JPH0634104B2 - 廃棄物用ピツト - Google Patents
廃棄物用ピツトInfo
- Publication number
- JPH0634104B2 JPH0634104B2 JP62024116A JP2411687A JPH0634104B2 JP H0634104 B2 JPH0634104 B2 JP H0634104B2 JP 62024116 A JP62024116 A JP 62024116A JP 2411687 A JP2411687 A JP 2411687A JP H0634104 B2 JPH0634104 B2 JP H0634104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pit
- waste
- mortar layer
- storage pit
- storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は廃棄物を収納する貯蔵ピットに関する。
放射性廃棄物その他、有害物質を含む廃棄物の処理方法
としては陸上処分が、海洋投棄とともに海外では行われ
ていた。陸上処分法としては汚染防止のため周面がコン
クリートで覆われたピット内に収納し貯蔵する方法があ
る。しかし、貯蔵期間は長期間にわたるので、ピット内
に地下水、あるいは雨水が浸透したり、廃棄物をいれた
容器が破損したりして有害物質が水に溶け、周囲地盤や
地下水中に移行し汚染する事故を未然に防止する手段を
必要とする。
としては陸上処分が、海洋投棄とともに海外では行われ
ていた。陸上処分法としては汚染防止のため周面がコン
クリートで覆われたピット内に収納し貯蔵する方法があ
る。しかし、貯蔵期間は長期間にわたるので、ピット内
に地下水、あるいは雨水が浸透したり、廃棄物をいれた
容器が破損したりして有害物質が水に溶け、周囲地盤や
地下水中に移行し汚染する事故を未然に防止する手段を
必要とする。
この発明は上記問題点に着目しなされたものである。そ
の目的は廃棄物用貯蔵ピットから有害物質が漏洩し周囲
地盤や地下水を汚染する自己を未然に防止できる貯蔵ピ
ットを提案するにある。
の目的は廃棄物用貯蔵ピットから有害物質が漏洩し周囲
地盤や地下水を汚染する自己を未然に防止できる貯蔵ピ
ットを提案するにある。
この廃棄物用貯蔵ピットは、廃棄物を収納してある貯蔵
ピットにおいて、該廃棄物の周囲にゼオライトを添加し
たモルタル層が設けてあることを特徴とする。
ピットにおいて、該廃棄物の周囲にゼオライトを添加し
たモルタル層が設けてあることを特徴とする。
この発明は吸着剤としてゼオライトをモルタル類に添加
する。ゼオライトはペレット、ビーズ、パウダーあるい
はスラリー状のものをセメントモルタル類に添加混合し
て使用する。
する。ゼオライトはペレット、ビーズ、パウダーあるい
はスラリー状のものをセメントモルタル類に添加混合し
て使用する。
吸着剤として用いるゼオライトは他の粘土鉱物(例え
ば、モンモリロナイト、ベントナイト等)に比べ陽イオ
ン交換容量が550〜700(meg/g)と著しく大きく、
ゼオライトを添加したモルタル類の硬化物は水溶液中に
溶解した有害物質、すなわち核種等の金属イオンをよく
吸着する機能を有し、核種の水溶液がモルタル層に接
し、あるいはモルタル層を透過して移動する過程におい
て核種を吸着し、水溶液から核種等の金属イオンを除去
することができる。
ば、モンモリロナイト、ベントナイト等)に比べ陽イオ
ン交換容量が550〜700(meg/g)と著しく大きく、
ゼオライトを添加したモルタル類の硬化物は水溶液中に
溶解した有害物質、すなわち核種等の金属イオンをよく
吸着する機能を有し、核種の水溶液がモルタル層に接
し、あるいはモルタル層を透過して移動する過程におい
て核種を吸着し、水溶液から核種等の金属イオンを除去
することができる。
第1図は実施例の貯蔵ピットである。このピットは岩盤
1上に構築した上下四周面がコンクリート造2のピット
3内にドラム容器に充填した低レベル放射性の廃棄物4
が収納してあり、ピット3内の空隙にゼオライトを添加
した吸着性モルタル5を充填しなっている。なお、ピッ
ト3の上部には覆土6が施工してあり、ピット3内には
仕切壁7があり、複数の空間に仕切ってある。
1上に構築した上下四周面がコンクリート造2のピット
3内にドラム容器に充填した低レベル放射性の廃棄物4
が収納してあり、ピット3内の空隙にゼオライトを添加
した吸着性モルタル5を充填しなっている。なお、ピッ
ト3の上部には覆土6が施工してあり、ピット3内には
仕切壁7があり、複数の空間に仕切ってある。
第2図も実施例の貯蔵ピットである。このピットはピッ
ト3の上下四周面のコンクリート造2の外側をとりまき
吸着剤としてゼオライトを添加した吸着性モルタル層5
を設けなっている。
ト3の上下四周面のコンクリート造2の外側をとりまき
吸着剤としてゼオライトを添加した吸着性モルタル層5
を設けなっている。
この発明は以上の構成からなる。この貯蔵ピットは廃棄
物の周囲にゼオライトを添加したモルタル層が設けてあ
り、このモルタル層は金属イオンをよく吸着するので、
ピット内に水が浸透し、この水に核種等の金属イオンが
溶解し、浸出する事態となっても、ピット内空隙に充填
したモルタル層あるいはピット外周面をとりまき配した
モルタル層で金属イオンを吸着して水溶液から除去する
ので、核種等による周囲地盤や地下水の汚染を未然に防
止できる。
物の周囲にゼオライトを添加したモルタル層が設けてあ
り、このモルタル層は金属イオンをよく吸着するので、
ピット内に水が浸透し、この水に核種等の金属イオンが
溶解し、浸出する事態となっても、ピット内空隙に充填
したモルタル層あるいはピット外周面をとりまき配した
モルタル層で金属イオンを吸着して水溶液から除去する
ので、核種等による周囲地盤や地下水の汚染を未然に防
止できる。
この貯蔵ピットは廃棄物中の核種等の金属イオンが浸出
しても、周囲地盤や地下水の汚染を防止することができ
る。
しても、周囲地盤や地下水の汚染を防止することができ
る。
図面は実施例の貯蔵ピットを示すものであり、第1図は
ピット内空隙に吸着性モルタルを充填したピットの縦断
面図、第2図はピット外周面をとりまき吸着性モルタル
層を設けてなったピットの縦断面図である。 1……岩盤、2……コンクリート造、3……ピット、4
……低レベル放射性廃棄物、5……吸着性モルタル、6
……覆土、7……仕切壁。
ピット内空隙に吸着性モルタルを充填したピットの縦断
面図、第2図はピット外周面をとりまき吸着性モルタル
層を設けてなったピットの縦断面図である。 1……岩盤、2……コンクリート造、3……ピット、4
……低レベル放射性廃棄物、5……吸着性モルタル、6
……覆土、7……仕切壁。
フロントページの続き (72)発明者 塙 信之 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 田中 協一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 沢内 至武 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 小谷 健一 宮城県仙台市二日町1−27 鹿島建設株式 会社仙台支店内 (56)参考文献 特開 昭51−49574(JP,A) 特開 昭61−97599(JP,A) 特開 昭61−105000(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】廃棄物を収納してある貯蔵ピットにおい
て、該廃棄物の周囲にゼオライトを添加したモルタル層
が設けてあることを特徴とする廃棄物用貯蔵ピット。 - 【請求項2】廃棄物を収納した貯蔵ピット内空隙にゼオ
ライトを添加したモルタル層が設けてあることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の廃棄物貯蔵ピット。 - 【請求項3】貯蔵ピット外周面を覆いゼオライトを添加
したモルタル層が設けてあることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の廃棄物用貯蔵ピット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62024116A JPH0634104B2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 廃棄物用ピツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62024116A JPH0634104B2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 廃棄物用ピツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63194789A JPS63194789A (ja) | 1988-08-11 |
JPH0634104B2 true JPH0634104B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12129352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62024116A Expired - Lifetime JPH0634104B2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 廃棄物用ピツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634104B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4908129A (en) * | 1987-05-27 | 1990-03-13 | Dyckerhoff & Widmann Aktiengesellschaft | Impervious layer formation process and landfill adsorption system |
JPH04135687A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Shiroji Shimoda | 汚染物質廃棄用建材 |
JPH05245461A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Kouki Miyazawa | 産業廃棄物の最終処分方法 |
JP3331364B2 (ja) * | 1992-04-27 | 2002-10-07 | 繁樹 森 | 産業廃棄物ピット |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2433168B2 (de) * | 1974-07-10 | 1976-10-07 | Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim | Anordnung zur lagerung radioaktiver abfaelle |
FR2568244B1 (fr) * | 1984-07-26 | 1992-01-10 | Soletanche | Coulis special d'etancheite et son utilisation pour le stockage de dechets contenant des cations metalliques |
JPS6197599A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-16 | 清水建設株式会社 | 放射性廃棄物用密閉材料 |
-
1987
- 1987-02-04 JP JP62024116A patent/JPH0634104B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63194789A (ja) | 1988-08-11 |
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