK−LMSあるいは L8細胞(1ウェル当り〜105細胞)を抗−ανβ3 (VNR)あるいは抗 −α5β+ (PNR)インテグリン抗体の存在下、各ウェルに加えた。付着し た細胞を固定し、クリスタルバイオレットで染色した。色素を溶出し、吸光度を ERISAリーダーで測定した。
図4は、Tatペプチドのアフィニティークロマトグラフィーを示す。表面をヨ ウ素で標識したL8細胞の抽出物をセファロースに結合したTatペプチド45 −86で分画した。洗浄後、カラムを1■g/atのTatペプチドあるいは2 00μg/■■の全長Tatタンパク質のいずれかで溶出した。画分を非還元条 件下で5OS−ポリアクリルアミドゲル(7,5笈)電気泳動により分析した。
図5は、Tatペプチドでアフィニティ精製された物質の免疫沈降の結果を示す 。表面をヨウ素で標識したSK−LMS細胞の抽出物を図4のようにセファロー スに結合したTat45−88で分画した。GRGDSP、丁at57−86お よびTat45−57 (塩基性12量体)での順次溶出した後、各溶出液のピ ーク画分をC9、β1、β3あるいはβ5サブユニツト細胞質ドメインに対する 抗体で免疫沈降し、非還元条件下、5DS−ポリアクリルアミドゲル(7,4% )電気泳動により分析した。流出部分(非結合)、GRGDSP溶出液およびT at45−57溶出液(塩基性12量体)の免疫沈降を示す。
図6は、GRGDSPK−セファロース上でアフィニティ精製した物質の免疫沈 降の結果を示す。表面をヨウ素で標識したSK−LMS細胞の抽出物をGRGD SPK−セファロース上で分画した。GRGDSP (1mg/ml)で溶出し た後、流出部分(非結合)および溶出液(結合)をC9、β1、β3あるいはβ 5サブユニツト細胞質ドメインに対する抗体で免疫沈降し、非還元条件下、5D S−ポリアクリルアミドゲル(75%)電気泳動により分析した。
図7は、TatカラムからのEDTAあるいはNaC1を用いるインテグリンの 溶出を示す。表面をヨウ素で標識したL8あるいはSK−LMS細胞の抽出物を セファロースに結合したTat4S−86で分画した。10 mM EDTA  (100s+M NaC1中;L/−ン2,6)、250 mMNaCl (レ ーン3.7)およびTat 45−86 (1mg/ml;レーン4.8)を眉 いてカラムを順次溶出し、続いてポリクローナル抗−ビトロネクチンレセプター 抗体との免疫沈降を行い、非還元条件下、5DS−ポリアクリルアミドゲル(7 ,5%)電気泳動による分析をした結果を示す。レーンlおよび5は、流出部分 の物質の免疫沈降である。
図8は、SK−LMS細胞のビトロ、ネクチンおよびTatペプチドへの結合の 阻害の結果を示す。SK−LMS細胞をTat45−86あるいはビトロネクチ ン(VN)でコーティングされたマイクロタイターウェルに、阻害抗体の存在ま たは非存在下、加えた。P3G2は、α9β5とビトロネクチンとの相互作用を 阻害することがすでに示されているモノクローナル抗体である。LM609は、 α、β3とビトロネクチンとの相互作用を阻害する。抗−VNRは、GRGDS PK−セファロースカラムを用いて胎盤抽出物から精製されたαVβ3インテグ リンに対して生じたポリクローナル抗体である。
図9は、Tat)ランスアクティベージ冒ンに対する抗体およびペプチドの効果 を示す。LTR−CATをL8細胞にトランスフエクトシ、抗−α9β3ポリク ロ一ナル抗体(抗−VNR) 、ウサギ抗−α5βI(抗−FNR)、正常ウサ ギ血清ある(1はTat塩基性ペプチドの存在下、外因性GST−Tat融合タ ンノくり質によりトランスアクティベートした。レーン1%LTR−CAT単独 ; レーン2、LTR−CAT+ GST−Tat融合タン)<り質; レーン 3、LTR−CAT+GSTタンパク質;L/−74−8、LTR−CAT+  GST−Tat融合タンノイク質;そしてレーン4.300μg塩基性ペプチド ; レーン5.80μl抗−α9β3;レーン6.11μm抗−αVβ3;レー ン7.80μm抗−α5β1血清;レーン8、正常ウサギ血清。
λ災曳1皿亙笠皿 本発明は、本明細書中で“インテグリン”と(1う、HIVTatタンパク質に 結合するインテグリン細胞表面レセプター1ご関する。ヒト細胞において、その ようなインテグリンlt公知のα9β5であるのに対し、う・ノド細胞は、本明 細書中でβ8と命名する以前から未同定のβサブユニ・ノドおよび公知のサブユ ニットα9を含有し得る。α7サブユニ・ノドは、インタグリンαサブユニ、7  トの最も応用自在のものである。3つ、おそら(は4つの異なるβサブユニ1 .トと結合すること(ま知られていた。それゆえ、本発明のう・、+−β8サブ ユニ・1ト(よ、少なくとも1つの付加的βサブユニットをこのグループに加え 得る。ヒトβ5サブユニツトは以前からα、と結合することは知られていたが、 ヒトα9β5のTat結合活性は以前は知られていなかった。
本発明は特に、旧VTatタンパク質およびTatタンパク質が結合するインテ グリンの間の新規な相互作用に関する。Brakeら、 J、 Ce1l Bi ol、 111:1275−1281 (1990)に記載されているように、 以前の報告はTatのう・y)L8細胞への結合は、RGD依存性メカニズムが 示唆されていたがs Tatタンパク質の塩基性領域がこの相互作用を仲介する ことが、細胞接着およびアフィニティークロマトグラフィーデータから見い出さ れた。
Tatカラムで精製されたタンパク質の免疫沈降によって、Tat結合結合タン パクインテグリンα9β5の構成成分として同定された。この結果は、Tatへ の細胞接着がα9β3インテグリンに対するポリクローナル抗体によりブロック され得ることを示すデータと一致した。このインテグリンに対する抗体は、α9 β5およびα9β3に共有されるα7サブユニツトに結合し、両へテロダイマー の機能を阻害することが予想される。
α1β5インテグリンはRGD配列を介してビトロネクチンに結合することが示 されている。本発明に関する研究において、ratタンパク質はRGD配列を含 有するにもかかわらず、インテグリン認識配列がTatの塩基性ドメインである ことが示された。
この結論はs Tat由来ペプチドが、細胞付着を支える能力およりロマトグラ フィーのα、β5インテグリンと結合する能力との間で完全な相関性が見い出さ れたことに基づ(。これに対して、RGD配列の存在の有無は、いずれのタイプ のアッセイにおいても影響を与えなかった。明らかにRGD配列は配列中にイン テグリン結合に適合していない形で存在するが、それは図6に示される短いRG D含有ペプチドと最大結合活性を有するα9β3インテグリンでさえも、 RG D含有含有Taジペプチドまり結合しなかったことによる。
はとんどのインテグリンは、その活性に二価の陽イオンを必要とし、EDTAの 存在下それらのリガンドから解離する。塩基性ドメインの利用に加えて、αVβ 5およびTitとの間の相互作用は、それが101M EDTAの存在下では安 定であり、それゆえ二価陽イオン依存性ではないという通常でない特徴を有する 。しかし、α9β5インテグリンとTatとの相互作用は、高NaCl濃度によ り阻害された。この塩感受性はインテグリン間では通常のことではないが、それ は前例のないことではない。
例えば、α3β1インテグリンはまた、Elicesら、J、 Ce1l l■ of、 112:169−181 (1991)で議論されるように、塩に不安 定で、RGD非依存的にコラーゲンおよびラミニンに結合することを示している 。α3β1はまたこれらのタンパク質的の塩基性領域に結合し得る。
興味深いことには、α3β1はまたRGDに依存的な方法でフィブロネクチンに 結合することが見い出され、α3β1インテグリンは2つの機能的に異なるリガ ンド結合部位を有し得ルことを示唆した。α4β1インテグリンは、2つの異な るリガンド結合部位、1つは内皮細胞リガンドであるV−CAM、および他方は フィブロネクチンの選択的にスプライスされたセグメントに対する結合部位を有 している。これは、Elicesら、ciJi60:577−584 (199 G)で報告されている。ビトロネクチンとL8およびSK−LMS細胞との相互 作用を阻害するモノクローナル抗体でTatとの結合を阻害できないことは、α 9β5が塩基性細胞外タンパク質に対する第二のリガンド結合部位を有し得るこ とを示唆するが、まだ同定されていない。インテグリンIlb/IIIaはまた 、α9β5の塩基性ペプチド結合のある性質を共有し得る。RGDおよび塩基性 セグメントの両方を含有するペプチドは、Savageら、J、Biol、Ch et 265:11766−11772 (1990)lこ報告されるように、 RGDだけを含有するペプチドより強く ■b/l1laに結合する。
ラットL8およびヒトS![−LMS細胞は共に、Tatおよび塩基性ドメイン を含有するTat由来ペプチドでコーティングされた表面上にプレートされたと き、丸いままであった。この挙動は、α、β5を発現する細胞はビトロネクチン に付着するが、拡散しないという知見と一致する。Waynerら、 J、 C el上」土(社)工113:919−929 (1991)での報告によれば、 ビトロネクチン上の拡散はα9β3の存在に依存する。
う7)L8の初期の研究に基づいて、Tatは、本明細書中でβ8と定義するβ サブユニットおよび既知のα、を含有するインテグリンを結合することがわかっ た。ヒト細胞について更に研究した結果、Tatタンパク質は既知のヒトインテ グリン、α9β5と結合することがわかった。しかし、う・ットインテグリンは またα9β5であり得る。それはアフイニテイクロマトグラフィー実験において ヒトα9β5インテグリンと同一の挙動をし、5DS−PAGE中で同様に移動 したことによる。ヒトβ5サブユニ・ノドの細胞質性ペプチドに対して調製され た抗体は、多くのラット細胞系に対して弱く反応した。抗体とう・ノドβ5サブ ユニツトとの反応性が低いことは、それゆえ、L8インテグリンの免疫沈降の欠 失が観察されたことを説明し得る。
L8細胞からのTat結合結合インリグリンサブユニツトはまた、選択的にスプ ライスされたβ5変種あるいは全く異なるβサブユニットのどちらかであり得る 。
ラットβBサブユニットは既知のβサブユニ・1トと区別できる。まず、直接比 較すると、β8サブユニ・2トの見かけの分子量が、多くの以前に特性化された βサブユニ・ットより小さ%X0さらに、α9サブユニ・2トは、β1、β3あ るt)はβ5サブユニツトと会合することが示され、そしてまたβ6と結合し得 るにもかかわらず、これらの既知の各サブユニ・ノドの細胞質性尾部に対する抗 体は、Tat結合レセプターを免疫沈降しな力)つた。
そのβサブユニットが、選択的スプライシングによって、あるいはタンパク質分 解プロセシングによって、すでに特性化したβサブユニットと異なるという可能 性は除外され得な−1゜しかし、L8細胞が、機能的ではあるが、Tatに結合 しな(1β3サブユニツトを有することは明らかである。α9サブユニ・ノドは 、最も多いインテグリンαサブユニブトであり、3つ、おそらくは4つの異なっ たβサブユニットと結合することが知られている。今、少なくとも1つの付加的 βサブユニットがこのグループに付加され得ることは明らかである。
ラットα、β8インテグリンは同様にその結合特異性において既知のインテグリ ンと区別される。例えば、Tatタンパク質はα4β1標的配列と有意に相同的 な配列を全く含有しないが、α4β1インテグリンはRGD配列を含有しない配 列に結合する。
βサブユニットの重要な特性は、α、サブユニットと結合し、HIV Tatタ ンパク質に結合する本発明のインテグリンを形成することである。本発明のイン テグリンの特異性は、それが無傷のTatタンパク質あるいはl1GD含有領域 を欠く切形体に結合し得、そしてそれゆえ、Tatタンパク質の活性をコントロ ールするのに使用され得るという点にある。
Tat結合結合インリグリン成分は、非還元5DS−ゲル電気泳動ニオイて、約 75−95 kDの分子量範囲で二本のバンドを与え、同一のβサブユニットの 2つの形あるいは2つの異なったサブユニ2トを表す。本発明は両方を包含する と考えられる。
全長のTatタンパク質は次のアミノ酸配列を含有する:MEPVDPRL E PIFK HPGSQPKTACTNCYCKKCCF I(CQVCF fT KALG Is YGRKKRRQRRRAHQNSQTHQASLSKQPT SQSRGDPTGPKE、 Tatタンパク質の塩基性ドメインは本発明のイ ンテグリンに対して優先的に結合する部位であることが見い出された。この塩基 性領域は9個のアミノ酸残基を含有し、そのうち6個はアルギニンであり、2個 はリジンである。塩基性領域のアミノ酸配列は旧V BXBZ株におけるR■R RQRRRである。
Tatタンパク質の結合におけるRGDの役割を決定する研究において、RGD をKGHに置換した変種ペプチドは、結合活性が少し減少する程度で依然として Tatタンパク質に結合可能であることがわかった。上述(1990)のBra keらは、Tatタンパク質への細胞付着が、短いRGD含有ペプチドにより阻 害されることを見い出したのに対して、そのようなペプチドはアフィニティクロ マトグラフィーにおいてTatタンパク質のインテグリンへの結合に関して有意 な効果を有さなかった。この結果は、RGDをKGEで置換するという後の研究 によって支持された。それゆえ、RGD含有領域はTatタンパク質の第二の結 合部位であると考えられる。この第二の結合部位は、旧V HXBZ株において アミノ酸配列: PTSQSRGDPTGPKEを含有する。
Tat結合結合インリグリン合する他のりガントは、塩基性ドメインおよび近接 のRGD配列を含有し得る。塩基性配列は、RGD含有領域よりもむしろこれら のインテグリンの第一の結合部位であると思われるが、少なくともあるRGD特 異特異性インリグリンRGD含有配列に加えて塩基性領域を認識する。この結論 は、RGDおよび塩基性セグメントの両方を含有するペプチドが、IIGDだけ を含有するペプチドよりα11b/β3インテグリンに強く結合したという研究 によって一部支持され、これはSavageら、 J、 Biol、 Chew 、 265:11766−11772 (1990)に記載されている。
従って、本発明はまた、Tat結合結合インリグリンして特異的な単離された断 片を提供し、特に、例えばヒトβ5およびラットβ8のようなβサブユニットに 特異的である。そのような断片は、天然型Tatタンパク質あるいはTatタン パク質領域のアミノ酸配列を有する合成ポリペプチドから得られる領域であり得 る。これらの断片は、他の既知のβ3の断片と区別されるのに必然的に十分な長 さであり、それゆえ、Tat結合結合インリグリンサブユニ・ノド、特に例えば ヒトβ5およびラットβ9に“特異的”あるいは“特有”である。β8に特異的 なそのような断片は、本明細書中に開示される、そして当該分野で公知の方法を 用いて決定され得る。これらの断片はまた、Tat結合機能を保有し、それゆえ 例えば、Tat結合結合インリグリンatタンパク質への結合の阻害剤として、 あるいは本発明のTat結合結合インリグリン出する指示薬として使用され得る 。
当業者はそのような断片に対する他の使用を決定し得る。
“実質的に精製された”あるいは“単離された”という用語は、物質、ポリペプ チドあるいは核酸のいずれであれ、天然のあるいは自然の環境に普通に伴う汚染 物が実質的にないという意味である。旧V Tatタンパク質の反応性断片とは 、HIV Tatタンパク質の部分アミノ酸配列を実質的に有するポリペプチド をいい、Tat結合結合インリグリン反応性を実質的に維持するようにインテグ リン結合部位を保有する。同様に、Tat結合結合インリグリン応性断片とは、 Tat結合機能を保有するインテグリンの部分アミノ酸配列を実質的に有するボ リペプチドをいう。それゆえ、その機能を実質的に壊すことがな(、ラットβ8 あるいはヒトβもの必須配列を保有するアミノ酸配列の改変は、これらのβサブ ユニットの定義に包含される。β1、β2およびβ3のような、βあるいはβ5 の配列と50%以下の相同性を有するアミノ酸配列は、実質的に同一配列ではな く、それゆ丸、これらβサブユニットの定義に入らない。いったん本明細書中に 記載のアミノ酸配列が与えられたならば、付加、欠失あるいは置換が行われ得、 βサブユニットの機能に関するそれらの効果を決定するために試験され得る。さ らに、当業者は、ある橿のアミノ酸がインテグリン結合機能を変更するために改 変され得ることを認識するであるう。
本発明はまた、本発明のインテグリン、特にラットβ8およびヒトβ5のサブユ ニットに対する特異性を有する試薬を提供する。当業者は、本発明のβサブユニ ットと特異的に反応する、抗体のような試薬を容易に作り得る。そのような試薬 は、これらのβサブユニットを他の分子から免疫学的に区別するために使用され 得る。そのような抗体を生じさせる種々の方法は、十分確立され、例えば、An tibodies、 A Laborator Manual、 E、 Har lotおよびり、 Lane、 pp、139−283 (Cold Spri ng■arbor Laboratory、 1988)に記載され、文献とし て本明細書中に援用する。
本発明はさらに、本発明のβ含有インテグリンにより認識される結合部位あるい は領域を有するTatタンパク質あるいはその反応性断片をコードする単離され た核酸を提供する。同様に、Tat結合結合インリグリンいはその反応性断片を コードする単離された核酸もまた提供される。例えば、Manfatisら − 、Mo1ecular C1on’n 、 Co1d Spring l1ar bor (1989)に記載の標準的方法に従って、これらの核酸配列は、同定 、単離され得、次いで適切な発現ベクター中にクローン化され得る。次に、その ベクターは、宿主内に挿入され得、その後Tat組換えタンパク質、Tat結合 結合インリグリンいは各々の反応性断片を発現することができる。それゆえ、本 発明はまた、そのような配列をコードする核酸を含有するベクターおよびこれら のベクターを含有する宿主に関する。
本発明はさらに、診断目的のためのプローブとして使用され得る核酸に関する。
そのような核酸プローブは、Tat結合結合インリグリンいはTatタンパク質 に特異的なヌクレオチド配列を有する核酸とハイブリダイズし得るが、非Tat 結合インテグリンあるいはTatタンパク質、特に他の細胞表面レセプターある いは非Tatタンパク質をそれぞれコードする核酸とはハイブリダイズしない。
核酸はまた、Tat結合結合インリグリンいはTatタンパク質の、コードある いは非コードのDNAのどちらかに特異的にハイブリダイズするように提供され る。そのような核酸は、標準型核酸合成機のような当該分野の公知の方法により 同定され、調製され得る。
本発明により提供されるTatタンパク質の丁at結合インテグリンへの結合を 阻害する方法において、Tat結合結合インリグリンえばα9β8あるいはα、 β5、丁atタンパク質への結合は、種々の方法によってブロックされ得る。例 えば、β8あるいはβ5含有インテグリンの結合は、βサブユニ・ノドあるいは β含有インテグリンを結合させる試薬によりプロ・ツクされ得る。
そのような試薬の例は、例えば、Tatタンパク質の塩基性領域を含有するペプ チドおよびポリペプチドあるいは、βサブユニットあるいはβ含有インテグリン と特異的に反応する抗体を包含する。それゆえ、Tat結合結合インリグリンT atタンノくり質の結合は、インテグリンのTat結合部位を認識するアミノ酸 配列を有するTat由来ペプチドとインテグリンを結合させることによりブロッ クされ得る。他の方法として、Tatタンノくり質あるいはその反応性断片を、 インテグリンとTatタンノ(り質との結合を阻害する部位において、Tatタ ンノくり質に特異的な試薬、例えば、抗−Tat抗体あるいはインテグリンの反 応性断片と結合させることによりプロ・、キングが行われ得る。
Tat結合結合インリグリンるVatタンノイク質の結合をプロ・ツクする能力 は、 )IIVが介在する症状をコントロールするのに使用され得る。それゆえ 、カポジ肉種の成長因子としての、そして細胞により内在化されるときの旧■プ ロモーターのトランスアクティベーターとしてのTatタン1fり質の活性慝阻 害され、あるいはコントロールされ得る。
Tat結合結合インリグリンatタンパク質への結合は、細胞接着を仲介し得る ので、この結合を妨げることは、インタグ1ノンの内因性りがノドへの細胞の接 着を妨げ得る。インタグ1ノンの他の活性は、本発明のTat疑似化合物の使用 により同様に阻害され得る。別の方法として、細胞接着は、細胞によるこれらの インテグリンの発現を増加させることにより促進され得る。内因性リガンドある いはリガンドの活性は、本発明の化合物で模倣され得る。
Tatタンパク質のTat結合結合インリグリン現する細胞への結合をコントロ ールする方法として、その結合は、Tat結合結合インリグリンのような細胞中 で過剰発現される方法により強められ得る。そのようなインテグリンの過剰発現 を促進する方法は、例えば、インテグリンをコードする核酸を細胞のゲノム内に 導入することにより当業者に公知の方法で行われ得る。
本発明はさらに、Tat結合結合インリグリン合するリガンドを検出する方法を 提供する。その方法は、インテグリンあるいはその結合断片と、Tat結合結合 インリグリン合することが既知のあるいは結合すると考えられるリガンドを含有 する溶液とを接触させることを包含する。そのようなインテグリンと結合するリ ガンドを次いで検出する。これらの方法を行うのに有用なアッセイは、当業者に はよく知られており、例えば、Hautanenら、J、Biol、Cheap 、264:1437−1442 (1989)およびSm1thら、 J、 B iol、 Chew。265:11008−11013 (1990)に記載さ れ、それらは共に文献として本明細書中に援用される。
これらの方法は、本発明のインテグリン上のTat結合部位によって結合される 付加的な化合物を同定あるいはスクリーンするのに使用され得る。そのような化 合物は、天然に発生するリガンドであり得、例えば、Tat結合部位の誘導体あ るいはインテグリンTat結合部位により結合され得る他の化合物であり得る。
Tatタンパク質あるいは他のTat結合結合インリグリン結合リガンド望の結 合活性を模倣するために設計された合成化合物もまた包含される。所望の結合機 能を有するそのような化合物は、それらがTatタンパク質のインテグリン結合 部位により結合され得る限り、ペプチド、ペプチド誘導体あるいは疑似化合物、 あるいは他の化合物であり得る。
以下の実施例を用いて本発明を説明するが、これらは本発明を制限するものでは ない。
裏11L上 1ヱiヱ豆底 無傷のTatタンパク質をt−ブトキシカルボニル(BOC) 保ffl アミ ノ酸を用いて、Applied Biosystems 431A (Fost er C1ty。
CA)の固相自動ペプチド合成機を用いて段階的に合成した。カップリング溶媒 としてn−メチルピロリドンを用いて、アミノ酸をヒドロキシベンゾトリアゾー ル(HOBt)エステルとして加えたo O,5gIIlolのBoc−Glu (OBzl)−0−フェニルアセタミドメチル樹脂(0,72+*molで置換 された0、69 g)と各アミノ酸に対する最少量の2個のカップリング剤とで 合成を開始した。平均反復カップリング効率は、ニンヒドリン定量法により99 、32%であった。システィンのスルフヒドリル(SR)基をp−メチルベンジ ル基で保護し、適切なスカベンジャーを用いて低濃度/高濃度のフッ化水素(■ F)で開裂した後、十分な還元体を生じた。同様の化学的手法を用いて、使用さ れる他のペプチドをApplied Biosystes+sモデル430A合 成機で合成した。
爽施に■ TatA ンパク の インテグリンあるいはTatに結合可能な他の細胞表面分子を同定するために、 実施例V11に従ってアフィニティクロマトグラフィーを86個のアミノ酸のT atタンパク質おJ:びTat由来ペプチドを用いて行った。L8ラット筋芽細 胞(ATCC# CRL−1769)をこの実験に選択した。なぜなら、上述( 1990)のBrakeらのように、それらがTatおよびビトロネクチンには 結合するが、ラミニン、コラーゲンあるいはフィブロネクチンには結合しないこ とがすでに示されたからである。非還元条件下の5DS−PAGEにおいて、1 50 kDの1本のバンドおよび75−95 kDの二本のバンドが同定され、 それらはセファロースカラムに連結された全長Tatタンパク質に結合し、そし てタンパク質の塩基性領域およびRGD領域を含有するが高システィン領域を欠 くTatペプチド(アミノ酸残基45−86位)1■g/w+1で溶出した。フ ィブロネクチンの細胞接着部位、GRGDSP、を表す第二のペプチドは、Ta t結合タンパク質を溶出するには効果的ではなかっ他の実験において、45−8 6位の残基を有するセファロースに連結したペプチドは、同じタンパク質を結合 した。同一のバンドは、切形のペプチド(残基45−86位)あるいは全長Ta tタンパク質で溶出し、ペプチドおよびタンパク質が類似の結合部位を有するこ とを実証した。約120 kDの付加的なバンドが全長Tatタンパク質カシカ ラム溶出したが、より短いTatペプチドからは溶出しなかった。このバンドは さらに同定していないが、それは第二の結合インテグリンのサブユニットを表し 得る。
RGD配列の役割をさらに調べるために、45−86位の残基を含有するペプチ ドをKGB配列を用いて合成し、RGDの代わりに用いた。同じタンパク質がK GB変種ペプチドに結合し、この変種ペプチドでTatカラムから溶出した。こ のことはTat結合におけるRGDの役割が一次的な役割ではないことを示す。
これらの細胞がTatに結合しなかったRGD結合タンパク質を含有するかどう かを決定するために、GRGDSP−セファロースを用いるアフィニティクロマ トグラフィーをTatペプチドカラムからの非結合物質を用いて行った。150  kDのTat結合タンパク質と同様の電気泳動度を有するバンドが、Tatカ ラムから得られる85および95 kDのバンドとは異なるバンドとともに、G RGDSP−セファロースカラムから溶出した。これらのバンドはαVβ3イン テグリンのサブユニットとして同定された。 −Tatに結合可能なインテグリ ンあるいは他の細胞表面分子を同定するために、アフィニティクロマトグラフィ ーを86個アミノ酸のTatタンパク質およびTatペプチドを用いて行った。
図2の細胞付着実験で示されるように、Tatの塩基性ドメインを含有するペプ チドのすべては、ラットL8およびヒト平滑筋肉腫SK−LMS (ATCC番 号■TB88)細胞と同様の結果を与えた。
Tat45−86ペプチドに結合し、このペプチドあるいは全長Tatで溶出さ れたヨウ素で標識したL8細胞抽出物からのタンパク質を図4に示した。Tat 塩基性領域を含有するペプチドのすべての実験において、150 kDのバンド および約90kDの二本のバンドがカラムから溶出した。RGD配列をKGEへ 変化させても、あるいは第二エキソンを全部欠失させても、カラムから溶出され るタンパク質の同一性を識別できる効果はなかった。塩基性ドメインを含有する 12個のアミノ酸でさえこれらのバンドを結合し、溶出するのに十分であった( 図5参照)。しかし、塩基性ドメインを欠くペプチドは、十分量のヨウ素標識細 胞表面タンパク質と結合しなかっ、たし、溶出もしなかった。
図5は、Tat45−116ペプチドカラムから溶出したタンパク質の免疫沈降 を示す。カラムをペプチドGRGDSP、続いてTat57−86ペプチド、最 後にTatの塩基性ドメインを含有する12個のアミノ酸ペプチドで連続して流 した。特異的インテグリンサブユニットと抗体との免疫沈降後、指示ペプチドで カラムから溶出される物質を示す。ペプチドGRGI)SPで溶出される少量の 物質はβ1抗体およびβ3抗体と免疫沈降し得た。しかし、合せず、非結合画分 中に検出された。これは、ペプチドGRGDSPおよび塩基性ドメインを欠く他 のペプチドがs Tatペプチドカラムからタンパク質を溶出するにはあまり効 果がなかったことを示唆している。対照的に、塩基性ペプチドで溶出される物質 の大部分は、抗−β5サブユニツト抗体で検出可能であった(図5)。β5サブ ユニツトの不均一性は、クロマトグラフィーのため細胞をトリプシン処理して集 めることから生じる部分的タンパク質分解によるものと考えられる。標識された 物質は、Tat57−86ペプチドで溶出された画分から免疫沈降され得なかっ た(図示せず)。これらの結果は、抗−VNR血清による細胞付着の阻害(図3 )とともに、α9β5インテグリンがTatタンパク質に結合し、この結合がT atの塩基性ドメインで起こることを示す。
塩基性ペプチドで得られた結果とは対照的に、セファロースに連結したペプチド GRGDSPKとのアフィニテイクロマトグラフィーは、著しく異なるパターン を示した(図6)。Ta、t−セファロースに結合するインテグリンの大部分が α9β5であったのに対して、α9β3が実質的にGRGDSPK結合画分に濃 縮された唯一のインテグリンであった(図6)。α、β5のあるものは結合画分 中に見られたにもかかわらず、このインテグリンの大部分は非結合画分中にある 。これは、Freedら、 EMBOJ。
8:2955−2965 (+989)に記載されているように、αVβ5がペ プチドGRGDSPKに対して比較的親和性が弱いことを実証した報告と一致し ている。同時にこれらのデータは、これらの細胞はペプチドGRGDSPKと結 合可能な機能的なα、β3インテグリンを有するが、Tat中のRGD配列はイ ンテグリンの結合に都合の悪い環境の中にある、ということを示唆している。
α7β5インテグリンは、Tatの塩基性ドメインには結合するが、RGD配列 には結合しないので、インテグリンとそのリガンドとの相互作用は通常ではない ように思われる。さらにこれを試験するために、Tatとインテグリンとの会合 に対するEDTA感受性を決定した。インテグリンが、それらのリガンドを結合 させる二価陽イオンを典型的に必要とし、リガンドアフィニティカラムからED TAで溶出され得ることは公知である。しかし、α9β5とTatとの間の相互 作用は、アフィニティクロマトグラフィー実験において10−M EDTAによ る溶出には非感受性であった(図7)。10 WM EDTAを含有する溶液中 のNaC1濃度を150 mMから100 mMに低くした結果、溶出が二価陽 イオンのキレート化によって起こり、溶液の塩濃度の全体の増加によっては起こ らないということを保証した。10 mM EDTA、 250 mM NaC lあるいはTat46−86ペプチドで溶出されたピーク画分の免疫沈降の結果 は、レセプターがTatカラムから高濃度の塩あるいはペプチドで溶出するが、 通常インテグリンの機能に必要とされる二価陽イオンをキレート化しても、この 異常なインテグリンーリガンド相互作用を破壊するには効果的ではなかったとい うことを示した。
Tatとα9β5との間の相互作用が以前定義されたインテグリンーリガンド結 合ではなかったので、主要なα、β5リガンドであるビトロネクチンとα9β5 上の同じ部位にTatが結合したかどうか決定するために実験を行った。モノク ローナル抗体P3G2 (Bristol Myers−Squibb)が、( rvβ5に結合し、ビトロネクチンとの相互作用を阻害することはすでに知られ ている。
この結果を図8に示されるようにSK−LMS細胞を用いて再現した。しかし、 モノクローナル抗体は、細胞のTatへの結合を阻害しなかった。図3に示され るように、ポリクローナル抗−α9β3抗体は、Tatおよびビトロネクチンの 、sK−LMS細胞との相互作用をともに阻害した。α9β3 (LM609) を認識するモノクローナルは、どちらかの基質への細胞の結合を阻害しなかった 。その結果は、α9β5がビトロネクチンおよびTatの両方へのSK−LMS 細胞の付着を仲介し、レセプターの異なった領域が各リガンドへの結合に利用さ れ得ることを示唆している。
L五匠ユ■ Tat ムタンパク の6 L8細胞中のTat結合タンパク質の同一性を決定するために、免疫沈降を、ポ リクローナル抗体と、αV、β1、β5およびβ6の細胞質性ドメインとで行っ た。α9細胞質性ドメインに対する抗体は、Tatペプチドカラムから溶出され た3つのバンドすべてを沈降した。しかし、α9サブユニツト、β1、β3、β 5およびβ6と会合することが既知の、あるいは推定される種々のインテグリン βサブユニ、トに対する試薬のどれも複合体を沈降しなかった。げっ歯類の細胞 系および組織との対照実験は、試薬が、関連するインテグリンと反応できること を実証した。これらの結果は、Tatカラムから溶出されるタンパク質が、α9 サブユニツトおよびおそらくは1つあるいは2つの未知のβサブユニットから成 るインテグリンであることを示す。
Tathラムからの非結合画分をGRGDSPIニーセファロースカラムで再ク ロマトグラフした。GRGDSP−セファロースカラムで精製された物質はα、 およびβ3サブユニツトの両方に対する抗体により免疫沈降した。これらの細胞 は、Tatカラムに結合しなかった機能性ビトロネクチンレセプター(α9β3 )を合成する。
1施」L■ 極JLLL乙L」コ一 本明細書中文献として援用したRuoslahtiら、■ロ、上旺Jo1.82  Pt A:803−1131 (1982)に記載されたものと基本的に同じ 方法で、細胞付着アッセイを行った。マイクロタイタープレート(96ウエル) を、全長ペプチド(Tat−86)、残基45−86のより短いTatペプチド (Tat−41)あるいは残基56−86の第二の切形Tatペプチド(Tat −30)を基質として、0.25%グルタルアルデヒドの存在下、1時間コーテ ィングした。プレートを洗浄し、次いで1Mエタノールアミンおよび2.5B/ ■lウシ血清アルブミンで処理した。L8ラット細胞を、上述のBrakeらの ように、0.51g/霞1トリプシンでそれらの基質から分離し、o、5mg/ 諷l大豆トリプシンインヒビターで3回洗浄し、106細胞/■lの濃度でDM EM中で再懸濁した。100μlの細胞懸濁液を阻害性抗体の存在下あるいは非 存在下、各ウェルに加えた。
1時間のインキュベージロンの後、付着細胞を3%パラホルムアルデヒドで固定 し、0.5%クリスタルバイオレットで染色した。染料を染色された細胞から1 001Mクエン酸ナトリウム(pH4,2)を含有する50%エタノール100 μlで溶出した。付着を600 nmの吸光度を読み取ることにより定量した。
この研究で得られたおよその0.D、値を表1に要約する。
Tat−860,92 Tat−410,93 Tat−300,06 Tatへの細胞接着がインテグリンにより仲介されたことを確認するために、種 々の抗体を用いてTatへの細胞接着を阻害した。基質として100μmビトロ ネクチンあるいは残基45−86位のTatペプチド(Tat−41)のいずれ かを用いて上記の方法を行った。さらに、lウェル当り約105個のL8細胞を 、抗−ビトロネクチンレセプター(抗−VNR)抗体あるいは抗−フィブロネク チンレセプター(抗−FNR)抗体の存在下、各ウェルに加えた。
抗体は対照として使用しなかった。付着細胞を固定し、クリスタルバイオレット で染色した。染料を溶出し、O,D、をELISAリーダーで測定した。この実 験で得たおよその0.D、値を表2に要約する。
対照 1.03 抗−FNRO,88 抗−VNRO,14 ビトロネクチン: 対照 0.94 抗−FNRO,1+7 抗−VNRO,14 ビトロネクチンレセプターに対する抗−VNRポリクローナル抗体は、ビトロネ クチンおよびTatペプチドの両方へのこれらの細胞の接着を阻害した。抗−F NR抗体は、どちらの基質へのこれらの細胞の接着を効果的に妨げなかった。こ れらの結果は、ビトロネクチンレセプターに関連するレセプターは細胞のTat への接着の原因となることを示す。
いろいろなTat由来ペプチド(図1)との細胞付着アッセイを行って、細胞の Tatタンパク質との相互作用のメカニズムを調べた。上述のBrakeらの研 究において、L8ラット骨格筋細胞めにそれらを選んだ。L8細胞はTatタン パク質に容易に付着したが、これはこの初期の研究と一致する(図2A)。L8 細胞はまたTat45−86ペプチドに付着したが、このペプチドはRGD配列 および塩基性ドメインを含有するが、高システィンドメインを含有しない。残基 57位をアルギニンからリジンに変え、塩基性領域を削除した、より短いペプチ ド(残基57−86位)が細胞付着配列RGDを含有していたにもかかわらず、 細胞がより短いペプチドに付着しなかったことは予想しなかった結果である(図 2A)。同様の結果がヒト平滑筋肉種細胞系のSK−LMSで得られたく図ZB )。細胞は塩基性領域を含有するペプチドだけに結合した。RGD配列がKGH に変化したペプチドあるいはRGD配列が全く削除されたペプチドは、まだ細胞 付着をすることができ、塩基性領域が保有されていることが示された。事実、唯 一の塩基性ドメインおよび3つの隣りのアミノ酸を含有するペプチド(残基45 −57位)は、全長Tatと同様モル濃度レベルで細胞付着できた。これらの結 果は、細胞のTatへの付着かヘパリンにより阻害されたという結果とともに、 Tatの塩基性領域がトランスアクティベージロンの機能に加えて、細胞接着に 必要とされ、TatのRGD含有領域目身が細胞接着できないことを示唆してい る。
支1史ユ 々のαおよび サブユニ・ノドに・ るαv1 β3およびβ5の細胞質性尾部 に対するポリクローナル抗体は、スカシ貝ヘモシアニン(keyhole li mpet hemocyanin)に連結した合成ペプチドでウサギを免疫して 作成した。使用したペプチドは、5uzukiら、 Proc、 Natl、c ad、 Set、 USA83:8614−8618 (1986)ニ記載(D  a v (D C末端17) KRVRPPQEEQEREQLQPHENG EGNSET、 FItzgerald、 J、 Biol、 Chet 26 2:3936−3939 (1987)に記載のβ3のC末端のKFEEERA RAHDTANNPLYKEATSTFTNITYRGT、および5uzuki ら、 roe、atl、cad、 Sc、 US87: 5354−5358  (1990)1.:記載のβ5のC末端のKKPISTHTVDFTFNKSY NGTI/Dであり、すべて本明細書中に文献として援用されている。すべての ペプチドをApplied Biosystemsモデル430A(Foste r C1ty、 CA)により合成した。いくつかのこれらの抗体の調製につい ては、Freedら、 EMBOJ、 8:2955−2965 (1989) にさらに詳細に記載されている。抗−β1サブユニット抗血清はまたGianc ottiおよびRuoslahtl、 Ce1l 60:849−859 (1 990)に記載されている。抗体の各々は、免疫プロッティングにおける適切な インテグリンサブユニットと結合すること、および種々の表面標識細胞系からの これらのサブユニットを含有するインテグリンを沈降することが示された。
α9β3およびα5β1のインテグリンに対して調製されたポリクローナル抗体 は、Argravesら、L−工立U一旦io1.105:1183−1190  (19g?)および5uzukiら、Proe、 Natl、 Aead、S ci、 US八へ3:8614−8618 (19H)に記載されている。モノ クローナル抗体(LM609)は、David Cheresh博士に頂いたも のであり、Chereshおよび5piro、 J、 Biol、 CheIl 、 262:17703−17711 (19B?)、あるいはBr1stol  Myers−Squlbbの薬学研究所(P2O3)から頂いたものであり、 Waynerら、 J、 Cel上31□ 133:919−929 (199 1)に記載されている。
Tatへの接着がインテグリンにより仲介されたかどうかを決定するために、種 々の抗体を使用してTatへの細胞接着を阻害した。ビトロネクチンレセプター (α7β3インテグリン)に対するポリクローナル抗体は、ビトロネクチンおよ びTat45−86ベブチドの両者へのL8およびSK−LMS細胞の接着を阻 害した(図3)。抗−フィブロネクチンレセプター(α5β1インテグリン)抗 体は、いずれの基質へのこれらの細胞の接着を阻害しなかった。対照実験は、抗 −α9β3抗血清が細胞のフィブロネクチンへの付着を阻害しなかったが、他方 、抗−α5β1抗血清は阻害したことを示した(図3)。それゆえ、α9β3イ ンテグリンに関連するレセプターは、細胞をTatへ接着させ得るように思われ る。
実施1−■ ° アッセイ 免疫されたウサギ血清5μlおよびプロティンA−セファロース50uIの存在 下で物質を1時間インキュベートすることにより免疫沈降を行った。レセプター −抗体−プロチインA複合体を沈降させ、0.5% Triton X−100 ,150μM NaC1,50μM Tris、 pH7,4で3回洗浄した。
次いで、複合体を電気泳動用試料緩衝液で煮沸し、7.5%5DS−ポリアクリ ルアミドゲルにかけた。
裏Wヱl アフィニテ クロマトグラフィー Tat結合タンパク質を表面ヨウ素標識細胞から単離したが、本質的にPyte laら、巳Bυ−82:5766−5770 (1985)およびPytela ら、 Ce1140:191−198 (1985)に記載された方法で行った が、文献として本明細書中に援用されている。細胞接着アッセイと同様、細胞を 100μg/■lのトリプシン(シグマ)で培養プレートから剥離し、500μ g/mlの大豆トリプシンインヒビター(シグマ)で3回洗浄した。細胞を表面 ヨウ素標識し、150μmオクチルグルコシド、1 mM CaCl2.1 m M MgCl2.1μg/ml アプロチニン、1μg/g+10イベブチン、 0.4μg/■lペプスタチン、150 mM NaC1および50 mM T ris%pH7,4を含有する緩衝液で抽出した。抽出物を15.000 X  gで澄明とし、それヲ臭化シアンで活性化したセファロース4B(ファルマシア )に連結した種々のペプチドを含有するカラムを通過させた。
2時間のインキ二ベーションの後、カラムを50 mMオクチルグルコシドを含 有する数倍量の抽出緩衝液で洗浄した。次に、結合したレセプターをカラムの洗 浄に使用した緩衝液で1lg/ml濃度の適切なペプチドを用いて溶出した。溶 出液の一部を電気泳動試料緩衝液中で煮沸し、7.5%5OS−ポリアクリルア ミドゲルで流すか、あるいは免疫沈降に使用した。
夾施に吐■ ポ1クローナル の ポリクローナル抗体は、当該分野で公知のあらゆる方法により調製し得、免疫原 として適切なタンパク質あるいはそれらから誘導される合成ペプチドを用い得る 。さらに、本発明のインテグリン、Tatタンパク質あるいはこれらと等価の化 合物を免疫原として使用し得る。例えば、Argravesら、 J、 Ce1 l Biol、 105:1163−1173に記載される方法を使用し得る。
例えば、すくなくとも1個のりジン残基を含有する合成ペプチドをスカシ貝ヘモ シアニン(KLI+)に次のように連結した:5.6 mlのKl、H(IJン 酸緩衝化した生理食塩水中10■g/閣l)と0.5嘗lの霞−マレイミドベン ゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(ジメチルホルムアミド中25  mg/ml)とを室温で30分間攪拌することにより行った。混合液をろ過し 、ペプチド25 mgを加え、室温で3時間攪拌した。リン酸緩衝化した生理食 塩水に対して透析した後、連結ペプチドを含有する混合液をフロイントの完全ア ジュバント(Freund″S CO■plete adjuvant)中で乳 化、混合し、ニューシーラント白色雌ウサギに注射する。1ケ月後、動物に不完 全アジュバント中で乳化した混合液を再注射した。2回目の注射をして、約2週 間後に採血する。血液を凝固させ、得られた血清をポリクローナル抗体の原料と して使用する。
支配L] トランスアクティベージ1ン アッセイ細胞を10 c■の皿(106細胞/皿 )に蒔いた。翌日、細胞をDEAEデキストラン沈澱により5μgのLTR−C ATおよび/あるいは5μgのLTR−Tatプラスミドを用いてトランスフェ クトした。これはDavidら、 Ba5ic Methods in Mo1 ecular Bio o 、 p、388(Elsevier 19116) に述べられ、本明細書中に文献として援用されている。トランスフェクションし て2日後、細胞を80μgあるいは8μlのウサギ抗−ヒトビトロネクチンレセ プター(抗−α、β3)、抗−フィブロネクチンレセプタ−(抗−α5β1)あ るいは正常ウサギ血清と共に3■lの完全DMEM中で30分間インキュベート し、その後グルタチオントランスフェラーゼ−Tat融合タンパク質を含有する E、 colt抽出物0.5μlを添加した。
Tatタンパク質の塩基性ペプチド(300μg)もまたTat )ランスアク ティベージ3ンの阻害アッセイに用いた。16時間後、細胞を集め、凍結および 解凍を3サイクル行うことにより細胞を破壊し、細胞溶解物を集め、次いで、C ATアッセイに使用したが、これは本明細書中に文献として援用しているGor i+anらlMo1. Ce11. Biol、 2:1044−1051 ( 1982)に記載されている。
αVβ5がTat内在化に対するレセプターとして徐立つかどうかを決定するた めに、塩基性Tatペプチドおよびα9β3に対する抗体が、細胞外Tatによ るトランスアクティベージ讐ンに与える効果を検討した。α5β1への抗体を対 照として用いた。
図9に示されるように(レーン1−3) 、L8細胞に加えた組換えGST−T at融合タンパク質は、これらの同一細胞内にトランスフェクトされたLTRリ ポータ−遺伝子を効率的かつ特異的にトランスアクティベートすることができた 。しかし、CAT活性は、細胞接着を阻害するのに十分な濃度の抗−αVβ3抗 体の存在下でも減少せず(レーン5)、また300μgの塩基性ペプチドの存在 下でも阻害しなかった(レーン4)。これらの結果は、L8細胞内への機能性T atタンパク質の侵入がαVβ5インテグリンとの相互作用には依存しないこと を示唆し、これはMannおよびFrankel、 EMBOJ、 10:17 33−1739(1991)に記載されているように、Tat内在化がレセプタ ーで仲介されなかったという初期の本発明は好ましい実施態様について記載して いるが、種々の改変が本発明の精神からはずれることなく行われ得ることが理解 されるべきである。従って、本発明は以下の請求の範囲によってのみ制限される 。
へ0ブチト°’J/l (pg/m1)FiG、2A へ0デチド、j 7i (pg/m1)FIG、2B Tat4シー86 Tatl−86 □友沁 −・・・ ―−・・ □錦 □4 FIG、 4 αVβ1β3β5αVβ1β3β5αVβ1β3β5FIG、 5 畦め右 −を智 劇■−−喝一一一−l■■■■−11 へβ1β3β5Qyβ1β3β5 FIG、 6 FIG、 7 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)7、前記以外の特許出 願人 住所 アメリカ合衆国 カリフォルニア 94612−3550オークランド、 トウエンティセカンド フロア−。
レイクサイド ドライブ 300 名称 ザ リージェンツ ォブ ザ ユニバーシティオブ カリフォルニア 1&亘且亘 1、 旧V Tatタンパク質の、 HIV Tat結合結合インリグリン現す る細胞への結合を阻害する方法であって、該■■vτatタンパク質の該インテ グリンへの結合をブロックすることを包含し、該ブロックが非RGD結合領域を 含有する結合部位で起こる、方法。
2、 前記HIV Tatタンパク質の前記インテグリンへの結合が、HIV  Tatタンパク質が該HIV Tatタンパク質のインテグリン結合部位と反応 性を有する試薬と結合することによりブロックされる、請求項1に記載の方法。
3、 前記試薬が抗体である、請求項2に記載の方法。
4、 前記試薬が前記インテグリンの反応性断片である、請求項2に記載の方法 。
5、 前記HIV Tatタンパク質の前記インテグリンへの結合が、該インテ グリンと該インチ、グリノに対して特異性を有すル試薬とがFIIV Tatタ ンパク質結合部位で結合することによりブロックされる、請求項1に記載の方法 。
6、 試薬が前記旧V Tatタンパク質の反応性断片である、請求項5に記載 の方法。
7、 前記試薬が旧V Tatタンパク質残基45−86位のアミノ酸配列ある いはその反応性断片を実質的に有する、請求項6に記載の方法。
8、 前記反応性断片が前記旧V Tatタンパク質の塩基性領域を特徴する請 求項7記載の方法。
9、 前記塩基性領域がアミノ酸配列R1[KRRQRRRを実質的に有する、 請求項8に記載の方法。
10、HIV Tat結合結合インリグリン結合反応性を有するHfV Tat タンパク質の単離された断片であって、該断片がアミノ酸配列RKI[RRQR RRXPTSQSRGDPTGPKEを有し、Xが0から15個までのアミノ酸 である、単離された断片。
18、Tat結合結合インリグリンサブユニット応性断片をコードする単離され た核酸。
19、前記インテグリンサブユニットがβサブユニットである、請求項18に記 載の単離された核酸。
20、前記βサブユニットがβ5である、請求項19に記載の単離された核酸。
21、請求項19に記載の核酸を含有するベクター。
22、請求項21に記載のベクターを含有する宿主。
23、結合部位でTat結合結合インリグリンいはその反応性断片との特異的反 応性を有し、Tatタンパク質と該インテグリンとの結合を阻害する試薬。
24、前記試薬が抗体である、請求項23に記載の試薬。
25、前記Tat結合結合インリグリン、β5である、請求項23に記載の試薬 。
26、前記断片が前記インテグリンのβサブユニットである、請求項23に記載 の試薬。
27、前記βサブユニットがβ5である、請求項26に記載の試薬。
28、非旧V Tat結合結合インリグリンードするm 酸Eハイブリダイスし ないで、H1vTat結合インテグリンあるいはその反応性断片をコードする核 酸と特異的にハイブリダイズする核酸プローブ。
29、試料中の旧V Tat結合結合インリグリン合するリガンドを検出する方 法であって、 (a)該インテグリンを該試料と接触させること、および (b)該インテグリンの該試料への結合を決定し、結合が該リガンドの存在を示 すこと、を包含する方法。
30、前記リガンドがHIV丁atタンパク質あるいはその反応性断片である、 請求項29に記載の方法。
H,前記リガンドが疑似ペプチドである、請求項2gに記載の方法。
32、 8IV Tatタンパク質の旧V Tat結合結合インリグリン現する 細胞への結合を増加させる方法であって、前記インテグリンを該細胞中で過剰発 現させることを包含する、方法。
国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号Cl2N 15/12 C12Q 1/70 7823−4B GOIN 33153 V 8310−2J331569 H8310−2J //C07K 99:00 (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C5,FI、 HU、JP。
KP、KR,LK、MG、MN、MW、NO,PL、 RO,RU、SD FI (72)発明者 ルオスラーティ、エルキ アイ。
アメリカ合衆国 カリフォルニア 92067ランチヨ サンタ フェ、ピー、 オー。
ボックス 1054 (72)発明者 ボーゲル、ブルース イー。
アメリカ合衆国 カリフォルニア 92122サン ディエゴ、ナンバー 72 .デコロストリート 4178 (72)発明者 ウォシースタール、フロッシー ワイ。
アメリカ合衆国 カリフォルニア 92130サン ディエゴ、モンテレイ サ イプレス ウェイ 12737

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.HIV Tatタンパク質の、HIV Tat結合インテグリンを発現する 細胞への結合を阻害する方法であって、該HIV Tatタンパク質の該インテ グリンヘの結合をブロックすることを包含し、該ブロックが非RGD結合領域を 含有する結合部位で起こる、方法。
  2. 2.前記HIV Tatタンパク質の前記インテグリンヘの結合が、HIV T atタンパク質が該HIV Tatタンパク質のインテグリン結合部位と反応性 を有する試薬と結合することによりプロックされる、請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記試薬が抗体である、請求項2に記載の方法。
  4. 4.前記試薬が前記インテグリンの反応性断片である、請求項2に記載の方法。
  5. 5.前記HIV Tatタンパク質の前記インテグリンヘの結合が、該インテグ リンと該インテグリンに対して特異性を有する試薬とがHIV Tatタンパク 質結合部位で結合することによりブロックされる、請求項1に記載の方法。
  6. 6.試薬が前記HIV Tatタンパク質の反応性断片である、請求項5に記載 の方法。
  7. 7.前記試薬がHIV Tatタンパク質残基45−86位のアミノ酸配列ある いはその反応性断片を実質的に有する、請求項6に記載の方法。
  8. 8.前記反応性断片が前記HIV Tatタンパク質の塩基性領域を含有する、 請求項7記載の方法。
  9. 9.前記塩基性領域がアミノ酸配列 RKKRRQRRR を実質的に有する、 請求項8に記載の方法。
  10. 10.HIV Tat結合インテグリンとの結合反応性を有するHIV Tat タンパク質の単離された断片であって、該断片が非RGD結合領域を含有する、 単離された断片。
  11. 11.前記断片が前記HIV Tatタンパク質の塩基性ドメインを含有する、 請求項10に記載の単離された断片。
  12. 12.前記塩基性ドメインがアミノ酸配列 RXXRRQRRR を実質的に有 する、請求項11に記載の単離された断片。
  13. 13.前記断片が前記HIV Tatタンパク質のRGD含有ドメインをさらに 含有する、請求項11に記載の単離された断片。
  14. 14.前記断片がアミノ酸配列 RKKRRQRRRXPTSQSRGDPTG PKEを実質的に含有し、Xが0から15個までのアミノ酸である、請求項13 に記載の単離された断片。
  15. 15.前記インテグリンがαvβ5である、請求項10に記載の単離された断片 。
  16. 16.塩基性ドメインを有するHIV Tatタンパク質の反応性断片をコード する単離された核酸。
  17. 17.前記塩基性ドメインがアミノ酸配列 RKKRRQRRR を実質的に有 する、請求項16に記載の単離された核酸。
  18. 18.Tat結合インテグリンサブユニットあるいはその反応性断片をコードす る単離された核酸。
  19. 19.前記インテグリンサブユニットがβサブユニットである、請求項18に記 載の単離された核酸。
  20. 20.前記βサブユニットがβ5である、請求項19に記載の単離された核酸。
  21. 21.請求項19に記載の核酸を含有するベクター。
  22. 22.請求項21に記載のベクターを含有する宿主。
  23. 23.結合部位でTat結合インテグリンあるいはその断片との特異的反応性を 有し、Tatタンパク質と該インテグリンとの結合を阻害する試薬。
  24. 24.前記試薬が抗体である、請求項23に記載の試薬。
  25. 25.前記Tat結合インテグリンがαvβ5である、請求項23に記載の試薬 。
  26. 26.前記断片が前記インテグリンのβサブユニットである、請求項23に記載 の試薬。
  27. 27.前記βサブユニットがβ5である、請求項26に記載の試薬。
  28. 28.非HIV Tat結合インテグリンあるいはその反応性断片をコードする 核酸にハイブリダイスしないで、HIV Tat結合インテグリンをコードする 核酸と特異的にハイプリダイズする核酸プローブ。
  29. 29.試料中のHIV Tat結合インテグリンに結合するリガンドを検出する 方法であって、 (a)該インテグリンを該試料と接触させること、および (b)該インテグリンの該試料への結合を決定し、結合が該リガンドの存在を示 すこと、を包含する方法。
  30. 30.前記リガンドがHIV Tatタンパク質あるいはその反応性断片である 、請求項29に記載の方法。
  31. 31.前記リガンドが疑似ペプチドである、請求項29に記載の方法。
  32. 32.HIV Tatタンパク質のHIV Tat結合インテグリンを発現する 細胞への結合を増加させる方法であって、前記インテグリンを該細胞中で過剰発 現させることを包含する、方法。
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