JPH063218A - 吸込式衝撃風洞 - Google Patents

吸込式衝撃風洞

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Publication number
JPH063218A
JPH063218A JP4187689A JP18768992A JPH063218A JP H063218 A JPH063218 A JP H063218A JP 4187689 A JP4187689 A JP 4187689A JP 18768992 A JP18768992 A JP 18768992A JP H063218 A JPH063218 A JP H063218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind tunnel
spring
type impact
jump
area
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4187689A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikanori Masuzawa
近統 増沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4187689A priority Critical patent/JPH063218A/ja
Publication of JPH063218A publication Critical patent/JPH063218A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸込式衝撃風洞の測定部下流域の流路形状,
面積を短時間で所定値まで変化させ、高速応答で背圧を
任意に調整する。 【構成】 吸込式衝撃風洞の測定部3の下流域の壁に、
軸線に沿い複数の跳板21の相互支持点をピン23で回
転自在に連結する。この各跳板21は2個の部材21
a,21bをばね22で伸縮可能に連結し、またピン2
3を軸線と直交方向にロッド26及びばね27でロック
支持する。これによりばね27のロックを解除すること
により、ばね27が伸び跳板21が測定部3の内部に跳
び出て下流域の流路形状及び面積を短時間に変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸込式衝撃風洞に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の吸込式衝撃風洞を示すと図3縦断
面図の通りであり、風洞は上流より貯気タンク1,吸込
ノズル2,測定部3,排気ダクト4,排気ダクト4に連
結した図示せざる真空タンク,真空ポンプより構成され
ている。また測定部3には試験対象である翼型等の模型
7を設置し、その下流にはオリフィス5,隔膜6が配備
されており、貯気タンク1に空気等の高圧ガスを封入し
た後、真空ポンプにより隔膜6より下流の排気ダクト
4,真空タンクを所定の真空度に保持し、図示せざる撃
針で隔膜6を瞬時に破断することにより測定部3に短時
間高速気流を得ることで、模型7まわりの流動試験を行
うものである。この場合、測定部3への流入マッハ数8
が1以下の亜音速の場合は、吸込ノズル2は先細ノズル
を用いるが、流入マッハ数8が1以上の超音速の場合に
は図示するような先細−末広ノズルを用いる。ここで先
細ノズルとは吸込ノズル出口11が最小断面積となるよ
うな先細形状を称し、先細−末広ノズルとは最小断面積
であるスロート10まで先細形状で、それより出口11
まで末広がり形状となる吸込ノズル2を称する。なお測
定部3の下流における背圧調整はオリフィス5の開口部
9面積を変えることによって行う。
【0003】しかしながら、このような従来の吸込式衝
撃風洞では、亜音速流入の場合、吸込ノズル2に先細ノ
ズルを用い、オリフィス5の開口部9の面積を変えるこ
とで所定の背圧を調整することができるけれども、一方
超音速流入の場合、吸込ノズルは先細−末広ノズルを用
いなければならないが、流入マッハ数8は吸込ノズル2
の最小スロート10の断面積と出口11面積によって一
意的に決定される。この場合、所定の超音速流を始動さ
せるにはオリフィス5の開口部面積は流入マッハ数8と
最小スロート10の面積より決まる最小超音速始動面積
より大きくしておかねばならない。すなわちこの超音速
最小始動面積より開口部9が小さい場合には、所定の超
音速流入マッハ数は得られず、いわゆる不始動状態にな
る。したがって、開口部面積が変化できない固定オリフ
ィスでは測定部下流の背圧を自由に幅広く変えることが
できず、非常に限定された超音速流入及び超音速流出の
流動試験が実施できない欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、測定部下流域の流路形
状,面積を短時間で所定値まで変化させることができ、
高速応答で背圧を任意に調整することができて、幅広い
流動試験を実施することができる吸込式衝撃風洞を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、吸
込式衝撃風洞の測定部の下流域の壁に、軸線に沿い複数
の伸縮可能な跳板を相互支持点を回転自在に縦設すると
ともに、上記各支持点を軸線と直交方向に伸縮可能にば
ねでロック支持したことと、吸込式衝撃風洞の測定部の
下流域の壁に、軸線直交方向に伸縮可能にばねでロック
支持した複数個の跳板を縦設するとともに、上記各跳板
間を風洞外の真空室に連通させたこととを、それぞれ特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明吸込式衝撃風洞においては、超音速流入
の風洞試験を実施する場合、超音速始動後、ばねのロッ
ク解除により跳板が測定部の内部に瞬時に跳び出るの
で、第1の発明においては、測定部下流域の流路形状及
び流路面積を短時間で所定値まで変化させることがで
き、また第2の発明においては、測定部下流域の流路面
積を変化させることができ、この流路形状,流路面積は
ばねの長さ,ばね定数を適当に選択することによって所
定値に調整することができ、適宜な流路形状,流路面積
に制御することが可能となり、背圧を任意に調整するこ
とができる。一方ばねを縮めておくことで風洞始動前に
は跳板が測定部内に跳び出さないようにすることができ
るので、超音速始動を阻害することもない。更にばねは
瞬時に伸びることができるので、気流持続時間の短い吸
込式衝撃風洞試験において高速応答で背圧調整する効果
がある。
【0007】
【実施例】本発明吸込式衝撃風洞の実施例を図面につい
て説明すると、図1は第1の発明の一実施例の縦断面
図、図2は第2の発明の一実施例の縦断面図である。
【0008】まず第1の発明の図1において、符号1〜
11は図3と同一部材を示し、測定部3の下流域におい
て風洞壁20が拡大されて形成されており、この風洞壁
20の内側に、3個の跳板21が相互支持点をピン23
により連結して縦設されるとともに、各跳板21は2個
の部材21a,21bが中間の連結ばね22により伸縮
自在に形成されている。2個の相互支持点のピン23と
最下流側のピン24はそれぞれロッド26及びばね27
を介して風洞壁20に固定されており、また最上流側の
ピン25は風洞壁20に直接固定されている。そして風
洞始動前には、跳板21が測定部3より内部へ入らない
ように各ばね27は図示せざる金具によりロックされて
いる。
【0009】このような装置において、風洞始動前のば
ね27を十分縮めて跳板21が測定部3より内側へ入ら
ないようにしてロックしておいた状態で、隔膜6を瞬時
に破断すると、所定の流入マッハ数8の高速気流が測定
部3に得られる。次いでばね27のロック金具を外す
と、ばね27が伸び跳板21が測定部3の内部へ瞬時に
跳ね出る。この跳板21の跳出量に対応して、跳板21
はピン23の周りに回動し、かつ連結ばね22を介して
伸びる結果、全体として測定部3内に所定の流路形状を
形成することになり、その結果背圧を調整することがで
きる。
【0010】次に第2の発明の図2において、符号1〜
11は図3と同一部材を示し、測定部3下流域において
風洞壁30がやゝ拡大されて形成されており、この風洞
壁30の内側に1対の跳板31が、上流端,下流端を回
動可能に支持されるとともに、中央部にばね32が取付
けられ図示せざる金具によりロックされている。また跳
板31と風洞壁30で囲まれる空間33は連通管34及
びバルブ35を介して真空室36に導通されており、こ
の真空室36には図示せざる真空ポンプが配備されてい
る。なおばね32のばね定数,長さは風洞気流持続時間
及び所要測定部の最小流路面積37によって決まる。
【0011】このような装置において、超音速始動最小
面積より大きい開口部9を有するオリフィス5を設置し
た状態で、ばね32を縮めて跳板31の表面が測定部3
と同一平面になるようにばね32をロックしておくとと
もに、バルブ35を閉じ真空室36を所定の真空度に保
持しておく。この状態で隔膜6を瞬時に破断すると所定
の流入マッハ数8の高速気流が測定部3に得られる。次
いでバルブ35を開くと同時に、ばね32のロック金具
を外すとばね32が伸び、跳板31が測定部3の内部へ
瞬時に跳び出る。このとき跳板31の隙間31′から主
流の一部が空間33,連通管34及びバルブ35を介し
て真空室36に抽気され、その結果背圧を調整すること
ができる。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、吸込式衝撃風
洞の測定部の下流域の壁に、軸線に沿い複数の伸縮可能
な跳板を相互支持点を回転自在に縦設するとともに、上
記各支持点を軸線と直交方向に伸縮可能にばねでロック
支持したことと、吸込式衝撃風洞の測定部の下流域の壁
に、軸線直交方向に伸縮可能にばねでロック支持した複
数個の跳板を縦設するとともに、上記各跳板間を風洞外
の真空室に連通させたこととにより、測定部下流域の流
路形状,面積を短時間で所定値まで変化させることがで
き、高速応答で背圧を任意に調整することができて、幅
広い流動試験を実施することができる吸込式衝撃風洞を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吸込式衝撃風洞の第1の発明の一実施例
の縦断面図である。
【図2】第2の発明の一実施例の縦断面図である。
【図3】従来の吸込式衝撃風洞の縦断面図である。
【符号の説明】
1 貯気タンク 2 吸込ノズル 3 測定部 4 排気ダクト 5 オリフィス 6 隔膜 7 模型 8 流入マッハ数 9 開口部 10 スロート 11 吸込ノズル出口 20 風洞壁 21 跳板 21a , 21b 部材 22 ばね 23 ピン 24 ピン 25 ピン 26 ロッド 27 ばね 30 風洞壁 31 跳板 31′ 隙間 32 ばね 33 空間 34 連通管 35 バルブ 36 真空室 37 最小流路面積

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込式衝撃風洞の測定部の下流域の壁
    に、軸線に沿い複数の伸縮可能な跳板を相互支持点を回
    転自在に縦設するとともに、上記各支持点を軸線と直交
    方向に伸縮可能にばねでロック支持したことを特徴とす
    る吸込式衝撃風洞。
  2. 【請求項2】 吸込式衝撃風洞の測定部の下流域の壁
    に、軸線直交方向に伸縮可能にばねでロック支持した複
    数個の跳板を縦設するとともに、上記各跳板間を風洞外
    の真空室に連通させたことを特徴とする吸込式衝撃風
    洞。
JP4187689A 1992-06-22 1992-06-22 吸込式衝撃風洞 Withdrawn JPH063218A (ja)

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JP4187689A JPH063218A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 吸込式衝撃風洞

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JPH063218A true JPH063218A (ja) 1994-01-11

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ID=16210428

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JP4187689A Withdrawn JPH063218A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 吸込式衝撃風洞

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8042386B2 (en) * 2007-09-20 2011-10-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Test section for wind-tunnel testing apparatus and wind tunnel test apparatus employing the same
CN102419246A (zh) * 2011-08-24 2012-04-18 北京航空航天大学 一种微型水滴发生器
CN106813893A (zh) * 2017-03-14 2017-06-09 百安力钢结构应用科技有限公司 金属屋面短周期高压波动试验系统

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Effective date: 19990831