JPH0648156B2 - 洋弓用安定装置 - Google Patents

洋弓用安定装置

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JPH0648156B2
JPH0648156B2 JP1324398A JP32439889A JPH0648156B2 JP H0648156 B2 JPH0648156 B2 JP H0648156B2 JP 1324398 A JP1324398 A JP 1324398A JP 32439889 A JP32439889 A JP 32439889A JP H0648156 B2 JPH0648156 B2 JP H0648156B2
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JP
Japan
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bow
stabilizer
mounting shaft
mass body
mass
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JP1324398A
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忠男 伊豆田
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Yamaha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、洋弓に装着されてシューティング時におけ
る弓本体の振動の吸収・発散を行なう洋弓用安定装置に
関するものである。
[従来の技術] 一般に、番えられた矢を射る際、矢のシャフトは、ドロ
ーイングからリリースの瞬間に弦に押され、このとき、
先端が弓本体のハンドル部のサイトウインド壁面に強く
押し付けられる結果、矢のシャフトは弓本体の内側に撓
む。
そして、その反動により矢のシャフトは弓本体を巻き込
むように撓みの向きが外側に反転した時点で、弓本体か
ら離れ、しばらくの間この種の反復動作を繰返しながら
蛇行して飛んで行くことが知られている。
このような一連の矢の挙動現象を”アーチャーズ・パラ
ドックス”と呼んでいるものであるが、この初期動作か
ら明らかなように、リリースの瞬間、質量体からなるダ
ンパーヘッドを固着し、矢の先端は弓本体を強く押し退
けるように作用しながら通過することから、この矢の初
期挙動に応じて弓本体が敏感に応動しないと、すなわち
グリップの周囲の慣性モーメントが大きいと、矢に対す
る反発作用となって矢飛びの方向が不安定になり、的中
率の向上を図ることができないばかりでなく、弓本体も
またその衝撃で振動する。
そこで従来、上記した矢の的中率の向上及び弓本体の衝
撃の吸収を図るために、第8図に示すように、弓本体1
のハンドル部2に、センタースタビライザ3やツインス
タビライザ4、4、あるいはカウンタースタビライザ
5、及びセンタースタビライザ3とで形成されるY型バ
ランサ(Vバー)6などの安定装置を適宜組合せ装着
し、これによって、弓本体1の慣性モーメントを高め、
矢発射時の矢の初期挙動に応じて、弓本体1を敏感に応
動させることにより静的、動的な安定性を図るようにな
っている。
ところが、第9図に示すように、従来のスタビライザ1
0は、スイングロッド11と、このスイングロッド11
の一端螺合部11aに螺合して固着される質量体からな
るダンパーヘッド12とで構成され、このスイングロッ
ド11の他端螺合部11bを、例えばゴムまたはバネ等
の弾性体が組み込まれたダンパー13の一端雌螺合部1
3aに螺着することより弾性支持し、このダンパー13
の他端雄型螺合部13bを前記弓本体1のハンドル部2
に形成した雌型螺合部2aに螺合させて装着し、シュー
ティング時のスイングロッド11及びダンパーヘッド1
2の振れ運動により、弓本体1の振動を吸収・発散させ
るようになっているのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] このため、上記した従来の洋弓用安定装置にあっては、
特に、スイングロッド11あるいはダンパーヘッド12
等の振動体が、ダンパー13の取付軸心の延長線上a−
aに設置されていることから、弓本体1のハンドル部2
に装着する際に、その取付位置が限定される。
また、このようなスタビライザの弾性支持構造である
と、スイングロッド11あるいはダンパーヘッド12等
の振動体の振れ幅の調整を行なう必要がある。
[発明の目的] この発明の目的は、弓本体への取付位置や振動体の振れ
幅の調整などの使用上の制約を受けることなく、シュー
ティング時の弓本体の振動を吸収・発散することができ
るようにした洋弓用安定装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、この発明は、両端部に
接続用螺合部を有する取付軸と、この取付軸の外周部に
設けた弾性体と、この弾性体を介して前記取付軸の中心
軸から任意の距離を隔てた位置に設けた質量体とを具備
してなるとともに、この質量体を前記取付軸に対して非
接触状態にしてなる構成としたもので、この場合、前記
弾性体としては、ゲル状またはゴム素材等が好適に使用
される。
[作用] 以下、この発明の作用を図面を参照しながら説明する。
第1図に示すように、図中20はこの発明に係る洋弓用
安定装置である。
この洋弓用安定装置20は、取付軸21と、この取付軸
21の外周部に設けたゲル状体またはゴム等の弾性体2
2と、この弾性体22を介して前記取付軸21の中心軸
a−aから任意の距離を隔てた位置に設けた真鍮または
ステンレススチールあるいは鉄鋼等の筒状体からなる質
量体23とで構成されているとともに、この質量体23
は、前記取付軸21に対して非接触状態となっている。
また、前記取付軸21の両端螺合部21a、21bは、
雄雌の接続用螺合部にそれぞれ形成され、これら各々の
螺合部21a、21bは、第8図に示すような従来のス
タビライザ10を構成するスイングロッド11の両端螺
合部11a、11b、ダンパー13の両端螺合部13
a、13b及び弓本体1のハンドル部2に形成した螺合
部2aに螺合可能になっている。
すなわち、上記したこの発明に係る洋弓用安定装置20
は、第2図(イ)に示すように、弓本体1のハンドル部
2に形成した螺合部2aに螺合させて、従来のスタビラ
イザ10のスイングロッド11を弾性支持したり、第2
図(ロ)に示すようなスイングロッド11の中間位置、
第2図(ハ)に示すようなスイングロッド11とダンパ
ーヘッド12との間、第2図(ニ)に示すようなダンパ
ーヘッド12の先端位置、第2図(ホ)に示すような各
々のダンパーヘッド12、12間に介在されるようにな
っている。
ところで、前記洋弓用安定装置20は、例えば弾性体2
2の総体積を6〜20cm3、質量体23の重量を30〜
100gとして、1個当りの全重量が50〜130gに
設定されている。
したがって、上記の構成によれば、シューティング時、
スイングロッド11及びダンパーヘッド12の振れ運動
と共に洋弓用安定装置20の質量体23が振れ運動し、
弓本体1の振動を吸収・発散させるようになっている。
また、この発明に係る洋弓用安定装置20は、取付軸2
1の外周部に弾性体22を介して質量体23を設置する
ことにより、弾性体22の外周部に取付軸21の中心軸
a−aより任意の距離を隔てて、取付軸21とは非接触
状態で質量体23が位置するとともに、質量体23は、
取付軸21及びこの取付軸21に剛体的に結合するスウ
ングロッド11とはそれぞれ剛体的に結合されないため
に、質量体もまたロッドに対して振れ運動をし、これに
よって、弓本体の振動を効率良く吸収・発散させること
が可能になる一方、質量体23の振れ幅調整を行なう必
要がなく、しかも、使用上の取付位置が限定されない。
[実施例] この発明の洋弓用安定装置20において、弾性体22の
外周部に筒状体からなる質量体23を組み付ける場合、
質量体23の両端部をカシメることにより行なったが、
他の実施例として、第3図に示すように、筒状体からな
る質量体23の内周面に係止突起部23aを形成して、
この係止突起部23aを弾性体22に食い込み係止させ
たり、第4図に示すように、質量体23をリング体に形
成して、弾性体22内に一部を食い込ませて組み付ける
ようにしても良い。
さらに、第5図及び第6図に示すように、リング体から
なる質量体23の外周に軸足付きの質量体30を更に付
加させるように構成しても良い。
また、この発明に係る洋弓用安定装置20は、第7図
(イ)(ロ)に示すように、従来のダンパー13と共に
組み付けたり、第7図(ハ)(ニ)に示すように、セン
タースタビライザ3とで形成されるY型バランサ(Vバ
ー)6と共に組み付けることも可能である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明は、弾性体の
外周部に取付軸の中心軸より任意の距離を隔てて、取付
軸21とは非接触状態で質量体を設置してなることか
ら、弓本体の振動を効率良く吸収・発散させることがで
き、しかも、従来のような質量体の振れ幅調整を行なう
必要がない。
また、使用上の取付位置が限定されないために、他のス
タビライザとの組合せ選択の範囲を広げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る洋弓用安定装置の一実施例を示
す拡大断面図、 第2図(イ)〜(ホ)は弓本体への取付状態をそれぞれ
示す概略的説明図、 第3図から第6図は同じくこの発明に係る洋弓用安定装
置の他の実施例を説明図、 第7図(イ)〜(ニ)は弓本体への取付状態の他の例を
それぞれ示す概略的説明図、 第8図は従来の弓本体への洋弓用安定装置の装着状態を
示す説明図、 第9図は同じく従来の洋弓用安定装置としてのスタビラ
イザの構成を示す説明図 である。 20……洋弓用安定装置、 21……取付軸、 21a、21b……両端螺合部、 22……弾性体、 23……質量体、 a−a……中心軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部に接続用螺合部を有する取付軸と、 この取付軸の外周部に設けた弾性体と、 この弾性体を介して前記取付軸の中心軸から任意の距離
    を隔てた位置に設けた質量体とを具備してなるととも
    に、 この質量体を前記取付軸に対して非接触状態にしたこと
    を特徴とする洋弓用安定装置。
JP1324398A 1989-12-14 1989-12-14 洋弓用安定装置 Expired - Lifetime JPH0648156B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1324398A JPH0648156B2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 洋弓用安定装置

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JP1324398A JPH0648156B2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 洋弓用安定装置

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JPH03186197A JPH03186197A (ja) 1991-08-14
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JP1324398A Expired - Lifetime JPH0648156B2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 洋弓用安定装置

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