JPH0638229Y2 - リークレス電磁弁 - Google Patents

リークレス電磁弁

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JPH0638229Y2
JPH0638229Y2 JP415289U JP415289U JPH0638229Y2 JP H0638229 Y2 JPH0638229 Y2 JP H0638229Y2 JP 415289 U JP415289 U JP 415289U JP 415289 U JP415289 U JP 415289U JP H0638229 Y2 JPH0638229 Y2 JP H0638229Y2
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JP
Japan
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sleeve
valve
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leakless
seat
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JP415289U
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JPH0294984U (ja
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晴雄 氷室
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリークレス電磁弁に係り、詳しくは、海水など
の低粘度腐食性流体を作動液とし、バルブシートを有す
るスリーブがケーシング内に嵌挿されたリークレス電磁
弁に関するものである。これは高い圧力の液圧システム
の分野などに適用される。
〔従来の技術〕
従来の弁装置としては、例えば第3図に示す圧力制御弁
がある。この制御弁は、下部ボディAと上部ボディBと
から成り、弁本体Cの下部ボディAの下部一方より上部
側に向けて入側流体通路Dが形成されている。この入側
流体通路Dは折曲し、上部ボディBと下部ボディAの接
面個所が弁部Mとなり、この弁部Mより下部ボディAの
下部に向けて出側流体通路Eが形成されている。そし
て、下部ボディAと上部ボディBの接面部分の凹設部G
に樹脂製のシートHが嵌め入れられ、さらに、このシー
トHの抜け止めのため上部ボディB側に抜け出し防止部
材Iが嵌め込まれている。また、このシートHの外周部
には、下部ボディAの接面個所と、下部ボディAと上部
ボディBの接面個所と、上部ボディBとの接面個所との
それぞれに、Oリング溝が設けられ、このOリング溝に
OリングJがそれぞれ配設されている。このシートH内
には、入側流体通路Dと出側流体通路Eとを連通および
遮断するバルブ体Kを備えたスピンドルNが配設されて
いる。そして、上部ボディB側に配されたスプリングP
によって、通常はスピンドルNを入側流体通路D側に押
してバルブ体KによりシートHを閉じ、流体通路D,Eが
遮断される。一方、入側流体通路D側の流体圧力が一定
値以上になると、スピンドルNがスプリングPの付勢力
に抗して出側流体通路E側すなわち上部ボディB上側に
向けて移動し、バルブ体KによるシートHの遮断を解除
して弁部を開き、入側流体通路Dより出側流体通路Eに
向けて流体が流れ出すようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この圧力制御弁においては、シートHの抜け
出し防止のために別部品である抜け出し防止部材Iを必
要とするので、部品点数が多く製作や組付けが面倒であ
ると共に、小型化ができなくなるという問題がある。ま
た、水を含む低粘度腐食性流体を作動液とするリークレ
ス電磁弁において、例えばスリーブとスプールを備えた
バランス型ポペット弁の場合、シートが樹脂製である
と、樹脂の吸水性や、シートを嵌め込むケーシングに使
用する金属材料と樹脂製シートとの熱膨張の違いによっ
て、シートの外周寸法とケーシングの内径寸法との隙間
を小さくできないために、良好なシール性が得られない
といった問題がある。
本考案は上述の問題を解決するためになされたもので、
その目的は、良好なシール性が得られ、スリーブに嵌め
込まれるバルブシートのスリーブからの抜け出しを他の
スリーブで行うようにすることにより、構造が簡単であ
って小型化を図ることができるリークレス電磁弁を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図に示すように、低粘度腐食性流体を作
動液とし、バルブシート10,10を有するスリーブ6,7,8が
ケーシング2内に嵌挿され、そのスリーブ6,7,8内で変
位するスプール9を備えたリークレス電磁弁に適用され
る。その特徴とするところは、スリーブ6,7,8が耐食性
金属材で、そのスリーブ6の先端内周に樹脂材のバルブ
シート10,10が設置されている。そのバルブシート10,10
の端面内周側に形成されたシート面10aより外周側の端
面10bをスリーブ6の方向へ押して、抜け出しを防止す
る他のスリーブ7,8が設けられている。
〔作用〕
スプール9の変位に基づくスプール9のバルブ体9a,9b
とスリーブ6の先端内周に設置された樹脂材からなるバ
ルブシート10,10との着座離反によって弁が開閉され、
低粘度腐食性流体からなる作動液の流れが遮断されたり
流通されたりする。樹脂材からなるバルブシート10,10
は、他のスリーブ7,8によって、このバルブシート10,10
が設置されるスリーブ6から抜け出るのが防止される。
〔実施例〕
以下に本考案を、その実施例を表した図面をもとに詳細
に説明する。
第1図はリークレス電磁弁1の断面図で、ケーシング2
の外方からケーシング2に密接状態で嵌挿された3つの
スリーブ6,7,8の内方にかけて貫通される作動液流入用
の1つの入側通路4との2つの作動液流出用の出側通路
3,5が設けられ、このスリーブ6,7,8内には、左右方向へ
変位するスプール9が挿入されている。ケーシング2の
一方側(図の左側)に、スプール9を他方側へ付勢する
スプリング11を中央孔12a内に挿設したカバー体12が取
り付けられると共に、他方側(図の中央)にはスプール
9の他方側端部が挿通する貫通孔13aを設けたカバー体1
3が取り付けられている。このカバー体13の右側には、
可動鉄心14とコイル15を内装したボディ16が配置され、
ボディ16の他方側にはカバー体17が取り付けられてい
る。
このカバー体17と可動鉄心14との間には、固定磁極24が
介装されている。可動鉄心14とスプール9とは、固定磁
極24の中央貫通孔24aに挿入されたプッシュピン25で変
位可能に連設されている。スプール9には、細径部9c,9
dが形成され、この細径部とスプール6,7,8との間に作動
液が流入されるようになっており、スリーブ9の一方側
には長尺状の二つ割れの第2バルブ体9bがねじ36で取り
付けられている。そして、コイル15の励磁によって可動
鉄心14が一方側へ変位してプッシュピン25とスプール9
を一方側へ押し、スプール9の第1バルブ体9aとスリー
ブ6の内部両端側に設けられた凹欠部6a,6aに嵌め込め
られたバルブシート10,10のうち、一方側のバルブシー
ト10が開放されて、入側通路3より一方側の出側通路4
に作動液が流れる。この時、スプール9の第2バルブ体
9bとスリーブ6の他方側のバルブシート10が遮断され、
出側通路5と入側通路3との間に作動液は流ないように
なっている。
また、コイル15が消磁すると、スプール9とプッシュピ
ン25および可動鉄心14がスプリング11の付勢によって他
方側に押されて変位し、スプール9の第1バルブ体9aと
スリーブ6の一方側のバルブシート10が遮断され、入側
通路4と出側通路3との間の作動液の流れは止められる
と共に、スプール9の第2のバルブ体9bとスリーブ6の
他方側のバルブシート10が開放され、作動液は入側通路
3より出側通路5に流れる。
なお、図中18,19はカバー体12の中央孔12a内と、スプー
ル9の一方側端部に取り付けられたスプリング座であっ
て、20はケーシング2から両側のカバー体12,13を経て
スプール9が変位するスプール変位孔部21の両側に挿通
するように設けられた給排通路である。また、14aは可
動鉄心14に設けられ、この可動鉄心14の両側外方へ貫通
する給排通路であり、22は可動鉄心14がガイドするため
にコイル15の内周面に挿嵌された筒状のガイド体であ
り、26は他方側端のカバー体17の中央貫通孔17aに嵌挿
されたプッシュロッドである。
ケーシング2の内周面とスリーブ6,7,8の外周面間に
は、複数のOリング23が配設されていると共に、ケーシ
ング2と両カバー体12,13間もOリグ23でシールされて
おり、さらに、他方側端のカバー体17とボディ16および
ガイド体22間もOリング23でシールされている。また、
カバー体13と固定磁極24間および固定磁極24とボディ16
間もOリング23でシールされていて、カバー体17とプッ
シュロッド26間もOリング23でシールされている。
そして、前記したスリーブ6,7,8はケーシング2と同様
な耐食性金属材で、バルブシート10,10はポリアセター
ル、ポリイミド等の樹脂材で構成され、中央に位置する
スリーブ6の両先端内周に樹脂材のバルブシート10が嵌
挿設置される。第2図に示すように、そのバルブシート
10の端面内周側に形成されたシート面10aより外周側の
端面10bは、スリーブ6の両側に位置するスリーブ7,8に
てスリーブ6方向へ押され、抜け出しが防止されてい
る。また、スプール9の外面とスリーブ7の内面とがO
リング40〔第1図参照〕でシールされ、スプール9aの外
面とスプール9bの内面はシールワッシャ35でシールされ
ている。このOリング40は、摩擦係数の小さい四フッ化
エチレンより成るものであって、スプール9の一方側の
スリーブ7に対する外周面に穿設された環状凹溝9hに嵌
め入れられ、スリーブ7に摺動自在に接触してシールし
ている。
このように、スリーブとこのスリーブが嵌挿されるケー
シングとは同様な金属材料で形成されているので、スリ
ーブの外周寸法とケーシングの内径寸法との隙間を小さ
くできるためスプール着座時に良好なシール性が得られ
る。また、スリーブの先端内周に設置される樹脂材のバ
ルブシートの抜け出し防止を他のスリーブで行うことが
できるので、別部品を必要とせず構造が簡単となる。本
例にあっては、スプールの一方側スリーブに対する外周
面に環状凹溝を穿設して、環状凹溝にOリングを嵌め入
れたので、スプールの外面とスリーブの内面との間が確
実にシールでき、また、このOリングが摩擦係数の小さ
い四フッ化エチレンにて形成されているので、弁の操作
が良好に行われる。またスプール9aの外面とスプール9b
の内面はシールワッシャ35でシールされており、スプー
ル9a,9bの間が確実にシールできる。加えて、バルブシ
ートをスリーブの両端内周に冷しばめによって嵌め入れ
たことで、バルブシート周囲のシール性を良好に保た
れ、バルブシートの外周にOリングを設けける必要がな
く、小型化を図ることができる。
〔考案の効果〕
本考案のリークレス電磁弁は、スリーブとこのスリーブ
が嵌挿されるケーシングとを同様な金属材料で形成して
いるので、スリーブの外周寸法とケーシングの内径寸法
との隙間を小さくできるため、スプール着座時に良好な
シール性が得られる。また、スリーブの先端内周に設置
される樹脂材のバルブシートの抜け出し防止を他のスリ
ーブで行うことができるので、別部品を必要とせず、構
造が簡単であって小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリークレス電磁弁の一実施例の断面
図、第2図はその要部の拡大断面図、第3図は従来例を
示す断面図である。 2……ケーシング、6,7,8……スリーブ、9……スプー
ル、10……バルブシート、10a……シート面、10b……端
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低粘度腐食性流体を作動液とし、バルブシ
    ートを有するスリーブがケーシング内に嵌挿され、その
    スリーブ内で変位するスプールを備えたリークレス電磁
    弁において、 上記スリーブは耐食性金属材で、そのスリーブの先端内
    周に樹脂材のバルブシートが設置され、 そのバルブシートの端面内周側に形成されたシート面よ
    り外周側の端面を上記スリーブ方向へ押して、抜け出し
    を防止する他のスリーブが設けられていることを特徴と
    するリークレス電磁弁。
JP415289U 1989-01-17 1989-01-17 リークレス電磁弁 Expired - Lifetime JPH0638229Y2 (ja)

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JPH0294984U JPH0294984U (ja) 1990-07-27
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