JPH06504697A - 心電図から基線変動を除去する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 心電図から基線変動を除去する方法および装置′　本発明は、高域または帯域フ ィルタを用いて心電図信号から基線変動を除去する方法および装置に関する患者 から取り出される心電図には通例、例えば交流配電網によって誘導される５０Ｈ ｚの交流電圧、患者からの心電図信号の取り出しに関連した筋電位およびアーチ ファクトが重畳されている。これらのノイズは、それらが心拍数と比べて低周波 である限り、その都度検出された心電図において基線変動の形において現れる。

例えば“Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　Ｃ１１ｎｆｃａｌ　Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ” 　（第７巻、Ｎｏ、　３．１９８２年７月−９月、第２３５−２４０頁）から、 このような基線変動を検出された心電図信号から高域フィルタを用いて除去する ことが公知である。その際高域フィルタの下限遮断周波数は、心信号にとって特 徴的な周波数の下方において生じ得る最も低い心拍数にある値に決められている 。従って心拍数が高い場合、高域フィルタリングによって捕捉されないノイズ周 波数領域が生じる。

本発明の課題は、基線フィルタリングの効果を高めることである。

本発明によれば、この課題は、冒頭に述べた方法に関して、心電図信号からその 都度そのときの心拍数をめかつそれに依存して、高域または帯域フィルタの下限 遮断周波数を、心拍数が増加する際には基本周波数が高められかつ心拍数が減少 する際には基本周波数が低くなるように、変化することによって、解決される。

冒頭に述べた装置では、前記課題を解決するために、高域または帯域フィルタの 下限遮断周波数は変化可能であり、かつフィルタの入力側は心電図信号から心拍 数をめる装置の入力側に接続されており、かつこの装置の出力側はフィルタの下 限遮断周波数を制御するための制御入力側に接続されている。

本発明の方法ないし装置の利点は、フィルタの下限遮断周波数をその都度求めら れた心拍数に整合することによって、心電図信号から基線変化のその都度生じ得 る最大の成分が連続的に除去されるという点にある心拍数は有利には、心電図信 号の周波数解析を行い、またはこれに対して択一的に、心電図信号におけるＱＲ ３信号の発生を検出しかつその都度連続して検出されたＱＲ９信号の時間間隔か ら逆数値を形成することによって請求められる。

次に本発明を、本発明の装置の実施例のブロック回路図を示す図面を参照して詳 細に説明する。

図において、ここには図示されていない患者から取り出される心電図（ＥＫＧ） 信号が加わる接続端子が１で示されている。接続端子１は高域または帯域フィル タ２の入力側に接続されており、このフィルタの出力側３で、フィルタリングさ れた、ひいては基線変動が除去された心電図信号を取り出すことができる。接続 端子１は更に、心電図信号から心拍数をめるための装置４の入力側が接続されて いる。この装置４の出力側は、フィルタ２の下限遮断周波数を制御するためにフ ィルタ２の制御入力側５に接続されている。図示の実施例において装置４は、心 電図（ＥＫＧ）におけるＱＲ３信号の発生を検出するＱＲ８検出器６と、これに 後置接続された、連続して検出されたＱＲ３信号間の時間間隔を測定するための 段７と、それに接続されている請求められた時間間隔から逆数値を形成するため の逆数値形成器８とを含んでいる。図示の実施例に対して択一的に装置４は、周 波数解析器から成っていてもよい。

フィルタ２として、調整可能な下限遮断周波数を有する特別なデジタルフィルタ または種々異なった固定の遮断周波数を有し、そのうちその都度１つのフィルタ が装置４の出力信号に依存して選択される、複数のフィルタ列を使用することが できる。高域ないし帯域フィルタ、周波数解析器およびＱＲ８検出器はそれ自体 では公知であるので、詳しい説明は省略する。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．高域または帯域フィルタ（２）を用いて心電図（ＥＫＧ）信号から基線変動 を除去する方法において、 前記心電図（ＥＫＧ）信号からその都度そのときの心拍数を求めかつそれに依存 して前記フィルタ（２）の下限遮断周波数を、心拍数が増加する場合下限遮断周 波数が高められかつ心拍数が低下する場合下限遮断周波数が低減されるように、 変化することを特徴とする心電図から輪郭変動を除去する方法。 ２．心拍数を求めるために、心電図（ＥＫＧ）信号を遮断分析する請求項１記載 の方法。 ３．心拍数を求めるために、心電図（ＥＫＧ）におけるＱＲＳ信号の発生を検出 しかつその都度順次検出されたＱＲＳ信号の時間間隔から逆数値を形成する請求 項１記載の方法。 ４．入力側に心電図（ＥＫＧ）信号が供給される高域または帯域フィルタ（２） を用いて心電図（ＥＫＧ）信号から基線変動を除去するための装置において、 前記帯域フィルタ（２）の下限遮断周波数は変化可能であり、かつ前記フィルタ （２）の入力側は、前記心電図信号から心拍数を求めるための装置（４）の入力 側に接続されており、かつ前記装置（４）の出力側は、下限遮断周波数を制御す るために前記フィルタ（２）の制御入力側（５）に接続されている ことを特徴とする心電図信号から基線変動を除去する装置。 ５．心拍数を求めるための装置（４）は、周波数解析器である請求項４記載の装 置。 ６．心拍数を求めるための装置（４）は、ＱＲＳ検出器（６）と、これに後置接 続された、連続して検出されたＱＲＳ信号の時間間隔を測定するための段（７） と、該段に接続されている、前記求められた時間間隔から逆数値を形成するため の逆数値形成器（８）とを有する請求項４記載の装置。