JPH06321273A - 粘稠液体注出用容器 - Google Patents

粘稠液体注出用容器

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JPH06321273A
JPH06321273A JP5144182A JP14418293A JPH06321273A JP H06321273 A JPH06321273 A JP H06321273A JP 5144182 A JP5144182 A JP 5144182A JP 14418293 A JP14418293 A JP 14418293A JP H06321273 A JPH06321273 A JP H06321273A
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liquid
cylinder
viscous liquid
container
support cylinder
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JP5144182A
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Yoshio Shimada
義夫 島田
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はマヨネーズ等粘稠液体ソースの専用容
器に関するものである。従来の容器には下記等の問題が
あったが,本発明はこれらを全て解決したものである。 A デザインが良くない。 B 内容物が空気に接触する。 C 注出時のキレが良くない。 【構成】下記構成の専用容器を使用する。 A 硬質素材の円筒にソースを注入し,ベローズにて空
気を送給して注出する。 B ソース上部に浮蓋を載置し,空気を遮断する。 C 注出時にノズル先端に粘着したソースは,球状吸引
体により内部に環流させる。 D 把手内の連動装置により,注出と吸引を釦により交
互に連続して行う。 【効果】本容器の実現によりマヨネーズ等の売り上げは
増加し,ホテル・レストラン等では自分の好みのソース
が客自ら装着できる。さらに,全く新しい給食形態や料
理も創造され,当専用容器は一般家庭からホテルまで世
界各国において広く利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調理器具の分野であり,
マヨネーズ・トマトケチャップ等粘稠液体ソースを食品
に装着するための専用容器に関するものである。なお,
この明細書において「ソース」とは,一般用語として醤
油と並んで使用されている「ウスターソース」のことを
指すのではなく,料理用語としてフランス料理等に使用
されている「液体および粘稠液体調味料」全般のことを
指すものである。
【0002】
【従来の技術】
A 調味料およびその容器の形態 調味料を形状別に分類すると塩・胡椒等の粉体,醤油・
ウスターソース等の液体,バター・角砂糖等の固体,お
よびマヨネーズ・トマトケチャップ等の粘稠液体に大別
される。これらを食卓で使用する場合,粉体は上部に小
穴を設けた65ml乳酸菌飲料ポリ容器大の円筒容器,
液体は上部に注出孔と吸気孔を設けた250ml炭酸飲
料缶容器大の円筒容器があるが,いずれも手首を捻って
倒立しなければ使用できなかった。また,液体用容器は
注出孔が露出しているため,ほこりが付着し不衛生であ
った。固体については蓋を着脱できる適当箱体容器があ
るが両手を使わなければ使用できず,粘稠液体について
は適切な容器が無かった。 B 一般家庭での状況 ほとんどの一般家庭では食卓に置く調味料は醤油・ウス
ターソースが主であり,粘稠液体調味料のマヨネーズ・
トマトケチャップ等は台所にて料理に装着のうえ提供さ
れていた。好みにより,マヨネーズ等を食卓に置く場合
には,購入時の容器のまま直立させるか,または,「マ
ヨネーズスタンド」に倒立させて使用されていた。 C 食堂での状況 食堂ではテーブルの上に調味料を置く場合,「カスター
セット」が使用されているが,これは醤油・ウスターソ
ース・塩・胡椒の4点セットが一般的であり,粘稠液体
調味料は卓上には置いていなかった。 D ファーストフード店での状況 ファーストフード店ではホットドック・アメリカンドッ
ク・フランクフルト等に装着するために,トマトケチャ
ップ・マスタード等を充填した「デスペンサー」と呼ば
れる円錐形の注出口を上部に設けた円筒形の軟質プラス
チックの容器が使用されていた。赤・黄および白の3色
が見受けられるが,前者は不透明,後者は半透明であ
る。 E レストラン・ホテルでの状況 レストラン・ホテルにて提供するフランス料理等は料理
の種類も多く,これに適合するソースも,また,多いと
思われるが,「ソースは料理の一部」との概念から料理
ごとに作られ,ほとんどのものは調理場にて料理に装着
してから客のテーブルに運ばれていた。調理場用の,ソ
ースを注出する器具としては,ハンドガン方式のもの,
箱型ポンプ方式のもの等がある。料理により,食卓にて
ソースを給士人がサービスしたり客自信が掛けたりする
場合には,「ソースポット」や「ソースボート」と呼ば
れるいずれも楕円形の容器に入れたもので提供している
が、これは客が好みによって適量を掛けるものであり,
数種の中から1種を選んで使用するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
A ソースの粘性 ソースは一般に味をまろやかにするために「とろみ」を
つけるので粘度が高くなり,従来のような液体注出用容
器では注出困難となって使用することができなかった。
このため,家庭用・業務用とも,後述のように種々の問
題があり,専用容器の開発が望まれていた。本発明はこ
れらの問題を全て解決したものである。 B 一般家庭での問題点 一般家庭で使用されているマヨネーズやトマトケチャッ
プが充填されているチューブ型容器には,下記の問題点
があった。 イ 容器のデザインが良くない 容器を押圧して内容物を注出するため,半透明軟質プラ
スチックで形成されており,直立の状態で座りを良くす
るため,ずんぐりタイプでありデザインが良くない。特
に残量が少なくなると直立不能となり,横に寝かせてお
くため非常に見苦しい。 ロ キレが悪い 注出の際には内容物の粘稠特性から「キレ」が悪く,注
出口外部に粘着し,キャップを閉めるときには外周部に
漏洩して手が汚れる。 ハ 空気に接触している 使用するに従って内容物が減量し,その分空気が吸入さ
れるので,上部表面は常時空気に接触しており劣化変質
する。 ニ 少量のとき注出困難である 内容物が少量となると,倒立しても容器内底・内壁に粘
着しているため注出困難となる。ただし[マヨネーズス
タンド」等に倒立してある場合にはこのかぎりではな
い。 ホ ワンタッチで注出できない 注出をするときは通常左手で容器を持ち,右手でキャッ
プを回して開け,さらに右手に容器を持ち変える動作を
行うため,両手を使わなければ使用できない。また,注
出時には手首を捻って傾けるため老人・身障者にはこの
動作が困難である。 C 食堂での問題点 食堂のテーブルに置かれているカスターセットには前述
のとおり粘稠液体調味料はセットされていないので,客
の好みにかかわらず使用できるソースは醤油とウスター
ソースの2種に限定されていた。 D ファーストフード店での問題点 ファーストフード店では前述のとおりデスペンサーが使
用されているが,カウンターや客のテーブルの上に置か
れてなく,バックヤードにて1品について決められたソ
ースを装着するか,または,カウンター前にて店員が客
の好みを聞いて数種のソースから1種を選んで装着して
いた。このため,客の好みの多様化には対応できなく,
かつ,カウンタータイムが長くなった。また,容器の残
量が少なくなると注出困難となり,かつ,簡便なためデ
ザインの良いものがなかった。 E レストラン・ホテルでの問題点 レストラン・ホテルのフランス料理のソースは,フラン
ス革命以来の食文化歴史から「料理に最も合うソースは
料理人が決めて装着してから客に提供する」とされてお
り,客にはその料理について自分の好みに合ったソース
を選択することはできなかった。また,食卓にてソース
をソースポットやソースボートに入れてサービスする場
合には,粘度の高いもの(市販トマトケチャップ程度の
もの)はレードルで掬っても容器を傾けても程よく落下
せず,粘度の低いもの(市販トンカツソース程度のも
の)より提供することができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
A 粘稠液体は下記構成の専用容器に入れて注出するこ
ととする。 B 容器の形状 粘稠液体注出用容器は多種多様に渡って広く利用するこ
とを目的としたものであり,優れたデザインのものでな
ければならない。形状は円柱状・角柱状・球状・立方体
状等が考えられるが,洋食に使用する場合,平丸皿やグ
ラスが並んでいるテーブルに適合するのは円筒状である
と考える。また,和食に使用する場合,平角皿や小鉢が
並んでいる座卓に適合するのはやや背の低いずんぐりし
た短円筒形であると考える。貯溜筒(1)の材質は透明
アクリル・透明クリスタルガラス・銀等の硬質素材が良
く、ソースには酢・油・塩等が使われているので,当然
これらに耐えるように多層構造にするなど,容器の溶融
防止の措置を講じなければならない。 C 注出の方法 貯溜筒(1)に入れた粘稠液体(24)は,上部からベ
ローズ(3)にて空気(25)を送給し,その圧力にて
下部から注出する。粘稠液体(24)上部には,該粘稠
液体を均一に押圧し,内壁に粘着することなく,僅少と
なっても残留することがなく注出するために,凹状にて
外周が貯溜筒(1)内周に整合し,下部が支持筒(1
1)上部形状に整合する浮蓋(10)を密着載置する。 D 粘稠液体と空気との遮断 貯溜筒(1)内の粘稠液体(24)は,空気(25)に
接触すると酸化し変質する。このため,前述のとおり浮
蓋(10)を上部に密着載置し,空気(25)を遮断す
ることによって劣化を防止する。 E キレ 粘稠液体(24)は注出の際にキレが悪く,注出落下が
終了しても,ノズル(14)の先端に注出途上の部分が
粘着している。このため,注出管(13)中間部に球状
吸引体(17)を装着して,注出途上の粘稠液体(2
4)を,再び注出管(13)および球状吸引体(17)
内に還流させる。 F 把手・連動装置 前述ベローズ(3)を押圧するために,上部押突杆
(8)の先端に固着した上部押圧片(7)を該ベローズ
に当着する。また,前述球状吸引体(17)を押圧する
ために,下部押突杆(19)の先端に固着した下部押圧
片(18)を該球状吸引体に当着する。容器には,ビー
ルジョッキのごとく,貯溜筒(1)上部と支持筒(1
1)中間部間に,把手(23)を連結して架設する。上
記把手(23)には,前記上部押突杆(8)と前記下部
押突杆(19)を,同時に同一方向に押圧するための連
動装置(22)を内設する。注出は,上部押突杆(8)
に固着した注出釦(9)を押圧して行う。 G 防塵措置 未使用時には,前記支持筒(11)を該支持筒外周に緩
やかに整合する内周の載置筒(16)に,挿入載置して
おく。ノズル(14)は載置筒(16)内に収納されて
おり,醤油さしのように注出孔が外部に露出していない
ので,ほこりが付着せず衛生的である。
【0005】
【作用】図によって説明する。 A 図1は,粘稠液体(24)を容器に注入し,注出前
の状態である。 B 図2は,注出を実行した状態である。動作を詳述す
る。 イ 把手(23)を握って,容器を載置筒(16)から
取り上げる。 ロ 栂指にて注出釦(9)を押圧する。 ハ 上部押圧片(7)により,ベローズ(3)が圧縮さ
れる。 ニ 吸気弁(6)が閉じる。 ホ 空気(25)が貯溜筒(1)に送給される。 ヘ 空気圧により浮蓋(10)が押圧される。 ト 粘稠液体(24)が注出管(13)を経由して,ノ
ズル(14)から注出落下する。 チ 注出途上の粘稠液体(24)は,ノズル(14)の
先端に粘着している。 リ 連動装置(22)により,下部押圧片(18)に当
着された球状吸引体(17)が圧縮される。 C 図3は,注出を完了した状態である。動作を詳述す
る。 イ 注出釦(9)を押圧した栂指を戻す。 ロ 弾性によりベローズ(3)が元の状態に戻る。 ハ 吸気弁(6)が開く。 ニ 空気(25)が吸気孔(5)から,ベローズ(3)
内に送給される。 ホ 上部押圧片(7)が元の状態に戻る。 ヘ 連動装置(22)により,下部押圧片(18)が元
の状態に戻る。 ト 弾性により球状吸引体(17)が元の状態に戻る。 チ ノズル(14)の先端に粘着していた注出途上の粘
稠液体(24)は,球状吸引体(17)に吸引され,注
出管(13)および上記球状吸引体(17)内に環流
し,先端には残留していない。 リ 容器を載置筒(16)に戻す。
【0006】
【実施例】
A 従来からの給食形態での利用 イ 一般家庭 一般家庭の食卓には醤油・ウスターソースの外,マヨネ
ーズ・トマトケチャップ等の粘稠液体調味料が充填され
た当専用容器が置かれることになり,家庭料理の洋風指
向増加とともにかなり普及されると考える。使用後は,
冷蔵庫の扉に格納できるので保在性も良い。容器の材質
は経済性を考慮し,アクリル等プラスチックが好まし
い。 ロ 食堂 食堂でもカスターセットに組み込まれるなど醤油・ウス
ターソースの外,マヨネーズ・トマトケチャップ・ドレ
ッシング等の粘稠液体調味料が充填された当専用容器
が,常時テーブルに置かれることになる。実施態様とし
て,一般食堂の外,社員食堂,学生食堂,病院食堂等集
団給食を行う場所でも,従来洋食に装着していたウスタ
ーソースに替って大いに利用されると考える。容器の材
質は,一般家庭同様アクリル等プラスチックが望まし
い。 ハ ファーストフード店 ファーストフード店では,カウンターやテーブルに,ト
マトケチャップ・マスタード等の粘稠液体調味料が充填
された数種の当専用容器が,常時置かれることになる。
客はこの中から好みのものを,ホットドック・アメリカ
ンドック・フランクフルト等に,セルフサービスで装着
する。容器の材質は,アクリル等プラスチックが望まし
い。 ニ レストラン・ホテル フランス料理のフルコースにおいては,ソースを装着す
るものとして,オードブル・魚料理・肉料理・サラダ・
アイスクリーム・菓子・果物等がある。ソースを主材の
下に敷く場合には,従来同様調理場にて調理人が最も適
合するものを選んで,調理の上装着する。ソースを主材
の上に掛ける場合には,従来のソースポットやソースボ
ートに替って,粘稠液体のソースが充填された2−3種
の当専用容器がテーブルにセットされ,客はこの中から
自分の好みに最も合うものを選んで,自ら装着する。た
だし,ソースは料理ごとに異なるので,皿を交換する都
度ソースも交換するのでは煩わしいため,オードブルの
み,またはアントレ(主菜)のみ,あるいはアントルメ
(デザート)のみこの方式とすることも可能である。ア
・ラ・カルト(単品)もこれに準ずる。テーブルセッテ
ィングは,本容器は原則として右手で操作するため,右
側グラスセットの奥に位置する。容器の材質は,高級感
を表すためクリスタルガラスが望ましく,ホテルの貴賓
室では銀製品が最適である。なお,銀製とした場合は,
貯溜筒(1)が不透明のため残量が分からないので該貯
溜筒の最下部のみクリスタルガラスにすると良い。 B 新しい給食形態の創造 イ 粘稠液体の肉・魚 従来,肉・魚は固体であった。これらは料理の主材であ
り,野菜は副材(付け合せ)であった。しかし,当専用
容器の発明により,立場が逆の料理ができる。すなわ
ち,肉・魚をソースに加工して副材とし,主材である野
菜に装着して食することである。ソースの製法は,肉・
魚を挽き,擂潰し,裏ごしし,とろみつけ,調味をして
当専用容器に注入する。このソースを,根菜であればじ
ゃがいも,葉菜であればキャベツ、果菜であればトマト
等に装着して,野菜のメインディッシュとするものであ
る。これらは,従来の「肉じゃが」・「ツナサンドイッ
チ」の例で分かるように美味なものである。粘稠液体の
肉・魚は離乳食では市販されているが,一般食では無か
ったものである。 ロ 多種類ソースの外食店 この外食店は,各種粘稠液体ソースが充填された数種の
当専用容器がカウンターまたはテーブルに置かれ,客は
軽く下味をつけた食材に自分の好みにあったソースで調
味して食する形態のものである。例えば,アイスクリー
ム店において,バニラアイスクリームを注文し,チョコ
レート・フランボワーズ(キイチゴ)・抹茶の3種のソ
ースのうちから1種を選び,客自らアイスクリームに装
着して食する方式のものである。従来には無かった「ソ
ースが主体の店」なのである。食材としては,パン・め
ん類・切り餅・だんご・じゃがいも・おでん・野菜サラ
ダ・アイスクリーム・ケーキ・果物等多種考えられる。 ハ 新しい主食の開発 これは米飯・パン・めん類の部類ではなく,全く新しく
創造する主食である。すなわち,米穀・じゃがいも・豆
類等を原材料として生成し,半調理のうえ切り餅状のも
のを形成し,皿の上に数個乗せて提供する。これに合致
する粘稠液体ソースも数種生成し,これを充填した当専
用容器がテーブルの上に置かれる。和風・洋風の区別に
より,箸,またはナイフ・フォークを使用し,自分の好
みに合うソースをこの中から選んで装着のうえ食する。
つまり,多種多彩のソースのうまさを,ねらいとするも
のである。一般家庭よりも,外食店向きのものである。
【0007】
【発明の効果】
A 粘稠液体注出用容器の利点 当専用容器の利点は下記のとおりである。 イ スマートでデザインが良い。 ロ 外部から残量が分かる。 ハ 右,または左の片手で操作ができる。 ニ キレが良い。 ホ 内容物が空気に接触しない。 ヘ ノズルにほこりが付着しない。 ト 冷蔵庫の扉に格納できる。 チ 手首を捻ったり,倒立しなくても注出できる。 リ プラスチック・ガラス・金属と3種の素材が利用で
きる。 ヌ 洋食・和食・中華それぞれのソースに利用でき,そ
れに合致したデザインのものを作成することができる。 B 粘稠液体調味料の売り上げ増加 一般家庭・食堂・ファーストフード店においては,マヨ
ネーズ・トマトケチャップ・マスタード・ドレッシング
等粘稠液体調味料が充填された当専用容器がテーブルや
カウンターに置かれ,嗜好の多様化によりメインディッ
シュを中心にかなり利用される。したがって,前記ソー
スは相当な売り上げ増加になると考える。また,ファー
ストフード店では,これらソースを客がセルフサービス
にて装着をするため,カウンタータイムが短縮される。 C レストラン・ホテルで好評を得る レストラン・ホテルは外国人にも多く利用され,また,
客層も一般庶民から著名人まで多様であり,嗜好も多彩
となるためこれに対応しなければならないが,当専用容
器を使うことによりこれが解決される。例えば,アント
レ等では主材・付け合せ・ソースの3点とも最も自分の
好みに合うものを食することができるからである。した
がって好評を得るものと考える。 D 老人・身障者の利用 日本は世界一の長寿国である。今後,ますます高齢者が
多くなる。しかし,高齢者には片半身不随の方や,手首
の関節が麻痺して動かない方もいる。また,片手の不自
由な身障者の方もいる。当専用容器はこれらの方々のこ
とも考えて,右,または左の片手のみで握り,手首を捻
らなくても注出できるようにしたものである。日本料理
は箸を使用するため,片手のみで食することができる
が,西洋料理はナイフとフォークを使用するため,両手
が自由になる人でなければ食することができない。この
ことは今後,世界一長寿国の日本人が検討を要する課題
であろう。 E グローバルな新食文化の形成 当専用容器は日本はもとより,世界各国において,一般
家庭からホテルまで,健常者や身障者も,広く利用する
ことを目的として発明したものである。この発明により
従来からの給食形態では,かなり多くの人々に利用さ
れ,食事はバラエティーに富んだものとなるであろう。
また,前述のように全く新しい食事の方法や,今までに
無い料理が生まれ,21世紀に向かって新しい食文化を
形成するものと確信する。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘稠液体を容器に注入した状態の断面図であ
る。貯溜筒は透明素材。以下同じ。
【図2】注出を実行した状態の動作説明図である。
【図3】注出を完了した状態の動作説明図である。
【図4】当容器の斜視図である。
【図5】同じく右側図面である。
【図6】同じく左側図面である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく底面図である。
【符号の説明】
1……貯溜筒 2……上蓋 3……ベローズ 4……送気孔 5……吸気孔 6……吸気弁 7……上部押圧片 8……上部押突杆 9……注出釦 10……浮蓋 11……支持筒 12……注出孔 13……注出管 14……ノズル 15……ノズル受台 16……載置筒 17……球状吸引体 18……下部押圧片 19……下部押突杆 20……固定ピン 21……移動ピン 22……連動装置 23……把手 24……粘稠液体 25……空気 26……取り付けバンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 85/72 D 7191−3E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A 硬質素材で形成される筒状の貯溜筒
    (1)を,上部に漏斗状の注出孔(12)を設けた支持
    筒(11)に挿着し,凹状にて外周が貯溜筒(1)内周
    に整合し底部が支持筒(11)上部形状に整合する浮蓋
    (10)を,上記貯溜筒(1)に注入した粘稠液体(2
    4)上部に密着載置する。 B 前記貯溜筒(1)上部には,ベローズ(3)と一緒
    になり,吸気弁(6)を添設した吸気孔(5)および送
    気孔(4)を有する,上蓋(2)を冠着する。 C 前記支持筒(11)には,上部が注出孔(12)に
    連通し,中間部には弾性のある球状吸引体(17)を装
    着し,下部にはノズル(14)を嵌着した注出管(1
    3)を内設する。 D 前記ベローズ(3)に上部押突杆(8)の先端に固
    着した上部押圧片(7)を当着し,また,球状吸引体
    (17)にも下部押突杆(19)の先端に固着した下部
    押圧片(18)を当着し,貯溜筒(1)上部と支持筒
    (11)中間部間には把手(23)を連結して架設し,
    該把手には上部押突杆(8)と下部押突杆(19)を同
    時に同一方向に押圧するための連動装置(22)を内設
    する。 E 前記支持筒(11)は,該支持筒外周に緩やかに整
    合する内周の載置筒(16)に挿入載置する。 以上の構成からなる粘稠液体注出用容器。
JP5144182A 1993-05-10 1993-05-10 粘稠液体注出用容器 Withdrawn JPH06321273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09202344A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 L'oreal Sa 計量ボトル
WO2023283210A1 (en) * 2021-07-06 2023-01-12 H.J. Heinz Company Brands Llc Condiment dispensing apparatus, system, and methods of use

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