JPH0646793U - 玩 具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 複数個の剛性部材を互いに枢着させて動物の
形状を形成する移動式玩具。 【構成】 複数個の剛性部材１のうちの少なくとも１個
の部材に、少なくとも１個の突起４を設け、熱可塑性ゴ
ム製の球体５と連結させる。この玩具を平滑斜面上に放
置すると、平滑斜面の表面に沿って下降する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、平滑斜面上に放置されると移動する玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３は、熱可塑性ゴムとろうの混合物を用いて動物の形状を形成する、先行技 術の移動式玩具を図示する。該移動式玩具は柔軟度と粘着性を有する。該玩具は 、ガラス、鏡、または他のすべての平滑表面上に接触させた際、該表面に粘着す る。従って、該玩具は、平滑斜面上に放置された場合、重力作用によって該斜面 に沿って移動する。

【０００３】

【考案の要旨】

本考案は、粘着性を有する部材、重力作用、及びヒンジを利用して平滑斜面上 を移動しうる全く新規な形式の移動式玩具を提供する。本考案に係わる移動式玩 具は一般に、複数個の剛性部材を互いに枢着させて動物の形状を形成する。該複 数個の剛性部材のうちの少なくとも１個の部材が、熱可塑性ゴム製の球体と連結 されるための少なくとも１個の突起で終端する。従って、該玩具は、平滑斜面上 に放置された場合、該平滑斜面の表面に沿って移動する。

【０００４】

【好ましい実施態様の詳細な説明】

図１および図２を参照する。図示の移動式玩具は一般に、複数個の剛性部材(1 ) を互いに連結させて動物の形状を形成する。該各剛性部材(1) はプラススチッ ク、金属または他の任意適当な剛性材料から製造される。本考案の好ましい一実 施態様において、複数個の剛性部材(1) が互いに連結されて人形を形成する。こ れらの剛性部材(1) は２個の上肢部、２個の下肢部、１個の頭部及び１個の腰部 を有する。該上肢部、下肢部、頭部及び腰部は互いに枢着されるように形成され る。図示されるように、１つの部材の車軸(2) の両端部を他の部材の一対のソケ ット(3) に嵌挿させることによって、２個の部材が枢着される。この様にして、 複数個の剛性部材(1) が互いに枢着される。さらに、該各上肢部及び各下肢部は それぞれ一方の端部に突起(4) を突設させる。該突起(4) は、熱可塑性ゴム製の 球体(5) と連結される。本考案の別の実施態様では、熱可塑性ゴム製の球体(5) に代えて、複数個の熱可塑性ゴム製ピンをボール状に配列することができる。従 って、図２に図示されるように、該玩具は、平滑斜面上に放置された場合、該斜 面の平滑表面に沿って移動する。

【０００５】 本考案に係わる移動式玩具は、蜘蛛、百足などの運動を模倣するために種々の 形状に形成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる移動式玩具を示した分解図であ
る。

【図２】平滑斜面に沿って移動中の該玩具を示した図で
ある。

【図３】平滑斜面に沿って移動中の先行技術に係わる移
動式玩具を示した図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数個の剛性部材を互いに枢着させて動
   物の形状を形成する移動式玩具であって、前記複数個の
   剛性部材のうちの少なくとも１個の部材が、熱可塑性ゴ
   ム製の球体と連結されるための少なくとも１個の突起で
   終端することを特徴とする玩具。