JPH06348905A - X線フィルム上の文字認識方法 - Google Patents

X線フィルム上の文字認識方法

Info

Publication number
JPH06348905A
JPH06348905A JP5132003A JP13200393A JPH06348905A JP H06348905 A JPH06348905 A JP H06348905A JP 5132003 A JP5132003 A JP 5132003A JP 13200393 A JP13200393 A JP 13200393A JP H06348905 A JPH06348905 A JP H06348905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
ray film
data
pattern file
patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5132003A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Namikawa
寛和 並川
Hiroyuki Maeda
浩幸 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP5132003A priority Critical patent/JPH06348905A/ja
Publication of JPH06348905A publication Critical patent/JPH06348905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線フィルム上に焼き付けられた患者文字情
報をニューラル・ネットワークにより自動認識する装置
において、前記文字情報をデジタル化しその文字部分の
画像データを切り出して入力パターンファイルを得る際
に、画像情報の劣化を防止して文字認識率の向上を図る
ことができるX線フィルム上の文字認識方法を提供す
る。 【構成】 X線フィルムの画像情報(例えば256階調
の濃度値)を表す多値データ10を、適当なしきい値を
用いて2値化処理()を行い、2値データ12を得
る。2値データを用いて文字切り出し処理()を行
い、各文字の座標を得る。この文字座標を用いて、各文
字部分に対応したデータを多値データから得て、これを
入力パターンファイル20とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線フィルム患者I
D自動認識装置で使用するX線フィルム上の文字認識方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線フィルム画像の読取りに際し
患者その他の情報を人手により入力していたが、これは
1日1000枚以上のX線画像が発生する大病院などに
おいては大変煩雑な作業であり、非能率的なものであっ
た。このため考案された装置の一つに、X線フィルム上
に焼き付けられた患者文字情報を自動認識して読取る装
置、例えば、本出願人による実開昭63−61073号
公報に開示したX線フィルムID自動認識装置がある。
【0003】前記公報中に開示した装置の場合、X線フ
ィルムIDはX線フィルム上の特定位置に、例えば、そ
の多くは手書き文字と印刷文字の漢字、カナ混り文字と
から構成される患者撮影年月日、患者氏名、撮影部位コ
ード、撮影順番等の画像付随情報である患者文字情報
と、この患者文字情報をバーコードからなる患者ID情
報と文字列終了コードで挾むように焼き付けたものであ
る。前記公報の場合、これをバーコードスキャンして患
者ID情報の内容および位置情報を得て、この位置情報
からX線フィルム上の患者文字情報を抽出し、X線フィ
ルムの画像データとは別に小領域の画像情報として患者
文字情報を保持している。更に、このようなX線フィル
ム上に焼き付けられたX線フィルムIDから抽出した患
者文字情報の画像データを文字認識機能により、文字と
して認識しデータベース化することが行われる。
【0004】このような患者文字情報の画像データ(多
値データ)から文字を認識する方法としては、前記バー
コードにより文字位置を認識して文字を切り出し、文字
情報のパターンファイルを作成し、このファイルをニュ
ーラル・ネットワークへ入力して文字認識を行うという
方法が使用される。従来、ニューラル・ネットワークへ
の入力パターンファイルは、前記多値データを2値化し
て切り出した後、図5に示すようにガウスフィルタをか
けることによって作成している。ここで図5は、X線フ
ィルム上の文字認識のためにニューラル・ネットワーク
へ入力されるパターンファイルの作成方法を示す処理フ
ロー図である。以下、図5の処理フローに従って、従来
のパターンファイルの作成方法について簡単に説明す
る。
【0005】先ず、X線フィルムの画像情報はイメージ
スキャナ等を用いて多値データ(例えば、256階調の
濃度値を表すデータ)10に変換される。図2は多値デ
ータ10を正規化し、その濃度値をドットの大きさによ
り擬似的に4階調で表現したものである。この多値デー
タ10を適当な一定の濃度レベルに当るしきい値を用い
て2値化処理()を行い、2値データ12を得る。す
なわち、図2の多値データ10は図3に示すように2値
化される。なお、図3は、しきい値128で図2の多値
データ10の画像を2値化した場合の例である。
【0006】次に、得られた2値データ12の画像を用
いて文字切り出し処理()を行い、各文字の座標14
を得る。こうして得られた文字の座標14を用い、前記
2値データ12をガウスフィルタ処理()により再び
多値データに変換して、文字認識のためのパターンファ
イル16を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たX線フィルム上の文字認識方法によれば、文字を認識
するための入力パターンファイルはX線フィルム上の画
像情報から抽出した多値データを一度2値化して、ガウ
スフィルタにより再び多値に変換するという処理操作を
行って得ている。このため画像情報が劣化し、図6に示
すように、得られたパターンファイル16は図3の2値
データの画像に現れたかすれなどがそのままパターンフ
ァイルに現れており、各文字ごとにばらつきが見られ
る。なお、図6は、前述した従来方法により得られたパ
ターンファイルを、切り出した文字ごとに正規化して示
したパターン図であり、図3に示した8個の文字の左か
ら4個を上段に、左から5番目以降の4個を下段に図3
に示した順に並べて示してある。このように、従来方法
によれば、ニューラル・ネットワークへの入力パターン
ファイルは画像情報の劣化が生じており、ニューラル・
ネットワークでの文字認識率に悪影響を及ぼし、認識率
向上を妨げるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、X線フィルム上
に焼き付けられた患者文字情報をニューラル・ネットワ
ークにより自動認識する装置において、前記患者文字情
報をデジタル化しその文字部分の画像データを切り出し
て入力パターンファイルを得る際に画像情報の劣化を防
止して文字認識率の向上を図ることができるX線フィル
ム上の文字認識方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るX線フィル
ム上の文字認識方法は、X線フィルム患者ID自動認識
装置におけるX線フィルム上に焼き付けられた患者文字
情報部分をデジタル化してその文字情報を切り出しニュ
ーラル・ネットワークにより文字の認識を行うX線フィ
ルム上の文字認識方法において、前記ニューラル・ネッ
トワークへの入力パターンファイルとして各文字のデジ
タル化した多値データをそのまま用いることにより前記
文字を認識することを特徴とする。
【0010】また、前記X線フィルム上の文字認識方法
において、前記ニューラル・ネットワークへの入力パタ
ーンファイルは、患者文字情報部分の前記多値データを
2値化し、この2値データから得られる画像を用いて前
記患者文字情報部分の各文字を切り出して各文字の座標
を得た後の、該座標における各文字に対応する前記多値
データのパターンファイルとすれば好適である。
【0011】
【作用】本発明に係るX線フィルム上の文字認識方法に
よれば、ニューラル・ネットワークへの入力パターンフ
ァイルは、患者文字情報部分の各文字のデジタル化した
多値データをそのまま用いるので、2値化やガウスフィ
ルタによる画像情報の劣化を防止でき、文字認識率の向
上を図ることができる。
【0012】また、患者文字情報部分の前記多値データ
を2値化し、この2値データから得られる画像を用いて
前記患者文字情報部分の各文字を切り出して各文字の座
標を得た後の、該座標における各文字に対応する前記多
値データを用い、2値データは切り出しにのみ用いる方
法であるため、2値データから得られる画像の精度が認
識率に影響を与えないようにできる。
【0013】
【実施例】次に本発明に係るX線フィルム上の文字認識
方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例を示すX線フィ
ルム上の文字認識方法の処理フロー図である。なお、図
1において図5に示す従来の方法と同一処理について
は、同一符号を付してある。
【0015】以下、図1の処理フローに従って、ニュー
ラル・ネットワークへの入力パターンファイルの作成方
法について簡単に説明する。
【0016】先ず、X線フィルムの画像情報は従来方法
と同様にイメージスキャナ等を用いて多値データ(例え
ば、256階調の濃度値を表すデータ)10に変換す
る。図2は多値データ10を正規化し、その濃度値をド
ットの大きさにより擬似的に4階調で表現したものであ
る。このオリジナルの多値データ10を適当な一定の濃
度レベルに当るしきい値を用いて2値化処理()を行
い、2値データ12を得る。このしきい値は実験的に求
めるものとする。この2値化処理()により、図2の
多値データ10の画像は2値化され図3に示すような2
値データ12の画像となる。
【0017】次に、この得られた2値データ12の画像
を用いて文字切り出し処理()を行い、各文字の座標
14を得る。こうして得られた文字の座標14を用い、
各文字部分に対応したデータをオリジナルの前記多値デ
ータ10(図2)から得て、これを入力パターンファイ
ル20とする。すなわち、ニューラル・ネットワークへ
の入力パターンファイルとしては2値データ12を使用
せずに、オリジナルの多値データ10そのものを使用す
る。2値データ12は、単に文字画像データの切り出し
のためにのみ使用する。図4は、このようにして得られ
た入力パターンファイル20を各文字ごとに、図6と同
様に正規化して示したパターン図である。図4のパター
ンは、従来方法による図6のパターンと比べて、各文字
が均整化されており、かすれなどもないことが分かる。
【0018】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係るX線フィルム上の文字認識方法によれば、ニ
ューラル・ネットワークへの入力パターンファイルは、
X線フィルム上に焼き付けられた患者文字情報部分の各
文字のデジタル化した多値データをそのまま用い、2値
データはパターンファイルには用いないため、2値化や
ガウスフィルタをかけることによる画像情報の劣化がな
くなる。さらに、2値データは文字の切り出しにのみ用
いるので、2値データの画像は必ずしも文字の形を表し
ている必要がなく、2値データ画像の精度が文字認識率
に影響しない。このため、文字認識率の向上を図ること
ができる。
【0019】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線フィルム上の文字認識方法の
一実施例を示す処理フロー図である。
【図2】X線フィルム上に焼き付けられた患者文字情報
部分の各文字のデジタル化した多値データを正規化し、
その濃度値をドットの大きさにより疑似的に4階調で表
現したパターン図である。
【図3】図2に示す多値データの画像をしきい値128
で2値化した場合の例を示すパターン図である。
【図4】図1に示す本発明に係るX線フィルム上の文字
認識方法により得られた入力パターンファイルを各文字
ごとに正規化して示したパターン図である。
【図5】X線フィルム上の文字認識のためにニューラル
・ネットワークへ入力されるパターンファイルの作成方
法を示す従来の処理フロー図である。
【図6】図5に示す従来方法により得られたパターンフ
ァイルを切り出した各文字ごとに正規化して示したパタ
ーン図である。
【符号の説明】
10 多値データ 12 2値データ 14 文字の座標 16 パターンファイル 20 パターンファイル 2値化処理 文字切り出し処理 ガウスフィルタ処理

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線フィルム患者ID自動認識装置にお
    けるX線フィルム上に焼き付けられた患者文字情報部分
    をデジタル化してその文字情報を切り出しニューラル・
    ネットワークにより文字の認識を行うX線フィルム上の
    文字認識方法において、前記ニューラル・ネットワーク
    への入力パターンファイルとして各文字のデジタル化し
    た多値データをそのまま用いることにより前記文字を認
    識することを特徴とするX線フィルム上の文字認識方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ニューラル・ネットワークへの入力
    パターンファイルは、患者文字情報部分の前記多値デー
    タを2値化し、この2値データから得られる画像を用い
    て前記患者文字情報部分の各文字を切り出して各文字の
    座標を得た後の、該座標における各文字に対応する前記
    多値データのパターンファイルとする請求項1記載のX
    線フィルム上の文字認識方法。
JP5132003A 1993-06-02 1993-06-02 X線フィルム上の文字認識方法 Pending JPH06348905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5132003A JPH06348905A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 X線フィルム上の文字認識方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5132003A JPH06348905A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 X線フィルム上の文字認識方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06348905A true JPH06348905A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15071283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5132003A Pending JPH06348905A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 X線フィルム上の文字認識方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06348905A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63262778A (ja) * 1987-04-20 1988-10-31 Hitachi Ltd 濃淡画像からのパタ−ン認識方法及び装置
JPH0259863A (ja) * 1988-08-25 1990-02-28 Shimadzu Corp 患者id自動読み取り装置
JPH0367381A (ja) * 1989-08-05 1991-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文字認識装置
JPH0438587A (ja) * 1990-06-04 1992-02-07 Nec Corp 入力領域適応型ニューラルネットワーク文字認識装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63262778A (ja) * 1987-04-20 1988-10-31 Hitachi Ltd 濃淡画像からのパタ−ン認識方法及び装置
JPH0259863A (ja) * 1988-08-25 1990-02-28 Shimadzu Corp 患者id自動読み取り装置
JPH0367381A (ja) * 1989-08-05 1991-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文字認識装置
JPH0438587A (ja) * 1990-06-04 1992-02-07 Nec Corp 入力領域適応型ニューラルネットワーク文字認識装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5272764A (en) Detection of highlighted regions
JP4323328B2 (ja) 取り込み画像データから文字列を識別して抜出するシステムおよび方法
JP3051182B2 (ja) ハイライト領域検出方法
Sabourin et al. Off-line identification with handwritten signature images: survey and perspectives
JP2641380B2 (ja) 光学式文字認識システム用折曲点抽出方法
EP0483343A1 (en) A polygon-based method for automatic extraction of selected text in a digitized document
JPH05225378A (ja) 文書画像の領域分割システム
CN110210488A (zh) 一种快递运单上条形码和手机号的识别方法和装置
JP2004272798A (ja) 画像読み取り装置
JPH05166002A (ja) ソース画像を分析する方法
JP2004280334A (ja) 画像読み取り装置
US20050238235A1 (en) Run length based connected components and contour following for enhancing the performance of circled region extraction algorithm
JPH06348905A (ja) X線フィルム上の文字認識方法
Aparna et al. A complete OCR system development of Tamil magazine documents
JPH06348895A (ja) X線フィルム上の文字切り出し方法
JPS6037952B2 (ja) 最適二値化方式
JPH09305707A (ja) 画像抽出方式
JP2795860B2 (ja) 文字認識装置
EP0800147A2 (en) Degraded character image restoration
JPS6227887A (ja) 文字種分離方式
JP2023034823A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JPS6327990A (ja) 文字認識方法
JP2771045B2 (ja) 文書画像の領域分割方法
Parker Handprinted digit recognition by stroke tracing
Cho et al. Extracting intuitive strokes in complex structured patterns with domain knowledge