JPH064636B2 - 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類 - Google Patents

抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類

Info

Publication number
JPH064636B2
JPH064636B2 JP63194322A JP19432288A JPH064636B2 JP H064636 B2 JPH064636 B2 JP H064636B2 JP 63194322 A JP63194322 A JP 63194322A JP 19432288 A JP19432288 A JP 19432288A JP H064636 B2 JPH064636 B2 JP H064636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thiophene
sulfonamide
thieno
alkoxy
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63194322A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6450886A (en
Inventor
デー.ハートマン ジヨージ
デー.プラグ ジヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPS6450886A publication Critical patent/JPS6450886A/ja
Publication of JPH064636B2 publication Critical patent/JPH064636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/06Antiglaucoma agents or miotics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、眼内圧上昇の治療に有用な新規芳香族スルホ
ンアミド類に関する。更に詳しくは、本発明は下記構造
式を有する化合物: (上記式中、A、R、R1及びR2は後記と同義である) 並びに薬学上及び眼科学上許容されるその塩に関する。
本発明は、特に緑内障として知られる疾患のときのよう
に病的障害を伴う場合において、眼内圧上昇の治療のた
めに活性成分として本発明の新規化合物を用いた医薬組
成物、並びに全身及び眼用のためのその用法にも関す
る。本発明は新規化合物の製造方法にも関する。
緑内障は眼内圧上昇を伴う眼疾患であって、これは正常
な機能のためには高すぎて、視覚的機能の不可逆的損失
を招く。未治療の場合、緑内障は最終的に盲目に至るこ
とがある。高眼圧、即ち視神経頭部の障害若しくは特徴
的緑内障性視野狭窄を伴わない眼内圧上昇状態は、多く
の眼科医によって、緑内障の初期相を表わしていると現
在考えられている。
緑内障を治療するために以前使用されてきた薬剤の多く
は完全に満足しうるものでないことが判明した。実際に
も、ピロカルピン及びフィゾスチグミンが導入されてい
るため、緑内障の治療に関してほとんど進歩がなかっ
た。唯一最近になって、多くのβ−アドレナリン作働遮
断剤が眼内圧低下に有効であることを臨床医が着目した
のみであった。これら薬剤の多くは眼内圧低下に有効で
あるが、一方それらは例えば長期的眼使用のためには許
容されない膜安定化作用のような他の特性も有してい
る。β−アドレナリン作働遮断剤たる(S)−1−tert−
ブチルアミノ−3−〔(4−モルホリノ−1,2,5−
チアジアゾール−3−イル)オキシ〕−2−プロパノー
ルは、眼内圧を低下し、ピロカルピンに伴う多くの望ま
しくない副作用を有さず、しかも多くの他のβ−アドレ
ナリン作働遮断剤以上の利点を有しており、例えば局所
麻酔作用を有さす、長時間活性を有し、かつ最小の耐性
を示すにすぎないことが判明した。
ピロカルピン、フィゾスチグミン及び上記のβ−遮断剤
は眼内圧を低下させるが、しかしながらこれらの薬剤は
いずれも炭酸デヒドラターゼ酵素を阻害しもって炭酸デ
ヒドラターゼ経路による体液形成への関与を妨げること
によって、その作用を発現しているわけではない。
炭酸デヒドラターゼ阻害剤と称せられる薬剤は、炭酸デ
ヒドラターゼ酵素を阻害することによって、このインフ
ロー(inflow)経路を遮断又は阻止している。このような
炭酸デヒドラターゼ阻害剤は経口、静注又は他の全身的
経路で眼内圧を治療するために用いられるが、そのため
それらは全身にわたり炭酸デヒドラターゼを阻害してし
まうという明確な欠点を有している。基本的酵素系にお
けるこのような総体的崩壊は、警戒する程に眼内圧が上
昇するという急性の発病時又は他の薬剤が無効な場合に
のみ正当化される。所望の眼標的組織にのみ炭酸デヒド
ラターゼ阻害剤を向かわせたいという希望があるにもか
かわらず、局所的に有効な炭酸デヒドラターゼ阻害剤は
臨床向に市販されていない。
しかしながら、局所的に有効な炭酸デヒドラターゼ阻害
剤は、米国特許第4,386,098号;第4,416,890号;及び第
4,426,388号明細書で報告されている。そこで報告され
ている化合物は5(及び6)−ヒドロキシ−2−ベンゾ
チアゾールスルホンアミド類及びそれらのアシルエステ
ル類である。
本発明の新規化合物は構造式 を持つか、又はその薬学上許容される塩である: 〔上記式中、 Aは、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ非置
換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシで置換され
たいずれかのC1-8アルキレンである; Rは、水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれかのC
1-6アルキルである;並びに R1及びR2はそれぞれ独立して: 1)水素; 2)非置換又は下記の1以上で置換されたいずれかのC
1-6アルキル a)C3-6シクロアルキル b)C1-3アルコキシ c)C1-3アルコキシ−(C2-4アルコキシ)n (nは
1〜6である) d)ヒドロキシ e)ハロ、例えばクロロ、ブロモ又はフルオロ f)C1-3アルキル−S(O)n (nは0〜2である) g)フェニル、又は h)-NR3R4(R3及びR4はそれぞれ独立して i)水素、及び ii)非置換又はC1-3アルコキシ、ヒドロキシもしくは
フェニルの1以上で置換されたいずれかのC1-6アルキ
ル から選択される); 3) (R5は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ
非置換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシの1以
上で置換されたいずれかのC1-4アルキルである);又
は 4)それらが結合せしめられている窒素原子と一緒に五
〜七員ヘテロ環、例えばピペリジン、モルホリン、ピペ
ラジン、N−C1-3アルキルピペラジン又はチオモルホ
リン、チオモルホリン−S−オキシドもしくはチオモル
ホリン−S,S−ジオキシドを形成している; である〕。
新規化合物の好ましい態様は、A−がチエノ〔2,3−
b〕チオフェン環系の5位に結合している場合である。
Aは−(CH2)−1-3、特に−CH2−であることが更に好ま
しい。
更に、R1及びR2はC1-3アルコキシエチルであること
が好ましい。
本発明の化合物で特に好ましいものとしてはAが−CH
2−であり、Rが水素であり、R1がメトキシエチルであ
り、そしてR2がメトキシエトキシエチルであるものが
挙げられる。
本発明の新規化合物に関する新規製造方法は下記で説明
されているが、その中でArは を表わし、A′は非置換又はC1-3アルコキシもしくは
ヒドロキシで置換されたいずれかのC0-7アルキレンを
表わす: 本プロセスでは、メタノール又はエタノールのようなC
1-3低級アルカノール溶媒中約15〜60℃で約0.5〜7
2時間HCガスのような酸存在下においてアミンH2NR1
又はHNR1R2でアルデヒド1を処理する。結晶性沈殿物2
又は2aは、2の場合に水素化ホウ素ナトリウム又は2
aの場合に水素化シアノホウ素ナトリウムのような水素
化金属錯体で約0〜20℃において処理され、約0.5〜
72時間攪拌される。一方、結晶性沈殿物(2又は2
a)は水素化物で処理する前に濾過単離されかつ再懸濁
されてもよい。
化合物3は、4へのアシル化及び5への還元によるか又
は7を得るためにケトン6での処理しかる後還元による
かのいずれかによって三級アミンに変換される。3から
4への変換はエーテル、THF等のような中性溶媒中ト
リエチルアミン等の塩基存在下はほぼ室温で行なわれ、
次いでBH3・S(CH3)2による5への還元はトルエン、CH2C
又はTHFのような溶媒中ほぼ室温で行なわれる。
3から7への変換は、ハロ炭素(塩化メチレン)又はメ
タノール等のアルコールのような溶媒中ほぼ室温で同当
量のケトン6による3の処理によって行なわれる。
一方、二級アミン3は単純にアルキル化によって三級ア
ミン8に変換することができる。即ち、エーテル、TH
F、DMF又はハロ炭素溶液中有機(iso−C3H7)2N(C
2H5)又は無機(NaHCO3)塩基の存在下におけるアルキルハ
ライドRX(ヨウ化物、臭化物又は塩化物)による3の
処理で、8が得られる。
Aが分岐鎖状アルキレンである新規化合物は、前記反応
経路中で示されているようにA′が分岐鎖状アルキレン
であるアルデヒドから又は下記のような芳香族アルデヒ
ドから製造することができる: 本プロセスにおいて、9はエーテルまたはTHF中−7
8〜−30℃において過剰の有機リチウム試薬R8Liで処
理される。これはH2Oで反応停止され、生成物が抽出さ
れる。このアルコールはCH2C/テトラヒドロフラン
中室温で(2〜3時間)クロロクロム酸ピリジニウム
(PCC)によりケトン10へと酸化される。ケトン1
0はアルコール(CH3OH)中室温で1時間〜10日間アミ
ンR1R2NH/Bu4NBH3CNで還元アミノ化され、11を生成す
る。この方法では下記化合物が製造される: 本発明の化合物を含有する新規医薬処方剤は、緑内障及
び他の段階の眼内圧上昇の治療のために溶液、軟膏、固
体水溶性ポリマーインサート(insert)又は体温もしくは
涙液存在下でゲル化する溶液の形態として局所的眼投与
用に適合化せしめられ、約0.1〜15重量%の医薬、特
に約0.5〜2重量%の医薬、当業界で周知の担体及び他
の賦形剤からなる残部を含有している。
新規な局所的眼用処方剤中の医薬は、マレイン酸チモロ
ール等のβ−アドレナリン作働遮断剤又はピロカルピン
等の副交感神経興奮剤と組合せて又は単独で本発明の新
規化合物の1種類を含んでいる。かかる組合せにおい
て、各々の活性剤はその単一独立処方剤中における場合
とほぼ同等の量で存在する。
本発明の化合物を用いる新規治療方法は、本発明の新規
化合物又はその医薬処方剤を有効量投与することによる
眼内圧上昇の治療法である。最も重要なものは、1日に
つきかかる化合物約0.1〜25mg、特に0.2〜10mgを1
日1回で又は2〜4回に分割して局所的眼投与する治療
法である。
実施例1 5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド塩酸塩 工程A:〔3−(2−ジオキソラニル)チオフェン−2
−イルチオ〕酢酸メチルの製造 チオフエン−2−カルボキサルデヒドエチレンアセター
ル(15.62g、0.1mo)を不活性雰囲気中乾燥THF
(200m)に溶解し、−74℃に冷却した。n−ブ
チルリチウム(2.3Mヘキサン溶液44m;0.1mo
)を20分間にわたり急速な滴下速度で加えた(温度
は−68℃に高まった)。添加終了後、混合物を−60
〜−74℃で35分間攪拌した。約5分間後、リチウム
誘導体が結晶化し始めた。ほとんどが35分経過後に結
晶化した。1g及び2.21gのイオウ(微細粉末として;
3.21g、0.1mo)を5分間離して加えた(温度は−
74℃から−65℃に高まった)。反応液を−74℃で
15分間攪拌し、−50℃まで攪拌しながら徐々に加温
して15分間維持し、しかる後15分間かけて−38℃
まで加温した。ブロモ酢酸メチル(9.9m、16.1g、
0.105mo)を8分間にわたりゆっくりとした滴下速
度で加え(温度は−40℃から−25℃に高まった)、
反応混合物を温度が0℃に高まるまで環境温度下で攪拌
した。24℃に加温後、反応混合物を室温で2時間攪拌
した。反応液は、溶媒を減圧蒸発しかつ残渣をエーテル
(250m)及び水(100m)間で分配すること
により後処理した。エーテルを水(3×25m)で抽
出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧蒸発し、粗
製〔3−(2−ジオキソラニル)チオフェン−2−イル
チオ〕酢酸メチル23.36gを得て、これを精製せずに次
の工程で用いた。
理論的質量(C10H12O4S2):260.0177150; 実測値:260.0177150;1H NMR(CDC)δ,3.56(2H,
s);3.71(3H,s);4.04(2H,m);4.15(2H,m);6.08(1H,
s);7.16(1H,d,J=6Hz);7.37(1H,d,J=6Hz)。
工程B:(3−ホルミルチオフェン−2−イルチオ)酢
酸メチルの製造 アセトン(100m)中〔3−(2−ジオキソラニ
ル)チオフェン−2−イルチオ〕酢酸メチル(23.36
g)の溶液にp−トルエンスルホン酸(0.25g)を加
え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。炭酸水素ナト
リウム飽和水溶液(4m)を攪拌しながら加え、しか
る後水(50m)を加えた。10分間攪拌後、アセトン
を減圧蒸発し、ゴム状物及び水を得た。ゴム状物をエー
テル(500m)に溶解し、水(4×50m)で抽
出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧蒸発し、油
状の(3−ホルミルチオフェン−2−イルチオ)酢酸メ
チル19.77gを得て、これを精製せずに次の工程で用い
た。
工程C:チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボ
ン酸メチルの製造 メタノール(150m)中(3−ホルミルチオフェン
−2−イルチオ)酢酸メチル(19.31g、91mmo)の
溶液に1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5
−エン(DBN)(1m、1g、8.05mmo)を加
え、攪拌反応フラスコを直ちに氷水浴に浸した。攪拌を
30分間続け、混合物を濾過して粘着性固体生成物を
得、これを少量の冷(−20℃)メタノールで洗浄し
た。溶媒を母液から減圧蒸発し、残渣をエーテル及び炭
酸水素ナトリウム水間で分配した。水層をエーテルで2
回洗浄し、合わせたエーテル抽出液を乾燥し(MgSO4)、
濾過し、溶媒を減圧蒸発して油状物を得たが、これは少
量の冷(−20℃)メタノールで摩砕したとき固化し
た。これを元の固体生成物と合わせ、チエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−カルボン酸メチルを総量で14.55
gを得た;mp101−105℃。メタノールからの再結
晶化により、mp106−107℃の生成物を得た。
m.p.106−107℃ 分析計算値 (C8H6O2S2): C,48.47;H,3.05 実測値:C,48.80;H,3.32 工程D:2−ヒドロキシメチルチエノ〔2,3−b〕チ
オフェンの製造 乾燥エーテル(750m)中チエノ〔2,3−b〕チ
オフェン−2−カルボン酸メチル(19.8g、0.1mo)の
溶液を氷水浴中で冷却されたエーテル(500m)中
水素化アルミニウムリチウム(7.59g、0.2mo)の懸濁
液に急速な滴下速度(1時間45分)で加えた。添加
中、フラスコ内部で沈殿した物質を反応媒体中で懸濁さ
せておいた。添加終了後、攪拌を室温で3時間続けた。
反応混合物を氷水浴中で冷却し、激しく攪拌しながら連
続的に水(7.6m)、20%NaOH水(22.8m)、水
(7.6m)、水(4m)、20%水酸化ナトリウム
(12m)、水(4m)を徐々に滴下した。激しい
攪拌を粒状沈殿物が得られるまで続けた。エーテルをデ
カントし、固体物をエーテルで3回デカントすることに
より洗浄した。合わせたエーテル画分を乾燥し(MgS
O4)、濾過し、減圧蒸発し、白色の固体2−ヒドロキシ
メチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン16.33gを得
た;mp85−87℃。ヘキサンからの再結晶化により、
mp86−87℃の物質を得た。
分析計算値 (C7H6OS2): C,49.38;H,3.55 実測値:C,49.69;H,3.72 工程E:チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボ
キサルデヒドの製造 塩化メチレン(165m)に溶解された2−ヒドロキ
シメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン(16.33g、95.9
mmo)を塩化メチレン(172m)中クロロクロ
ム酸ピリジニウム(31.0g、143.9mmo)の攪拌懸濁液
にすべて一度に加え、攪拌を環境温度下で2時間続け
た。混合物をエーテル(228m)で希釈し、上澄を
デカントした。固体物をエーテル摩砕によって3回洗浄
した。合わせたエーテル抽出液を加圧下で60×150
mmシリカゲル(230−400メツシユ)カラムによりエーテ
ルで3回濾過した。合わせた濾液のエーテル相を減圧蒸
発し、チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボキ
サルデヒド13.86gを得た;mp43−45℃。浴温10
8℃圧力0.5mmでの昇華により13.10gを得た;mp47−
48℃。
分析計算値 (C7H4OS2): C,49.98;H,2.40 実測値:C,50.25;H,2.45 工程F:2−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−
b〕チオフェンの製造 p−トルエンスルホン酸(150mg)をチエノ〔2,3
−b〕チオフェン−2−カルボキサルデヒド(8.06g、47.
91mmo)、エチレングリコール(21.4g、345mmo
)、オルトギ酸メチル(30.51g、287.5mmo)及び
トルエン(50m)の攪拌された2相混合物に加え
た。反応液は直ちに均一化したが、反応液を45〜50
℃の油浴に浸漬しながら攪拌を続けた。穏やかな減圧を
5時間にわたり30〜60分間毎にエアーコンデンサー
で行ない、反応液を45〜50℃で一夜攪拌した。反応
液を氷水浴で冷却し、ピリジン(0.5m)を加え
た。溶媒及び揮発性物質を減圧蒸発した。残留油状物を
エーテル(250m)に溶解し、炭酸水素ナトリウム
飽和溶液(2×50m)しかる後水(4×50m)
で抽出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、エーテル容量を減
圧下で約75mまで減少させたところ、生成物が結晶
化し始めた。結晶を集め、少量のヘキサン中40%エー
テルで洗浄し、白色の固体2−(2−ジオキソラニル)
チエノ〔2,3−b〕チオフェン4.08gを得た;mp92
−93℃。母液からのエーテルを更に容量減少させ、し
かる後結晶化させて、純粋な生成物0.76gを更に得た;
mp96−97℃。両画分ともTLCによると均一であ
り、これを次の工程で用いるために合わせた(4.84
g)。
分析計算値 (C9H8O2S2): C,50.92;H,3.80 実測値:C,51.26;H,3.93 注:この反応は、単離されなかった中間体チエノ〔2,
3−b〕チオフェン−2−カルボキサルデヒドジメチル
アセタールを介して進行する。
工程G:5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 窒素雰囲気下乾燥THF(20m)中2−(2−ジオ
キソラニル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン(2.12g、1
0mmo)の冷却混合物に磁気攪拌しながら30分間
にわたりシリンジでブチルリチウム(ヘキサン中2.3M
溶液4.4m;10mmo)を滴下した。攪拌を−7
5℃で30分間続けた。急速に乾燥ガス状SO2流を−7
5℃の攪拌混合物表面上に通した。内部反応温度は−4
0℃に高まり、しかる後再び−75℃に下がった。SO2
流を30分間導入し、しかる後SO2流で攪拌しながら反
応液を10℃に加温した。次いで過剰のSO2及び溶媒を
減圧蒸発させ、スルホン酸リチウム塩7.09gを得た。塩
を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(15m)に溶解し、
氷水浴中で冷却した。N−クロロスクシンイミド(2.00
g、15mmo)を15分間にわたり少量ずつ加えた。反
応液を氷水浴中で1時間攪拌し、しかる後クロロホルム
で3回抽出した。合わせた抽出液を乾燥し(MgSO4)、濾
過し、溶媒を減圧除去し、スルホニルクロリド2.73gを
得た。この中間体をアセトン(5m)に溶解し、氷冷
濃水酸化アンモニウム溶液(15m)に30分間かけ
て滴下し、しかる後氷浴温度で1.5時間攪拌した。アセ
トン及びアンモニアを減圧除去し、結晶生成物の水懸濁
液を得た。結晶を集め、水洗し、オーブン中に空気流を
徐々に通し室温で減圧オーブン中において乾燥し、粗結
晶5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−b〕チ
オフェン−2−スルホンアミド1.76gを得た。ニトロメ
タン〔アルドリッチ−ゴールドラベル(Aldrich-Gold la
bel)〕からの再結晶化で生成物1.43gを得たが、これは
220℃で一部溶解し、再固化し、320℃より高温で
溶解した。1 H NMR,(DMSO-d6),δ 3.98;(2H,m);4.06(2H,m);6.
09(1H,s);7.50(1H,s);7.73(2H,s)。
分析計算値 (C9H9NO4S3): C,37.10;H,3.11 N,4.81 実測値:C,37.42;H,3.05 N,4.92 工程H:5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェン
−2−スルホンアミドの製造 5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド(2.59g、8.89mmo)を
アセトンに懸濁し、p−トルエンスルホン酸(2.50g、13.
1mmo)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌した
ところ、溶液が得られた。水(2.0m)を加え、攪拌
を3時間続けた。炭酸水素ナトリウム飽和溶液(30m
)を滴下し、しかる後水(40m)を徐々に加え
た。得られた溶液又は混合物に生成物の少量の結晶を加
え、アセトンを減圧蒸発した。結晶を集め、水洗し、減
圧乾燥し、5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド2.10gを得た;mp188−18
9℃。この生成物を更に精製せず次の工程で用いた。
分析計算値 (C7H5NO3S3): C,34.00;H,2.04 N,5.66 実測値:C,34.18;H,1.99 N,5.58 工程I:5−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−ス
ルホンアミド(1.48g、6mmo)をメタノール(15m
)に懸濁し、イソブチルアミン(4.2m、3.07g、42m
mo)をすべて一度に加えた。溶液が得られた後メタ
ノール性HC(メタノール中HC6.70モル溶液1.8m
)を速やかに加えた。得られた混合物に栓をし、ほぼ
還流温度まで2〜5分間加熱し、しかる後生成物が結晶
化するまで室温で放置した。冷却後、結晶を集め、少量
の冷(−20℃)メタノールで洗浄した。結晶を減圧乾
燥し、5−N−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3
−b〕チオフェン−2−スルホンアミド1.31gを得た;
mp204−206℃(分解) 工程J:5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 5−N−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3−b〕
チオフェン−2−スルホンアミド(1.30g、4.30mmo
)をメタノール(15m)及びTHF(15m)
に溶解し、溶液を氷水浴で冷却した。この冷溶液に30
分間隔で3回水素化ホウ素ナトリウム95mg(2.5m
mo)を加え、最終添加後30分間攪拌した。水を加
え、混合物を室温で1時間攪拌した。メタノール及びT
HFを減圧蒸発し、得られた結晶を集め、摩砕により2
回水洗した。生成物を室温で減圧乾燥し、5−イソブチ
ルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−
スルホンアミド1.20gを得たが、これは更に精製せず次
の工程で用いた。
工程K:5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩の製造 5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド(0.95g、3.12mmo)を
無水エタノール58mに溶解し、濾過した。エタノー
ル性HC(エタノール中HC5.10M溶液0.8m;4.08
mmo)を加え、反応液を攪拌し、しかる後放置し
た。得られた結晶を集め、無水エタノールで2回洗浄
し、しかる後エーテルで2回洗浄し、減圧乾燥し、5−
イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド塩酸塩0.98gを得た;mp251
−252℃ 分析計算値 (C11H17CN2O2S3): C,38.75;H,8.22 N,5.03 実測値:C,39.01;H,8.28 N,5.07 実施例2 工程A:5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 t−ブチルアミノ(0.736m、0.512g、7mmo)をメ
タノール(2.5m)中5−ホルミルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン(0.247g、1mmo)の懸濁液に加え
た。混合物を穏やかに加温して溶液を得た。メタノール
性HC(メタノール中HC6.70M溶液0.30m;2mm
o)を加え、混合物を攪拌しながら50℃まで加温
し、室温で1時間攪拌した。THF(2.5m)を加えて
溶液化し、混合物を氷水浴で冷却した。水素化ホウ素ナ
トリウム(0.183g、4.84mmo)を攪拌しながらすべて
一度に加え、攪拌を30分間続けたところ、TLC(ア
ンモニアで飽和されたクロロホルム中10%メタノール
及び水−シリカゲル)は反応終了を示した。生成物に水
(50m)及びpH9まで1N HCを加えて後処理し
た。結晶生成物を集め、水洗し、減圧乾燥し、5−t−
ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−
2−スルホンアミド0.25gを得た;mp208−209℃
(分解) 工程B:5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩の製造 実施例1工程Kにおいてイソブチル化合物の代わりに5
−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフ
ェン−2−スルホンアミドを用いて、標題化合物を得
た;mp292−293℃(分解);(285℃で浴中に
おいた) 分析計算値 (C11H17CN2O2S3): C,38.75;H,5.03 N,8.22 実測値:C,39.12;H,5.28 N,8.40 実施例3 5−メチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに
(滴定されたメタノール中メチルアミン溶液として)メ
チルアミンを用い、しかる後工程J及びKで記載のとお
りに実質上処理し、メタノールから再結晶化後標題化合
物を得た;mp263−264℃(分解) 分析計算値 (C8H11CN2O2S3): C,32.15;H,3.37 N,9.37 実測値:C,32.30;H,3.49 N,9.27 実施例4 5−(4−ヒドロキシブチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iで記載されている操作を実質上用いるが
但しイソブチルアミノの代わりに4−ヒドロキシブチル
アミンを用い、しかる後工程J及びKで記載されている
ように処理し、標題化合物を得た;mp200−202℃
(分解) 分析計算値 (C11H17CN2O3S3): C,37.02;H,4.80 N,7.85 実測値:C,36.99;H,4.89 N,7.87 実施例5 5−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例2工程Aにおいてt−ブチルアミンの代わりに2
−ヒドロキシエチルアミンを用い、しかる後工程Bに従
い処理し、標題化合物を得た;mp209−210℃ 分析計算値 (C9H13CN2O3S3): C,32.87;H,3.98 N,8.52 実測値:C,32.70;H,4.11 N,8.89 実施例6 5−(1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミノメチ
ル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンア
ミド塩酸塩 1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミンを実施例1
工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに用い、しか
る後工程J及びKに従ったが、但し工程Jにおいて下記
修正を加えた:水の添加及び有機溶媒の減圧蒸発の後、
少量の沈殿物を得て、これを濾去した。得られた澄明溶
液のpHを希水酸化ナトリウム水溶液で8.5に調整し、ほ
ぼすべての水を減圧蒸発させた。得られたゴム状物を、
10回又はもはやUV陽性物質が抽出されなくなるま
で、酢酸エチルと一緒に振蘯しデカントすることによっ
て抽出した。合わせた酢酸エチル抽出液を乾燥し(MgS
O4)、濾過し、溶媒を蒸発し、所望のアミンを得た。塩
酸塩を実施例1工程Kに従い製造して、標題化合物を得
た;mp184−186℃(分解) 分析計算値 (C10H15CN2O4S3)・0.15モルEtOH): C,34.47;H,4.38 N,7.66 実測値:C,34.30;H,4.33 N,7.97 実施例7 5−(シクロプロピルメチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりにシ
クロプロピルメチルアミンを用い、しかる後工程Kに至
るまで処理し(但し、工程Kでエタノール性HCとして
正確に1当量のHCを加えた)、標題化合物を得た;mp
264−265℃(分解) 分析計算値 (C11H15CN2O2S3): C,38.99;H,4.46 N,8.27 実測値:C,39.04;H,4.52 N,8.29 実施例8 5−(2−メトキシエチルアミノメチル)チエノ〔2,
3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに2
−メトキシエチルアミンを用い、工程Kに至るまで処理
し、標題化合物を得た;mp223−224℃ 分析計算値 (C10H15CN2O3S3): C,35.03;H,4.41 N,8.17 実測値:C,35.04;H,4.46 N,8.03 前記操作に従い、下記表に示された化合物を適切な出発
物質から製造する。
実施例10 5−イソブチルアミノメチルチ エノ〔2,3−b〕チオフェン −2−スルホンアミド塩酸塩 1mg 15mg 一塩基性リン酸ナトリウム ・2H2O 9.38mg 6.10mg 二塩基性リン酸ナトリウム ・12H2O 28.48mg 16.80mg 塩化ベンザルコニウム 0.10mg 0.10mg 注射用水 適量 全量 1.0m 1.0m 新規化合物、リン酸緩衝塩及び塩化ベンザルコニウムを
水に加え、溶解させる。組成物のpHを5.4〜7.4に調整
し、適量まで希釈する。組成物を電離放射線で無菌化す
る。
実施例11 5−t−ブチルアミノメチルチエノ 〔2,3−b〕チオフェン−2−ス ルホンアミド 5mg ワセリン 適量 全量 1グラム 化合物及びワセリンを無菌的に混合する。
実施例12 5−メチルアミノメチルチエノ 〔2,3−b〕チオフェン−2 −スルホンアミド塩酸塩 1mg ヒドロキシプロピルセルロース 適量 12mg カーバープレス(Carver Press)において300゜F(149
℃)で1〜4分間上記成分の粉末混合物に圧縮力12,
000bs(844Kg/cm2)(ゲージ)を加えること
により製造された圧縮成形フィルムから眼用インサート
を製造する。定盤(platen)中で冷水循環させることによ
り、フィルムを加圧下で冷却する。次いで、眼用インサ
ートを棒型パンチでフィルムから個々に裁断する。各イ
ンサートをバイアル中に入れ、しかる後湿室(30℃で
88%R.H.)中に2〜4日間おく。湿室から取出した
後、バイアルに栓をつけ、しかる後キャップを取付け
る。次いで、水和インサート含有バイアルを250゜F
(121℃)で0.5時間オートクレーブ処理する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記構造式の化合物: 又はその眼科学上許容される塩 〔上記式中、 Aは、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ非置
    換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシで置換され
    たいずれかのC1-8アルキレンである; Rは、水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれかのC
    1-6アルキルである;並びに R1及びR2はそれぞれ独立して: 1)水素; 2)非置換又は下記の1以上で置換されたいずれかのC
    1-6アルキル a)C3-6シクロアルキル b)C1-3アルコキシ c)C1-3アルコキシ−(C2-4アルコキシ)n (nは
    1〜6である) d)ヒドロキシ e)ハロ f)C1-3アルキル−S(O)n (nは0〜2である) g)フェニル、又は h)−NR34(R3及びR4はそれぞれ独立して i)水素、及び ii)非置換又はC1-3アルコキシ、ヒドロキシもしくは
    フェニルの1以上で置換されたいずれかのC1-6アルキ
    ルから選択される); 3) (R5は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ
    非置換又はC1-3アルコキシの1以上及び/またはヒド
    ロキシの1以上で置換されたいずれかのC1-4アルキル
    である);又は 4)それらが結合せしめられている窒素原子と一緒に五
    〜七員ヘテロ環を形成している;である〕。
  2. 【請求項2】R12N−A−がチエノ〔2,3−b〕チ
    オフェン環系の5位に結合せしめられている、請求項1
    記載の化合物又はその薬学上許容される塩。
  3. 【請求項3】Aが−CH2−である、請求項2記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】R1が水素で、R2がC1-6アルキルであ
    る、請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】R1及びR2がC1-3アルコキシ−C2-4アル
    コキシメチルである、請求項3記載の化合物。
  6. 【請求項6】5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド;5−メチル
    アミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−ス
    ルホンアミド; 5−(2−メトキシエチルアミノメチル)チエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
    フェン−2−スルホンアミド; 5−(4−ヒドロキシブチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミノメチ
    ル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンア
    ミド; 5−(シクロプロピルメチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(3−メトキシプロピルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(メトキシエトキシプロピルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(モルホリニルメチル)チエノ〔2,3−b〕チオ
    フェン−2−スルホンアミド; 5−(3,3,3−トリフルオロエチルアミノメチル)
    チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミ
    ド; 5−(メチルチオエチルアミノメチル)チエノ〔2,3
    −b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(2−フルオロエチルアミノメチル)チエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(メチルチオエチル−S−オキシド)アミノメチル
    チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミ
    ド; である、請求項3記載の化合物。
  7. 【請求項7】5−〔ビス(2−メトキシエチル)〕アミ
    ノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホ
    ンアミドである、請求項3記載の化合物。
  8. 【請求項8】Aが−CH2−であり、Rが水素であり、
    1がメトキシエチルであり、そしてR2がメトキシエト
    キシエチルである、請求項1記載の化合物。
JP63194322A 1987-08-03 1988-08-03 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類 Expired - Lifetime JPH064636B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8085187A 1987-08-03 1987-08-03
US80,851 1987-08-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6450886A JPS6450886A (en) 1989-02-27
JPH064636B2 true JPH064636B2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=22160036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63194322A Expired - Lifetime JPH064636B2 (ja) 1987-08-03 1988-08-03 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0307084B1 (ja)
JP (1) JPH064636B2 (ja)
AT (1) ATE98647T1 (ja)
CA (1) CA1320487C (ja)
DE (1) DE3886314T2 (ja)
DK (1) DK429788A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4894390A (en) * 1987-08-03 1990-01-16 Merck & Co., Inc. Substituted thieno[2,3-b]thiophene-2-sulfonamides as antiglaucoma agents
US4876271A (en) * 1988-12-20 1989-10-24 Merck & Co., Inc. Substituted thieno[3,2-b]thiophene-2-sulfonamides as topically active carbonic anhydrase inhibitors
US4929549A (en) * 1989-02-08 1990-05-29 Merck & Co., Inc. 5-carbamoylthieno[2,3-b]thiophene-2-sulfon-amides as topically active carbonic anhydrase inhibitors
US4946859A (en) * 1989-07-31 1990-08-07 Merck & Co., Inc. 4-(2-methyl-2-hydroxypropylamino)-5,6-dihydrothieno-[2,3-b]thiopyran-2-sulfonamide-7,7-dioxide
US5120757A (en) * 1989-07-31 1992-06-09 Merck & Co., Inc. Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents
EP0480745A3 (en) * 1990-10-12 1992-07-29 Merck & Co. Inc. Substituted dihydrothieno-thiophene-2-sulfonamides and dioxides thereof
US5216020A (en) * 1990-10-12 1993-06-01 Merck & Co., Inc. Substituted 4,5-dihydrothieno(2,3-b)thiophene-2-sulfonamides and 6,6-dioxides thereof

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL72070A (en) * 1983-06-20 1988-11-30 Merck & Co Inc 2-sulfamoylbenzo(b)-thiophene derivatives,their preparation and pharmaceutical compositions containing them
US4863922A (en) * 1984-12-12 1989-09-05 Merck & Co., Inc. Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents, compositions and use
US4665090A (en) * 1985-10-09 1987-05-12 Merck & Co., Inc. Substituted thiophene-2-sulfonamide antiglaucoma agents
DE3667056D1 (en) * 1985-12-24 1989-12-28 Merck & Co Inc Substituted thiophene-2-sulfonamide antiglaucoma agents
EP0271273A3 (en) * 1986-12-08 1989-07-12 Merck & Co. Inc. Thieno-and furopyridine sulfonamides

Also Published As

Publication number Publication date
EP0307084B1 (en) 1993-12-15
DE3886314D1 (de) 1994-01-27
ATE98647T1 (de) 1994-01-15
EP0307084A1 (en) 1989-03-15
DK429788A (da) 1989-03-30
DE3886314T2 (de) 1994-06-16
DK429788D0 (da) 1988-08-02
CA1320487C (en) 1993-07-20
JPS6450886A (en) 1989-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4797413A (en) Thieno thiopyran sulfonamide derivatives, pharmaceutical compositions and use
US4863922A (en) Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents, compositions and use
AU655924B2 (en) Thiophene sulfonamides useful as carbonic anydrase inhibitors
JPH064636B2 (ja) 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類
EP0152340A1 (en) 2-Sulfamoylbenzo[b]furan derivatives and ophtalmic composition for the treatment of elevated intraocular pressure
CA2022119C (en) Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents
US5538966A (en) Carbonic anhydrase inhibitors
JPH04226992A (ja) 4−アルキルアミノ−6−(C3〜5−ヒドロカルビル)チエノ〔2,3−b〕チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキシド類
EP0221806B1 (en) Substituted thiophene-2-sulfanomide and antiglaucoma compositions containing them
US4820848A (en) Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents
US4824968A (en) Substituted aromatic sulfonamides as antiglaucoma agents
EP0366178B1 (en) 5-[N-methoxyethyl-N-methoxyethoxyethyl)aminomethyl]thieno [2,3-b] thiophene-2-sulfonamide as antiglaucoma agents
US4806562A (en) Substituted thieno[2,3-b]thiophene-2-sulfonamides as antiglaucoma agents
US4803286A (en) Amino-2-hydroxypropyloximinoheterocycle α-blockers
EP0375320B1 (en) Substituted thieno(3,2-B) thiophene-2-sulfonamides as topically active carbonic anhydrase inhibitors
US4798831A (en) Substituted thieno[2,3-B]furan-2-sulfonamides as antiglaucoma agents
US4914111A (en) 4-Benzylthiophene (or furan)-2-sulfonamides as antiglaucoma agents
US4929549A (en) 5-carbamoylthieno[2,3-b]thiophene-2-sulfon-amides as topically active carbonic anhydrase inhibitors
EP0268396B1 (en) 4-(benzoyl)thiophene(or furan)-sulfonamide and derivatives thereof for the topical treatment of elevated intraocular pressures
CA1328263C (en) Substituted thieno[2,3-b]furan-2-sulfonamides as antiglaucoma agents
JP2001503010A (ja) チエノジアゾシン及びチエノチアジアゾシン型化合物の三環性誘導体