JPH06506429A - 板紙製ランナ及び板紙製パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 板紙製ランチ及び板紙製パレット 発明の背景 本発明は全般的にパレットに係り、特に新規な板紙製ランチを使用して作られた 改良された板紙製パレットに係る。

パレットは長い間完全に木材より作られてきており、かかるパレットは通常何度 も再使用される。しかしながらその後に木材パレットは許容され得る仕方で処分 されなければならない。自動車組立工場の如き大きな組立工場を考えると多数の 木材パレットが許容される仕方で処分されなければならないので、その処理問題 は重大となる。

そこで当該技術はダンボールよりなる処理可能なパレットに転向した。しかしな がらかかる板紙製パレットは横方向の安定性を含め部分的に欠陥がある点及び価 格の点で一般的に満足のいくものであるとは言えなかった。更に、かかる板紙製 パレットは通常のフォークリフトトラックにより移動されることができなければ ならない。

このような従来の板紙製パレットは米国特許第２，９９７．２６６号をもって例 示することができ、これはＵ字形の木製ブロック部材が板紙製の粱（ｂｅａｍ） の各々に構造的な剛性を与えるようなパレット構造を提案している。

米国特許第３，０００，６０３号は、つまみ部分が梁の長方形の開口部内へ挿入 され中央の垂直壁内のスロットに係合することを必要としている。米国特許第３ ．６０１．０６７号は、パレット構造のために強化された脚部及びカラ一部を使 用している。米国特許第３．６５９．５３４号はパレットの構造を与えるべく各 シートの端部にＳ字形の折り目を設けている。米国特許第４．１００，８５９号 は、フォークリフト用パレットに剛性を与えるべく「卵の容器型（ｅｇｇ−ｃａ ｒｔｏｎ）Ｊの挿入部を用いている。米国特許第４，３０３，０２０号は、板紙 製パレットに於て木製強化要素を用いており、米国特許第４，５６３．３７７号 は折畳まれた柔構造を提供する。米国特許第４，７１４．０２６号は、パレット を支持する梁を強化するためのブロックを提供している。米国特許第４．８０２ ．４２１号は、横方向の梁を強化するために円形の交差要素を提供している。米 国特許第４，９３６，２２９号は、パレットの剛性を与えるべくスロット付きの 垂直部材の格子を用いている。米国特許第５，００１，９９１号は、パレットの 構成のために折畳まれた厚紙製の横梁を提供している。

板紙製パレットの従来技術にも拘らず、荷重負担能力、横方向歪曲強度、及び価 格の経済性は、従来の技術が解決し得なかった要因の組合せである。更に、確実 に折畳みのできる板紙製パレットはまだ提案されていない。

発明の概要 概して、本発明は、板紙製ランナ及びこれをもって構成された板紙製パレットに 係る。本発明の一つの局面に於て、板紙製パレットは上側デツキボードと下側デ ツキボードとこれらの間に差し挾まれ各デツキボードに取付けられた複数のラン チとからなっている。各ランナは上壁及び底壁と一組の側壁と該側壁の間に挿設 された中央の垂直壁（例えばシートの両端が互いに圧接されたもの）とを有する 矩形に折曲げられた板紙のシートよりなっている。上壁は切抜き部分又は開口部 を有している。中央の壁は上壁の切抜き部分の長手方向端部に配置された四分円 形の切抜きを有している。上壁の切抜き部分は中央スロットを有するフラップを 受入れるようになっている。フラップは、ランチの土壁に形成され或いは切り込 まれたフラップ、ランナに取付けられｔ口上側デツキボードに形成され或いは切 り込まれたフラップ、或いは一組の端部スロット付フラップを有する長方形の挿 入片に切り込まれたフラップ、の中から選択される。上記の挿入片はその端部ス ロット付フラップを上記の四分円形の切抜き内へ下方へ折曲げることにより上壁 の切抜き部分に嵌合する。本発明の他の局面は以下に記載されるランナを含んで いる。

本発明のもう一つの局面は、代替的な板紙製ランチであって、板紙製のシートが 矩形に折曲げられ、一方の片部は第一の底壁と第一の側壁と第一の土壁と第二の 側壁とを形成し１他方の片部はＳ字形に折曲げられ中央の垂直壁と上記の第一の 土壁に重ねられる部分的な第二の土壁と上記第一の底壁に重ねられる部分的な第 二の底壁とを形成するよう構成されている。土壁は切抜き部分又は開口部を有し ている。中央の垂直壁は土壁の切抜き部分の長手方向端部に位置する四分円形の 切抜きを有している。上壁の切抜き部分は中央スロットを有するフラップを受入 れるようになっている。フラップは、ランチの土壁に形成され或いは切り込まれ たフラップ、ランチに取付けられた上側デツキボードに形成され或いは切り込ま れたフラップ、或いは一組の端部スロット付フラップを有する長方形の挿入片に 切り込まれたフラップ、の中から選択される。上記の挿入片はその端部スロット 付フラップを上記の四分円形の切抜き内へ下方へ折曲げることにより土壁の切抜 き部分に嵌合する。

この板紙製パレットの実施例は出荷及び保管のために折畳み可能に製作でき、し かも単純に迅速に丈夫で軽量な使い捨てのパレットに組立てることができる。

更にもう一つの板紙製パレットの実施例に於ては、板紙製のシートが土壁及び底 壁と一組の側壁とこれらの側壁の間に挿設される中央の垂直壁とを有する矩形に 折曲げられる。土壁は切抜き部分又は開口部をしている。中央壁は土壁の切抜き 部分の長手方向端部に位置するスロットを有している。土壁の切抜き部分は一組 の端部スロット付きのフラップを有するＵ字型の挿入片を受入れるようになって おり、該挿入片はその端部スロット付きフラップを中央壁のスロット内へ下向き に折曲げることにより上壁の切抜き部分に嵌合する。

本発明の利点は、廉価に生産される板紙製パレットを提供することを含む。更に 他の利点は重い荷重を担うことができしかも横方向の安定性を維持する板紙製パ レットを提供することである。もう一つの利点は保管及び出荷のために折畳み可 能でありしかも使用の際に迅速に容易に組立てることができる板紙製パレットの 構成を提供することである。更に他の利点は、容易に環境上リサイクルすること ができる板紙製パレットを提供することである。これらのそして他の利点は以下 の説明より当業者にとって明らかとな図１は本発明のパレットの一実施例の上方 斜視図である。

図２は図１の直線２−２に沿う断面の立面図である。

図３は図２の直線３−３に沿う断面の立面図である。

図４は本発明のパレットランチの一実施例の上方斜視図である。

図５は図４のパレットランチを形成するためのブランクの平面図である。

図６は図４のパレットランチに用いられるよう構成された挿入片の平面図である 。

図７は本発明のパレットのもう一つの実施例の上方斜視図である。

図８は図７のパレットを運搬及び保管のために折畳んだ状態で示す上方斜視図で ある。

図９は図７の直線９−９に沿う断面を示す立面図である。

図１０は図９の直線１０−１０に沿う断面を示す立面図である。

図１１は図９の直線１１−１１に沿う断面を示す立面図である。

図１２は図７の新奇なパレットを構成するのに用いられるパレットランチの上方 斜視図である。

図１３は図１２のパレットランナを形成するためのブランクの上面図である。

図１４は代替的な構成の実施例を示す図９と同様の断面の立面図である。

図１５はパレットランナの更に他の実施例を示す図９及び図１４と同様の断面を 示す立面図である。

図１６は図１５の直線１６−１６に沿う断面の立面図である。

以下に図面について詳細に説明する。

発明の詳細な説明 図１にはパレット８の基本的な板紙パレット構造が示されており、上側壁１０、 下側壁】−２、上側壁１０及び下側壁１２を構成するシートの間に差し挾まれこ れらに好ましくは接着剤の適用により取付けられた板紙製ランナ１４．１６、及 び１８よりなっている。図１のパレットに於ては三つの板紙製パレットが示され ているが、寸法及び荷重の要求に応じてより少ない数（例えば２）或いはより大 きな数の板紙製ランナが使用され得る。ランナ１４と１６の間及びランナ１６と １８の間に形成された空間は、フォークリフトトラックがパレット８を持上げ移 動すべくこれに係合するための接近手段を提供する。この点についてまた、パレ ットラン＋１４はパレットを四方向から出入できるパレットに改変すべく開口２ ０及び２２を有しており、よってフォークリフトの操縦前がパレットにどの方向 からも接近することを可能にしている。（同様の開口はランナ１８にも設けられ ているが、その開口は図には示されていない。

）フォークリフトのフ（−−りが到達することはないかもしれないがランナ１６ は開口２１及び２３（図４参照）を有している。全てのランナにこのような側部 開口を設けることにより、どのランチもデッギボード１０及び］２の間のどの外 方位置或いは内方位置にも配置され得る。

板紙製ランチ自体に関し、以下の説明はランナ１６について為されるが、ランナ １４及び］８の説明でもある。図１乃至図３に於て、ランチ１６は上側デツキボ ード】Ｏ及び下側デツキボード１２の如く二枚重ねの板紙より形成される。この 点に関１２て、全ての構成要素は一枚の板紙、二枚重ねの板紙、或いはより多く の枚数を重ねたものより構成されていてよい。実際、異る構成要素はその構成要 素の要求されるところに応じて異る厚さの板紙より構成され得る。従って、ここ で言及する板紙の層の数は例示であって制限ではない。

ランナ１６を作るシート（図５参照）は、図３に示される構造を生産すべく適当 に切り目を付けて折曲げられる。

図３の構造に於て、シートの各端部（端部２５及び２７）は接合して直立する中 央壁２４を形成する。側壁２９及び３１並びに上壁３３は連続的に形成されるが 底壁３５は突き合せ関係にある二つの別々の部分より構成される。更に、図２は ランナ１６の中央壁２４に設けられた四分円形の切抜き２６及び２８を示してい る。更に、図２に於ては、図４に示される如くランナ１６の上壁３３に開口部、 例えば開口部３７、が形成されているとみなされる。開口部３７及び他の開口部 は、シート３０（図５参照）を打抜き切り目を付はスロット付きフラップ３２ａ 及び１３２ｂを形成することにより作られる。スロット付きフラップ３２ａ及び ３２ｂはランナ１６に追加的な強度を与えるべく開口部３７を通ってランナ１６ 内へ下向き月内向きに折曲げられ、垂直位置に向けられるまでスロットが四分円 形の切抜き２６及び２８を横切るように１−で動かされ得る。四分円形の切抜き ２６及び２８は、フラップ３２ａ及び３２ｂの外縁が折り目３６及び３４の周り にそれぞれ枢動し必然的にそれらのフラップが折り目に沿って中心を有する円弧 を横切るので、非常に重要である。もし切抜き２６及び２８が無ければ、フラッ プ３２ａ及び３２ｂはシート３０が最終的な形態に折曲げられた後の位置に折曲 げられることが不可能であろう。切抜き２６及び２８を用いることにより組立て は明らかに容易にされる。開口２１及び２３もまた図５に示されるブランクに打 ち抜かれることができる。

以上に説明した構成により丈夫で耐久性のあるパレットの構成に非常に適したラ ンチが提供される一方で、追加的な強度（特にパレットの転がり又は横方向の歪 みに対する抵抗力）が挿入片３８（図４及び図６参照）の使用により得られる。

挿入片３８はＵ字形をしており、−組のスロット付き端部を含むよう形成されて おり、フラップ３２ａ及び３２ｂが下方へ折曲げられた後にできる開口３７に嵌 合する。挿入片３８のスロット付き端部はフラップ３２ａ及び３２ｂのすぐ内方 にて中央壁２４に同様に係合する。更に、挿入片３８の上面はランナ１６に開口 のない連続的な上面を与える。かくして、耐久性の高い特異なしかも組立てが容 易なパレットとパレットランナが開示される。図１乃至図５に示される如く構成 された二重壁のパレットであって挿入片３８の如き挿入片を有さないパレットは １６゜８６０バウンド（７６４９ｋｇ）の加重に耐えることが解ったが、挿入片 ３８の如き挿入片の追加は許容加重を１９゜０５０バウンド（８６４３ｋｇ）に まで増大した。

パレット８は工場にて組立てられ組立て完了品として消費者に出荷される。しか しながら、パレット４０（図７乃至図１４参照）は図８に示される如く出荷及び 保管のために折畳まれた形態で構成される。パレット４０は上側デツキボード４ ２及び下側デツキボード４４より構成され、これらのデツキボードもまた二枚重 ねの壁の厚みを有しているが、必要性、所望、又は便宜に応じて１枚の壁或いは 追加的な壁紙の層が使用されてよい。パレット４ｏはデツキボード４２及び４４ の間に挟着された板紙製のランナ４６．４８、及び５０を有している。ランナ１ ６と同様に、ランチ４８の中央の垂直壁（ランナ４６及び５０の典型でもある） は四分円形の切抜き５２及び５４（図９参照）を有しており、これらの切抜きは フラップ５６ａ及び５６ｂ（図９及び図１３参照）がランナ４８内に折曲げられ ることを可能にする。同様の仕方で、スロット付き端部を有する挿入片５８もま たパレット４０に追加的な強度を付加すべく開口４５（図８参照）を経て挿入さ れ得る。

ランナ４８はランナ１６とは異る仕方で形成されているので、図１２及び図１３ を参照して解るように中央壁５１はシートの一方の片部のみにより形成されてい る。底壁５３、側壁５５及び５９、並びに上壁５７は図１３に示されるブランク の一方の片部より形成され、他方の片部はＳ字形に折曲げられ底壁５３に重ねら れる部分的な底壁６１、垂直壁５１、及び上壁５７に重ねられる部分的な土壁６ ３を形成する。

図１３に示される如く、展開された状態でのランナ４８の設計パターンには、フ ラップ６４及び６６が各々開口の組６８と７０及び７２と７４と並置されて示さ れており、かかるフラップは手によって或いはランチ４６に係合してランナ４８ に打抜かれたこれらのフラップを曲げるためのフォークリフトによって開かれる 。これらのフラップは板紙製パレット４０に追加的な垂直方向の支持構造を与え る。

ランナ４８は、フォークリフトのフォークの長さ及びパレット４０へ挿入する挿 入片の程度によっては内方へ押込まれ開口を形成するフラップ６４及び６６を備 えなくてもよい。しかしながら、ランナ４６の開口６０及び６２はフォークリフ トが側方からパレット４０に近付くならば開かれる。フォークリフト用の開口を 形成する同様のフラップはランナ５０にも設けられており、パレット４８を四方 向パレットにしている。

図９に於てはランナ４８の上壁５７に形成されたフラップ５６ａ及び５６ｂが中 央垂直Ｗ５１に係合すべく下向きに折曲げられた様子が示されていたが、図１４ に於ては代替的な実施例が示され、上側デツキボード４２がランナ４８の開口６ ５に折込まれるフラップ７６及び７８を形成するよう打抜かれ切込みを付けられ 、ランナ４８は開いた上壁５７を形成すべくフラップ５６ａ及び５６ｂが除去さ れるよう打抜かれている。こうして、折畳み可能なパレット４０は、ランナ４８ の上壁、挿入片５８、或いは上側デツキボード４２よりフラップを下方へ折曲げ ることにより或いはこれらの組合せにより図７に示される如き組立てられた剛固 な状態に保持される。

折畳み可能なランナ４０の代替的な構造が図１５及び図１６に示されている。こ の例では、挿入片５８が中央壁５１に切り込まれた垂直方向スロット８０及び８ ２に嵌合する。しかしながらこの実施例に於ては、上側デツキボード４２及びラ ンナ４８の上壁５７からのフラップは存在せず、四分円形の切抜き５２及び５４ もまた欠如しておりスロット８０及び８２に置換されている。かかる実施例は図 ８に示される如き未使用状態より図７に示される如き組立状態への組立がさほど 容易ではないが、このような実施例も明らかに本発明の範囲内に含まれる。

本発明の範囲を逸脱することなくここに開示されたパレット及びパレットランチ に追加的な修正及び変更が為されてよく、それらは本発明の開示内容に含まれる と見做されるであろう。

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. １．上側シートと下側シートとこれらのシートの間に差し挟まれこれらのシート に取付けられた複数のランナとを有する板紙製パレットを構成する場合に使用す るに適した板紙製ランナにして、 板紙製シートであって矩形に折曲げられ上壁と底壁と一対の側壁と前記シートの 端部より形成され前記側壁の間に挿設される中央垂直壁とを形成するシートを有 し、前記上壁は開口を有し、前記中央垂直壁は前記上壁の前記開口の長手方向端 部に位置する四分円形の切抜きを有し、前記上壁の前記開口は中央スロットを有 するフラップを受入れるようになっており、 前記フラップは、 （ａ）前記ランナの前記上壁に形成されるフラップ、（ｂ）前記ランナに取付け られる上側デッキボードに形成されるフラップ、 （ｃ）一対の端部スロット付きフラップを有し、該フラップが前記四分円形の切 抜きへ下向きに折込まれることにより前記上壁の前記開口に嵌合する長方形の挿 入片に形成される該フラップ、或いは （ｄ）これらの組合せ、 より選択されることを特徴とする板紙製ランナ。
2. ２．請求項１記載の板紙製ランナにして、更に前記側壁にはフォークリフトのフ ォークが進入し得る位置に開口が設けられていることを特徴とする板紙製ランナ 。
3. ３．請求項１記載の板紙製ランナにして前記フラップは前記ランナの前記上壁に 形成されることを特徴とする板紙製ランナ。
4. ４．請求項１記載の板紙製ランナにして、前記フラップは長方形の挿入片より形 成されるフラップであり、前記挿入片は一対の端部スロット付きフラップを有し 該フラップが前記四分円形の切抜きへ下向きに折込まれることにより前記上壁の 前記開口に嵌合することを特徴とする板紙製ランナ。
5. ５．請求項１記載の板紙製ランナにして、前記フラップは前記（ａ）及び前記（ ｃ）の組合せであることを特徴とする板紙製ランナ。
6. ６．請求項１記載の板紙製ランナにして、一対の対向して配置されたスロット付 フラップを有するＵ字形の挿入片が前記上壁の前記開口に挿入され前記スロット 付フラップが前記中央垂直壁の前記四分円形の切抜きに係合することを特徴とす る板紙製ランナ。
7. ７．上側シートと下側シートとこれらのシートの間に差し挟まれこれらのシート に取付けられた複数のランナとを有する板紙製パレットにして、 前記ランナの各々は、 板紙製シートであって矩形に折曲げられ上壁と底壁と一対の側壁と前記シートの 端部より形成され前記側壁の間に挿設される中央垂直壁とを形成するシートを有 し、前記上壁は開口を有し、前記中央垂直壁は前記上壁の前記開口の長手方向端 部に位置する四分円形の切抜きを有し、前記上壁の前記開口は中央スロットを有 するフラップを受入れるようになっており、前記フラップは （ａ）前記ランナの前記上壁に形成されるフラップ、（ｂ）前記ランナに取付け られる上側デッキボードに形成されるフラップ、 （ｃ）一対の端部スロット付きフラップを有し、該フラップが前記四分円形の切 抜きへ下向きに折込まれることにより前記上壁の前記開口に嵌合する長方形の挿 入片に形成される該フラップ、或いは （ｄ）これらの組合せ、 より選択されることを特徴とする板紙製パレット。
8. ８．請求項７記載の板紙製パレットにして、更に前記側壁にはフォークリフトの フォークが進入し得る位置に開口が設けられていることを特徴とする板紙製パレ ット。
9. ９．請求項７記載の板紙製パレットにして、前記フラップは前記ランナの前記上 壁に形成されることを特徴とする板紙製パレット。
10. １０．請求項７記載の板紙製パレットにして、前記フラップは長方形の挿入片に 形成されるフラップであり、前記挿入片は一対の端部スロット付きフラップを有 し該フラップが前記四分円形の切抜きへ下向きに折込まれることにより前記上壁 の前記開口に嵌合することを特徴とする板紙製パレット。
11. １１．請求項７記載の板紙製パレットにして、前記フラップは前記（ａ）及び前 記（ｃ）の組合せであることを特徴とする板紙製パレット。
12. １２．請求項７記載の板紙製パレットにして、一対の対向して配置された端部ス ロット付フラップを有するＵ字形の挿入片が前記上壁の前記開口に挿入され前記 スロット付フラップが前記中央垂直壁の前記四分円形の切抜きに係合することを 特徴とする板紙製パレット。
13. １３．上側デッキボードと下側デッキボードとそれらの間に差し挟まれそれらに 取付けられた複数個のランナを有する板紙製パレットにして、 前記ランナは矩形に折曲げられた板紙シートよりなり、該板紙シートは、 （ａ）一方の片部にて第一の底壁と第一の側壁と第一の上壁と第二の側壁とを形 成すべく折曲げられ、（ｂ）他方の片部にてＳ字形に折曲げられ中央垂直壁と前 記第一の上壁に重ねられる部分的な第二の上壁と前記第一の底壁に重ねられる部 分的な第二の底壁とを形成しており、前記上壁は開口を有し、前記中央垂直壁は 前記上壁の前記開口の長手方向端部に位置する四分円形の切抜きを有し、前記上 壁の前記開口は中央スロットを有するフラップを受入れるようになっており、 前記フラップは、 （ａ）前記ランナの前記上壁に形成されるフラップ、（ｂ）前記ランナに取付け られる上側デッキボードに形成されるフラップ、 （ｃ）一対の端部スロット付きフラップを有し、該フラップが前記四分円形の切 抜きへ下向きに折込まれることにより前記上壁の前記開口に嵌合する長方形の挿 入片に形成される該フラップ、或いは （ｄ）これらの組合せ、 より選択されることを特徴とする板紙製パレット。
14. １４．請求項１３記載の板紙製パレットにして、前記フラップは前記中央垂直壁 の前記四分円形の切抜きに係合せず、従って折畳まれた状態にあることを特徴と する前記板紙製パレット。
15. １５．請求項１３記載の板紙製パレットにして、前記フラップは中央垂直壁の前 記四分円形の切抜きに係合しており、従って使用のための剛固な状態にある板紙 製パレット。
16. １６．請求項１３記載の板紙製パレットにして、更に前記側壁にはフォークリフ トのフォークが進入し得る位置に開口が設けられていることを特徴とする板紙製 パレット。
17. １７．請求項１３記載の坂紙製パレットにして、前記フラップは前記ランナの前 記上壁に形成されることを特徴とする板紙製パレット。
18. １８．請求項１３記載の板紙製パレットにして、前記フラップは長方形の挿入片 に形成されるフラップであり、前記挿入片は一対の端部スロット付きフラップを 有し該フラップが前記四分円形の切抜きへ下向きに折込まれることにより前記上 壁の前記開口に嵌合することを特徴とする板紙製パレット。
19. １９．請求項１３記載の板紙製パレットにして、前記フラップは前記（ａ）及び 前記（ｃ）の組合せであることを特徴とする板紙製パレット。
20. ２０．請求項１３記載の坂紙製パレットにして、一対の対向して配置された端部 スロット付フラップを有するＵ字形の挿入片が前記上壁の前記開口に挿入され前 記スロット付フラップが前記中央垂直壁の前記四分円形の切抜きに係合すること を特徴とする板紙製パレット。
21. ２１．上側デッキボードと下側デッキボードとこれらの間に差し挟まれ各デッキ ボードに取付けられた複数個のランナとを有する板紙製パレットにして、前記ラ ンナの各々は上壁と底壁と一対の側壁と前記側壁の間に挿設された中央垂直壁と を有する矩形に折曲げられた板紙のシートよりなっており、前記上壁は切抜き部 分を有し、前記中央垂直壁は前記上壁の前記切抜き部分の長手方向端部に位置す るスロットを有し、前記上壁の前記切抜き部分は一対の端部スロット付フラップ を有するＵ字形の挿入片を受入れるようになっており、前記挿入片は前記端部ス ロット付きフラップが前記中央垂直壁の前記スロットへ下向きに折込まれること により前記上壁の前記切抜き部分に嵌合することを特徴とする板紙製パレット。