JPH06505089A - アテローム性動脈硬化症のリスク予知法 - Google Patents

アテローム性動脈硬化症のリスク予知法

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JPH06505089A
JPH06505089A JP3503308A JP50330891A JPH06505089A JP H06505089 A JPH06505089 A JP H06505089A JP 3503308 A JP3503308 A JP 3503308A JP 50330891 A JP50330891 A JP 50330891A JP H06505089 A JPH06505089 A JP H06505089A
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フォッセル,エリック ティ.
マクドナ,ジャン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アテローム性動脈硬化症のリスク予知性発明の背景 関連出願 本発明は1989年12月21日出顧による合衆国特許出願第07/454,0 69号の部分継続出願である。
合衆国政府資金援助に関する記載 本発明に係わる研究費用は合衆国政府健康・保健省(Department o f Health and Human 5ervices)の基金により賄わ れた。よって、合衆国政府は本発明に関して一定の権利を主張することができる 。
発明の分野 本発明は生体思考におけるアテローム性動脈硬化症のリスクを予知する方法に係 わるものである。
従来の技術 プラズマリポプロティンは複合体(complex)であり、リビッドとプロテ ィンが相対的に一定な割合で存在している。プラズマリポプロティンは、血液を 介して様々な体内器官の細胞機能を助けるコレステロール及びコレステロールエ ステルのごとき非水溶性リビッドを相対的に小型で一定の直径及び重量を持つ形 状にて有している。全ての細胞の成長にはコレステロールが必要とされるが、細 胞内の過度なコレステロールの蓄積はアテローム性動脈硬化症という病的状態を 招く、また、全体的な血清(serum)コレステロールがアテローム性動脈硬 化症と相関関係を有している可能性も指摘されている。
下記の表にあるごとく、人のプラズマリポプロティンは大別して密度(dens ity)及び粒子サイズの異なる4種類に分別される。
超低密度 低密度 高密度 キロミクロン リポ リポ リポ (chylo−プロティン プロティンプロティンm1cron) (VLDL )(LDL) (HDL)密度 < 0.94 0.94−1.0061.00 6−1.0631.063−1.21(g/ml) 浮遊率(Sf) >400 20−400 0−20 (沈殿)粒子サイズ 7 5−1.000 30−50 20−22 7.5−5−1O(n プロティン% 1−2 10 25 45−55(乾燥重量) トリアジル 80−95 55−65 10 3グリセロ一ル% (乾燥質量) す:y m jt% 3−8 15−20 22 30(乾燥質量) コレステロール l−31083 遊離% (乾燥質量) コレステロール 2−4 5 37 15エステル化% (乾燥質量) 人のプラズマリポプロティンは超遠心分離機内での高重力条件下における相対的 な浮遊率により物理的に分類される。4種類全てのリポプロティンの密度は1. 21g/m1以下であるが、一方アルプミン及び−グロブリン等の他のプラズマ プロティンは密度が1.33から1.35g/mlの範囲である。スベドベルグ (Svedberg)浮遊率単位(Sf)でのリポプロティンの特徴的な浮遊率 は密度1゜063 g / m 1のNaC1内にてセ氏26度で決定される。
該NaC1内ではリポプロティンは浮揚し、単純プロティンは沈下する。
プラズマリポプロティンは種々な割合のプロティン及び興なる種類のリビッドを 含んでいる。超低密度のリポプロティンは特徴的なアミノ酸配列を有した4種の 異なるポリペプチド鎖を含んでいる。高密度リポプロティンは分子量17,50 0及び28,000の2種の異なるポリペプチド鎖を有している。プラズマリポ プロティンのポリペプチド鎖は分子の表面に配列されており、よって、親水性特 性を付与しているものと信じられている。しかしながら、超低密度のリポプロテ ィン及びキロミクロン(chylomicron)中にては表面を覆い尽くすほ どのプロティンが存在せず、内部に非極性(nonpolar)トリアシルグソ セロールを有しており、そのリンl1lWi成分の極性ヘッド(polar h ead)もまたその表面の親水性基に寄与しているものと考えられる。 にュー ヨークのワース出版社による1975年版rバイオケミストリーj誌の301ペ ージに記載されたレーニンジャーの記事) 異なる種類のリポプロティンは異なる量のコレステロールを含有している。よっ て、血清コレステロールの測定値とは各リポプロティンが全血清リポプロティン 量に寄与する量の平均値である。
特定なリポプロティン種の密度はアテローム性動脈硬化症の進展の主な原因であ ると長く信じられてきた。研究によれば、低密度のリポプロティンは細胞内のコ レステロール蓄積の主原因であり、高密度のリポプロティンは細胞から余分なコ レステロールを除去する役割を担っていることが知られている。
血液プラズマ内の様々な種類のリポプロティンを分離することが望まれるが、臨 床研究所レベルにおいては高速と正確性を兼備し、しかも再現性を有する技術は 今日に至るまで開発されてはいなかった。最も頻繁に使用される方法は超高速遠 心分離技術を駆使したものであるが、結果を出すまでに時間がかかり過ぎ、しか も実大な費用を要するものである。
1987年7月版rFEBS LETTERSJ誌、第219−1号においてベ ル他は人の血液プラズマ及び分離されたキロミクロン、超低密度リポプロティン (VLDL)、低密度リポプロティン(LDL)及び高密度リポプロティン(H DL)のシングルパルス(single−pulse)及びバーンスピン!:1 −(Hahn spin−echo)500MHz H−I NMRスペクトル を報告している。彼らはプラズマスペクトルのCH2及びCH3(lit肪酸) 並びにNMen”(リン[I1g!lコリンヘッドグループ(head gro up))部位(region)(それぞれ0. 8−1. 3及び3. 25  p p m)における個々のリポプロティンの共鳴(resonance)につ いて特に言及した。プラズマ全体の計測は実施されず、またHDLあるいはLD Lの密度決定も、アテローム性動脈硬化症のリスクとの関連性にも言及はなかっ た。
よって、生体患者におけるアテローム性動脈硬化症のリスク予知が可能な、高速 であり、また正確であり、しがも再現性を有した方法に対する需要が厳然と存在 している。
発明の概要 本発明は生体患者におけるアテローム性動脈硬化症のリスクを予知する方法に係 わるものである。本発明に従えば、患者の体液サンプルは、水分の影響を抑えた (water−suppressed)プロトン核磁気共鳴スベクトル(pro ton nuclear magnetic resonance(NMR)s pectrum)を発生させるためにプロトン核磁気スペクトロスコピー(sp ectr。
5copy)処理を受ける。メチルあるいはメチレン共鳴エンベロープ(env elOpe)に対して曲線解析処理が施され、超低密度+7ボプロテイン、低密 度リポプロティン、高密度リポプロティン及びキロミクロンから得られた共鳴要 素(resonance)の分類が行われる。高密度リポプロティン共鳴要素の 振幅が測定され、平均した通常値(a mean normalized va lue)力τ算出される。測定された振幅は所定の標準値と比較され、「正常」 と「異常」に分類される。「異常」スペクトルはアテローム性動脈硬化症の高リ スクを示している。
VLDL、LDL、HDL及びキロミクロンのコレステロール値は標準的なリポ プロティン生成物を利用して取得される。標準曲線力τ作成され、メチルあるい はメチレン共鳴要素の強度(concentration)に対する高さのピー ク(peak)値及びメチルあるし1はメチレン共鳴の強度に対するエリア(a rea)のピーク値力1座標にプロット(plot)される、試験サンプルの結 果Iよ前記標準曲線と比較され、試験サンプル中のリポプロティン密度が得られ る。ト1ノグリセリドのレベル値はキロミクロンとVLDL成分のビークエ1ノ ア値を加算することで決定される。リスクインデックス+1解析された成分の高 さ及びエリアのピーク値を活用して決定される。
すなわち、本発明の目的の1つは生体患者のアテローム性動脈硬化症のリスクを 予知する方法の提供である。
本発明の他の目的はVLDL、LDL、HDL成分及びキロミクロン並びにトリ グリセリドのレベル値の密度をmg/dlの単位で提供することである。
本発明のさらに別な目的並びに利点は添付図面及び以下記載の発明の解説から自 ずと明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 図1は本発明に従い健康対象体から得られた1プラズマサンプルの非水成分(水 分抑制したもの(water 5uppressed))の特徴的な360MH z NMRスペクトルである。
図2は水分抑制のないものを(without water 5uppress ion)除いて図1にて使用したものと同一な装置及びパルス周波数を利用した 図1のプラズマサンプルのNMRスペクトルである。
図3は図1のプラズマサンプルのメチル及びメチレン部の拡大図である。
図4はアテローム性動脈硬化症の高リスクを有した患者プラズマサンプルのメチ ル及びメチレン部のNMRスペクトルである。
図5は本発明の方法実施に使用される装置の略図である。
図6は本発明の方法を使用して実施された研究結果である。
図7は曲線解析法を使用して取得されたメチレン部と4つのリボプロティン成分 のNMRスペクトルである。
実施例の説明 まず始めに本発明の概略を解説し、その後にさらに詳細な解説を付すこととする 。
本発明は生体患者におけるアテローム性動脈硬化症のリスクを予知する方法に係 わるものである。
本発明の目的の一つであるアテローム性動脈硬化症の高リスク予知試験は特徴的 には生体外(in vitro)で実施される0本発明による処理法は、いかな るリビツド含有体液、血液、あるいは骨髄プラズマにも応月可能である。すなわ ち、未処理血液、血清あるいはプラズマの使用が可能である。いかなる前記のご ときリビツド含有体液に対しても本発明の試験は可能であるが、今日まで研究の 対象は血液プラズマが中心であり、よって、本発明の好適実施例においてはプラ ズマを使用する。検査サンプルをファースト(fasting)処理するには及 ばない。
本発明に従い、核磁気共鳴スペクトルを発生させるために患者の未処理血液ある いはプラズマのサンプルをプロトン核磁気共鳴スペクトロスコピーにかける。重 要な予知filを有するNMRスペクトルの成分は本信号(water sig nal)のごとき他の要因により遮蔽(mask)されている可能性があり、よ って遮蔽要因の排除処理を実施し、情報を有するNMRスペクトルを得る。
超低密度リボプロティン、低密度リボプロティン、高密度リボプロティン及びキ ロミクロンから得られる共鳴要素の分類を行うためにメチルあるいはメチレン共 鳴エンベロープに対して曲線解析処理が施される。図7は曲線解析以前のメチレ ン共鳴NMRスペクトル1及び該スペクトルが4成分、すなわちキロミクロン2 、VLDL3、LDL4及びHDL5に分解された状態を示している。その後に 高密度リボプロティン共鳴要素の振幅、低密度リボプロティン共鳴要素の振幅、 及び超低密度リボプロティン共鳴要素の振幅が測定され、各々に対して平均正常 値が算出される。それらの測定された振幅は所定の標準値と比較され、「正常」 あるいは「異常」に分類される。 「異常」と判断されたスペクトルはアテロー ム性動脈硬化症の高リスクを示している。すなわち、高HDLは低リスクを表し 、高LDLは高リスクを表す。
本発明の1好適実施例においては、食事前あるいは食事後のプラズマサンプル( あるいは血清サンプル)の水サプレッションが施されたプロトンNMRスペクト ルが入手され、曲線解析プログラムを使用してメチルあるいはメチレン共鳴要素 におけるVLDL= LDL、HDL及びキロミクロンの化学的シフト値(ch emical 5hift value)が特定される。その後にVLDL、L DL、HDL及びキロミクロンのエリア、線幅(line−width)及び高 さくheight)が決定される。ピークの高さはベースラインノイズ(bas eline noise)の中央部からピーク値の先端部までを定規あるいはコ ンピュータにて測定することで得られる。
次に、標準的なLDL生成物を使用してLDLコレステロール値が取得される。
標準曲線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークの 高さ、並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリアが 座標にプロットされる。試験サンダルの結果は標準曲線と比較され、試験サンプ ルのLDLコレステロール密度が取得される。
標準的なHDL生成物を使用してHDLコレステロール値が取得される。標準曲 線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークの高さ、 並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリアが座標に プロットされる。試験サンプルの結果は標準曲線と比較され、試験サンプルのH DLコレステロール密度が取得される。
標準的なHDL生成物を使用してVLDLコレステロール値が取得される。標準 曲線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークの高さ 、並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリアが座標 にプロットされる。試験サンプルの結果は標準曲線と比較され、試験サンプルの VLDLコレステロール密度が取得される。
以下の式のうち1つを用い、メチルあるいはメチレン共鳴解析成分を使用してリ スクインデックスが決定される。
高さ HDL エリア HDL C) 高さくVLDL+HDL+LDL)高さ HDL d) エリア(HDL+LDL) e) CH3共鳴要素を使用して高さのHDL相対的正常イヒインテンシテ(( intensity)を決定する01好適実施例において、プロトン周波数36 0MHz (8,45T)あるいは400MHz (9,407)でのリスクイ ンデックスイ13゜9±4.5は正常なアテローム性動脈硬化症のリスクあるし )番よ健康/正常状態を表し、11.0±4.1はアテローム性動脈硬イヒ症の 高+マスクを表す。
さらに、VLDL、LDL、HDL及びキロミクロンの密度をmg/diの単位 で決定する。標準的なリボプロティン生成物を使用して各リボプロティンに対す る値が取得される。標準曲線力(作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の いずれ力tを使用して各IJボブロチイン部分のピークエリアに対して周知なリ ボプロティン密度力τプロットされる。試験サンプルの結果は標準曲線と比較さ れ、各「Jボブロチイン部分、すなわち、VLDL、LDL、HDL及びキロミ クロンの密度がmg7dl単位にて決定される。トリグリセ1ノド密度番よキロ ミクロン成分のピークエリアをVLDL成分のビーク1117に加算することで 決定される。ピーク部は算出用のコンピュータプログラムを使用して標準的数学 的手法を駆使して計測される。
図1は健康体の水サプレッションしたプロトンスペクトルを示しており、図2は 水サブレッジ3ンを施していなI、z同一サンプルのプロトンスペクトルを示し ている。図2におし1て水分の截頭共鳴線番二番よル己号Aが付されている11  2ppm及び3ppm(共鳴周波数)間の共鳴線はリポプロテインリビッドの メチルあるいはメチレン基(group)から生じている。この位置のプロトン スペクトル拡大図は図3において示されている。図4はアテローム性動脈硬化症 の高リスクを有した患者のプラズマサンプルのメチルあるいはメチレン部位のN MRスペクトルを示している。
本発明の1好適実施例において、プロトンNMRスペクトロスコピーは水信号を 排除した人の血液プラズマに対して実施される。取得された水サプレッションが 施されたプロトンNMRスペクトルはプラズマリポプロテインリビッドの共鳴要 素により形状が左右される。水サプレッション処理しなければこれらの非水共鳴 要素は実質的に水分により無効化されてしまう、信号平均化処理はたとえ水共鳴 の存在下であろうとも強磁場において非水体液成分と関連性を有した共鳴の観測 を可能とする。しかしながら、現代のNMRスペクトロメータはほとんど完璧に 水プロトン共鳴をサプレッションすることができる。プラズマの水サプレッショ ンが施されたプロトンNMRスペクトルは本質的にはプラズマリポプロティン及 び少数の低分子量分子である。プラズマプロティンプロトンは未解析共鳴の広域 部を有しており、明瞭さが不十分である。よって、さらに可変性に富んだリポプ ロティンプロトンの明瞭な共鳴要素がこの広域背景に重ねられる。
従って、その好適実施例においては本発明は数多くの従来式水サプレッション技 術、すなわち、水プロトンNMR信号のサプレッション技術の1つを利用してい る。水プロトンNMR信号をサプレッションするために多数の技術が案出された 。これらは2つの分類に大別が可能である。すなわち、 (1)水プロトン信号 の励起を避ける試み、たとえば、急速スキャン相関スペクトロスコピー及び選択 的励起技術、並びに(2)観測される電波周波数(rf)パルスが利用されたと きに水プロトン磁化を極少にする技術、たとえば、インバージョン(inver sion)リカバリー技術及び飽和(saturation)である。これら及 び他の溶剤サプレッション技術は1983年度版「磁気共鳴ジャーナル」誌第5 5号の283から300ページにかけてのP、J、ボアによる「フーリエ変換核 磁気共鳴における溶剤サプレッション」と題した記事及びそのll注に記載され ている。
溶剤プロトン信号と対象の部分あるいは見本の信号とを区別することができない 理由で、従来型NMR装置を使用する際には水サプレッション技術が望ましいが 、充分に高感度の装置であれば水サプレッションの必要性はない。
本発明の実施においてはいかなる従来型の現代式NMRスペクトロメータでも使 用が可能であろう。しかしながら、本好適実施例においては一定磁場強度での磁 石を有したNMRスペクトロメータが使用されている。NMR信号はフーリエ変 換され、メチルあるいはメチレン基のプロトン共鳴要素に対する平均正常HDL 共鳴要素の振幅は対象のNMRパラメータとなる。
図5はプロトンNMRスペクトロスコピー処理が可能であり、水のNMR信号を サプレッションするタイプであることが望ましい(しかし必須ではない)核磁気 共鳴(NMR)スペクトロメータ2を図示している。該スペクトロメータ2は試 験管(tube)6に含まれる人のプラズマサンプル4の検査用として採用され ている。スペクトロメータ2はサンプル4のNMRスペクトルのHDL NMR 共鳴線を選択し、そのように選択された共鳴要素の平均正常化振幅の計測を行う 手段を含んでいる。
スペクトロメータ2は通常型の構造に加えて1つの値あるいは値の範囲を蓄積す る手段10を含んでいる。本好適実施例においては、平均正常化HDL共a1要 素振幅は正常な患者から予期される値あるいは値の範囲を表示するイ1あるいは 値の範囲と比較される。正常な患者とはアテローム性動脈硬化症のリスクが高く はない患者を指す。本発明においてはスペクトロメータ2はさらに蓄積された情 報を基にして計測されたHDL共鳴要素振幅を「正常」あるいは「異常」として 分類する手段を有している。本処理は比較、引き算あるいは他の適当な数学的手 法を用いて行う。
本好適実施例においては選択あるいは測定手段8は平均正常HDL共鳴要素振幅 を計測するために予備調整されている。これにはサンプル4のNMRスペクトル からの水信号をサプレッションする処理が含まれている。あるいはスペクトル2 の感度が充分ならば直接的処理も可能である。
本発明に使用され得る特徴的なスペクトロメータはブルーカーAM−360及び ブルーカーAM−500である。もちろん本分野の熟練技術者であれば本発明の 方法を別の同様な装置を用いて実施可能であることは承知していることであろう 。
正確なサンプル準備及び処理は正確なプラズマ計測実行の不可欠な要素である。
血液は15%のNaz−EDTAの70u1の溶液を含んでいるチューブ(tu be)内に集められ、遠心分離機処理までセ氏4度で保管される。プラズマは分 離され、NMR分析までセ氏4度にて保管される。凍結はリボプロテインリビッ ドの構造的結合を破壊するのでプラズマサンプルは決して冷凍されない。多少な りとも溶血が見られるサンプルは排除される。
スペクトルはセ氏20度からセ氏22度で取得されることが望ましく、セ氏21 度での取得が最適である。比較的広域のプロトン周波数が使用可能である。たと えば、60MHz以上であるが、360MH2が最適である。費用が問題でなけ れば、500MHzが好ましいこともある。サンプルは水共鳴部の半分の高さで 全幅が4Hz以下となるまで、プロトンフリーインダクションデケイ(free  1nduction decay)の部分(area)に対して個々にシム処 理(shim)される。言うまでもなく注意深いシム処理は良好なNMR実験技 術の必須要件である。
以下記載の例を基にして、本発明に限定を加えることなくさらに詳細に説明する 。
例1 本発明の方法を従来通りのリビッドプロフィール(profile)分析の対象 となっている17人の患者グループに適用した。血液は15%のNa*EDTA の70ulの溶液を含む非シリコン処理されたバ′ キュテナ−(vacuta iner)チューブに採取され、遠心分離種処理までセ氏4度で保管された。プ ラズマが分離され、NMR分析までセ氏4度で保管された。凍結はリボプロテイ ンリビッドの構造的 −結合を破壊するのでプラズマサンプルは冷凍されなかっ た。多少でも溶血が見られたサンプルは排除された。
全スペクトルはプロトン(H−1)NMR用に360MHzにて作動させる8、 457プル一カーAMスペクトロメータを使用してセ氏21度にて取得された。
全ての研究は5mm0Dサンプルチユーブにュージャージー州ビンランド市ウィ ルマッド社製の#507PP及び$528PP)内にて実施された。0.6ml のプラズマを含む各サンプルは半分の高さにおける水共鳴要素の全幅(FWHH )が4H2以下となるまでプロトンフリーインダクションデケイ(Fより)の部 分(area)で個々にシム処理された。内的品質管理処理はEDTA共鳴要素 の線幅において見られた。サンプル準備及びシム処理において全てが良好に処理 されていれば、EDTA共鳴(指数的拡張(exponential broa ding)せず)の線幅(FWHH)は2Hz以下でなければならず、実際にも 頻繁に1.0Hzから1.5Hzの範囲であった。この達成においては、はとん どのH−410−プは放射エネルギー(radiation)の減衰を避けるた めに再調整を要する。使用グローブは90°電波周波数パルスが20m5ecと なるまで調整された。8.457スベクトロメータにおいてはプローブは約2M Hzに調整されることとなった。サンプルはZシムコイル(coil)のシム処 理中及びデータ取得処理中にスピンされた0本発明におけるH−1スペクトルは 水をサブレッジ冒ンするために予備飽和処理(presaturation)を 行い、存在するラクテート(lactate)メチルプロトンを無効化(nul l)するためにインバージョンリカバリー配列処理(inversion−re covery 5equence)を行って取得された。予備飽和パルスは+、 osecであり、180”と190”パルス間で約0.8secの遅れが見られ た。8つのFIDは信号平均化(sig−nal averaged)され、さ らにフーリエ変換され、ある指数(exponential)を掛けて(mul tiply)2Hzの線拡張が実施された。0.5から1.6ppmのスペクト ル部分は調整(phased)され、座標プo−7ト(plot)端部のベース ラインレベル(bageline 1evel)は同一となった。この結果、ス ペクトルの他の(プロットしていない)部分は不完全調整(defective  phasing)の状態となった。
H−INMRスペクトロスコープ処理の結果は図6に示されている。
これらの結果は以下の式を利用したデータの分析により得られた。
高さくLDL+HDL) 高さ HDL 例2 本発明の方法はプラズマサンプルに適用された。血液は15%のNa宜EDTA の70u1の溶液を含む非シリコン処理バキュテナーチューブに採取され、遠心 分離種処理までセ氏4度で保管された。プラズマは分離され、NMR分析までセ 氏4度にて保管された。凍結はりポルロテインリビッドの構造的結合を破壊する のでプラズマサンプルは冷凍されなかった。多少なりとも溶血が見られるサンプ ルは排除された。
全ての水サプレッション処理されたプロトンNMRスペクトルは、8.45Tブ ル一カーAMスペクトロメータを用い、ゼロフィリング(zero−filli ng)を16にあるいは32にポイント(paint)にし、セ氏16から18 度の状態で360MHzにて作動させて取得された。全ての研究は5mm0Dサ ンプルチユーブにュージャージー州ビンランド市のウィルマッド社の$507P Pあるいは$528PP)内にて実施された。各サンプルは0.6mlのプラズ マを含み、水共鳴要素の半分の高さの全幅(FWHH)が4H2以下となるまで プロトンフリーインダクションデケイ(FID)部分で個々にシム処理された。
内的品質管理処理はEDTA共鳴要素の線幅にて見られた。サンプル準備及びシ ム処理に問題がなければ、EDTA共鳴要素(指数的拡張せず)線幅は2Hz以 下のはずであり、実際にもしばしば1.0から1.5Hzの間であった。この達 成には、はとんどのH−1プローブは放射エネルギーの減衰を避けるために再調 整を要する。使用プローブは90°電波周波数パルスが20m5ecとなるまで 調整された。
8.457スベクトロメータにおいてはプローブは約2MHzに調整されること となった。サンプルはZシムコイルのシム処理中及びデータ取得中にスピンされ た0本発明においてはH−1スペクトルは水をサプレッション処理するために予 備飽和処理を行い、存在するラクテートメチルプロトンを無効化するためにイン バージョンリカバリー配列処理を行って取得された。予備飽和パルスは4.0S eCであり、1806と190°パルス間で約0.8secの遅れが見られた。
8つのFIDは信号平均化され、さらにフーリエ変換され、ある指数を掛けて2 Hzの線拡張を得た。0.5から1.6ppmのスペクトル部分は調整され、座 標プロット端部のベースラインレベルは同一となった。この結果、スペクトルの 他の(プロットしていない)部分は不完全調整の状態となった。
メチル及びメチレン共鳴のVLDL、LDL、HDL及びキロミクロンの化学的 シフト値が特定された。ニューヨーク州シラキュース市のNMRi社からのNM Rtwoのごとき曲線解析プログラムが、VLDL、LDL、HDL及びキロミ クロンのメチル及びメチレン共鳴の初期(initial)スペクトル及び化学 的シフト値を使用しての成分残留物(component residue)解 析に使用された。各解析成分のエリア、線幅及び高さが取得された。
次に、標準的なLDL生成物を使用してLDLコレステロール値が取得された。
標準曲線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークの 高さ、並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリアが 座標にプロットされた。試験サンプル結果は標準曲線と比較され、試験サンプル のLDLコレステロ−ル密度が取得された。
さらに、標準的なHDL生成物を使用してHDLコレステロール値が取得された 。標準曲線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピーク の高さ、並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリア が座標にプロットされた。試験サンプル結果は標準曲線と比較され、試験サンプ ルのHDLコレステロール密度が取得された。
次に、標準的なHDL生成物を使用してVLDLコレステロール値がか取得され た。標準曲線が作成され、メチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピー クの高さ、並びにメチルあるいはメチレン共鳴要素の強度に対するピークのエリ アが座標にプロットされた。試験サンプル結果は標準曲線と比較され、試験サン プルのVLDLコレステロール密度が取得された。
リスクインデックスが以下記載式の1つを利用し、メチルあるいはメチレン共鳴 要素の解析成分を使用して決定された。
高さ HDL エリア HDL C) 高さくVLDL+HDL+LDL)高さ HDL d) エリア(HDL+LDL) e) CH2共鳴要素を使用して高さのHDL相対的正常化インテンシテイを決 定する。
VLDL、LDL、HDL及びキロミクロンのm g / d 1単位での密度 は、メチレンあるいはメチル共鳴スペクトルを使用し、各解析成分のピークエリ アを測定することで決定された。リポプロティン部分の周知密度がピークエリア に対してプロットされたところに標準曲線が作成され、試験結果と比較されて、 試験サンプル中のVLDL、LDL% HDL及びキロミクロンの密度が決定さ れた。トリグリセリド密度はキロミクロンのピークエリアをVLDL成分のピー クエリアに加えることで決定された。ピークエリアは計算用コンピュータプログ ラムを使用して標準的な数学的手法により計測された。
本発明は本質的な特徴から逸脱することなく他の形態にても実施が可能であろう 。よって、本明細書中の実施例はあくまでも説明のためであり、本発明の制限を 意図したものではなく、本発明の範囲は前記の説明中ではなく、本明細書の「特 許請求の範囲」にあり、請求項の範囲あるいはそれらの同格物に対する全ての変 更は本発明の範喝に含まれるものである。
FIG、 2 FIG、 5 FIG、6 国際調査報告 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、SE)、 AU 、 BR,CA、 FI、JP(72)発明者 マクドナ、ジャン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02167 チェスナツト ヒル、ブリシラロード 66

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生体患者におけるアテローム性動脈硬化症のリスクを予知する方法であって 、以下記載のステップからなることを特徴とするアテローム性動脈硬化症リスク 予知方法: (a)検査対象患者からのファースト処理されていない(non−fastin g)血液成分サンプルをプロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトロスコピーにか け、不都合な信号が抑制処理されている核磁気共鳴スペクトルを発生させるステ ップ(b)メチレン共鳴エンベロープに対して曲線解析処理を行うステップ (c)VLDL、LDL、HDL及びキロミクロンから得られた共鳴要素を分類 するステップ (d)高密度リポプロテイン共鳴要素振幅を測定するステップ(e)所定の標準 値と対比することにより前記測定された振幅を「正常」振幅、あるいはアテロー ム性動脈硬化症の高リスクを意味する「異常」振幅のいずれかに分類するステッ プ。 2.前記ステップ(b)における前記曲線解析処理はメチル共鳴エンベロープに 対して行われることを特徴とする請求項1に記載されている方法。 3.血液をプロトンNMRスペクトロスコピーにかける前記ステップ(a)は水 信号を抑制する処理過程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載されてい る方法。 4.前記ステップ(a)は患者から赤血球を除去した血液サンプルを採取し、該 血液サンプル内のプラズマをNMRスペクトロスコピーにかける過程を有してい ることを特徴とする請求項1に記載されている方法。 5.前記プロトン共鳴の周波数は60MHz以上であることを特徴とする請求項 1に記載されている方法。 6.前記ステップ(d)は測定された正常HDL共鳴要素振幅の数学的計算手段 を有していることを特徴とする請求項1に記載されている方法。 7.前記プロトンNMRはセ氏21度にて取得されたものであることを特徴とす る請求項1に記載されている方法。 8.前記ステップ(a)の前記血液成分サンプルはファースト処理されたサンプ ルであることを特徴とする請求項1に記載されている方法。 9.前記プロトン共鳴周波数は360MHz以上であることを特徴とする請求項 4に記載されている方法。 10.3.9±4.5である平均正常化高密度リポプロテイン共鳴要素振幅値は アテローム性動脈硬化症の正常なリスクを表示していることを特徴とする請求項 6に記載されている方法。 11.11.0±4.1である平均正常化高密度リポプロテイン共鳴要素振幅値 はアテローム性動脈硬化症の高いリスクを表示していることを特徴とする請求項 6に記載されている方法。 12.アテローム性動脈硬化症のリスクを予知する方法であって、以下記載のス テップからなることを特徴とするアテローム性動脈硬化症リスク予知方法: (a)ファースト処理されていないプラズマあるいは血清サンプルの水分抑制処 理されたプロトンNMRスペクトルを取得するステップ(b)メチレン共鳴要案 内のVLDL、LDL、HDL及びキロミクロンの化学的シフト値を特定するス テップ(c)当初(initial)スペクトル並びに前記ステップ(b)の化 学的シフト情報を使用し、成分残余物(component residues )を解析する曲線解析処理を行うステップ(d)VLDL、LDL、HDL及び キロミクロン成分のエリア、線幅及び高さを得るステップ (e)標準的なLDL生成物を使用し、メチル共鳴要素の強度に対応するピーク の高さがプロットされている標準曲線を作成するステップ (f)標準的なLDL生成物を使用し、メチル共鳴要素の強度に対応するピーク のエリアがプロットされている標準曲線を作成するステップ (g)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(e)及び(f)にて取得された前記標準曲線と対比させ、LDLコレステ ロール密度を取得するステップ(h)標準的なHDL生成物を使用し、メチル共 鳴要素の強度に対応するピークの高さがプロットされている標準曲線を作成する ステップ (i)標準的なHDL生成物を使用し、メチル共鳴要素の強度に対応するピーク のエリアがプロットされている標準曲線を作成するステツプ (j)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(h)及び(i)にて取得された前記標準曲線と対比させ、HDLコレステ ロール密度を取得するステップ(k)標準的なVLDL生成物を使用し、メチル 共鳴要素の強度に対応するピークの高さがプロットされている標準曲線を作成す るステップ (1)標準的なVLDL生成物を使用し、メチル共鳴要素の強度に対応するピー クのエリアがプロットされている標準曲線を作成するステップ (m)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(k)及び(1)にて取得された前記標準曲線と対比させ、VLDLコレス テロール密度を取得するステップ(n)メチル共鳴要素の解析成分からリスクイ ンデックスを取得する手段を含むステップ 13.前記ステップ(a)のプラズマあるいは血清サンプルはファースト処理さ れているサンプルであることを特徴とする請求項12に記載されている方法。 14.前記ステップ(b)(e)(f)(h)(i)(k)(l)及び(n)は メチレン共鳴要素を使用して実施されることを特徴とする請求項12に記載され ている方法。 15.リスクインデックスを取得する前記手段は下記の式を計算して算出するこ とをさらに特徴とする請求項12に記載されている方法。 高さ(LDL+HDL) 高さ HDL 16.リスクインデックスを取得する前記手段は下記の式を計算して算出するこ とをさらに特徴とする請求項12に記載されている方法。 エリア(VLDL+HDL+LDL) エリア HDL 17.リスクインデックスを取得する前記手段は下記の式を計算して算出するこ とをさらに特徴とする請求項12に記載されている方法。 高さ(VLDL+HDL+LDL) 高さ HDL 18.リスクインデックスを取得する前記手段は下記の式を計算して算出するこ とをさらに特徴とする請求項12に記載されている方法。 エリア(HDL+LDL) エリア LDL 19.リスクインデックスを取得する前記手段はCH3共鳴要素を使用し、高さ のHDL相対的正常化インテンシティを取得する手段をさらに有していることを 特徴とする請求項12に記載されている方法。 20.プラズマあるいは血清サンプルの前記水サプレッション処理されたプロト ンNMRスペクトルはセ氏16度から18度にて取得されることを特徴とする請 求項12に記載されている方法。 21.リポプロテイン密度を計測する方法であって、以下記載のステップからな ることを特徴とするリポプロテイン密度計測方法:(a)ファースト処理されて いないプラズマあるいは血清サンプルの水サプレッション処理されたプロトンN MRスペクトルを取得するステップ (b)メチル共鳴要素内のVLDL、LDL、HDL及びキロミクロンの化学的 シフト値を特定するステップ(c)当初スペクトル並びに前記ステップ(b)の 化学的シフト情報を使用し、成分残余物を解析する曲線解析処理を行うステップ (d)VLDL、LDL、HDL及びキロミクロン成分のエリアを得るステップ (e)標準的なLDL生成物を使用し、メチル共鳴要素の強度に対応するピーク のエリアがプロットされている標準曲線を作成するステップ (f)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(e)にて取得された前記標準曲線と対比させ、LDLコレステロール密度 をmg/dl単位にて取得するステップ(g)標準的なHDL生成物を使用し、 メチル共鳴要素の強度に対応するピークのエリアがプロットされている標準曲線 を作成するステップ (h)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(g)にて取得された前記標準曲線と対比させ、HDLコレステロール密度 をmg/dl単位にて取得するステップ(i)標準的なVLDL生成物を使用し 、メチル共鳴要素の強度に対応するピークのエリアがプロットされている標準曲 線を作成するステップ (j)前記ステップ(a)の前記プラズマあるいは血清サンプル結果を前記ステ ップ(i)にて取得された前記標準曲線と対比させ、VLDLコレステロール密 度を取得するステップ(k)前記ステップ(d)にて取得されたVLDL及びキ ロミクロンのエリアを加算し、トリグリセリド密度をmg/dl単位にて決定す るステップ。 22.前記ステップ(b)(e)(g)及び(i)はメチレン共鳴要素を使用し て実施されることを特徴とする請求項21に記載されている方法。 23.前記ステップ(a)のプラズマあるいは血清サンプルはファースト処理さ れているサンプルであることを特徴とする請求項21に記載されている方法。
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