JPH0635827Y2 - エアバック装置における袋体の取付部構造 - Google Patents

エアバック装置における袋体の取付部構造

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JPH0635827Y2
JPH0635827Y2 JP1989042236U JP4223689U JPH0635827Y2 JP H0635827 Y2 JPH0635827 Y2 JP H0635827Y2 JP 1989042236 U JP1989042236 U JP 1989042236U JP 4223689 U JP4223689 U JP 4223689U JP H0635827 Y2 JPH0635827 Y2 JP H0635827Y2
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JP
Japan
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slit
slit piece
bag
gas
airbag device
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JP1989042236U
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高志 黒角
英明 吉原
憲司 三宅
隆男 西田
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Ashimori Industry Co Ltd
Mazda Motor Corp
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Ashimori Industry Co Ltd
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の衝突時等に作動するガス発生器から
のガスにより膨張し、着座乗員の衝撃を吸収してその保
護を図るエアバッグ装置における袋体の取付部構造に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種のエアバッグ装置の袋体は、ゴム或いは合
成樹脂をコーティングした2枚の円形の織布の外縁部を
縫合して形成されている。そして、一方の織布の中央部
にガス発生器取付用の取付口を設けると共に、この取付
口の周縁部に複数個の取付孔を穿設し、これらの取付孔
にボルトやリベットの締結手段を貫挿してガス発生器の
取付金具(固定リング及び保持金具)に締め付けて袋体
を固定している。
ところで、エアバッグ装置は膨張した際に燃焼ガスの圧
力や乗員の体重による圧縮力が急激に作用するため、袋
体の取付部には相当な取付強度を保有させることが必要
である。
そのため、従来においては、実開昭54−69543号公報に
記載されているように、袋体取付口の周縁端部の厚みを
他の部分より厚くし、この厚み部を固定リングの内周壁
に当接させることにより、膨張時における袋体の取付口
周縁部の破断強度の増加を図ったものが提供されてい
る。
また、特公昭57−60166号公報において、袋体取付口を
ガス発生器の外径より小径とすると共に、袋体取付口の
周縁端部に放射状のスリットを切り込み、このスリット
片を固定リングとガス発生器との間の配設させたものが
提供されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記公報に記載のものは、袋体取付口の周縁端部に厚み
部を設けたり、スリット片を設けることにより、若干の
強度の増大は期待できるが、これら厚み部やスリット片
はガス発生器のガス噴出口を塞ぐほど大きくは取れない
ので、それほど強度の増大は見込めないという欠点を有
していた。そして、エアバッグ膨張時の急激な半径方向
外方への力に対して持ち堪えることができず、袋体取付
口の周縁部は取付孔から破談してガスが漏れ、エアバッ
グ装置の乗員保護作用を妨げる懸念があった。
また、高温の燃焼ガスが袋体取付口より漏れるおそれが
あるという欠点をも有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、気密
性を有すると共に、エアバッグ膨張時の急激な半径方向
外方への力に対して破断することなく、確実に乗員を保
護することができるエアバッグ装置における袋体の取付
部構造を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係るエアバッグ装
置における袋体の取付部構造は、基材の中央部に放射状
に複数のスリットを切り込んでスリット片を形成し、こ
れらスリット片を外側に折り返し、基材のスリット片周
縁部とスリット片とにより保持金具を挟持するようにし
たことを特徴とする。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るエアバッグ装置の袋体10の底面
図、第2図はエアバッグ装置の膨張展開した状態の断面
図である。
袋体10は、円形状を呈する2枚の基材11,12の外縁部を
縫合して形成されている。こられ基材11,12は、合成繊
維製の織布に耐熱性を有するゴム或いは合成樹脂をコー
ティングした柔軟で気密性を有する材料から成ってお
り、コーティングされた面は袋体10の内側に面するよう
に配置されている。
基材11の中央部には、基材11の中心部を中心として、放
射状に複数のスリット13、13…を切り込むことによりス
リット片14,14…を形成してある。これらスリット13,13
…は、ガス発生器15の中心よりその外周壁面15aまでの
半径と同等か若しくは若干長く基材11に切り込んであ
る。
また、スリット片14の中央部には取付孔16を穿設してあ
り、基材11のスリット片周縁部11aにもこの取付孔16よ
り半径方向外方の部位に取付孔17を穿設してある。そし
て、スリット片14を外側に折り返し、基材11のスリット
片周縁部11aとスリット片14とにより保持金具18を挟持
するようにして、これら取付孔16,17にボルト19やリベ
ットを貫挿するので、袋体10はスリット片周縁部11aと
スリット片14との2点で固定され、破断強度が増大され
て、エアバッグの膨張展開時におけるスリット片周縁部
11aに作用する半径方向外方へのずれを阻止することが
できる。
20は、基材11のスリット片周縁部11aを補強するため、
スリット片周縁部11aの内面に縫着した、基材11,12と同
様な材料から成る円環形状の補強布である。
ガス発生器15は、内部にガス発生材を封入した薄い円筒
容器状のもので、その外周壁面15aには、適宜の間隔を
置いて複数個のガス噴出口21,21…が形成されている。
そして、ガス発生剤を起爆させることによって発生した
ガスは、その噴出口21,21…からガス発生器15の軸線に
直交する方向に噴出するようになっている。また、ガス
発生器15の外周壁面15aにはガス噴出口21,21…の下方部
位にフランジ22を周設してある。
袋体10は、基材11のスリット片周縁部11aを固定リング2
3によって保持金具18との間で挟み付けると共に、スリ
ット片14,14…を外側に折り返し、これらスリット片14,
14…を保持金具18とガス発生器15のフランジ22との間に
挟み付け、取付孔16,17…にボルト19,19…やリベットを
挿通してナット24,24…で締め付けることによってガス
発生器15に気密に結合される。そして、このエアバッグ
は、折畳んだ状態で、ステアリングホイール(図示せ
ず)の中心部に取り付けられる。
〔作用〕
自動車の衝突等が発生すると、図示しないセンサにより
ガス発生器15内のガス発生剤が起爆してガスが発生す
る。発生したガスは、噴出口21,21…からガス発生器15
の軸線に直交する方向に噴出する。そして、袋体10のス
リット片周縁部11aを介してエアバッグ内に供給され、
エアバッグは第2図に示すように膨張展開される。
このとき、スリット片周縁部11aには半径方向外方への
高い応力が発生するが、袋体10は、連続するスリット片
周縁部11aとスリット片14とにより保持金具18を挟持す
ると共に、取付孔16,17に貫挿したボルト19によりスリ
ット片周縁部11aとスリット片14との2点で固定されて
いるので、強度が保障されており、スリット片周縁部11
aに破断が生じるおそれがない。また、スリット片周縁
部11aに作用する半径方向外方へのずれを阻止すること
ができ、ガス漏れを生じるおそれはない。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の通り構成されており、袋体の取付部が
強化されているので、袋体取付部が破断することがな
く、確実に乗員の保護をすることができる。
また、気密性も保障されており、ガス漏れを生じるおそ
れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエアバッグ装置の袋体の底面図、
第2図はエアバッグ装置の膨張展開した状態の断面図で
ある。 10……袋体、11,12……基材、11a……スリット片周縁
部、13……スリット、14……スリット片、18……保持金
具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三宅 憲司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 西田 隆男 兵庫県伊丹市野間字ハツレ松170番25号 (56)参考文献 特開 昭50−95926(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の中央部に放射状に複数のスリットを
    切り込んでスリット片を形成し、これらスリット片を外
    側に折り返し、基材のスリット片周縁部とスリット片と
    により保持金具を挟持するようにしたことを特徴とする
    エアバック装置における袋体の取付部構造。
JP1989042236U 1989-04-10 1989-04-10 エアバック装置における袋体の取付部構造 Expired - Lifetime JPH0635827Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989042236U JPH0635827Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 エアバック装置における袋体の取付部構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02132552U JPH02132552U (ja) 1990-11-02
JPH0635827Y2 true JPH0635827Y2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=31553601

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