JPH064636B2 - 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類 - Google Patents

抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類

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JPH064636B2
JPH064636B2 JP63194322A JP19432288A JPH064636B2 JP H064636 B2 JPH064636 B2 JP H064636B2 JP 63194322 A JP63194322 A JP 63194322A JP 19432288 A JP19432288 A JP 19432288A JP H064636 B2 JPH064636 B2 JP H064636B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、眼内圧上昇の治療に有用な新規芳香族スルホ
ンアミド類に関する。更に詳しくは、本発明は下記構造
式を有する化合物: (上記式中、A、R、R1及びR2は後記と同義である) 並びに薬学上及び眼科学上許容されるその塩に関する。
本発明は、特に緑内障として知られる疾患のときのよう
に病的障害を伴う場合において、眼内圧上昇の治療のた
めに活性成分として本発明の新規化合物を用いた医薬組
成物、並びに全身及び眼用のためのその用法にも関す
る。本発明は新規化合物の製造方法にも関する。
緑内障は眼内圧上昇を伴う眼疾患であって、これは正常
な機能のためには高すぎて、視覚的機能の不可逆的損失
を招く。未治療の場合、緑内障は最終的に盲目に至るこ
とがある。高眼圧、即ち視神経頭部の障害若しくは特徴
的緑内障性視野狭窄を伴わない眼内圧上昇状態は、多く
の眼科医によって、緑内障の初期相を表わしていると現
在考えられている。
緑内障を治療するために以前使用されてきた薬剤の多く
は完全に満足しうるものでないことが判明した。実際に
も、ピロカルピン及びフィゾスチグミンが導入されてい
るため、緑内障の治療に関してほとんど進歩がなかっ
た。唯一最近になって、多くのβ−アドレナリン作働遮
断剤が眼内圧低下に有効であることを臨床医が着目した
のみであった。これら薬剤の多くは眼内圧低下に有効で
あるが、一方それらは例えば長期的眼使用のためには許
容されない膜安定化作用のような他の特性も有してい
る。β−アドレナリン作働遮断剤たる(S)−1−tert−
ブチルアミノ−3−〔(4−モルホリノ−1,2,5−
チアジアゾール−3−イル)オキシ〕−2−プロパノー
ルは、眼内圧を低下し、ピロカルピンに伴う多くの望ま
しくない副作用を有さず、しかも多くの他のβ−アドレ
ナリン作働遮断剤以上の利点を有しており、例えば局所
麻酔作用を有さす、長時間活性を有し、かつ最小の耐性
を示すにすぎないことが判明した。
ピロカルピン、フィゾスチグミン及び上記のβ−遮断剤
は眼内圧を低下させるが、しかしながらこれらの薬剤は
いずれも炭酸デヒドラターゼ酵素を阻害しもって炭酸デ
ヒドラターゼ経路による体液形成への関与を妨げること
によって、その作用を発現しているわけではない。
炭酸デヒドラターゼ阻害剤と称せられる薬剤は、炭酸デ
ヒドラターゼ酵素を阻害することによって、このインフ
ロー(inflow)経路を遮断又は阻止している。このような
炭酸デヒドラターゼ阻害剤は経口、静注又は他の全身的
経路で眼内圧を治療するために用いられるが、そのため
それらは全身にわたり炭酸デヒドラターゼを阻害してし
まうという明確な欠点を有している。基本的酵素系にお
けるこのような総体的崩壊は、警戒する程に眼内圧が上
昇するという急性の発病時又は他の薬剤が無効な場合に
のみ正当化される。所望の眼標的組織にのみ炭酸デヒド
ラターゼ阻害剤を向かわせたいという希望があるにもか
かわらず、局所的に有効な炭酸デヒドラターゼ阻害剤は
臨床向に市販されていない。
しかしながら、局所的に有効な炭酸デヒドラターゼ阻害
剤は、米国特許第4,386,098号;第4,416,890号;及び第
4,426,388号明細書で報告されている。そこで報告され
ている化合物は5(及び6)−ヒドロキシ−2−ベンゾ
チアゾールスルホンアミド類及びそれらのアシルエステ
ル類である。
本発明の新規化合物は構造式 を持つか、又はその薬学上許容される塩である: 〔上記式中、 Aは、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ非置
換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシで置換され
たいずれかのC1-8アルキレンである; Rは、水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれかのC
1-6アルキルである;並びに R1及びR2はそれぞれ独立して: 1)水素; 2)非置換又は下記の1以上で置換されたいずれかのC
1-6アルキル a)C3-6シクロアルキル b)C1-3アルコキシ c)C1-3アルコキシ−(C2-4アルコキシ)n (nは
1〜6である) d)ヒドロキシ e)ハロ、例えばクロロ、ブロモ又はフルオロ f)C1-3アルキル−S(O)n (nは0〜2である) g)フェニル、又は h)-NR3R4(R3及びR4はそれぞれ独立して i)水素、及び ii)非置換又はC1-3アルコキシ、ヒドロキシもしくは
フェニルの1以上で置換されたいずれかのC1-6アルキ
ル から選択される); 3) (R5は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ
非置換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシの1以
上で置換されたいずれかのC1-4アルキルである);又
は 4)それらが結合せしめられている窒素原子と一緒に五
〜七員ヘテロ環、例えばピペリジン、モルホリン、ピペ
ラジン、N−C1-3アルキルピペラジン又はチオモルホ
リン、チオモルホリン−S−オキシドもしくはチオモル
ホリン−S,S−ジオキシドを形成している; である〕。
新規化合物の好ましい態様は、A−がチエノ〔2,3−
b〕チオフェン環系の5位に結合している場合である。
Aは−(CH2)−1-3、特に−CH2−であることが更に好ま
しい。
更に、R1及びR2はC1-3アルコキシエチルであること
が好ましい。
本発明の化合物で特に好ましいものとしてはAが−CH
2−であり、Rが水素であり、R1がメトキシエチルであ
り、そしてR2がメトキシエトキシエチルであるものが
挙げられる。
本発明の新規化合物に関する新規製造方法は下記で説明
されているが、その中でArは を表わし、A′は非置換又はC1-3アルコキシもしくは
ヒドロキシで置換されたいずれかのC0-7アルキレンを
表わす: 本プロセスでは、メタノール又はエタノールのようなC
1-3低級アルカノール溶媒中約15〜60℃で約0.5〜7
2時間HCガスのような酸存在下においてアミンH2NR1
又はHNR1R2でアルデヒド1を処理する。結晶性沈殿物2
又は2aは、2の場合に水素化ホウ素ナトリウム又は2
aの場合に水素化シアノホウ素ナトリウムのような水素
化金属錯体で約0〜20℃において処理され、約0.5〜
72時間攪拌される。一方、結晶性沈殿物(2又は2
a)は水素化物で処理する前に濾過単離されかつ再懸濁
されてもよい。
化合物3は、4へのアシル化及び5への還元によるか又
は7を得るためにケトン6での処理しかる後還元による
かのいずれかによって三級アミンに変換される。3から
4への変換はエーテル、THF等のような中性溶媒中ト
リエチルアミン等の塩基存在下はほぼ室温で行なわれ、
次いでBH3・S(CH3)2による5への還元はトルエン、CH2C
又はTHFのような溶媒中ほぼ室温で行なわれる。
3から7への変換は、ハロ炭素(塩化メチレン)又はメ
タノール等のアルコールのような溶媒中ほぼ室温で同当
量のケトン6による3の処理によって行なわれる。
一方、二級アミン3は単純にアルキル化によって三級ア
ミン8に変換することができる。即ち、エーテル、TH
F、DMF又はハロ炭素溶液中有機(iso−C3H7)2N(C
2H5)又は無機(NaHCO3)塩基の存在下におけるアルキルハ
ライドRX(ヨウ化物、臭化物又は塩化物)による3の
処理で、8が得られる。
Aが分岐鎖状アルキレンである新規化合物は、前記反応
経路中で示されているようにA′が分岐鎖状アルキレン
であるアルデヒドから又は下記のような芳香族アルデヒ
ドから製造することができる: 本プロセスにおいて、9はエーテルまたはTHF中−7
8〜−30℃において過剰の有機リチウム試薬R8Liで処
理される。これはH2Oで反応停止され、生成物が抽出さ
れる。このアルコールはCH2C/テトラヒドロフラン
中室温で(2〜3時間)クロロクロム酸ピリジニウム
(PCC)によりケトン10へと酸化される。ケトン1
0はアルコール(CH3OH)中室温で1時間〜10日間アミ
ンR1R2NH/Bu4NBH3CNで還元アミノ化され、11を生成す
る。この方法では下記化合物が製造される: 本発明の化合物を含有する新規医薬処方剤は、緑内障及
び他の段階の眼内圧上昇の治療のために溶液、軟膏、固
体水溶性ポリマーインサート(insert)又は体温もしくは
涙液存在下でゲル化する溶液の形態として局所的眼投与
用に適合化せしめられ、約0.1〜15重量%の医薬、特
に約0.5〜2重量%の医薬、当業界で周知の担体及び他
の賦形剤からなる残部を含有している。
新規な局所的眼用処方剤中の医薬は、マレイン酸チモロ
ール等のβ−アドレナリン作働遮断剤又はピロカルピン
等の副交感神経興奮剤と組合せて又は単独で本発明の新
規化合物の1種類を含んでいる。かかる組合せにおい
て、各々の活性剤はその単一独立処方剤中における場合
とほぼ同等の量で存在する。
本発明の化合物を用いる新規治療方法は、本発明の新規
化合物又はその医薬処方剤を有効量投与することによる
眼内圧上昇の治療法である。最も重要なものは、1日に
つきかかる化合物約0.1〜25mg、特に0.2〜10mgを1
日1回で又は2〜4回に分割して局所的眼投与する治療
法である。
実施例1 5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド塩酸塩 工程A:〔3−(2−ジオキソラニル)チオフェン−2
−イルチオ〕酢酸メチルの製造 チオフエン−2−カルボキサルデヒドエチレンアセター
ル(15.62g、0.1mo)を不活性雰囲気中乾燥THF
(200m)に溶解し、−74℃に冷却した。n−ブ
チルリチウム(2.3Mヘキサン溶液44m;0.1mo
)を20分間にわたり急速な滴下速度で加えた(温度
は−68℃に高まった)。添加終了後、混合物を−60
〜−74℃で35分間攪拌した。約5分間後、リチウム
誘導体が結晶化し始めた。ほとんどが35分経過後に結
晶化した。1g及び2.21gのイオウ(微細粉末として;
3.21g、0.1mo)を5分間離して加えた(温度は−
74℃から−65℃に高まった)。反応液を−74℃で
15分間攪拌し、−50℃まで攪拌しながら徐々に加温
して15分間維持し、しかる後15分間かけて−38℃
まで加温した。ブロモ酢酸メチル(9.9m、16.1g、
0.105mo)を8分間にわたりゆっくりとした滴下速
度で加え(温度は−40℃から−25℃に高まった)、
反応混合物を温度が0℃に高まるまで環境温度下で攪拌
した。24℃に加温後、反応混合物を室温で2時間攪拌
した。反応液は、溶媒を減圧蒸発しかつ残渣をエーテル
(250m)及び水(100m)間で分配すること
により後処理した。エーテルを水(3×25m)で抽
出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧蒸発し、粗
製〔3−(2−ジオキソラニル)チオフェン−2−イル
チオ〕酢酸メチル23.36gを得て、これを精製せずに次
の工程で用いた。
理論的質量(C10H12O4S2):260.0177150; 実測値:260.0177150;1H NMR(CDC)δ,3.56(2H,
s);3.71(3H,s);4.04(2H,m);4.15(2H,m);6.08(1H,
s);7.16(1H,d,J=6Hz);7.37(1H,d,J=6Hz)。
工程B:(3−ホルミルチオフェン−2−イルチオ)酢
酸メチルの製造 アセトン(100m)中〔3−(2−ジオキソラニ
ル)チオフェン−2−イルチオ〕酢酸メチル(23.36
g)の溶液にp−トルエンスルホン酸(0.25g)を加
え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。炭酸水素ナト
リウム飽和水溶液(4m)を攪拌しながら加え、しか
る後水(50m)を加えた。10分間攪拌後、アセトン
を減圧蒸発し、ゴム状物及び水を得た。ゴム状物をエー
テル(500m)に溶解し、水(4×50m)で抽
出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧蒸発し、油
状の(3−ホルミルチオフェン−2−イルチオ)酢酸メ
チル19.77gを得て、これを精製せずに次の工程で用い
た。
工程C:チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボ
ン酸メチルの製造 メタノール(150m)中(3−ホルミルチオフェン
−2−イルチオ)酢酸メチル(19.31g、91mmo)の
溶液に1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5
−エン(DBN)(1m、1g、8.05mmo)を加
え、攪拌反応フラスコを直ちに氷水浴に浸した。攪拌を
30分間続け、混合物を濾過して粘着性固体生成物を
得、これを少量の冷(−20℃)メタノールで洗浄し
た。溶媒を母液から減圧蒸発し、残渣をエーテル及び炭
酸水素ナトリウム水間で分配した。水層をエーテルで2
回洗浄し、合わせたエーテル抽出液を乾燥し(MgSO4)、
濾過し、溶媒を減圧蒸発して油状物を得たが、これは少
量の冷(−20℃)メタノールで摩砕したとき固化し
た。これを元の固体生成物と合わせ、チエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−カルボン酸メチルを総量で14.55
gを得た;mp101−105℃。メタノールからの再結
晶化により、mp106−107℃の生成物を得た。
m.p.106−107℃ 分析計算値 (C8H6O2S2): C,48.47;H,3.05 実測値:C,48.80;H,3.32 工程D:2−ヒドロキシメチルチエノ〔2,3−b〕チ
オフェンの製造 乾燥エーテル(750m)中チエノ〔2,3−b〕チ
オフェン−2−カルボン酸メチル(19.8g、0.1mo)の
溶液を氷水浴中で冷却されたエーテル(500m)中
水素化アルミニウムリチウム(7.59g、0.2mo)の懸濁
液に急速な滴下速度(1時間45分)で加えた。添加
中、フラスコ内部で沈殿した物質を反応媒体中で懸濁さ
せておいた。添加終了後、攪拌を室温で3時間続けた。
反応混合物を氷水浴中で冷却し、激しく攪拌しながら連
続的に水(7.6m)、20%NaOH水(22.8m)、水
(7.6m)、水(4m)、20%水酸化ナトリウム
(12m)、水(4m)を徐々に滴下した。激しい
攪拌を粒状沈殿物が得られるまで続けた。エーテルをデ
カントし、固体物をエーテルで3回デカントすることに
より洗浄した。合わせたエーテル画分を乾燥し(MgS
O4)、濾過し、減圧蒸発し、白色の固体2−ヒドロキシ
メチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン16.33gを得
た;mp85−87℃。ヘキサンからの再結晶化により、
mp86−87℃の物質を得た。
分析計算値 (C7H6OS2): C,49.38;H,3.55 実測値:C,49.69;H,3.72 工程E:チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボ
キサルデヒドの製造 塩化メチレン(165m)に溶解された2−ヒドロキ
シメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン(16.33g、95.9
mmo)を塩化メチレン(172m)中クロロクロ
ム酸ピリジニウム(31.0g、143.9mmo)の攪拌懸濁液
にすべて一度に加え、攪拌を環境温度下で2時間続け
た。混合物をエーテル(228m)で希釈し、上澄を
デカントした。固体物をエーテル摩砕によって3回洗浄
した。合わせたエーテル抽出液を加圧下で60×150
mmシリカゲル(230−400メツシユ)カラムによりエーテ
ルで3回濾過した。合わせた濾液のエーテル相を減圧蒸
発し、チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−カルボキ
サルデヒド13.86gを得た;mp43−45℃。浴温10
8℃圧力0.5mmでの昇華により13.10gを得た;mp47−
48℃。
分析計算値 (C7H4OS2): C,49.98;H,2.40 実測値:C,50.25;H,2.45 工程F:2−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−
b〕チオフェンの製造 p−トルエンスルホン酸(150mg)をチエノ〔2,3
−b〕チオフェン−2−カルボキサルデヒド(8.06g、47.
91mmo)、エチレングリコール(21.4g、345mmo
)、オルトギ酸メチル(30.51g、287.5mmo)及び
トルエン(50m)の攪拌された2相混合物に加え
た。反応液は直ちに均一化したが、反応液を45〜50
℃の油浴に浸漬しながら攪拌を続けた。穏やかな減圧を
5時間にわたり30〜60分間毎にエアーコンデンサー
で行ない、反応液を45〜50℃で一夜攪拌した。反応
液を氷水浴で冷却し、ピリジン(0.5m)を加え
た。溶媒及び揮発性物質を減圧蒸発した。残留油状物を
エーテル(250m)に溶解し、炭酸水素ナトリウム
飽和溶液(2×50m)しかる後水(4×50m)
で抽出し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、エーテル容量を減
圧下で約75mまで減少させたところ、生成物が結晶
化し始めた。結晶を集め、少量のヘキサン中40%エー
テルで洗浄し、白色の固体2−(2−ジオキソラニル)
チエノ〔2,3−b〕チオフェン4.08gを得た;mp92
−93℃。母液からのエーテルを更に容量減少させ、し
かる後結晶化させて、純粋な生成物0.76gを更に得た;
mp96−97℃。両画分ともTLCによると均一であ
り、これを次の工程で用いるために合わせた(4.84
g)。
分析計算値 (C9H8O2S2): C,50.92;H,3.80 実測値:C,51.26;H,3.93 注:この反応は、単離されなかった中間体チエノ〔2,
3−b〕チオフェン−2−カルボキサルデヒドジメチル
アセタールを介して進行する。
工程G:5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 窒素雰囲気下乾燥THF(20m)中2−(2−ジオ
キソラニル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン(2.12g、1
0mmo)の冷却混合物に磁気攪拌しながら30分間
にわたりシリンジでブチルリチウム(ヘキサン中2.3M
溶液4.4m;10mmo)を滴下した。攪拌を−7
5℃で30分間続けた。急速に乾燥ガス状SO2流を−7
5℃の攪拌混合物表面上に通した。内部反応温度は−4
0℃に高まり、しかる後再び−75℃に下がった。SO2
流を30分間導入し、しかる後SO2流で攪拌しながら反
応液を10℃に加温した。次いで過剰のSO2及び溶媒を
減圧蒸発させ、スルホン酸リチウム塩7.09gを得た。塩
を炭酸水素ナトリウム飽和溶液(15m)に溶解し、
氷水浴中で冷却した。N−クロロスクシンイミド(2.00
g、15mmo)を15分間にわたり少量ずつ加えた。反
応液を氷水浴中で1時間攪拌し、しかる後クロロホルム
で3回抽出した。合わせた抽出液を乾燥し(MgSO4)、濾
過し、溶媒を減圧除去し、スルホニルクロリド2.73gを
得た。この中間体をアセトン(5m)に溶解し、氷冷
濃水酸化アンモニウム溶液(15m)に30分間かけ
て滴下し、しかる後氷浴温度で1.5時間攪拌した。アセ
トン及びアンモニアを減圧除去し、結晶生成物の水懸濁
液を得た。結晶を集め、水洗し、オーブン中に空気流を
徐々に通し室温で減圧オーブン中において乾燥し、粗結
晶5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−b〕チ
オフェン−2−スルホンアミド1.76gを得た。ニトロメ
タン〔アルドリッチ−ゴールドラベル(Aldrich-Gold la
bel)〕からの再結晶化で生成物1.43gを得たが、これは
220℃で一部溶解し、再固化し、320℃より高温で
溶解した。1 H NMR,(DMSO-d6),δ 3.98;(2H,m);4.06(2H,m);6.
09(1H,s);7.50(1H,s);7.73(2H,s)。
分析計算値 (C9H9NO4S3): C,37.10;H,3.11 N,4.81 実測値:C,37.42;H,3.05 N,4.92 工程H:5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェン
−2−スルホンアミドの製造 5−(2−ジオキソラニル)チエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド(2.59g、8.89mmo)を
アセトンに懸濁し、p−トルエンスルホン酸(2.50g、13.
1mmo)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌した
ところ、溶液が得られた。水(2.0m)を加え、攪拌
を3時間続けた。炭酸水素ナトリウム飽和溶液(30m
)を滴下し、しかる後水(40m)を徐々に加え
た。得られた溶液又は混合物に生成物の少量の結晶を加
え、アセトンを減圧蒸発した。結晶を集め、水洗し、減
圧乾燥し、5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド2.10gを得た;mp188−18
9℃。この生成物を更に精製せず次の工程で用いた。
分析計算値 (C7H5NO3S3): C,34.00;H,2.04 N,5.66 実測値:C,34.18;H,1.99 N,5.58 工程I:5−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 5−ホルミルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−ス
ルホンアミド(1.48g、6mmo)をメタノール(15m
)に懸濁し、イソブチルアミン(4.2m、3.07g、42m
mo)をすべて一度に加えた。溶液が得られた後メタ
ノール性HC(メタノール中HC6.70モル溶液1.8m
)を速やかに加えた。得られた混合物に栓をし、ほぼ
還流温度まで2〜5分間加熱し、しかる後生成物が結晶
化するまで室温で放置した。冷却後、結晶を集め、少量
の冷(−20℃)メタノールで洗浄した。結晶を減圧乾
燥し、5−N−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3
−b〕チオフェン−2−スルホンアミド1.31gを得た;
mp204−206℃(分解) 工程J:5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 5−N−イソブチルイミノメチルチエノ〔2,3−b〕
チオフェン−2−スルホンアミド(1.30g、4.30mmo
)をメタノール(15m)及びTHF(15m)
に溶解し、溶液を氷水浴で冷却した。この冷溶液に30
分間隔で3回水素化ホウ素ナトリウム95mg(2.5m
mo)を加え、最終添加後30分間攪拌した。水を加
え、混合物を室温で1時間攪拌した。メタノール及びT
HFを減圧蒸発し、得られた結晶を集め、摩砕により2
回水洗した。生成物を室温で減圧乾燥し、5−イソブチ
ルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−
スルホンアミド1.20gを得たが、これは更に精製せず次
の工程で用いた。
工程K:5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩の製造 5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
フェン−2−スルホンアミド(0.95g、3.12mmo)を
無水エタノール58mに溶解し、濾過した。エタノー
ル性HC(エタノール中HC5.10M溶液0.8m;4.08
mmo)を加え、反応液を攪拌し、しかる後放置し
た。得られた結晶を集め、無水エタノールで2回洗浄
し、しかる後エーテルで2回洗浄し、減圧乾燥し、5−
イソブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド塩酸塩0.98gを得た;mp251
−252℃ 分析計算値 (C11H17CN2O2S3): C,38.75;H,8.22 N,5.03 実測値:C,39.01;H,8.28 N,5.07 実施例2 工程A:5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミドの製造 t−ブチルアミノ(0.736m、0.512g、7mmo)をメ
タノール(2.5m)中5−ホルミルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン(0.247g、1mmo)の懸濁液に加え
た。混合物を穏やかに加温して溶液を得た。メタノール
性HC(メタノール中HC6.70M溶液0.30m;2mm
o)を加え、混合物を攪拌しながら50℃まで加温
し、室温で1時間攪拌した。THF(2.5m)を加えて
溶液化し、混合物を氷水浴で冷却した。水素化ホウ素ナ
トリウム(0.183g、4.84mmo)を攪拌しながらすべて
一度に加え、攪拌を30分間続けたところ、TLC(ア
ンモニアで飽和されたクロロホルム中10%メタノール
及び水−シリカゲル)は反応終了を示した。生成物に水
(50m)及びpH9まで1N HCを加えて後処理し
た。結晶生成物を集め、水洗し、減圧乾燥し、5−t−
ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−
2−スルホンアミド0.25gを得た;mp208−209℃
(分解) 工程B:5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−
b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩の製造 実施例1工程Kにおいてイソブチル化合物の代わりに5
−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフ
ェン−2−スルホンアミドを用いて、標題化合物を得
た;mp292−293℃(分解);(285℃で浴中に
おいた) 分析計算値 (C11H17CN2O2S3): C,38.75;H,5.03 N,8.22 実測値:C,39.12;H,5.28 N,8.40 実施例3 5−メチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェ
ン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに
(滴定されたメタノール中メチルアミン溶液として)メ
チルアミンを用い、しかる後工程J及びKで記載のとお
りに実質上処理し、メタノールから再結晶化後標題化合
物を得た;mp263−264℃(分解) 分析計算値 (C8H11CN2O2S3): C,32.15;H,3.37 N,9.37 実測値:C,32.30;H,3.49 N,9.27 実施例4 5−(4−ヒドロキシブチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iで記載されている操作を実質上用いるが
但しイソブチルアミノの代わりに4−ヒドロキシブチル
アミンを用い、しかる後工程J及びKで記載されている
ように処理し、標題化合物を得た;mp200−202℃
(分解) 分析計算値 (C11H17CN2O3S3): C,37.02;H,4.80 N,7.85 実測値:C,36.99;H,4.89 N,7.87 実施例5 5−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例2工程Aにおいてt−ブチルアミンの代わりに2
−ヒドロキシエチルアミンを用い、しかる後工程Bに従
い処理し、標題化合物を得た;mp209−210℃ 分析計算値 (C9H13CN2O3S3): C,32.87;H,3.98 N,8.52 実測値:C,32.70;H,4.11 N,8.89 実施例6 5−(1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミノメチ
ル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンア
ミド塩酸塩 1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミンを実施例1
工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに用い、しか
る後工程J及びKに従ったが、但し工程Jにおいて下記
修正を加えた:水の添加及び有機溶媒の減圧蒸発の後、
少量の沈殿物を得て、これを濾去した。得られた澄明溶
液のpHを希水酸化ナトリウム水溶液で8.5に調整し、ほ
ぼすべての水を減圧蒸発させた。得られたゴム状物を、
10回又はもはやUV陽性物質が抽出されなくなるま
で、酢酸エチルと一緒に振蘯しデカントすることによっ
て抽出した。合わせた酢酸エチル抽出液を乾燥し(MgS
O4)、濾過し、溶媒を蒸発し、所望のアミンを得た。塩
酸塩を実施例1工程Kに従い製造して、標題化合物を得
た;mp184−186℃(分解) 分析計算値 (C10H15CN2O4S3)・0.15モルEtOH): C,34.47;H,4.38 N,7.66 実測値:C,34.30;H,4.33 N,7.97 実施例7 5−(シクロプロピルメチルアミノメチル)チエノ
〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりにシ
クロプロピルメチルアミンを用い、しかる後工程Kに至
るまで処理し(但し、工程Kでエタノール性HCとして
正確に1当量のHCを加えた)、標題化合物を得た;mp
264−265℃(分解) 分析計算値 (C11H15CN2O2S3): C,38.99;H,4.46 N,8.27 実測値:C,39.04;H,4.52 N,8.29 実施例8 5−(2−メトキシエチルアミノメチル)チエノ〔2,
3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド塩酸塩 実施例1工程Iにおいてイソブチルアミンの代わりに2
−メトキシエチルアミンを用い、工程Kに至るまで処理
し、標題化合物を得た;mp223−224℃ 分析計算値 (C10H15CN2O3S3): C,35.03;H,4.41 N,8.17 実測値:C,35.04;H,4.46 N,8.03 前記操作に従い、下記表に示された化合物を適切な出発
物質から製造する。
実施例10 5−イソブチルアミノメチルチ エノ〔2,3−b〕チオフェン −2−スルホンアミド塩酸塩 1mg 15mg 一塩基性リン酸ナトリウム ・2H2O 9.38mg 6.10mg 二塩基性リン酸ナトリウム ・12H2O 28.48mg 16.80mg 塩化ベンザルコニウム 0.10mg 0.10mg 注射用水 適量 全量 1.0m 1.0m 新規化合物、リン酸緩衝塩及び塩化ベンザルコニウムを
水に加え、溶解させる。組成物のpHを5.4〜7.4に調整
し、適量まで希釈する。組成物を電離放射線で無菌化す
る。
実施例11 5−t−ブチルアミノメチルチエノ 〔2,3−b〕チオフェン−2−ス ルホンアミド 5mg ワセリン 適量 全量 1グラム 化合物及びワセリンを無菌的に混合する。
実施例12 5−メチルアミノメチルチエノ 〔2,3−b〕チオフェン−2 −スルホンアミド塩酸塩 1mg ヒドロキシプロピルセルロース 適量 12mg カーバープレス(Carver Press)において300゜F(149
℃)で1〜4分間上記成分の粉末混合物に圧縮力12,
000bs(844Kg/cm2)(ゲージ)を加えること
により製造された圧縮成形フィルムから眼用インサート
を製造する。定盤(platen)中で冷水循環させることによ
り、フィルムを加圧下で冷却する。次いで、眼用インサ
ートを棒型パンチでフィルムから個々に裁断する。各イ
ンサートをバイアル中に入れ、しかる後湿室(30℃で
88%R.H.)中に2〜4日間おく。湿室から取出した
後、バイアルに栓をつけ、しかる後キャップを取付け
る。次いで、水和インサート含有バイアルを250゜F
(121℃)で0.5時間オートクレーブ処理する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記構造式の化合物: 又はその眼科学上許容される塩 〔上記式中、 Aは、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ非置
    換又はC1-3アルコキシもしくはヒドロキシで置換され
    たいずれかのC1-8アルキレンである; Rは、水素又は直鎖状もしくは分岐鎖状のいずれかのC
    1-6アルキルである;並びに R1及びR2はそれぞれ独立して: 1)水素; 2)非置換又は下記の1以上で置換されたいずれかのC
    1-6アルキル a)C3-6シクロアルキル b)C1-3アルコキシ c)C1-3アルコキシ−(C2-4アルコキシ)n (nは
    1〜6である) d)ヒドロキシ e)ハロ f)C1-3アルキル−S(O)n (nは0〜2である) g)フェニル、又は h)−NR34(R3及びR4はそれぞれ独立して i)水素、及び ii)非置換又はC1-3アルコキシ、ヒドロキシもしくは
    フェニルの1以上で置換されたいずれかのC1-6アルキ
    ルから選択される); 3) (R5は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれかであってかつ
    非置換又はC1-3アルコキシの1以上及び/またはヒド
    ロキシの1以上で置換されたいずれかのC1-4アルキル
    である);又は 4)それらが結合せしめられている窒素原子と一緒に五
    〜七員ヘテロ環を形成している;である〕。
  2. 【請求項2】R12N−A−がチエノ〔2,3−b〕チ
    オフェン環系の5位に結合せしめられている、請求項1
    記載の化合物又はその薬学上許容される塩。
  3. 【請求項3】Aが−CH2−である、請求項2記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】R1が水素で、R2がC1-6アルキルであ
    る、請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】R1及びR2がC1-3アルコキシ−C2-4アル
    コキシメチルである、請求項3記載の化合物。
  6. 【請求項6】5−イソブチルアミノメチルチエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド;5−メチル
    アミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−ス
    ルホンアミド; 5−(2−メトキシエチルアミノメチル)チエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−t−ブチルアミノメチルチエノ〔2,3−b〕チオ
    フェン−2−スルホンアミド; 5−(4−ヒドロキシブチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(1,2−ジヒドロキシ−3−プロピルアミノメチ
    ル)チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンア
    ミド; 5−(シクロプロピルメチルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(3−メトキシプロピルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(メトキシエトキシプロピルアミノメチル)チエノ
    〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(モルホリニルメチル)チエノ〔2,3−b〕チオ
    フェン−2−スルホンアミド; 5−(3,3,3−トリフルオロエチルアミノメチル)
    チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミ
    ド; 5−(メチルチオエチルアミノメチル)チエノ〔2,3
    −b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(2−フルオロエチルアミノメチル)チエノ〔2,
    3−b〕チオフェン−2−スルホンアミド; 5−(メチルチオエチル−S−オキシド)アミノメチル
    チエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホンアミ
    ド; である、請求項3記載の化合物。
  7. 【請求項7】5−〔ビス(2−メトキシエチル)〕アミ
    ノメチルチエノ〔2,3−b〕チオフェン−2−スルホ
    ンアミドである、請求項3記載の化合物。
  8. 【請求項8】Aが−CH2−であり、Rが水素であり、
    1がメトキシエチルであり、そしてR2がメトキシエト
    キシエチルである、請求項1記載の化合物。
JP63194322A 1987-08-03 1988-08-03 抗緑内障剤としての置換チエノ〔2,3‐b〕チオフエン−2−スルホンアミド類 Expired - Lifetime JPH064636B2 (ja)

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