JPH06313330A - スラリー流路内包井戸用スクリーン - Google Patents

スラリー流路内包井戸用スクリーン

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JPH06313330A
JPH06313330A JP12784693A JP12784693A JPH06313330A JP H06313330 A JPH06313330 A JP H06313330A JP 12784693 A JP12784693 A JP 12784693A JP 12784693 A JP12784693 A JP 12784693A JP H06313330 A JPH06313330 A JP H06313330A
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JP
Japan
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screen
wire
slurry
well
pipe
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JP12784693A
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English (en)
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Tadayoshi Nagaoka
忠義 永岡
Esu Supaarin Derii
デリー、エス、スパーリン
Patoritsuku Ashiyuton Jiefuason
ジェファソン、パトリック、アシュトン
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Nagaoka KK
Original Assignee
Nagaoka KK
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
    • E21B43/02Subsoil filtering
    • E21B43/08Screens or liners
    • E21B43/088Wire screens
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
    • E21B43/02Subsoil filtering
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のグラベルスラリー流路を備えたスクリ
ーンであって組立ておよび井戸中への吊降し、吊上げが
容易であり、スクリーンと井戸穴間の空間中のグラベル
スラリーの流れを妨げることがない井戸用スクリーンを
提供する。 【構成】 スクリーン(1)のワイヤ(5)の内側に、
グラベルスラリー用の複数の供給管(6)を設け、これ
ら供給管(6)とスクリーン外部とを連通するスラリー
供給孔(7)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油井戸、天然ガス井
戸、水井戸および地下汚染修復井戸用の装置に関し、特
に筒状のワイヤ巻スクリーン内に複数の流体管をひとま
とめにして配置することにより実質的に水平方向に配置
された井戸穴から採取される流体、天然ガスおよび有毒
抽出物から砂や好ましくない固体を濾過する濾過媒体の
設置を容易にした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体やガスの生産効率を不当に制
限することなく石油井戸、天然ガス井戸、水井戸および
汚染修復井戸から生産される流体やガスから砂やその他
の固体を除去するように設計されたスクリーンや濾過装
置が数多く知られている。これらの装置はしばしばグラ
ベルおよび/または砂等の濾過補助材とともに使用され
る。これらの濾過補助材は装置内に内蔵されるかまたは
装置を包囲するようにして別個に設けられる。
【0003】ワイヤ巻きスクリーンとプリパックドスク
リーンは穿孔された井戸穴内で使用される装置の例であ
る。このような装置を井戸穴内に配置する以前に、井戸
穴はそのまゝにしておく場合もあり、また多数の孔を穿
ったケーシングやライナーを井戸穴に固定して設ける場
合もある。このようなスクリーンの開口部は流体に含ま
れる望ましくない固体の流入を阻止するように設計され
ている。スクリーンおよび井戸ライナーはしばしば濾過
補助材によって包囲されている。濾過補助材は通常グラ
ベルからなる。濾過補助材とともに使用される場合、ス
クリーンやライナーの開口は濾過補助材を阻止するよう
に設計され、該濾過補助材は生産される流体に含まれる
望ましくない固体を阻止するように設計されている。
【0004】プリパックドスクリーン、多孔媒体濾過装
置等は濾過補助材をスクリーン内に内蔵する装置の例で
ある。これらの装置も上記と同じ目的で使用され、濾過
補助材は通常グラベルからなる。
【0005】多重巻きスクリーンは2またはそれ以上の
ワイヤ巻層を備え、これらのワイヤ巻層は一つの装置に
おいて望ましくない固体の侵入を防ぐ多重フィルターと
して作用する。多重巻きスクリーンはしばしば井戸穴中
においてグラベルとともに使用される。
【0006】これら従来の装置に共通の一つの問題点
は、これらの装置はスクリーンと井戸穴との間の空間に
おいて生じる外側グラベル中の空隙すなわち未充填領域
を充填する実用的な手段を備えていないということであ
る。このような空隙すなわち未充填領域は、固められて
いない地層から望ましくない砂や固体が井戸穴内に入る
通路となり、その結果スクリーンを浸蝕させ、スクリー
ン開口を閉塞し、および/または井戸穴内部を望ましく
ない砂や固体で充填することとなる。
【0007】このような空隙すなわち未充填領域は、グ
ラベルがスクリーンと井戸穴間の空間を通ってポンプに
より給送される時に、しばしば該空間中を通ってグラベ
ルを運ぶ運搬流体がスクリーン内部に流入することによ
って該空間内における運搬流体の速度を減じ、グラベル
スラリー脱水といわれるグラベルの集中を増大させ、こ
れがスクリーンの全長にわたりグラベルが行き渡ること
を妨げることによって生じるものである。
【0008】この問題は垂直線から45°ないし90°
傾斜した高傾斜井戸穴においては特に深刻である。なぜ
ならば、重力によりグラベルはこの井戸穴の低い側に落
ち「砂丘」(dune)を形成する結果この砂丘がその後のグ
ラベルのスクリーンと井戸穴間の空間内の運動を妨げる
ことになるからである。グラベルが堆積すると、運搬流
体は井戸穴の高い側に偏りスクリーン内に流入すること
により、該空間を流れる運搬流体の速度が減少し、流体
がグラベルをスクリーンの底部または下端まで押込む能
力が減少する。
【0009】非常に長く(100〜2000フィート以
上)かつ高傾斜(45°〜90°)の井戸穴は、グラベ
ルがポンプで給送される時に重力により井戸穴の低い側
に堆積し、給送が終った後グラベルがスクリーンの上側
をグラベルで覆われずに残すため、グラベルで充填する
ことが特に困難である。その後、スクリーンのグラベル
で覆われていない部分は生産された流体またはガス中に
含まれる固体による腐蝕にさらされ、スクリーンの開口
は望ましくない固体によってより簡単に閉塞されること
になる。
【0010】グラベルスラリーの脱水は、流体が過度に
地層やスクリーン中に失われることを防止するととも
に、達成すべき所望の効果を奏するためにすべてのグラ
ベルを各粒が相互に接触するような配置で充分に詰め込
むために充分な脱水が行われるように制御しなければな
らない。
【0011】「井戸のグラベル充填方法」と題する米国
特許第4,945,991号公報には、グラベルを含有
する流体がスクリーンと井戸穴間の空間中の空隙すなわ
ち未充填領域内に流入しこれを充填するための流路を提
供するために、スクリーンの外側においてスクリーンの
全長にわたって長手方向にほぼ長方形の複数穿孔シャン
ト管を取付け、相互に結合される各スクリーン部分の長
さごとにこれらシャント管を相互に結合してなるスクリ
ーンが記載されている。この装置によれば、グラベルお
よび流体スラリーはスラリー附近またはスクリーン上方
の複数の流路に入りこの流路を通った後スクリーンと井
戸穴間の空間および前記取付けられた1または複数の穿
孔シャント管の双方を通下することができる。穿孔シャ
ント管中のスラリーの脱水は、シャント管に穿たれた制
限された面積の複数の孔の組合せとスクリーンと井戸穴
間の空間中のグラベルスラリーの流下によって抑止され
る。したがって、穿孔シャント管中のグラベルスラリー
は、それがグラベルが欠けているか充分に充填されてい
ないスクリーンと井戸穴間の空間の部分近くに到達する
まで脱水するおそれが少く、シャント管を通って連続的
に流れ、次いでグラベル充填が不充分な空間中に流出す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記米国特許第4,9
45,991号記載の装置の問題点は、それを穿孔した
井戸穴中に吊り降すことが面倒である上に、該装置はス
クリーンと井戸穴間の空間におけるグラベルスラリーの
好ましい流れを妨げ、またスクリーンが井戸穴に引掛っ
たりした場合および/または井戸穴から引上げる必要が
ある場合に井戸穴から引上げることが困難である。ま
た、スクリーンを組立てながら井戸穴中に降して行く過
程でスクリーンの外側に取付けてある各シャント管を隣
接するスクリーン部分に取付けてある各シャント管と連
結する作業は困難であり面倒である。
【0013】よって、本発明の第1の目的は、複数のグ
ラベルスラリー流路を備えたスクリーンであって、井戸
のある場所で組立てることが容易であり、井戸穴中の吊
り降しおよび井戸穴からの引き上げが容易であり、スク
リーンと井戸穴間の空間中のグラベルスラリーの流れを
妨げることがない改良された井戸用スクリーンを提供し
ようとするものである。
【0014】本発明の第2の目的はスクリーンを組立て
ながら井戸穴中に降して行く過程で各シャント管どうし
を連結する際に困難性が生じない井戸用スクリーンを提
供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】上記第1の目
的を達成する本発明のスラリー流路内包井戸用スクリー
ンは、スクリーンの円周方向に所定間隔で配置されスク
リーンの軸方向に延長する複数のサポート部材と、該サ
ポート部材の外周に所定幅のスリットを形成するように
巻回されたワイヤとを有する円筒状のスクリーンにおい
て、該ワイヤの内側に、グラベルを含有するスラリー用
の1または複数の流路をスクリーンの軸方向に設けると
ともに、該流路とスクリーン外部とを連通させる複数の
開口を形成したことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、ワイヤの内側に、スラリ
ー用の1または複数の流路をスクリーンの軸方向に設け
るとともに、該流路とスクリーン外部とを連通させる複
数の開口を形成し、スクリーンの外側にはいっさい流路
管のような張出し構造がないので、スクリーンを井戸穴
中に吊り降したり井戸穴から引上げる場合にスクリーン
が井戸穴に引掛かるおそれがなく、スクリーンの吊下
げ、吊上げ作業を通常のスクリーンと同様の容易さで行
うことができる。またスクリーンと井戸穴間の空間にお
けるグラベルスラリーの流れをシャント管が妨げるおそ
れがなく、常に円滑なスラリーの流れを確保することが
できる。
【0017】本発明の一側面において、スラリー流路内
包井戸用スクリーンは、複数の開口を有するおおむねの
円筒形状のベース部材と、該ベース部材の外周面上に円
周方向に間隔をおいて配設された長手方向に延長する複
数のサポート部材と、該サポート部材の外周に所定幅の
空隙を設けて、巻回されたワイヤとを備え、該ワイヤの
内側と該ベース部材の外表面との間には該サポート部材
によって区画されかつ長手方向に延長する空間が該ベー
ス部材の全周にわたって形成されており、さらに該サポ
ート部材によって区画され長手方向に延長する該空間を
長手方向に隔離し封止するシール手段を長手方向におい
て選択された位置において間隔をおいて設けた選択的隔
離スクリーンにおいて、該ワイヤの内側と該ベース部材
の外表面との間に、グラベルを含有するスラリー用の1
または複数の流路をスクリーンの軸方向に設けるととも
に、該流路とスクリーン外部とを連通させる複数の開口
を該シール手段中に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0018】本発明によれば、選択的隔離スクリーンに
おいてワイヤの内側とベース部材の外表面との間にスラ
リー用の流路を設けるとともに該流路とスクリーン外部
とを連通させる開口をシール手段中に形成したので、該
開口をスクリーンのワイヤ巻回部分にドリルで開設する
必要がなく、ワイヤの強度を弱めることがないという利
点がある。
【0019】また上記第2の目的を達成する本発明のス
ラリー流路内包井戸用スクリーンは、上記の構成に加え
て、所定の間隔で形成された複数の貫通孔を有するパイ
プを内蔵し、該複数のサポート部材は該パイプの外周に
配置されており、該パイプは隣接する井戸用スクリーン
の該パイプと同一外周面を形成するように連結されてお
り、隣接する2本の井戸用スクリーンの隣接端部の間に
は短筒状のカバープレートを跨設し、このカバープレー
トの内周面と該連結されたパイプの外周面との間の空間
が該隣接する2本の井戸用スクリーンの各スラリー用流
路を連通させる空間を形成することを特徴とする。
【0020】本発明によれば、穴明きパイプを内蔵する
2本のスクリーンの該穴明きパイプが同一外周面を形成
するように連結するとともに、隣接する2本のスクリー
ンの隣接端部間に短筒状のカバープレートを跨設し、こ
のカバープレートの内周面と該連結されたパイプの外周
面との間の空間が該隣接する2本のスクリーンの各スラ
リー用流路を連通させる空間を形成するように構成した
ので、隣接する2本のスクリーンのスラリー用流路どう
しを直接チューブにより連結する必要がなく、スクリー
ン設置現場におけるスラリー用流路の連結を極めて容易
に行うことができる。
【0021】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1〜図4は本発明のスクリーンの1実
施を示すもので、図1はスクリーンの一部を示す斜視
図、図2はスクリーンの横断面図、図3はスラリー供給
管の拡大横断面図、図4はスラリー供給孔の形成方法を
示す部分斜視図である。スクリーン1は所定の間隔で形
成された複数の流体取入用の貫通孔2aが穿設されたパ
イプ2と、その外周に円周方向に所定間隔で配置され、
スクリーン1の軸方向に延長する複数のサポートロッド
3と、これらのサポートロッド3の外周に所定幅のスリ
ット4を形成するように形成されたウエッジワイヤ等の
ワイヤ5とを備えている。サポートロッド3はスクリー
ンの半径方向に所定の高さを有する板状の部材からな
り、そのワイヤ5と接する端部はほぼ3角形の断面形状
を有しワイヤ5はサポートロッド3との各交差点におい
てサポートロッド3に溶接されている。サポートロッド
3はパイプ2の貫通孔2aにかぶさらないような位置に
配置されている。
【0022】ワイヤ5の内側において、ワイヤ5とパイ
プ2との間に形成された空間中にスクリーン1の軸方向
に延長する複数本(図示の実施例においては8本)のス
ラリー供給管6が等間隔で配設されている。これらのス
ラリー供給管6はグラベルを含有するスラリーの流路を
形成する。各スラリー供給管6は図3の拡大横断面図か
ら明らかなように、長方形の断面を有しかつそのワイヤ
5の内周に面する側の両端部に長手方向に延長する1対
の突条状ワイヤ支持部6a、6aを備えている。各ワイ
ヤ支持部6aはその先端部がサポートロッド3の先端部
と同様ワイヤ5との溶接を容易にするため断面3角形に
形成されている。
【0023】ワイヤ5とパイプ2との間の空間において
スラリー供給管6が配置されている部分にはサポートロ
ッド3は配置されておらず、スラリー供給管6はスラリ
ーを供給するための流路を形成するとともにワイヤ5を
外圧に対して支持するサポートロッドの機能を果してお
り、ワイヤ5は各ワイヤ支持部6aとの交差点において
ワイヤ支持部6aに溶接されている。また各サポートロ
ッド3および各スラリー供給管6はその両端部において
スクリーン1の対応する両端部に溶接等の方法により固
定されている。
【0024】なお、図1〜図4の実施例においては、ス
ラリー供給管6は両端部にのみワイヤ支持部6a、6a
を備えているが、ワイヤ支持部6a、6aの中間にさら
に突条状のワイヤ支持部をワイヤ支持6a、6aと平行
に設けるようにしてもよい。また、スラリー供給管6の
頂面中央に突条状のワイヤ支持部を1本だけ設けるよう
にしてもよい。
【0025】この実施例は、スラリー供給管6の両側壁
部6c、6cとワイヤ支持部6a、6aは一体となって
ワイヤ5に対するサポートロッドの機能を果しているの
で、スラリー供給管6を形成することによりサポートロ
ッドの本数を節約することができる。さらにサポートロ
ッドとしての機能を果す上でスラリー供給管6の両壁6
c、6cは頂板6bおよび底板6d(図3参照)によっ
て相互に連結されているので、これら頂板6b、底板6
dが補強部材として働き、外圧に対してワイヤ5を支持
する力が増大している。
【0026】各スラリー供給管6のワイヤ5に面する側
の頂板6bおよびワイヤ5の対応する位置にはスラリー
供給孔7が所定の間隔で形成されている。このスラリー
供給孔7は、たとえば図4に示すように、スラリー供給
管6の頂板6b上において両サポート支持部6a、6a
間に形成された空間中スラリー供給孔7を形成する位置
附近の空間部分とこの空間部分に対応する面積のワイヤ
スリット4の部分にシーラント8を充填した後、ワイヤ
5とスラリー供給管6の頂板6bにドリルによってスラ
リー供給孔7を穿つことによって形成することができ
る。このスラリー供給孔7はスラリー流路とスクリーン
外部とを連通させる複数の開口を構成する。
【0027】次にこのスクリーンの作用について説明す
る。井戸穴(ケーシングを設ける場合と設けない場合と
がある)中に上記構成のスクリーン1を後述の方法で複
数本つなぎながら吊り降して設置する。この実施例はス
ラリーを上方から下方に向って充填するいわゆるトップ
ダウン型のものであり、接続されたスラリー供給管6の
中最下端のものは底が閉じており、最上端のものは上部
が開放していて図示しない外部のスラリー供給源に接続
されている。
【0028】こうしてスクリーン1を井戸穴中に設置し
た後外部のスラリー供給源からグラベルを含むスラリー
をスクリーン1内部のスラリー供給管6に供給する。ス
ラリーは各スラリー供給管6およびワイヤ5に穿設され
たスラリー供給孔7を通ってスクリーン1と井戸穴の壁
面との間に形成された空間中に噴射され、スラリー中の
グラベルはこの空間に定着する。
【0029】グラベルはスラリー供給管6およびスクリ
ーン1と井戸穴の壁面との間の空間の双方を通って該空
間中に充填してもよいし、スラリー供給管6のみを介し
て該空間中に充填してもよい。
【0030】スクリーン1と井戸穴の壁面との間の空間
の一部においてなんらかの原因によりブリッジが形成さ
れスラリーの下方への流れが阻止される場合でも、スラ
リーはスラリー供給管6を通ってこのブリッジを迂回し
てブリッジ下方の該空間内に流入し続けるので該空間は
最終的には完全にグラベルで充填される。
【0031】図5は本発明の他の実施例を示す横断面図
である。なお、以下の実施例において図1〜図4の実施
例と同一構成要素は同一符号で示し、その詳細な説明を
省略する。
【0032】図5の実施例はスクリーン10が穴明きパ
イプ2を備えていない以外は図1〜図4の実施例とその
構成および機能において同一である。
【0033】図6は本発明の他の実施例を示す横断面図
である。この実施例のスクリーン20においては前記各
実施例のようにサポートロッド3は設けられておらず、
円管状のスラリー供給管11のみがワイヤ5を外圧に対
して支持するサポート部材として機能する。各円管はそ
の両端部においてスクリーン20の両端部に溶接等の方
法で固定されている。
【0034】この実施例においては各スラリー供給管1
1がサポート部材として機能し、サポートロッドを省略
することができるとともに、スラリーの供給孔も増加し
ているので大量のスラリーを供給することができる。
【0035】図7は本発明の他の実施例を示す横断面図
である。この実施例はスクリーン30が穴明きパイプ2
を備えていない以外は図6の実施例と構成および機能に
おいて同一である。
【0036】図8は本発明の他の実施例を示す横断面図
である。この実施例においては、図6の実施例と同様に
スクリーン40には円管状のスラリー供給管11が設け
られているが、図6の実施例と異り、スラリー供給管1
1は所定の間隔をおいて複数本(図示の実施例において
は8本)が配設されており各スラリー供給管11の間に
は複数のサポートロッド3が配設されている。その他の
構造は図6の実施例と同一である。
【0037】図9は本発明の他の実施例を示す横断面図
である。この実施例はスクリーン50が穴明きパイプ2
を備えていない以外は図8の実施例と構成および機能に
おいて同一である。
【0038】上記各実施例において、スラリー供給管と
しては上記各実施例のものに代えて、図10に示すよう
に所定間隔で形成された複数の流体取入用スリット12
aを有する円管状のスラリー供給管12を使用すること
もできる。また図11に示すように、円周方向に所定間
隔で配置されたスクリーンの軸方向に延長する複数のサ
ポートロッド13と、これらサポートロッドの外周に所
定幅のスリット16を形成するように巻回されたワイヤ
14とを有する円筒状の小スクリーン15をスラリー供
給管として使用することもできる。図10、図11のス
ラリー供給管12、15を使用する場合は流体取入用ス
リット12aまたはスリット16はスラリー中のグラベ
ルが流出し得ない寸法にする必要がある。これらのスラ
リー供給管12、15はスラリー供給孔7からグラベル
を含むスラリーを供給するのみならず、スラリーの供給
を完了した後は石油やガス等の流体がスラリー供給管1
2の取入口12aまたはスラリー供給管15のスクリー
ンスリット16を介してスクリーン外部からスクリーン
内部に流入するので、スクリーンの流体取入能力を増加
することができるというメリットがある。
【0039】図12は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例においては、スクリーン60はサ
ポートロッド3の間に所定間隔で挿入された断面長方形
のスラリー供給管17はそれ自体はワイヤ5を外圧に対
し支持するサポート部材としての機能を果さない点で前
記各実施例のスラリー供給管と異る。
【0040】図13は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例においては、スクリーン70は図
12の実施例のスクリーン60と同様にサポート部材と
しての機能を有しないスラリー供給管17を備えている
が、穴明きパイプ2を備えておらず、各スラリー供給管
17の両側のサポートロッド18はスクリーンの半径方
向内側の各端部から相互に接近する方向にL字状に折曲
ってフランジ18aを形成しており、スラリー供給管1
7を支持している。
【0041】図14は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例において、スクリーン80のスラ
リーの流路はスクリーン80の軸方向に等間隔で配設さ
れた複数のチャンネル部材19(図示の実施例では8
本)と、この開口部分を閉じるプレートまたはシーラン
ト21によって形成される。チャンネル部材19は両側
壁19a、19aとこれら両側壁をつなぐ連結部19b
からなり、両側壁19a19aはワイヤ5を外圧に対し
支持するサポート部材として機能する。
【0042】この実施例も図1〜図4の実施例と同様
に、サポートロッドの本数を節約することができる上に
両側壁をつなぐ連結部19bが補強部材として働き、外
圧に対してワイヤ5を支持する力が増大している。
【0043】図15は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例においてスクリーン90は穴明き
パイプ2を備えていない以外は図14の実施例とその構
成および機能において同一である。
【0044】図16は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例において、スクリーン100のス
ラリー用流路24は、2つの隣り合う半径方向に延びる
板状のサポートロッド3、3と、該2つのサポートロッ
ド3、3の間のパイプ2の外周面と、該2つのサポート
ロッド3、3の間の空間においてワイヤ5の内周面に隣
接して設けられたプレートまたはシーラント23によっ
て形成されている。
【0045】この実施例においてはパイプ2の外周面お
よびサポートロッド3をスラリー用流路を形成する部材
の一部として利用しているので、スラリー用流路形成の
ために特別に必要とされる部材はプレートまたはシーラ
ント23のみであり、材料が節約されるとともに構成が
簡素化され、スクリーンの重量も最小にすることができ
る。
【0046】図17は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例においてスクリーン110は図1
6の実施例の穴明きパイプ2のかわりにスクリーン11
0の軸方向に所定の間隔で配置された複数のリング26
を備え、スラリー流路25は2つの隣り合う半径方向に
延びる板状のサポートロッド3、3と、該2つのサポー
トロッド3、3の間の空間においてワイヤ5の内周面に
隣接して設けられたプレートまたはシーラント23と、
複数のリング26の外周面に隣接して設けられたプレー
ト28によって形成されている。
【0047】図18は本発明の他の実施例を示す横断面
図である。この実施例においてスクリーン120は図1
6の実施例の穴明きパイプ2のかわりに、円周方向に所
定間隔で配置されスクリーンの軸方向に延長する複数の
サポートロッド30と、該サポートロッド30の外周に
所定幅のスリットを形成するように巻回されたワイヤ3
2を有する円筒状の内側スクリーン34を備え、スラリ
ー流路35は2つの隣り合う半径方向に延びる板状のサ
ポートロッド3、3と、該2つのサポートロッド3、3
の間の空間においてワイヤ5の内周面に隣接して設けら
れたプレートまたはシーラント23と、内側スクリーン
34の外周面に隣接して設けられたプレート36によっ
て形成されている。図19は本発明を選択的スクリーン
に適用した実施例を示す部分断面図である。
【0048】選択的隔離スクリーンはたとえば米国特許
第4,771,829号に開示されるものであって、複
数の開口を有するおおむね円筒形状ベース部材(たとえ
ば穴明きパイプ)と、該ベース部材の外周面上に円周方
向に間隔をおいて配設された長手方向に延長する複数の
サポート部材と、該サポート部材の外周に所定幅の空隙
を設けて、巻回されたワイヤとを備え、該ワイヤの内側
と該ベース部材の外表面との間には該サポート部材によ
って区画されかつ長手方向に延長する空間が該ベース部
材の全周にわたって形成されており、さらに該サポート
部材によって区画され長手方向に延長する該空間を長手
方向に隔離し封止するシール手段を長手方向において選
択された位置において間隔をおいて設けたものである。
この構成により、目詰り除去作業またはグラベル充填作
業の際に、目詰りが生じた場所または流下させたいグラ
ベルが存在する場所に対応するスクリーン区間において
ベース部材の内部から流体を半径方向に噴射すれば、噴
射された流体はこのスクリーン区間の上下に設けられた
シール手段によって該空間の上下方向の移動が制限され
ているので所望のとおりにワイヤの空隙から井戸孔に向
って半径方向に噴射され、目詰りの除去やグラベルの流
下を効果的に行うことができる。
【0049】本実施例において、選択的隔離スクリーン
140は、図1〜図4の実施例と同一形状の円周方向に
間隔をおいて配設される長手方向に延長する複数のロッ
ド(図示せず)と、該サポートロッドの外周に所定幅の
空隙144を設けて巻回されたワイヤ145と、該ワイ
ヤの内側に設けられた複数のスラリー用流路を形成する
スラリー供給管146とを備える複数のスクリーンジャ
ケット147を流体流入用の貫通孔2aが穿設されたパ
イプ2の外周面上に嵌込んで構成されており、シール手
段は各スクリーンジャケット147の対応する端部間に
跨設された短筒状のカバープレート148の各端部14
8aおよび該スクリーンジャケットの各端部をパイプ2
の全周にわたってパイプ2に溶接固定することによって
構成されており、スラリー供給口149は該カバープレ
ート148に穿設されている。選択的隔離スクリーンに
本発明を適用する場合、ベース部材としては図19に示
すような穴明きパイプの他、スクリーンの軸方向に延長
するらせん状のワイヤを使用してもよいし、複数のリン
グをスクリーンの軸方向に所定間隔で並設することによ
りスクリーンの円周方向に連続する複数のスリットが形
成されたものを使用してもよい。またベース部材として
軸方向に所定間隔をもって円筒状に配設された複数のロ
ッドの外側に所定ピッチでらせん状のワイヤを巻回し、
該ロッドと該ワイヤを溶接一体化してなる円筒状部材を
使用してもよい。
【0050】本発明は、図1,図6,図8,図12,図
14,図16実施例のように内側に穴明きパイプ2を有
するスクリーンまたは図18の実施例のように内側スク
リーン34を有するスクリーンにおいて該穴明きパイプ
2または内側スクリーン34の外周面とワイヤ5の内周
面との間に形成される空間内にグラベルを充填したいわ
ゆるプリパックドスクリーンにも適用することがきる。
【0051】本発明の1側面においては、上記図6また
は図7に示す実施例のワイヤ5に代えて、多数の軸方向
スリットが形成されたスリットパイプを使用する。この
場合円管状のスラリー供給管11はワイヤのサポートロ
ッドとしての機能は有しておらず、内側に穴明きパイプ
を設ける場合は内側の穴明きパイプと外側のスリットパ
イプとの間のスペーサとして機能する。その他の構造お
よび作用は図6または図7の実施例と同様である。な
お、スラリー供給管は円筒状のものに限らず、四角筒、
多角筒、または図10、図11に示すもの等任意の形
状、構造のものから選択することができる。また内側に
穴明きパイプを使用する場合は各スラリー供給管の間の
空間にグラベルを充填してもよい。またこの実施例の構
造を選択的隔離スクリーンに適用することも可能であ
る。
【0052】次に、本発明のスラリー流路内を井戸用ス
クリーンを複数本順次接続して井戸穴に設置する場合の
隣接する2本のスクリーンの接続方法について説明す
る。図20は図1〜図4に示す実施例の2本のスクリー
ン1、1の接続方法の1例を示す部分縦断面である。ス
クリーン1、1のパイプ2、2の対向する接続端部2
c、2cはネジが切られており、ネジが切られたカップ
リング130によって相互に接続されている。各スクリ
ーン1、1のスラリー供給管6、6の端部は穴明きパイ
プ2に対し環状に溶接されていて環状シール部131、
131が形成されている。両スラリー供給管6、6はジ
ョイント133、133によって接続管134に連結さ
れており、これによって両スラリー供給管6、6は相互
に連通している。
【0053】図21は2本のスクリーン1、1の接続方
法の他の例を示す部分縦断面図である。図21におい
て、スクリーン1、1のパイプ2、2の対向する接続端
部2c、2cにはネジが切られていて相互に螺合してお
り、穴明きパイプ2、2は同一外周面を形成している。
各スラリー供給管6、6の端部は穴明きパイプ2、2に
対し環状に溶接されていて環状シール部131、131
が形成されている。両スラリー供給管6、6の端部を覆
うようにして両スラリー供給管6、6の間に短筒状のカ
バープレート135が跨設されており、このカバープレ
ート135の両端部はスチールバンド137、137に
よってスラリー供給管6、6の端部6c、6cに対し固
定されている。このカバープレート135の内周面と前
記接続されたパイプ2、2の外周面との間の空間136
が両スラリー供給管6、6を相互に連通させる環状空間
を形成している。
【0054】図22はスクリーン1、1の接続方法のさ
らに他の例を示す部分縦断面である。図22において、
図21と同一の構成要素は同一の符号で示し、その詳細
な説明を省略する。図22の接続方法は図21の接続方
法と類似するが、図22と異り短筒状カバープレート1
40が一方のスクリーンのスラリー供給管6に溶接され
たカバープレート140aと他方のスクリーンのスラリ
ー供給管6に溶接されたカバープレート部分140bか
らなり、カバープレート部分140bはカバープレート
部分140aの内側に入子式に嵌装されるようになされ
ている。したがって、パイプ2の接続端部2c、2cを
回転して螺合させるにつれてカバープレート部分140
bの先端の外周面がカバープレート部分140aの先端
の内周面に沿って回転摺動してカバープレート140が
形成される。この方法によれば各カバープレート部分を
工場において溶接しておくことができ、現場におけるカ
バープレートの取付が不要となり施工上有利である。
【0055】なお、図21および図22の接続方法にお
いては、各スラリー供給管間の円周方向の空間も溶接材
料によってシールされており、環状空間136は外部か
ら完全にシールされている。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ワ
イヤまたはスリットパイプの内側に、スラリー用の1ま
たは複数の流路をスクリーンの長手方向に設けるととも
に、該流路とスクリーン外部とを連通させる複数の開口
を形成したので、スクリーンを井戸穴中に吊り降したり
井戸穴から引上げる場合にスクリーンが井戸穴に引掛か
るおそれがなく、スクリーンの吊下げ、吊上げ作業を通
常のスクリーンと同様の容易さで行うことができる。ま
たスクリーンと井戸穴間の空間におけるグラベルスラリ
ーの流れをシャント管が妨げるおそれがなく、常に円滑
なスラリーの流れを確保することができる。
【0057】また、本発明によれば、穴明きパイプを内
蔵する2本のスクリーンの該穴明きパイプが同一外周面
を形成するように連結するとともに、隣接する2本のス
クリーンの隣接端部間に短筒状のカバープレートを跨設
し、このカバープレートの内周面と該連結されたパイプ
の外周面との間の空間が該隣接する2本のスクリーンの
各スラリー用流路を連通させる空間を形成するように構
成したので、隣接する2本のスクリーンのスラリー用流
路どうしを直接チューブにより連結する必要がなく、ス
クリーン設置現場におけるスラリー用流路の連結を極め
て容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリーンの1実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同実施例のスクリーンの横断面図である。
【図3】同実施例のスラリー供給管の拡大横断面図であ
る。
【図4】スラリー供給孔の形成方法を示す部分斜視図で
ある。
【図5】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断面
図である。
【図6】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断面
図である。
【図7】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断面
図である。
【図8】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断面
図である。
【図9】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断面
図である。
【図10】スラリー供給管の他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】スラリー供給管の他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図13】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図14】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図15】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図16】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図17】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図18】本発明のスクリーンの他の実施例を示す横断
面図である。
【図19】本発明のスクリーンの他の実施例を示す部分
縦断面図である。
【図20】スクリーンの接続方法の1例を示す部分縦断
面図である。
【図21】スクリーンの接続方法の他の例を示す部分縦
断面図である。
【図22】スクリーンの接続方法の他の例を示す部分縦
断面図である。
【符号の説明】
1 スクリーン 2 パイプ 3 サポートロッド(サポート部材) 4 ワイヤのスリット 5 ワイヤ 6 スラリー供給管(スラリー用の流路) 7 スラリー供給孔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンの円周方向に所定間隔で配置
    されスクリーンの軸方向に延長する複数のサポート部材
    と、該サポート部材の外周に所定幅のスリットを形成す
    るように巻回されたワイヤとを有する円筒状のスクリー
    ンにおいて、該ワイヤの内側に、グラベルを含有するス
    ラリー用の1または複数の流路をスクリーンの軸方向に
    設けるとともに、該流路とスクリーン外部とを連通させ
    る複数の開口を形成したことを特徴とするスラリー流路
    内包井戸用スクリーン。
  2. 【請求項2】 該複数のサポート部材の少くとも一部は
    管状に形成されており該スラリー用の流路を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の井戸用スクリーン。
  3. 【請求項3】 該管状に形成されたサポート部材は該ワ
    イヤの内周に面する側の両端部に長手方向に延長する少
    くとも1本の突条状ワイヤ支持部を有することを特徴と
    する請求項2記載の井戸用スクリーン。
  4. 【請求項4】 該管状に形成されたサポート部材は所定
    間隔で形成された複数のスリットを有することを特徴と
    する請求項2記載の井戸用スクリーン。
  5. 【請求項5】 該複数のサポート部材の少くとも一部
    は、円周方向に所定間隔で配置されスクリーンの軸方向
    に延長する複数のサポートロッドと、該サポートロッド
    の外周に所定幅のスリットを形成するように巻回された
    ワイヤとを有する円筒状の小スクリーンからなり、この
    小スクリーンは該スラリー用の流路を形成することを特
    徴とする請求項1記載の井戸用スクリーン。
  6. 【請求項6】 該複数のサポート部材の少くとも一部は
    チャンネル状部材であり、該チャンネル状部材の開口部
    分をプレートまたはシーラントで閉じることによって該
    スラリー用の流路を形成するとともに、該複数の開口を
    該プレートまたはシーラントに形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の井戸用スクリーン。
  7. 【請求項7】 該スラリー用の流路は該複数のサポート
    部材中の隣り合う2つのサポート部材の間に設けられた
    管であることを特徴とする請求項1記載の井戸用スクリ
    ーン。
  8. 【請求項8】 該井戸用スクリーンは所定の間隔で形成
    された複数の貫通孔を有するパイプをさらに備え、該複
    数のサポート部材は該パイプの外周に配置され半径方向
    に延びる板状のサポートロッドからなり、該スラリー用
    の流路は2つの隣り合う該板状のサポートロッドと、該
    2つの板状のサポートロッドの間の該パイプの外周面
    と、該2つの板状のサポートロッドの間の空間において
    該ワイヤの内周面に隣接して設けられたプレートまたは
    シーラントによって形成されることを特徴とする請求項
    1記載の井戸用スクリーン。
  9. 【請求項9】 該井戸用スクリーンはスクリーンの軸方
    向に所定間隔で配置された複数のリングをさらに備え、
    該複数のサポート部材は該複数のリングの外周に配置さ
    れ半径方向に延びる板状のサポートロッドからなり、該
    スラリー用の流路は2つの隣り合う該板状のサポートロ
    ッドと、該2つの板状のサポートロッドの間の空間にお
    いて該複数のリングの外周に隣接して設けられたプレー
    トおよび該ワイヤの内周面に隣接して設けられたプレー
    トまたはシーラントによって形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の井戸用スクリーン。
  10. 【請求項10】 該井戸用スクリーンは、円周方向に所
    定間隔で配置されスクリーンの軸方向に延長する複数の
    サポートロッドと、該サポートロッドの外周に所定幅の
    スリットを形成するように巻回されたワイヤとを有する
    円筒状内側のスクリーンをさらに備え、該複数のサポー
    ト部材は該内側スクリーンの外周に配置され半径方向に
    延びる板状のサポートロッドからなり、該スラリー用の
    流路は2つの隣り合う該板状のサポートロッドと、該2
    つの板状のサポートロッドの間の空間において該内側ス
    クリーンの外周面に隣接して設けられたプレートおよび
    該外側スクリーンのワイヤの内周面に隣接して設けられ
    たプレートまたはシーラントによって形成されることを
    特徴とする請求項1記載の井戸用スクリーン。
  11. 【請求項11】 複数の開口を有するおおむね円筒形状
    のベース部材と、該ベース部材の外周面上に円周方向に
    間隔をおいて配置された長手方向に延長する複数のサポ
    ート部材と、該サポート部材の外周に所定幅の空隙を設
    けて、巻回されたワイヤとを備え、該ワイヤの内側と該
    ベース部材の外表面との間には該サポート部材によって
    区画されかつ長手方向に延長する空間が該ベース部材の
    全周にわたって形成されており、さらに該サポート部材
    によって区画され長手方向に延長する該空間を長手方向
    に隔離し封止するシール手段を長手方向において選択さ
    れた位置において間隔をおいて設けた選択的隔離スクリ
    ーンにおいて、該ワイヤの内側と該ベース部材の外表面
    との間に、グラベルを含有するスラリー用の1または複
    数の流路をスクリーンの軸方向に設けるとともに、該流
    路とスクリーン外部とを連通させる複数の開口を該シー
    ル手段中に形成したことを特徴とするスラリー流路内包
    井戸用スクリーン。
  12. 【請求項12】 前記スクリーンは、円周方向に間隔を
    おいて配置される長手方向に延長する複数のサポート部
    材と、該サポート部材の外周に所定幅の空隙を設けて巻
    回されたワイヤと、該ワイヤの内側に設けられた複数の
    スラリー用流路とを備える複数のスクリーンジャケット
    を該ベース部材の外周面上に嵌込んで構成されており、
    該シール手段は各スクリーンジャケットの対応する端部
    間に跨設された短筒状のカバープレートの各端部および
    該スクリーンジャケットの各端部を該ベース部材の全周
    にわたって該ベース部材に溶接固定することによって構
    成されており、該複数の開口は該カバープレートに穿設
    されていることを特徴とする請求項11記載の井戸用ス
    クリーン。
  13. 【請求項13】 該井戸用スクリーンは所定の間隔で形
    成された複数の貫通孔を有するパイプをさらに備え、該
    パイプの外周面と該ワイヤの内周面との間に形成される
    空間内にグラベルを充填してなるプリパックドスクリー
    ンであることを特徴とする請求項1記載の井戸用スクリ
    ーン。
  14. 【請求項14】 該井戸用スクリーンは内周方向に所定
    間隔で配置されたスクリーンの軸方向に延長する複数の
    サポートロッドと、該サポートロッドの外周に所定幅の
    スリットを形成するように巻回されたワイヤとを有する
    円筒状内側のスクリーンをさらに備え、該内側スクリー
    ンの外周面と該ワイヤの内周面との間に形成される空間
    内にグラベルを充填してなるプリパックドスクリーンで
    あることを特徴とする請求項1記載の井戸用スクリー
    ン。
  15. 【請求項15】 複数のスリットが形成されたスリット
    パイプの内側に、グラベルを含有するスラリー用の1ま
    たは複数の管状の流路を軸方向に設けるとともに該流路
    とスリットパイプの外部とを連通させる複数の開口を形
    成したことを特徴とするスラリー流路内含井戸用スクリ
    ーン。
  16. 【請求項16】 該井戸用スクリーンは所定の間隔で形
    成された複数の貫通孔を有するパイプを内蔵し、該複数
    のサポート部材は該パイプの外周に配置されており、該
    パイプは隣接する井戸用スクリーンの該パイプと同一外
    周面を形成するように連結されており、隣接する2本の
    井戸用スクリーンの隣接端部の間には短筒状のカバープ
    レートを跨設し、このカバープレートの内周面と該連結
    されたパイプの外周面との間の空間が該隣接する2本の
    井戸用スクリーンの各スラリー用流路を連通させる空間
    を形成することを特徴とする請求項1記載の井戸用スク
    リーン。
  17. 【請求項17】 該カバープレートは、一端が一方のス
    クリーンの端部に固定された第1のカバープレート部分
    と、一端が他方のスクリーンの端部に固定された第2の
    カバープレート部分のからなり、該第2のカバープレー
    ト部分は該第1のカバープレート部分の内側に入子式に
    嵌装されていることを特徴とする請求項16記載の井戸
    用スクリーン。
JP12784693A 1993-04-30 1993-04-30 スラリー流路内包井戸用スクリーン Withdrawn JPH06313330A (ja)

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