JPH0639807U - 電気消臭器付きゴミ収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭などから排出されるゴミを収納するゴミ
収納箱において、腐敗臭が発生しないようにする。 【構成】 ゴミ収納箱１は、骨組みを鉄材で、壁・床・
天井等をプラスチック材で製造するなどして、ドア２を
閉めると内部の空気が外気と遮断できる密閉構造であ
る。天井には太陽電池３を取り付け、内部には電気消臭
器４を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、家庭から排出される家庭ゴミを、地方自治体が回収に来るまで一 時的に収納するゴミ収納箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

家庭から排出される家庭ゴミは、ビニール袋などに入れて決められた道路端な どに置くが、野犬、のら猫、カラスなどから遠ざけるために金網張りなどのゴミ 収納箱に入れることもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

家庭ゴミが一カ所に大量に集積されるため、腐敗臭が強く、近隣の住民に不快 感を与えていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

図１に従って手段を説明する。ゴミ収納箱１は、骨組みを鉄材で、壁・床・天 井等をプラスチック材で製造するなどして、ドア２を閉めると内部の空気が外気 と遮断できる密閉構造である。天井には太陽電池３を取り付け、内部には電気消 臭器４を取り付ける。

【０００５】

【作用】

図１に従って作用を説明する。ゴミ収納箱内部の空気は外気と遮断されている ので、腐敗臭はゴミ収納箱の外部に出ていかない。太陽電池３で発電された電力 は、電気消臭器４に供給され、ゴミ収納箱内部の空気を無臭化する。

【０００６】

【実施例】

図１は、この考案の一実施例を示しており、以下この図に従って説明する。ゴ ミ収納箱１は、骨組みを鉄材で、壁・床・天井等をプラスチック材で製造するな どして、ドア２を閉めると内部の空気が外気と遮断できる密閉構造である。天井 には太陽電池３を取り付け、内部には電気消臭器４を取り付ける。太陽電池３で 発電された電力は、電気消臭器４に供給される。電気消臭器４は、例えば乗用自 動車の空気清浄器などに使用されている空中放電式のものを流用すれば良く、ゴ ミ収納箱内部の空気を無臭化することができる。

【０００７】 図２は、この考案の電気系のブロック図であり、以下この図に従って説明する 。太陽電池３で発電された電力は電気消臭器４に直接供給されているが、この間 に蓄電池（図示せず）を接続しても良い。また、消臭力を増すために循環扇（図 示せず）を接続してゴミ収納箱内の空気を循環させても良い。電気消臭器４は、 太陽電池３の出力電圧を交流化して上昇させる昇圧部と、これを整流して直流に 変換する整流部と、この直流高電圧を空中に放電させる放電部から構成される。

【０００８】

【考案の効果】

この考案によれば、家庭ゴミの集積にともなう腐敗臭が無くなるので、近隣の 住民に不快感を与えることが無くなる。単なる金網張りのゴミ収納箱に比べコス ト高にはなるが、維持費がかからず故障しにくい構造であるため、良好な生活環 境を維持するのに有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施例を説明する全体図

【図２】 電気系のブロック図

【符号の説明】

１ ゴミ収納箱 ２ ドア ３ 太陽電池 ４ 電気消臭器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 太陽電池と、該太陽電池により作動する
   電気消臭器とを内蔵し、外気と遮断できる密閉構造であ
   ることを特徴とする電気消臭器付きゴミ収納箱。