JPH06471U - クラブヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は安価でかつ飛距離の優れたクラブヘッ
ドを提供することにある。 【構成】クラブヘッド１の本体２を軟鋼鋳造品にて構成
し、フェース３を硬鋼にて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフのウッドクラブに使用されるヘッドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

クラブヘッドの材料としては従来はステンレス鋼、チタン−アルミニウム合金 等が用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記材料のクラブヘッドは高価であり、また反発力が充分でなく 充分な距離が得られないと云う問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、本体を炭素０．３重量 ％未満を含む軟鋼鋳造物により構成し、フェース部を炭素０．３重量％以上を含 む硬鋼によって構成したクラブヘッドを提供するものである。

【０００５】

【作用】

軟鋼は鋳造し易く、クラブヘッド(1) の本体(2) のような複雑形状を成形する のに適した材料である。また硬鋼は鋳造が困難であるがフェース(3) のような板 状部材に切削加工することは容易である。 また打球の際は硬質のフェース(3) によってボールの衝撃を受け、本体(2) の 弾性反発力によってボールを遠くに飛ばす。

【０００６】

【実施例】

本考案を図１および図２に示す一実施例によって説明すれば、クラブヘッド(1 ) において、本体(2) は軟鋼を例えばロストワックス法によって鋳造した軟鋼鋳 造品であり、フェース(3) は硬鋼板から打抜、切削等の機械的加工によって製造 され、該本体(2) のフェース(3) は溶接によって接合される。

【０００７】 上記軟鋼は炭素０．３重量％未満望ましくは０．２重量％以下を含むもので、 最も望ましい軟鋼は炭素を０．０８〜０．１２の範囲で含むＳＳ材であり、上記 硬鋼は炭素０．３重量％以上、望ましくは０．４重量％以上含むものである。

【０００８】 上記クラブヘッド(1) の表面には硬質クロムメッキ、防錆塗装等が施されても よい。この場合、クラブヘッド(1) の上面は艶消し処理をしておくことが望まし い。

【０００９】

【考案の効果】

したがって、本考案においては安価でかつ飛距離の優れたクラブヘッドが得ら れる。

【図面の簡単な説明】

図１および図２は本考案の一実施例を示すものである。

【図１】分解斜視図

【図２】クラブヘッド斜視図

【符号の説明】

1 クラブヘッド 2 本体 3 フェース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本体を炭素０．３重量％未満を含む軟鋼鋳
   造物により構成し、フェース部を炭素０．３重量％以上
   を含む硬鋼によって構成したことを特徴とするクラブヘ
   ッド