JPH0644653Y2 - 可搬式タイルカッタ用アダプター - Google Patents

可搬式タイルカッタ用アダプター

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JPH0644653Y2
JPH0644653Y2 JP7477791U JP7477791U JPH0644653Y2 JP H0644653 Y2 JPH0644653 Y2 JP H0644653Y2 JP 7477791 U JP7477791 U JP 7477791U JP 7477791 U JP7477791 U JP 7477791U JP H0644653 Y2 JPH0644653 Y2 JP H0644653Y2
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JP
Japan
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tile
cutter
slit
holder
disk
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JP7477791U
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JPH0516227U (ja
Inventor
勤 三浦
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勤 三浦
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建築物の壁面や床面等
に使用されるタイルを切断するためのタイルカッタ用ア
ダプターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁面や床面に使用されるタイル
は、正方形や長方形をなすものが一般的であるが、タイ
ルを貼り着ける箇所は正確な方形状ではないばかりか、
使用するタイルの整数倍の長さや幅ではないことが殆ん
どであり、したがって貼り着ける箇所の隅部や周辺部分
には、その形状に合わせて切断したタイルを使用するこ
とになる。
【0003】この種のタイルを切断する工具として据置
き式のダイヤモンドカッタやハンディタイプのカッタ
が、従来使用されている。これらのうちダイヤモンドカ
ッタは、モータによってカッタディスクを回転させる一
方、テーブル面上でタイルを直線的にスライドさせつつ
タイルをカッタディスクに押し付けて切断するよう構成
されている。またハンディタイプのカッタは、固定した
タイルに対してカッタディスクを押し付けかつカッタを
移動させつつ切断するよう構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述したダイヤモンド
カッタは所謂現場合せでタイルを切断する際に使用する
ものであり、その場合、テーブル面にゲージなどによっ
てカッタディスクと平行なガイド面を作り、ここにタイ
ルの一辺を押し当ててスライドさせつつタイルの切断を
行う。したがって上記従来のダイヤモンドカッタでは、
切断線がタイルの一辺と平行な線となるような切断しか
行うことができない。これを敢えて角度のある切断に使
用する場合、従来では、タイルにケガキ線を予め付けて
おき、その線に沿ってカッタディスクを切込ませるよう
手作業でタイルを直線的に押しているが、機械的な案内
手段がないから、正確に切断することができないのみな
らず、タイルが破断してしまうことが多々あり、材料の
損失が大きく、また作業性が悪い問題があった。
【0005】またハンディタイプのカッタでは案内手段
は殆んど用いることができないから、小さいタイルを切
断する場合以外は正確な直線的な切断は難しく、特に大
形のタイルを斜めに切断する場合には熟練工であっても
切断ミスが多発し、作業性が悪い問題があった。
【0006】この考案は上記の事情を背景としてなされ
たもので、タイルを所定角度に容易かつ正確に切断する
ことのできるタイルカッタ用アダプターを提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、円盤状のカッタディスクを回転させ
てタイルを切断するタイルカッタを固定する基台部と、
切断すべきタイルを載せて移動する可動台とを有し、前
記基台部には、前記タイルカッタを位置決めして固定す
る位置決め部と、位置決めしたタイルカッタにおける前
記カッタディスクと平行な方向に向けたガイド部とを設
け、また前記可動台には、前記ガイド部と係合して移動
する被ガイド部と、前記カッタディスクを上面側に突き
出させるとともに可動台の移動方向と平行な方向に延び
たスリットと、切断すべきタイルを前記スリットに対し
て所定の角度に保持する保持機構とを設けたことを特徴
とするものである。
【0008】またこの考案では、保持機構として、タイ
ルの一部を接触させてタイルを保持するホルダーと、そ
のホルダーの前記スリットに対する角度を適宜に設定す
る割出し機構とを備えた保持機構を採用することもでき
る。
【0009】
【作用】この考案のアダプターは、タイルカッタを位置
決め部によって位置決めして基台部に固定し、またその
基台部のガイド部に可動台の被ガイド部を係合させるこ
とにより、可動台を基台部に組付ける。その状態でカッ
タディスクはスリットから可動台の上面に突き出してい
る。一方、切断すべきタイルは、可動台に設けてある保
持機構により、スリットに対して、すなわちカッタディ
スクに対して所定の角度に保持され、したがって可動台
を前記ガイド部に沿って移動させれば、所定角度に保持
されているタイルが、カッタディスクと平行な方向に移
動させられ、その結果、そのタイルは保持した角度で直
線的に切断される。
【0010】また角度調整可能なホルダーを設け、この
ホルダーによってタイルを保持すれば、切断角度を任意
に設定することができる。
【0011】
【実施例】つぎにこの考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの考案に係るアダプター1を分解して
示す斜視図であって、このアダプター1は基台部2と可
動台3とで構成されている。基台部2は、タイルカッタ
4を位置決めして固定する位置決め部5をほぼ中央部に
有しており、この位置決め部5はタイルカッタ4を嵌め
込むよう矩形枠状に形成されている。なお、タイルカッ
タ4の一例は図2に示すとおりであって、テーブル6の
下面側にモータを含む駆動装置7が配置され、その駆動
装置7によって回転させられるカッタディスク8の一部
が、テーブル6の中央部に形成したスリット9からテー
ブル6の上面側に突き出しており、これら駆動装置7等
を載せるベース10が、前記位置決め部5に嵌り込むよ
うになっている。なお、カッタディスク8の一部を覆う
安全カバーやカッタディスクに水を供給する水溜め部な
どは図面では省略してある。
【0012】基台部2には、更に、ガイド部として一対
のレール11が取付けられている。このレール11は、
可動台3を案内するためのものであって、前記位置決め
部5に固定したタイルカッタ4におけるカッタディスク
8と平行となるよう取付けられている。
【0013】可動台3は、パネル12の中央部にスリッ
ト13を形成するとともに、下面に被ガイド部を、上面
に割出し保持機構14を、それぞれ設けたものである。
すなわちスリット13は前記カッタディスク8の一部を
パネル12の上面側に突き出させるためのものであっ
て、前記テーブル6におけるスリット9とほぼ同一幅で
かつパネル12のほぼ全長に亘って形成されている。ま
た被ガイド部は図3に模式的示すように前記レール11
上を転動するコロ15によって構成されており、このコ
ロ15は、カッタディスク8をスリット13に嵌め込ん
だ状態でパネル12がカッタディスク8と平行な方向に
前後動するようにパネル12の下面に取付けられてい
る。
【0014】割出し保持機構14はタイルTをスリット
13に対して、すなわちカッタディスク8に対して任意
角度に割出して保持するものであって、タイルTの角部
を嵌め込んで保持するホルダー16と、ホルダー16を
スリット13に対して接近あるいは離隔させる位置調整
スライダー17と、タイルTの切断角度を決める角度調
整スライダー18とを有している。ホルダー16は図1
に示すように、それぞれ直角をなしかつ大きさの異なる
受座19を、所定の板材のスリット13側の部分に切込
んで形成したものである。なお、このホルダー16にお
けるスリット13側の端部、換言すれば、各受座19の
スリット13側の各開口端は、これらの開口端を結んだ
線が直線となるよう形成され、ここにタイルTの一辺を
突き当てて保持できるようになっている。
【0015】また位置調整スライダー17は、スリット
13の一端部付近に回転自在に取付けた細長い部材であ
って、その長手方向に長孔20が形成されている。そし
てこの位置調整スライダー17に前記ホルダー16の端
縁部が摺動自在に係合し、かつ長孔20に挿入した固定
部材、例えば蝶ネジ21がホルダー16を貫通してお
り、この蝶ネジ21を締め込むことにより、ホルダー1
6を位置調整スライダー17の任意位置に固定するよう
になっている。さらに角度調整スライダー18は前記パ
ネル12の端部にスリット13とほぼ平行に形成した長
孔22を主体とするものであって、この長孔22に前記
位置調整スライダー17の長孔20が交差しており、そ
の交差部分に固定部材として例えば蝶ネジ23が挿入さ
れている。したがってこの蝶ネジ23を緩めることによ
り、蝶ネジ23が両方の長孔20,23内を移動して位
置調整スライダー17が回動し、これに取付けてあるホ
ルダー16における受座19の角度、すなわちタイルT
の角度が任意に設定されるようになっている。
【0016】つぎに上記のアダプター1の作用について
説明する。先ず基台部2における位置決め部5にタイル
カッタ4を嵌め込んで固定する。その場合、タイルカッ
タ4はカッタディスク8がレール11と平行となるよう
設置する。ついで可動台3を基台部2の上からかぶせ、
コロ15をレール11に載せる。この状態でタイルカッ
タ4のカッタディスク8の一部は、パネル12のスリッ
ト13から上方に突き出している。そしてスリット13
から突き出しているカッタディスク8が、位置調整スラ
イダー17の固定部分と反対側に位置するよう可動台3
を移動させ(図1では左下側に移動させ)、そのホルダ
ー16におけるいずれかの受座19に、切断すべきタイ
ルTのコーナ部を嵌め込んで保持させる。その場合、ホ
ルダー16を位置調整スライダー17に沿って図1の左
側に移動させれば、ホルダー16がカッタディスク8に
接近することにより、タイルTの切断位置が右寄りにな
り、また反対にホルダー16を図1の右側に移動させれ
ば、ホルダー16がカッタディスク8から遠ざかること
により、タイルTの切断位置は左寄りになる。また図1
の例では、各受座19の一辺が位置調整スライダー17
に対して平行で、かつ他方の辺が位置調整スライダー1
7に対して直角になっているから、前記各長孔20,2
3の交差部分にある蝶ネジ23を緩めて、位置調整スラ
イダー17をスリット13に対して45度に設定すれ
ば、受座19で保持したタイルTの切断角度を45度に
することができる。なお、この状態でタイルTの一辺を
ホルダー16のスリット13側の端部に突き当てて保持
すれば、タイルTの切断線は前記一辺と平行になる。し
たがって位置調整スライダー17を回動させることによ
り、タイルTを任意の角度に割り出すことができる。
【0017】以上のようにしてタイルTの位置および角
度を調整した状態で、カッタディスク8を回転させ、そ
の状態で可動台3をレール11に沿って移動させれば、
タイルTがカッタディスク8に対して直線的に送り込ま
れ、調整された位置でかつ割り出された角度で切断され
る。その場合、可動台3が基台部2に対して移動するこ
とによってタイルTがカッタディスク8に対して送り込
まれるのであるから、その移動はスムースであり、また
タイルTはホルダー16によって保持されているから、
カッタディスク8に対する向きが変化するおそれがな
く、したがって所期どおりの位置および角度で正確にタ
イルTを切断することができる。
【0018】ところでこの考案のアダプター1は、既存
のタイルカッタ4を利用する可搬式のものであり、その
ためタイルカッタ4を固定する位置決め部5を基台部2
に設けているが、この位置決め部5は要は、使用するタ
イルカッタに合致するものであればよいのであって、前
述した矩形枠状に限定されず、例えば位置決めピンとボ
ルト・ナットとを併用したもの、あるいは適宜のクラン
プを用いたものなど、必要に応じて様々な構成のものを
採用することができる。またこの考案におけるガイド部
および被ガイド部は、直線的な移動を補償するものであ
ればよく、上述したレール11およびコロ15以外に、
型鋼であるアングルとキャスターとの組合せ、ガイドロ
ッドとこれに摺動自在に嵌合したスリーブとの組合せ、
ボールを内蔵したリニアガイドウェイ等、従来知られて
いる様々な構成のものを採用することができる。
【0019】さらにこの考案においては、タイルTの切
断角度を割出す割出し機構は、必要に応じて設けてもよ
い。すなわち多量のタイルを同一角度で切断する用途に
使用する場合には、タイルの保持角度が一定角度となる
よう保持機構を構成すればよい。
【0020】そしてこの考案のアダプターは、タイルの
切断を主目的とするものの、その他のコンクリートなど
の石材の切断を行う場合にも使用でき、したがってこの
考案で「タイル」の文言はこれらの石材を含むものであ
る。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかなようにこの考案
によれば、従来困難であったタイルの任意角度の切断が
極めて容易かつ正確になり、しかもタイルの破断や切断
面の荒れがなくなるため、作業効率が向上して工期の短
縮化を図ることができ、かつ材料の無駄な破損を防ぐこ
とに加え、切断残片の再利用も可能になって材料費の大
幅な低廉化、ひいては建設コストの低廉化を図ることが
できるなど実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】タイルカッタの概略的な斜視図である。
【図3】この考案のカイド部および被ガイド部の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 アダプター 2 基台部 3 可動台 4 タイルカッタ 5 位置決め部 8 カッタディスク 11 レール 13 スリット 14 割出し保持機構 15 コロ 16 ホルダー T タイル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のカッタディスクを回転させてタ
    イルを切断するタイルカッタを固定する基台部と、切断
    すべきタイルを載せて移動する可動台とを有し、前記基
    台部には、前記タイルカッタを位置決めして固定する位
    置決め部と、位置決めしたタイルカッタにおける前記カ
    ッタディスクと平行な方向に向けたガイド部とが設けら
    れ、また前記可動台には、前記ガイド部と係合して移動
    する被ガイド部と、前記カッタディスクを上面側に突き
    出させるとともに可動台の移動方向と平行な方向に延び
    たスリットと、切断すべきタイルを前記スリットに対し
    て所定の角度に保持する保持機構とが設けられているこ
    とを特徴とする可搬式タイルカッタ用アダプター。
  2. 【請求項2】 前記保持機構は、タイルの一部を接触さ
    せて保持するホルダーと、そのホルダーの前記スリット
    に対する角度を変える割出し機構とを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の可搬式タイルカッタ用アダ
    プター。
JP7477791U 1991-08-23 1991-08-23 可搬式タイルカッタ用アダプター Expired - Lifetime JPH0644653Y2 (ja)

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JP7477791U JPH0644653Y2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 可搬式タイルカッタ用アダプター

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JP7477791U JPH0644653Y2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 可搬式タイルカッタ用アダプター

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Publication Number Publication Date
JPH0516227U JPH0516227U (ja) 1993-03-02
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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7477791U Expired - Lifetime JPH0644653Y2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 可搬式タイルカッタ用アダプター

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