JPH0636595U - 物干し装置 - Google Patents
物干し装置Info
- Publication number
- JPH0636595U JPH0636595U JP7122392U JP7122392U JPH0636595U JP H0636595 U JPH0636595 U JP H0636595U JP 7122392 U JP7122392 U JP 7122392U JP 7122392 U JP7122392 U JP 7122392U JP H0636595 U JPH0636595 U JP H0636595U
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- drying
- drying rod
- rod
- elastic ring
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ある程度の風が吹いても、乾燥して軽くなっ
た洗濯物が脱落することのない物干し装置を提供する。 【構成】 中心軸2に干し竿支持部材4を取り付ける。
干し竿支持部材4の内部にシリコンゴムチューブ製の第
一の弾性環16を設ける。干し竿支持部材4の外部にシ
リコンゴムチューブ製の第二の弾性環18を設ける。干
し竿支持部材4の下部に安定棒11を延設する。干し竿
支持部材4の内部で一端を回動自在に支持される鋼製の
干し竿14を設け、その下面に第一の弾性環16と第二
の弾性環18とを当接させることにより干し竿14に仰
角を付与する。
た洗濯物が脱落することのない物干し装置を提供する。 【構成】 中心軸2に干し竿支持部材4を取り付ける。
干し竿支持部材4の内部にシリコンゴムチューブ製の第
一の弾性環16を設ける。干し竿支持部材4の外部にシ
リコンゴムチューブ製の第二の弾性環18を設ける。干
し竿支持部材4の下部に安定棒11を延設する。干し竿
支持部材4の内部で一端を回動自在に支持される鋼製の
干し竿14を設け、その下面に第一の弾性環16と第二
の弾性環18とを当接させることにより干し竿14に仰
角を付与する。
Description
【0001】
本考案は、主として洗濯物を乾燥させる目的で使用される、放射状に配設され た多数の干し竿を備えた物干し装置に関するものである。
【0002】
従来、この種の物干し装置は多種多様なものが実用されているが、その一例を 図4に示す。同図において、31はフック、32は中心軸、33は中心軸2に取 り付けられた干し竿支持部材、34は干し竿支持部材33の上部に放射状に設け られたスリット、35は金属などでできた支持環、36は支持環35に一端を回 動自在に支持されスリット34から突出させられた干し竿、37は洗濯物が干し 竿36から脱落するのを防ぐ脱落防止片である。
【0003】 この物干し装置は、使用しないときは干し竿36を撥ね上げて折り畳むことが できる。また、使用するときは干し竿36を拡げると、干し竿36は略水平とな るので、掛けた洗濯物が皺になることがない。
【0004】
しかしながら、前記のような従来の物干し装置では、洗濯物が乾燥して軽くな ってくると、無風ないし微風状態では問題がないが、やや強い風が吹くと物干し 装置全体が揺動するとともに洗濯物が物干し装置の外周側に向かって移動し、脱 落防止片37を乗り越えて脱落してしまうという欠点があり、したがって、洗濯 物を洗濯ばさみで干し竿36に止めるという作業を行わざるを得ず、洗濯物を干 したり取り入れたりするのに多大な労力と時間を要することになっていた。
【0005】 本考案はこのような従来の物干し装置の欠点を解消し、ある程度の風が吹いて も、乾燥して軽くなった洗濯物が脱落することのない物干し装置を提供すること を目的としている。
【0006】
前記目的を達成するため、本考案の物干し装置は、上端にフックを有する中心 軸と、該中心軸に取り付けられ上部に放射状のスリットを有する円盤状の干し竿 支持部材と、該干し竿支持部材の内部で一端を回動自在に支持され前記スリット から突出させられた鋼製の干し竿と、該干し竿の他端に設けられた脱落防止片と 、前記干し竿支持部材の下部に延設された安定棒と、前記干し竿支持部材の内部 で前記干し竿の下面に当接するシリコンゴムチューブ製の第一の弾性環と、前記 干し竿支持部材の外部で前記干し竿の下面に当接するシリコンゴムチューブ製の 第二の弾性環とを備え、前記第一の弾性環および前記第二の弾性環により前記干 し竿に仰角を付与したことを特徴とするものである。
【0007】
したがって、安定棒の存在により、物干し装置全体の重量が増すとともに、そ の重心が下方に寄るので、風が吹いたときの物干し装置全体の揺動が少なく、か つ、洗濯物が乾燥すると第一の弾性環および第二の弾性環により干し竿が持ち上 げられて仰角が付与される。これにより、物干し装置の揺動により干し竿が水平 より下を向く可能性が低くなり、乾燥した洗濯物は総体的には物干し装置の中心 に向かって移動することになる。さらに、第一の弾性環および第二の弾性環が弾 発的に干し竿を押し上げているのに加えて、干し竿自体が弾性の大きい鋼製とな っているため、風による洗濯物の動きに追従して上下動する。したがって、洗濯 物が干し竿から浮き上がることが少なく、万一洗濯物が物干し装置の外周側に向 かって移動しても、脱落防止片を乗り越える可能性が低い。本考案の物干し装置 では、以上のような作用により洗濯物の脱落が防止される。
【0008】
本考案の一実施例における物干し装置を図1および図2に基づき説明する。1 はフック、2は中心軸、3は中心軸2に外嵌されたパイプ、4は中心軸2に取り 付けられた干し竿支持部材である。干し竿支持部材4は、上側円盤5と下側円盤 6とを重ね合わせ、その下側から芯筒7を挿通して、その上端にキャップ8をね じ込むことにより一体化して構成されている。そして、この状態で中心軸2の下 端側に嵌挿され、押さえ部材9を介してナット10により締めつけられることに より中心軸2に固定されている。11は芯筒6の下端に螺着された、ある程度以 上の長さと重量を有する安定棒である。
【0009】 12は干し竿支持部材4の内部に設けられた金属製の支持環、13は上側円盤 5に放射状に開設された多数のスリット、14は一端を支持環12に回動自在に 支持されスリット13から突出させられた干し竿、15は干し竿14の他端に固 着された脱落防止片である。なお、干し竿14は鋼線の表面に樹脂の被覆を設け て構成されている。
【0010】 また、16は干し竿支持部材4の内部に設けられた第一の弾性環、17は第一 の弾性環16を支持するリム、18は干し竿支持部材4の外周部に設けられた第 二の弾性環、19は第二の弾性環18を上側円盤5に取り付ける複数の金具であ る。第一の弾性環16および第二の弾性環18は外径7mm、内径5mmの中空 のシリコンゴムチューブを環状に形成したものであり、両者とも干し竿14の下 面に弾発的に当接して干し竿14に仰角を付与するよう設けられている。なお、 図2では、第一の弾性環16の断面が干し竿14の自重により非円形に歪んだ状 態を示している。20は干し竿14を折り畳んだ際、干し竿14どうしが引っ掛 かり合うのを防ぐため中心軸2に設けられた円板、21は安定棒11の下端に設 けられたストラップである。
【0011】 このように構成された物干し装置を使用するときは、物干し装置をフック1に より吊り下げ、干し竿14を拡げて濡れた洗濯物を干し竿14に掛けると、洗濯 物の重量により第一の弾性環16および第二の弾性環18が圧縮,変形させられ て、干し竿14は図3のイに示すように略水平となる。その後、洗濯物が乾燥し て軽くなってくるにしたがい、第一の弾性環16および第二の弾性環18の復元 力により干し竿14は図3のロに示すように斜め上向きに持ち上げられる。干し 竿14が持ち上げられる角度θは、洗濯物の乾燥重量にもよるが、約10°〜2 0°程度である。
【0012】 以上の物干し装置においては、安定棒11の存在により、物干し装置全体の重 量が増すとともに、その重心が下方に寄るので、風が吹いたときの物干し装置全 体の揺動が安定棒11が無い場合に比べて少ない。また、前記のように、洗濯物 が乾燥すると干し竿14が持ち上げられて仰角が付与される。したがって、物干 し装置の揺動により干し竿14が水平より下を向く可能性が低く、乾いた洗濯物 が風により移動する場合、総体的には物干し装置の中心に向かって移動すること になる。さらに、洗濯物が風によりバタ付いて、干し竿14から浮き上がるよう なことがあると、洗濯物が脱落防止片15を乗り越えて落下しやすくなるが、本 考案では、第一の弾性環16および第二の弾性環18が弾発的に干し竿14を押 し上げているのに加えて、干し竿14自体が弾性の大きい鋼製となっているため 、洗濯物の動きに追従して上下動する。したがって、洗濯物が干し竿14から浮 き上がることが少なく、万一洗濯物が物干し装置の外周側に向かって移動しても 、脱落防止片15を乗り越える可能性は低い。以上により、本実施例の物干し装 置では洗濯物が脱落しにくく、洗濯物の形状にもよるが、ほとんどの場合は洗濯 ばさみを使用する必要がなくなる。
【0013】 なお、洗濯物が皺になるのは洗濯物がある程度乾燥するまでの段階においてで あるが、本考案の物干し装置では、濡れた洗濯物を干し竿14に掛けたときは干 し竿14は略水平となり、干し竿14に仰角が付与されるのは洗濯物が乾燥して からであるので、これによって洗濯物が皺になることはない。
【0014】 また、洗濯物を干し竿に掛け始めた段階では、洗濯物の重量により物干し装置 が傾いてしまって洗濯物を掛けにくいが、本考案の物干し装置では安定棒11の 存在により重心の移動が少なく、物干し装置の傾きも少ないので、洗濯物を掛け やすい。この他、安定棒11により、洗濯物を干したまま安定棒11を持って物 干し装置を移動させたり、安定棒11を上にして持つことにより物干し装置を逆 さにして、洗濯物を干し竿14から落下させて洗濯物の取り入れを極めて迅速に 行ったり、というようなことも可能となる。
【0015】 なお、第一の弾性環16および第二の弾性環18の形状や材質について、本考 案者は種々の実験を行ったが、その柔軟性,復元力,耐久性および耐候性といっ た理由から、中空チューブ状のシリコンゴム以外では好ましい結果が得られなか った。また、弾性環に用いるシリコンゴムチューブの外径等は前記実施例に限定 されるものではないが、弾性環は干し竿支持部材4の内部および外部の両方に設 けるのがよく、いずれか一方では好ましい結果が得られなかった。これは、1本 のシリコンゴムチューブでは理想的な復元力が得られにくく、濡れた洗濯物を掛 けたときと洗濯物が乾いたときとの干し竿14の仰角の変化が思わしくないため である。
【0016】 その他、本考案の物干し装置の細部は前記実施例に限定されないのはいうまで もなく、例えば脱落防止片15は干し竿14と一体的に形成してもよい。
【0017】
以上のように構成したので、本考案の物干し装置によれば、洗濯物が乾燥して 軽くなった段階でも、風により洗濯物が脱落しにくくなり、必ず洗濯ばさみを使 用しなければならなかった従来の物干し装置に比べて、洗濯物を干したり取り入 れたりする際の労力が大幅に軽減される。また、取扱いが容易であり、洗濯物が 皺にならないなど、物干し装置として好適に実施できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による物干し装置を示す斜視図である。
【図2】物干し装置の要部の縦断面図である。
【図3】干し竿の仰角の変化を説明する図である。
【図4】従来の物干し装置の要部の縦断面図である。
1 フック 2 中心軸 4 干し竿支持部材 11 安定棒 13 スリット 14 干し竿 15 脱落防止片 16 第一の弾性環 18 第二の弾性環
Claims (1)
- 【請求項1】 上端にフックを有する中心軸と、該中心
軸に取り付けられ上部に放射状のスリットを有する円盤
状の干し竿支持部材と、該干し竿支持部材の内部で一端
を回動自在に支持され前記スリットから突出させられた
鋼製の干し竿と、該干し竿の他端に設けられた脱落防止
片と、前記干し竿支持部材の下部に延設された安定棒
と、前記干し竿支持部材の内部で前記干し竿の下面に当
接するシリコンゴムチューブ製の第一の弾性環と、前記
干し竿支持部材の外部で前記干し竿の下面に当接するシ
リコンゴムチューブ製の第二の弾性環とを備え、前記第
一の弾性環および前記第二の弾性環により前記干し竿に
仰角を付与したことを特徴とする物干し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122392U JPH0636595U (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 物干し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122392U JPH0636595U (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 物干し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636595U true JPH0636595U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13454470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7122392U Pending JPH0636595U (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 物干し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636595U (ja) |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP7122392U patent/JPH0636595U/ja active Pending
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