JPH06322788A - パワーショベルのカプラの油圧保持装置 - Google Patents
パワーショベルのカプラの油圧保持装置Info
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- JPH06322788A JPH06322788A JP13649593A JP13649593A JPH06322788A JP H06322788 A JPH06322788 A JP H06322788A JP 13649593 A JP13649593 A JP 13649593A JP 13649593 A JP13649593 A JP 13649593A JP H06322788 A JPH06322788 A JP H06322788A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
- E02F3/36—Component parts
- E02F3/3604—Devices to connect tools to arms, booms or the like
- E02F3/3609—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
- E02F3/3618—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat with two separating hooks
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワーショベルのブームの先端にバケットそ
の他のアタッチメントを簡易に着脱し得るように装着す
るために用いられるカプラの油圧力を保持する回路に関
し、油圧力の保持が確実で、アタッチメントに衝撃的な
外力が加わったときにも油圧装置の損傷を防止できる回
路を得ることである。 【構成】 カプラ2の受け部材5、6を付勢する油圧装
置14の付勢側の回路35が、回路圧を保持するパイロ
ットチェック弁29と減圧弁26とを直列接続した配管
により、切換弁27を介してパワーショベルの吐出側の
主油圧配管24に接続されており、上記パイロットチェ
ック弁29のパイロットポートが上記油圧装置14の退
避側回路36に連通され、前記付勢側回路35が前記油
圧装置14とパイロットチェック弁29との間でリリー
フ弁37を介して退避側回路36に連通されている。
の他のアタッチメントを簡易に着脱し得るように装着す
るために用いられるカプラの油圧力を保持する回路に関
し、油圧力の保持が確実で、アタッチメントに衝撃的な
外力が加わったときにも油圧装置の損傷を防止できる回
路を得ることである。 【構成】 カプラ2の受け部材5、6を付勢する油圧装
置14の付勢側の回路35が、回路圧を保持するパイロ
ットチェック弁29と減圧弁26とを直列接続した配管
により、切換弁27を介してパワーショベルの吐出側の
主油圧配管24に接続されており、上記パイロットチェ
ック弁29のパイロットポートが上記油圧装置14の退
避側回路36に連通され、前記付勢側回路35が前記油
圧装置14とパイロットチェック弁29との間でリリー
フ弁37を介して退避側回路36に連通されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーショベルのブ
ームの先端にバケットその他のアタッチメントを簡易に
着脱し得るように装着するために用いられるアタッチメ
ントカプラの油圧力を保持する回路に関するものであ
る。
ームの先端にバケットその他のアタッチメントを簡易に
着脱し得るように装着するために用いられるアタッチメ
ントカプラの油圧力を保持する回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パワーショベルのアタッチメントカプラ
は、パワーショベルのブーム1の先端とバケット揺動シ
リンダのロッドから延びるフロントリンク12の先端と
にピン9、10で枢支して装着されており、相対移動可
能に設けた受け部材5、6を拡げまたは閉じる方向の付
勢力を与えることにより、受け部材5、6の先端に設け
た受部7、8にバケット3その他のアタッチメントに固
定した2本のピン17、18を固定する。ブーム1の先
端に装着するアタッチメントを交換するときは、受け部
材5、6を固定方向とは逆の方向(退避方向)に移動し
て、受部7、8とピン17、18との係合を解き、他の
アタッチメントの同様なピン17、18の間に受け部材
5、6を挿入して固定方向に付勢することにより、アタ
ッチメントを交換する。
は、パワーショベルのブーム1の先端とバケット揺動シ
リンダのロッドから延びるフロントリンク12の先端と
にピン9、10で枢支して装着されており、相対移動可
能に設けた受け部材5、6を拡げまたは閉じる方向の付
勢力を与えることにより、受け部材5、6の先端に設け
た受部7、8にバケット3その他のアタッチメントに固
定した2本のピン17、18を固定する。ブーム1の先
端に装着するアタッチメントを交換するときは、受け部
材5、6を固定方向とは逆の方向(退避方向)に移動し
て、受部7、8とピン17、18との係合を解き、他の
アタッチメントの同様なピン17、18の間に受け部材
5、6を挿入して固定方向に付勢することにより、アタ
ッチメントを交換する。
【0003】このようなカプラは、1台のパワーショベ
ルで種々の作業を行わねばならない場合など、作業に応
じたアタッチメントを簡易迅速に交換して作業が行える
という特徴がある。アタッチメント3を固定する際の受
け部材5、6の付勢手段として油圧シリンダを設けたも
のは、当該シリンダの油圧回路に設けた切換弁の切り換
えのみによりブーム先端へのアタッチメントの固定及び
解放を行うことができるので、アタッチメントの交換を
極めて容易迅速にできる。
ルで種々の作業を行わねばならない場合など、作業に応
じたアタッチメントを簡易迅速に交換して作業が行える
という特徴がある。アタッチメント3を固定する際の受
け部材5、6の付勢手段として油圧シリンダを設けたも
のは、当該シリンダの油圧回路に設けた切換弁の切り換
えのみによりブーム先端へのアタッチメントの固定及び
解放を行うことができるので、アタッチメントの交換を
極めて容易迅速にできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カプラ2に設けられる
カプラ開閉シリンダ14の油圧力は、パワーショベルの
油圧装置から供給されている。パワーショベルの油ポン
プの吐出側の油圧は、作業負荷がかかっているときには
高いが、作業負荷がかかっていないとき例えばパワーシ
ョベルが静止状態を保っているときは低くなる。一方カ
プラ2のカプラ開閉シリンダ14には常時所定圧以上の
付勢力が作用していなければならない。
カプラ開閉シリンダ14の油圧力は、パワーショベルの
油圧装置から供給されている。パワーショベルの油ポン
プの吐出側の油圧は、作業負荷がかかっているときには
高いが、作業負荷がかかっていないとき例えばパワーシ
ョベルが静止状態を保っているときは低くなる。一方カ
プラ2のカプラ開閉シリンダ14には常時所定圧以上の
付勢力が作用していなければならない。
【0005】またパワーショベルの作業用のアタッチメ
ントには、その作業の性質上大きな衝撃力が加わること
もあり、このときはアタッチメント3を固定しているカ
プラ2にも大きな力が作用して、カプラ開閉シリンダ1
4内の油に大きなピーク圧を発生させる。
ントには、その作業の性質上大きな衝撃力が加わること
もあり、このときはアタッチメント3を固定しているカ
プラ2にも大きな力が作用して、カプラ開閉シリンダ1
4内の油に大きなピーク圧を発生させる。
【0006】従来の油圧装置では、油ポンプの吐出圧が
低下したときでも、カプラの油圧力が保持されるよう
に、カプラ開閉シリンダ14の付勢側の油圧配管にパイ
ロットチェック弁を挿入して、アタッチメント3の固定
力が保持されるようにしていた。ところがアタッチメン
トに大きな衝撃力が加わったときに、カプラ開閉シリン
ダ14内に発生する大きなピーク圧によって、カプラ開
閉シリンダ14を損傷する事故が多く発生していた。特
にカプラのカプラ開閉シリンダ14は油ポンプの吐出圧
が小さいときでも必要な付勢力が確保できるようにして
いるため、作業負荷が大きくなって油ポンプの吐出圧が
高くなったときにアタッチメントに衝撃的な力が加わる
と、定常圧に比べて非常に高いピーク圧が発生し、カプ
ラ開閉シリンダの損傷を助長するという傾向があった。
低下したときでも、カプラの油圧力が保持されるよう
に、カプラ開閉シリンダ14の付勢側の油圧配管にパイ
ロットチェック弁を挿入して、アタッチメント3の固定
力が保持されるようにしていた。ところがアタッチメン
トに大きな衝撃力が加わったときに、カプラ開閉シリン
ダ14内に発生する大きなピーク圧によって、カプラ開
閉シリンダ14を損傷する事故が多く発生していた。特
にカプラのカプラ開閉シリンダ14は油ポンプの吐出圧
が小さいときでも必要な付勢力が確保できるようにして
いるため、作業負荷が大きくなって油ポンプの吐出圧が
高くなったときにアタッチメントに衝撃的な力が加わる
と、定常圧に比べて非常に高いピーク圧が発生し、カプ
ラ開閉シリンダの損傷を助長するという傾向があった。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、アタッチメン
トの固定に必要なカプラの油圧力をより合理的に保持す
ることができ、アタッチメントに衝撃的な外力が加わっ
たときにも、カプラの油圧装置(カプラ開閉シリンダ)
の損傷を防止することができる油圧回路を得ることを課
題としている。
トの固定に必要なカプラの油圧力をより合理的に保持す
ることができ、アタッチメントに衝撃的な外力が加わっ
たときにも、カプラの油圧装置(カプラ開閉シリンダ)
の損傷を防止することができる油圧回路を得ることを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパワーショ
ベルのカプラの油圧力保持装置は、カプラ2の受け部材
5、6を付勢する油圧装置14の付勢側の回路35が、
回路圧を保持するパイロットチェック弁29と減圧弁2
6とを直列接続した配管により、切換弁27を介してパ
ワーショベルの吐出側の主油圧配管24に接続されてお
り、上記パイロットチェック弁29のパイロットポート
が上記油圧装置14の退避側回路36に連通され、前記
付勢側回路35が前記油圧装置14とパイロットチェッ
ク弁29との間でリリーフ弁37を介して退避側回路3
6に連通されていることを特徴とするものである。
ベルのカプラの油圧力保持装置は、カプラ2の受け部材
5、6を付勢する油圧装置14の付勢側の回路35が、
回路圧を保持するパイロットチェック弁29と減圧弁2
6とを直列接続した配管により、切換弁27を介してパ
ワーショベルの吐出側の主油圧配管24に接続されてお
り、上記パイロットチェック弁29のパイロットポート
が上記油圧装置14の退避側回路36に連通され、前記
付勢側回路35が前記油圧装置14とパイロットチェッ
ク弁29との間でリリーフ弁37を介して退避側回路3
6に連通されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明のカプラの油圧装置14は、パワーシ
ョベルの油ポンプ21の主油圧配管24から油圧力の供
給を受けているため、油ポンプ21が駆動されている限
り常時油圧力が供給され、吐出圧が減圧弁26の設定圧
力を越えたときに、減圧弁26を通って減圧弁26で設
定された圧力の油がカプラの油圧装置14の付勢側回路
に供給され、一旦付勢側回路35に供給された油圧は、
パイロットチェック弁29により油ポンプ21の吐出圧
が減圧弁26の設定圧より低くなったときでも保持され
る。またこの減圧弁26の存在により、パワーショベル
側のブーム起倒シリンダやバケット揺動シリンダに作用
する負荷によって油ポンプ21の吐出圧が上昇したとき
にも、カプラの油圧装置14に供給される油圧力は所定
の設定圧に維持される。
ョベルの油ポンプ21の主油圧配管24から油圧力の供
給を受けているため、油ポンプ21が駆動されている限
り常時油圧力が供給され、吐出圧が減圧弁26の設定圧
力を越えたときに、減圧弁26を通って減圧弁26で設
定された圧力の油がカプラの油圧装置14の付勢側回路
に供給され、一旦付勢側回路35に供給された油圧は、
パイロットチェック弁29により油ポンプ21の吐出圧
が減圧弁26の設定圧より低くなったときでも保持され
る。またこの減圧弁26の存在により、パワーショベル
側のブーム起倒シリンダやバケット揺動シリンダに作用
する負荷によって油ポンプ21の吐出圧が上昇したとき
にも、カプラの油圧装置14に供給される油圧力は所定
の設定圧に維持される。
【0010】また作業中にアタッチメント3に過大な衝
撃が作用してカプラの油圧装置14に大きなピーク圧が
発生したときは、このピーク圧はリリーフ弁37を通っ
てタンク側に連通されている退避側回路36に逃がされ
るため、付勢側回路35の圧力がリリーフ弁37の設定
圧以上に上昇することがなくなり、ピーク圧の最大値が
抑えられるので、このピーク圧による油圧装置14の損
傷なども防止される。
撃が作用してカプラの油圧装置14に大きなピーク圧が
発生したときは、このピーク圧はリリーフ弁37を通っ
てタンク側に連通されている退避側回路36に逃がされ
るため、付勢側回路35の圧力がリリーフ弁37の設定
圧以上に上昇することがなくなり、ピーク圧の最大値が
抑えられるので、このピーク圧による油圧装置14の損
傷なども防止される。
【0011】
【実施例】次に図面に示す実施例について説明する。図
2はパワーショベルのブーム1の先端に装着されたカプ
ラ2と、このカプラに固定されるアタッチメントの一つ
であるバケット3を示したものである。図のカプラ2は
支点ピン4で枢支された2つの受け部材5、6を備えて
おり、各受け部材5、6の先端に互いに相反する方向を
向いたU字状の受部7、8が設けられている。受け部材
5と6とは、支点ピン4と受部7、8の中間部分に設け
られたピン9、10によってブーム1の先端とバケット
揺動シリンダ11によって進退駆動されるフロントリン
ク12に枢着されている。受け部材5と6とはブーム1
の図2の紙面の手前側と奥側とに一対ずつ設けられてお
り、ピン9と10とはこの手前側の部材と奥側の部材を
貫通する各1本のピンで構成され、支点ピン4は手前側
の受け部材5、6相互と奥側の受け部材相互とを同一軸
線上に配置された短いピンで個別に枢支している。
2はパワーショベルのブーム1の先端に装着されたカプ
ラ2と、このカプラに固定されるアタッチメントの一つ
であるバケット3を示したものである。図のカプラ2は
支点ピン4で枢支された2つの受け部材5、6を備えて
おり、各受け部材5、6の先端に互いに相反する方向を
向いたU字状の受部7、8が設けられている。受け部材
5と6とは、支点ピン4と受部7、8の中間部分に設け
られたピン9、10によってブーム1の先端とバケット
揺動シリンダ11によって進退駆動されるフロントリン
ク12に枢着されている。受け部材5と6とはブーム1
の図2の紙面の手前側と奥側とに一対ずつ設けられてお
り、ピン9と10とはこの手前側の部材と奥側の部材を
貫通する各1本のピンで構成され、支点ピン4は手前側
の受け部材5、6相互と奥側の受け部材相互とを同一軸
線上に配置された短いピンで個別に枢支している。
【0012】手前側の受け部材5、6と奥側の受け部材
との間の位置で、ピン9、10と受部7、8の間の位置
に受け部材5と6とを連結するカプラ開閉用シリンダ1
4が両端をピン15、16で受け部材5、6に枢着して
設けられている。2つの受け部材5、6はカプラ開閉用
シリンダ14の伸縮により支点ピン4を中心として開閉
される。受け部材5、6を閉じた状態で受部7、8をバ
ケット3などのアタッチメントの取付ピン17、18の
間に挿入し、カプラ開閉用シリンダ14を伸長して受部
7、8を取付ピン17、18に押し付けることにより、
カプラ2にアタッチメント3を固定する。
との間の位置で、ピン9、10と受部7、8の間の位置
に受け部材5と6とを連結するカプラ開閉用シリンダ1
4が両端をピン15、16で受け部材5、6に枢着して
設けられている。2つの受け部材5、6はカプラ開閉用
シリンダ14の伸縮により支点ピン4を中心として開閉
される。受け部材5、6を閉じた状態で受部7、8をバ
ケット3などのアタッチメントの取付ピン17、18の
間に挿入し、カプラ開閉用シリンダ14を伸長して受部
7、8を取付ピン17、18に押し付けることにより、
カプラ2にアタッチメント3を固定する。
【0013】図1はこの発明の油圧回路の一実施例を示
したものである。パワーショベルの本体側に設けられた
油ポンプ21の吐出側配管24には、ブーム操作用切換
弁22及びバケット操作用切換弁23を介して、ブーム
起倒用シリンダおよびバケット揺動シリンダ(図2)1
1が連結される。この吐出側配管24から分岐した枝管
25には、減圧弁26を介してカプラ開閉用の切換弁2
7が連結され、その吐出ポートの一方はパイロットチェ
ック弁29を介してカプラ開閉シリンダ14のヘッドエ
ンド側に連通され、他方の吐出ポート30はカプラ開閉
シリンダ14のロッドエンド側に連通されている。切換
弁27はソレノイド弁でソレノイド31が励磁されてい
ない状態では、スプリング32によりスプールが復帰し
ており、このとき枝管25から減圧弁26を通った油圧
がカプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に送られ、
カプラ開閉シリンダ14のロッドエンド側は戻り配管3
3によって油タンク34に連通されるようになってい
る。図示実施例のカプラ2はカプラ開閉シリンダ14が
伸長したときに、アタッチメント3を保持する構造であ
り、カプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に連通す
る配管が付勢回路35となり、ロッドエンド側に連通す
る配管が退避回路36となっている。そして付勢回路3
5のパイロットチェック弁29とシリンダ14との間に
付勢回路35の油圧力を退避回路36に逃がすリリーフ
弁37が設けられている。カプラ開閉シリンダ14は3
0kg/cm2 の油圧力でバケット3にかかる作業反力
に抗してバケット3を保持することができるピストン面
積を有しており、リリーフ弁37は200kg/cm2
の油圧力がかかったときにリリーフ動作を行うように設
定され、減圧弁26は吐出側の油圧力が100kg/c
m2 を越えないように圧力設定されている。
したものである。パワーショベルの本体側に設けられた
油ポンプ21の吐出側配管24には、ブーム操作用切換
弁22及びバケット操作用切換弁23を介して、ブーム
起倒用シリンダおよびバケット揺動シリンダ(図2)1
1が連結される。この吐出側配管24から分岐した枝管
25には、減圧弁26を介してカプラ開閉用の切換弁2
7が連結され、その吐出ポートの一方はパイロットチェ
ック弁29を介してカプラ開閉シリンダ14のヘッドエ
ンド側に連通され、他方の吐出ポート30はカプラ開閉
シリンダ14のロッドエンド側に連通されている。切換
弁27はソレノイド弁でソレノイド31が励磁されてい
ない状態では、スプリング32によりスプールが復帰し
ており、このとき枝管25から減圧弁26を通った油圧
がカプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に送られ、
カプラ開閉シリンダ14のロッドエンド側は戻り配管3
3によって油タンク34に連通されるようになってい
る。図示実施例のカプラ2はカプラ開閉シリンダ14が
伸長したときに、アタッチメント3を保持する構造であ
り、カプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に連通す
る配管が付勢回路35となり、ロッドエンド側に連通す
る配管が退避回路36となっている。そして付勢回路3
5のパイロットチェック弁29とシリンダ14との間に
付勢回路35の油圧力を退避回路36に逃がすリリーフ
弁37が設けられている。カプラ開閉シリンダ14は3
0kg/cm2 の油圧力でバケット3にかかる作業反力
に抗してバケット3を保持することができるピストン面
積を有しており、リリーフ弁37は200kg/cm2
の油圧力がかかったときにリリーフ動作を行うように設
定され、減圧弁26は吐出側の油圧力が100kg/c
m2 を越えないように圧力設定されている。
【0014】切換弁27のソレノイド31はパワーショ
ベルの運転席に設けたカプラ開閉スイッチ38を介して
パワーショベルの操作電源に連結されている。
ベルの運転席に設けたカプラ開閉スイッチ38を介して
パワーショベルの操作電源に連結されている。
【0015】図1の回路において油ポンプ21の吐出圧
が30kg/cm2 を越えると、この圧力がカプラ開閉
シリンダ14のヘッドエンド側に供給され、パイロット
チェック弁29によって封止されて、カプラ2の開状態
が保持され、装着したバケット3その他のアタッチメン
トがブーム1の先端に固定される。油ポンプ21の吐出
圧が100kg/cm2 以下のときは、その圧力がカプ
ラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に供給される。ま
た油ポンプ21の吐出圧が100kg/cm2を越えた
ときは、減圧弁26の作用によりシリンダ14のヘッド
エンド側に供給される油圧力は100kg/cm2 に維
持される。従って油ポンプ21の吐出圧が100kg/
cm2 を越えて変動するときは、パイロットチェック弁
29によって封止される付勢側回路35の圧力は100
kg/cm2 である。
が30kg/cm2 を越えると、この圧力がカプラ開閉
シリンダ14のヘッドエンド側に供給され、パイロット
チェック弁29によって封止されて、カプラ2の開状態
が保持され、装着したバケット3その他のアタッチメン
トがブーム1の先端に固定される。油ポンプ21の吐出
圧が100kg/cm2 以下のときは、その圧力がカプ
ラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側に供給される。ま
た油ポンプ21の吐出圧が100kg/cm2を越えた
ときは、減圧弁26の作用によりシリンダ14のヘッド
エンド側に供給される油圧力は100kg/cm2 に維
持される。従って油ポンプ21の吐出圧が100kg/
cm2 を越えて変動するときは、パイロットチェック弁
29によって封止される付勢側回路35の圧力は100
kg/cm2 である。
【0016】バケット3がパワーショベルの先端に固定
された状態で作業が行われているときに、パワーショベ
ルに衝撃力が加わり、その衝撃力によってバケット3を
カプラ2から脱落させようとする力、すなわち受け部材
5、6を閉じる方向の衝撃力が加わると、この衝撃力に
よってカプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側にピー
ク圧が発生する。このピーク圧が200kg/cm2 を
越えると、リリーフ弁37が動作して、そのピーク圧を
退避側回路36から油タンク34へと逃がす。高いピー
ク圧が発生するような作業条件では、油ポンプ21の吐
出圧は高い圧力となっているため、たとえ若干の油がリ
リーフ弁37を通って漏出しても、そのピーク圧が消滅
した後直ちにパイロットチェック弁29を通って油が補
給され、カプラ2が閉じるような事態は起こらない。ま
たカプラ2にはたとえカプラ開閉シリンダ14の付勢力
が消滅してもバケット3が脱落しないような機械的なロ
ック装置が設けられるので、リリーフ弁37からの油の
漏出によってバケット3が脱落するようなことはない。
された状態で作業が行われているときに、パワーショベ
ルに衝撃力が加わり、その衝撃力によってバケット3を
カプラ2から脱落させようとする力、すなわち受け部材
5、6を閉じる方向の衝撃力が加わると、この衝撃力に
よってカプラ開閉シリンダ14のヘッドエンド側にピー
ク圧が発生する。このピーク圧が200kg/cm2 を
越えると、リリーフ弁37が動作して、そのピーク圧を
退避側回路36から油タンク34へと逃がす。高いピー
ク圧が発生するような作業条件では、油ポンプ21の吐
出圧は高い圧力となっているため、たとえ若干の油がリ
リーフ弁37を通って漏出しても、そのピーク圧が消滅
した後直ちにパイロットチェック弁29を通って油が補
給され、カプラ2が閉じるような事態は起こらない。ま
たカプラ2にはたとえカプラ開閉シリンダ14の付勢力
が消滅してもバケット3が脱落しないような機械的なロ
ック装置が設けられるので、リリーフ弁37からの油の
漏出によってバケット3が脱落するようなことはない。
【0017】バケット3をブーム1の先端から取り外す
ときは、ブーム1を下げてバケット3を接地させた状態
でカプラ開閉スイッチを投入し、切換弁27を切り換え
ることにより、油ポンプ21の吐出圧がカプラ開閉シリ
ンダのロッドエンド側に供給され、受け部材5、6が閉
じてバケット3を解放する。
ときは、ブーム1を下げてバケット3を接地させた状態
でカプラ開閉スイッチを投入し、切換弁27を切り換え
ることにより、油ポンプ21の吐出圧がカプラ開閉シリ
ンダのロッドエンド側に供給され、受け部材5、6が閉
じてバケット3を解放する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したこの発明の回路によれば、
カプラ開閉シリンダに供給される最大油圧力が減圧弁に
よって設定されてパワーショベルの油ポンプの吐出圧が
高圧となっても、カプラ開閉シリンダに過大な圧力が供
給されることがなくなる。また作業中にバケットなどの
アタッチメントに衝撃力が作用して、該衝撃力によりカ
プラ開閉シリンダの付勢側回路に許容圧を越えるピーク
圧が発生したときには、そのピーク圧はリリーフ弁を通
って解放されるから、カプラ開閉シリンダに許容値を越
える高い圧力が発生することもなく、従ってアタッチメ
ントに作用する衝撃力によってカプラ開閉シリンダが損
傷するのも防止できる。
カプラ開閉シリンダに供給される最大油圧力が減圧弁に
よって設定されてパワーショベルの油ポンプの吐出圧が
高圧となっても、カプラ開閉シリンダに過大な圧力が供
給されることがなくなる。また作業中にバケットなどの
アタッチメントに衝撃力が作用して、該衝撃力によりカ
プラ開閉シリンダの付勢側回路に許容圧を越えるピーク
圧が発生したときには、そのピーク圧はリリーフ弁を通
って解放されるから、カプラ開閉シリンダに許容値を越
える高い圧力が発生することもなく、従ってアタッチメ
ントに作用する衝撃力によってカプラ開閉シリンダが損
傷するのも防止できる。
【図1】この発明の一実施例を示す油圧回路図
【図2】カプラの一例を示す側面図
2 カプラ 3 バケット 5 受け部材 6 受け部材 14 カプラ開閉シリンダ 26 減圧弁 27 切換弁 29 パイロットチェック弁 35 付勢側回路 36 退避側回路 37 リリーフ弁
Claims (1)
- 【請求項1】 パワーショベルのブームの先端に相対移
動可能な2つの受け部材(5,6) を備えたカプラ(2) を装
着し、上記受け部材(5,6) 間に作用させた油圧付勢力で
バケット(3) などのアタッチメントを上記カプラ(2) を
介して保持するパワーショベルの上記カプラの油圧力保
持装置において、受け部材(5,6) を付勢する油圧装置(1
4)の付勢側回路(35)は、付勢圧を保持するパイロットチ
ェック弁(29)と減圧弁(26)とを直列接続した配管によ
り、切換弁(27)を介してパワーショベルの吐出側の主油
圧配管(24)に接続されており、上記パイロットチェック
弁(29)のパイロットポートが上記油圧装置(14)の退避側
回路(36)に連通され、前記付勢側回路(35)が前記油圧装
置(14)とパイロットチェック弁(29)との間でリリーフ弁
(37)を介して退避側回路(36)に連通されていることを特
徴とする、パワーショベルのカプラの油圧力保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13649593A JPH06322788A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パワーショベルのカプラの油圧保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13649593A JPH06322788A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パワーショベルのカプラの油圧保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322788A true JPH06322788A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15176505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13649593A Pending JPH06322788A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パワーショベルのカプラの油圧保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174920A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Muroto Tekkosho:Kk | アタッチメントカプラ |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13649593A patent/JPH06322788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174920A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Muroto Tekkosho:Kk | アタッチメントカプラ |
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