JPH06501788A - 電荷制御剤としてエステル含有第四級ピリジニウム塩を含むトナーおよび現像剤 - Google Patents

電荷制御剤としてエステル含有第四級ピリジニウム塩を含むトナーおよび現像剤

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JPH06501788A JP5502953A JP50295392A JPH06501788A JP H06501788 A JPH06501788 A JP H06501788A JP 5502953 A JP5502953 A JP 5502953A JP 50295392 A JP50295392 A JP 50295392A JP H06501788 A JPH06501788 A JP H06501788A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電荷制御剤としてエステル含有第四級ピリジニウム塩を含むトナーおよび現像剤 発明の分野 本発明は、トナーと受像シートとの間の付着促進剤としても、トナー融解温度降 下剤としても役立つ電荷制御剤として有用な新規エステル含有第四級ピリジニウ ム塩を含む一定の新規な静電写真トナーおよび現像剤に関する。
従来技術の記述 トナー粉末を製造し使用する技術分野では、通常、電荷制御剤は摩擦帯電能およ び/またはそれらの導電性特性を調整および制御するのに使用されている。多種 多様な電荷制御剤が、トナー粉末で使用されることが知られている各種バインダ ーポリマーに組み入れられてきたことも知られている。しかし、新規かつ新たな 性能を示す改善されたトナー粉末および改善されたコピー装置に対する欲求が、 変らぬ研究開発の努力をもたらし、新規で改善された電荷制御剤の発見をもたら してきた。
温度降下剤としてのさらなる効果または作用を奏する剤としても機能する物質に ある。このような多機能性は、トナー粉末、現像剤およびコピー装置の製造およ び使用に際してコストの節減をもたらす可能性を提供する。
したがって、乾式静電写真トナーおよび現像剤で十分な電荷制御機能を奏し、そ してトナーと受像シートとの間の付着を促進する上に、トナーの融解温度降下剤 としても役立ちつる新規エステル含有第四級ピリジニウム塩を含む新規な乾式静 電写真トナーおよび現像剤を提供することが望まれるであろう。
発明の要約 本発明は、下記式で示されるエステル含有第四級ピリジニウム塩からなる新規電 荷制御剤を含む乾式粒状静電写真トナーおよび現像上式中、R1はアルキルまた はアリールであり、Xは千CH,÷。
であり、Yは水素、アルキル、アルコキシまたはハロゲンであり、zeはアニオ ンであり、そしてnは1〜6の整数である。
本発明のトナー粉末は、アルキレン連結基を介して前記ピリジニウム窒素原子に 結合した少なくとも1つのエステル含有部分を組み入れた少なくとも1つの第四 級ピリジニウム塩が分散されたポリマーマトリックス相またはポリマーバインダ ーからなる。
トナー粉末に組み入れられた場合、このような第四級ピリジニウム塩は、単に良 好な電荷制御剤として作用するだけでなく、トナー粉末の融解温度降下剤と紙付 着促進剤としても役立つ。これらの塩は、好ましくは、トナー粒子のコアーまた は体部分を含んでなるポリマーバインダーマトリックス相に分散される。
これらの塩を含むトナー粉末は、キャリヤビヒクルと混合して静電写真現像剤を 形成することもできる。
トナー粉末のポリマーバインダーに組み入れられたこれらの塩を含むトナー粉末 は、潜像が形成されたフォトコンダクタ−要素上に調色画像を現像する目的で、 調色画像をフォトコンダクタ−要素から受像シートに転写するのに、そして静電 写真技術分野で従来がら一般的に知られた処理および処理条件を使用しながら受 像体上での調色画像の熱融解に使用できる。
本発明に付随する各種の他の利点、目的、特徴、課題および態様などは、添付の 請求項に沿って本明細書から当業者に明らかであろう。
好ましい態様の説明 (A)」 本明細書で使用される場合の語「粒子サイズ」または本明細書で ン「粒子」の 語と関連して使用される場合の語「サイズ」もしくは「サイズの」は、コールタ −・マルチサイザー(Coulter Multisizer)(Coulte r、Inc、販売)のような常用の直径測定装置により測定したときの容量重み つき直径を意味する。平均容量重みつき直径は、等価の質量と密度の球形7Pi 子直径に合わせた各粒子の質量を総粒子質量で割った合計である。
本明細書で使用する場合の語「ガラス転移温度」または「TgJは、ポリマーが ガラス状態からゴム状態へ変化する温度を意味する。
二の温度(Tg)は、”Techniques and Methods of  PolymerEvaluation”、 Vol、1(Marcel、 D ekker Inc、、 N、Y、、 1966)に記載されるように示差熱分 析により測定できる。
本明細書で使用する場合の語「融点」またはrTm」は、ポリマーが結晶状態か ら非晶質状態へ変化する温度を意味する。この温度(Tm)は、’Techni ques and Methods of Polymer Evaluati on”に記載されるように示差熱分析により測定できる。
本明細書で使用される場合の語「付着インデックス」は、トナーが融解した後に 紙へのトナーの付着性の測度である。付着インデックス試験は、トナーバッチへ の金属ブロックの付着ならびにトナ一層とその接触基板との間が金属ブロックと 振子の衝突により界面破損を起こすのに必要なエネルギーの測定からなる。付着 インデックスの範囲は、0単位(基板へのトナーの付着なし)から100単位( 基板へのトナーの優れた付着)までである。
(B)エステル含有第四級ピリジニウム塩本発明は、下記式で示されるエステル 含有第四級ピリジニウム塩を含む新規な乾式粒状静電写真トナーおよび現像剤に 関する。
上式中、Roはアルキルまたはアリールであり、Xは+CH,÷。
であり、Yは水素、アルキル、アルコキシまたはハロゲンであり、ZOはアニオ ンであり、モしてnはI〜6の整数である。
本明細書で使用する場合の語「アルキル」は、直鎖および分岐鎖のアルキル基な らびにシクロアルキル基を包含する。
本明細書で使用する場合の語「アニオン」は、m−ニトロベンゼンスルホネート 、トシレート、テトラフェニルボレート、ジシアナミドおよびクロライドなどの 陰イオンをいう。
本明細書で使用する場合の語「アリール」は、フェニル、ナフチルおよびアンス リルなどを包含する。
本明細書で使用する場合の語「アルコキシ」は、メトキシ、エトキシ、プロポキ シおよびブトキシなどを包含する。
本明細書で使用する場合の語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素 を包含する。
アルキルおよびアリール基は、未置換であるが、またはアルコキシ、ハロもしく は他の基のような各種置換基により置換されていてもよい。
本発明で有用なエステル含有第四級ピリジニウム塩の具体例としては、例えば、 N−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムm−ニトロベンゼンスルホネー ト、 N−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムテトラフェニルボレート、 N−(メトキシカルボニルエチル)ピリジニウムm−ニトロベンゼンスルホネー ト、 N−(フェノキシカルボニルメチル)ピリジニウムm−ニトロベンゼンスルホネ ート、 N−(エトキシカルボニルメチル)−4−メチルピリジニウムm−ニトロベンゼ ンスルホネート、 N−(2−ナフトキシカルボニルメチル)ピリジニウムテトラフェニルボレート 、 N−(フェノキシカルボニルメチル)−3−クロロピリジニウムテトラフェニル ボレート、および N−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムブロマイドか挙げられる。
目下、好ましい塩は、上式中のR1がエチルであり、nがlてあり、zeがテト ラフェニルボレートであり、モしてYが水素である本発明のエステル含有第四級 ピリジニウム塩である。
は、ハロアルカノエートエステルでピリジン化合物を四級化するものである。次 に、イオン交換を介して第四級ピリジニウムハロゲン化物をアルカリスルホネー トまたは他の酸塩と反応させて、所望のN−(アルキルオキシカルボニル−また はアリールオキシカルボニルアルキル)−ピリジニウム塩を提供する。
上記第四級ピリジニウム化合物の製造に都合がよく現時点で好ましいものは、同 じ高い極性の溶媒(アセトニトリルが現時点て特に好ましい例である)中で溶質 としてハロアルカノエートエステルとピリジン化合物を調製することである。ハ ロ四級化剤に対するピリジン化合物のモル比は、約1=1が好ましい。次に、こ のような溶液を周囲温度または加熱還流下で約15〜約25時間撹拌する。次に 、反応混合物を冷却または溶媒の留去により油状物または結晶性固体を得る。こ の生成物はさらに精製することなく合成の次の工程で使用できるか、あるいは生 成物を2−ブタノンなどのケトンから再結晶し、次いで洗浄、乾燥して精製して もよい。
中間体ハロゲン化物から第四級ピリジニウム有機塩の製造にとって、現時点で都 合がよく好ましいものは、水にイオン交換剤を溶解し、次いでこの溶液を第四級 ピリジニウム塩中間体を含有する第二の溶液に加えるものである。かかるイオン 交換剤に対する塩のモル比は、約l:1であらねばならない。典型的には、沈殿 か即座に生じる。乾燥後得られた生成物をアセトニトリルまたは酢酸エチルのよ うな適当な溶媒から再結晶することができる。
(D)トナー類とトナーの製造 本発明の静電写真トナーの電荷制御剤として使用するには、第四級ピリジニウム 塩がトナー粒子中に組み入れられる。この目的上、トナー粒子は、100重量% 基準で、 (a)少なくとも1種の第四級ピリジニウム塩約0.5〜約lO重量%、 (b)熱可塑性ポリマー約75〜約97.5重量%、(c)着色剤約2〜約15 重量%、 を好ましくは含むものが考慮されうる。
トナー粒子のサイズは本発明の観点からそれほど重要でないと考えられており、 むしろ意図されている最終用途により正確なサイズおよびサイズ分布が影響を受 ける。現在知られている限りにおいて、トナー粒子はすべて既知の静電写真複写 プロセスで使用できる。典型的に、そして具体的には、トナー粒子サイズは、約 0.5〜約100ミクロン、好ましくは約4〜約35ミクロンの範囲にある。
本発明のトナーマトリックス相打料として使用される熱可塑性ポリマーの性質は 、広範囲に変わることができる。典型的に、そして好ましくは、約50〜約12 0°Cの範囲内にガラス転移温度を育する非晶質トナーポリマーまたは約65〜 約200°Cの範囲内に融点を育する実質的に非晶質ポリマーのブレンドか本発 明で使用される。このようなポリマーは、好ましくは、約i、 ooo〜約so o、 oooの範囲内の数平均分子量をもつ。重量平均分子量は変動できるが、 約2×lO3〜約10@の範囲内にあることが好ましい。このようなポリマーの 典型例としては、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド 、ポリオレフィン、ポリカーボネート、フェノールホルムアルデヒド縮金物、ア ルキッド樹脂、塩化ポリビニリデン、エポキシ樹脂、これらのポリマーを製造す るのに使用するモノマーの各種好ましくは、本発明の実施に際して使用される熱 可塑性ポリマーは、実質的に非晶質である。しかし、上記のように、場合によっ て、実質的に結晶性のポリマーと実質的に非晶質のポリマーの混合物のようなポ リマー混合物を使用してもよい。
目下のところ、トナー粉末で使用するのに好ましいポリマーは、スチレン/n− ブチルアクリレート コポリマーである。一般的に、好ましいスチレン/n−ブ チルアルリレート コポリマーは、約50〜約100°Cの範囲内にガラス転移 温度をもつ。
任意であるがこのようなブレンドに含めるのに好ましい出発原料は、着色剤(顔 料または色素)である。適当な色素および顔料は、例えば、米国再発行特許第3 1.072号、ならびに米国特許第4.140.644号、同4.416.96 5号、同4.414.152号および同2.229.513号に記載されている 。黒白静電写真複写機で使用するトナーに特に有用な着色剤は、カーボンブラッ クである。使用する場合、一般に着色剤は、総トナー粉末重量基準で約1〜約3 0重量%、好ましくは約2〜約15重量%の範囲内の量で使用される。
場合により、トナー組成物は、均染剤、界面活性剤および安定化剤などをはじめ とするトナー粉末で従来から使用されてきたタイプの他の添加剤も含むことがで きる。このような添加剤の総量は変動しつる。現に好ましいのは、総トナー粉末 組成物重量基準でこのような添加剤の約10重量%を越えないで使用される。
本発明で使用する第四級ピリジニウム塩、着色剤、などの添加剤を所望のポリマ ーまたはポリマー混合物に組み入れる技術について各種の方法が知られている。
例えば、粒状のポリマー粒子、第四級ピリジニウム塩、着色剤などの機械的に予 備形成したブレンドをポリマーまたはポリマー混合物のブレンドを融解するのに 十分な温度でロールミルにかけるかまたは抽出して、均一なブレンド組成物を達 成できる。その後、冷却した組成物を粉砕し、場合によって篩い分けし、所望の トナー粉末サイズおよびサイプ分布を達成てきる。
好ましくは、溶融ブレンドする前の予備的に粒状形態で置かれたトナーを機械的 にブレンドする。約50〜約120°Cの範囲内のTgまたは約65〜約200 °Cの範囲内のTmを有するポリマーでは、約90〜約240°Cの範囲内の溶 融ブレンド温度がロールミルまたはエクストルダーの使用に適する。溶融ブレン ド時間(すなわち、高温の溶融ブレンド処理にかける期間)は、約1〜約30分 の範囲である。ブレンドおよび冷却後、組成物を保存した後、粉砕することがで きる。
粉砕はいずれか都合のよい方法により行うことかできる。例えば、固体組成物を 砕く、次いで米国特許第4.089.472号明細書に記載される、例えば流体 エネルギーまたはジェットミルを用いて粉砕する。
行うとすると、選別は1または2工程で常法に従って行うことができる。
溶融ブレンドに代え、ポリマーを溶媒に溶解し、それに添加剤を溶解および/ま たは分散し、次いで得られた溶液または分散体をスprocedure)が、サ イズ10ミクロン以下のトナー流体のような小さなサイズの均一なトナー粒子を 製造する上で特に好ましい。
本発明で使用するトナー粒子は、約275〜約400°Fの範囲内に融解温度範 囲をもつことが好ましいか、より高温および低温のトナー粉末を製造し、使用す ることもできる。これらのトナー粉末は、優れた紙付着性を特異的に示す。典型 的には、これらのトナー粉末は約30〜約100の範囲内の紙付着インデックス 値を有するが、このような値より低いトナー粉末を製造し、使用することもでき る。このようなトナー粉末の紙付着インデックス値は、本発明の第四級アンモニ ウム塩を含まない以外は同じポリマーと添加剤で製造したトナー粉末の値より特 異的に高く、そして電荷剤を含まない以外同じポリマーと添加剤で製造したトナ ー粉末と同等である。
本発明の静電写真現像剤のトナーとして利用するには、上述の塩を含有するトナ ーをキャリヤビヒクルと混合できる。このような現像組成物を形成するのに使用 できるキャリヤビヒクルは、各種材料から選ぶことができる。これらの材料とし ては、キャリヤコアー粒子および膜形成性樹脂の薄い層でオーバーコートされた コアー粒子が挙げられる。
キャリヤーコアー材料には、伝導性、非伝導性、磁性または非磁性材料が包含さ れうる。例えば、キャリアコアーとしては、ガラスピーズ、塩化アルミニウムカ リウムのような無機塩結晶、塩化アンモニウムもしくは硝酸ナトリウムのような 他の塩、顆粒ジルコン、顆粒シリコン、二酸化シリコン、ポリ(メチルメタクリ レート)のような硬質樹脂粒子、鉄、鋼、ニッケル、カーポランダム、コノ<ル ト、酸化鉄または前記のいずれかの混合物もしくは合金のような金属材料が挙げ られる。例えば、米国特許第3.850.663号および同3、970.571 号明細書を参照されたい。磁気ブラシ現像機構で特に有用なものは、酸化された 表面をもつ多孔質鉄粒子のような鉄粒子、鋼粒子および他の「ハード」もしくは 「ソフト」強磁性材料(例えば、ガンマ酸化鉄もしくはフェライト、または)く リウム、ストロンチウム、鉛、マグネシウムもしくはアルミニウムフェライト) である。例えば、米国特許第4.042.518号、同4.478.925号お よび同4、546.060号明細書を参照されたい。
上述のように、キャリヤ粒子は、使用されるトナーに適切な摩擦帯電関係および 電荷レベルを達成する目的で膜形成性樹脂の薄層でオーバーコートされつる。適 当な樹脂の具体例としては、米国特許第3.547.822号、同3.632. 512号、同3.795.618号および同3.898.170号明細書ならび にベルギー国特許第797.132号明細書に記載されるポリマー類が挙げられ る。他の有用な樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンのようなフルオロカーボン 、ポリ(フッ化ビニリデン)、これらの混合物、ならびにフッ化ビニリデンとテ トラフルオロエチレンのコポリマーである。例えば、米国特許第4.545.0 60号、同4、478.925号、同4.076、857号および同3.970 .571号明細書を参照されたい。このようなポリマーフルオロ炭化水素キャリ ヤ塗膜は数多くの既知の目的に役立ちうる。これらの目的の一つは、キャリヤと トナー粒子の双方の摩擦帯電性を調整するために、未被覆キャリヤコアー材料と は異なる一連の摩擦帯電位置にキャリヤ粒子を移動させることにより現像剤を上 記静電力の要件を満たすのに役立つ。
他の目的は、現像剤の流動性を改善ようにキャリヤ粒子の摩擦特性を低下させる ことにある。さらに他の目的は、キャリヤ粒子が使用中の砕は散るのを低減し、 キャリヤ粒子が使用中に接触する表面(例えば、光導電要素表面)の剥離性を低 減するようにキャリヤ粒子の表面硬度を低減できることにある。さらに他の目的 は、現像剤の使用中にキャリヤ表面へトナー材料または他の添加剤が必要以上に 付着しつづけるようになる傾向〔よくスカンミング(scumming)と称さ れる〕を低減できることにある。さらなる目的は、キャリヤ粒子の電気抵抗を変 更しうることにある。
上記トナーを含有する典型的な現像剤組成は、一般的に、キャリヤビヒクルを粒 状トナー粒子の重量の約1〜約20%、そしてキャリヤ粒子重量の約80〜約9 9%含んでなる。普通には、キャリヤ粒子はトナー粒子より大きい。通常、キャ リヤ粒子は、約20〜約1200ミクロン、好ましくは30〜300ミクロンの 粒子サイズを育する。
また、本発明のトナーは、単一組成現像剤(すなわち、キャリヤ粒子を伴わない )で使用できる。
本発明のトナーと現像剤組成物は、静電荷パターンまたは潜像を現像する各種方 法により使用できる。このような現像可能な電荷パターンは、各種の手段で作製 でき、例えば、感光性光導電性要素または絶縁体被覆導電性シートのような非感 光性誘電表面要素上に担持される。適当な現像法としては、静電荷パターンを横 切らせて現像剤組成物をカスケードする方法が挙げられるが、他の方法、磁気ブ ラシ由来のトナー粒子を適用する方法も包含される。後者の方法は、現像剤組成 物を形成する際に磁気的に引き付けられるキャリヤビヒクルの使用が必要である 。トナー粒子の像様堆積後、画像は、例えばトナーを担持する基板に画像を融合 するようにトナーを加熱することにより固定できる。場合により、未融合画像を 複写紙のブランクシートのような受偉体に転写し、次いで融合して永久画像を形 成できる。
本発明を以下の例によりさらに具体的に説明する。これらの例では、すべての融 点および沸点は未補正である。NMR(核磁気共鳴)スペクトルは、Varia n Gem1ni −200NMRスペクトロメーターで得られた。すべての元 素分析は、燃焼法により行った。別に言及しない限り、すべての出発原料は市販 品から入手した。
アセトニトリル300mL中ピリジン47.37 g (0,599%ル)溶液 に、約5分かけてエチルブロモアセテ−)−100,0g(0,599モル)を 添加した。次いで、混合物を約19.3時間撹拌した。結晶化した固体を集め、 エーテルで洗浄し、次いで乾燥した。生成物の収量は、113.3g(理論量の 76、86%) 。mp= 133〜134°C0元素分析: CJ+2BrN Ozとして、計算値:C,43,92;H,4,91、N、 5.69、実験値 :C,43,87;t(、4,76、N、 5.68゜NIJRは想定した構造 と一致した。
水100mL中N−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムブロマイド24 .61g (0,10モル)溶液に、水150+nL中テトラフェニルホウ酸ナ トリウム34.22g (0,10モル)溶液を加えた。この混合物を水Iして 希釈し、濾過した。集めた固体を塩化メチレンに溶解し、水層を分離し、次いで Mg5O<上で有機層を乾燥し、濃縮した。酢酸エチルから再結晶して生成物2 1.9gを得た(理論量の45.11%)。
mp= 150〜152’C。
元素分析: C33H32BNO2として計算値:C,81,65;H,6,6 4、B、 2.23 、N、 2.89゜実験値:C,81,33;H,6,6 2:B、2.22 ;N、 2.83゜NMRは想定した構造と一致した。
例3 トナー粉末の調製(乾燥重量基準)スチレン/n−ブチルアクリレートコ ポリマーを、限定合同重合(limited coalescence pol ymerization)により得て、下記表Iに示される量の添加成分とブレ ンドした。
表 ■ スチレンブチルアクリレート 100 100 100カーボンブラツク 6  6 6 電荷側画剤: 1 重量部 カーボンブラックは“Regal (商標)300”であった。各ブレンドは1 50°Cで20分間ロールミル処理し、冷却し、粉砕し、次いで篩い分けしてサ イズ約12ミクロンでサイズ分布約2〜30ミクロンのトナー粉末生成物を製造 した。N−才クタデシル−N、 N−ジメチルベンジルアンモニウムm−ニトロ ベンゼンスルホネートと上記表■に示される電荷制御剤は比較の目的で使用した 。
例4:融解および付着性能 各スチレン/n−ブチルアクリレ−トド・ナー粉末ブレンドA、BおよびCは、 ポリテトラフルオロエチレン(E、 ldu Pont de Nemours and Co、から5ilverstone(商標)で市販されている)で被覆 されたバックアップローラーに一定スピードと圧力をかけたレッドラバー100 ミルで被覆された融解ローラーからなる融解ブリードボード上で評価した。両ロ ーラーの表面とも手動で剥離油(Dow Corning Co。
から市販されている60.000センチストツクのボリジメチルシロキサンオイ ル)を塗布された。両ローラー間のニップ幅は、0.215〜0.240インチ であり、融解手段は12インチ/秒で操作した。融解温度は350°Fであった 。
トナーの長軸方向の延伸ストリップ6個を、KodakアルカリDP紙のワイヤ ー側に適用し、これらのトナー紙を融解ブリードバートを通過させた。調色融解 ストリップの透過濃度は、 1.2と1.5との間にあった。
付着インデックスを各ストリップについて測定し、各種トナーに対する個々の結 果を下記表■に示す。
付着インデックス値は8つの測定値の平均であり、標準偏差はそれらの測定値に ついて7単位未満である。本発明(ブレンドB)のエステル含有第四級ピリジニ ウム塩を含むトナーは、本発明の範囲外の比較電荷制御剤であるN−才クタデシ ル−N、 N−ジメチルベンジルアンモニウムm−ニトロベンゼンスルホネート 電荷制御剤を含むトナーよりも有意に高い付着インデックスを有し、そして電荷 剤を含まないトナーの付着インデックスと同等であった。
本発明を好ましい態様を特に引用しながら詳細に記載してきたか、変更および改 良が本発明の精神および範囲内で行うことが可能であることは理解されるであろ う。
国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリマーバインダーと下記式で示されるエステル含有第四級ピリジニウム塩 からなる電荷制御剤とを含んでなる乾式粒状静電写真トナー組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 上式中、R1はアルキルまたはアリールであり、Xは−(CH2)−nであり、 Yは水素、アルキル、アルコキシまたはハロゲンであり、Z■はアニオンであり 、そしてnは1〜6の整数である。
  2. 2.前記塩がN−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムテトラフェニルボ レートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  3. 3.前記塩がN−(メトキシカルボニルエチル)ピリジニウムm−ニトロベンゼ ンスルホネートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  4. 4.前記塩がN−(フェノキシカルボニルメチル)ピリジニウムm−ニトロベン ゼンスルホネートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  5. 5.前記塩がN−(エトキシカルボニルメチル)−4−メチルピリジニウムm− ニトロベンゼンスルホネートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  6. 6.前記塩がN−(2−ナフトキシカルボニルメチル)ピリジニウムテトラフェ ニルボレートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  7. 7.前記塩がN−(フェノキシカルボニルメチル)−3−クロロ−ピリジニウム テトラフェニルボレートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  8. 8.前記塩がN−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムn−ニトロベンゼ ンスルホネートである請求の範囲第1項のトナー組成物。
  9. 9.前記塩がN−(エトキシカルボニルメチル)ピリジニウムブロマイドである 請求の範囲第1項のトナー組成物。
  10. 10.a.請求の範囲第1項の粒状トナー組成物およびb.キャリヤ粒子、を含 んでなる静電写真現像剤。
  11. 11.キャリヤ粒子がフルオロ炭化水素で被覆されたコアー材料からなる請求の 範囲第10項の現像剤。
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