JPH06507192A - 微粒化クレーの油湿潤性の向上のためおよび増粘剤としての4級窒素を有する選択された親油性化合物の使用 - Google Patents

微粒化クレーの油湿潤性の向上のためおよび増粘剤としての4級窒素を有する選択された親油性化合物の使用

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JPH06507192A JP4508511A JP50851192A JPH06507192A JP H06507192 A JPH06507192 A JP H06507192A JP 4508511 A JP4508511 A JP 4508511A JP 50851192 A JP50851192 A JP 50851192A JP H06507192 A JPH06507192 A JP H06507192A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 微粒化クレーの油湿潤性の向上のためおよび増粘剤としての4級窒素を有する選 択された親油性化合物の使用 本発明は、非水性液相のレオロジーに影響を及ぼしてこれを制御する新しい可能 性に関し、特に、この種の液体に制御されたチキソトロープ粘度上昇をもたらす ものである。
多くの技術分野において、非水性液相のレオロジー挙動を前もって決められたよ うに制御することがかなり重要とされている。その重要な例は、広く使用されて いる、いわゆるインバートエマルジョンをベースとする掘削泥であって、これは 連続油相中に分散水相を含む。そのような掘削泥の重要な用途の一つに、油およ び/またはガスの産出の探査をするための海洋掘削がある。しかしながら、W1 0エマルジョンは今や陸上における掘削用の掘削泥、例えば地質学的掘削、温水 掘削、地球化学的掘削および採鉱掘削の掘削泥などとして全く一般的に用いられ ている。
本発明は、重要な態様の一つにおいて、W10インバートエマルジョン型の改良 した掘削泥に関し、そこで以下、特にこの用途について記載するが、本発明がこ れらの用途に限定されることは全(ない。ここで問題とする種類の掘削泥は多く の添加剤を含有しており、それらの添加剤が、選ばれたレオロジーの液体油相に おける溶液および/または分散液中に存在することにより、実際の条件下におけ る各掘削元系の有用性を実際に確保している。この点に関して、当業者による関 連文献を引用する:例えばアダム・ティー・ブルゴイヌ・ジュニア(Ada■T 。
Bourgoyne Jr、 )ら、アプライド・ドリリング・エンジニアリン グ(APPLIEDDRILLING ENGINEERING)、ニス・ピー ・イー(SPE)・テキストブックシリーズ、第2巻、ソサイエティ・オブ・ペ トロリウム・エンジニアズ(SOCIETY OFPETROLEUM ENG INEER3)、リチャードソン(Richardson)、ティー・エックス (TX) 1986年、特にこれのサブチャプター2.5の[オイル・マツプ( Oil Muds)J、第75〜85頁。
実際に、ベントナイトの群から得られる疎水化層状ケイ酸塩は、非水性掘削泥用 のレオロジー制御用添加剤として使用されている。そのような製品は、例えば「 ベントン(Bentone)(登録商標)」の一般名で市販されている。クレー を完全に無極性キャリヤー液体に実質的に取り込ませるために必要なりジーの疎 水化は、通常、静電的相互作用により有機カチオンが負電荷を帯びた層状ケイ酸 塩小板と結合させることによって行っている。これらのような製品は工業的には 満足できるが、生態学的観点からは問題があるとみなされなければならない。今 日疎水化のために使用される4級アンモニウム塩は、分解に対して耐性があり、 一般に殺生効果を有するので、環境に与えるダメージをな(することができない 。
本発明が解決しようとする課題は、生態学的に安全でありながら、問題とする種 類の非水性液相のレオロジーに影響を及ぼしてこれを制御する点において、少な くとも技術的に同等の代替物を提供することにある。この課題を解決するための 技術的手段は、基本的に長らく既知であった選ばれたサブクラスの4級アンモニ ウム化合物は、クレーを油相中で使用するのを可能にする為にクレーの親油性処 理が満たすべき技術的要求を満足し、同時に生態学的適合性を示すという観察に 基づいている。本発明において使用し、以下に詳細に記載する4級アンモニウム 化合物の群から選ばれるサブクラスは、ヒドロキシル基が少な(とも部分的にカ ルボン酸によりエステル化され、そのようにして顕著な親油性を有する分子を形 成しているアルキロールアミン化合物から誘導される。本発明の対象となる種の 化合物を、以下、「エステルクヴアッッ(esterquats)Jとも称する 。これらは、使用時およびこれらで処理したクレーの実際の適用時における適当 な安定性により区別されるが、同時に、活性な生物系においては、おそらくエス テル基のために全く不安定性であるので、本発明の関する親油性化処理クレーの 分野において従来知られていなかったレベルでの生態学的適合性を達成できる。
このことは、影響を特に受けやすいことで知られる海洋領域について特に当ては まるので、本発明の教示は、例えば海洋における掘削用の掘削泥としてW10イ ンバートエマルジョンを使用することを含む用途において、生態学的に有害な作 用を防止するという目的をより最適に達成できる。
本発明による藪示 第1の態様において、本発明は、アルキロールアミンと、カルボン酸分子中に少 な(とも8個の炭素原子を含むカルボン酸とからなる親油性4級エステル(エス テルクヴアッツ)を、油系液相に対して使用する天然および/または合成りジー の疎水化および油温潤性の向上に使用すること、特に、W10インバートエマル ジョン型の掘削泥中の増粘剤として使用することに関する。
別の態様において、本発明は油分散性増粘剤および要すれば他の成分を含むW1 0インバートエマルジョン、特に、掘削穴への供給剤であって、陸上および/ま たは海上における岩盤掘削に使用することができ、上記エステルクヴアッッによ り処理された微粒状の合成および/または天然クレーを少な(とも部分的に油分 散性増粘剤として含むことを特徴とする供給剤に関する。
最後に、本発明は、上記定義のエステルクヴアッッにより処理された天然および /または合成起源の微粒状クレー、特にモンモリロナイト型の相当する膨潤性ク レーに関する。天然起源の相当するクレーの標準的な例はベントナイトであり、 一方、問題としている種類の合成起源で多少高膨潤性のクレー化合物に特にスメ クチック類、例えばヘクトライトを含めることもできる。本発明において選ばれ たエステルクヴアッツによりこれらのクレー出発物質を処理して、油分散性で、 レオロジー的に効果的な増粘剤を形成する操作は、相当するクレーを従来典型的 に使用された4級アンモニウム化合物により処理していたのと同様のそれ自体既 知の方法によって行うことができる。
本発明において選ばれるエステルクヴアッッの詳細典型的4級化剤、例えばジメ チルスルフェート、ジエチルスルフェート、メチルクロライドなどのメチルハラ イド等により4級化されたアルキロールアミンと高級脂肪酸の縮合生成物の種類 、およびこの種の化合物のための選ばれた用途は既知であり、例えば米国特許第 3.915.867号に見られるが、それによれば、この種の化合物は基本的に 織物柔軟剤として知られており、界面活性剤とされる場合もある。この米国特許 の教示によれば、織物柔軟剤として使用するため、問題としている種類のうちの 特定の限定された化合物が選ばれているが、これはそれらの化合物がこの特定の 用途の要求を特に有効に満足するからである。この選ばれた種類の化合物は、N −アルキル−N、N−ジー(β−C2゜■−アシロキシエチル)−N−β−ヒド ロキシエチル4級化アンモニウム化合物である。
本発明の教示ではこの種のエステルクヴアッツを含むが、本発明のエステルクヴ アッツは決してそのようなエステルクヴアッツに限定されない。このことは、一 方が織物柔軟剤であり、他方は本発明の教示に関する技術的適用を満足すること が期待される親油性クレー処理剤であるという異なる要求から明らかである。
生態学的観点から、油相、特に連続油相用の膨潤性クレーをベースとする増粘剤 の疎水性処理を改良するという本発明の課題を解決するためのエステルクヴアッ ツに関して、従来技術における参考例は何もない。
本発明において、エステルを生成する酸成分が、最も好ましくは炭素原子を少な (とも12個含むモノカルボン酸から誘導されるエステルクヴアッツを使用する ことが好ましい。この点で、例えば炭素原子を32個まで、特に炭素原子を24 個まで含む明らかに親油性長鎖カルボン酸またはカルボン酸残基が特に適する。
カルボン酸残基は、少なくとも一部がモノまたはポリオレフィン性不飽和残基で あってもよく、エステルクヴアッツ内に同じカルボン酸残基または異なるカルボ ン酸残基の混合物が存在してよい。
本発明の好ましい態様の一つにおいて、エステルクヴアッツ内に、直鎖カルボン 酸の残基が少なくとも部分的に、特に少なくとも主成分として存在する。このよ うな酸残基の生態学的適合性は、好気性および/または嫌気性分解性として表さ れ、その値は特に高い。エステルクヴアッツ中の好ましい酸または酸残基は、本 発明の教示に関しては天然起源のエステルクヴアッツであるが、任意のCI2〜 CWtの飽和および/または不飽和酸混合物が容易に入手可能であり、そして特 に有効な代表例である。この種のモノカルボン酸を製造する既知の出発物質は植 物油および/または動物油である。主として炭素原子を18個まで含み、実質的 には飽和成分であるモノカルボン酸を製造するための出発物質として、特にココ ナツ油、パーム核油および/またはババス油が挙げられる。植物エステル油、特 にモノオレフィン性、および所望によりポリオレフィン性のCI6〜Ct4不飽 和カルボン酸は、例えば、パーム油、落花生油、ヒマシ油、ヒマワリ油および、 特に、菜種油である。この種の動物起源のカルボン酸は、特に獣脂および/また は魚油、例えばニシン油などの相当する混合物である。
本発明において使用すべきエステルクヴアッッにおいては、これらのカルボン酸 残基がアルキロールアミンのヒドロキシル基に、ヒドロキシル基を介してエステ ル型に付加している。出発分子中に2個以上のヒドロキシル基を少な(とも部分 的に含むアルキロールアミンが好ましい。親油性モノカルボン酸とのエステル化 に使用可能なヒドロキシル基を5個まで、好ましくは2個および/または3個ま で与えることができるアルキロールアミンは、特に適する構成要素である。ここ で、2個以上のカルボン酸残基が少なくとも部分的にエステル化したアルキロー ルアミンに付加されることが好ましいが、使用したアルキロールアミンの全ての ヒドロキシル基がカルボン酸残基と反応する必要はない。このように、特に適す るエステルは、使用するアルキロールアミン中の遊離ヒドロキシル基の数により 、カルボン酸残基を2〜4個、特に2個および/または3個含む相当するエステ ルである。例えば、ヒドロキシル基を3個含むアルキロールアミンをエステルク ヴアッツを形成する構成要素として使用する場合、モノカルボン酸によりエステ ル化された二個のヒドロキシル基を主として含み、更に、アルキロールアミンの モノ−およびトリエステル化残基を統計的に分配された形態で含むエステル化生 成物を使用することが特に適する場合がある。
アルキロールアミンにより形成される構成要素は、以下のように定義される一分 子中に炭素原子を15個まで、好ましくは8個まで含むアルキロールアミンから 誘導されるエステルクヴアッッを本発明のために使用することが好ましい。
N官能がアルキロールアミン中に一個または数個存在してよい。アルキロールア ミンは3個を越えないN基を含むのが最良であり、分子中にN基を1個だけ含む この種の化合物が特に好ましい。
アルキロール基が直鎖であり、末端がヒドロキシル基であるアルキロールアミン は、入手が容易であることおよび生態学的に適合すること、特に生物学的分解性 を有することの両方の理由から、エステルクヴアッツの製造のために特に好まし い。工業的に最も入手が容易なこの種の化合物の代表例は相当するエタノール残 基を含み、従って、エタノールアミン化合物をベースとするエステルクヴアッツ が特に重要とされる。これらのエタノールアミン化合物の中で、ヒドロキシル基 が少なくとも部分的にカルボン酸によりエステル化されたトリエタノールアミン を基本的構成要素として使用することが好ましい。分子中に2個のカルボン酸残 基を主として含み、少量のモノエステル化およびトリエステル化トリエタノール アミンを含みうる相当する混合エステルが、4級化、従ってエステルクヴアッツ によるクレー処理のために特に適する出発物質となりつる。
アルキロールアミンエステルは既知の方法、例えばアルキルハライド、ジアルキ ルスルフェートなどと反応させる方法などにより4級化される。ジメチルスルフ ェートまたはメチルクロライドがこの反応に特有の代表例として知られており、 その他にも一般的化学知識に基づいて4級化に使用できるものがある。
本発明に従い親油性処理するクレー 適当なりレー物質、特にコロイド溶解性および/または分散性の天然および合成 起源のクレーが、以下に引用する多くの出版物の内容となっている。
天然クレーならびに該天然クレーと油相との相互作用、特にこれらと4級アンモ ニウム化合物との適用範囲に関する情報は、「クレー・コロイド・ケミストリー (C1ay Co11oid Che+5istry)J 、エイチ・ファン・ オルフェン(H,van 01phen)著、ジョン・ウィリー・アンド・サン ズ(John filey and 5ons)、第2版(1977年)の、特 に第2章「インターアクション・オブ・クレーズ・アンド・オーガニックーコン バウンズ(Interaction of clays and Organi c Compounds)J第162〜200頁に見ることができる。既に述べ たように、産業ベースの目的に最も重要なりレー出発物質は天然起源の膨潤性ベ ントナイトであり、これを親油性処理することが本発明の教示の好ましい態様で ある。
合成りレー出発物質は、特に、水膨潤性スメクタイトクレー、例えば高膨潤性ヘ クトライト、サポナイトおよび/またはサポナイトとへクトライトとの混成物な どである。しかし、アタパルジャイトまたはセビロライト型のクレーも使用でき る。
層状ケイ酸塩、特にヘクトライトの合成は文献中に繰り返し記載されている(エ イチ・シュトレーゼ(B、 5trese)およびニー・ホフマン(IJ、Ho ffmann)、ツァイトシュリフト・フェン・アンオルガニッシェ・ラント・ アルゲマイネ・ヒエミー(Z。
Anorg、^l1g、 Chet)、第247号(1941年)、第65〜9 5頁;ダブリュ・アイ・グランドクイスト(V、 1. Grandquist )およびニス・ニス・ボラックCS、 S。
Po1lack)、「クレーズ・アンド・クレー・ミネラルズ(C1ays a nd C1ay Minerals)」、ナショナル・アカデミ−・サイエンス (Natl、 Acad、 Sci、)、ナショナル・リサーチ・カランシル・ パブリッシング(Natl、 Res、 Councj、l Publ、)、第 8号(1960年)、第150〜169頁;ドイツ国特許出願公告公報第1.6 67 502号)。更に最近の参考文献は、ヘクトライトの構造、起源および製 造に関する現在の知識を詳細に論じている(カールーハインツ・ベルク(Kar l−Heinz Bergk)ら、ヒエミッシエ’テヒニーク((:1161.  Techn、)第41巻、第6号、第245〜251頁参照)。この参考文献 は、特にこれらの合成無機物の親油性処理の可能性について言及している(同文 献、第250頁)。
処理すべきそれぞれのクレー無機物に4級アンモニウム化合物を適用するメカニ ズムも、特に、エイチ・ファン・オルフェンの「クレー・コロイド・ケミストリ ー」、第171〜173頁により代表されるような従来技術の文献(特にこれの サブチャプターの参考文献リストの15〜36の各公報も参照)に広く記載さエ ステルクヴアッツ処理により親油性処理されたクレーは、本発明に従って広範な 用途に使用することができる。一つの利点は、広範囲の研究により、好気性およ び嫌気性条件下において満足できる分解性を有するという点で生態的に高い適合 性が示されるだけでなく、例えば天然起源の脂肪酸を含むトリエタノールアミン (TEA)ベースのエステルクヴアッツが皮膚を全く刺激しないというようなこ とが判明していることである。このような親油性処理されたクレーのために得ら れる多くの用途およびそれらの油相中における増粘剤としての使用の中から、こ れらを掘削供給流体、特に岩盤掘削泥として使用することを、以下の実施例に記 載する。
流体相または流体相の少なくとも大部分を油が形成する油系掘削泥は、実際に広 く使用されている。ここで特に重要なのは、連続油相中に分散水相を含むW10 エマルジョンベースのいわゆるインバート掘削泥である。分散した水相の含量は 一般に約5〜50重量%である。水相は連続油相中に不均一な微分散状態で存在 する。乳化剤、増量剤、流動性低下剤、アルカリ貯蔵剤、粘度調節剤などを含む 多(の添加剤が含まれ得る。更に詳細な事項は、ビー・ニー・ボイド(P、 A 。
Boyd)ら「二ニー・ベース・オイル・ユーズド・イン・ロートキシシティ− ・オイル・マツグ(New Ba5e Oil Used in Low−to xicity Oil Muds)J 、ジャーナル・オブ・ペトロリウム・テ クノロジー(Journal of Petroleum Technolog y)、1985年、137〜142頁およびビー・ビー・ベネット(B、 B、  Bennett)、「ニュー・ドリリング・フルード・テクノロジー−ミネラ ル・オイル・マッド(NewDrilling Fluid Technolo gy−Mineral Oil Mud)J 、ジャーナル・オブ・ペトロリウ ム・テクノロジー(Journal of Petroleum Techno logy)、1984年、第975〜981頁およびこれらに引用されている文 献に見ることができる。
実際に、問題としている種類の掘削泥の油相および他の比較できる掘削式供給流 体は、現在はとんどが鉱油画分から製造されている。従って、例えば掘削泥が、 掘削された岩を通って環境に直接流れ出る場合のように、環境汚染という重大な 危険がある。鉱油は容易に分解せず、嫌気状態では実質的に非分解性であり、従 って長期間の汚染の原因となる。
これまでになされたかなりの数の出願において、出願人らは鉱油画分を、生態学 的に適合し、容易に分解しうる油相に置き換えようとする提案を記載している。
そこに記載されているのは、互いに混合して使用することも可能な異なる4種の 代替部、すなわち、選ばれた親油性モノカルボン酸エステルおよび相当するポリ カルボン酸エステル、少なくとも実質的に非水溶性であり使用条件下で液状のア ルコール、相当するエーテルおよび選ばれたカルボン酸エステルである(参考に した出願は、先に公開されたドイツ国特許出願公開第3842659号、同第3 842703号、同第3907391号、同第3907392号、同第3903 785号、同第3903784号、同第39 11238号、同第39 11  299号、同第40 19266号および同第40 18228号を参照である )。ここに記載した全ての出願は油系掘削泥、特にW10インバートエマルジョ ン型の油系掘削泥に関する。
本発明の好ましい態様の一つにおいて、生態的適合性を有し、自然分解可能な油 相の粘度を、本発明に従ってエステルクヴアッツによる親油性処理を行ったクレ ーにより調節する。
別の態様において、本発明は、生態学的性能が向上した問題の種類の処理媒体を 提供することも目的とする以下の改良に関する。
本出願人が先に出願したドイツ国特許出願公開第40 12 105号は、地質 学的産出開発のため、粘度制御、特に油系掘削流体中において粘度上昇を自発的 に起こさせるため、親油性4級化処理クレーの代りに水素化ヒマシ油を使用する ことに関する。この発明によれば、エステルクヴアッツにより親油性処理したク レーをベースとする増粘剤と水素化ヒマシ油とを組合わせて、二成分を実際に任 意の比率で、例えば5〜95重量%で混合して使用することが、今や可能である 。
一つの好ましい態様は、エステルクヴアッツにより親油性処理したクレーと水素 化ヒマシ油とを少なくとも実質的に等量で使用することを特徴とする。
本発明の別の特に好ましい態様において、生態学的適合性を有する乳化剤を同時 に使用することにより、W2O型の掘削式供給流体において目的とする生態学的 適合性の向上が更に考慮される。本出願人らは多くの先にした特許出願を有して おり、それらを参照することもでき、本発明の教示に関してそれらを使用して所 望の利点をもたらすことができる。
問題とする種類の適当な乳化剤は、特に、ドイツ国特許出願公開第402465 8号に記載されている界面活性アルキルグリコシド化合物、ドイツ国特許出願公 開第4024659号に記載されている界面活性α−スルホ脂肪酸二塩、ドイツ 国特許出願公開第4024 892号に記載されている界面活性ニスデルスルホ ネート塩およびドイツ国特許出願公開第40 02 908号に記載されている 乳化剤としての界面活性カルボン酸複合エステルである。これらの先にされた出 願の開示は、特に本発明の開示の一部として含まれる。
しかし、本発明において使用する全ての油相または混合油相は、操作上の安全性 のため、少な(とも約100℃、好ましくは約135℃を越える引火点を有しな ければならない。更に高い引火点、特に150℃を越える引火点が特に有用であ る。更に、エステルクヴアッツをベースとする親油性クレーを、連続油相を有す る流動性およびポンプ送り可能なインバート系において使用するが、その凝固点 の値(油相の流動点)は0℃未満、好ましくは一5℃未満であり、0〜5℃にお けるブルックフィールド(RVT)粘度は55mPa5以下、好ましくは45i Pas以下である。本発明においての使用に適するが、潜在的に加水分解を受け やすい油相が安全であるという別の要求は、出発化合物、例えば選ばれた特別な エステル油またはエステル油混合物が生態学的適合性を有しなければならないと いうことだけでな(、毒性がないように、特に、実際に適用して部分的にケン化 された場合でも吸入毒性の危険がないようにすべきであるということである。上 記の先にされた出願に詳細に記載されていることであるが、特に、エステル油の 種々の代表例がここで問題であり、エステル形成から生じる一価アルコールが特 に重要とされる。低級である場合、多価アルコールに比べて一価アルコールの揮 発性が高いので、部分的加水分解の結果として第2の危険が生じつる。従って、 種々のエステル油の種類の中で、使用する一価アルコールまたはそれらアルコー ルの対応する残渣を、分子中に少なくとも6個、好ましくは少なくとも8個の炭 素原子を含むように選択することが好ましい。実際に適用するための掘削大供給 流体の連続油相として、加水分解に安定なエーテルが特に重要である。
連続油相の特性とは関係なく、本発明の種類のインバート掘削泥は、塑性粘度( pv)が約10〜60mPa5の範囲にあり、降伏点(YP)が5〜40 lb /100ft!の範囲(いずれも50℃で測定)にあることが好ましい。
天然および/または合成起源のアルコールのエーテルの他に、低温で自由に流動 する適当な生態学的適合性を示す油相は、−価カルボン酸のエステル油であり、 これは本発明の好ましい態様において、以下のサブクラス:a) C+−sモノ カルボン酸と、−価および/または多価アルコール、少なくとも6個、好ましく は8個の炭素原子を含む一価アルコールおよび分子中に2〜6個の炭素原子を含 むことが好ましい多価アルコールの残基とのエステル、b) 炭素原子を6〜1 6個含む天然および/または合成起源のモノカルボン酸のエステル、特に相当す る脂肪族飽和モノカルボン酸とa)に述べた種類の一価および/または多価アル コールとのエステル、C) 炭素原子を少なくとも16個、特に16〜24個含 むオレフィン性の−および/または多不飽和のモノカルボン酸と、特に−価の直 鎖および/または分校アルコール の少な(とも一つから誘導される。
これらのサブクラスに属する多くのモノカルボン酸を製造するための出発物質、 特に炭素原子の数が比較的多いものは、植物および/または動物性の脂肪および /または油である。獣脂、ココナツ油、パーム核油および/またはババス油を、 主として炭素原子を18個まで含み実質的に飽和された成分であるモノカルボン 酸の製造のための出発物質として、特に再度挙げる。植物エステル油、特にCl 4−26の範囲のモノオレフィン性および、要すればポリオレフィン性カルボン 酸は、例えばパーム油、落花生油、ヒマシ油、ヒマワリ油、そして特に菜種油で ある。
もっとも、カルボン酸およびアルコールの両方において、生態学的適合性を有す る油相として、合成成分も重要な構成要素である。
油系掘削泥中の添加剤 インバート掘削泥は、連続油相中に約5〜50重量%の微分散水相を典型的に含 む。水相の他に、比較できる掘削泥中に典型的に使用される任意の添加剤を使用 することもできる。これらの添加剤は水溶性、油溶性ならびに/または水および 油に対して分散性であってよい。
本発明において定義したクレーの他の典型的な添加剤は、例えば乳化剤、流動性 低下剤、疑似塑性を形成する可溶性および/または不溶性の添加物質、アルカリ 貯蔵剤、掘削生成物−例えば水膨潤性クレーおよび/または塩相−と掘削流体と の間の望ましくない水交換防止剤、油相の固体表面への吸収を向上、例えば潤滑 効果を向上させ、ならびに露出した生成物または岩の表面の親油性封止を向上さ せる湿潤剤、殺生剤、例えばエマルジョンの細菌による汚染を防止するための殺 生剤などである。このような添加剤の更に詳細な事項は、例えば冒頭において引 用した当業者の文献中に詳細に記載されている関連の従来技術に見ることができ 、特にグレイ(Gray)およびダーレイ(Darley)、同文献、第11章 、「ドリリング・フルード・コンポーネント(Drilling Fluid  Component)Jを参照できる。以下の添加剤二流体の密度を増加させる ための微分散添加剤、硫酸バリウム(パライト)が広く使用されており、炭酸カ ルシウム(カルサイト)またはカルシウムおよびマグネシウムの混合炭駿塩(ド ロマイト)を単に例として挙げる。
例えばクレーによる望ましくない水の交換を防止する添加剤;この種の適する添 加剤は油系掘削泥において従来技術から知られている。この添加剤としては、ア ルカリおよび/またはアルカリ土類金属のハロゲン化物および/または炭酸塩、 特に所望により石灰と組合せられた対応するカリウム塩が重要とされる。更に最 近の提案は水溶性の低級アルコール、例えばグリセロールおよび/またはプロパ ンジオールなどを使用することに関する(例えば、英国特許出願公開第2223 255号ならびに「ペトロリウム・エンジニア・インターナショナル(Petr oleum Engineer International)J、1987年 9月号、第32〜40頁および「ワールド・オイル(World 0il)J  1983年11月号、第93〜97頁の記事を参照)。
アルカリ貯蔵剤:適当なアルカリ貯蔵剤は、泥の一般的挙動に適合する無機およ び/または有機塩基であり、特にアルカリおよび/またはアルカリ土類金属の相 当する塩基性塩または水酸化物ならびに有機塩基である。石灰はこのクラスで特 に重要な代表例である。これらの塩基性成分の量および種類の適用はいずれも公 知の方法によって行う。
基本的に、特別の助剤および添加剤を使用する量は、引用文献に規定しであるよ うな通常の限度内で使用する。
実施例 「デバイドリル(Dehydril) HT(登録商標)」の名称で市販されて おり、水系において高膨潤性である合成へケトライト系微粒状クレーを使用して 、3重量%のゲル構造のコロイド溶液を調製する。以下に定義する4級窒素含有 親油性エステルクヴアッツをベースとする成分の化学量論量を、室温において約 0.5時間で混入させて、その間、チキソトロープな水性ゲルを強く撹拌する。
エステルクヴアッツ配合物をヘクトライト水性ゲルに添加するにつれて、ゲル構 造が潰れる。生成した親油性反応生成物が水相中で凝集する。温度40〜45℃ で更に0.5時間撹拌して、後反応を行わせる。
ここで生じる固相を濾過により水相から分離し、水洗する。濾過残渣を70℃で 乾燥し、続いて微粉末物質に粉砕する。
この親油性合成りレーを増粘剤として使用して、WlO型の油系掘削泥を調製す るが、連続油相は以下に定義する親油性カルボン酸エステル混合物:大部分がC l 2/+ 4脂肪酸をベースとしており、以下の組成:Cm: 3.5〜4. 5重量% coo : 3.5〜4.5重量% C11・ 65 〜70 重量% CI4+ 20 〜24 重量% C,,: 約2 重量% CH: 0.3〜1 重量% に一致する、パーム核油をベースとする実質的に飽和した脂肪酸と2−エチルヘ キサノールとのエステル混合物により形成する。
エステル混合物は、引火点が165℃を越え、粘度(ブルックフィールド粘度、 20℃)が7〜9cpである淡黄色液体である。
W10インバート掘削泥の調製を、以下の基本的処方・130m1 カルボン酸 エステル油 6g w10乳化剤(インヴ7−vル(INvERMUL) NT、 ハoイF  ・ト’J ’J ング・フルーヅ社(Baroid Drilling Fl uids Inc、 )製品)26+1水 6g 本発明の親有機性へクトライト 12g 親有機性リグナイト(デュラトン(DLIRATONE)、バロイド・ トリリンク・フルーヅ社製品) 2g 石灰 6g 乳化剤(EZ−11UL NT、バロイド・ドリリング・フルーヅ社製品 )346g パライト 9.2g CaClz2H20 に従い既知の方法で行う。
物質の粘度を熟成の前後で以下のようにして測定する:50℃における粘度の測 定をファン(Fann)−35粘度計(バロイド・ドリリング・フルーヅ社)で 行う。塑性粘度(PV)をmPa5単位で、降伏値(YP)をxb/100ft ”単位で、そして10秒後および10分後のゲル強度(lb/100ftりを既 知の方法によって測定する。エマルジョン安定性(ES)を測定して、ボルト( ■)単位で表している。
掘削泥の熟成を、オートクレーブ(いわゆるローラー・オーブン(roller  oven))内で24時間処理して行う。
熟成の前後において上記のようにして測定した物質の特性データを、以下の表に 示す。
使用する疎水性化エステルクヴアッッ成分は、トリエタノールアミン(TEA) と、ココナツ油(大部分が飽和されたCl2−11脂肪酸)をベースとする脂肪 酸混合物との(メチル基により4級化された)反応生成物である。このエステル クヴアッツ成分は、大部分がTEAの相当するジエステルであり、残部はTEA のモノエステルおよびジエステルである。
国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 ヘロルト、クラウス−ベーター (ドイツ連邦共和国 デー− 4020メットマン、オスドブロイセンシュトラアセ 26番(72)発明者  ミュラー、ハインツ ドイツ連邦共和国 デー−4019センハイ (ム、レーヴエクセル 2番 72)発明者 ニッシュ、クリスティアンドイツ連邦共和国 デー−4000デ ュッセルドルフ 13、オツトー−バーン−シュトラアセ 185番 ]72)発明者 フォノ・タパヴイツァ、シュテファンドイツ連邦共和国 デー −4006エルクラード、トーマスーマンーシュトラアセ 12番

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.油系液相中において、特にw/oインバートエマルジョン型の掘削液体中の 増粘剤として使用する天然および/または合成クレーを疎水性化して油湿潤性を 向上させるための、アルキロールアミンと、カルボン酸分子中に少なくとも8個 の炭素原子を含むカルボン酸とからなる4級化親油性エステル(エステルクヴァ ッツ)の使用。
  2. 2.少なくとも12個の炭素原子を含むことが好ましいモノカルボン酸と、3級 窒素を含むアルキロールアミンであって、該アルキロールアミン分子中に部分的 に少なくとも1個以上のOH基、好ましくは2〜5個、更に好ましくは2および /または3個のOH基を含むアルキロールアミンとからなるエステルクヴァッツ を使用する請求の範囲1記載の使用。
  3. 3.分子中に少なくとも部分的に1個以上のカルボン酸残基、好ましくは2およ び/または3個のカルボン酸残基を含むエステルクヴァッツを使用する請求の範 囲1または2記載の使用。
  4. 4.分子中に炭素原子を15個まで、好ましくは炭素原子を8個まで含み、分子 中に好ましくは3個以下のN基、更に好ましくは1個のtert−N基を含むア ルキロールアミンから誘導されるエステルクヴァッツを使用する請求の範囲1〜 3のいずれかに記載の使用。
  5. 5.モノカルボン酸により部分的におよび/または充分にエステル化されたエタ ノールアミン化合物、特に4級化トリエタノールアミン化合物を使用する請求の 範囲1〜4に記載の使用。
  6. 6.少なくとも大部分が鎖状モノカルボン酸、特にC12および/またはそれ以 上の炭素数、好ましくは24個までの炭素数であり、少なくとも部分的にモノお よび/またはポリオレフィン性不飽和であってよいカルボン酸をベースとし、好 ましくは相当する天然起源のカルボン酸またはカルボン酸混合物をベースとする エステルクヴァッツを使用する請求の範囲1〜5のいずれかに記載の使用。
  7. 7.既知の4級化方法、例えばジアルキル硫酸またはハロゲン化アルキルによる 4級化によりアルキロールアミンエステルから製造されるエステルクヴァッツを 使用する請求の範囲1〜6のいずれかに記載の使用。
  8. 8.陸上および/または海上における岩盤掘削のためのw/oインバート掘削泥 用の増粘剤および/または膨潤剤として使用されることが好ましい、例えばモン モリロナイト型またはベントナイトならびに/もしくはヘクトライトなどのスメ クタイト型の膨潤性クレーにおいてエステルクヴァッツを使用する請求の範囲1 〜7のいずれかに記載の使用。
  9. 9.増粘剤および要すれば他の成分、特に陸上および/または海上における岩盤 掘削に使用できる相当する掘削穴供給用流体を含む油分散性w/oインバートエ マルジョンにおいて、該エマルジョンが部分的に少なくとも、請求の範囲1〜8 のいずれかに記載のエステルクヴァッツにより処理された天然および/または合 成起源の微分散クレーを油分散性増粘剤として含む油分散性w/oインバートエ マルジョン。
  10. 10.エステルクヴァッツにより処理したクレーおよび水素化ヒマシ油を増粘剤 として共に含む請求の範囲9記載のw/oインバートエマルジョン。
  11. 11.掘削穴供給流体、特に掘削泥として処理され、温度5〜20℃で流動性お よび/またはポンプ送り可能であり、連続油相が生態学的適合性を有する油、特 に脱芳香族化鉱油、親油性エステル、親油性エーテルおよび/または親油性アル コールにより形成される請求の範囲9または10記載のw/oインバートエマル ジョン。
  12. 12.油相が100℃を越える、好ましくは135℃を越える引火点を有し、エ ステル油、特にモノ−ならびに要すればポリカルボン酸および/またはカルボン 酸エステルをベースとするエステル油を使用し、実際に使用した場合にエステル が部分的に加水分解しても吸入毒性の危険がないアルコールが生じるようにエス テル油中に存在する一価アルコール残基を選択する請求の範囲9〜11のいずれ かに記載のw/oインバートエマルジョン。
  13. 13.使用する他の典型的助剤および添加剤が生態学的適合性を有するように、 例えば可溶性有毒重金属化合物を含まないように選択し、使用する生態学的に適 合する乳化剤が、特にアルキルグリコシド、二塩および/またはヒドロキシル基 官能性複合エステルの種類の中から得られる相当する化合物であるように選択す る請求の範囲9〜12にいずれかに記載のw/oインバートエマルジョン。
  14. 14.水性分散相のpH値を実質的に中性〜弱塩基性、特にpH値約7.5〜1 1に調整する請求の範囲9〜13のいずれかに記載のw/oインバートエマルジ ョン。
  15. 15.分散する水分が5〜50重量%、好ましくは10〜35重量%のオーダー であり、特にCaCl2および/またはKCl種の溶解した塩ならびに/もしく は水溶性低級多価アルコールを含む請求の範囲9〜14のいずれかに記載のw/ oインバートエマルジョン。
  16. 16.インバートエマルジョンの油相が0〜5℃において50mPas未満、好 ましくは40mPasを越えないブルックフィールド粘度(RVT)を有する請 求の範囲9〜15のいずれかに記載のw/oインバートエマルジョン。
  17. 17.50℃で測定して、塑性粘度(PV)が約10〜60mPasであり、降 伏値(YP)が約5〜40lb/100ft2である請求の範囲9〜15のいず れかに記載のw/oインバートエマルジョン。
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