JPH0636745Y2 - うちわ - Google Patents

うちわ

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JPH0636745Y2
JPH0636745Y2 JP1988078987U JP7898788U JPH0636745Y2 JP H0636745 Y2 JPH0636745 Y2 JP H0636745Y2 JP 1988078987 U JP1988078987 U JP 1988078987U JP 7898788 U JP7898788 U JP 7898788U JP H0636745 Y2 JPH0636745 Y2 JP H0636745Y2
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fan
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JP1988078987U
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Inventor
公造 尾崎
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四国団扇株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、うちわに関するものであり、特に、被覆紙面
にスタンプによる『名入れ』が奇麗にできるようにした
うちわに関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来のうちわとして、例えば、第9図に示すようなもの
がある。このものは、同図に示すように、片面に合成樹
脂層を具備する被覆紙(2),(2)を骨(1)の支杆
(11),(11)群張設域に表裏から添設するとともに被
覆紙(2),(2)の前記支杆(11),(11)相互の間
に位置する部分を相互に溶着し、前記被覆紙(2),
(2)の周縁を帯紙(4)で表裏にわたって縁巻きした
ものである。
このものは、被覆紙(2),(2)は上記支杆(11),
(11)間で貼着されており、このため、被覆紙は支杆に
よって支持されることとなるから、うちわの面に対して
直角な方向のたわみ効果(弾性変形能)は優れたものと
なる。
ところが、上記従来のうちわでは、被覆紙(2),
(2)を支杆(11),(11)に貼着した後にスタンプに
よって所謂『名入れ』をする場合、前記被覆紙(2),
(2)が支杆(11),(11)にならって凹凸になってい
るから印刷されない部分ができてしまい、『名入れ』が
奇麗にできないと言う問題がある。
上記問題を解決するものとして、第10図に示す如くもの
がある。
このうちわは、同図に示すように、親骨(15),(15)
とこれらの先端部近傍相互に架設した連結片(14)に溝
を形成し、この溝に送風部となるボール紙(9)を嵌入
すると共に、親骨(15),(15)の先端部において、こ
れと前記ボール紙(9)を紙片(90),(90)によって
抜止め状態に固定したものである。
このものでは、完成状態において、上記ボール紙(9)
面は凹凸とならないから、スタンプによって『名入れ』
する場合でも、印刷は奇麗なものとなる。
ところが、上記ボール紙(9)の弾性変形能は小さいか
ら、使用時において、折れ曲がってしまい、使用が不可
能となる場合がある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、うち
わの面に対して直角方向のたわみに対する弾性変形能を
確保したうえで、『名入れ』が奇麗にできるようにする
ことを、その目的とする。
[技術的手段] 上記目的を達成する為に講じた本考案の技術的手段は、
『柄(13)の先端に無端ループ状の枠体(12)のみを連
設し、前記枠体(12)にこれの輪郭と相似で且これより
も少し大きい被覆紙(2),(2)を両面から添設して
該枠体(12)の内周域及びこれからの張出部を貼着し、
これら被覆紙(2),(2)の貼着域内の前記枠体(1
2)によって囲まれた範囲を平滑平面部とした』ことで
ある。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
このうちでは、既述従来のうちわのように、被覆紙
(2),(2)相互間に支杆(11),(11)は介在して
いないから、貼着された被覆紙面には凹凸は形成され
ず、平面的なものとなる。
又、被覆紙(2),(2)は枠体(12)内と共にこれか
らの張出部において貼着されているから、被覆紙
(2),(2)の外周部は枠体(1)によって支持され
ることとなり、うちわの面に対して直角な方向の撓みに
対する弾性変形能は大きいものとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
被覆紙貼着域は凹凸が形成されず平面的なものとなるか
ら、被覆紙(2),(2)を骨(1)に貼着した後に、
スタンプによって『名入れ』をする場合でもその印刷は
奇麗なものとなる。
又、うちわの面に対して直角方向の撓みに対する弾性変
形能は大きいものとなるから、厚紙のみから構成される
うちわの様に使用中に折れ曲がってしまうこともなく、
これによって使用不能になるような事態が防止できる。
更に、骨(1)は従来のうちわのものと比較して構成が
単純であるから、射出成形用の金型は簡単なものとな
り、金型は安価なものとなる。又、支杆を有するものと
比較して材料費が節約できる。従って、コストダウンが
可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図〜第8図に基づいて説明
する。
この実施例のうちわは、被覆紙(2),(2)として、
第2図に示す如く、紙(5)の片面に熱可塑性の合成樹
脂からなる熱溶着層(6)を具備させたラミネート紙と
し、このラミネート紙を骨(1)に熱溶着したものであ
る。
上記骨(1)は、第1図に示すように、柄(13)の先端
部に環状の枠体(12)を連設して構成したものである。
この骨(1)はポリプロピレン樹脂等の合成樹脂の射出
成形により一体的に形成され、前記合成樹脂にはステア
リン酸等の溶着防止材を含浸させてある。
本考案のうちわを製作するにあたって、先ず、上記した
被覆紙(2)を使用して対向面が熱溶着層(6)となる
ような袋体(F)を形成する。
この袋体(F)は、骨(1)の枠体(12)を被覆し得る
程度の大きさに設定した一対の方形の被覆紙(2),
(2)を上記関係に置き、第4図に示すように、その側
辺及び底辺を所定の範囲で熱溶着したものであり、上部
のみが開放状態にある。上記溶着部について詳述する
と、両側辺の溶着部相互の間隔は枠体(12)の外径と略
一致させてあり、底辺溶着部の内側軌跡は、枠体(12)
の外周形状と一致するように設定してあり、底辺の中央
部には袋内と連通し且柄(13)を挿通し得る挿通孔(2
0)が形成されるようにしてある。
さて、上記骨(1)と袋(F)とを用いてうちわを製作
するには、先ず、柄(13)の自由端側を上端開放部を介
して挿通孔(20)に挿通させ、枠体(12)を袋体(F)
内に装着する。前記袋(F)の溶着部は所定に設定され
ているから、上記装着状態では、枠体(12)の外周部は
側辺の溶着部と対接し、又、底辺溶着部と柄(13)との
連結部近傍とは対接している。即ち、枠体(12)が袋体
(F)に密嵌された状態にあり、摩擦係合により固定さ
れることとなる。
その後、加圧貼着装置としての加熱溶着装置に挿入し、
上下面から加熱状態にあるスポンジ、シリコンゴム等の
耐熱弾性板を押圧すると、第3図に示すように、枠体
(12)の内周域及びこれから張出した部分が溶着され
る。骨(1)にはステアリン酸を含浸させているから、
被覆紙(2),(2)と枠体(12)との溶着はなく、収
縮差によるしわの発生が防止できる。
そして、上記のようにして熱溶着された被覆紙(2),
(2)は、第6図に示す二点鎖線(A)でトリミングさ
れる。トリミングされた後のうちわの外周部における被
覆紙(2),(2)は、第5図に示すように、枠体(1
2)を被覆し、枠体(12)の外周部には耳部(29)が形
成され、第7図に示す如く、本考案のうちわは完成す
る。
このものでは、既述従来のもののように支杆(11),
(11)によって支持されていないが、この被覆紙は合成
樹脂からなる熱溶着層(6)を具備したものであるか
ら、この被覆紙(2),(2)の枠体(1)内周域にお
ける強度は十分なものとなる。
尚、上記実施例では、枠体(12)を環状としたが、当然
のことながら、四角形状や三角形状としてもよい。
又、上記のものでは、枠体(12)の断面形状を全周に亘
って一定のものとしたが、先端になる程薄肉にしたり、
第8図に示す如く、幅細にすれば、上記した撓み効果は
一層良好なものとなり、送風効果は向上したものとな
る。
更に、このものでは、両面の被覆紙(2)をラミネート
紙としたが片面のみをラミネート紙としてもよく、又、
被覆紙(2),(2)を、片面に粘着材層を具備させた
感圧接着紙としてもよい。さらに、普通紙を糊付によっ
て貼着するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の骨(1)の平面図、第2図は
本考案の被覆紙の拡大断面図、第3図は被覆紙溶着状態
の一部切欠平面図、第4図は被覆紙(2),(2)によ
って構成された袋(F)の説明図、第5図は熱溶着され
た枠体(12)の内周域と耳部(29)を示す図、第6図は
トリミングの位置を示す図、第7図は完成品のうちわの
斜視図、第8図は他の実施例の骨(1)の平面図、第9
図及び第10図は従来例の説明図、図中、 (2)……被覆紙 (12)……枠体 (13)……柄

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄(13)の先端に無端ループ状の枠体(1
    2)のみを連設し、前記枠体(12)にこれの輪郭と相似
    で且これよりも少し大きい被覆紙(2),(2)を両面
    から添設して該枠体(12)の内周域及びこれからの張出
    部を貼着し、これら被覆紙(2),(2)の貼着域内の
    前記枠体(12)によって囲まれた範囲を平滑平面部とし
    たうちわ。
JP1988078987U 1988-06-15 1988-06-15 うちわ Expired - Lifetime JPH0636745Y2 (ja)

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JP1988078987U JPH0636745Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 うちわ

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JP1988078987U JPH0636745Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 うちわ

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JPH01180909U JPH01180909U (ja) 1989-12-27
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JP1988078987U Expired - Lifetime JPH0636745Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 うちわ

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JPS61105014U (ja) * 1984-12-17 1986-07-03

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JPH01180909U (ja) 1989-12-27

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