JPH0650158B2 - 需要家側容器に対する液化ガス充填装置 - Google Patents

需要家側容器に対する液化ガス充填装置

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JPH0650158B2
JPH0650158B2 JP20142891A JP20142891A JPH0650158B2 JP H0650158 B2 JPH0650158 B2 JP H0650158B2 JP 20142891 A JP20142891 A JP 20142891A JP 20142891 A JP20142891 A JP 20142891A JP H0650158 B2 JPH0650158 B2 JP H0650158B2
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valve
filling
valve seat
liquid
liquefied gas
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浩二 関
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KATSURA COMPANY, LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消費された空の容器を
充填された新しい容器と置き換える容器交換方式ではな
く、需要家に設置した容器に液化石油ガスをタンクロー
リーから直接補給する方式の液化ガス充填装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のタンクローリーより液化ガスを需
要家の容器に直接補給する方式の充填装置は、複雑な機
器構成を採用しているため、多額な設備投資を必要と
し、適用は大口需要家に限定されていた。
【0003】この直接補給方式に使用される容器には、
ガス使用機器への気相ラインを接続するためのガス取り
出し口と、タンクからの液充填ラインを接続するための
充填口と、タンクへの液返戻ラインを接続するための均
圧口とが別個に設けられており、それぞれに専用の弁装
置が取り付けられている。そのため、容器交換方式の需
要家が直接補給方式に切り換えるときには、既存の容器
を全部交換する必要があり、費用負担が高くならざるを
得ない。
【0004】また、液化ガスの補給充填に当って各ライ
ンの接続作業を別個に実行しなければならないため、作
業が煩雑であり、各ラインの接続を所定の手順に従って
正しく行わないときには、液漏れやガス噴出の危険性が
あり、安全確認に相当の手間と入念さが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、在来の容器弁を充填用容器弁と交換するだけで既存
の容器を有効に活用できると共に、液充填ラインと液返
戻ラインの容器への接続作業を単一操作によって安全か
つ迅速に行なえ、過充填の恐れなく適正量の補給充填を
的確に行なえる、需要家側容器に対する液化ガス充填装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の液化ガス充填装置で
は、需要家側の容器1に取り付けられる充填用容器弁2
にガス取り出し口3と迅速継手のプラグ部4を設け、該
プラグ部4に充填口5と均圧口6を並設し、該ガス取り
出し口3に連通したガス通路7の下端部を容器1内に開
放させ、充填口5に連通した充填液通路8の下端部と均
圧口6に連通した返戻液通路9の下端部を容器1内に開
放させ、前記プラグ部4が嵌め込み連結される迅速継手
のソケット部11を充填用コネクタ10に設け、タンク
ローリー12のタンク13からの液充填ライン14が接
続される充填液入口15と、該タンク13への液返戻ラ
イン16が接続される返戻液出口17を充填用コネクタ
10に設ける。
【0007】充填液流路18によって充填液入口15に
連通した充填液出口19と、返戻液流路20によって返
戻液出口17に連通した返戻液入口21を前記ソケット
部11に並設し、前記プラグ部4の充填口5と均圧口6
に閉止弁22と閉止弁23をそれぞれ設け、前記ソケッ
ト部11の充填液出口19と返戻液入口21に閉止弁2
4と閉止弁25をそれぞれ設け、プラグ部4とソケット
部11の連結後に前記各閉止弁22、23、24、25
を開通させる。
【0008】
【作用】充填用コネクタ10の充填液入口15には液充
填ライン14を常時接続して置き、返戻液出口17には
液返戻ライン16を常時接続して置く。迅速継手を構成
するソケット部11とプラグ4が分離されている状態で
は、充填用コネクタ10の充填液出口19の閉止弁24
と返戻液入口21の閉止弁25は閉止状態にある。ま
た、充填用容器弁2の充填口5の閉止弁22と均圧口6
の閉止弁23も閉止状態にある。使用に当っては、需要
家の容器1の近くにタンクローリー12を駐車し、タン
クローリー12から液充填ライン14と液返戻ライン1
6を繰り出し、末端の充填用コネクタ10のソケット部
11と充填用容器弁2のプラグ部4を嵌め合わせる。
【0009】このソケット部11とプラグ部4の嵌め合
わせは、充填用コネクタ10の充填液出口19と容器弁
2の充填口5が対面し、充填用コネクタ10の返戻液入
口21が容器弁2の均圧口6に対面するように位置合わ
せして行われる。ソケット部11とプラグ部4が所定位
置に嵌め込み連結された後、適当な弁開閉手段によって
各閉止弁22、23、24、25を開通させることによ
って、充填液出口19と充填口5が連通し、返戻液入口
21と均圧口6が連通する。
【0010】これによって、タンクローリー12のタン
ク13内の液化ガスは、液充填ライン14と充填用コネ
クタ10の充填液流路18と充填用容器弁2の充填液通
路8を通って容器1内に充填される。液化ガス60が所
定レベルまで充填された後、タンクローリー12のポン
プの作動停止までに送給された余分の液化ガスは、充填
用容器弁2の返戻液通路9と充填用コネクタ10の返戻
液流路20と液返戻ライン16を通ってタンク13内に
戻される。
【0011】当該容器1に対する液化ガスの補給充填が
終了した後、迅速継手のソケット部11とプラグ部4の
分離操作を行なう。このようにして充填用コネクタ10
が充填用容器弁2から取り外された液充填ライン14と
液返戻ライン16は、タンクローリー12側に格納さ
れ、タンクローリー12は別の需要家の容器への補給充
填に向かい、あるいはタンク13への液化ガスの補充の
ため供給ステーションに向かう。
【0012】
【実施例】図1から図13に示した実施例は、補給充填
の対象の容器1が1個だけの場合に関するものである。
図2と図3に示したように迅速継手の円柱状のプラグ部
4は、充填用容器弁2の本体部分と一体に成形され、ガ
ス取り出し口3とは反対側の側面に突設されている。ガ
ス取り出し口3には、気相ライン66の導管端末の接続
金具が螺子込み固着される。充填口5と均圧口6はプラ
グ4の外端面4aに左右に並設されている。充填用容器
弁2の上部には、ガス取り出し口3を開閉する元栓61
が設けられ、操作ハンドル62の螺子軸棒63に固設さ
れた弁体64は、容器弁2のガス通路7の上端開口を弁
ゴム65で閉塞して、気相ライン66へのガスの送給を
遮断する。弁体64の環状溝67にはO−リング68を
嵌めてある。
【0013】図8に示したように充填用コネクタ10の
充填液入口15と返戻液出口17は同一側面に左右に並
設されている。液充填ライン14のホース端末の接続金
具が充填液入口15に螺子込み固着され、液返戻ライン
16のホース端末の接続金具が返戻液出口17に螺子込
み固着される。図10に示したように迅速継手の円筒状
のソケット部11は、充填液入口15及び返戻液出口1
7とは反対側の側面の受筒部69に螺子込み固着されて
いる。ソケット部11の周壁部37の内端側には、スラ
イダー31の大径円盤部31aが摺動可能に嵌め込ま
れ、スライダー31の小径軸筒部31bは充填用コネク
タ10の案内孔70に嵌挿されている。
【0014】ソケット部11の周壁部37の外端側に
は、ディスク42を摺動可能に嵌め込んである。ディス
ク42は、スライダー31との間に挿入した圧縮コイル
バネより成る付勢バネ32によって、外端側に摺動付勢
されている。図9に示したように充填液出口19と返戻
液入口21は、ディスク42の中央部分に左右に並設さ
れている。
【0015】ソケット部11の周壁部37には透孔38
を同一円周上に複数個設けてあり、半径方向に貫通した
透孔38には、迅速継手の連結用小球39が嵌め入れて
ある。周壁部37の壁厚が小球39の直径より小さいの
で、小球39の一部は透孔38の内側開口または外側開
口から突出する。前記ディスク42の外周部には、透孔
38の内側開口を開閉する制止面43を設けてある。デ
ィスク42の外周鍔部71がソケット部11の内周鍔部
72に押し付けられているとき、制止面43は透孔38
を閉塞し、小球39の内側方向への移動を阻止してい
る。
【0016】図3に示したようにプラグ部4の周壁部4
0の先端部の外周面には、迅速継手の小球39が係脱す
る受溝41を環状に設けてある。図11に示したように
充填用コネクタ10の前記受筒部69とソケット部11
の周壁部37の外側には、操作筒45を摺動可能に嵌め
合せてある。操作筒45の先端部の内周面には、前記透
孔38の外側開口を開閉する制止段部46を設けてあ
る。受筒部69と制止段部46の間に挿入された圧縮コ
イルバネより成る付勢バネ47によって、操作筒45は
制止段部46が透孔38を閉塞する位置へと摺動付勢さ
れている。制止段部46の先端側端面には、小球39を
押圧する傾斜カム面48を設けてある。
【0017】図10に示したように充填用コネクタ10
の中間部には開閉レバー33を取り付けてある。開閉レ
バー33の操作軸35は、ピストン弁の弁体となる可動
軸部分35aと、可動軸部分35aの上端部が摺動可能
に嵌合された駆動軸部分35bとで構成されている。充
填用コネクタ10の中間部上面に突設した取付筒部73
には、軸受体74が螺子込み固着されており、可動軸部
分35aの上端部と駆動軸部分35bは軸受体74の中
央受孔75に嵌挿されている。駆動軸部分35bは開閉
レバー33の軸筒部50の頂壁部76の受孔77に回転
不能に嵌め込まれ、ビス78によって締め付け固着され
ている。
【0018】可動軸部分35aの下端部は充填用コネク
タ10側の段付き受孔79の小径部分に嵌挿されてい
る。軸受体74の下端部外周面の環状溝80にはO−リ
ング81を嵌めてある。可動軸部分35aの上端部外周
面の環状溝82にはO−リング83を嵌めてある。可動
軸部分35aの下端部外周面の環状溝84にはO−リン
グ85を嵌めてある。可動軸部分35aの中間部に突設
した仕切り円盤部35cの環状溝86には、O−リング
87を嵌めてある。
【0019】図10と図11に示したように可動軸部分
35aの仕切り円盤部35cより下側の弁室52には、
充填液流路18からの分岐流路53を連通させてある。
仕切り円盤部35cより上側の弁室54には、返戻液流
路20からの分岐流路55を連通させてある。
【0020】スライダー31の前記小径軸筒部31bの
先端部上面には、横断溝状の受動部34を設けてあり、
該受動部34を押圧してスライダー31を充填液出口1
9及び返戻液入口21に向かって摺動させる偏心カム状
の駆動部36は、操作軸35の可動軸部分35aの下端
部に設けてある。軸受体74の中央受孔75の段差面7
5aと仕切り円盤部35cの間に挿入した圧縮コイルバ
ネより成る付勢バネ56によって、可動軸部分35a
は、駆動部36がスライダー31の受動部34に係合す
る方向に摺動付勢されている。
【0021】図3に示したように充填用容器弁2の充填
口5に設けた閉止弁22は、プラグ部4の外端面4aよ
り後退させて充填口5の内部に固設した弁座22aと、
弁座22aの弁孔22bに軸部22dを摺動可能に嵌挿
され、弁孔22bの閉止時に軸部22dの先端部が弁座
22aより突出する弁体22cと、弁体22cを弁座2
2aに向けて付勢するバネ22eとで構成されている。
弁座22aは段付き盲孔より成る充填口5に螺子込み固
着され、弁座22aの主体部の環状溝88にはO−リン
グ89を嵌めてある。弁体22cの拡大頭部のテーパー
面の環状溝90には弁ゴム91を嵌めてある。付勢バネ
22eは充填口5の内端面5aと弁体22cの間に挿入
した圧縮コイルバネで構成されている。
【0022】図4に示したように充填用容器弁2の均圧
口6に設けた閉止弁23は、プラグ部4の外端面4aよ
り後退させて均圧口6の内部に固設した弁座23aと、
弁座23aの弁孔23bに軸部23dを摺動可能に嵌挿
され、弁孔23bの閉止時に軸部23dの先端部が弁座
23aより突出する弁体23cと、弁体23cを弁座2
3aに向けて付勢するバネ23eとで構成されている。
弁座23aは段付き盲孔より成る均圧口6にねじ込み固
着され、弁座23aの主体部の環状溝92にはO−リン
グ93を嵌めてある。弁体23cの拡大頭部のテーパー
面の環状溝94には弁ゴム95を嵌めてある。バネ23
eは均圧口6の内端面6aと弁体23cの間に挿入した
圧縮コイルバネで構成されている。
【0023】図10に示したように充填用コネクタ10
の充填液出口19に設けた閉止弁24は、充填液出口1
9に摺動可能に嵌挿され、ディスク42の外端面42a
より突出する円筒状の弁座24aと、弁座24aの弁孔
24bに軸部24dを摺動可能に嵌挿され、弁孔24b
の閉止時に軸部24dの先端部が弁座24aより突出す
る弁体24cと、弁体24cを弁座24aに向けて付勢
するバネ24eとで構成されている。弁座24aの基端
部外周面の環状溝96にはO−リング97を嵌めてあ
る。弁体24cの拡大頭部のテーパー面の環状溝98に
は弁ゴム99を嵌めてある。付勢バネ24eは弁座24
aの中空部内に収容した圧縮コイルバネで構成されてい
る。
【0024】図11に示したように充填用コネクタ10
の返戻液入口21に設けた閉止弁25は、返戻液入口2
1に摺動可能に嵌挿され、ディスク42の外端面42a
より突出する弁座25aと、弁座25aの弁孔25bに
軸部25dを摺動可能に嵌挿され、弁孔25bの閉止時
に軸部25dの先端部が弁座25aより突出する弁体2
5cと、弁体25cを弁座25aに向けて付勢するバネ
25eとで構成されている。弁座25aの基端部外周面
の環状溝100にはO−リング101を嵌めてある。弁
体25cの拡大頭部のテーパー面の環状溝102には弁
ゴム103を嵌めてある。付勢バネ25eは弁座25a
の中空部内に収容した圧縮コイルバネで構成されてい
る。
【0025】図10に示したように閉止弁24の弁座2
4aの内端部に固設した導管29は、スライダー31の
小径軸筒部31bに嵌挿されている。弁座24aの先端
部をスライダー31の大径円盤部31aに螺子込むこと
によって、導管29は基端鍔部104でスライダ−31
に締め付け固着されている。導管29の先端部は充填液
流路18に摺動可能に嵌挿されている。前記付勢バネ2
4eの一端は導管29の基端面に当接している。弁座2
4aの先端部内周面の環状溝105には、O−リング1
06を嵌めてある。
【0026】図11に示したように閉止弁25の弁座2
5aの内端部に固設した導管30は、スライダー31の
別の小径軸筒部31bに嵌挿されている。弁座25aの
先端部をスライダー31の大径円盤部31aに螺子込む
ことによって、導管30は基端鍔部107でスライダ−
31に締め付け固着されている。導管30の先端部は返
戻液流路20に摺動可能に嵌挿されている。前記付勢バ
ネ25eの一端は導管30の基端面に当接している。弁
座25aの先端部内周面の環状溝108には、O−リン
グ109を嵌めてある。
【0027】図9に示したように開閉レバー33の軸筒
部50の基端部には、ソケット部11とプラグ4が未連
結状態にあるとき、操作筒45の基端部49が係合する
回転止め用切欠き部51を設けてある。図2、図3に示
したように充填用容器弁2の充填液通路8の下端部に
は、液化ガス60の液面上昇によって作動し、充填液通
路8を閉止するフロート弁26を設けてある。
【0028】図3に示したようにフロート弁26は、充
填用容器弁2の下端部に螺子込み固着され、側面に液化
ガスの流出孔26b,26bを設けた六角筒状の弁座2
6aと、弁座26aに嵌挿され、圧縮コイルバネ26d
で付勢された弁体26cと、弁座26aの下端部の割溝
26eに嵌め込まれ、中間部を水平枢軸26fで弁座2
6aに枢着された操作レバー26gと、上端部を操作レ
バー26gの基端部に固設され、下端部にフロート26
iを連結したフロート支持棒26hと、弁体26cの下
部に固設され、下端部が操作レバー26gの先端部上面
に当接した弁軸26jとで構成され、弁体26cのテー
パー面の環状溝110には弁ゴム111を嵌めてある。
【0029】図4に示したように充填用容器弁2の返戻
液通路9の下端部には、下端開口28が容器1内の所定
レベルに配置される液面制御管27を連結してある。図
10に示したようにスライダー31の小径軸筒部31b
の先端部下面には、永久磁石57を取り付けてあり、充
填用コネクタ10の下部には、スライダー31が閉止弁
22、23、24、25を開通させた位置に移動したと
き、永久磁石57によってオン動作する近接スイッチ5
8を取り付けてある。この近接スイッチ58は、図1に
示したように制御ライン44によってタンクローリー1
2の液化ガス送給用ポンプ59の駆動回路に組み込まれ
ている。
【0030】図2に示したように充填用容器弁2のプラ
グ部4の外端面には充填口5及び均圧口6から等距離の
位置に受孔116を設けてある。ソケット部11内に配
置され、基端部を充填コネクタ10に螺子込まれたロケ
ーションピン117は、スライダー31の大径円盤部3
1aの透孔118とディスク42の透孔119に嵌挿さ
れている。図9に示したようにロケーションピン117
は充填液出口19及び返戻液入口21から等距離にあ
る。
【0031】そのため、ロケーションピン117を前記
受孔116に挿入して、ソケット部11とプラグ部4を
嵌め合わせると、充填液出口19と返戻液入口21は必
ず充填口5と均圧口6にそれぞれ対面する位置に来る。
図10に示したようにロケーションピン117の中間部
には、スライダー31の大径円盤部31aが当接する停
止段差面120を設けてある。
【0032】図14に示した実施例は、複数個の容器1
を一箇所にまとめて配置した液化ガスの集合装置に本発
明を適用した場合であり、集合装置の液相配管121の
始端にはアダプタ−122が接続され、液相配管121
の各分岐の終端にはアダプター123が接続されてい
る。図15から図18に示したようにアダプター122
は、前記充填用容器弁2からプラグ部4の部分を分離し
た形に構成されており、充填用容器弁2におけるのと全
く同様に構成された充填口5、均圧口6、閉止弁22、
23、受孔116及びこれらに関連した部分を設けてあ
る。
【0033】図19から図22に示したようにアダプタ
ー123は、充填用コネクタ10からスライダー31と
開閉レバー33に関連した部分を除外した形に構成さ
れ、充填用コネクタ10におけるのと同様に構成された
ソケット部11、充填液入口15、返戻液出口17、充
填液出口19、返戻液入口21、閉止弁24、25、ロ
ケーションピン117、ディスク42、操作筒45及び
これらに関連した部分を設けてある。ソケット部11の
周壁部37に固設した停止ピン124は、操作筒45の
長溝125に挿入され、操作筒45の摺動限界を設定し
ている。各容器1には上記プラグ部4の構成を備えた充
填用容器弁2が取り付けられている。
【0034】図23に示した実施例は、複数個の容器1
を一箇所にまとめて配置した液化ガスのベーパー集合装
置に本発明を適用した場合であり、ベーパー集合装置の
液相配管126の始端には前記と同様なアダプタ−12
2が接続され、液相配管126の各分岐の終端には前記
と同様なアダプター123が接続されている。各容器1
には上記充填用容器弁2に加えてサイホン付用容器弁1
15が取り付けられている。
【0035】充填用コネクタ10のソケット部11に充
填用容器弁2のプラグ部4を正しく位置合わせして嵌め
込むと、プラグ部4の外端面4aがディスク42を突押
すため、ディスク42はバネ32の付勢に抗してソケッ
ト部11の周壁部37に深く、すなわちスライダー31
の大径円盤部31aに接近する方向に摺動する。ディス
ク42の制止面43が周壁部37の透孔38の内側開口
を閉塞しない位置まで移動し、プラグ部4の周壁部40
の受溝41が透孔38に対面した位置まで入り込んだと
き、操作筒45がバネ47の付勢によって前進摺動し、
操作筒45の傾斜カム面48で押された連結用小球39
は一部が受溝41に落ち込む。
【0036】図12に示したように操作筒45の前進摺
動は、傾斜カム面48が周壁部37の先端鍔部128に
当接することによって停止し、小球39は操作筒45の
制止段部46によって、透孔38と受溝41の両方に係
合した状態に保持される。この小球39の存在によっ
て、ソケット部11からのプラグ部4の抜脱が的確に阻
止され、迅速継手を構成するプラグ部4と嵌め込み連結
が完了する。
【0037】この段階では、閉止弁24の弁座24aは
充填口5に入り込んでおり、図12に示したように閉止
弁24の弁体24cの軸部24dと閉止弁22の弁体2
2cの軸部22dは互いに当接ないし近接しているが、
閉止弁24の弁座24aと閉止弁22の弁座22aの間
には空間が残されている。そのため、閉止弁24の弁孔
24bと閉止弁22の弁孔22bはそれぞれ弁体24c
と弁体22cによって閉塞されたままである。
【0038】また、図示はしていないが、閉止弁25の
弁座25aは均圧口6に入り込んでおり、閉止弁25の
弁体25cの軸部25dと閉止弁23の弁体23cの軸
部23dは互いに当接ないし近接しているが、弁座25
aと弁座23aの間には空間が残されている。そのた
め、閉止弁25の弁孔25bと閉止弁23の弁孔23b
はそれぞれ弁体25cと弁体23cによって閉塞された
ままである。
【0039】このように迅速継手の結合が成立した段階
では、操作筒45の基端部49が開閉レバー33の軸筒
部50の回転止め用切欠き部51から脱出しているた
め、開閉レバー33の回転拘束は解除されている。そこ
で、操作軸35を中心に開閉レバー33を180度に回
転させると、操作軸35の下端部の駆動部36がスライ
ダー31の小径軸筒部31bの受動部34を押すため、
スライダー31がバネ32の付勢に抗して、図12にお
いて右側方向に摺動する。
【0040】このスライダー31の摺動に伴って、スラ
イダー31に固設された導管29と閉止弁24の弁座2
4aが同方向に一体的に移動するため、閉止弁24の弁
座24aが充填口5に更に深く入り込み、閉止弁24の
弁座24aと閉止弁22の弁座22aが当接する位置に
来る。この過程で閉止弁24の弁体24cの軸部24d
と閉止弁22の弁体22cの軸部22dが互いに押し合
うため、図13に示したように閉止弁24の弁孔24b
と閉止弁22の弁孔22bが開放される。
【0041】図示は省略したが、同様にスライダー31
の摺動に伴って導管30と閉止弁25の弁座25aが同
方向に一体的に移動するため、閉止弁25の弁座25a
が均圧口6に更に深く入り込み、閉止弁25の弁座25
aと閉止弁23の弁座23aが当接する位置に来る。こ
の過程で閉止弁25の弁体25cの軸部25dと閉止弁
23の弁体23cの軸部23dが互いに押し合うため、
閉止弁25の弁孔25bと閉止弁23の弁孔23bが開
放される。
【0042】このように開閉レバー33の回転操作によ
ってスライダー31が各閉止弁を開放する方向に移動し
たときには、スライダー31の小径軸筒部31bに設け
た永久磁石57も同距離移動するため、充填用コネクタ
10側のリードスイッチ型の近接スイッチ58は該永久
磁石によってオン動作する。そのため、タンクローリー
12の液化ガス送給用ポンプ59の駆動回路が閉じら
れ、液充填ライン14と充填用コネクタ10の充填液流
路18と充填用容器弁2の充填液通路8を通って容器1
内への液化ガス60の充填が開始される。
【0043】液化ガス60が所定レベルまで充填される
と、フロート弁26が作動して液化ガスの充填が停止さ
れる。すなわち、充填された液化ガス60の液面が上昇
するにつれてフロート26iが次第に浮上し、操作レバ
ー26gの先端部が下向きに回動するため、操作レバー
26gの先端部上面に弁軸26jが当接している弁体2
6cは、バネ26dで押されて下方移動して弁孔26k
を閉塞し、流出孔26bからの液化ガスの流出が停止さ
れるのである。
【0044】このように充填された液化ガスが容器1内
の予定レベルに達してフロート弁26が閉止し、充填さ
れる液化ガスの流量が減少し、ポンプ59の静圧が上昇
すると、開閉レバー33の操作軸35の可動軸部分35
aがピストン弁として動作する。すなわち、分岐流路5
3によって充填液流路18に連通している弁室52内の
圧力が、分岐流路55によって返戻液流路20に連通し
ている弁室54内の圧力よりも一定以上高くなると、可
動軸部分35aはその差圧によって軸受体74の中央受
孔75に沿って上方移動する。
【0045】この操作軸35の上方移動によって下端部
の駆動部36がスライダー31の小径軸筒部31bの受
動部34から脱出するため、スライダー31はバネ32
の付勢によって左側に移動し、スライダー31に固設さ
れた閉止弁24の弁座24aも左側に移動する。そのた
め、図12に示したように液充填ラインの閉止弁22と
閉止弁24は再び閉塞される。同様にして、液返戻ライ
ンの閉止弁23と閉止弁25も再び閉塞される。スライ
ダー31の移動に伴って永久磁石57も移動するため、
近接スイッチ58がオフ動作され、ポンプ59の運転が
停止される。
【0046】前記フロート弁26が故障したときには、
容器1への液化ガスの充填が続行されるが、液面制御管
27の下端開口を越える液化ガスは、サイホン作用によ
って充填用容器弁2の返戻液通路9と充填用コネクタ1
0の返戻液流路20と液返戻ライン16を通ってタンク
13に戻される。
【0047】図24に示したように直動型のフロート弁
129を充填用容器弁2の返戻液通路9に接続した液面
制御管27の下端部に設けることもできる。充填された
液化ガスの液面が所定レベルまで上昇するとき、弁体を
兼ねた球状フロート112が支持部材130から離れて
浮上し、弁座113に当接して弁孔114を閉塞する。
このフロート弁129の閉止によって返戻液通路9への
液の戻りが遮断され、液返戻ライン16の圧力が低下す
るため、弁室52と弁室54に所要の差圧が生じ、ピス
トン弁として機能する開閉レバー33の操作軸35の可
動軸部分35aが上方移動する。
【0048】この操作軸35の上方移動によって駆動部
36が受動部34から脱出するため、スライダー31は
バネ32の付勢によって左側に復帰移動し、スライダー
31に固設された閉止弁24の弁座24aが左側に移動
する。そのため、液充填ラインの閉止弁22と閉止弁2
4が閉塞され、液化ガスの容器2への充填が遮断され
る。同様にして液返戻ラインの閉止弁25の弁座25a
も左側に移動するため、液返戻ラインの閉止弁23と閉
止弁25も閉塞される。スライダー31の復帰に伴って
近接スイッチ58が永久磁石57によってオフ動作され
るため、ポンプ59の運転が停止される。このように返
戻液通路9の側にフロート弁を設けた時には、充填液通
路8の側にフロート弁を設ける必要がなくなり、構造の
簡略化が可能である。
【0049】開閉レバー33が開位置にあるときには、
操作筒45は開閉レバー33の軸筒部50に邪魔される
ため、制止段部46が透孔38から外れる位置まで復帰
させることはできない。そこで、迅速継手のソケット部
11とプラグ部4の結合を解く前には、開閉レバー33
を閉位置に戻して置く必要がある。開閉レバー33が閉
位置に戻ると、軸筒部50の回転止め用切欠き部51
は、操作筒45の基端部49に対向する位置に復帰す
る。この段階で、操作筒45をソケット部11の周壁部
37に沿って基端側に、即ち開閉レバー33の側に移動
させると、操作筒45の制止段部46は透孔38の外側
開口を開放する。そのため、プラグ部4をソケット部1
1から抜き取るとき、小球39は外側に移動しプラグ部
4の受溝41から脱出する。
【0050】このようにしてプラグ部4とソケット部が
分離されたときには、操作筒45の基端部49が開閉レ
バー33の軸筒部50の切欠き部51に再び係合するた
め、開閉レバー33は回転を拘束される。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の液化ガス充填装置
では、充填用コネクタ10に迅速継手のソケット部11
を設ける一方、充填用容器弁2に迅速継手のプラグ部4
を設け、充填液流路18によって充填液入口15に連通
した充填液出口19と、返戻液流路20によって返戻液
出口17に連通した返戻液入口21をソケット部11に
並設し、充填液通路8に連通した充填口5と、返戻液通
路9に連通した均圧口6をプラグ部4に並設し、充填用
コネクタ10の充填液入口15をタンクローリー12の
タンク13からの液充填ライン14に接続し、充填用コ
ネクタ10の返戻液出口17をタンク13への液返戻ラ
イン16に接続するものであるので、ソケット部11と
プラグ部4を嵌め込み連結するという単一の操作によっ
て、液充填ライン14と液返戻ライン16を容器1に直
ちに接続することができ、接続作業の簡便性と迅速性に
優れている。
【0052】充填口5に閉止弁22を設け、均圧口6に
閉止弁23を設け、充填液出口19に閉止弁24を設
け、返戻液入口21に閉止弁25を設けてあり、これら
閉止弁は迅速継手のソケット部11とプラグ部4の結合
成立後に開通されるものであるので、液漏れやガス噴出
の危険性なしに液化ガスの容器1への充填作業を的確か
つ安全に行なうことができる。
【0053】在来の容器弁を上記構成の充填用容器弁2
と取り替えれば、既存の容器1をそのまま有効に活用す
ることができるため、容器交換方式から直接補給方式へ
の転換を費用負担少なく行なうことができる。
【0054】充填用容器弁2の充填液通路8の下端部に
フロート弁26を設けてあり、充填された液化ガスの液
面が予定レベルに到達したとき、フロート弁26が作動
して充填液の流れが阻止されるので、容器1への液化ガ
スの過充填が的確に防止される。
【0055】仮にフロート弁26が故障したとしても、
液面制御管27の下端開口を越える液化ガスは、サイホ
ン作用によって充填用容器弁2の返戻液通路9と充填用
コネクタ10の返戻液流路20と液返戻ライン16を通
ってタンク13に戻されるので過充填はあり得ず、常に
適性量の補給充填が実行できる。
【0056】開閉レバー33の軸筒部50に操作筒45
の基端部49が係合する回転止め用切欠き部51を設け
てあるため、迅速継手のソケット部11とプラグ部4の
連結が完了して気密を確保してからでないと、開閉レバ
ー33の開方向に回すことができない構造になってお
り、また、開閉レバー33を開方向に回すと、操作軸3
5の駆動部36がスライダー31を弁開通位置まで移動
させて、充填用コネクタ10側の閉止弁24,25と充
填用容器弁2側の閉止弁22,23を同時に開通させる
構造になっており、更にまた、開閉レバー33を閉方向
に回して、これら各側の閉止弁を閉止しなければ、迅速
継手のソケット部11とプラグ部4が分離できない構造
担っているため、液化ガスの充填を液漏れや生ガスの放
出の危険なく安全かつ的確に行なえる。
【0057】フロート弁26が閉止してポンプ59の静
圧が上昇すると、充填液流路20と返戻液流路20の差
圧によって、開閉レバー33の操作軸35がピストン弁
として動作し、操作軸35の駆動部36がスライダー3
1の受動部34から離脱して、スライダー31がバネ3
2の付勢で直ちに復帰し、充填用コネクタ10側の閉止
弁24,25と充填用容器弁2側の閉止弁22,23が
自動的に閉止されるため、過充填が防止され、安全性が
一層向上する。
【0058】スライダー31に永久磁石57を設け、充
填用コネクタ10に近接スイッチ58を設け、近接スイ
ッチ58を制御ライン44によってタンクローリー12
のポンプ59の駆動回路に接続してあるため、スライダ
ー31の前後動時に近接スイッチ58をオン・オフ動作
させることによって、ポンプ59の起動停止を遠隔操作
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る単一の容器を対象とす
る液化ガス充填装置の模式図である。
【図2】該液化ガス充填装置を構成する充填用容器弁の
正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】図3のD−D線断面図である。
【図7】図3のE−E線断面図である。
【図8】該液化ガス充填装置を構成する充填用コネクタ
の正面図である。
【図9】該充填用コネクタの背面図である。
【図10】図9のF−F線断面図である。
【図11】図10のG−G線断面図である。
【図12】該充填用容器弁と充填用コネクタの連結状態
(閉止弁:閉塞)の縦断面図である。
【図13】該充填用容器弁と充填用コネクタの連結状態
(閉止弁:開通)の縦断面図である。
【図14】本発明の別の実施例に係る集合装置を対象と
する液化ガス充填装置の模式図である。
【図15】該液化ガス充填装置に用いるアダプタ−の正
面図である。
【図16】該アダプタ−の背面図である。
【図17】図15のH−H線断面図である。
【図18】図16のI−I線断面図である。
【図19】該液化ガス充填装置に用いる別のアダプタ−
の正面図である。
【図20】該アダプタ−の背面図である。
【図21】図19のK−K線断面図である。
【図22】図20のL−L線断面図である。
【図23】本発明の更に別の実施例に係るベーパー集合
装置を対象とする液化ガス充填装置の模式図である。
【図24】本発明の他の実施例に係る充填用容器弁の返
戻液通路側に設けたフロート弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 充填用容器弁 3 ガス取り出し口 4 プラグ部 5 充填口 6 均圧口 7 ガス通路 8 充填液通路 9 返戻液通路 10 充填用コネクタ 11 ソケット部 12 タンクローリー 13 タンク 14 液充填ライン 15 充填液入口 16 液返戻ライン 17 返戻液出口 18 充填液流路 19 充填液出口 20 返戻液流路 21 返戻液入口 22 閉止弁 23 閉止弁 24 閉止弁 25 閉止弁 26 フロート弁 27 液面制御管 28 液面制御管の下端開口 29 導管 30 導管 31 スライダー 32 付勢用バネ 33 開閉レバー 34 受動部 35 操作軸 36 駆動部 37 周壁部 38 透孔 39 連結用小球 40 周壁部 41 受溝 42 ディスク 43 制止面 44 制御ライン 45 操作筒 46 制止段部 47 付勢用バネ 48 傾斜カム面 49 操作筒の基端部 50 開閉レバーの軸筒部 51 回転止め用切欠き部 52 弁室 53 分岐流路 54 弁室 55 分岐流路 56 付勢用バネ 57 永久磁石 58 近接スイッチ 59 ポンプ 60 液化ガス 61 元栓

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 需要家側の容器1に取り付けられる充填
    用容器弁2にガス取り出し口3と迅速継手のプラグ部4
    を設け、該プラグ部4に充填口5と均圧口6を並設し、
    該ガス取り出し口3に連通したガス通路7の下端部を容
    器1内に開放させ、該充填口5に連通した充填液通路8
    の下端部と、該均圧口6に連通した返戻液通路9の下端
    部を容器1内に開放させ、前記プラグ部4が嵌め込み連
    結される迅速継手のソケット部11を充填用コネクタ1
    0に設け、タンクローリー12のタンク13からの液充
    填ライン14が接続される充填液入口15と、該タンク
    13への液返戻ライン16が接続される返戻液出口17
    を充填用コネクタ10に設け、充填液流路18によって
    充填液入口15に連通した充填液出口19と、返戻液流
    路20によって返戻液出口17に連通した返戻液入口2
    1を前記ソケット部11に並設し、前記プラグ部4の充
    填口5と均圧口6に閉止弁22と閉止弁23をそれぞれ
    設け、前記ソケット部11の充填液出口19と返戻液入
    口21に閉止弁24と閉止弁25をそれぞれ設け、前記
    プラグ部4とソケット部11の連結後に前記各閉止弁2
    2、23、24、25を開通させる需要家側容器に対す
    る液化ガス充填装置。
  2. 【請求項2】 充填された液化ガス60の液面上昇によ
    って作動し、充填液通路8を閉止するフロート弁26
    を、充填用容器弁2の充填液通路8の下端部に設けた、
    請求項1に記載の液化ガス充填装置。
  3. 【請求項3】 下端開口28が液化ガス60の液面に接
    する液面制御管27を、充填用容器弁2の返戻液通路9
    の下端部に連結した、請求項1に記載の液化ガス充填装
    置。
  4. 【請求項4】 プラグ部4の外端面4aより後退させて
    充填口5の内部に固設した弁座22aと、弁座22aの
    弁孔22bに軸部22dを摺動可能に嵌挿され、弁孔2
    2bの閉止時に軸部22dの先端部が弁座22aより突
    出する弁体22cと、弁体22cを弁座22aに向けて
    付勢するバネ22eとで閉止弁22を構成し、プラグ部
    4の外端面4aより後退させて均圧口6の内部に固設し
    た弁座23aと、弁座23aの弁孔23bに軸部23d
    を摺動可能に嵌挿され、弁孔23bの閉止時に軸部23
    dの先端部が弁座23aより突出する弁体23cと、弁
    体23cを弁座23aに向けて付勢するバネ23eとで
    閉止弁23を構成し、充填液出口19に摺動可能に嵌挿
    され、ディスク42の外端面42aより突出する弁座2
    4aと、弁座24aの弁孔24bに軸部24dを摺動可
    能に嵌挿され、弁孔24bの閉止時に軸部24dの先端
    部が弁座24aより突出する弁体24cと、弁体24c
    を弁座24aに向けて付勢するバネ24eとで閉止弁2
    4を構成し、返戻液入口21に摺動可能に嵌挿され、デ
    ィスク42の外端面42aより突出する弁座25aと、
    弁座25aの弁孔25bに軸部25dを摺動可能に嵌挿
    され、弁孔25bの閉止時に軸部25dの先端部が弁座
    25aより突出する弁体25cと、弁体25cを弁座2
    5aに向けて付勢するバネ25eとで閉止弁25を構成
    し、閉止弁24の弁座24aの内端部に固設した導管2
    9を充填液流路18に摺動可能に嵌挿し、閉止弁25の
    弁座25aの内端部に固設した導管30を返戻液流路2
    0に摺動可能に嵌挿し、充填用コネクタ10に摺動可能
    に嵌挿したスライダー31に前記導管29と導管30を
    固設し、該スライダー31をバネ32によって充填液入
    口15及び返戻液出口17に向かって付勢し、充填用コ
    ネクタ10に開閉レバー33を設け、スライダー31の
    受動部34を押圧してスライダー31を充填液出口19
    及び返戻液入口21に向かって摺動させる駆動部36
    を、開閉レバー33の操作軸35の下端部に設け、前記
    ソケット部11の周壁部37の半径方向の透孔38に連
    結用小球39を嵌め入れ、前記プラグ部4の周壁部40
    の外周面に該小球39が係脱する受溝41を設け、前記
    充填液出口19と返戻液入口21が設けられたディスク
    42をソケット部11の周壁部37の内側に摺動可能に
    嵌め込み、前記透孔38の内側開口を開閉する制止面4
    3をディスク42の外周部に設け、制止面43が透孔3
    8を閉塞する位置へとディスク42をバネ32で付勢
    し、ソケット部11の周壁部37の外側に操作筒45を
    摺動可能に嵌め合せ、前記透孔38の外側開口を開閉す
    る制止段部46を操作筒45の先端部の内周面に設け、
    制止段部46が透孔38を閉塞する位置へと操作筒45
    をバネ47で付勢し、小球39を押圧する傾斜カム面4
    8を制止段部46の先端側に設け、ソケット部11とプ
    ラグ4が未連結状態にあるとき、操作筒45の基端部4
    9が係合する回転止め用切欠き部51を開閉レバー33
    の軸筒部50に設けた、請求項1に記載の液化ガス充填
    装置。
  5. 【請求項5】 開閉レバー33の操作軸35を、ピスト
    ン弁の弁体となる可動軸部分35aと、軸筒部50に固
    設され、可動軸部分35aの上端部が摺動可能に嵌合さ
    れた駆動軸部分35bとで構成し、可動軸部分35aの
    仕切り円盤部35cより下側の弁室52に充填液流路1
    8からの分岐流路53を連通させ、仕切り円盤部35c
    より上側の弁室54に返戻液流路20からの分岐流路5
    5を連通させ、偏心カムとした駆動部36がスライダー
    31の受動部34に係合する位置へと可動軸部分35a
    をバネ56によって付勢した、請求項4に記載の液化ガ
    ス充填装置。
  6. 【請求項6】 スライダー31に永久磁石57を取り付
    け、スライダー31が閉止弁22、23、24、25を
    開通させた位置に移動したとき、該永久磁石57によっ
    てオン動作する近接スイッチ58を、充填用コネクタ1
    0の本体部分に取り付け、該近接スイッチ58をタンク
    ローリー12の液化ガス送給用ポンプ59の駆動回路に
    組み込んだ、請求項4に記載の液化ガス充填装置。
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