JPH0648170Y2 - ねじ釘 - Google Patents

ねじ釘

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JPH0648170Y2
JPH0648170Y2 JP7489092U JP7489092U JPH0648170Y2 JP H0648170 Y2 JPH0648170 Y2 JP H0648170Y2 JP 7489092 U JP7489092 U JP 7489092U JP 7489092 U JP7489092 U JP 7489092U JP H0648170 Y2 JPH0648170 Y2 JP H0648170Y2
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nail
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悟 大西
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Wing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は土木工事や建築工事等
において構築物等の組立に用いるねじ釘に関する考案で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のねじ釘で電気ドリル機によって駆
動される形式のものは、釘の頭に十文字や一文字状の凹
溝からなるビット係合部を有し、釘の胴部は上方が無螺
旋条部でこれに続く下方側が螺旋条が付された螺旋推進
部であって、しかも胴部の先端には穿孔刃を有したもの
がある。そしてこのねじ釘を物に植え込むときは、ねじ
釘の胴部先端の穿孔刃を目的の位置に立て、このあと釘
の頭のビット係合部に電気ドリル機のチャックに付した
ドライバービットを係合させ、電気ドリル機を起動させ
ることでねじ釘は回転を始めこの回転によって胴部先端
の穿孔刃が穿孔しつつ物品内に切り入るとともに螺旋推
進部が釘の回転によって釘を物品中に推進させねじ釘を
物に植えつけることができるものである。
【0003】ところでこのねじ釘は、転造加工によって
螺旋推進部を形成すると胴部の無螺旋条部と螺旋推進部
との境部分で胴部の太さに差が生じ強度の低下を来すこ
とになり、その結果ねじ釘を物品に植え込む作業中にね
じ釘の植え込みが深くなってくると、上記境部分でねじ
れが生じて折損することの多いものである。
【0004】また、従来のねじ釘では、物にねじ釘を植
えたとき釘頭が物に埋まらず物の表面に露出するもので
あった、そのため釘を植える前に釘穴を穿つとともに釘
穴の入口を拡開しておいて、そのあとにねじ釘をねじ込
んで最後に釘頭が釘穴の拡開部内に沈むようにしていた
ところからねじ釘を植え込むのが二度手間になる面倒な
もので多数の釘を植えるときは、あらかじめ下穴を穿つ
ようなことは作業上面倒であるから下穴を穿たずに直接
ねじ釘をたてていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のねじ釘は、上記
するように,釘の胴部において無螺旋条部と螺旋推進部
との境部分で胴部の太さの相違からねじれ応力に対する
強度の低下を来し、ねじ釘を木材等に植え込む際に釘の
喰入りが深くなるにつれて木材から受ける釘の抵抗が大
となり釘は回転速度が低下をする。しかしながら電気ド
リル機から受ける回転力が大きいものであるため上記す
る胴部の無螺旋条部と螺旋推進部との境部分でねじれが
生じ釘が折損し、木材中に折れた釘の螺旋推進部分から
先の部分が木材中より抜き取ることができないで残留し
同一個所への釘を植えることを不可能にしていたもの
で、特に釘の胴部の細長いものに多発していた。また上
記する従来のねじ釘は釘の頭が木材に沈むことができ
ず、木材の表面に突出し仕事半となっていた。この考案
は上記に鑑み、丈夫でねじ込みが容易で釘頭が完全に沈
むことのできるねじ釘の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の目的を
達するため、頭頂面にドライバービットが係合するビッ
ト係合部14を有する釘頭1と、釘頭1に続いて無螺旋条
部21と転造加工で形成された螺旋推進部22とからなる胴
部2と、胴部2の先端部分に設けた釘穴穿孔のための錐
部23とで構成されるねじ釘にあって、上記ねじ釘の胴部
2の無螺旋条部21と螺旋推進部22との境部分の胴部2の
周面に胴部2の長手方向に向って無螺旋条部21と螺旋推
進部22に跨る複数の突条4を突設し、また釘頭1の胴部
2側の傾斜面11の面上には、胴部2側から釘頭1の周縁
12に向って複数の螺旋翼刃131 を突設し、さらに、胴部
2の無螺旋条部21には、その周面上に外側端が切削刃51
となった突条5を複数本胴部2の長手方向に向って突設
したものである。
【0007】
【作用】この考案は、物と物、例えば木材に木材を係着
させる場合に用いるもので、目的の位置に錐部23の先端
を当接させてねじ釘3を立てておいて、このあと釘頭1
のビット係合部14に電気ドリル機等の駆動機の駆動軸に
設けたドライバービットの先端部を係合し、駆動機を起
動させてドライバービットを回転させると、ねじ釘3は
回転しながら錐部23が木材を穿孔しつつ木材内に切り入
り、これに続く螺旋推進部22の螺旋条221 が穿孔された
孔の孔壁と噛み合いあたかもボルトがナットに螺合する
ごとくねじ釘3は回転とともに木材等の内部に向って喰
い入り木材との係合を深めるものである。ところで、ね
じ釘3の木材内への喰い入りが深くなると螺旋推進部22
と孔壁と噛み合いの程度が大きくなり孔壁から受ける抵
抗が増大して木材への喰い入り速度が低下することにな
るものであって、このような状態でねじ釘3を強力な力
で無理に回転させると、従来のねじ釘は胴部の無螺旋条
部と螺旋推進部との境部分で胴部のねじ切れ現象が生じ
てねじ釘が破損していた、特にねじ釘の胴の細長いもの
にねじ切れ現象が多く、木材内で胴部がねじ切れると木
材内に残存する部分を抜き取ることは不可能で、木材内
に残留し同一個所にねじ釘を植え込むことができなくな
り、物品の組立て作業中に同一個所にねじ釘が植え込み
得ないと木材の表面に釘孔が残り家具類等では用材とし
て使用できず不良品となっていたものである。
【0008】この考案のねじ釘3では、ねじ釘3が木材
等の内部に深く喰い入っても、胴部2の無螺旋条部21
螺旋推進部22との境部分に上記の無螺旋条部21と螺旋推
進部22との両者の間に跨って突条4が設けられているこ
とから、ねじりに対し弱い部分が補強されて丈夫になり
大きなトルクでねじ釘3を回転させてもねじ切れること
がなく木材へのねじ植えが持続できる。
【0009】ねじ釘3の木材内への喰い入りが進み胴部
2の無螺旋条部21が木材内に入り込むと、この部分は自
己が木材内へ入り込む能力を有していないことと、無螺
旋条部21の周面全面が孔壁の全面に接触してねじ釘3の
進行の妨げとなるところから、この部分に外側面に切削
刃51を有する補助突条5を設けておくと、切削刃51が孔
壁を切削して孔径を拡開し無螺旋条部21と孔壁との接触
を少なくし無螺旋条部21の孔に対する通過をよくしねじ
釘3の木材等への喰い入りを容易にする。
【0010】このようにしてねじ釘3の木材等に対する
喰い入りが進行し、釘頭1がその表面に接近し、釘頭1
の胴部2側の傾斜面11が接触を始めると、傾斜面11の切
削刃13の胴部2側の刃から木材等の用材の表面を削り始
め、ねじ釘の用材に対する喰い込みが進むにつれて釘頭
1の周縁12に向って切削刃13が切削範囲を拡大し釘頭1
の沈む皿穴を形成し、釘頭1はその皿穴内に沈んで用材
の表面から突出することがない。さらに、切削刃13を螺
旋翼刃131 にしておくと釘頭1が螺旋翼刃131の切削に
よって設けた皿穴内に沈み込んだところで螺旋翼刃131
が皿穴の穴底面に喰い入ってこれに噛み込みねじ釘3の
逆回りを阻止することができる。
【0011】
【実施例】この考案の実施例を例示の図面により説明す
ると、このねじ釘3は熱処理のされた銅製のねじ釘で、
太さが3ミリメートル,長さが75ミリメートル,で先
端が尖った胴部2と直径が8ミリメートルで下面が胴部
2に向って約45度の傾斜角を有する傾斜面1からな
る釘頭1とで構成され、さらに釘頭1は頭頂に十文字状
の凹部を設けドライバービットが係合するビット係合部
としたもので、このビット係合部1の形状は上記
する十文字形のほか、一文字形や四角、六角の凹部であ
ってもよいこと勿論で要はドライバービットが係合でき
るものであれば実施例に限るものではない。また、上記
釘頭1の下面は胴部2から釘頭1の周縁に向って45度
の傾斜角を有して傾斜する傾斜面1となり、この傾斜
面1には胴部2から釘頭1の周縁1に向って高さが
0.5ミリメートルの螺旋翼刃 31 が4本90度の間
隔をもって突設されている。この螺旋翼刃 31 の数は
上記実施例に限るものではなく6本で60度間隔に配設
されるものであってもよく、要は釘頭1の下面が切削機
能と被切削物内に喰い入ることができるものであればよ
い。
【0012】胴部2は下半分が先端部分に錐部23とこれ
に続き螺旋条221 を有する螺旋推進部22と、上半分が無
螺旋条部21とからなり、しかも胴部2の無螺旋条部21
螺旋推進部22との境部分において、胴部2の長手方向に
向って上記胴部2の無螺旋条部21と螺旋推進部22とに跨
る高さ0.3ミリで長さ8ミリメートルの突条5を90
度の間隔で4本突設している。この突条4は上記の数値
に限るものではなく、ねじ釘3の太さや長さ等の状況に
よって目的に適したものを構成すればよい。胴部2の無
螺旋条部21には螺旋推進部22の近辺に胴部2の長手方向
に向って側端に切削刃51を有する高さが0.5ミリメー
トルで、長さが10ミリメートルの補助突条5を4本9
0度間隔で設けている。この補助突条5は上記する実施
例に限るものではなくねじ釘3の目的に適したものであ
ればよく、従ってその数も4本に限らず6本や7本であ
ってもよく、要は釘の植え込みが容易になる数であれば
よい。さらに本考案のねじ釘3は木材と木材の係合に用
い得るほかアルミニューム合金等の軽金属の用材と用材
の係合や木材と軽金属の用材との係合等各種の用材に植
え込むことができる。
【0013】
【考案の効果】請求項1の考案によると、ねじ釘3の胴
部2において、胴部2の無螺旋条部21と螺旋推進部22
の境部分が突条4で強化されて丈夫になり、上記の境部
での破損事故が解消される効果を奏する。
【0014】請求項2の考案によると、ねじ釘3を木材
等の用材に植え込んだ際、釘頭1がねじ釘3の植え込み
とともに植え込まれるものの内部に沈ませることができ
る効果を奏する。
【0015】請求項3の考案によると、ねじ釘3を用材
に植え込まれ釘頭1の傾斜面の螺旋翼刃131 が釘頭1の
沈む皿穴を用材に穿ったあと上記の螺旋翼刃131 は用材
の皿穴の穴底面に喰い入って噛込みねじ釘3 の用材に対
する緩みを阻止することができる効果を奏する。
【0016】請求項4の考案によると、ねじ釘3を用材
内に植え込む途中で、胴部2の無螺旋条部21が用材内に
入り込んだ際に螺旋推進部22が穿ったねじ孔の孔壁を補
助突条5の切削刃51が削り孔径を拡開することで無螺旋
条部21の周面と孔壁との接触を少なくしねじ釘4の用材
内への植込みを迅速且容易になし得ることができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のねじ釘の正面図
【図2】本考案のねじ釘の平面図
【図3】図1のA−A線断面図
【図4】図1のB−B線切断部端面図
【図5】図1のC−C線断面図
【符号の説明】
1 釘頭 11 傾斜面 12 周縁 13 切削刃 131 螺旋翼刃 14 ビット係合部 2 胴部 21 無螺旋条部 22 螺旋推進部 221 螺旋条 23 錐部 3 ねじ釘 4 突条 5 補助突条 51 切削刃

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭頂面にビット係合部14を有する釘頭1
    と、釘頭1に続いて無螺旋条部21と転造加工で形成され
    た螺旋推進部22とからなる胴部2と、胴部2の先端部分
    に設けた錐部23とで構成されるねじ釘3において、上記
    胴部2の無螺旋条部21と螺旋推進部22との境部分の胴部
    2の周面に、胴部2の長手方向に向って無螺旋条部21
    螺旋推進部22に跨る複数の突条5を突出させて設けたこ
    とを特徴とするねじ釘。
  2. 【請求項2】釘頭1は胴部2側の傾斜面11の面上に、胴
    部2側から釘頭1の周縁12に向って複数の切削刃13を突
    出させて設けたことを特徴とする請求項1記載のねじ
    釘。
  3. 【請求項3】釘頭1は胴部2側の傾斜面1の面上に、
    胴部2側から釘頭1の周縁1に向って複数の螺旋翼刃
    31 を突出させて設けたことを特徴とする請求項1記
    載のねじ釘。
  4. 【請求項4】胴部2の無螺旋条部21にはその周面上に外
    側端が切削刃51となった補助突条5を複数本胴部1の長
    手方向に向って突出させて設けたことを特徴とする請求
    項1記載のねじ釘。
JP7489092U 1992-10-01 1992-10-01 ねじ釘 Expired - Lifetime JPH0648170Y2 (ja)

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JPH0643321U JPH0643321U (ja) 1994-06-07
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US11365756B2 (en) * 2019-07-16 2022-06-21 Kuo-Tai Hsu Wood screw

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JPH0643321U (ja) 1994-06-07

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