JPH06504472A - 導入バルーンカテーテル - Google Patents
導入バルーンカテーテルInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
導入バルーンカテーテル
技術分野
本発明は身体の通路内に使用するためのカテーテルに関し、そしてより詳しくは
、体内の狭い通路、例えば静脈または動脈等、そして特に粥状硬化動脈中への特
大または大内径物体を導入するのに使用可能なバルーンカテーテルに関する。
発明の背景
体内の血管およびその他の通路のカテーテル法は体内から液体を排除する、液体
(例えば画像化液)を通路に導入する、修復処置(例えば血管形成)を行う等を
包含するさまざまな作業を遂行するために用いられる十分に公知の技術である。
カテーテルの用途および望ましい用途は、少なくともある程度、もしカテーテル
がなければ手術または時には心臓切開手術も必要となるであろう、ある種の進入
性の作業を遂行できるという強みにより、今も拡大しつつある。手術の代わりの
カテーテル処置は患者には外傷が典型的に少なく、そしてしばしば手術と関連し
た多くの危険を減らすか、もしくは解消する。さらに、カテーテル処置は、病院
内での回復期がしばしば著しく短縮されるか、または無しにされるというその他
の理由がなかったならば、手術に比べはるかに安価である。
例えば、心臓冠状動脈バイパス手術の代替として、バルーンカテーテルは狭窄(
粥状硬化)冠状動脈を拡げるための冠状血管形成に使用されてきた。そのような
操作において、バルーンカテーテルがそれに続くガイドワイヤーを動脈内に前進
させる。斑沈着(狭窄部または損傷)により狭められた動脈の箇所に出会ったら
、バルーンは適当に位置を定められ(慣用の放射線両像形成により決定されるよ
うに)、そして次に膨張される。バルーンは動脈の狭窄箇所を拡張し、斑を押し
、そして動脈をわずかに延ばして血管通路を拡げる。バルーンは次にしぼめられ
、そして別の狭窄部へ前進させるか、または所望の処置の完了の際には取り出さ
れてもよい。そのような処置の詳細な記載は例えばG、 Jang、 Angi
oplasty (1986)に見出され得る。
血管形成の他に、カテーテルはまた、小さい装置が体内の遠隔部に送達され得る
安全な通路を提示するのに有用である。そのようなカテーテルに対する多くの所
望される用途があるけれども、通路を介して送達されるのが望ましい装置の大き
さによりこれまでは不可能であるか、または実用的でなかった。そのような装置
の大きさはカテーテルの内径により必然的に限定され、そして一方力チーチルの
大きさは通路自身の内径(およびその他の因子1例えば湾曲、粥状硬化性床、そ
の他)により限定される。
この問題は、特定の処置を必要とする患者がしばしば高齢であり、それは通路が
より若年の患者に比べいくぶん湾曲している可能性のあることを意味する事実に
より度合いを増す。さらに、動脈の場合、粥状硬化の進行は動脈を粥状硬化性床
で無秩序に狭窄させ得る。
発明の要約
本発明は身体の通路を介して特大の装置を送達するための器具または方法を提供
する。該装置は前記通路中に導入されるべき装置の外径よりわずかに大きい内径
を有する延長された膨張可能なバルーンを含む。ガイドワイヤーは身体の通路内
へのバルーンの導入を補助するためにバルーンの遠位末端部に取りつけられても
よい。装置導入チャンバーは通路内に導入される装置を一時的に収容するための
バルーンの基部末端に取りつけられ、そして装置自身は少なくとも一部が導入チ
ャンバー中に設置された送達シャフトを包含する。膨張手段は、一旦バルーンが
体内の通路に挿入されたらバルーンを膨張させるために備えられている。
本装置は身体の通路の狭窄箇所の通過、例えば狭窄した(特に粥状硬化により狭
窄した)大腿動脈を介してより広い腹部大動脈に装置を導入するのに特に有用で
ある。
それ故に、本方法は膨張していないバルーンの少なくとも遠位部を身体の通路に
挿入しく好ましくは通過させなければならない通路の狭窄部を通って少なくとも
遠位末端を前進させ)、バルーンを膨張させて通路を拡張および(必要ならば)
まっすぐにし、次にバルーンの遠位部中に導入チャンバーから装置を前進させる
段階からなる。
好ましい態様において、バルーンは、装置がバルーンから解放され得るように形
成される。好ましくは、これは、遠位末端近傍で破裂され得るようにバルーンを
形成し、より広い通路を介してその目的地に装置を前進させる(例えば大動脈を
介して心臓に前進させる)ことを可能にすることにより遂行される。そのような
破裂はあらゆる適当な手段を介して達成され得る。好ましくは、バルーンの破裂
は長手方向に配向され、そして特に好ましい態様において、バルーンはその過剰
膨張の際に、該バルーンが長手方向の弱い部分に沿って破裂するであろうように
長手方向に弱い部分を含む。また、過剰膨張の際に、長手方向の破裂が遠位のよ
り大きい部分に生じるであろうように、バルーンはバルーンの残りの部分に比べ
より大きい直径からなる遠位部を包含してもよい。
通路中への挿入のための未膨張のバルーンを強化するために、バルーンカテーテ
ルは望ましくはその遠位末端でバルーンの遠位末端に噛み合わせられたシャフト
を含む。該シャフトは好ましくは、それをバルーンの遠位末端から解放しく例え
ば糸をゆるめるか、または単に摩擦嵌合からそれを引張り緩めるか、または噛み
合いの非摩擦部位からそれを引っ込め)、そして導入チャンバー内の出入口を介
してそれを引っ込めて、シャフトからの干渉なしにバルーン中に装置を前進させ
ることにより移動可能である。
図面の簡単な説明
111は腹部大動脈に進入する遠位末端を有し、腸骨動脈を介して大腿動脈内に
挿入されるガイドワイヤーを備えた本発明の導入バルーンカテーテルを示す。
図2は大腿動脈および部分的に腹部大動脈に前進される未#要バルーンを有する
本発明の導入バルーンカテーテルを示す。
図3は膨張したバルーンを存する大腿動脈および大動脈中に挿入された本発明の
導入バルーンカテーテルを示す。
図4は引っ込められたバルーンシャフトを有する図3の導入バルーンカテーテル
を示す。
図5は大動脈においてバルーンの遠位部分内に前進させた装置を有する図4の導
入バルーンカテーテルを示す。
図6は破裂したバルーンおよびそのバルーンから外に一部前進した装置を有する
5!I5の導入バルーンカテーテルを示す。
図7は動脈から取り出された破裂したバルーンを有する図6の導入バルーンカテ
ーテルを示す。
図8は血液漏出を防ぐために送達シャフトの回りに縛られ、血管入口損傷部に取
りつけた補綴血管移植片の配置を示す。
図9はその遠位末端近傍に長平方向に弱い部分を有するバルーンを備えた本発明
の導入バルーンカテーテルを示す。
図10は図9の線10−10に沿う横断面図である。
図11は図10と同様の横断面図であるが、バルーンが破裂した後のものを示す
。
1!112はより広い遠位部分を有するバルーンを備えた本発明の導入バルーン
カテーテルを示す。
1iiff1gは、身体の通路に挿入される装置が、それを介して膨張液がバル
ーンに送達されるカテーテルを包含する本発明の導入バルーンカテーテルを示す
。
図14は、バルーンシャフトが、それを介して膨張液がバルーンに送達され得る
カテーテルからなる本発明の導入バルーンカテーテルを示す。
図14Aは図14のカテーテルの遠位末端の拡大図である。
図15は本発明のバルーンカテーテルの遠位末端の断面図である。
図16は本発明の別の態様に係る図15に類似の断面図である。
図17−18は本発明の別の態様に係る図16に類似の断面図である。
図19は本発明の導入バルーンカテーテルと組み合わせて有用な除去バルーンカ
テーテルを示す。
図20−21は図19の除去バルーンカテーテルに機能が類似している別の除去
バルーンカテーテルを示す。
図22−23は身体の通路から装置の除去を補助するのに有用なさらに別の装置
を使用した連続段階を示す。
図24は図22−23の装置の別の態様を示す。
図25はそれが膨張される時にある種の曲線を有するように予め整形された本発
明の導入バルーンカテーテルを示す。
図26は本発明の導入バルーンカテーテルを単純化したものを示す。
図27−29はバルーンカテーテルが破裂される時、血管内に放出される液体の
容量を減らす配置および方法を示す。
図30は図27−29に類似の別の態様を示す。
図31は装置送達シャフト近くに追加の強化シャフトを有する本発明の導入バル
ーンカテーテルの別のamを示す。
図32−34はバルーンシャフトがバルーン外部に位置している別の態様を示す
。
図35はガイドワイヤーを利用しない本発明の別の態様の遠位末端を示す。
図36−37は本発明に係るバルーン導入カテーテルを育するガイドワイヤーを
利用する追加の手段を含む別の態様を示す。
図38−39は内径の大きいカテーテルまたはカニユーレを動脈に挿入し、そし
て動脈から除去する本発明のバルーン導入カテーテルを用いる方法を表す。
発明を実施するための最良の形態
図1−7は本発明の導入バルーンカテーテルを利用する際に包含される一連の段
階を表す。導入バルーンカテーテルは血管系、泌尿器系、消化器系等をこれらに
は限定されずに包含する種々の身体の通路に使用可能である。
慣用の導入器、シースまたはカテーテルでの挿入がrMIIであるか、または不
可能である十分に大きい直径の装置を導入するのに特に有用である。輿型的には
、これは装置(80)が通路の直径より大きいか、同等か、またはそれに近い直
径を有する場合に起こるであろう。
本発明の導入バルーンカテーテルは、通路が例えば粥状硬化環により部分的に閉
ざされている場合、およびしばしば高齢の患者における場合のように通路がいく
ぶん湾曲している場合に特に有用である。さらに、通路の一部に沿って狭いが、
その際に、大腿動脈を介して大動脈へ(そして次に心臓自身へ)または例えば尿
道を介して膀胱もしくは通路におけるあらゆる部分的妨害部を通過して装置を導
入する場合には、拡張する、通路を介して装置が導入される場合に特に有用であ
る。本発明の詳細な説明するために、図面は大腿および腸骨動脈(22)を介し
て腹部大動脈(20)中に装置(80)を前進させるための本発明の使用を表し
ている。(動脈(22)は本明細書内ではしばしば大腿動脈として記載されるが
、大動脈に隣接するこの動脈の部分は腸骨と呼ばれ、そして本明細書内での大腿
動脈に対する参照は通常この動脈の腸骨部分に同様に適用可能であると理解され
るべきである。)
本発明の導入バルーンカテーテルは遠位末端(34)および基部末端(35)を
有する延長されたバルーン(33)を包含する。ガイドワイヤー(37)はその
基部末端(39)でバルーン(33)の遠位末端(34)に取りつけられている
(下に記載されているけれども、その他の配置もまた可能である)。ガイドワイ
ヤー(37)の遠位末端(4G)はまっすぐであっても、安全なJ−チップを包
含していても、またはあらゆるその他の適当な形態であってもよい。
バルーン(33)の基部末端(35)は、動脈内に導入されるべき装置(80)
を一時的に収容する導入チャンバー(50)に取りつけられている。導入チャン
バー(50)は装置(80)を収容する主チャンバー部(52)を含み、そして
1またはそれ以上の追加の出入口を含んでいてもよいa図1−5に示された好ま
しい態様において、導入チャンバー(50)は2つの追加の出入口を包含する。
液体出入口(66)は液体(77)の注入によりバルーンの膨張を促進するため
に備えられており、そしてバルーンシャフト出入口(60)はまた、バルーンシ
ャフト(42)の除去を促進するために備えられている。いずれも以下により詳
しく記載されている。導入チャンバー(50)の主チヤンバ−(52)およびバ
ルーンシャフト出入口(60)は両方とも、所望の際に装置送達シャフト(81
)およびバルーンシャフト(42)の挿入および/または引抜を可能にするため
の、シールリング(57)および(62)をそれぞれ有する糸を通した圧縮部材
(54)および(61)をそれぞれ包含する。これらの部材は液体(77)の過
度の流出を防ぐためにそれらのそれぞれのシールリングに対して締められても、
またシャフト(81)およびシャフト(42)のより容易な前進または後退を促
進するために緩められてもよい。
膨張装置(69)は適当な部材(67)により液体出入口(66)に取付けられ
ている。膨張装置はバルーン(33)を膨張させるために液体を注入するための
プランジャー(72)を有するシリンジ(71)から典型的に構成される。液体
(77)を注入/取出すためにプランジャー(72)が一旦押し下げられるか、
または引っ込められたら、バルーン中に所望容量(およびそれ故に圧力)の液体
を維持するために止栓(73)が備えられてもよい。また、所望するならば、特
に相当な量の液体(77)が必要な場合に、平行に取付けられた2またはそれ以
上のシリンジ(71)が使用され得る。
図1−7は導入バルーンカテーテルの使用のための好ましい態様を表している。
図1は、大腿および腸骨動脈を介して腹部大動脈(20)中に通じており、血管
切開部(25)中に挿入されたガイドワイヤー(37)を有する導入バルーンカ
テーテルを示す。挿入は経皮血管カテーテル法等の公知技術により、または静脈
切開の使用により行われ得る。多くの場合において、静脈切開はカテーテルの大
きさおよび必要な切開部(25)の必然的な大きさに応じることが好ましい。
ガイドワイヤー(37)は、大腿動脈(22)を介し、動脈に蓄積され得るあら
ゆる斑沈着(27)を通して前進され得、ガイドワイヤー(37)の遠位チップ
(40)がより広い腹部大動脈(20)に達するまでいくぶん湾曲した通路でさ
れも通りぬける。ガイドワイヤーの長さは、未膨張バルーン(33)のかなりの
部分が切開部に挿入される前にチップが大動脈に達するように、進める必要のあ
る動脈の長さに応じて選択されるのが望ましい。
しかしながら、所望の場合、より短いガイドワイヤーを使用してもよい。大動脈
(20)へのガイドワイヤーの前進が成功したら、装置は、未膨張バルーン(3
3)が大腿動脈および部分的には大動脈中に図2に示すごと(前進するようにさ
らに進められてもよい。
いくつかの状況においては、ガイドワイヤーは必要ではないだろう。図35はガ
イドワイヤーを利用しない別の態様を示し、バルーン(jl張された状態で示さ
れている)の遠位末端がガイドワイヤーを利用しないチップ(先端)に向けて先
細になっている。
図36−37は、バルーンカテーテルが管腔(29)を有する遠位チップ部を包
含し、該管腔はガイドワイヤー(37)がそれを介して管腔(2g)に入るチッ
プ部の基部末端近傍の側面出入口(30)(図36)を包含するさらに別の態様
を示す。図37は出入口(30’)のわずかに異なる形態を示す。これらの態様
のいずれかを用いる際に、ガイドワイヤー(37)は血管通路中を所望の距離ま
ず進められ、モして管腔(29)(バルーンと一緒に)を有するバルーンカテー
テルの遠位チップ部が次にガイドワイヤーを越して進められる。バルーンカテー
テルが適当な位置にあれば、ガイドワイヤーは所望どおりにその場所に留められ
るか、または引っ込められてもよい。この形態の利点は、ガイドワイヤーが慣用
の操縦可能なチップを存することを可能にし、所望の場合、ガイドワイヤーが血
管通路中を前進する長さが通路中のバルーンの前進とは無関係に制御され得るこ
とである。
未膨張のバルーン(33)が腹部大動脈(2G)内に十分に前進したら、バルー
ンは膨張されてもよい。腹部大動脈における(すなわち、身体の通路のより広い
部分における)バルーンの長さが送達される装置(80)の長さを越えるように
、バルーンは十分に遠くまで前進させるべきである。このようにして、装置f
(80)は通路のより狭い部分を介し、そして装置(80)がバルーンから解放
される前に通路のより広い部分内に完全に前進され得る。
バルーンの膨張は慣用の技術により行われ得る。例えば、図3は、シリンジ(7
1)のプランジャー(72)が押し下げられて、液体(77)を液体出入口(6
6)を介してバルーン(33)中に注入し、それによりその全直径までバルーン
を膨張させていることを示す。膨張され、強化されたバルーン(83)は通路(
この場合、大腿動脈(22))の湾曲部をまっすぐにする傾向があり、そして動
脈(22)を部分的に閉塞していてもよいあらゆる斑(27)上でバルーン血管
形成を同時に行うことに注目せよ。
この段階で、所望するならば、図4に示されるようにバルーンシャフト(42)
が除去され得る。バルーン(33)の遠位部材(36)からシャフト(42)の
遠位末端(44)の取外しは、2つの部分にある相補的な糸を緩めることにより
、または2つの部分間の摩擦嵌合に対してシャフトを単に引つ張るか、接合部の
非摩擦部位からそれを引っ込めることにより(またはあらゆるその他の適当な様
式により)遂行されてもよい。図4に示されるように、シャフトはシャフト出入
口(60)から完全に除去される必要はないが、しかし、所望するならば、バル
ーン(33)内での導入チャンバー(5G)から装置(80)の前進の経路から
外れるように十分に単に引っ込められてもよい。
一部バルーンシャフト(42)が引っ込められたら(もし必要であるならば)、
図5に示されるように、腹部大動脈(20)に位置するバルーン(33)の遠位
部分中に湾曲および可能性として斑の沈着した動脈(22)により制限されずに
装置(80)はバルーンを介して前進させ得る。この点で、図6に示されるよう
に、バルーンをその遠位末端(34)近傍において破裂させ、装置(80)を解
放して、さらにその目的地に向けて大動脈を介して前進させる。図7に示される
ように破裂させたバルーンは次に動脈(22)から引っ込められてもよい。
バルーンの破裂はあらゆる適当な手段または方法により行われ得る。バルーンを
介して前進させる装置(80)の遠位チップが引っ込め可能/調節可能な鋭い、
または切断性のいずれかの表面を含むならば、これらはバルーン(33)の遠位
末端(34)を割るために使用され得る。しかしながら、その他に、そして好ま
しくは、バルーンが過剰圧力により破裂するまで、膨張装置(69)から液体(
77)の圧力を高めることによりバルーンを破裂させてもよい。バルーンの破裂
の部位は種々の方法のいずれか一つでバルーンを製造することにより制御され得
る。図9−10は、過剰圧力がバルーン中の液体(77)に適用された時に破裂
するであろうバルーンに製造された弱い長手方向部分を存するものを表す。図1
1は破裂が起こった後にバルーンから流出する液体を示す。図12は、バルーン
がより広い(すなわちより大きい直径の)遠位部分(47)を育する別の態様を
表す。
このバルーンに過剰の液圧を適用する際には、バルーンのより狭い部分が破裂す
る前に、より広い部分における過剰なリング状の圧力(すなわち周囲の張力)が
この部分に生じるであろう。
いずれかの場合において、破裂がバルーンにおいて横方向分離よりむしろ長手方
向分離として生じるのが望ましい。長手方向分離(図6に示されるように)は装
置をバルーンからより簡単に解放するのを可能にし、そしてまた、バルーン(3
3)の遠位部分(34)がバルーンの基部末端(35)から分離しないようにす
ることを確実にする。
あらゆるその他の適当な手段および方法はまたバルーンから装置(80)を解放
するために使用され得る。さらに、い(つかの状況下では、装置(80)により
行われる作業によって、バルーンから装置を解放することが必要ないかもしれな
い。
装置送達シャフト(81)を患者内に一時的に残留させる必要があるならば、好
ましくは、図8に示されるように、補綴血管移植片(85)がバルーンおよび装
置の導入前の動脈に縫合されるであろう。該移植片は次に血液の漏出を防ぐが、
装置(8G)の後の除去を可能にする送達シャフト(81)の回りに縛られても
よい。
装置(80)が一時的にだけ患者内に残留されることが意図されるタイプである
ならば、該装置は後に装置送達シャフト(81)を用いて引っ込められてもよい
。ある患者の場合、押して装置を進めるのに比べ、引いて装置を引っ込めるのが
より簡単であるというささいな事実はシャフト(81)上を単に引っ張ることに
より装置(80)の取り出しを可能にするのに十分であろう。さらに、血管形成
がバルーン(33)により動脈上で行われたという事実は、そうでない場合に比
べ、より簡単に引っ込められるであろう。しかしながら、ある患者においては、
大腿動脈(22)を介して装置(80)を引っ込める際に補助が必要とされるで
あろう。図19−24は装置(80)を引っ込める際に役立つ装置のいくつかの
態様を表す。
図19は延長された形態およびかなり丸い遠位末端(101)をもつバルーンを
有する後退バルーンカテーテル(100)を示す。バルーンカテーテルは装置送
達シャフト(81)が受容される中央管腔および膨張シリンジ(104)が連結
されている基部Y型コネクター(103)を包含する。使用に際し、装置(80
)は後退バルーンカテーテル(100)を用いることなしに可能な限りできるだ
け引っ込められる。バルーンカテーテル(100)は次いで装置(80)の基部
末端に接する位置に挿入され、そしてバルーンを次に膨張シリンジ(104)に
より膨張させる。これにより、装置(80)の基部末端で動脈の一部を拡張する
。バルーンカテーテル(100)は次にしぼめられ、わずかに引っ込められ、そ
して再度膨張させて、装置の基部末端が再びバルーンカテーテル(100)の遠
位末端(101)に接するまで、短い距離装置(80)の後退を促進するために
十分に(図19に示されるように)動脈を再び拡張する。この点で、バルーンカ
テーテルをしぼませ、短い距離引っ込め、そして再び膨張させ、装置(80)を
短い距離さらに引っ込めるのを可能にする。この操作を数回繰り返すことにより
、装置は必要な距離だけ引っ込められ、それが切開部(25)を出るか、または
後退バルーンカテーテル(100)からの別の補助なしに通路の残りを自白に引
っ込められ得るまで、動#(22)の湾曲または狭窄部分を通過する。
図20−21は後退バルーンカテーテルのわずかに異なるタイプを示し、そこで
はバルーン(106)が比較的短いが、しかし丸い遠位末端(107)を有して
いる。
後退バルーンカテーテルの両方のタイプのバルーンの丸い遠位末端は、装置(8
0)の基部末端がバルーンの拡張された全体の直径に近接するのを可能にするの
で、望ましく、バルーンの遠位末端がより緩やかに傾斜しているならば、装置(
80)の基部末端に隣接する動脈の拡張における有効性が低下される。
図22−24は本発明で使用可能な後退装置のさらに別の態様を表す。図22−
23において、傾斜をつけたフェアリング(109)は装置(80)の基部の装
置送達シャフト(81)に備えつけられる。その遠位末端にあるフェアリング(
109)の外径は装置(80)の基部末端の外径に適合することが好ましい。こ
こでフェアリング(109)はその基部末端でより狭くなるように傾斜する。止
め具(110)は装置(80)の基部の装置送達シャフトに備えられ、装置の導
入の間にフェアリング(109)を進め、そして装置が患者内に存在する間、フ
ェアリング(109)が下流に流されるのを防ぐ。
装置が患者から取り出されるべき時、送達シャフト(81)が引っ込められ、よ
り小さい動脈(22)にフェアリングが入るのを可能にする。動脈(22)にお
いて何らかの抵抗に遭遇したとき、フェアリングはそれが装置(80)に接する
までシャフト(81)に沿ってスライドし、その時2つは一緒に動脈(22)を
介して引っ張られ得、フェアリングは動脈(22)のあらゆる狭窄した部分を拡
張するのに作用する。
図24はわずかに異なる態様を示し、ここではフェアリング(111)の基部末
端が、通常行われている傾斜をつけた後退バルーン(112)の基部末端を収容
する大きさの内部円錐形部分を含み、そのようなバルーンは図19.20−21
に示された丸い末端のバルーンに比べ製造が容易であり、そしてフェアリング(
1t 1)はここでは上記傾斜のあるバルーンの遠位末端をより丸い形に変換す
るのに作用する。フェアリングはシリコーン、熱分解炭素またはあらゆるその他
の生体適合性材料から製造され得る。
バルーン(33)は公知のバルーン材料から製造され得る。典型的には、そのよ
うなバルーンはそれほど延伸性でない生体適合性材料から製造される。これは、
装置(80)が導入されるべき動脈(またはその他の通路)の直径に相当するバ
ルーンの大きさの注意深い選択を可能にする。すなわち、バルーンの膨張に際し
、バルーンは丁度予め決められた大きさでまで膨張するであろう。
さらに、バルーンの過剰膨張に際し、バルーンは動脈を拡張し続けずに、そして
さらに動脈を拡張しないであろう(動脈の拡張はいくつかの点で危険となるであ
ろう)。
むしろ、バルーンは、上に記載したように長手方向に破裂しやすいように製造さ
れた望ましくは遠位末端近傍であろう、典型的にはその最も弱い部分で破裂する
であろう。
膨張の前に、身体の通路を介してバルーンの挿入および前進の各々のためにバル
ーンシャフト(42)の回りにバルーンは緊密に巻きつけられてもよい。これは
、慣用の血管形成バルーンに通常用いられるあらゆる適当な方法、例えば膨張装
置(69)でバルーンに真空を引き起こすことにより、および/または装置製造
の間に巻付けた形態でバルーン(33)を緩やかに締めることにより行われ得る
。必要ならば、巻付けた形態にバルーンを保持するための補助が生体適合性接着
剤、例えば糖またはその他の類似の物質の使用により得られることができる。ま
た、バルーンをまっすぐにすることによる動脈(またはその他の通路)の過剰な
抑圧を減少させるために、バルーンは図25に示されるように、予め決められた
、曲線をわずかにもたせて製造されてもよい。そのような曲線は装置(8G)の
より簡単な前進を可能にするのに十分に緩やかであるべきである。
バルーンシャフト(42)はバルーンカテーテルに良好な押し性を与えるために
、すなわち未膨張バルーンカテーテルを身体の通路内に前進させ得るように、該
カテーテルを十分に硬くするために主として作用する。そのようにして、シャフ
ト(42)はあらゆる適当なプラスチック、金属、複合材料もしくはその他の適
当な材料または材料の組合せから製造され得るが、十分に可撓性で身体の通路の
曲線部を進めるのを可能にすべきである。
望ましくはそれはまた放射線非通過性である。バルーン自身が巻きつけられたが
、しかし未膨張の形態で十分に硬いように製造され得るならば、バルーンシャフ
ト(42)は省略されてもよい。また、図中にはシャフト(42)は膨張させた
バルーン(33)の概略同軸に設置されているものとして描かれているが、シャ
フト(42)はまたバルーン(33)の1つの壁に取付けられてもよい。この配
置において、バルーン(33)を介して装置(80)の前進の前にシャフト(4
2)を取り除くことは時々不要であるかもしれない。また、図32−34に示さ
れるように、シャフトの外部に取付けたバルーンの外側にシャフト(42)は設
置され得る。この配置において、バルーンシャフト(42)は望ましくは、ガイ
ドワイヤー(37)がそれを介して通過し得る中央管腔を含み、そしてバルーン
(図32に未膨張で示されている)は、バルーンが動脈中を前進する時に、ガイ
ドワイヤー(37)がそれを介して通過し、そしてバルーンシャツ)(42)が
それに対向して押す遠位ループ(31)を包含する。図33および34は、バル
ーンを適当な位置まで前進させた後にガイドワイヤー(37)がシャフト(42
)内に引っ込められてもよく、そして次に2つの装置が同時に(好ましくはバル
ーンを少なくとも部分的に膨張させた後に)引っ込められ、バルーンをその場所
に残し得ることを説明している。
特定の操作のための適当なバルーン形態の選択は装置(80)の形態に依存し得
、この選択はバルーンシャフト(42)(それはバルーン壁に取りつけられてい
るか、またはいない)の存在が、バルーンの有効な直径およびそれによるバルー
ンを介して導入され得る装置(80)の最大の大きさを顕著に小さくする否か等
を包含する。
取外し可能なバルーンシャフト(42)が利用されるならば、バルーンシャフト
の遠位末端(42)は、バルーンの遠位末端にシャフト(42)を噛み合わせる
か、または該末端から該シャフトを外すかするための噛み合わせ手段を包含する
。この噛み合わせ手段はあらゆる適当な機構からなっていてもよい。相補的な糸
は図15に示されるように、シャフト(42)の遠位末端(44)およびバルー
ン遠位部材(36)上に形成され得る。また、摩擦部材は図16に示されるよう
にこれら2つの部分の間で単に利用されてもよい。図17−18に示されろさら
に別の態様において、遠位末端(44)はバルーン遠位部材(36)に単に接し
、シャフトの遠位末端(44)は狭い末端に傾斜を有するバルーンの遠位部分内
に緩やかに収納され、バルーンシャフト(42)が前進するにつれ、前記部材(
36)に対して押すが、しかしシャフト(42)はバルーンからそれを物理的に
解放する必要なしに容易に引っ込められ得る。所望するならば、相補的なカップ
形状部分は部材(36)に形成され得るが、しかしそれは必要ではない。その他
の同等の機構もまた利用され得る。あらゆる場合において、噛み合わせ手段は、
バルーン(33)上に不適当な圧力をかけることなしに、シャフト(42)が除
去のために解放され得るようであるべきである。・
導入チャンバー(50)は簡単にはバルーン(33)の基部末端であってよい。
しかしながら、はとんどの場合において、チャンバー(50)は適当な硬質材料
から製造されることが望ましい。好ましくは、チャンバー(50)は主チヤンバ
−(52)に収容された装置の視覚での検査ならびに液体、空気またはその他の
物質の存在もしくは不在の視覚での検査が可能なように透明な硬質プラスチック
材料から製造される。アッセンブリー例えば導入チャンバー(50)は十分に公
知であり、頻繁に「Y−コネクター」と呼ばれる。同様に、導入チャンバー(5
0)上の圧縮部材(54)および(61)もまた十分に知られている。図示され
ていないけれども、導入チャンバー(50)はまた、流出可能な出入口を介する
か、またはゴムシールもしくはあらゆるその他の適当な手段を介して注射用針を
挿入することにより、チャンバーから空気を引き抜くのを可能にする手段を包含
してもよい。空気は部材(54)を緩めることによりチャンバー(50)から流
出させてもよい。あらゆる空気が導入チャンバー(50)中に生じるように全体
の装置および患者を配置することにより、空気が流出され、バルーンが破裂した
時、患者内に放出されるのを防ぐ。
種々の図は、導入チャンバー(50)に結合した出入口の位置、配置、および数
の様々な組合せを示す。図26は単一の液体出入口(66)だけが利用される単
純化されたタイプを示す。この図面に示されるように、未膨張のバルーンが一旦
動脈および大動脈(20)に進められたら、バルーンシャフト(42)は引っ込
められ得、そして導入チャンバ一部材(54)は取り出され、そして装置(80
)にまとめられた部材(54’)と置き換えられ、そこでバルーンを膨張させて
もよい。また、部材(54が送達シャフト(81)の基部末端上を進められ得る
ならば(ときどきこれがシャフト(81)の基部末端に結合されたその他の装置
により阻害され得、シャフト上の部材(54’)の前組立が必要となる)、およ
びバルーンシャフト(42)および装置送達シャフト(81)の外径が直径に近
いならば、同一部材(54)が利用され得る。
膨張装置はあらゆる適当な膨張装置、例えばバルーン血管形成に典型的に使用さ
れるものからなっていてもよい。典型的には、膨張装置(69)は液体(77)
をバルーン(33)中に排出するためのプランジャー(72)を有するシリンジ
(71)を包含するであろう。膨張装置の容量を増加させることが必要ならば、
多数のシリンジを並列して使用してもよく、他方が使用中の時、一方が液体を補
給されるのを可能にする。止め栓(73)が系の圧力を維持するために備えられ
てもよい。圧力ゲージ(図示せず)はまたバルーン(33)内の圧力を正確にモ
ニターするために利用され得る。これらの伝統的な血管形成供給者の良好な一覧
はT、 rschinger、 Practiceof Coronary A
ngiopLasty、第7章(1986)に見られる。
ml!!液(77)は、液体のいくらかはバルーンが破裂した時に通路に入るで
あろうから、生体適合性液、例えば生理的食塩水であるべきである。本発明が血
管系に装置を導入するために使用されると、生理的食塩水/抗蘂結剤(例えばヘ
パリン)混合物および/または放射線写真コントラスト溶液および/またはその
他の生体適合性液のいずれかが利用され得る。はとんどのそのような適用におい
て、体内に実際に導入される液体(77)の容量は、そのような溶液が足りるで
あろうように十分に少ない。さらに、もし、ある種の適用において、繰り返され
る導入が行われ、そして液体(77)の容量が著しくなるならば、血漿または全
血が液体として利用され得るが、これは通常は必要ないであろう。
また、所望するならば、液体のい(つかは、バルーンが破裂される前に、バルー
ンから引っ込められ得る。破裂は過剰圧力以外の手段、例えば装置の遠位末端そ
の他でバルーンに孔を開けることにより行われ得る。図27−30に示されてい
る別のtlmは液体の引き抜きおよび過剰圧力による破裂の両方が遂行され得る
。この態様において、単離バルーン(90)は装置(80)の基部に、好ましく
は装置送達シャフト(81)に対して同軸に導入バルーン(33)内に備えられ
る。装置(80)が大動脈(20)内に前進した後、単離バルーン(90)は装
置(80)の丁度基の部位まで進められ得る。そのように配置された後、膨張管
腔(92)を介して膨張シリンジ(96)から液体を注入することにより図28
に示されるように、単離バルーン(90)は膨張され得る。
液体(77)は次に、バルーン(33)の遠位末端部分の圧力を解放することな
しに導入バルーン(33)の基部から膨張装置f (89)中へ引っ込められ得
る(図29参照)。バルーン(33)の遠位末端部分は次に、液体を単離バルー
ン(90)の遠くに伝達する単離バルーンシャフト内の第2管腔(93)を介し
て液体を注入する追加のシリンジ(98)により供給される過剰圧力により破裂
させ得る。
図30は図27−29の態様と類似であるが、わずかにより簡単である別の態様
を示す。この態様において、膨張装置(69)は単離バルーン(90)の中央管
腔(93)に直接連結されており、図27−29の分離シリンジ(98)の必要
性が解消される。膨張装置はバルーン(33)の遠位部分中への装置(80)の
前進を可能にするのに全体の導入バルーン(33)を最初に膨張させるために作
用する。しかしながら、単離バルーンの膨張前に、全体の導入バルーン(33)
は膨張装置(69)中に液体を引っ込めることによりしぼめられる。次いで、膨
張装置(69)をバルーン(33)の遠位末端部にだけ結合させて単離バルーン
(90)を膨張させてもよく、膨張装置(69)により適用された過剰圧力は次
にバルーン(33)の遠位部分を破裂させ、バルーンから装置を解放するであろ
う。
本発明の導入バルーンカテーテルを介して送達されるべき装置(80)は実質的
にあらゆるタイプのものであってよ(、そして広範囲の装置が利用され得ること
が意図されている。可能な用途の一つは大腿動脈を介して心臓への装置の送達で
ある。説明として、一時的心臓補助ポンプは心筋梗塞に続く心臓性ショックを有
する患者、または心臓−肺バイパスをはずすことができない患者における使用に
対して提示された。大腿動脈を介するそのようなポンプの挿入は、大動脈回腸動
脈結合を越してポンプの前進を妨げるか、阻害した血管系の疾患により、かなり
のパーセンテージの症例で困難であるか、または不可能だった。例えば、P、
Rutan$、 In1tiaL Experience vnNh the
HEMOPUMP、 Cr1stal Care Nursing C11ni
csof North A@erica (第3巻、第3号、1989年9月)
;0、Prazier等、First Hurxan 1ist of the
Herxopursp、aCatheter−Mounted Ventri
cuLar As5ist Device 、Ann Thorac、 Sur
g、 1990; 49:299−304参照。このポンプは、プロペラ/羽根
車が回転し、それにより血液を推進する延長された円筒形チューブからなる。ポ
ンプは下降する大動脈弓に位置し、大動脈弁を介して左心室へ通し、それにより
左心室から大動脈へ酸化された血液をポンプ輸送するであろう。
ポンプは好ましくは大腿動脈を介する導入により大動脈および心臓へ送達される
。ポンプの能力の明らかな限界はその直径であり、そしてこれは大腿動脈の大き
さにより結局限定される。これまで、疾病制限動脈を介するポンプの送達のため
に提案された解決はポンプの直径を小さくすることである。本発明の導入バルー
ンカテーテルを利用することはポンプの動脈への導入を促進し、そしてまた、そ
のようなポンプの直径を減少させる必要性を緩和する(そしてそのような直径に
おけるわずかな増加を可能にしさえする)。ポンプの理論的容量はポンプの断面
積に関連し、その断面積は断面の半径の2乗に比例し、ポンプ直径の小さい変更
でさえ、ポンプの理論的容量への重要な影響を有する。
図面に表された装置(80)は通路中に送達され得る装置のあらゆるタイプをあ
る程度模式的に示されており、そして何らかの特定の装置を表すことを意図した
ものでほない(その相対的大きさおよび形態は上記ポンプと同等ではないけれど
も)。しかしながら、与えられたバルーンの大きさを介して送達され得る装置(
80)の大きさの決定に際し、装置(80)が膨張バルーン(33)を介して前
進されて、該装置(80)の遠位に生じた過剰圧力を避ける、それによりバルー
ン(33)の早すぎる破裂を避けるように、装置(80)の回りに、またはそれ
を介して流れる液体(77)の能力に対する考慮がなされなければならない。
図13は本発明の導入バルーンカテーテルの別の態様を示す。この態様において
、装置(80)自身(例えば大きい内径のカテーテル)は膨張液(77)がそれ
を介してバルーン(33)内に注入され、それによって分離した液体出入0 (
8B)の必要性を緩和する中央管腔を包含する。また、装置送達シャフト(81
)は装置自身(図示せず)の基部末端に隣接する出入口を育する管腔を包含して
もよい。図14および14Aは、バルーンシャフト(42)が液体(77)がそ
れを介してバルーン(33)中に注入される中央管腔を包含するさらに別の態様
を示す。図14Aに拡大して詳細に示されているこの態様の好ましい形態におい
て、シャフトがシャフト出入口(60)を介してほぼ完全に引っ込められる時に
さえも液体が注入され得るように、中央管腔は1またはそれ以上の出口をその遠
位末端(44)近傍に有する。
図31は、装置送達シャフト(81)が通路を介して装置(80)を進めるのを
補助する強化シャフト(82)により支持されるさらに別の態様を示し、多(の
場合において、このシャフト(82)はバルーン(33)を介して大動脈(20
)中に装置(80)を押すのを援助するのに十分なだけ長いことだけが必要であ
り、それに続いて送達シャフト(81)はその目的地に装置を送達するためにだ
け前進させ得る。部材(83)が送達シャフト(81)の近くで強化シャフト(
82)をシールするために備えられてもよい。
図38−39は、バルーンカテーテルを介して送達されるべき装置が内径のより
大きいカテーテル、例えば心臓肺バイパス支持系において使用されるタイプのも
のである別の態様を示す。そのような系は典型的には、大腿静脈および動脈を介
して血液を酸化およびポンプ輸送するための心停止、急性心疾患または類似の緊
急な状態の間の心臓肺バイパスを提示する。これらの処置の十分な議論は例えば
F、 Shawl、 ’Emergency Cardiopulmonary
Bypass 5upport in Patients With Car
diac Arrest in the Catheterization L
aboratory’、Catheterization and Cardi
ovascular Diagnosis 19:8−12 (1990)に見
出すことができる。
そのような処置において、カテーテルまたはカニユーレは典型的に大腿動脈およ
び大腿静脈中に挿入され、外部酸化装置/血液ポンプを介する循環を確立する。
静脈接近は通常問題ではないけれども、もし患者が粥状硬化症であるならば、動
脈接近は困難であるか、不可能であるかもしれない。図38に関して、本発明の
バルーンカテーテル(33)を心臓肺バイパス支持系の動脈接近カニユーレ(8
4)の挿入、膨張および前進の後に破裂させた。この図面中、分離した静脈接近
カニユーレ(図示せず)から引っ込められた血液は酸化され、モして動脈ンブで
戻される。カニユーレ(84)の遠位末端は大腿/腸骨動脈および大動脈(20
)において所望の位置まで遠くに前進され得るか、または所望通りに破裂させた
バルーンの末端から外に前進させる必要がない。以下で記載されるであろうよう
に、カニユーレ(84)自身が取り出されるまで破裂させたバルーンの取り出し
は必要でなく、そして実際、破裂させたバルーンはカニユーレ(84)を引っ込
ませるのを補助するために使用され得る。バルーンカテーテルがこの目的のため
に適所に残留される場合、膨張装置(69)内の液体(77)は、破裂させたバ
ルーン内および近傍での凝結を防止するために時々少量で注入され得る生理的食
塩水/抗凝結剤(例えばヘパリン)混合物であることが望ましい。
カニユーレ(84)は比較的大きい内径であり、そしである期間患者中に残留さ
れるかもしれないから、カニユーレ(84)の引き抜きまたは位置度えが、もし
粥状硬化症である場合に特に、カニユーレ(84)と大腿動脈(22)の壁との
間の摩擦によりときどき困難である。
図39はカニユーレ(84)の位置度えまたは除去の支持における本発明のバル
ーンカテーテル(33)の利用を説明する。この図中、液体(77)は膨張装置
(69)により破裂したバルーン(33)中に強制的にポンプ輸送される。バル
ーンの遠位破裂は液体(77)のいくらかを血管系中に流出させるけれども、液
体(77)の強制的注入はバルーンの少なくとも基部および中間部にいくらの膨
張を起こすであろうし、少なくとも液体(77)を破裂に向けて遠位に移動させ
るには十分である。バルーンは全体が膨張していなくても、バルーンを介して液
体の存在および流れがバルーン(33)とカニユーレ(84)の外表面との界面
を滑り、カニユーレ(84)が動脈(22)の壁への損傷または該壁との摩擦な
しに位置度えされるか、または引っ込められ得る。所望するならば、圧縮部材(
54)はわずかに緩められ、図39に示されるように、カニユーレ(84)の前
進または後退をより容易にする。カニユーレ(84)が一旦引っ込められたら、
バルーンは容易にしぼめられ、そし・て引っ込められ得る。
使用に際し、それを介して装置(80)が挿入されるべき身体の通路が選択され
、そして慣用の放射線技術、例えば血管造影その他により、通路の直径および長
さが決定される。適当な大きさの導入バルーンカテーテルの直径および長さが次
に選択される。適当な麻酔が患者に行われ、必要であるならば、通路への進入が
得られる。
血管系への進入の場合には、静脈切除処置を行った後に、血管移植片が動脈また
は静脈に縫合されてもよく、また、ある状況において、血管への接近は例えばセ
ルジンゴー法を用いることにより(通常、静脈切除処置は選択されたバルーンの
大きさによって使用されるであろう)、経皮穿孔を介して得られてもよい。
ガイドワイヤー(37)は次に通路中を進められ、次にしぼめられたバルーン(
33)の導入を行う。バルーン(33)の遠位部分がその目的地(典型的には通
路の拡げられた領域、例えば大動脈)に達したら、バルーン(33)中に液体(
77)を注入する膨張装置(69)の操作によりバルーンを膨張させる。所望す
るならば、バルーンシャフト(42)は次に取り出され(または単に引っ込めら
れ)得るつ装置(80)は導入チャンバー(50)の糸を通した圧縮部材(54
)のリング(57)を介して装置送達シャフト(81)を前進させることにより
バルーン中に前進させてもよい。この部材は送達シャフト(81)の前進を促進
するためにわずかに緩められ、そして次に装置(80)がバルーン(33)の目
的地に達したら漏れを減らすために再び締めつけられてもよい。
装置(80)がバルーン(34)に適当に設置されたことを確認したら、バルー
ンを破裂させ、バルーン(33)から装置(80)を解放してもよい。上記した
ように、そのような破裂は典型的にはその遠位末端(84)近傍で長手方向にバ
ルーンを破壊するようにそれに過剰圧力を供給することにより遂行され得る。次
いで、装置(80)は通路内をさらに前進させてもよく、そしてバルーン(33
)は通路から引っ込められてもよい。
図に表されたように血管系への装置の導入の場合には、所望するならば、バルー
ンの膨張は異なった湾曲血管を゛一時的にまっすぐにし、装置(80)のより簡
単な通過を可能にするであろうし、そしてバルーンはまたあらゆる斑(27)沈
着を圧縮し、その結果、後の装置の取り出しを促進する。
本発明の好ましい態様を記載してきたが、種々の修正、111節および変更は本
発明の精神および添付の請求の範囲の領域から逸脱せずに、本発明内とされ得る
と理解されるべきである。
特表十〇−504472(14)
国際調査報告
17.ユim*a+ seesaw、1 KゴAl592/■的4
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.膨張可能なバルーン; 移動可能なバルーンシャフト; 身体の通路に導入される装置を一時的に収容するための、バルーンに連結した導 入チャンバー;および一旦バルーンが身体の通路中に挿入されたら、バルーンを 膨張させ、導入チャンバーからバルーンを介して身体の通路中に装置を前進させ るための膨張手段からなる身体の通路中に装置を導入するためのバルーンカテー テル。 2.バルーンから遠位に延びるガイドワイヤーをさらに含む請求項1記載のバル ーンカテーテル。 3.ガイドワイヤーおよびバルーンが各々基部および遠位末端を有し、ガイドワ イヤーの基部末端はバルーンの遠位末端に連結している請求項2記載のバルーン カテーテル。 4.バルーンの遠位に延びる遠位チップ部分を含み、該チップ部分はガイドワイ ヤーがそれを介して通過し得る管腔を包含する請求項2記載のバルーンカテーテ ル。 5.遠位チップ部分の管腔が該チップ部分の基部末端近傍に出入口を含む請求項 4記載のバルーンカテーテル。 6.バルーンおよび導入チャンバーが各々基部および遠位末端を有し、バルーン の基部末端は導入チャンバーの遠位末端に連結している請求項1記載のバルーン カテーテル。 7.装置が少なくとも一部が導入チャンバー中に設置された装置送達シャフトを 含み、そして導入チャンバーは送達シャフトの少なくとも一部がそれを介して前 進され得る伝達シャフト出入口を含む請求項1記載のバルーンカテーテル。 8.バルーンおよびバルーンシャフトが基部および遠位末端をそれぞれ含み、バ ルーンシャフトの遠位末端はバルーンの遠位末端と移動可能に噛み合っている請 求項1記載のバルーンカテーテル。 9.バルーンシャフトがそれを介して少なくとも部分的に引っ込められ得る、バ ルーンまたは導入チャンバーにおけるシャフト出入口をさらに含む請求項8記載 のバルーンカテーテル。 10.シャフト出入口がシャフトの回りを実質的にシール可能である請求項9記 載のバルーンカテーテル。 11.膨張手段が、バルーンと液体で通じている液体貯蔵部および液体をバルー ン中に注入するように液体に圧力を加えるための手段からなる請求項1記載のバ ルーンカテーテル。 l2.液体貯蔵部がシリンジからなる請求項11記載のバルーンカテーテル。 13.バルーンが遠位末端を有し、そしてバルーンの過剰膨張の際にバルーンが その遠位末端近傍で破裂するように、その遠位末端近傍に弱められた部分を含む 請求項1記載バルーンカテーテル。 14.バルーンが遠位末端を有し、そしてバルーンの過剰膨張の際にバルーンが その遠位末端近傍で破裂するように、より広い遠位部分を育む請求項1記載のバ ルーンカテーテル。 15.通路からの装置の取り出しを促進するために通路の狭窄部分を拡げるため のフェアリング手段をさらに含む請求項7記載のバルーンカテーテル。 16.フェアリング手段が装置送達シャフトの回りをスライド可能に備えられた フェアリングからなり、該フェアリングはその基部末端に向けて内側に放射状に 傾斜している請求項15記載のバルーンカテーテル。 17.内側に傾斜した遠位末端を有する取り出しバルーンカテーテルをさらに含 み、フェアリングが取り出しバルーンカテーテルの遠位末端をその中に密に収容 するように形成および配置された内部表面を含む請求項16記載のバルーンカテ ーテル。 18.フェアリング手段が、該フェアリングが停止手段から基部に滑るのを防止 するために装置送達シャフトに備えられた停止手段を含む請求項16記載のバル ーンカテーテル。 19.基部および遠位末端を有する膨張可能なバルーン、および対応する基部お よび遠位末端を有するバルーンシャフト、該シャフトの遠位末端はバルーンの遠 位末端に移動可能に連結されており; 前記バルーンの遠位末端から遠位に延びるガイドワイヤー; 基部および遠位末端を有する導入チャンバー、該チ+ンパーの遠位末端はバルー ンの基部末端に連結され、前記チャンバーは、前記パルーンシャフトがそれを介 して少なくとも一部が引。込められ得るシャフト出入口を育み; 挿入されるべき装置が取付けられ得る遠位末端を有する装置送達シャフト、前記 導入チャンバーはそれを介して送達シャフトの少なくとも一部を前途させ得る送 達シャフト出入口を含み;および 一旦バルーンが身体の通路中に挿入されたら、バルーンを膨張させ、通路中に装 置を導入するための、バルーンと液体で通じている膨張手段、該膨張手段はバル ーンと液体で通じているシリンジからなり、該シリンジはバルーン中に液体を注 入するために液体に圧力を加えるプランジャーを含み; バルーンの過剰膨張の際にバルーンがその遠位末端近傍で破裂し、装置をバルー ンから解放するように形成されたその遠位末端近傍の部分を有するバルーン、か らなる身体の通路中に装置を導入するためのバルーンカテーテル。 20.身体の遍路中に導入されるべき装置の少なくとも一部を一時的に収容する ための、その末端に連結された基部導入チャンバーを有する未膨張のバルーンカ テーテルの少なくとも遠位部分を遍路内に挿入し;バルーンを膨張させ;そして 装置を導入チャンバーから通路内にあるバルーンの遠位部分中に前進させる、 ことからなる身体の通路中に装置を導入する方法。 21.装置をバルーンの遠位部分中に前進させた後にバルーンを破裂させ、バル ーンから装置を解放する段階をさらに含む請求項20記載の方法。 22.バルーンを破裂させた後に、バルーンカテーテルを取り出す段階をさらに 含む請求項21記載の方法。 23.バルーンがそれを介して挿入されるべき通路の少なくとも一部の直径に実 質的に同じか、またはそれよりも大きい膨張時の直径を有するようにバルーンの 大きさを選択する段階を含む請求項20記載の方法。 24.バルーンカテーテルの遠位末端が、バルーンの通常の膨張した直径より大 きい直径を有する通路の拡張された部分に達するまで、バルーンカテーテルの遠 位末端を通路中に前進させる段階を挿入段階がさらに含む請求項20記載の方法 。 25.血管中にバルーンカテーテルの遠位部分を挿入し、そしてバルーンの遠位 部分が血管のより広い部分に位置するまで、バルーンカテーテルを心臓に向けて 前進させることを挿入段階が含む請求項20記載の方法。 26.バルーンカテーテルが挿入される血管が大腿動脈であり、そしてバルーン カテーテルの遠位部分を前進させる血管のより広い部分が大動脈である請求項2 5記載の方法。 27.前進段階が、通路内にあるバルーンの遠位部分中にカニューレの遠位末端 部分を前進させることからなる請求項20記載の方法。 28.カニューレを前進させた後にバルーンを破裂させる段階をさらに含む請求 項27記載の方法。 29.バルーンを破裂させた後にバルーン中に液体を注入し、そして次にバルー ン内でカニューレの位置を変える段階を含む請求項28記載の方法。 30.バルーンを破裂させた後にバルーン中に液体を注入し、そして次に身体の 通路内にあるバルーンの部分からカニューレを実質的に引っ込める段階を含む請 求項28記載の方法。 31.身体の通路からバルーンカテーテルを引っ込める引き続く段階を含む請求 項30記載の方法。 32.身体の通路中に導入されるべき装置を一時的に収容するための、その末端 に連結された基部導入チャンバーを有する未膨張の延長されたバルーンカテーテ ルを用意し、そしてバルーンがそれを介して挿入されるべき通路の少なくとも一 部の内径に実質的に同じか、またはそれよりも大きい膨張時の直径を有するよう にバルーンの大きさを選択し; 未膨張のバルーンの少なくとも遠位部分を通路内に挿入し、そしてバルーンの遠 位末端が、バルーンの通常の膨張した直径より大きい直径を有する通路の拡張さ れた部分に達するまで、バルーンの遠位末端を通路中に前進させ; バルーンを膨張させ; 通路内にあるバルーンの遠位部分中に導入チャンバーから装置を前進させ; バルーンの遠位部分中に装置を前進させた後にバルーンを破裂させ、バルーンか ら装置を解放し;そしてバルーンを破裂させた後にバルーンを取り出す、ことか らなる身体の通路中に装置を導入する方法。
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