JPH0642616Y2 - 被覆管の皮むき工具 - Google Patents
被覆管の皮むき工具Info
- Publication number
- JPH0642616Y2 JPH0642616Y2 JP1992042446U JP4244692U JPH0642616Y2 JP H0642616 Y2 JPH0642616 Y2 JP H0642616Y2 JP 1992042446 U JP1992042446 U JP 1992042446U JP 4244692 U JP4244692 U JP 4244692U JP H0642616 Y2 JPH0642616 Y2 JP H0642616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- main body
- guide plate
- pipe
- cladding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Knives (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス管等の樹脂被覆管
の端部から被覆を除去するために使用される被覆管の皮
むき工具に関するものである。
の端部から被覆を除去するために使用される被覆管の皮
むき工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被覆管の皮むき工具としては、例えば実
開平1−92984号公報に示されるように、被覆管を
保持するガイドプレートを突出量を調節できるように本
体に固定するとともに、このガイドプレートにより保持
された被覆管に向かって弾発される刃を本体の先端部に
設けたものが提案されている。
開平1−92984号公報に示されるように、被覆管を
保持するガイドプレートを突出量を調節できるように本
体に固定するとともに、このガイドプレートにより保持
された被覆管に向かって弾発される刃を本体の先端部に
設けたものが提案されている。
【0003】ところで、被覆管の皮むきのために被覆を
切断する位置は、被覆管の管径によって変える必要があ
り、大径の被覆管の場合には管の端面から離れた位置
で、また小径の被覆管の場合には管の端面に近い位置で
切断する必要がある。しかし従来の被覆管の皮むき工具
は、種々の管径の被覆管の皮むきができるようになって
いるにもかかわらず、管径に応じた適切な切断位置を示
すための手段を備えていない。このために使用者が切断
位置を目分量で、あるいは他のスケールを使用して決定
しなければならないという問題があった。
切断する位置は、被覆管の管径によって変える必要があ
り、大径の被覆管の場合には管の端面から離れた位置
で、また小径の被覆管の場合には管の端面に近い位置で
切断する必要がある。しかし従来の被覆管の皮むき工具
は、種々の管径の被覆管の皮むきができるようになって
いるにもかかわらず、管径に応じた適切な切断位置を示
すための手段を備えていない。このために使用者が切断
位置を目分量で、あるいは他のスケールを使用して決定
しなければならないという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決し、被覆管の皮むきを能率良く行えるこ
とはもちろん、被覆管の管径に応じて適切な位置で被覆
の切断を行うことができる被覆管の皮むき工具を提供す
るために完成されたものである。
の問題点を解決し、被覆管の皮むきを能率良く行えるこ
とはもちろん、被覆管の管径に応じて適切な位置で被覆
の切断を行うことができる被覆管の皮むき工具を提供す
るために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案は、先端部に皮むき用の刃が固定さ
れた本体に、被覆管をスプリングの力によって刃に向け
て引き寄せるためのガイドプレートを取り付けるととも
に、本体の先端部の刃の側方に被覆管の管径に対応させ
て端面位置を表示した目盛りプレートを枢着したことを
特徴とするものである。
めになされた本考案は、先端部に皮むき用の刃が固定さ
れた本体に、被覆管をスプリングの力によって刃に向け
て引き寄せるためのガイドプレートを取り付けるととも
に、本体の先端部の刃の側方に被覆管の管径に対応させ
て端面位置を表示した目盛りプレートを枢着したことを
特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1及び図2において、1は縦長の本
体、2はこの本体1の先端部に形成されたスリットの内
部に固定された皮むき用の刃である。刃2は刃ホルダ3
に保持されており、刃2の先端は刃ホルダ3の先端より
も僅かに突出し、被覆管Pの被覆だけを切断することが
できるようになっている。
細に説明する。図1及び図2において、1は縦長の本
体、2はこの本体1の先端部に形成されたスリットの内
部に固定された皮むき用の刃である。刃2は刃ホルダ3
に保持されており、刃2の先端は刃ホルダ3の先端より
も僅かに突出し、被覆管Pの被覆だけを切断することが
できるようになっている。
【0007】本体1はその背面に裏蓋4を備えており、
この裏蓋4と本体1との間の部分にガイドプレート5が
取り付けられている。ガイドプレート5は図2のように
先端をくの字状に屈曲させた平板状のもので、この部分
に被覆管Pを当てて本体1側に引き寄せることができる
ようになっている。またガイドプレート5は図3に示す
ようなスリット6を持ち、このスリット6内の任意の位
置につまみ付きボルト7が角ナット8と回り止め付きナ
ット9によって取り付けられている。
この裏蓋4と本体1との間の部分にガイドプレート5が
取り付けられている。ガイドプレート5は図2のように
先端をくの字状に屈曲させた平板状のもので、この部分
に被覆管Pを当てて本体1側に引き寄せることができる
ようになっている。またガイドプレート5は図3に示す
ようなスリット6を持ち、このスリット6内の任意の位
置につまみ付きボルト7が角ナット8と回り止め付きナ
ット9によって取り付けられている。
【0008】更にこのつまみ付きボルト7と本体1の下
方部との間にはスプリング10が取り付けられているの
で、ガイドプレート5は常に本体1側に引き寄せる力を
受けている。しかしつまみ付きボルト7は裏蓋4に形成
された短いスリット11を貫通させてあるので、つまみ付
きボルト7はこのスリット11の範囲内においてのみ動く
ことができる。この結果、つまみ付きボルト7をガイド
プレート5に締め付ければガイドプレート5はスプリン
グ10に引かれて図2に実線で示す位置を取り、またスプ
リング10に抗して想像線で示す位置まで押し上げること
もできることとなる。しかしつまみ付きボルト7をガイ
ドプレート5のスリット6内のどの位置で締め付けるか
によって、本体1に対するガイドプレート5の位置は自
由に調節できることとなる。
方部との間にはスプリング10が取り付けられているの
で、ガイドプレート5は常に本体1側に引き寄せる力を
受けている。しかしつまみ付きボルト7は裏蓋4に形成
された短いスリット11を貫通させてあるので、つまみ付
きボルト7はこのスリット11の範囲内においてのみ動く
ことができる。この結果、つまみ付きボルト7をガイド
プレート5に締め付ければガイドプレート5はスプリン
グ10に引かれて図2に実線で示す位置を取り、またスプ
リング10に抗して想像線で示す位置まで押し上げること
もできることとなる。しかしつまみ付きボルト7をガイ
ドプレート5のスリット6内のどの位置で締め付けるか
によって、本体1に対するガイドプレート5の位置は自
由に調節できることとなる。
【0009】一方、本体1の先端部の刃2の側方には、
目盛りプレート12がピン13によって枢着されている。こ
の目盛りプレート12は被覆管Pの管径に対応させて端面
位置を表示したもので、例えば図1は管径が20Aの被覆
管Pの皮むきを行う際には、被覆管Pの管端を20Aの目
盛りに合わせると、刃2が20Aの被覆管Pに対して適切
な位置で被覆の切断を行うように構成されている。な
お、この目盛りプレート12は図1に想像線で示すように
普段はたたんでおくことができる。
目盛りプレート12がピン13によって枢着されている。こ
の目盛りプレート12は被覆管Pの管径に対応させて端面
位置を表示したもので、例えば図1は管径が20Aの被覆
管Pの皮むきを行う際には、被覆管Pの管端を20Aの目
盛りに合わせると、刃2が20Aの被覆管Pに対して適切
な位置で被覆の切断を行うように構成されている。な
お、この目盛りプレート12は図1に想像線で示すように
普段はたたんでおくことができる。
【0010】なお14は裏蓋4に取り付けられた管径の表
示板であり、前記したガイドプレート5に対するつまみ
付きボルト7の締め付け位置を簡便に決定するためのも
のである。すなわち、つまみ付きボルト7はスプリング
10に引かれて常にスリット11の下端にあるので、つまみ
付きボルト7を緩めたうえでガイドプレート5をスライ
ドさせ、ガイドプレート5の目盛り15を表示板14の管径
に対応する位置に合わせて再びつまみ付きボルト7を締
めれば、管径に対応する適切な位置にガイドプレート5
を固定できることとなる。また、16は本体1の下部に収
納された替え刃である。
示板であり、前記したガイドプレート5に対するつまみ
付きボルト7の締め付け位置を簡便に決定するためのも
のである。すなわち、つまみ付きボルト7はスプリング
10に引かれて常にスリット11の下端にあるので、つまみ
付きボルト7を緩めたうえでガイドプレート5をスライ
ドさせ、ガイドプレート5の目盛り15を表示板14の管径
に対応する位置に合わせて再びつまみ付きボルト7を締
めれば、管径に対応する適切な位置にガイドプレート5
を固定できることとなる。また、16は本体1の下部に収
納された替え刃である。
【0011】
【作用】このように構成された本考案の被覆管の皮むき
工具を使用するには、まず表示板14の目盛りを利用して
被覆管Pの管径に合わせてガイドプレート5の位置を決
め、その位置でつまみ付きボルト7を締め付ける。また
刃2の側方に設けられた目盛りプレート12を本体1に対
して直角になるよう拡げておく。この状態で指先でつま
み付きボルト7を押し上げ、ガイドプレート5を本体1
に対して離しながら被覆管Pを図1のようにガイドプレ
ート5の内側に挿入し、被覆管Pの管端を目盛りプレー
ト12の管径に対応させた端面位置表示に一致させる。
工具を使用するには、まず表示板14の目盛りを利用して
被覆管Pの管径に合わせてガイドプレート5の位置を決
め、その位置でつまみ付きボルト7を締め付ける。また
刃2の側方に設けられた目盛りプレート12を本体1に対
して直角になるよう拡げておく。この状態で指先でつま
み付きボルト7を押し上げ、ガイドプレート5を本体1
に対して離しながら被覆管Pを図1のようにガイドプレ
ート5の内側に挿入し、被覆管Pの管端を目盛りプレー
ト12の管径に対応させた端面位置表示に一致させる。
【0012】そしてつまみ付きボルト7を離すと、スプ
リング10の力によってガイドプレート5は本体1側に引
き寄せられ、被覆管Pを本体1に固定された刃2に接触
させる。そこで本体1を被覆管Pの回りに回転させる
と、刃2は被覆管Pの被覆を管径に応じた適切な位置で
切断し、皮むきを行うことができる。
リング10の力によってガイドプレート5は本体1側に引
き寄せられ、被覆管Pを本体1に固定された刃2に接触
させる。そこで本体1を被覆管Pの回りに回転させる
と、刃2は被覆管Pの被覆を管径に応じた適切な位置で
切断し、皮むきを行うことができる。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案によれば
被覆管Pの管端を目盛りプレートの目盛りに合わせるだ
けで、きわめて簡便に管径に合わせた適切な位置におい
て被覆の切断を行うことができる。しかも本考案におい
ては従来のものとは逆に、本体に対して刃を固定した構
造とするとともに、この本体に目盛りプレートを取り付
けたので、目盛りプレートと刃との相対位置が常に一定
となり、本体に対して刃を出没自在とした場合よりも目
盛りプレートが使い易くなる利点がある。よって本考案
は従来の問題点を解消した被覆管の皮むき工具として、
その実用的価値は極めて大きいものである。
被覆管Pの管端を目盛りプレートの目盛りに合わせるだ
けで、きわめて簡便に管径に合わせた適切な位置におい
て被覆の切断を行うことができる。しかも本考案におい
ては従来のものとは逆に、本体に対して刃を固定した構
造とするとともに、この本体に目盛りプレートを取り付
けたので、目盛りプレートと刃との相対位置が常に一定
となり、本体に対して刃を出没自在とした場合よりも目
盛りプレートが使い易くなる利点がある。よって本考案
は従来の問題点を解消した被覆管の皮むき工具として、
その実用的価値は極めて大きいものである。
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の実施例を示す断面図である。
【図3】ガイドプレートの正面図である。
1 本体 2 刃 5 ガイドプレート 10 スプリング 12 目盛りプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部に皮むき用の刃が固定された本体
に、被覆管をスプリングの力によって刃に向けて引き寄
せるためのガイドプレートを取り付けるとともに、本体
の先端部の刃の側方に被覆管の管径に対応させて端面位
置を表示した目盛りプレートを枢着したことを特徴とす
る被覆管の皮むき工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042446U JPH0642616Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 被覆管の皮むき工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042446U JPH0642616Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 被覆管の皮むき工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06354U JPH06354U (ja) | 1994-01-11 |
JPH0642616Y2 true JPH0642616Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=12636306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042446U Expired - Lifetime JPH0642616Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 被覆管の皮むき工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103956690B (zh) * | 2013-05-24 | 2016-03-02 | 国家电网公司 | 使用绝缘导线绝缘层环切器切割绝缘层的方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53138182U (ja) * | 1977-04-08 | 1978-11-01 | ||
JPS61163193U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-09 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP1992042446U patent/JPH0642616Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06354U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950418 |