JPH0637774A - トークンリングハブ装置 - Google Patents

トークンリングハブ装置

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JPH0637774A
JPH0637774A JP4189683A JP18968392A JPH0637774A JP H0637774 A JPH0637774 A JP H0637774A JP 4189683 A JP4189683 A JP 4189683A JP 18968392 A JP18968392 A JP 18968392A JP H0637774 A JPH0637774 A JP H0637774A
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JP
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hub device
frame
lan
terminal
hub
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JP4189683A
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English (en)
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Takatsugu Echizenya
孝嗣 越前谷
Yasumasa Imai
康雅 今井
Hidehiro Matsuo
英普 松尾
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信端末の情報を階層レベルで把握し、伝送
路の状態に応じてLANへの加入・離脱を自動的に行
い、またTCUとしても機能するトークンリングハブ装
置を提供する。 【構成】 伝送路上に設けられたTCU内のリレーを駆
動して入出力端を伝送路に接続するリレー駆動回路31
1と、ハブ装置の入力側に設けられ伝送路からのAM
P,SMPフレームを認識するMAC制御回路313
と、ハブ装置の出力側に設けられ少なくとも隣接局通知
フレーム及びBCNフレームを検出しフレームのアドレ
ス、局数等の情報の作成及び判定のできるフレーム検出
処理回路314と、情報を記憶するためのメモリ315
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トークンリングLAN
に加入する複数の通信端末を階層的に接続することによ
りネットワークの大規模化を容易にするハブ装置に係
り、特に、通信端末の情報を階層レベルで把握し、伝送
路の状態に応じてLANへの加入・離脱を自動的に行
い、またTCUとしても機能するトークンリングハブ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トークンリングLANには、通信端末や
通信端末を接続されたハブ装置を接続してLANに加入
させることができる。また、ハブ装置に、通信端末に替
えて同様のハブ装置を接続することにより、通信端末を
階層的に接続してLANに加入させることができる。
(以下階層的に接続された通信端末を階層端末と呼ぶこ
とがある。)図4に示されたLANには、ハブ装置31
を介して階層的に接続された通信端末41a〜41c及
びLANに直接接続された通信端末40a〜40cが設
けられている。図内の矢印は、信号の伝送方向を示して
いる。ハブ装置31及び通信端末41a〜41cは、T
CU20a〜20c(Trunk Coupling Unit)を介して伝
送路10に接続される。ハブ装置及び各通信端末は、米
国電気電子学会(以下IEEEという)の定めるIEE
E802.5 トークンリングLAN規格に示されているよう
に、LANに加入する際に、自身のリレー駆動回路を用
いて、TCU内のリレー回路をオンにして自身を伝送路
10に接続する。TCUに通信端末が接続されていない
場合と、TCU内のリレーがオフの場合には、通信端末
に向かう伝送路はバイパスされる。
【0003】図4に示すハブ装置31は、ハブ装置31
自身をLANに接続させるためのリレー駆動回路311
及び、ハブ装置が通信端末を収容するためのTCU内の
リレー回路と同様のリレー回路を有する。リレー回路の
数量は、ハブ装置30が収容する通信端末個数分だけは
最低必要となる。図4の場合は、312a,312b,
312cの3個である。
【0004】また、図5に示すように、ハブ装置31に
は、通信端末41a、41bが接続され、その他に通信
端末42a〜42cが接続されたハブ装置32が、階層
的に接続されている。このように、複数の通信端末を接
続したハブ装置を階層的に接続することによってネット
ワークの一部に階層関係を持たせ、そのネットワークに
既に接続されている端末間の通信を妨害すること無く、
ネットワークの拡張や縮小を容易に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ハブ装
置や通信端末を階層的に接続することにより、ネットワ
ークの拡張や縮小が行われる。しかし、LANに接続さ
れているハブ装置や通信端末の個数はわかるが、どのハ
ブ装置にどの通信端末が接続されているかという通信端
末の情報の管理は全て人手によって行われており、ネッ
トワークの規模が大きくなるにつれて管理が困難になる
という問題があった。
【0006】また、図5に示したような断線箇所P1が
あるとき、各通信端末は、IEEE802.5 トークンリン
グLAN規格に従い次のような動作を行う。即ち、断線
箇所P1のある通信端末42aはBCNフレームを送信
し続ける。一方、LANに接続されている他の通信端末
は、BCNフレームを受信すると自身に異常がなくても
通信を行うことができない。このように1か所の端末で
の障害がLAN全体に波及した状態から抜け出すために
は、ハブ装置32を人手によりLANから離脱させなけ
ればならなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、通信端末の情報を階層レベルで把握し、伝送路の状
態に応じてLANへの加入・離脱を自動的に行い、また
TCUとしても機能するトークンリングハブ装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、伝送路上に設けられたTCU内のリレーを
駆動して入出力端を伝送路に接続するリレー駆動回路
と、ハブ装置の入力側に設けられ伝送路からのAMP,
SMPフレームを認識するMAC制御回路と、ハブ装置
の出力側に設けられ少なくとも隣接局通知フレーム及び
BCNフレームを検出しフレームのアドレス、局数等の
情報の作成及び判定のできるフレーム検出処理回路と、
情報を記憶するためのメモリとを備えたものである。
【0009】また、ハブ装置がLANへ加入する時、或
いは通信端末が加入、離脱する時に、接続されている端
末及び当該ハブ装置の情報が送信されるようにしてもよ
い。
【0010】ハブ装置を階層的に接続し、各ハブ装置に
は予め決められた共通のグループアドレスを設定し、ハ
ブ装置は、LANへの接続時、或いは通信端末の接続、
離脱時に、グループアドレス宛に、接続されている通信
端末及び自ハブ装置の情報を含むフレームを送信し、各
ハブ装置はこのグループアドレス宛のフレームを受信し
た際に、このフレームの送信元のハブ装置とそれに接続
された通信端末の端末情報を収集すると共に該端末情報
を自ハブ装置が既に収集した端末情報と比較することに
より、階層的に接続されたハブ装置及びそのハブ装置に
接続された通信端末を認識するようにしてもよい。
【0011】ハブ装置は、自ハブ装置に直接接続された
通信端末がBCNフレームを送信し続けているとき、上
記リレー駆動回路によってLANから離脱すると共に伝
送路を当該ハブ装置の内部で閉じることにより、当該ハ
ブ装置以下の階層からなる別のLANを形成し、BCN
フレームを検出しなくなると、上記リレー駆動回路によ
って再び元のLANに加入するようにしてもよい。
【0012】ハブ装置は、LANへの入力端、出力端を
それぞれ別々に持ち、その別々の入力端、出力端とリレ
ー駆動回路の入出力側とを切替える入出力切替回路を備
え、上記別々の入力端、出力端がリレー駆動回路の入力
側に接続されるときTCUを形成するようにしてもよ
い。
【0013】各ハブ装置は、自ハブ装置が収集した自ハ
ブ装置以下の階層に接続されている通信端末、或いはハ
ブ装置の端末情報を、LAN上に設けられた端末情報集
中管理のための監視装置に送信するようにしてもよい。
【0014】
【作用】上記構成により、ハブ装置は、LANに接続さ
れた階層端末を含む全通信端末が送信したAMP、SM
Pフレームを、フレーム検出処理回路において順番通り
に認識し、メモリに記憶する。認識した全フレームの中
から、自ハブ装置のMAC制御回路が送信したAMP、
SMPフレーム(即ち、送信元アドレスが自ハブ装置で
あるフレーム)と、フレーム検出処理回路の隣接上流局
が送信したAMP、SMPフレーム(即ちAビット及び
Cビットが0であるフレーム)とを検出すれば、両フレ
ームの間に受信したフレームは、自ハブ装置に直接接続
されている通信端末か又は、自身の階層下に接続されて
いるハブ装置や通信端末が送信したものであるから、フ
レーム検出処理回路では、自身の階層下に接続されてい
るハブ装置や通信端末を認識して、自ハブ装置以下の階
層に接続されている通信端末及びハブ装置の端末情報を
作成することができる。
【0015】LAN内にワークステーション等を端末情
報の監視装置として設けた場合、各ハブ装置は監視装置
宛に、フレーム検出処理回路で作成した端末情報を送信
するので、監視装置は各ハブ装置から送信された端末情
報をもとに、その重複関係を調べて各ハブ装置の階層の
上下関係を認識することができる。
【0016】また、LAN内に特別に端末情報の監視装
置を設けない場合は、各ハブ装置に予め決められた共通
のグループアドレスを設定しておくことにより、ハブ装
置においても端末情報を管理することができる。ハブ装
置は、LANへの接続時、或いは端末の接続、離脱時
に、グループアドレス宛に、接続されている端末及び自
ハブ装置の端末情報を送信する。各ハブ装置が、決めら
れたグループアドレス宛のフレームをMAC制御回路で
受信した際に、このフレームの送信元のハブ装置とそれ
に接続された通信端末の情報を収集すると共に、この端
末情報をフレーム検出処理回路において自ハブ装置が既
に収集した端末情報と比較することにより階層的に接続
された通信端末を認識することができる。
【0017】さらに、自ハブ装置或いは自ハブ装置に直
接接続された端末がBCNフレームを送信し続けている
時、このハブ装置はそのリレー駆動回路をオフすること
によってLANから離脱すると共に、伝送路をこのハブ
装置の入出力端で閉じることにより、このハブ装置の階
層からなる別のLANを形成する。このようにして、自
ハブ装置或いは自ハブ装置に直接接続された端末がBC
Nフレームを送信し続けている時、そのハブ装置がLA
Nから離脱するので、このハブ装置より上層或いは別の
LANでは、LANは障害なく稼働し続けることができ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0019】図1に示された本発明に係るLANには、
ハブ装置31を介して階層的に接続された通信端末41
a、41b及びLANに直接接続された通信端末40a
〜40cが設けられている。図内の矢印は、信号の伝送
方向を示している。ハブ装置31及び通信端末40a〜
40cは、TCU20a〜20cを介してLANに接続
されている。
【0020】図1に示すハブ装置31は、伝送路10に
入出力端1a、1bをバイパス接続するリレー駆動回路
311と、入力端1aに接続されるMAC制御回路31
3と、出力端1bに接続され、ハブ装置31以下の階層
の通信端末からのAMP,SMP,BCNフレームを認
識し階層端末の局数等の端末情報を作成、判定するフレ
ーム検出処理回路314、受信フレームや端末情報を記
憶するメモリ315、MAC制御回路313及びフレー
ム検出処理回路314間の伝送路10aに順に接続され
たリレー接点側回路312a〜312cとを有する。
【0021】リレー駆動回路311は、LANの伝送路
に設けられたTCU20a内のリレー接点側回路或い
は、上層のハブ装置のリレー回路を駆動して、伝送路の
接続状態を切り換えることができる。リレー駆動回路3
11がオフであるとき、LAN或いは上層の伝送路は閉
じられ、入出力端1a、1bも閉じられる。リレー駆動
回路311がオンであるとき、LAN或いは上層の伝送
路及び入出力端1a、1bは開放され、同時に上流側が
入力端1aに、下流側が出力端1bに接続される。
【0022】ここで、MAC制御回路について説明する
と、MAC制御回路はIEEE802.5 トークンリングL
AN規格に従った動作を行う回路であって、LANに加
入する通信端末も同様の規格に従った動作を行う時、各
通信端末(MAC制御回路も含む)は、一定時間ごとに
AMPフレームまたはSMPフレームを送信する。この
送信は、LAN内のアクティブモニタと呼ばれる特殊な
局がAMPフレームを送信することを引き金に発生し、
アクティブモニタ局の下流局が順にSMPフレームを送
信することで実行される。
【0023】図3にSMPフレームの構造を示す。SM
Pフレームは、FCの内容が06Hである。一方、AM
Pフレームは、SMPフレームのFCの内容が06Hか
ら05Hに置き換えられたもので、他の構造はSMPフ
レームと同様である。また、FSにはAビット、Cビッ
トの2種類のインジケータが有り、端末はフレームを発
行する際、Aビット、Cビットを“0”にセットして発
行する。フレームを受信した端末は受信したフレームの
宛先局アドレスが自局アドレスと等しければAビットを
“1”にセットし、そのフレームをコピーした場合はC
ビットも“1”にセットして受信したフレームを中継す
る。AMP、SMPフレームはブロードキャストフレー
ムであるためこのフレームを受信した端末は必ずAビッ
トを“1”にセットして中継する。従って、Aビット=
“0”のAMP或いはSMPフレームを受信した場合、
そのフレームはフレームを受信した端末の隣接上流局が
発行したもの即ち、隣接局通知フレームである。
【0024】次に実施例の作用を述べる。
【0025】まず初めに、ハブ装置31のリレー接点側
回路312b、312cに通信端末41a、41bが接
続され、リレー接点側回路312aは閉じられている場
合を説明する。ハブ装置31は電源投入時、リレー駆動
回路311を用いてLANに加入する。ここで、通信端
末40aがアクティブモニタ局であったとすると、通信
端末40aは、AMPフレームを送信し、その後順に4
0b、313、41a、41b、40cの通信端末、M
AC制御回路がSMPフレームを送信する。フレーム検
出処理回路314は、伝送路上を流れる全ての局のAM
P、SMPフレームを受信することになる。受信された
フレームは、メモリ315に記憶される。図2に示され
るようにAMP、SMPフレームは発信局元のアドレス
を含んでいるので、フレーム検出処理回路314は、上
流にある全ての発信局即ち通信端末及びMAC制御回路
のアドレスをその並び順に検知することができる。即
ち、フレーム検出処理回路314の受信情報からは、そ
の上流に通信端末40a、40b、MAC制御回路31
3、通信端末41a、41bがあることが認識され、ま
た通信端末41bの送信したフレームのAビット、Cビ
ットが“0”であることを認識する。フレーム検出処理
回路314はこれらの認識結果から、MAC制御回路3
13より下流にあって、フレーム検出処理回路314よ
り上流にある通信端末、即ちハブ装置31に接続されて
いる通信端末は、41a,41bであることを検知する
ことができる。
【0026】次に、通信端末42a〜42cを接続した
ハブ装置32を前記のような動作中のハブ装置31に接
続した場合について説明する。ハブ装置32は、ハブ装
置31と同等の内部構成を有しており、MAC制御回路
323、フレーム検出処理回路324を備えている。こ
の場合、これまで述べたようにして、ハブ装置32は、
通信端末42a〜42cを認識する。また、ハブ装置3
1は、今度はMAC制御回路323、通信端末42a〜
42c、41a、41bが自装置に接続されていること
を認識することができる。
【0027】このようにして、各ハブ装置は、自装置以
下の階層端末の局数等の端末情報を収集することができ
る。
【0028】次に、LAN内にワークステーション等を
端末情報の監視装置として設け、各ハブ装置から監視装
置に、各々自装置内のMAC制御回路情報と自装置以下
の階層端末のアドレス及び局数等の端末情報とを送信で
きるようにする。監視装置は各ハブ装置の端末情報の重
複関係を調べることにより、各ハブ装置の階層の上下関
係を認識することができるようにする。例えば、図1に
おいて40aを監視装置とする。ハブ装置31は、MA
C制御回路313を持つこと、及び323、42a〜4
2c、41a、41bが接続されていることを監視装置
40aに伝え、同様にハブ装置32は、MAC制御回路
323を持つこと、及び42a〜42cが接続されてい
ることを監視装置40aに伝える。監視装置40aは、
ハブ装置31の端末情報の一部がハブ装置32の端末情
報に重複していることから、ハブ装置31に41a、4
1bが直接接続されていることを認識し、さらに42a
〜42bが接続されたハブ装置32がハブ装置31に階
層的に接続されていることを認識する。
【0029】次に、本発明の別の実施例を図1に基づい
て詳述する。
【0030】図1において、その構成は同じであるが、
先の実施例と異なり、ハブ装置31内のMAC制御回路
313には、同種のハブ装置に予め決められた共通のグ
ループアドレスが設定されている。LAN内でグループ
アドレス宛に送信されたフレームは、同種のハブ装置の
どれでもが受信することができる。また、ハブ装置31
は、自身がLANに加入した時、或いは自身に接続され
ている端末に新規接続、離脱等の変化があった時、自装
置内のMAC制御回路情報と自装置以下の階層端末の局
数等の端末情報とを、グループアドレス宛に送信するこ
とができる。また、ハブ装置は、グループアドレス宛の
フレームを受信した際に、このフレームの送信元のハブ
装置とそれに接続された端末の端末情報を収集すると共
に該端末情報を自ハブ装置が既に収集した端末情報と比
較することにより、階層的に接続されたハブ装置及びそ
のハブ装置に接続された端末を認識することができる。
【0031】次に、ハブ装置31に通信端末41a、4
1bのみが接続されている場合の動作を説明する。ハブ
装置31は、先の実施例で説明したように、自身に通信
端末41a、41bが接続されていることを認識でき
る。ここで、ハブ装置31はLANに新たに加入したの
で、MAC制御回路313、通信端末41a、41bの
端末情報をグループアドレス宛に送信する。ここでは、
他のハブ装置がLANに加入してないので、ハブ装置3
1がグループアドレス宛に送信した情報は、ハブ装置3
1内のMAC制御回路313が受信するのみである。ハ
ブ装置31は単にこの情報を記憶しておく。
【0032】次に、通信端末42a〜42bを接続した
ハブ装置32をハブ装置31に接続したとする。ハブ装
置内のMAC制御回路には、同種のハブ装置に予め決め
られた共通のグループアドレスが設定されているので、
ハブ装置32のMAC制御回路323は、MAC制御回
路313と共通のグループアドレスを有することにな
る。ハブ装置32は、MAC制御回路323、通信端末
42a〜42cの端末情報をグループアドレス宛に送信
する。この情報は、ハブ装置31、ハブ装置32のMA
C制御回路313、323が受信することになる。ハブ
装置31、ハブ装置32は、それぞれこの情報を記憶す
る。
【0033】一方、ハブ装置31は、AMP、SMPフ
レームを監視することにより、323、42a〜42
c、41a、41bを認識することができる。そこで、
ハブ装置31は、新たに端末が接続されたことを認識
し、MAC制御回路313及び323、42a〜42
c、41a、41bの端末情報をグループアドレス宛に
送信する。この情報は、ハブ装置31、ハブ装置32の
MAC制御回路313,323が受信することになる。
ハブ装置31、ハブ装置32は、それぞれこの情報を記
憶する。
【0034】このようにして各ハブ装置からグループア
ドレス宛に送信された情報が、各ハブ装置に収集される
と、例えば、ハブ装置31は、自身の有するMAC制御
回路313及び323、42a〜42c、41a、41
bの端末情報と、ハブ装置32から受信したMAC制御
回路323、及び通信端末42a〜42cの端末情報と
の重複から、ハブ装置31に通信端末41a、41bが
直接接続されていることを認識し、さらに42a〜42
cが接続されたハブ装置32がハブ装置31に階層的に
接続されていることを認識する。
【0035】次に、断線箇所P2、即ちTCU20aの
入口で伝送路が断線したとする。この場合、ハブ装置3
1のMAC制御回路313が、BCNフレームを送信し
続ける。BCNフレームは、全端末、全ハブ装置に受信
される。従って、ハブ装置31、32は、共にBCNフ
レームを受信し、BCNフレーム内の発信元アドレスよ
りハブ装置31のMAC制御回路313が、BCNフレ
ームを送信し続けていることを認識する。ここで、ハブ
装置32は、BCNフレームの発信元が自ハブ装置或い
は自ハブ装置に直接接続された端末でないので、何もし
ない。一方、ハブ装置31は、BCNフレームの発信元
が自ハブ装置内にあるので、リレー駆動回路311をオ
フにして、LANから離脱する。そして、ハブ装置31
の内部で伝送路が閉じられ、ハブ装置31以下の階層か
らなるLANが形成される。この場合、障害箇所はハブ
装置31より上流であるため、ハブ装置31以下の階層
からなるLANには障害がなく、MAC制御回路313
は、BCNフレームを送信しなくなる。従って、このL
ANでは、通信が続けられる。
【0036】次に、断線箇所P3、即ちハブ装置32内
部のMAC制御回路323からリレー回路322aに向
かう伝送路が断線した場合について説明する。この場
合、通信端末42aがBCNフレームを送信し続ける。
ハブ装置31、32は、共にBCNフレームを受信し、
BCNフレーム内の発信元アドレスより通信端末42a
が、BCNフレームを送信し続けていることを認識す
る。ここで、ハブ装置31は、BCNフレームの発信元
が自ハブ装置或いは自ハブ装置に直接接続された端末で
ないので、何もしない。一方、ハブ装置32は、BCN
フレームの発信元が自ハブ装置内にあるので、リレー駆
動回路321をオフにして、LANから離脱する。そし
て、ハブ装置32の内部で伝送路が閉じられ、ハブ装置
32以下の階層からなるLANが形成される。この場
合、障害箇所はハブ装置32と通信端末42aとの間で
あるため、通信端末42aはBCNフレームを送信し続
ける。従って、ハブ装置32は、障害箇所が自装置と自
装置の収容する通信端末との間にあることを認識する。
【0037】次に、本発明の別の実施例を図2に基づい
て詳述する。
【0038】図2に、本発明に係るハブ装置をTCUと
して使用した場合を示す。LANにはハブ装置30と、
通信端末40a,40b,40cが直接接続され、ハブ
装置30には通信端末41a,41b及び、通信端末4
2a,42b,42cが接続されたハブ装置31が階層
的に接続されている。通信端末40a,40b,40c
はTCU20a,20bを介して、伝送路10に接続さ
れている。ハブ装置30内には図1で説明したハブ装置
31と同様のリレー駆動回路301、MAC制御回路3
03、フレーム検出処理回路304、メモリ315に加
えて、伝送路10からの入力端1cと接続される専用入
力端306、伝送路10への出力端1dと接続される専
用出力端307、及び専用入力端306、専用出力端3
07とリレー駆動回路301側の入出力端とを切替える
切替回路308とを有する。
【0039】切替回路308では、ハブ装置30をTC
Uとして使用する場合は、MAC制御回路303の入力
端2cを専用入力端306側の入力端2aに、フレーム
検出処理回路304の出力端2fを専用出力端2dに接
続し、TCU或いは上層のハブ装置に接続して使用する
場合は、入力端2cをリレー駆動回路301側の入力端
2bに、出力端2fをリレー駆動回路301側の出力端
2eに接続するように伝送路の切替を行う。また、切替
回路308は、ハブ装置がTCUとして使用され、自ハ
ブ装置以下の階層に接続されている通信端末或いはハブ
装置がBCNフレームを送信し続けているときに、専用
入力端2aと専用出力端2dとを、MAC制御回路の入
力2cとフレーム検出処理回路の出力端2fとをそれぞ
れ接続し、通信端末40a,40b,40cからなるL
ANと、ハブ装置30以下の階層に接続される通信端末
からなるLANとを分離し障害のLAN全体への波及を
防ぐ。
【0040】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0041】(1)端末情報がLANに加入している端
末から認識できるので、ネットワークの規模が大きくな
っても端末情報の管理が簡単である。
【0042】(2)断線箇所があるとき自動的にハブ装
置がLANから離脱するので、LAN全体に障害が波及
することが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すLANのブロック図で
ある。
【図2】本発明の別の実施例を示すLANのブロック図
である。
【図3】SMP及びAMPフレームの構造を示すフレー
ム構造図である。
【図4】従来例を示すLANのブロック図である。
【図5】従来例を示すLANのブロック図である。
【符号の説明】
311 リレー駆動回路 313、323 MAC制御回路 314 フレーム検出処理回路 315 メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【002】
【従来の技術】トークンリングLANには、通信端末や
通信端末を接続されたハブ装置を接続してLANに加入
させることができる。また、ハブ装置に、通信端末に替
えて同様のハブ装置を接続することにより、通信端末を
階層的に接続してLANに加入させることができる。
(以下階層的に接続された通信端末を階層端末と呼ぶこ
とがある。)図4に示されたLANには、ハブ装置31
を介して階層的に接続された通信端末41a〜41c及
びLANに直接接続された通信端末40a〜40cが設
けられている。図内の矢印は、信号の伝送方向を示して
いる。ハブ装置31及び通信端末40a〜40cは、T
CU20a〜20c(Trunk Coupling Unit)を介して伝
送路10に接続される。ハブ装置及び各通信端末は、米
国電気電子学会(以下IEEEという)の定めるIEE
E802.5 トークンリングLAN規格に示されているよう
に、LANに加入する際に、自身のリレー駆動回路を用
いて、TCU内のリレー回路をオンにして自身を伝送路
10に接続する。TCUに通信端末が接続されていない
場合と、TCU内のリレーがオフの場合には、通信端末
に向かう伝送路はバイパスされる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】まず初めに、ハブ装置31のリレー接点側
回路312b、312cに通信端末41a、41bが接
続され、リレー接点側回路312aは閉じられている場
合を説明する。ハブ装置31は電源投入時、リレー駆動
回路311を用いてLANに加入する。ここで、通信端
末40aがアクティブモニタ局であったとすると、通信
端末40aは、AMPフレームを送信し、その後順に4
0b、313、41a、41b、40cの通信端末、M
AC制御回路がSMPフレームを送信する。フレーム検
出処理回路314は、伝送路上を流れる全ての局のAM
P、SMPフレームを受信することになる。受信された
フレームは、メモリ315に記憶される。図に示され
るようにAMP、SMPフレームは発信局元のアドレス
を含んでいるので、フレーム検出処理回路314は、上
流にある全ての発信局即ち通信端末及びMAC制御回路
のアドレスをその並び順に検知することができる。即
ち、フレーム検出処理回路314の受信情報からは、そ
の上流に通信端末40a、40b、MAC制御回路31
3、通信端末41a、41bがあることが認識され、ま
た通信端末41bの送信したフレームのAビット、Cビ
ットが“0”であることを認識する。フレーム検出処理
回路314はこれらの認識結果から、MAC制御回路3
13より下流にあって、フレーム検出処理回路314よ
り上流にある通信端末、即ちハブ装置31に接続されて
いる通信端末は、41a、41bであることを検知する
ことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トークンリングLANの伝送路に接続さ
    れ、少なくとも1台以上の通信端末を収容することがで
    きるハブ装置であって、伝送路上に設けられたTCU内
    のリレーを駆動して入出力端を伝送路に接続するリレー
    駆動回路と、ハブ装置の入力側に設けられ伝送路からの
    AMP,SMPフレームを認識するMAC制御回路と、
    ハブ装置の出力側に設けられ少なくとも隣接局通知フレ
    ーム及びBCNフレームを検出しフレームのアドレス、
    局数等の情報の作成及び判定のできるフレーム検出処理
    回路と、情報を記憶するためのメモリとを備えたことを
    特徴とするトークンリングハブ装置。
  2. 【請求項2】 ハブ装置がLANへ加入する時、或いは
    通信端末が加入、離脱する時に、接続されている端末及
    び当該ハブ装置の情報が送信されることを特徴とする請
    求項1記載のトークンリングハブ装置。
  3. 【請求項3】 ハブ装置が階層的に接続され、各ハブ装
    置には予め決められた共通のグループアドレスが設定さ
    れ、ハブ装置は、LANへの接続時、或いは通信端末の
    接続、離脱時に、グループアドレス宛に、接続されてい
    る通信端末及び自ハブ装置の情報を含むフレームを送信
    し、各ハブ装置はこのグループアドレス宛のフレームを
    受信した際に、このフレームの送信元のハブ装置とそれ
    に接続された通信端末の端末情報を収集すると共に該端
    末情報を自ハブ装置が既に収集した端末情報と比較する
    ことにより、階層的に接続されたハブ装置及びそのハブ
    装置に接続された通信端末を認識することを特徴とする
    請求項1又は2記載のトークンリングハブ装置。
  4. 【請求項4】 ハブ装置は、自ハブ装置に直接接続され
    た通信端末がBCNフレームを送信し続けているとき、
    上記リレー駆動回路によってLANから離脱すると共に
    伝送路を当該ハブ装置の内部で閉じることにより、当該
    ハブ装置以下の階層からなる別のLANを形成し、BC
    Nフレームを検出しなくなると、上記リレー駆動回路に
    よって再び元のLANに加入することを特徴とする請求
    項1〜3いずれかに記載のトークンリングハブ装置。
  5. 【請求項5】 ハブ装置は、LANへの入力端、出力端
    をそれぞれ別々に持ち、その別々の入力端、出力端とリ
    レー駆動回路の入出力側とを切替える入出力切替回路を
    備え、上記別々の入力端、出力端がリレー駆動回路の入
    力側に接続されるときTCUを形成することを特徴とす
    る請求項1〜4いずれかに記載のトークンリングハブ装
    置。
  6. 【請求項6】 各ハブ装置は、自ハブ装置が収集した自
    ハブ装置以下の階層に接続されている通信端末、或いは
    ハブ装置の端末情報を、LAN上に設けられた端末情報
    集中管理のための監視装置に送信することを特徴とする
    請求項1〜5いずれかに記載のトークンリングハブ装
    置。
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