JPH06332021A - 光情報処理システム - Google Patents

光情報処理システム

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JPH06332021A
JPH06332021A JP5119795A JP11979593A JPH06332021A JP H06332021 A JPH06332021 A JP H06332021A JP 5119795 A JP5119795 A JP 5119795A JP 11979593 A JP11979593 A JP 11979593A JP H06332021 A JPH06332021 A JP H06332021A
Authority
JP
Japan
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optical
processing system
information processing
input
optical information
Prior art date
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Withdrawn
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JP5119795A
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English (en)
Inventor
Shuji Ono
修司 小野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP94107780A priority patent/EP0625742B1/en
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Priority to US08/246,723 priority patent/US6038073A/en
Publication of JPH06332021A publication Critical patent/JPH06332021A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06EOPTICAL COMPUTING DEVICES; COMPUTING DEVICES USING OTHER RADIATIONS WITH SIMILAR PROPERTIES
    • G06E3/00Devices not provided for in group G06E1/00, e.g. for processing analogue or hybrid data
    • G06E3/001Analogue devices in which mathematical operations are carried out with the aid of optical or electro-optical elements
    • G06E3/005Analogue devices in which mathematical operations are carried out with the aid of optical or electro-optical elements using electro-optical or opto-electronic means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報を担う媒体として光を用いた光情報処理
システムをコンパクトに構成する。 【構成】 入力情報表示手段2に表示された光パターン
のうち、所定の範囲内の光パターンのみを検出し、この
検出された光パターンの情報と予め記憶された所定の情
報との相関を光学的に演算する複数の光学的相関演算手
段3を入力情報表示手段2に近接させ、かつ光学的相関
演算手段3からの出力を受ける位置に電気的演算手段4
および演算結果を出力する出力手段5を設け、これによ
り光情報処理システムの構成単位1を構成する。構成単
位1を各構成単位から出力される相関情報群の局所的な
光パターン情報が次段の構成単位1の入力となるよう
に、各構成単位1を近接させて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光情報処理システム、と
くに詳細には情報を担う媒体として光を用いた光情報処
理システムの構成単位、光情報処理システムの構成単位
群およびこれら構成単位、構成単位群を用いた光情報処
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光コンピューティングや光情報処理の分
野での代表的なアプローチは、光の高速性と並列性の特
質を生かして、2次元パターンを大規模並列処理しよう
とするものである。このような場合、入力パターンの複
製像を同時に多数個形成して、その各々に対して異なる
画像演算を行うことにより特定の光並列処理を実行させ
ることが多い。ニューラルネットワークの基本となる行
列とベクトルの積和演算や、パターン認識における入力
画像と比較画像との相関演算の並列化等がその例であ
り、例えば図18に示す複製画像結像系(multiple imagin
g 光学系) が光並列処理における基本コンポーネントの
1つである。
【0003】また、これまでに、インコヒーレント照
明、コヒーレント照明のそれぞれに対し、様々な複製画
像結像系が提案され、研究されている。インコヒーレン
ト照明下では、レンズアレイを用いた複製画像光学系に
対して結像性能が評価され、また、コヒーレント照明下
でもDammann グレーティング、2次元位相格子、ホログ
ラム素子、ピンホールアレイのセルフイメージング等、
様々なデバイスが提案されている。これらの応用につい
ても、行列とベクトルの積和演算やこれを用いた光接
続、マッチドフイルタリングの並列化等の提案がなされ
ている。
【0004】さらに、マイクロレンズアレイを用いた複
製画像光学系の結像性能と、光並列処理への応用につい
ての提案がなされている(浜中ら,マイクロレンズアレ
イによる光並列処理,MICROOPTICS NEWS,微小工学研究
グループ機関誌,1991.5.31,VOL.9 No.2,59-64)。ま
た、この光並列処理においては、システムの構成部分に
高精度のアライメントの調整が必要であり、組み立て、
調整が困難であることに鑑み、図19に示すような光情報
伝送体が提案されている(特開平4-125517号公報)。こ
の光情報伝送体は、図19に示すように、ロッドレンズ10
8 と平板マイクロレンズアレイ109 (以後PMLとす
る)とを接着固定して構成した複製画像光学系の前面す
なわちロッドレンズ108 の入射面に入力画像を表示する
ための透過型空間変調素子110 (以後SLMとする)が
密着固定されており、SLM110 の後方にはさらにイン
コヒーレント照明素子111 (例えばLEDアレイをパッ
ケージングしたもの)が密着固定されている。
【0005】一方、PML109 の光射出面には参照パタ
ーンアレイ106 が密着固定されており、さらに、参照パ
ターンアレイ106 の直後にディテクタアレイ107 が同じ
く密着固定されている。
【0006】このような光学系により、従来極めて困難
であった光学系のアライメントの調整、固定を極めて単
純かつ簡単に行うことができる。
【0007】また、このような光学系においては、SL
M110 によって例えば文字画像が表示された場合、参照
パターンアレイ106 に各比較参照文字の透過パターンを
作成しておけば、入力文字と複数の参照文字との比較信
号をディテクタアレイ107 によって同時並列に検出する
ことができる。また、入力画像をベクトル、参照パター
ンアレイ106 をマトリクスとすれば、ディテクタアレイ
107 には、ベクトルとマトリクスとの積和演算結果が出
力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た複製画像光学系においては、SLM110 の全領域に表
示された入力画像が、ディテクタアレイ107 にある全て
の微小領域に入力されるように全結合される必要がある
ため、光学系を構成するレンズアレイ等の各アレイの間
隔を比較的大きくする必要があった。このため、上述し
た光学系は、光の高速性、並列性という特質を利用して
2次元パターンの情報処理を行うことができるものの、
系を小型化することができないものであった。
【0009】本発明は上記事情に鑑み、光学系をコンパ
クトに構成することができる光情報処理システムの構成
単位、光情報処理システムの構成単位群および光情報処
理システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の光情
報処理システムの構成単位は、入力された情報を光パタ
ーンとして1、2または3次元状に表示する入力情報表
示手段と、該入力情報表示手段に近接して配され、該入
力情報表示手段に表示された前記光パターンのうち、所
定の範囲内の光パターンのみを検出し、該検出された光
パターンの情報と予め記憶された所定の情報との相関を
光学的に演算し、該相関演算結果を出力する複数の光学
的相関演算手段と、該複数の光学的相関演算手段のうち
所定数の光学的相関演算手段から出力された相関演算出
力結果が入力され、該入力された相関演算出力結果に対
して所定の演算を行い、該演算結果を出力する電気的演
算手段とからなることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明による第2の光情報処理シス
テムの構成単位は、本発明による第1の光情報処理シス
テムの構成単位において、前記光学的相関演算手段が、
前記所定の情報を記憶し、該記憶された所定の情報に応
じた光透過特性を有する光学マスクと、前記所定の範囲
内の光パターンの情報を該光学マスク上へ伝達する光学
的情報伝達手段と、前記光学マスクを透過する前記光パ
ターンの情報と該光学マスクに記憶された前記所定の情
報との光学的強度積光パターンを受光し、該強度積光パ
ターンの総光強度を検出し、該総光強度に応じた電気信
号を出力する受光手段とからなることを特徴とするもの
である。
【0012】さらに、本発明による第3の光情報処理シ
ステムの構成単位は光情報処理システムの構成単位は、
本発明による第1の光情報処理システムの構成単位にお
いて、前記光学的相関演算手段が、前記所定の情報を記
憶し、該記憶された所定の情報に応じた光透過特性を有
する光学マスクと、前記所定の範囲内の光パターンの情
報を該光学マスク上へ伝達する光学的情報伝達手段と、
前記光学マスクを透過する前記光パターンの情報と該光
学マスクに記憶された前記所定の情報との光学的強度積
光パターンを受光し、該強度積光パターンの総光強度を
検出し、該総光強度に応じた電気信号を出力する受光手
段とからなり、前記電気的演算手段が前記受光手段によ
り出力された電気信号と、該受光手段とは異なる、前記
相関演算手段に含まれる他の1または複数の受光手段か
ら出力された電気信号とを演算し、該複数の電気信号間
の演算結果に対応する電気信号を出力する演算手段から
なることを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明による第4の光情報処理シ
ステムの構成単位は、本発明による第1、第2または第
3の光情報処理システムの構成単位において、前記電気
的演算手段の演算結果の出力を受けて、該演算結果に応
じた光学信号群を出力する光学信号群出力手段をさらに
備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明による光情報処理システムの
構成単位群は、複数の上述した本発明による第4の光情
報処理システムの構成単位および1つの本発明による第
1から第4の光情報処理システムの構成単位からなり、
前記複数の構成単位のうち1つの構成単位より出力され
た前記光学信号群を順次他の構成単位の入力とし、複数
の構成単位のうち最終段の構成単位から出力された前記
光学信号群が前記1つの構成単位の入力とするように結
合したことを特徴とするものである。
【0015】さらに、本発明による光情報処理システム
の構成単位群においては、1つの本発明による第4の光
情報処理システムの構成単位から出力された前記光学信
号群が他の1つの本発明による第1から第4の構成単位
に並列に入力するように結合されたものでもよく、1つ
の本発明による第4の光情報処理システムの構成単位か
ら出力された前記光学信号群が他の複数の本発明による
第1から第4の構成単位に並列に入力するように結合さ
れたものでもよく、複数の本発明による第4の構成単位
から出力された光学信号群を1つの本発明による第1か
ら第4のいずれか1つの構成単位に並列に入力するよう
にしてもよい。
【0016】また、上述した本発明による第4の光情報
処理システムの構成単位において、前記構成単位より出
力された光学信号群を所定の比率で該構成単位に入力さ
れる信号に混合する情報混合手段と、該混合された信号
を該構成単位に再度入力する情報群再入力手段とを設け
るようにしてもよい。
【0017】さらに、上述した本発明の光情報処理シス
テムの構成単位群においては、本発明による第4の構成
単位の前記光学信号群出力手段とこの光学信号群出力手
段からの出力を入力される1つの本発明による第1から
第4のいずれか1つの光情報処理システムの構成単位の
前記入力情報表示手段とを共通の手段とするようにして
もよい。
【0018】また、本発明による光情報処理システム
は、少なくとも1つの上述した本発明による第4の光情
報処理システムの構成単位または本発明による光情報処
理システムの構成単位群からなり、各構成単位または各
構成単位群が該各構成単位または各構成単位群のうちの
1つの構成単位または構成単位群より出力された前記相
関情報群を順次他の1つの構成単位または構成単位群の
入力とするように結合されたことを特徴とするものであ
る。
【0019】さらに、本発明による他の光情報処理シス
テムは、上述した本発明による光情報処理システムにお
いて、最終段からの出力を本発明による第1,第2また
は第3の光情報処理システムの構成単位に入力するよう
に結合したことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】本発明による光情報処理システムの構成単位
は、光学的相関演算手段を入力情報表示手段に近接する
ように配し、入力情報表示手段に表示された光パターン
のうち、所定の範囲内にある光パターンのみを検出する
ようにしたものである。このため、光学的相関演算手段
においては、入力情報表示手段に表示された光パターン
全体の情報ではなく、光パターンの局所的な情報を用い
て演算を行うことができ、システムにおける入力情報表
示手段および光学的相関演算手段の間隔を小さくするこ
とができ、この構成単位を用いた構成単位群および光情
報処理システム全体をコンパクトに構成することができ
る。
【0021】また、本発明による光情報処理システム
は、入力情報表示手段の局所的な情報を用いて演算を行
うようにしたため、処理される2次元像の情報を大きく
しても、像の周辺において情報が歪むことがなくなり、
処理される情報を2次元方向へ限度なく大きくすること
ができる。さらに、各構成単位ごとに任意の相関を取る
ことができるため、各構成単位同志のスペースバリアン
トな結合が可能となる。
【0022】さらに、構成単位の光学信号群出力手段と
この光学信号群出力手段からの出力が入力される入力情
報表示手段とを共通の手段とすれば、システムをよりコ
ンパクトに構成することができる。
【0023】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0024】図1は、本発明による光情報処理システム
の構成単位の第1実施例を表す図である。図1に示すよ
うに、本発明による第1の光情報処理システムの構成単
位1は、入力された情報を光パターンとして1または2
次元状に表示する入力情報表示手段2と、入力情報表示
手段2に近接して配され、入力情報表示手段2に表示さ
れた光パターンI0のうち、所定の範囲内の光パターン
のみを検出し、この検出された光パターンの情報と予め
記憶された所定の情報との相関を光学的に演算し、相関
演算結果を出力する複数の光学的相関演算手段3と、光
学的相関演算手段3のうち、1つの光学的相関演算手段
3から出力された相関演算結果が入力され、この相関演
算結果に対して所定の演算を行う電気的演算手段4と、
この電気的演算手段4による演算結果を出力する出力手
段5とからなるものである。
【0025】また、本実施例においては、便宜上、入力
情報表示手段2、光学的相関演算手段3、電気的演算手
段4および出力手段5を1次元状に表すものとする。
【0026】次いで、上述した光学的相関演算手段3、
電気的演算手段4および出力手段5の詳細について説明
する。
【0027】図2は本発明の光情報処理システムの構成
単位を構成する光学的相関演算手段、電気的演算手段お
よび出力手段の第1実施例を表す図である。図2に示す
ように光学的相関演算手段3は、光パターンを表示する
発光素子アレイ、ディスプレイ、液晶素子アレイ等から
なる入力情報表示手段2から発せられる光パターン情報
の局所的な光パターン情報11を受光するピンホール手段
12と、ピンホール手段12を通過した光パターン情報11に
重み付けをするために予め所定の情報が記憶されたマス
ク13と、このマスク13に記憶された所定の情報と光パタ
ーン情報11との光学的強度積光パターンを受光し、この
強度積光パターンの総光強度を検出し、この総光強度に
応じた相関信号15を出力する受光手段14とからなる。ま
た、電気的演算手段4はこの光学的相関演算手段3の受
光手段14より出力された相関信号15を入力として所定の
演算を行い、演算結果に対応する電気信号18を出力する
電気的演算手段4をなす演算手段17からなり、出力手段
5は、この演算手段17から出力された電気信号18に応じ
て発光する発光素子19からなるものである。
【0028】ここで、入力情報表示手段2からの光パタ
ーンの局所的な情報を受光するとは、入力情報表示手段
2から発せられる光パターンの全ての情報を1つの光学
的相関演算手段3が受光するものではなく、図2に示す
ように入力情報表示手段2の一部分の光パターン情報
1,2,3を光学的相関演算手段3が受光するものをい
う。
【0029】また、上述した光学的相関演算手段3にお
いては、以下の積和演算がなされるものである。すなわ
ち、図2に示すように、入力情報表示手段2から発せら
れる光パータンのうち、3つの光パターンを受光する場
合については、マスクに記憶された所定の情報をm-1
0 ,m1 、入力情報表示手段から発せられる光パター
ンのうち3つの光パターンをIk-1 ,Ik ,Ik+1
し、光学的相関演算手段3から出力される電気信号15を
k とすると、
【0030】
【数1】
【0031】なる演算が行われるのである。
【0032】また、マスク13には、種々の情報を記憶
し、マスク13をボケマスク、重み付けマスク等として用
いることができる。
【0033】光学的相関演算手段3に入力情報表示手段
2から発せられた光パターン情報11が入力されると、ピ
ンホール手段12により光パターンの局所的な情報11がマ
スク13に照射され、このマスク13においてマスク13に記
憶されている情報に基づいて光パターン情報11に重み付
けがなされ、このマスク13に記憶された情報と光パター
ン情報11との光学的強度積が取られ、光学的強度積光パ
ターンが得られる。この強度積光パターンは、受光手段
14により受光され、強度積光パターンの総光強度が検出
される。すなわち、光パターン情報とマスク13との積和
演算である相関強度を求める演算が行われ、この相関強
度に応じた相関信号15が出力される。出力された相関信
号15は演算手段17において演算がなされる。そして演算
手段17からこの演算結果に対応する電気信号18が出力さ
れ、この電気信号18に応じて発光素子19が発光し、演算
結果としての光パターン20が出力される。
【0034】なお、演算手段17においては、単純な加減
算処理だけでなく、非線形処理、しきい値処理等を行う
ようにしてもよい。
【0035】このような機能を有する光学的相関演算手
段3を、入力情報表示手段2とともに図1に示すように
1次元または2次元状に複数配置して光情報処理システ
ムの構成単位を構成し、この構成単位から出力される光
パターンを順次他の構成単位の入力となるように複数結
合せしめて、光情報処理システムを構成することができ
る。
【0036】図3は図1に示す光情報処理システムの構
成単位1を2つ結合して構成した光情報処理システムの
第1実施例を表す図である。
【0037】図3に示すように、本発明の第1実施例に
よる光情報処理システム30は、前述した光情報処理シス
テムの構成単位1,1′を構成単位1から出力された光
パターンを構成単位1′の入力とするように結合されて
なるものである。
【0038】入力情報表示手段2から出力された光パタ
ーン情報I1は、光情報処理システムの構成単位1に入
力され、前述したように演算がなされ、演算結果として
の光パターンI2が出力される。出力された光パターン
I2は、光情報処理システムの構成単位1′に入力さ
れ、構成単位1と同様に光パターンI2の演算がなさ
れ、最終的な演算結果としての光パターンO1が出力さ
れる。
【0039】この光情報処理システム30においては各構
成単位のいかなる点においても局所的な情報を用いて処
理を行うため、各構成単位の間隔を小さくすることがで
き、システムをよりコンパクトに構成することができ
る。さらに、光パターン情報が多くなっても、全ての情
報について処理を行うことができ、また、光パターン情
報のうち光パターンの端部にある情報が歪んだり、端部
の光量が少なくなるという問題もなくなる。
【0040】また、本発明による光情報処理システムは
光パターンの局所的な情報のみを処理すればよいため、
前述したマスクの分解能をそれ程高くしなくてもよいも
のである。例えば、光パターンが1000×1000の情報を有
する場合、光パターンの全体について処理を行う全結合
の場合は1000×1000の分解能を有するマスクを用意しな
ければならないが、光パターンの局所的な情報を用いる
場合は、これよりはるかに少ない分解能(例えば15×15
程度)のマスクを用意すればよいため、システムの構成
単位を容易に構成することができる。
【0041】次いで、本発明による光情報処理システム
の第2実施例について説明する。
【0042】図4は本発明による光情報処理システムの
第2実施例を表す図である。
【0043】図4に示すように、本発明の第2実施例に
よる光情報処理システム31は、前述した光情報処理シス
テムの構成単位を3つ用いるものであり、1つの構成単
位1から出力された光パターンを他の2つの構成単位
1′,1″に並列に入力するように結合されてなるもの
である。
【0044】入力情報表示手段2から出力された光パタ
ーン情報I3は、光情報処理システムの構成単位1に入
力され、前述したように演算がなされ、演算結果として
の光パターンI4が出力される。出力された光パターン
I4は、ハーフミラー21により2つの相関情報群I
4′,I4″に分割され光情報処理システムの構成単位
1′,1″に入力され、構成単位1と同様にそれぞれ光
パターンI4′,I4″の演算がなされ、最終的な演算
結果としての光パターンO2,O2′が出力される。
【0045】次いで、本発明による光情報処理システム
の第3実施例について説明する。
【0046】図5は本発明による光情報処理システムの
第3実施例を表す図である。
【0047】図5に示すように、本発明の第3実施例に
よる光情報処理システム32は、本発明の光情報処理シス
テムの第2実施例と同様に、前述した光情報処理システ
ムの構成単位を3つ用いるものであり、2つの構成単位
1,1′から出力された2つの光パターンを他の1つの
構成単位1″の入力とするように結合されてなるもので
ある。
【0048】入力情報表示手段2,2′から出力された
光パターン情報I5,I6は、それぞれ光情報処理シス
テムの構成単位1,1′に入力され、前述したように演
算がなされ、演算結果としての光パターンI7,I8と
して出力される。出力された光パターンI7,I8は、
ハーフミラー22により1つの光パターンI9として光情
報処理システムの構成単位1″に入力され、構成単位
1,1′と同様に光パターンI9の演算がなされ、最終
的な演算結果としての光パターンO3が出力される。
【0049】次いで、本発明による光情報処理システム
の第4実施例について説明する。
【0050】図6は本発明による光情報処理システムの
第4実施例を表す図である。
【0051】図6に示すように、本発明の第4実施例に
よる光情報処理システム33は、前述した光情報処理シス
テムの構成単位を1つ用い、構成単位から出力された相
関情報群を再度この構成単位に入力し、光パターンに対
して繰返し積和演算を行うものである。
【0052】なお、本発明による第4実施例において
は、構成単位1より出力された相関情報群I11を、所定
の比率で構成単位1に入力される信号I10に混合する情
報混合手段およびこの混合された信号を構成単位1に再
度入力する情報群再入力手段として、ハーフミラー23,
24、ミラー25,28およびレンズ26,27が配されている。
【0053】入力情報表示手段2から出力された光パタ
ーンの情報I10は、光情報処理システムの構成単位1に
入力され、前述したように演算がなされ、演算結果とし
ての光パターンI11として出力される。出力された光パ
ターンI11は、ハーフミラー24により分割され、光パタ
ーンI11の一部が光パターンI12としてレンズ26に照射
される。レンズ26を透過した光パターンI12はミラー25
により反射され、レンズ27を透過して、さらにミラー28
により反射され光学像29となる。光学像29となった光パ
ターンI12は、ハーフミラー23により反射され、入力情
報表示手段2より出力された光パターン情報I10に混合
される。これにより、光パターンI12は再度構成単位1
に入力され、ここで再度演算がなされるものである。こ
れを繰返すことにより、光パターンI12に対して繰返し
構成単位1における演算がなされることとなる。このよ
うに繰返し演算を行うことにより、構成単位1のマスク
に記憶された情報との演算が繰返し行われることとな
り、マスクによる重み付けを再帰的に実行することがで
きる。そして、上述した処理を必要な回数行った後、最
終的な演算結果としての光パターンO4が出力される。
【0054】なお、上述した実施例においては、受光手
段14より出力された電気信号15のみを用いて演算手段17
において演算を行うようにしているが、例えば、図7お
よび図8に示す本発明による光情報処理システムの構成
単位およびこの構成単位を構成する光学的相関演算手段
の第2実施例のように受光手段14から出力された相関信
号15と、他の受光手段から出力された相関信号16とを演
算手段において演算を行うようにしてもよく、また、他
の複数の受光手段から出力された相関信号を用いて演算
を行うようにしてもよい。なお、図7および図8におい
ては、前述した図1および図2に示す実施例と同一の部
分については同一の番号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0055】また、上述した実施例においては、光情報
処理システムの構成単位を構成する光学的相関演算手段
3および電気的演算手段4において得られた相関情報を
光として出力するようにしているが、この構成単位がシ
ステムの最終段の構成単位として用いられる場合は、相
関情報を電気信号として出力するようにしてもよいもの
である。
【0056】例えば、図9に示す本発明の光情報処理シ
ステムの構成単位を構成する光学的相関演算手段、電気
的演算手段および出力手段の第3実施例のように、図2
に示す光学的相関演算手段の発光素子19を取り外し、接
続端子40を設けるようにしてもよい。また、図10に示す
光学的相関演算手段等の第4実施例のように、接続端子
40の部分にA/D変換機41を設け、さらにこのA/D変
換機41からデジタルの出力するようにしてもよい。この
ようにA/D変換機41を設ければ、アナログ電気信号を
デジタルに切り替えて出力することができる。
【0057】なお、図9,10に示す光学的相関演算手段
等の第3,第4実施例において、図2に示す光学的相関
演算手段等の第1実施例の構成と同一の部分について
は、第1実施例と同一の番号を付し、詳細な説明は省略
する。
【0058】また、本発明による光情報処理システム
は、上述した本発明による光情報処理システムの第1か
ら第4実施例を組み合わせて複数の情報処理を行うこと
ができるように構成するようにしてもよいものである。
【0059】さらに、上述した各実施例においては、入
力情報表示手段2から発せられる光パターン情報の局所
的な光パターン情報11を受光する手段として、ピンホー
ル手段12を用いているが、これに限定されるものではな
く、例えば、ピンホール手段をレンズとしてもよいもの
である。
【0060】次いで本発明の光情報処理システムを構成
する光学的相関演算手段、電気的演算手段および出力手
段の第5実施例について説明する。
【0061】図11は光ニューラルネットワークを構成す
るための異なる2つの相関信号の演算を行う本発明の光
情報処理システムの構成単位を構成する光学的相関演算
手段、電気的演算手段および出力手段の第5実施例を表
す図である。図11に示すように光学的相関演算手段3′
は、光パターンを表示する発光素子アレイ、ディスプレ
イ、液晶素子アレイ等からなる図示しない入力情報表示
手段から発せられる光パターンの局所的な光パターンの
情報11を受光するレンズペア50a ,50b と、レンズペア
50a ,50b を通過した光パターン情報11に重み付けをす
るための予め所定の情報が記憶された2つのマスク13a
,13b と、この2つのマスク13a ,13bに記憶された所
定の情報と光パターン情報との光学的強度積光パターン
を受光し、この強度積光パターンの総光強度を検出し、
この総光強度に応じた相関信号15a ,15b を出力する受
光手段14a ,14b とからなるものである、また、電気的
演算手段は、この受光手段14a ,14b より出力された相
関信号15a ,15b を演算して、演算結果に対応する電気
信号18を出力する演算手段17からなり、出力手段はこの
演算手段17から出力された電気信号18に応じて発光する
発光素子19からなるものである。
【0062】なお、本実施例においては、図2に示す光
学的相関演算手段の第1実施例と同一の構成をなす部分
には、図2に示す光学的相関演算手段3′と同一の番号
を付するものとする。
【0063】光学的相関演算手段3′に入力情報表示手
段2から発せられた光パターン情報11が入力されると、
レンズペア50a ,50b により光パターンの局所的な情報
11がマスク13a ,13b に照射され、このマスク13a ,13
b に記憶された情報と光パターン情報11との光学的強度
積が取られ、光学的強度積光パターンが得られる。この
強度積光パターンは、受光手段14a ,14b により受光さ
れ、強度積光パターンの総光強度が検出される。すなわ
ち、光パターン情報とマスク13との積和演算である相関
強度を求める演算が行われ、この相関強度に応じた相関
信号15a ,15bが出力される。出力された相関信号15a
,15b は演算手段17において演算がなされる。そし
て、この演算結果に対応する電気信号18が出力され、こ
の電気信号18に応じて発光素子19が発光し、演算結果と
しての光パターン20が出力される。
【0064】なお、演算手段17においては、単純な加減
算処理だけでなく、非線形処理、しきい値処理等を行う
ようにしてもよい。
【0065】このような機能を有する光学的相関演算手
段3′を、図3に示す本発明による光情報処理システム
の第1実施例と同様に、入力情報表示手段2とともに1
次元または2次元状に複数配置して光情報処理システム
の構成単位を構成し、この構成単位から出力される相関
情報群を順次他の構成単位の入力となるように複数結合
せしめて、光情報処理システムを構成するようにして光
情報処理システムを構成することができる。
【0066】図12は図11に示す光学的相関演算手段を用
いた光情報処理システムの構成単位を3つ結合して構成
した、本発明による光情報処理システムの第5実施例を
表す図である。
【0067】図12に示すように、本発明の第5実施例に
よる光情報処理システム51は、前述した光情報処理シス
テムの構成単位1,1′,1″を構成単位1から出力さ
れた光パターンI14を構成単位1′の入力とし、構成単
位1′から出力された光パターンI15を構成単位1″の
入力とするように結合されてなるものである。
【0068】入力情報表示手段2から出力された光パタ
ーンの情報I13は、光情報処理システムの構成単位1に
入力され、前述したように演算がなされ、演算結果とし
ての光パターンI14が出力される。出力された光パター
ンI14は、光情報処理システムの構成単位1′に入力さ
れ、構成単位1と同様に光パターンI14の演算がなさ
れ、演算結果としての光パターンI15が出力される。出
力された光パターンI15は、光情報処理システムの構成
単位1″に入力され、最終的な演算結果としての光パタ
ーンO5が出力される。
【0069】この光情報処理システム51においては各構
成単位のいかなる点においても局所的な情報を用いて処
理を行うため、本発明の第1実施例と同様に、各構成単
位の間隔を小さくすることができるため、システムをよ
りコンパクトに構成することができる。さらに、光パタ
ーンの情報が多くなっても、全ての情報について処理を
行うことができ、また、光パターン情報のうち光パター
ンの端部にある情報が歪んだり、端部の光量が少なくな
るという問題もなくなる。
【0070】なお、上述した本発明による光情報処理シ
ステムの第5実施例は、本発明の光学的相関演算手段の
第4実施例を前述した図3に示す本発明による光情報処
理システムの第1実施例に適用したものであるが、本発
明による光情報処理システムはこれに限定されるもので
はなく、本発明の光学的相関演算手段の第4実施例を、
前述した図4,図5あるいは図6に示す本発明による光
情報処理システムの第2,第3あるいは第4実施例に適
用できることはいうまでもない。
【0071】また、上述した本発明による光情報処理シ
ステムの実施例においては、光パターン情報を1または
2次元状に伝達し処理するものであるが、これに限定さ
れるものではなく、光情報処理システムの構成単位を3
次元状に配して、システムを構成するようにしてもよい
ものである。以下、光情報処理システムの構成単位を3
次元状に配した光情報処理システムの実施例について説
明する。
【0072】図13は本発明による光情報処理システムの
構成単位の第3実施例を表す図である。
【0073】図13に示すように、本発明による光情報処
理システムの構成単位は、光学的相関演算手段を円筒面
状に配したものである。
【0074】図13に示すように光情報処理システムの構
成単位61は、前述した本発明の光学的相関演算手段の第
1、第2、第3または第4実施例を仮想的な円筒面52の
上に並べて配置したものである。なお、光情報処理シス
テムの構成単位61においては、円筒内側より光パターン
情報を入力し、円筒外側へ向けて光パターンを出力する
ものである。
【0075】図14は、大きさが異なる円筒状の光情報処
理システムの構成単位を同心円状に複数結合して構成さ
れた光情報処理システムの第6実施例を表す図である。
なお、図14においては簡単のため、光学的相関演算手段
を省略している。図14に示すように光情報処理システム
53は、3つの構成単位61,61′,61″が同心円状に配置
されており、各構成単位において光パターンの情報の演
算がなされ、演算結果としての光パターンを次段の構成
単位に伝達するようにしたものである。以下、図15を参
照して光情報処理システム53における光パターンの伝達
について説明する。
【0076】図15に示すように、まず光パターンの情報
I16が光情報処理システムの構成単位61に入力される。
次いで、この光パターンの情報I16に対して構成単位61
の各光学的相関演算手段において前述したように演算が
なされ、演算結果としての光パターンI17が出力され
る。この光パターンI17は構成単位61′に入力される。
この際、光情報処理システムの構成単位61のある1つの
光学的相関演算手段から光情報処理システムの構成単位
61′への光パターンの伝達は、構成単位61のある1つの
光学的相関演算手段と対応する構成単位61′上のある1
つの光学的相関演算手段の近傍の光学的相関演算手段の
み光パターンを伝達するという局所結合型の伝達となっ
ている。次いで、同様に構成単位61′の各光学的相関演
算手段は入力された光パターンI17に対して演算を行
い、光パターンI18を出力する。出力された光パターン
I18は構成単位61″において同様に演算がなされ、最終
的に処理がなされた光パターンO6が出力される。
【0077】なお、上述した本発明による光情報処理シ
ステムの第5実施例においては、システムを、円筒内側
より円筒外側へ向けて光パターン情報を出力するように
構成しているが、システムを、円筒外側から円筒内側へ
向けて光パターンを出力するように構成するようにして
もよい。
【0078】また、本発明による光情報処理システムの
第6実施例においては、円筒面状に構成した構成単位に
より光情報処理システムを構成しているが、構成単位を
3次元状に配したものであれば、システムをいかなる形
状に構成するようにしてもよいものである。
【0079】例えば、図16に示す本発明による光情報処
理システムの第7実施例のように、光情報処理システム
の構成単位を球面状に配するようにしてもよい。
【0080】すなわち、図16に示すように、前述した光
学的相関演算手段の第1、第2、第3または第4実施例
を球面状に複数配置させて、光情報処理システムの構成
単位を構成し、これを複数結合して球面状の光情報処理
システムを構成することもできる。図16に示すように、
光情報処理システム54は光学的相関演算手段が球面状に
配された構成単位62,62′,62″が3層結合されて構成
されるものである。なお、光パターン情報の伝達につい
ては、上述した本発明による発明による光情報処理シス
テムの各実施例と同様であるため、ここでは詳細な説明
は省略する。
【0081】なお、図16に示す光情報処理システム54に
おいては、内側の構成単位62から外側の構成単位62′,
62″へ向けて光パターンを伝達するようにしてもよく、
外側の構成単位62″から内側の構成単位62′,62へ向け
て光パターンを伝達するようにしてもよい。
【0082】また、上述したように、光学的相関演算手
段を円筒面状または球面状に複数配置して構成単位を構
成し、これを複数結合して光情報処理システムを構成す
ることにより、実空間における情報処理のみでなく、極
座標における情報処理を行うこともできる。
【0083】また、図17に示す本発明による光情報処理
システムの第8実施例のように、円筒面状の光情報処理
システムの構成単位と、1次元または2次元状の光情報
処理システムの構成単位とを組み合わせて光情報処理シ
ステムを構成するようにしてもよい。
【0084】すなわち、図17に示すように、光情報処理
システム55は前述した光学的相関演算手段の第1、第
2、第3または第4実施例が円筒面状に配された光情報
処理システムの構成単位63と光学的相関演算手段が2次
元状に配置された構成単位64とが結合されて構成される
ものである。なお、光パターン情報の伝達については、
上述した各実施例と同様であるため、ここでは詳細な説
明は省略する。なお、図18に示す光情報処理システム55
においては、内側の構成単位63から外側の構成単位64へ
向けて光パターンを伝達するようにしているが、外側の
構成単位64から内側の構成単位63へ向けて光パターンを
伝達するようにしてもよい。
【0085】上述したように、円筒面状または球面状に
構成された光情報処理システムの構成単位と、1次元ま
たは2次元状に構成された光情報処理システムの構成単
位とを複数結合して光情報処理システムを構成すること
により、実空間における情報を極座標変換しつつ情報処
理を行うことができる。
【0086】さらに、上記実施例においては光情報処理
システムの構成単位を複数結合して光情報処理システム
を構成するようにしているが、情報処理の種類(例えば
微分処理)によっては、1つの構成単位のみで処理を行
うことができるため、構成単位を複数単位結合させる必
要はない。なお、この場合光情報処理システムの構成単
位は1単位のみであるが、この1単位により情報処理シ
ステムを構成するものとする。
【0087】さらに、上記実施例においては、光学的相
関演算手段からの出力に対して、加減演算を行うように
しているが、情報処理の種類に応じて、乗算、除算、線
形処理、論理演算等のいかなる演算を行うようにしても
よい。
【0088】また、上述した本発明による光情報処理シ
ステムの第3実施例においては、構成単位より出力され
た光パターンをこの構成単位に再度入力する際に、構成
単位に入力される光パターンの情報と混合させて入力す
るようにしているが、構成単位より出力された光パター
ンのみを構成単位に再度入力せしめるようにしてもよい
ものである。
【0089】また、上述した実施例においては、最終的
な演算結果として光パターンを出力するようにしている
が、システムの最終段に図9または図10に示す光情報処
理システムの構成単位を結合し、最終的な演算結果を電
気信号として出力するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る光情報処理システムは、各構成単位間において、局所
的な情報伝達を行うようにしたため、システムの構成単
位の情報伝達方向の間隔を小さくすることができ、シス
テム全体をよりコンパクトに構成することができる。
【0091】また、本発明による光情報処理システム
は、入力情報表示手段の局所的な情報を用いて演算を行
うようにしたため、処理される2次元像の情報を大きく
しても、像の周辺において情報が歪むことがなくなり、
処理される情報を2次元方向へ限度なく大きくすること
ができる。
【0092】さらに、本発明による光情報処理システム
は、入力情報表示手段の局所的な情報を用いて演算を行
うようにしたため、各構成単位を3次元状に自由に配置
することができ、極座標系での処理、球座標系での処理
等従来困難であった様々な座標系における処理を可能と
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光情報処理システムの構成単位の
実施例を表す図
【図2】本発明による光情報処理システムの構成単位を
構成する光学的相関演算手段の第1実施例を表す図
【図3】本発明による光情報処理システムの第1実施例
を表す図
【図4】本発明による光情報処理システムの第2実施例
を表す図
【図5】本発明による光情報処理システムの第3実施例
を表す図
【図6】本発明による光情報処理システムの第4実施例
を表す図
【図7】本発明による光情報処理システムの構成単位の
第2実施例を表す図
【図8】本発明による光情報処理システムの構成単位を
構成する光学的相関演算手段の第2実施例を表す図
【図9】本発明による光情報処理システムの構成単位を
構成する光学的相関演算手段の第3実施例を表す図
【図10】本発明による光情報処理システムの構成単位
を構成する光学的相関演算手段の第4実施例を表す図
【図11】本発明による光情報処理システムの構成単位
を構成する光学的相関演算手段の第5実施例を表す図
【図12】本発明による光情報処理システムの第5実施
例を表す図
【図13】本発明による光学的相関演算手段を円筒面状
に配置した光情報処理システムの構成単位を表す図
【図14】円筒面状の光情報処理システムの構成単位を
複数結合して構成した本発明による第6実施例による光
情報処理システムを表す図
【図15】本発明による第6実施例による光情報処理シ
ステムの一部拡大図
【図16】球面状の光情報処理システムの構成単位を複
数結合して構成した本発明による第7実施例による光情
報処理システムを表す図
【図17】円筒面状の光情報処理システムの構成単位と
2次元状の光情報処理システムの構成単位とを組み合わ
せて構成した本発明による第8実施例による光情報処理
システムを表す図
【図18】光並列処理における基本コンポーネントの1
つである複製画像結像系を表す図
【図19】従来の光情報伝送体を表す図
【符号の説明】
1,1′,1″,61,61′,61″,62,62′,62″,6
3,64 光情報処理システムの構成単位 2,2′ 入力情報表示手段 3 光学的相関演算手段 4 電気的演算手段 11 光パターン情報 12 ピンホール手段 13,13a ,13b マスク 14,14a ,14b 受光手段 15,15a ,15b 相関信号 16,18 電気信号 17 演算手段 19 発光素子 30,31,32,33,51,52,53,54,55 光情報処理シ
ステム 50a ,50b レンズ I1〜I18 光パターン O1〜O5 最終的な演算結果としての光パターン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された情報を光パターンとして1、
    2または3次元状に表示する入力情報表示手段と、 該入力情報表示手段に近接して配され、該入力情報表示
    手段に表示された前記光パターンのうち、所定の範囲内
    の光パターンのみを検出し、該検出された光パターンの
    情報と予め記憶された所定の情報との相関を光学的に演
    算し、該相関演算結果を出力する複数の光学的相関演算
    手段と、 該複数の光学的相関演算手段のうち所定数の光学的相関
    演算手段から出力された前記相関演算結果が入力され、
    該入力された相関演算結果に対して所定の演算を行い、
    演算結果を出力する電気的演算手段とからなることを特
    徴とする光情報処理システムの構成単位。
  2. 【請求項2】 前記光学的相関演算手段が、前記所定の
    情報を記憶し、該記憶された所定の情報に応じた光透過
    特性を有する光学マスクと、 前記所定の範囲内の光パターンの情報を該光学マスク上
    へ伝達する光学的情報伝達手段と、 前記光学マスクを透過する前記光パターンの情報と該光
    学マスクに記憶された前記所定の情報との光学的強度積
    光パターンを受光し、該強度積光パターンの総光強度を
    検出し、該総光強度に応じた電気信号を出力する受光手
    段とからなることを特徴とする請求項1記載の光情報処
    理システムの構成単位。
  3. 【請求項3】 前記光学的相関演算手段が、前記所定の
    情報を記憶し、該記憶された所定の情報に応じた光透過
    特性を有する光学マスクと、 前記所定の範囲内の光パターンの情報を該光学マスク上
    へ伝達する光学的情報伝達手段と、 前記光学マスクを透過する前記光パターンの情報と該光
    学マスクに記憶された前記所定の情報との光学的強度積
    光パターンを受光し、該強度積光パターンの総光強度を
    検出し、該総光強度に応じた電気信号を出力する受光手
    段とからなり、 前記電気的演算手段が前記受光手段により出力された電
    気信号と、該受光手段とは異なる、前記相関演算手段に
    含まれる他の1または複数の受光手段から出力された電
    気信号とを演算し、該複数の電気信号間の演算結果に対
    応する電気信号を出力する演算手段からなることを特徴
    とする請求項1記載の光情報処理システムの構成単位。
  4. 【請求項4】 前記電気的演算手段の演算結果の出力を
    受けて、該演算結果に応じた光学信号群を出力する光学
    信号群出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の光情報処理システムの構成単位。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光情報処理システムの構
    成単位および請求項1から4のいずれか1項記載の光情
    報処理システムの構成単位からなり、請求項4記載の光
    情報処理システムの構成単位から出力された前記光学信
    号群が請求項1から4のいずれか1項記載の光情報処理
    システムの構成単位の入力とするように結合されたこと
    を特徴とする光情報処理システムの構成単位群。
  6. 【請求項6】 複数の請求項4記載の光情報処理システ
    ムの構成単位および1つの請求項1から4のいずれか1
    項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該複
    数の構成単位が、該複数の構成単位のうちの1つの構成
    単位より出力された前記光学信号群を順次他の1つの構
    成単位の入力とするように結合され、該複数の構成単位
    のうち最終段の構成単位から出力された前記光学信号群
    が前記1つの構成単位の入力とするように結合されたこ
    とを特徴とする光情報処理システムの構成単位群。
  7. 【請求項7】 1つの請求項4記載の光情報処理システ
    ムの構成単位および複数の請求項1から4のいずれか1
    項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該1
    つの構成単位より出力された前記光学信号群が、前記複
    数の構成単位に並列に入力するように結合されたことを
    特徴とする光情報処理システムの構成単位群。
  8. 【請求項8】 複数の請求項4記載の光情報処理システ
    ムの構成単位および1つの請求項1から4のいずれか1
    項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該複
    数の構成単位より出力された前記光学信号群が、それぞ
    れ前記1つの構成単位に並列に入力するように結合され
    たことを特徴とする光情報処理システムの構成単位群。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の光情報処理システムの構
    成単位と、 該構成単位より出力された前記光学信号群を所定の比率
    で該構成単位に入力される信号に混合する情報混合手段
    と、該混合された信号を該構成単位に再度入力する情報
    群再入力手段とからなることを特徴とする光情報処理シ
    ステムの構成単位。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の光情報処理システムの
    構成単位および請求項1から4のいずれか1項記載の光
    情報処理システムの構成単位からなり、請求項4記載の
    光情報処理システムの構成単位から出力された前記光学
    信号群が、請求項1から4のいずれか1項記載の光情報
    処理システムの構成単位の入力とするように結合される
    とともに、該各構成単位の前記光学信号群出力手段と該
    光学信号群出力手段からの出力を入力される前記入力情
    報表示手段とを共通の手段としたことを特徴とする光情
    報処理システムの構成単位群。
  11. 【請求項11】 複数の請求項4記載の光情報処理シス
    テムの構成単位および1つの請求項1から4のいずれか
    1項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該
    複数の構成単位が、該複数の構成単位のうちの1つの構
    成単位より出力された前記光学信号群を順次他の1つの
    構成単位の入力とするように結合され、該複数の構成単
    位のうち最終段の構成単位から出力された前記光学信号
    群が、前記1つの構成単位の入力とするように結合され
    るとともに、該各構成単位の前記光学信号群出力手段と
    該光学信号群出力手段からの出力を入力される前記入力
    情報表示手段とを共通の手段としたことを特徴とする光
    情報処理システムの構成単位群。
  12. 【請求項12】 1つの請求項4記載の光情報処理シス
    テムの構成単位および複数の請求項1から4のいずれか
    1項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該
    1つの構成単位より出力された前記光学信号群が、前記
    複数の構成単位に並列に入力するように結合されるとと
    もに、該1つの構成単位の前記光学信号群出力手段と該
    光学信号群出力手段からの出力を入力される前記複数の
    構成単位の前記入力情報表示手段とを共通の手段とした
    ことを特徴とする光情報処理システムの構成単位群。
  13. 【請求項13】 複数の請求項4記載の光情報処理シス
    テムの構成単位および1つの請求項1から4のいずれか
    1項記載の光情報処理システムの構成単位からなり、該
    複数の構成単位より出力された前記光学信号群が、それ
    ぞれ前記1つの構成単位に並列に入力するように結合さ
    れるとともに、該複数の構成単位の前記光学信号群出力
    手段と該光学信号群出力手段からの出力を入力される前
    記1つの構成単位の前記入力情報表示手段とを共通の手
    段としたことを特徴とする光情報処理システムの構成単
    位群。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの請求項4から13の
    いずれか1項記載の光情報処理システムの構成単位また
    は構成単位群からなり、各構成単位または各構成単位群
    が該各構成単位または各構成単位群のうちの1つの構成
    単位または構成単位群より出力された前記光学信号群を
    順次他の1つの構成単位または構成単位群の入力とする
    ように結合されたことを特徴とする光情報処理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光情報処理システム
    の最終段の構成単位より出力された前記光学信号群を、
    さらに1つの請求項1,2または3記載の光情報処理シ
    ステムの構成単位に入力するように結合したことを特徴
    とする光情報処理システム。
JP5119795A 1993-05-21 1993-05-21 光情報処理システム Withdrawn JPH06332021A (ja)

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