JPH06500017A - nK+チャンネル発現に基づくアッセイ、方法及び生成物 - Google Patents

nK+チャンネル発現に基づくアッセイ、方法及び生成物

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JPH06500017A
JPH06500017A JP3514268A JP51426891A JPH06500017A JP H06500017 A JPH06500017 A JP H06500017A JP 3514268 A JP3514268 A JP 3514268A JP 51426891 A JP51426891 A JP 51426891A JP H06500017 A JPH06500017 A JP H06500017A
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チャンディ、カニアンサラ ジョージ
カヘラン、マイケル ダニエル
グリスマー、ステファン
ゴルディン、アラン エル.
デスレフス、ブレント エイ.
ガトマン、ジョージ エイ.
ワスマス、ジョン ジェイ.
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ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 25、請求項21に記載のDNAを含むベクター。
明 細 書 nK”チャンネル発現に基づくアッセイ、方法及び生成物本発明は米国立衛生研 究所により与えられたグランド番号Al24783、A121366、N526 729、NS 14609及びGN42365に基づき、合衆国政府の支援を受 けて行われた。合衆国政府は本発明に関し一定の権利を有する。
を特色付けるために有用な生理学的方法及び組み換えDNAの方法に関する。特 に本発明は、特定のトランスメンブレンイオンチャンネルの分子的同定、該チャ ンネルの生物物理学的特性の解明、該チャンネルをコードする遺伝子の発現産物 及び当該産物の用途に関する。より具体的には、本発明は、MK3遺伝子のDN AシークエンスがTリンパ球のn梨に″″チヤンネルコードするという確定の結 果から、部分的に得られた。
従来の技術 哺乳類細胞の表面に見られる膜は、細胞と組織の保全及び活性に関して非常に重 要な機能を果たす。特に興味深いものは、イオンチャンネルの生化学的、生理学 的、薬理学的及びバイオキネティクス的研究である。ナトリウム(Na)、カリ ウム(K)、カルシウム(Ca)チャンネルを含むこれらのイオンチャンネルは 、すべての哺乳類細胞に存在し、様々な生理学的及び薬理学的プロセスを制御す る。カリウムチャンネルは、特に正常細胞の恒常性における該チャンネルの関与 及び関連性、並びに様々な病的状態及び免疫応答に関するその障害が注目されて いる。多くの研究が行われ、そのような重篤な疾患に対する治療及び予防法を発 見するためだけでなく、もし存在するならば共通の基準(これによりこれらの疾 患を克服するための攻撃計画がより直接的なものとなろう)についての理解を進 めることを可能にする、基礎となる病因学を解明するために、現時点で多(の研 究が進行中である。該チャンネルと特別な関係をもつ疾患には、自己免疫疾患及 びその他の増殖性疾患、例えば癌が含まれる。自己免疫疾患には、いくつか名を 挙げれば、リウマチ性関節炎、I型真性糖尿病(インシュリン依存性)、多発性 硬化症、重症性筋無力症、全身性エリテマトーデス、シエーグレン症候群、混合 結合組織病、実験的アレルギー性脳を髄炎(EAE)が含まれる。
殆どの場合、自己免疫疾患は、免疫系の異常細胞が標的組織を直接壊死させるか 、又は自己抗体を産生することにより破壊する結果であると考えられている。
ある者は歴史的な自己免疫疾患の実証に集中するかもしれない。それらの1つは 、いわゆる全身性エリテマトーデス(S L E)である。SLEでは、異常5 928球は、陽性に荷電された抗DNA抗体を産生じ、陰性に荷電された腎細胞 上に凝集し、SLHの症状である炎症と腎炎を引き起こす。真性糖尿病では、異 常T細胞は系統的に膵臓の高細胞を破壊するので、核細胞は生物の適切な代謝バ ランスのために必要なホルモンであるインシュリンを産生できなくなる。多発性 硬化症では、異常Tm胞はミニリン塩基性タンパク質(神経細胞の主成分)を破 壊すると考えられている。これは系統的に特定の神経細胞を破壊し、一連の神経 学的症状を引き起こす。今日までに研究されてきた自己免疫疾患では、特定の標 的組織を破壊又は妨害して、そのような病的状態に対して明らかな症状を引き起 こす物質を産生する異常な免疫系細胞の共通のパターンが浮かび上がるように思 える。
さらに同種異系移植又は異種移植は、ドナーの細胞膜上に存在する抗原成分に対 するレシピエンドの細胞介在性又は液性免疫反応により拒絶され得る。拒絶の主 なメカニズムは、移植抗原に対する即時型リンパ球介在性免疫反応(宿主対移植 片反応)である。免疫生物学的拒絶の特別な関心は、治療に対する反応を評価す る手段及び移植片の機能的変性に先んじて拒絶を知ることであった。しかしなが ら、完全に信頼できかつ再現可能な免疫応答のモニタリング法は、なお確立され ていない。
さらに他の細胞増殖性状態、特に癌や腫瘍に関するものも、免疫学的因子と類似 の関係をもつかもしれない。例えば、宿主−腫瘍免疫因子は悪性病巣の臨床経過 において役割を果たす。肉腫をもつ患者における液性及び細胞性免疫不能も報告 されている。さらに、免疫応答の一般的な低下とその後の症状の進行との間の相 関性も示されている。しかし免疫学的なモニタリングを日常的なものとして使用 することは未だ実験の域を出ず、その臨床上の育用性も未知である。
これらの反応及び疾患に対する現時点の処置は、なお実験段階にあり、それはス テロイド又は他の免疫抑制剤による全般的な免疫抑制の惹起に基づくものである 。このような治療手段は、付随する重篤な副作用を含む他の問題を伴うものでも ある。さらに、それらは、このような自己免疫疾患の自然な進行を遅らせるだけ の作用しかもたない。治療のための有効な方法は(治癒は言うまでもなく)、現 在の医療技術では無理である。これら種々の自己免疫疾患、免疫反応及び腫瘍化 を生じる免疫系の異常は、当該分野において為された広範な研究にも拘らず、良 (理解されていない。例えば、チオフィロブロス(Theofilopoulo s)ら、Adv。
Immunol、 、 37.269. (1985)を参照のこと。
この疾患の病因論について重要な知見を提供してきた、様々なマウスモデルの使 用に焦点を合わせた研究が行われたが、臨床症状及び免疫学的異常性は、系統間 で大きく異なり、完璧な研究には至らなかった。従って、普遍的な基礎となるこ れらすべての疾患について共通の細胞性又は分子性欠陥は未だ同定されてなく、 あったとしても当該技術分野の現在の技術レベルにおける提案にすぎない。
数種類のに3チヤンネルが、神経系における電気的興奮性の調節と同様に、多様 な細胞タイプにおける膜電位の維持及び細胞容積の調節に関与している(1)。
カリウムチャンネルは、活動電位の再分極相を制御し、さらに活動ニューロン( firing neurons)及び他の細胞のパターンを制御することが示さ れた。カリウム電流は、ナトリウム又はカルシウム電流よりさらに多様であり、 細胞が外部刺激に反応する方法を決定することにおいて、中心的な役割を果たす ことが示された。
例えば、シナプス性インプットに対してニューロンが反応する順応速度又は遅れ は、異なるクラスのに+チャンネルの存在により強く影響される。K0チャンネ ルの多様性を生じる分子メカニズムは、ショウジヨウバエのシェーカー遺伝子座 (Shaker 1ocus)で最もよく分かっている。これは、130kbに わたり広がっている21個のエクソンを含み、単一初期転写物の異なるスプライ シングにより、4個の異なるに0チヤンネルタンパク質を生じる(2)。アフリ カッメガエル(Xenopus)卵母細胞でのこれらのcDNAの発現によって 、明瞭な生理学的特性を有する電圧依存性に+電流が発生する(3)。関連する ショウジヨウバエに+チャンネル遺伝子シェップ(Shab)もまた、初期転写 物の異なるスプライシングを示し、2個の別個のタンパク質質を生じる(4)。
従って、イオンチャンネルそれ自体に注意が向けられた。薬理学的及び電気生理 学的に分類された3つのイオンチャンネルの型が同定されており、これは、いわ ゆる旦、n’及び上型である。本目的において、末梢リンパ組織中のT細胞は関 連タイプ:CD4”CD8−、CD4−CD8”、CD4−CD8− として特 性細胞は、細胞膜たりおよそ200チヤンネルを発現し、3タイプがすべて存在 すると考えられている。例えばマイトジェンによる活性誘発を示す正常な免疫反 応での増加を示す。
K0チャンネルに関する最初のオリジナルな研究により、lK9チャンネルの発 現は自己免疫疾患状態に関連しているという明瞭な発見がもたらされた。その結 果、アッセイ及び治療法並びに当該発明に関連する事柄がカヘラン(Cahal an)らにより特許出願された(IJ、 S、 S、 N、 07/391.4 99.1989年3月6日受理)。チャンディー(Chandy)らによる学術 的報告書(European Journal of Invnunology 、20゜747−751(1990) ) も参照のこと。
従って、当該技術におけるゴールは、様々な病的状態、例えば癌におけるメディ エータ−と考えられるT細胞が、K″″″チヤンネル発現ンクしているのか否か 、もしその通りであるならば、どのようにしてリンクしているのかを明瞭にする ために、代表的なモデルによる実験を行うことである。
チャンディー博士らのグループは、この発見についての最初の予備的な見解を1 990年2月のポスターセツションで(生物物理学会、バルチモア(MD))発 表し、要約は、1990年7月29日から8月3日までバンク−バー(カナダ) で開かれる第1O回国際生物物理会II(International Bio physics congress)の準備中に提出された。またチャンディー らの文献(Science 247.973(1990) (12)も参照のこ と。この中ではとりわけMK3遺伝子のシーフェンスがそれとして開示されてい る。さらに7−8及び28の文献と同様、ダグラス(Douglass)らのJ 。
rmmunology 144.4841(1990年6月))も参照のこと。
本発明の背景を明らかにするために使用した出版物及びその他のもの並びにその 実際に関してより詳細な清瞭を提供するために用いた特定の事例は、援用して本 明細書の一部としており、便宜上、以下の文章では数字を用いて引用し、付属の 文献目録でそれぞれまとめである。
コードするという、明瞭かつ驚くべき発見に基づいている。それに続く重要な研 究により、MK3遺伝子のコード化DNAの機能的nK’チャンネル発現産物、 又は機能的に生物活性がある同等物は、動物(ネズミ属だけでなく)及び同様に ヒトでの薬理学的な用途のためのアッセイ、方法及び生成物を開発する手段を提 供するという結果が明らかになった。
従って本発明は、哺乳類におけるnK”チャンネル発現の調節効果を有する物質 を同定するためのアッセイを提供し、これは、次のステップを含む:MK3遺伝 子のコード化DNAの機能的nK″″チャンネル発現産物又は機能的に生物活性 がある同等物を生成する発現システムを提供する;該産物又は同等物の生物活性 におけるその調節効果を確定するため、該発現システム又は該発現システムの産 物もしくはその同等物を、1つ又は2つ以上の物質と接触させる、さらにnK’ ″チャンネル発現を調節することができる単−又は複数の候補物質をこれら物質 から選択する。
アッセイのこの選択ステップは、該産物又はその同等物の生物活性をブロックす る物質の能力を、好ましくは、測定するものであり得る。好ましい具体例では、 物を含み得る。この機能的に活性な生物学的同等物は、好ましい具体例では、ヒ )nK”チャンネル発現産物の機能的ホモログ(homologue)を含むこ とができ、さらにまた合成された誘導体を含み得る。好ましい具体例では、該発 現システムは、トランスフエクタントを含むことができ、このトランスフェクタ ントは、該産物又は同等物を有効にコードするDNAを宿す哺乳類細胞を含むこ とが最も好ましい。
本発明の別の局面によると、哺乳類T細胞の活性化を抑制するために有用な方法 が提供される。該方法は、上記に引用のアッセイで概略したステップを実施する こと、及びその後該哺乳類T細胞をそのアッセイで選ばれた候補物質と接触させ ることを含む。この方法で用いられる接触ステップは、好ましくは、必須成分と して、該候補物質を含む組成物を介して実施される。最も好ましくは、この接触 は人体への投与により達成される。
別の好ましい具体例では、哺乳類T細胞の活性化抑制に有用なこの方法は、T細 胞が組織移植レシピエンドのものである移植組織拒絶反応を抑制するためにも有 用であり得る。別の好ましい具体例では、゛この方法は、T細胞が腫瘍の疑いの ある個々人のものである場合、腫瘍性の存在について個々人のスクリーニングに 有用である。
本発明の別の局面によると、nK”チャンネル発現仲介性T細胞活性化に関連す る病的状態の診断用アッセイが提供される。該アッセイは次のステップを含性が ある産物、又は機能的に生物活性がある同等物を基にした標識手段を用いて、n K”チャンネル発現を測定することによって、全T細胞集団に対する該T細胞の 活性化を測定する。
本発明のまた別の具体例には、nK9チャンネル発現仲介性T細胞活性化に関連 する病的状態の検出に有用なテストキットがあり、これは、被験者からのnK3 チャンネル含有T細胞培養物を収容しテストするための構成物と、この培養T細 胞集団から活性化T細胞を同定し、MK3遺伝子のコード化DNAの機能的に生 物活性がある産物、又は機能的に生物活性がある同等物を基にした標識手段を用 いて当該細胞のn型に′″チヤンネル相対的な数を測定する手段を含む。さらに 本発明は、詮所又はスクリーニングアッセイを行うための付随構成物、試薬及び 手段を含むキットも開示する。
本発明のまた別の具体例では、上記に開示された用途のために、MK3遺伝子産 物又は機能的に生物活性があるその同等物をコードするDNA (組み換えDN A又はcDNA)、ベクター及び当該物を有効に宿すトランスフェクシントを提 供する。好ましい具体例では、該DNAは該MK3遺伝子産物をコードする。別 の好ましい具体例では、MK3遺伝子産物又は機能的に生物活性があるその同等 物をコードするDNAを含むトランスフェクトされた細胞を提供する。特に好ま しい具体例では、トランスフェクトされた細胞は哺乳類細胞である。さらに別の 好ましい具体例では、MK3遺伝子産物又は機能的に生物活性があるその同等物 をコードするDNAを含むベクターが提供される。
本発明はさらに、機能的に生物活性がある同等物のMK3遺伝子産物をコードす るDNA単離物をも開示する。さらに本発明は、このようなりNAの発現のため に選択された組み換え体宿主中で働く発現制御エレメントを含み、さらに好まし くは、トランスフェクション、場合によっては宿主ゲノムへの直接的組み込みと 併用することによる、組み換え体宿主中への発現ベクターの組み込みを機能的に 助ける、適切な終結、複製及び他のシーフェンスを含む、このようなりNAを宿 す発現ベクターも教示する。
本発明の組み換えDNAについては、当該技術は、そのすべての局面、例えばク ロスハイブリダイズ可能なりNA単離物を含むDNA単離物の作成:そのための 発現ベクターの考案:及びトランスフェクトした宿主の作成に直接利用できる。
さらに本発明は、前出の局面を教示し、それらすべての局面に付随する具体例は 、当業者の技術の範囲内のものである。
図面の簡単な説明 図1は、MK3mRNAを注入した卵母細胞の外側表(outside−out )バッチでのに′″電流表している。膜電位は一80mVで、脱分極パルスは4 5秒毎に行われた。
テスト電位は、10mVずつ上昇させながら−50から50mVまで変えた。B )Aで示されたK”電流についてのビークK“コンダクタンス−電圧関係。点を 結ぶ線はボルツマンの方程式に当てはめた: St (E)=S、max/(1+exp [(E、−E)/k] )ここでパ ラメーターの数値は: Stma x=3.9nS ; E、=−40,2mM;活性化(C)及び不活 性化(D)の時間定数r、及びr、は、次のホジキン−ハクスレーのタイプn’ hモデルにより(A)で示されたような同様のトレースの電流データの点をつな ぐ曲線に当てはめて得られた。
■1゜+a+= IKmax [1−exp (−t/r、)] ’exp (−t/rh)(C )及び(D)の点は、5つの異なるパッチから得られたr、及びrhの平均図2 人は、MK3mRNAを注入した卵母細胞の外側表パッチでのMK3K”電流の 蓄積性(使用依存性)不活性化(左)を、またヒト末梢血リンパ球から得られた に9電流のそれ(右)を示す。電流は、−80mVの保持電位から毎秒1回、4 0mVまで一連の6脱分極電圧ステップによって誘発された。テストパルスの持 続時間は200m5であった。K′″電流のアンプリチュードは、この一連のパ ルスの間で最大(最初)から最小(最後)へと実質的に減少した。
図2Bは、MK3mRNAを注入した卵母細胞の外側表バッチでのMK3K”電 流の不活性化のキネティクス(左)を、さらにヒト末梢血リンパ球から得られた に+電流のそれ(右)を示す。テール電流は、40mVまでの15m5の脱分極 プレパルスの後、−100から一40mVまでの電圧ステップにより誘発された 。テール電流減衰時定数r1は単一の指数関数に当てはめられ、減衰中に用いた 膜電位Eに対してプロットした(右)。黒丸はMK3のr、を、白四角はT細胞 のr、を表す。
図20は、MK3mRNAを注入した卵母細胞の外側表パッチでのMK3K”電 流の単一チャンネル電流を示す。左:膜電位は、電流トレースの左側に示された 電位で保持した。当該パッチでのチャンネルの殆どが不活性化した後、種々の保 持電位における異なるアンプリチュードの単一チャンネル電流をモニターするこ とができた。図の右側に、単一チャンネルの開放により発生した電流アンプリチ ュードが、異なる保持電位に対してプロットされている。点をつなぐ直線の勾配 により、単一チャンネルコンダクタンスの概数は13pSとなり、この直線は電 圧軸を一76mVで切るが、これはK”イオンにおける逆転電位(revers al potential)の計算値に近い。
図3は、MK3K“チャンネルの薬理学に関するデータを提供する。
図3Aは、MK3mRNAを注入した卵母細胞の外側表パッチでのMK3に’″ 電流対する1O140及び160mMのTEAの影響を示している。種々のTE A濃度による処理前及び処理中における、45s毎の一80mVの保持電位から 40mVまでの脱分極パルスで、K1電流が誘発された。
図3Bは、図3Aと同じパルスプロトコールを用いたときの、別の外側表パッチ でのMK 3 K”電流に対する3 nMのCTXの影響を示している。図30 は、MK3K”を流をブロックする異なる薬剤のドースリスポンス曲線を表し、 ベクタ(ミル、キニーネ、4−AP及びTEAのに、sはそれぞれ4 ttM、  40μM、 0.4mM及びll感(であった。
図4は、EL4RNAのl71bpフラグメントの増幅を示す。レーン1:分子 量マーカー、ラムダBtt−El;72bpマーカーは染色バンドでは不明瞭で ある。
:レーン2:EL4RNAから増幅された171bpフラグメント:このレーン には5μIのPCR生成物がロードされた。:レーン3:PCR前にRNA5e で前処理したEL4RNA、PCR生成物の20μlがこのレーンではロードさ れた。
; 171bpフラグメントは見えない。
図5は、MK2及びMK3の染色体上の位置決定をグラフで示している。+はヒ トの染色体が細胞の少なくとも80%に存在することを示している。:★はヒト の染色体が細胞の50−80%に存在することを示している。;dはヒトの染色 体が部分的に欠失していることを示している。:P及びQはそれぞれ染色体の単 に短腕又は長腕だけが存在することを示している。MK2は12番目染色体に対 する不一致のクローンがないことを示し、一方MK3は13番目染色体に対する 不一致のクローンがないことを示す。
本文中の[物質J (material)なる用語は、ユ型に1チヤンネル及び /又は(活性化)T細胞に関して、通常存在しないか又は機能をもたず、しかも これらのものに影響を与える一切のものを指す。従って、該用語は機能的な定義 をもち、旦に′″チヤンネル発現及び/又は関連するT細胞に対して、調節効果 を有することが本明細書中で示され、同定された既知の及び特に未知のものを含 む。
この中でr調節効果J (modulating effect)なる用語、又 は文法的にそれと同等な用語は、n型に′″チヤンネルび/又はT細胞に対する 能動的及び受動的の両方の影響を指す。これらには、該チャンネルもしくは該チ ャンネルタンパク質の機能のブロック、細胞膜たりのイオンチャンネルの数の減 少、及び初期の異常細胞に影響を与えるための二次細胞又はチャンネルの使用が 含まれるが、これらに限ると解釈してはならない。
本文中のn型に0チヤンネル及び/又はT細胞に対する物質の影響に関して「測 定J (measuring)なる用語は、当該チャンネル/細胞に対する物質 の影響を測定するための既知の方法又はこのために考案された一切の方法を指す 。これらには電流の測定、膜電位の測定、例えば放射能活性トレーサーを用いる に1流量の測定、K9a度の測定並びに他のりセラター、セカンドメツセンジャ ー及び/又はチャンネルへの間接的な結果の測定が含まれるが、これらに限ると 解釈してはならない。
本文中のnK”チャンネル発現産物に関して「機能的J (functiona l)なる用語は、生成物がその意図した目的のために作用すること、すなわちM K3遺伝子の直接的生成物と同等の生物反応性を有するということを意味する。
本文中の「機能的に生物活性を育する同等物J (functionally  bioactiveequivalent)なる用語は、言及されたものが、M K3遺伝子の発現産物と実質的に同じ結果をもたらすために、実質的に同じ方法 で、実質的に同じことをするものを意味する。
この中で[発現システム」なる用語は、機能的なnK”チャンネル発現産物を生 成することができるものを指す。好ましい具体例では、そのようなシステムは、 そのような機能的nK+チャンネル発現産物をコードするDNAyf−有効に宿 す微生物又は細胞培養物である。「有効に」又は文法的にこれと同等のものは、 該当するDNAシークエンスが有効に働くこと、すなわちその意図された目的の ために機能することを意味する。従って、該DNAは好ましくは、組み換えに適 切な宿主細胞にトランスフェクトするために用いられる発現ベクター内に含まれ ている。本明細書中に開示されているベクター及び方法は、広範囲の原核及び真 核生物の宿主細胞に用いるのに適している。「トランスフェクシントJは、アフ リカッメガエル及び牛皮(vaccina )を含む(ただしこれらに限らない )発現システムを含む、組み換えDNA技術を用いて構築されたベクターでトラ ンスフェクト又は形質転換した細胞及びウィルスを指す。
一般に、本発明に有用なベクターを構築するDNAシークエンスのクローニング には、原核細胞が好ましい。例えば、大腸菌(E、coli)K12株294( ATCCNo、31446)が特に有用である。使用できる他の微生物株には、 例えば、大腸菌B及び大腸菌X1776 (ATCCNo、31537)(7) ような大腸菌株が含まれる。これらの例は勿論、限定ではなく説明のために挙げ たものである。
原核細胞は、また発現のためにも用いることができる。前出の株の他、大腸菌W 3110(F−、ラムダ−1原栄養体性、ATCCNo、27235)、枯草菌 のような桿菌及びネズミチフス菌又はセラシア・マルセステンス(Serrat iamrcestens>のような腸内細菌並びに種々のシュードモナス種が用 いられ得る。
一般に、宿主細胞と折り合いの良い種からのレプリコン及び制御シーフェンスを 含むプラスミドベクターが、これら宿主と組み合わせて用いられる。このベクタ ーは、ごく普通に複製点の他、トランスフェクトされた細胞を表現システムで選 別することができるように標識シーフェンスも含んでいる。例えば、大腸菌は、 典型的には大腸菌種由来プラスミドであるpBR322[ポリバー(Boliv ar)ら。
GENE、 2.95(1977)]を用いてトランスフオームされる。pBR 322は、アンピシリン及びテトラサイクリン耐性遺伝子を含み、従ってトラン スフェクトされた細胞を同定する簡便な手段を提供する。pBR322プラスミ ド又は他の微生物プラスミドは、それ自身のタンパク質の発現のために該微生物 が使用できるプロモーターも含み、又は含むように修飾されなければならない。
組み換えDNAの構築に最も普通に眉いられるこれらプロモーターには、β−ラ クタマーゼ(べ二シリナーゼ)及びラクトースプロモーター系[チャン(Cha ng)ら、 Nature 275.617(1978)、イタクラ(Itak ura)ら、5cience 198.1056 (1977)][ゲゲラデル Goeddel)ら、Nature 281.544(1979) ]及びトリ プトファン(trp)プロモーター系[ゲラデルら、Nucleic Ac1d s Res、 、 8.4057(1980) ;欧州特許出願公開第0036 776号]が含まれる。これらが最も普通に用いられる一方、他の微生物プロモ ーターも見いだされ利用され、それらのヌクレオチドシーフェンスに関する詳細 はすでに発表されており、熟練者にはそれらが機能できるようにプラスミドベク ターに連結することができる[シーベンリスト(Siebenlist)ら、C e1l 20.269(1980)]。
原核細胞に加え、培養酵母のような真核微生物も用いることができる。真核微生 物では、ビール酵母(Saccharomyces cerevisiae)又 は通常のパン酵母が普通に用いられるが、他の多くの株、例えばピシア(Pic hia)株も普通に用いられる。
酵母ベクターの適切な開始シーフェンスには、3−ホスホグリセレートキナーゼ のプロモーター[ヒララマン(H4tzeman)ら、J、Biol、Chem 、 255,12073(1980) ]又は他の糖分解酵素[ヘス(Hess )ら、J、Adv、Enzyme Reg、 7.149(1968)及びホー ランド(Holland)ら、Biochemistry 17.4900(1 978月、例えば、エノラーゼ、グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデヒド ロゲナーゼ、ヘキソキナーゼ、ピルベートデカルボキシラーゼ、ホスホフラクト キナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイソメラーゼ、3−ホスホグリセレー トムターゼ、ピルベートキナーゼ、トリオースホスフェートイソメラーゼ、ホス ホグルコースイソメラーゼ及びグルコキナーゼの、プロモーターが含まれる。好 適な発現プラスミドの構築では、mRNAのポリアデニル化及び終結(tarm ination)のために、発現が所望される発現ベクター中に、シーフェンス の3゛側に、これら遺伝子に関連する終結シーフェンスも連結される。生育条件 により制御される転写について更なる利点を有する他のプロモーターは、ピシア ・パストリス(Pichia pastoris)のメタノール調節性アルコー ルオキシダーゼI (AOXI)(欧州特許出願公開第183071号参照)、 アルコールデヒドロゲナーゼ2、イソチトクロームC1酸性ホスフアターゼ、窒 素代謝に関する分解(degradative)酵素、上記のグリセルアルデヒ ド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ並びにマルトース及びガラクトース利用 に関わる酵素(ホーランド、前出)のためのプロモーター領域である。酵母に適 合するプロモーター、複製開始点及び終結シーフェンスを含むいずれのプラスミ ドベクターも好適である。
微生物に加え、多細胞生物由来の細胞培養も、を推動物、無背椎動物培養にかか わらず利用できる。しかし最大の関心は背椎動物細胞にあり、を推動物細胞培養 (組織培養)の調製は、ここ数年に日常的な操作となった[組織培養(Tiss ueCulture)、Academic Press、クルーズ(Kruse )及びバターラン(Patterson)編(1973)]。そのような有用な 宿主細胞株の例は、VERO及びHeLaJI胞、チャイニーズハムスター卵巣 (CHO)細胞株並びにW138、BHK、CO3−7及びMDCK細胞株であ る。そのような有用な細胞株は、CHO株、CHO−KI ATCCF No、 CCL61である。そのような細胞のための発現ベクターには、−切の必要なリ ポソーム結合部位、RNAスプライス部位、ポリアデニル化部位及び転写終結シ ーフェンスと共に、通常(必要な場合には)、複製開始点、発現される遺伝子の 前に位置するプロモーターが含まれる。
哺乳類細胞の場合は、発現ベクターに対する制御機能は、しばしばウィルス由来 物質により提供される。例えば、普通に用いられるプロモーターは、ポリオーマ 、アデノウィルス2及び最もよく用いられるものであるシミアンウィルス4゜( SV40)由来である。SV40ウィルスの初期及び後期プロモーターは、両者 ともSV40ウィルスの複製開始点をも含むフラグメントとして、該ウィルスか ら容易に得ることができるので、特に有用である[フィアース(Piers)ら 、Nature273、123(1978)コ。)Ijndr11部位から該ウ ィルスの複製開始点中に存在するBg11部位に広がる、およそ250bpシー クエンスを含むことを条件として、これより小さい又は大きいSV40フラグメ ントも用いることができる。さらに可能でしばしば望ましいことは、所望の遺伝 子に通常付随するプロモーター又は制御シーフェンスを利用することである。た だしそのようなシーフェンスは、宿主細胞系に適合するものであることが条件で ある。
複製開始点は、外米性の開始点、例えばSV40由来又は他のウィルス起源(例 えばポリオーマ、アゾ人VSV、BPVなど)のものを含むベクターの構築によ るか、又は宿主細胞染色体の複製メカニズムにより提供され得る。ベクターか宿 主細胞染色体に組み込まれる場合には、後者で足りることが多い。
宿主細胞として強靭な細胞膜バリアーをもたない細胞が用いられる場合は、トラ ンスフェクションは、グラハム(Graham)及びパンダーニブ(Van d er Eb)が報告したリン酸カルシウム沈殿法[Virology 52.4 56(1973) ]によって実施される。
しかし細胞内にDNAを導入する他の方法、例えば核酸注入又はプロトブラスト 融合による方法も用いることができる。
原核細胞又は実質的な細胞壁構造物を有する細胞を用いる場合は、トランスフェ クションの好ましい方法は、コーエン(F、 N、 Cohen)らが報告した 塩化カルシウムを用いるカルシウム処理である[コーエンら、 Proc、Na tl、Acad、Sci、(USA) 69゜2110(1972)]。
所望のコード化シークエンス及び制御シーフェンスを有する好ましいベクターの 構築には、標準的なライゲーション技術が用いられる。必要とされるプラスミド を作成するために、単離プラスミド又はDNAフラグメントが切断され、目的に 合わせて作り直され、所望の形に再連結される。
切断は、適切な緩衝液中で1種又は複薮種の制限酵素で処理することにより行わ れる。一般には、およそ1μIのプラスミド又はDNAが、およそ20μlの緩 衝液中の1単位の酵素と共に用いられる。(特定の制限酵素に対する適切な緩衝 液及び基質は製造元により特定される。)37°Cでおよそ1時間、インキュベ ーションを行うことができる。インキュベーション後、フェノール及びクロロホ ルムで抽出してタンパク質を除去し、エタノールで沈殿させて水性分画から核酸 を回収する。
平滑末端が必要な場合は、該調製物をIO単位のポリメラーゼI(フレノウ)で 15°CI5分処理し、フェノール−クロロホルム抽出しさらにエタノール沈殿 を行う。
切断フラグメントのサイズによる分離は、例えば、D、ゲラデルら、 Nucl eicAcids Res、 8.4057 (1980)により報告された6 %ポリアクリルアミドゲルを用いて行われる。
ライゲーションには、正確なマツチングが行われるように末端を適切に仕立てた 所望の成分をおよそ等しい分子数とし、DNA0.5μg当たりおよそIO単位 のT4DNAリガーゼで処理する。(成分として切断ベクターが用いられる場合 、細菌のアルカリホスファターゼで前処理して切断ベクターの再連結を防止する ことが育用である。) 構築されたプラスミド中のシーフェンスが正確であることを確認するためには、 該ライゲーション混合物は、大腸菌に12株294 (ATCCNo、3144 6)を形質転換することに用いることができ、アンピシリン又はテトラサイクリ ン耐性により形質転換が行われたものが選別される。形質転換体からのプラスミ ドは調製され、制限酵素により解析され及び/又はメジング(Messing) ら、NucleicAcids Res、 9.309(1981)の方法又は マキサム(Maxiam)ら、Methods of Enzymology6 5、499(1980)の方法によりシーフェンス決定される。
上記の記載及び現存文献技術の種々の引用に加え、本発明に含まれる基本的な技 術を実施するための限定、並びに方法及び手段が記載されている分子生物学の標 準的教科書も引用される。例えば、マニアティス(Maniatis)らのMo lecularCloning:A Laboratory Manual、  コールドスプリングハーバ−研究所、 ニー:x−ヨーク)及び本明細書中に引 用した種々の文献を参照のこと。本明細書に引用した印刷物はすべて、援用して 本文の一部としている。
本発明は、従って、病的状態の同定、処置、診断及び/又は制御を目的とし、次 のものを含む: (1)予後診断ツールとしての用途、例えばn型に0チヤンネルに対して反応性 の抗体を作成し、その数を測定すること、及び/又は(2)診断薬としての用途 として、n型に+チャンネルの好ましい選択的調節剤及び/又はブロック物質を 選択的にスクリーニングすること、及び/又は(3)治療薬としての用途として 、n型に′″チヤンネルび/又は付随T細胞反応を選択的にブロックし、遅らせ 、調節し又は排除すること。
治療のこれら最終点を達成するためのテストキットが、当該分野の現存技術を用 いて構成される。
細胞活性化により仲介される病的状態に関連するMK3遺伝子産物を同定し、単 離し、その特性を調べ、さらにその重要性を認識するために、本研究者により最 初に用いられた方法が説明されている。当業者には、ここに詳述したようなMK 3遺伝子に関する情報を提供することにより、本研究の再現のために労力をかけ てこれら詳細を繰り返すことは不要であり、おそらく学術的にも得策でないとい うことは理解されよう。それよりむしろ、当業者は別の信頼できる既知の方法を 選択し、採用し得る。従って当業者は、例えば、反応決定基に対して産生された 抗体との免疫交叉反応を介して、関連ポリペプチドを同定することができる。類 似又は他の適切な、機能を存する発現ベクター及び培養系における有効な利用の ために、基礎となるDNAシークエンスを合成することもてきる。上記のように 有効利用のための全コード化DNAの単離における遺伝子ライブラリーのスクリ ーニング用プローブを、好ましくはN−末端及びC−末端の両領域から作成する ために、本明細書中のシーフェンスを有効利用することができる。当業者は、他 種の関連遺伝子産物をコードするDNA、又は同種もしくは他種の関連(例えば 遺伝子ファミリー)遺伝子産物をコードするDNAを単離し、特性を調べさらに 上記のように有効利用するために、又は、そのような特性決定、用途及び有効利 用に、1つ又は2つ以上のアミノ酸がMK3遺伝子産物と異なる、もしくは糖付 加パターンが異なる、もしくは結合形状構造が異なる上記のすべてと機能的に同 等な遺伝子産物をコードするDNAを考案するために、本文中のシーフェンス情 報をクロスハイブリッド形成手法に用いることができる。
従って、実際に用いた詳細を提供することに加え、本明細書の開示により、本発 明の利点を有する当該分野における技術を用いて、開示されたMK3遺伝子産物 及び機能的生物活性がある同等物の再生が可能となる。そのような手段のすべて は、本発明の範囲内及び本発明により可能となる範囲内に含まれる。
Tリンパ球におけるnWK”チャンネルの分子の同定を確立するために、2つの アプローチが用いられた。最初のものは、MK3mRNAの注入後の卵母細胞の 電流について、その生物物理特性を比較することであった。MK3遺伝子により コードされたチャンネルの開閉の電圧依存性、コンダクタンス特性及び薬理学的 感受性が調べられ、MK3遺伝子のこれらの特性は、マウス及びヒトの両方でn 型に0チヤンネルのものと同じであることが分かった(表1に要約)。
表! MK3−35−fi、3250551311O,4404<1.0T細胞におい てMK3が転写され発現されることを示すために、第二のアプローチとしてPC Rが用いられた。MK3の特徴的な5l−32インタードメイン領域に由来する オリゴヌクレオチドブライマーを用いて、MK3シークエンスのものと予測され る+71bpフラグメントを、T細胞RNAから増幅させた(12)。
このデータに基づき、MK3はリンパ球のn型K“チャンネルをコードすると推 論される。
MKI、MK2及びMK3は、コード化領域のシーフェンスについておよそ70 %の同一性を共有するが、それらの近隣の非コード化領域のシーフェンスについ ては、認識できるようなシーフェンスの同一性はない(12)。3つの遺伝子は すべて、分断されていない単一のエクソン中に含まれるコード化領域を有し、共 通の祖先からの遺伝子里腹により生じたと思われる遺伝子ファミリーを構成して いる(12)。近縁遺伝子ファミリーの仲間は、しばしば1つの染色体上に一緒 に存在する。MKl−3がこの様式で編成されているかどうかを調べるために、 MK2−及びMK3−特異的非コード化領域プローブ(12)を、これら21[ の遺伝子の染色体上の位置を確認するために用いた。驚くべきことに、MK2及 びMK3は別個の染色体、すなわちMK2はヒト12番目染色体に、MK3はヒ ト13番目染色体に存在している。GABAAレセプターのアルファサブユニッ トの3つのアイソフオームも、同様に3つの異なる染色体に位置している(26 )。
レトロウィルス及びレトロトランスポゾンは、処理を受けた遺伝子を真核細胞ゲ ノムに挿入し、近縁遺伝子に様々な染色体上の位置を与えると仮定されている( 27)。しかし、MKl−3は5゛側の非コード化領域内にイントロンを持ち( 12)、それゆえ処理を受けることはない。従ってレトロウィルス又はレトロト ランスポゾンの挿入現象では、MK2及びMK3が異なる染色体に位置すること を説明できない。
この数は、成熟した不活性T細胞に分化する間に、およそ10−20/細胞にま で減少する(l、5)。成熟T細胞の活性化はに0チヤンネルの数を20倍増加 させる。
この増加はもっばら立型に起こる(3)。立型に9チヤンネル発現におけるこれ らの変化をもたらす分子的メカニズムは不明である。T細胞成熟及び活性化過程 におけるMK3遺伝子並びにその調節エレメントの今後の特徴付けは、これらの 問題を明らかにするであろう。
リンパ球は、成熟過程中及び活性化状態中、機能的サブセットにより、3つの異 なる型の電位依存性(voltage−gated) K”チャンネルを発現す る(1−6)。
いくつかの証拠により、マウス及びヒトのTリンパ球のnWK”チャンネルは、 T細胞増殖胸腺細胞サブセット及びマイトジェン刺激後の成熟細胞において本質 的な役割を果たし、K0チャンネルブロッカ−は、マイトジェン誘発細胞分裂及 びインターロイキン−2の分泌を抑制すると示唆されている(6−9)、さらに 立型チャンネルは、高張処理に反応した体積調節中のに1流出の基礎となり得る (10.11)。このチャンネルをコードする遺伝子は以前には同定されていな かった。
MKLMK2及びMK3は、イントロンを含まないコード化領域をもつシェーカ ー(Shaker)関連に+チャンネル遺伝子ファミリーを構成する(12)。
アフリカッメガエル卵母細胞におけるMK3コード化領域の発現は、電位依存性 n型に′″チヤンネル電圧依存性に+電流を発生させるということが、ここで示 されている。さらに、MK3遺伝子はT細胞で発現されるということを示すため に、ポリメラーゼ連鎖反応増幅手法(PCR)が用いられた。MK3の特徴的な 5゛側非コード化領域から調製したプローブ(12)が、13番目ヒト染色体上 のMK3の位置決めに用いられた。
C3材料及び方法 1、アフリカッメガエル卵母細胞でのMK3の構築及び発現MK3コード化領域 を、以下のようにpSP64Tクローニングベクターに挿入した。MK3プラス ミドDNAをBan1で切断した。これは、ATG開始コドン後の9ヌクレオチ ド及びTAA終止コドン後の60ヌクレオチドを切断し、はぼ完全なコード化領 域を含むI 774bpフラグメントを生じる(12)。このDNAをフレノウ ポリメラーゼで充填し、最初の9ヌクレオチドを生成しさらにBglI[認識部 位を含む、合成オリゴヌクレオチド(CACGGTCATAGATCTATGA CCGTG)に連結した。その後このフラグメントをBgrr[(これはコード 化領域内を切断しない)で切断し、pSP64Tの単−Bglllサイズに挿入 した。
方向が適切か否かを調べるために、ミニブレツブ(14)をSea Iで分解し 解析した。シーフェンス決定キット([1,S、 Biochemical、ク リーブランド、オハイオ州)を使用し、ジデオキシ鎖停止法(!5)による二本 鎖DNAシークエンス決定により、該構築物を明らかにした。転写のために、こ のプラスミドをEcoRIで分解して、直線状とした。RNAが転写され、これ を前述のように卵母細胞に注入した(16)。
電気生理学=2電極膜電位固定(vol tage−clamp)法及びパッチ クランプ技法(I7)を用いて、アフリカッメガエル卵母細胞で実験を行った。
すべての実験は室温(22−26℃)で実施した。この2電極電位位固定実験の ために、96mMNaC1,1,8m1JCa C1*及び1 mMM g C 1tを含む卵母細胞リンゲル液に細胞を浸けた。ピペット溶液は3MのKCIで ありだ。パッチクランプ実験は、160mMNaC1* 、4.5mM KCI 、 2m1JCaC1!、1 mlJMg Cl を及び5mMHEPESを含 みNaOHでpH7,4に調節した290−320mosmolの哺乳類リンゲ ル液を用いて、卵母細胞及びT細胞で同一条件下で行った。内部(ピペット)液 は140m1JKF、2mMMgC1,,5mMのHEPES、11mMK*  −EGTAを含んでいた。
カリブトトキシン(CTX)はクリス・ミラー(Chris Miller)博 士(GraduateDepartment of Biochemistry 、Brandeis University、ウォノはム、メリーランド州)及 びマリ7−ガルシ7(Maria Garcia)博士(Merck In5t itute、 o−’7エ+。
ニューシャーシー州)から贈与された。
パッチクランプアンブリファイヤー(List L/M−EPC7,Adams  and Li5tAssociates、 Ltd、 、グレートネック、ニ ューヨーク州)を、電圧−クランプモードで一連の抵抗補償なしで用いた。パッ チクランプ電極は、Accu−fill 901Jicr。
pets(Becton、 Dickinson & Co、 、パーシバニー 、ニューシャーシー州)から3段階で引き、シルガード(Sy1gardXダウ コーニング社、ミツドランド、ミシガン州)で被覆し、抵抗(2−7Mでバス中 で測定)に対してはファイヤーポリッシュ(fire−polish)を行った 。すべてのパッチクランプ実験では、パッチクランプアンブリファイヤーのコマ ンドインプットは、デジタル−アナログコンバーターによりコンピューター(P DPl 1/73)で制御し、電位流は2KH2のバンド幅で記録した。保持電 位は、すべての実験でE = −80mVに調整した。受容電流(capaci tative 5urrents)の訂正はアナログサブトラクシコン(ana log 5ubtraction)によって実施した。MK3mRNAの注入後 の卵母細胞で示されたに0電流のアンプリチュードは、外側表パッチでの記録中 に著しく減少した。このに0電流アンプリチユードは、各パッチでの記録の開始 と比較して、lO及び20分後、53±8%及び34±13%(平均値±SEM ;n=6)までそれぞれ減少した。この消耗のために、全ブロッカ−の能力は、 薬剤処理前及び処理後の平均に゛電流の減少としてめた。
2、オリゴヌクレオチドブライマー 2つのオリゴヌクレオチドブライマーは、MK3の81及びS2トランスメンブ レンセグメント間のループに接する特徴的な領域から調製された(ChemGe nesCorp、、ニーダム、マサチューセッツ州)(12)。この上流及び下 流プライマーは、5゛−GGCATTGCCATTGTGTCAGTGC−3″ (これはMK3のSt)ランスメンブレンへりクスに広がっている)及び、5° −GAAGCTGGAGGCTCCAGAAGGGG−3’ (これはMK3の 5t−S2ループの特徴的な3゛末端の3’−5’相補物である)であった。
3゜EL4RNAからのMK3のポリメラーゼ連鎖反応増幅グアシルジニウム( guanldinium)イソチオシアネート法(14)によりマウスT細胞株 EL4から全RNAが単離され、これを、ランダムプライマーによりCDNA産 物を生成するために用いた(18)。20μlの反応混合物は、48単位のAM V逆転写酵素(L汀e 5ciences) 、20単位のRNA5jn(ベー リンガーマンハイム)、1009Mのランダムへキサヌクレオチド混合物(ベー リンガーマンハイムバイオケミカルス、インディアナポリス、インディアナ州) 、18gの全EL4RNA、及び各々1m1JのdnTP(シーンアンプキット (GeneAmp Kit)、パーキン−エルマー−シータス、ノーウオーク、 コネティカット州)を含んでいた。平行して行った実験では、E L 4 RN Aは、30分間、3μgの煮沸したRNA5eA(シグマ、セントルイス)及び RNA5eH(ファルマシア)で調製され、反応は20単位のRNA5inの添 加により停止され、cDNA合成が開始された。
その後このCDNA産物は、TAQポリメラーゼ(シーンアンプキット、パーキ ン−エルマー−シータス、ノーウオーク、コネティカット州)により、4oサイ クル(アニーリング温度50”C)で増幅された。この反応混合物は、各々50 9Mのプライマー及び2μmのcDNAの鋳型を含んでいた。この増幅産物(5 −2011)は、その後TAE緩衝液で2.2%アガロースゲルに泳動された。
4、染色体上の位置決定 MKI、MK2及びMK3の近隣の非コード化領域はシーフェンス同一性をお互 いに一切共有しない(12)ので、MK3及びMK2特異的プローブは、これら 遺伝子の5゛側NCRから作成した。0.9kbのH3/Pstフラグメントは MK2の5゛側NCRから調製され(12) 、0.7kbのPstフラグメン トはMK3の5゛側NCRから単離された(12)。これらのプローブは、ラン ダムプライマー法で比活性10’cpm/μgに標識(19)t、てから、染色 体実験に用いた。MK2及びMK3遺伝子座の染色体上の位置は、29のヒト− チャイニーズハムスター細胞ハイブリッドのパネルを、サザンブロッティング法 で解析して決定した(2o121)。このハイブリッドは、種々の選択マーカー を用いて単離された(2o。
21)。どのヒト染色体が保持されているかを決定するために、全ハイブリッド は、トリパンーギムザバンディング(G−バンディング)及びG−11染色によ り、細胞遺伝学的な特性を調べられた。この解析は、DNA調製のために細胞を 採取する度に繰り返された。いずれの場合にも、2oの中期染色体を分散したも のが試験された。このハイブリッドのヒト染色体内容物は、図5に示されている 。
プローブMK2又はプローブMK3により検出される、ヒト特異的な制限フラグ メントの存在又は欠如は、この種wIIM胞ハイブリッドの異なるヒト染色体の 存在と相関性を有していた。
5、卵母細胞におけるMK3の発現 アフリカッメガエル卵母細胞は、70n Iの0.01μg/μlのMK3mR NAを注入後、高濃度の電圧活性化に0チヤンネルを発現する。2電極電圧クラ ンピングを用いて、+ 401Jvのテスト電位で20μAを越える電流が観察 できた(データは掲載していない)。卵母細胞膜(70nlの0.1μg/μl  MK3mRNAを注入)の外側表パッチは、ゲーティングキネティクス、薬理 学的感受性、及び単一チャンネル特性の測定のために用いられた。卵母細胞全体 からのミクロ電極記録で見られた大電流を反映して、パッチの電流強度は太き( なり、しばしばパッチ当たり1000チヤンネル(840±242K”チャンネ ル/パッチ:平均値子SEM;n=11)を表していた。
6、MK3の電圧依存 卵母細胞パッチ電流は、ヒトTリンパ球を用いた以前の研究で見られた細胞全体 のに゛電流と殆ど同じであった(6.9.22)。チャンネル特性の比較のため に、哺乳類のイオン強度において同じ溶液(290−31−mosm/kg)を 、卵母細胞パッチ及びリンパ球に用いた。図1はMK3遺伝子産物を発現してい る卵母細胞のに′″電流記録及び解析を示している。外向きの電流は、およそ5 0Mv陽性のポテンシャルで活性化状態になる、K0チャンネルの単一集団を表 しているように思える。脱分極においては、このチャンネルはS字型のタイムコ ースで開き、およそ10m5ec以内でピークに達し、その後200−400m secの範囲の時間定数で不活性となる。図IBで示されたコンダクタンス−電 圧関係から、該チャンネルは非常に電圧依存性で、4mV当たり0倍変化するコ ンダクタンスを有し、−40mVのミツドポイントをもつ。これらの値は、また 、ヒトTリンパ球の完全細胞形態で記録されたに″″電流特色でもある。従って 、MK3電流のに1チヤンネル活性における電圧依存性は、n型リンパ球に′″ 電流それとつりあう。
7、活性化及び不活性化キネティクス 活性化及び不活性化のキネティック特性も、MK3を流とリンパ球のn型電流と の間で同様である。5卵母細胞のに″″電流タイムコースを、活性化(n4)及 び不活性化(Dに関する改変ホジキン−ハックスレーのキネッティクモデルを用 いて解析したところ、ゲーティングに対する特定のメカニズムは示唆されなかっ た。
図IC及びIDは、卵母細胞で発現されたMK3遺伝子のについての開放及び不 活性化のに+チャンネルキネティクスを示している。チャンネル活性化及び不活 性化の速度は、これまでに報告されたヒトTリンパ球のそれと同様であった(2 2)。特にチャンネル不活性化は、K“チャンネルの様々な型を区別するための 便利な特性を提供する。n型リンパ球チャンネルの不活性化は、100nsec 以下で不活性化する古典的大電流と、1 secより遅い時間定数で不活性化す る遅延整流器(delayed rectifier) (23参照)との間の 速度で進行する。のみならず、n型チャンネルの不活性化は、lHzで与えられ る反復脱分極パルスの間に蓄積される。なぜならば、パルスとパルスの間の回復 が不完全だからである。
卵母細胞で発現されるMK3に″″電流より示される、不活性化のタイムコース と使用依存性は共に、図ID及び2Aで示されるように、リンパ球のそれと同じ である。最後に、図2Bで示したように、再分極の際のチャンネル閉鎖は、n型 に″″電流卵母細胞で発現されたMK3遺伝子産物との間で同様である。
8、単一チャンネルコンダクタンス さらに、単一チャンネルコンダクタンスの測定は、MK3遺伝子を、リンパ球n 型に0チヤンネルをコードする遺伝子として同定し得る。多くのに9チヤンネル を含む卵母細胞パッチで、種々の脱分極レベルで膜電位を保持することにより単 一チャンネル電流を測定することができる。不活性化か進むにつれ、図20に示 したように、最終的に単一チャンネル電流を認めることができる。これらの電流 は、およそ13pSの単一チャンネルコンダクタンスと一致し、ヒトT細胞で報 告された9pS及び16pS(22)及びマウスT細胞の13pS(2)及びt sps (1”)と同様である。
9、MK3及びn型に+チャンネルは類似する薬理学的特性を共有する薬剤によ るブロックは、K+チャンネルの分類のための更なるテストを提供する。リンパ 球のn型にゝチャンネルは、(能力の弱いものから順に)テトラエチルアンモニ ウム(TEA)、4−アミノピリジン(4−AP)、キニーネ、ベラパミル及び CTXを含む、広スペクトルの薬剤(6,8,9,22,24)によるブロック に対して感受性を有する。MK3mRNAの注入後の卵母細胞に′″電流、図3 に示したように完全に同じ薬理特性を示した。両方のCTX (C,ミラー贈与 分及びM、ガルシア贈与分)とも、リンパ球でそれらがブロックしたように(2 4L卵母細胞でMK3チャンネルをブロックした。n型及びMK3電流の半ブロ ツクドース(表1に要約)は、非常に類似している。
10、MK3はEL4T細胞で発現されるEL4細胞は、内向き整流器に9チヤ ンネルと共に、電位依存n型に0チヤンネル(−200/細胞)を示す(25) 。これらの細胞の全RNAを逆転写し、PCRで解析した。我々は、MK3のS l及びS2トランスメンブレンへりクスにリンクするループから、プライマーを 作成することにした。なぜならば、この領域は、近縁のMKI及びMK2遺伝子 からさえも、MK3を識別できる特徴的なシーフェンスを有するからである(1 2)。MK3シークエンスから予測される171b+1フラグメントをE L  4 RNAから増幅した(図4のレーン2)。このフラグメントがEL4RNA に由来するのか、又は夾雑しているジェノミックDNAに由来するのかを調べる ために、EL4RNAを、DNA5eを含まないRNA5eA及びH(DNAに 影響を与えないでRNAを分解する)で前処理し、それからPCRを実施した。
RNASe処理EL4RNAでは+71bpフラグメントを増幅することができ なかった(図4のレーン3)。このことは、このフラグメントは該RNAに由来 し、ジェノミックDNAの夾雑物の可能性はないことを示している。これらのデ ータを総合すれば、EL4T細胞でMK3が発現されていることが支持される。
11、MK2及びMK3の染色体上の位置決定29のヒト−チャイニーズハムス ター細胞ハイブリッドのパネルのサザンブロッティング解析に基づき、MK2は ヒト12番目染色体に、MK3はヒト13番目染色体に位置が決定された。表2 に示されたように、MK2は12番目染色体に100%合致し、MK3は13番 目染色体に100%合致した。
12、物質テスト 影響は、好ましくは電気生理学的に、例えば不活性化特性のモニタリング、チャ ンネルクロージングキネティクス、又は電圧依存のブロックもしくはシフト、単 一チャンネルアンプリチュードの活性化もしくは変化などによりモニターするこ とができる。同じ発現産物に対する、又はT細胞もしくはn型に9チヤンネルを 含む他の細胞に対する物質のバッテリーをスクリーニングするために、同じ操作 候補物質として同定される。
えば、ウィアー(Weir)らが記載した方法(Handbook of Ex perimental Immunology。
Vol、3 (+986)及び他の利用可能な書物)により単離する。n型にゝ チャンネルに対する抗体を調製するための抗原として使用されるn型にゝチャン ネルタンパク質又はペプチドを調製するための鋳型として、これらの遺伝子を用 いる。n型に9チヤンネルに対する抗体を調製する第二の方法は、大量のnUK +チャンネルを発現している細胞を用い、これらの細胞の細胞表面タンパク質を 単離し、抗体調製のために抗原としてこれらのタンパク質を使用する。これらの 抗体は、(a)先に述べたようにn型に+チャンネルに対して電気生理学的な影 響を与える能力、(b)該抗体を細胞毒と結合させたとき、又は補体の存在下で 該抗体を細胞と結合させたとき、該抗体がn型に0チヤンネルを発現している細 胞を破壊する活性、又は(C)放射性同位元素、色素もしくは酵素結合抗体が細 胞に結合する能力について、結合を蛍光顕微鏡、蛍光細胞ソーティング、放射能 計測、酵素結合免疫吸着アッセイ又は他の適切な技術によりモニターして、スク リーニングされる。
14、自己免疫疾患における薬剤及び/又は抗体テストユ型に0チヤンネルのた めに選択される候補物質として、上記に記載された方法により同定された薬剤又 は抗体を含む物質を、適切な動物モデルにおける生体内(in vivo)での 有効性について、例えば免疫反応、自己免疫疾患、細胞増殖性疾患又は逆免疫疾 患の開始及び進行を遅らせる能力についてテストすることができる。薬剤/抗体 の投与経路は経口、非経口、直腸経由が可能で、さらに薬剤は主剤として単独で 投与することもでき、また他の薬剤もしくは抗体と組み合わせて投与することも でき、さらに規則的な間隔で投与することも、また−回投与も、標準的な構成の 継続的な輸液もできる。上記に記載された薬剤又は抗体は、例えば自己免疫患者 の、又は自己抗体を分泌するモデル動物のB細胞刺激活性能について、試験管内 (ill yitro)アッセイでテストすることもできる。
15、処置プロトコール 上記に記載されたアッセイにより同定された物質又は候補物質は、合衆国政府の ガイドラインによるヒトに対する安全性をテストされる。上記のこれらの候補物 質は、標準的な組成物を介して疾患を有する患者に、経口的、非経口的、もしく は直腸に、単独もしくは組み合わせて、規則的間隔、−回投与もしくは継続輸液 として、T細胞のn型に4チヤンネルを調節し、それによって異常な付帯的ヘル パー機能を停止させ、該疾患の進行に影響を与えるために投与される。
引用が特定の好ましい具体例に対するものであるにも拘らず、本発明はそのよう なものに限定されるものと解釈すべきではなく、むしろ付随する請求の範囲の法 的範囲に制限されることは理解されるであろう。
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Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類におけるnK+チャンネル発現に対して調節効果を有する物質の同定 のためのアッセイであって: a.MK3遺伝子のコード化DNAの機能的nK+チャンネル発現産物、又は機 能的に生物活性がある同等物を生成する発現システムを提供する;b.該産物又 は同等物の生物活性に対するその調節効果を決定するために、該システム又は該 産物もしくは同等物を、1つ又は2つ以上の物質と接触させる;c.該nK+チ ャンネル発現を調節することができる単一又は複数の候補物質を、該物質から選 択することを含む当該アッセイ。
  2. 2.該選択ステップが、該産物又は同等物の生物活性に対する調節効果を測定す ることを含む、請求項1に記載のアッセイ。
  3. 3.調節効果が、該産物又は同等物の生物活性効果をブロックする能力を含む、 請求項2に記載のアッセイ。
  4. 4.該機能的nK+チャンネル発現産物が、単一のK+チャンネル発現産物であ る、請求項1に記載のアッセイ。
  5. 5.該MK3遺伝子がマウスnK+チャンネル遺伝子を含む、請求項1に記載の アッセイ。
  6. 6.該機能的に生物活性がある同等物が、機能的なヒトnK+チャンネル発現産 物を含む、請求項1に記載のアッセイ。
  7. 7.該機能的に生物活性がある同等物が、該ヒトnK+チャンネル発現産物の機 能的なホモログを含む、請求項6に記載のアッセイ。
  8. 8.該機能的に生物活性がある同等物が、合成で誘導された産物を含む、請求項 1に記載のアッセイ。
  9. 9.該発現システムがトランスフェクタントを含む、請求項1に記載のアッセイ 。
  10. 10.該トランスフェクタントが、該産物又は同等物を有効にコードするDNA を宿す哺乳類細胞である、請求項9に記載のアッセイ。
  11. 11.哺乳類T細胞の活性化を抑制するために有用な方法であって:a.請求項 1に記載のアッセイステップを実施する;b.場合によっては該単一又は複数の 候補物質を単離する;c.哺乳類T細胞を該単一又は複数の候補物質と接触させ ることを含む方法。
  12. 12.該接触が、本質的な成分として該候補物質を含む組成物を介して達成され る、請求項11に記載の方法。
  13. 13.該接触が、人体への投与を介して達成される、請求項11又は12に記載 の方法。
  14. 14.組織移植拒絶反応を抑制するために有用な方法であって、該T細胞が組織 移植レシピエントのそれである、請求項11に記載の方法。
  15. 15.腫瘍性の存在について個々人をスクリーニングするために有用な方法であ って、該T細胞が腫瘍の疑いのある個々人のそれである、請求項11に記載の方 法。
  16. 16.nK+チャンネル発現仲介性T細胞活性化に関連する病的状態の診断用ア ッセイであって: a.被験者のnK+チャンネル含有T細胞を提供する;b.ステップaのT細胞 集団中から活性化nK+T細胞を同定する;c.MK3遺伝子のコード化DNA の機能的に生物活性がある産物、又は機能的に生物活性がある同等物を基にした 標識手段を用いて、nK+チャンネル発現を測定することにより、全T細胞集団 に対する当該T細胞の活性化を測定するステップを含むアッセイ。
  17. 17.nK+チャンネル発現仲介性T細胞活性化に関連した病的状態の検出のた めに有用なテストキットであって、被験者のnK+チャンネル含有T細胞培養物 を収容し、テストするための構成物を含み、さらに、1)該培養物のT細胞集団 中から活性化T細胞を同定する、2)MK3遺伝子のコード化DNAの機能的に 生物活性がある産物、又は機能的に生物活性がある同等物を基にした標識手段を 用いて、該細胞のn型K+チャンネルの相対的な数を測定するための手段を含む テストキット。
  18. 18.本質的成分として請求項1で規定された候補物質を含む組成物であって、 該組成物が生体内で哺乳類T細胞と接触するときに、その調節特性を与えるため に有用である当該組成物。
  19. 19.哺乳類T細胞の活性化を抑制する方法であって、請求項18に記載の組成 物を該T細胞に接触させることを含む方法。
  20. 20.哺乳類T細胞の活性化を抑制する方法であって、請求項1記載の候補物質 を該T細胞と接触させることを含む方法。
  21. 21.請求項1に記載のアッセイ、又は請求項11に記載の方法、又は請求項1 6に記載のアッセイで用いられる場合の、MK3遺伝子産物又は機能的に活性が あるその同等物をコードするDNA。
  22. 22.MK3遺伝子産物をコードする、請求項19に記載のDNA。
  23. 23.請求項21に記載のDNAを含むトランスフェクトされた細胞。
  24. 24.該細胞が哺乳類細胞である、請求項23に記載のトランスフェクトされた 細胞。
  25. 25.請求項21に記載のDNAを含むベクター。
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