JPH0639486U - ホッパー型替芯ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 替芯をシャープペンシルに挿入する際に本数
を限定して指で摘むことなく行えるようにする。 【構成】 ストッカー１の下方に替芯１本分の嵌入がで
きる溝２を有する搬送部３を設け、上側に凸部４を設け
る。ストッカー１を被覆する形状のハウジング６の下端
にノズル状の出口７を明け、上側に凸部４に対応しスト
ッカー１の上下動を往復回転動に変換しようとする形状
のカム８を形成し、内部に替芯を滑らせて溝２に誘導す
る形状の斜状面９を形成し案内壁１０を設ける。ストッ
カー１の下方に突設した螺旋状屈曲バネ１２をその下端
がハウジング６内に形成したレール１３上で摺動するよ
うに反復運動させることによりストッカー１を往復可動
させる。

Description

【考案の詳細な説明】

この考案は、シャープペンシルの替芯を貯蔵するケースとして利用される、ホ ッパー型替芯ケースに関するものである。 従来、替芯ケースは替芯を必要本数だけ出す機能がなく、指で替芯を摘んでシ ャープペンシルに挿入するため、指を汚したり、替芯が折れる事があり不適当で あった。本案はそのような欠点を除くために考案されたもので、これを図面につ いて説明すれば、 芯棒を貯蔵するストッカー１は、その上端にあるボタン２を押すと、カム３に 誘導されるクランク４の動きによってハウジング５の中でスライダー６と一体と なって回転し、スライダー６に形成された芯棒１本分の格納ができる溝７の延長 下方をストッパー８からノズル状の出口９へ移動させる。ハウジング５にはレー ル１０が形成され、芯棒をストッカー１が作動前の溝７へ誘導する滑り面１１と ブロック１２が設けられる。ストッカー１にはレール１０上を滑る、圧縮バネ１ ３の付いたシリンダ１４が設けられ、内部空気圧を一定に保つ空気孔１５が明け られる。ストッカー１、ハウジング５は透明に類する色を有する。 本案は以上の如き構成を特徴とするので、これを使用する場合、ストッカー１ に貯蔵されている替芯が滑り面１１、ブロック１２を滑り溝７に嵌り落ちる。シ ャープペンシルの替芯挿入口に出口９を差込み、指でボタン２を押すとクランク ４がカム３に誘導されストッカー１、スライダー６が回転し、溝７の延長下方が ストッパー８から出口９に移ると、替芯が出口９から放出される。この際にシリ ンダ１４がレール１０上を滑り、ボタン２から指を離すと圧縮バネ１３によって クランク４が逆方向にカム３に誘導され、空気孔１５によって内部空気圧が一定 に保てるので、円滑に作動前の状態に復帰できる。したがって以上の動作を連続 すればボタン２を押すことにより１本ずつ替芯を必要本数まで放出させることが できる。

【提出日】平成５年７月１７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、シャープペンシルの替芯を１本ずつ排出し得るケースとして利用さ れるホッパー型替芯ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の替芯ケースは、替芯を消費する際に本数を限定して排出する機能が無く 指で替芯を摘む必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術によれば、替芯を摘むために指を汚したり替芯を折って損失する 可能性が高く不適当である。本考案はその課題を解決することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案では、ストッカーに替芯１本分の嵌入ができ る溝を有する搬送部を設け、ハウジングの下端にノズル状の出口を明け、内部に 替芯を滑らせて前記溝に誘導する形状の斜状面と案内壁を形成させ、凸部とそれ に対応し、ストッカーの上下動を往復回転動に変換しようとする形状のカムを備 えさせ、ストッカーの上端をボタンとし、それを押すことでストッカー内の替芯 を出口から落下させ、内部に備えられるバネの反復運動によってハウジング内で ストッカーが往復可動し得るようにして１本ずつ排出させる。

【０００５】

【作用】

本考案を使用するときは、ストッカー内の替芯を斜状面と案内壁によって溝に 嵌入するように滑らせ、その後ボタンを押下する。このときに凸部とカムの相互 の摺動作用によって搬送部をスライドさせて案内壁と共にストッカー内の残りの 替芯を閉じ込め、同時に溝を出口の延長上に位置させるため替芯が落下する。し たがってケースから替芯を１本ずつ排出できる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の実施例を示す一部を破断した展開斜視図で、図２は縦断面図で 図３は図２においてのＡ−Ａ線に関する横断面図で図４はＢ−Ｂ線に関する横断 面図である。 シャープペンシルの棒状の替芯を横倒しさせずに貯蔵できる大きさの内径とし た円筒形のストッカー１の下方に替芯１本分の嵌入ができる溝２を有する搬送部 ３を設け、上側に凸部４を設け、空気孔５を明ける。 ストッカー１の上部以外を被覆しストッカー１の可動空間を保有する形状のハ ウジング６の下端にノズル状の出口７を明け、上側に凸部４に対応しストッカー １の上下動を往復回転動に変換しようとし且ストッカー１のハウジング６からの 外れを防止する形状のカム８を形成し、内部に替芯を滑らせて溝２に誘導する形 状の斜状面９を形成し案内壁１０を設ける。 ストッカー１をハウジング６に嵌装しながら替芯を貯蔵し、ストッカー１の上 端をボタン１１とし、それを押すことでストッカー１内の替芯を出口７に搬送し 自然落下で排出する。 ストッカー１の下方に突設した螺旋状屈曲バネ１２をその下端がハウジング６ 内に形成したレール１３上で摺動するように反復運動させることによりストッカ ー１を往復可動させる。自然状態では螺旋状屈曲バネ１２によってストッカー１ は上限に位置し溝２は出口７から逸れて斜状面９と案内壁１０の誘導先に位置す る。 ハウジング６の上端からカム８に繋がる切欠き１４を形成するとストッカー１ の嵌装が容易となる。 ストッカー１とハウジング６を透明系統色にすれば貯蔵されている替芯の本数 や溝２への嵌入を外側から透視して確認できる。 図１では空気孔５を明けることによってストッカー１の上下動に伴うケース内 気圧の増減を防いで一定に保ちボタン１１の押下された後の螺旋状屈曲バネ１２ による復帰を早めるが、空気孔５を明ける代わりにハウジング６やストッカー１ に溝を掘って通気を作用させてもよい。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によってノズル状の出口７をシャープペンシルに有する替芯を補給する 挿入口に嵌め込み、ボタン１１を押下するだけで消費本数を自由に決めて１本ず つケースから替芯を挿入できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す展開図 第２図は本考案の一実施例を示す断面側面図 第３図は第２図に関し、Ａ−Ａ′線についての断面図 第４図は第２図に関し、Ｂ−Ｂ′線についての断面図 １：ストッカー ２：ボタン ３：カム ４：クランク ５：ハウジング ６：スライダー ７：溝 ８：ストッパー ９：出口 １０：レール １１：滑り面 １２：ブロック １３：圧縮バネ １４：シリンダ １５：空気孔

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【手続補正書】

【提出日】平成５年７月１７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 ホッパー型替芯ケース

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す展開斜視図

【図２】本考案の実施例を示す縦断面図

【図３】図２においてのＡ−Ａ線に関する横断面図

【図４】図２においてのＢ−Ｂ線に関する横断面図

【符号の説明】 １：ストッカー ２：溝 ３：搬送部
４：凸部 ５：空気孔 ６：ハウジング ７：出口
８…カム ９：斜状面 １０：案内壁 １１：ボタン １２：螺旋状屈曲バネ １３：レール １
４：切欠き

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 芯棒を貯蔵するストッカー１は、その上端にあるボタン
   ２を押すと、カム３に誘導されるクランク４の動きによ
   ってハウジング５の中でスライダー６と一体となって回
   転し、スライダー６に形成された芯棒１本分の格納がで
   きる溝７の延長下方をストッパー８からノズル状の出口
   ９へ移動させる。ハウジング５にはレール１０が形成さ
   れ、芯捧をストッカー１が作動前の溝７へ誘導する滑り
   面１１とブロック１２が設けられる。ストッカー１には
   レール１０上を滑る、圧縮バネ１３の付いたシリンダ１
   ４が設けられ、内部空気圧を一定に保つ空気孔１５が明
   けられる。ストッカー１、ハウジング５は透明に類する
   色を有する。以上の如き構成を特徴とする、ホッパー型
   替芯ケース。