JPH06311828A - 動物飼育器 - Google Patents

動物飼育器

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JPH06311828A
JPH06311828A JP12520093A JP12520093A JPH06311828A JP H06311828 A JPH06311828 A JP H06311828A JP 12520093 A JP12520093 A JP 12520093A JP 12520093 A JP12520093 A JP 12520093A JP H06311828 A JPH06311828 A JP H06311828A
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door
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Hiroshi Nakagawa
博司 中川
Shiyouu Boku
商雨 朴
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ安定した作業性を確保して、正確な
作業の遂行、さらには作業能率の向上を実現する。 【構成】 飼育ケース2の前面部2fに開閉式のドア3
を備えるとともに、収容した動物Aを飼育ケース2の手
前に引き寄せるための前後に移動可能な狭体4を備え
る。この場合、特に、下端に付設したヒンジ部5により
上下に開閉するドア3を設け、かつこのドア3に、狭体
4を引き寄せる引手4p…をスライド自在に付設すると
ともに、飼育ケース2を支持する脚部6…を設け、かつ
この脚部6…の長さを、狭体4を最も手前に移動させた
位置Pfにおける引手4p…により、開いたドア3を略
水平位置Phに支持可能な長さに選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飼育ケースの前面部に開
閉式のドアを備えるとともに、収容した動物を飼育ケー
スの手前に引き寄せる狭体を備える動物飼育器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、猿等の動物を実験的な目的で飼
育する際には、専用の動物飼育器が用いられる。
【0003】従来の動物飼育器は直方体状の飼育ケース
を備え、この飼育ケースの前面部に右端(又は左端)に
設けたヒンジ部により左右方向に開閉し、かつ格子又は
ネット等により構成したドアを付設するとともに、飼育
ケースに収容した動物を手前(ドア側)に引き寄せるた
めの前後に移動する狭体を設けて構成していた。
【0004】これにより、通常は、狭体を後退させた状
態で動物を飼育するとともに、必要により狭体を前方に
移動させることにより動物を手前に引き寄せ、ドアの空
間を通して動物に対する薬剤投与や採血等を行ったり、
ドアから動物を外へ取り出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の動物飼育器は狭体を前方へ移動させた際における動物
の位置や向きが鉛直に起立したドア面に固定されるた
め、作業がしにくくなる場合も少なくなく、結局、作業
の正確性に支障を来たしたり、作業能率の低下を招く問
題があった。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決するものであり、容易かつ安定した作業性を
確保することにより、正確な作業を遂行でき、しかも、
作業能率の向上を図ることができる動物飼育器の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は飼育ケース2の
前面部2fに開閉式のドア3を備えるとともに、収容し
た動物Aを飼育ケース2の手前に引き寄せるための前後
に移動可能な狭体4を備えてなる動物飼育器1を構成す
るに際して、特に、下端に付設したヒンジ部5により上
下に開閉するドア3を設け、かつこのドア3に、狭体4
を引き寄せる引手4p…をスライド自在に付設するとと
もに、飼育ケース2を支持する脚部6…を設け、かつこ
の脚部6…の長さを、狭体4を最も手前に移動させた位
置Pfにおける引手4p…により、開いたドア3を略水
平位置Phに支持可能な長さに選定してなることを特徴
とする。
【0008】この場合、狭体4には平面視が円弧状とな
るように後方へ膨出形成した一又は二以上の動物保定部
4a、4bを設けるとともに、着脱可能な一又は二以上
の格子4s…を備えて構成することが望ましい。また、
ドア3は飼育ケース2に対して着脱可能に設けることが
望ましい。
【0009】
【作用】本発明に係る動物飼育器1によれば、ドア3に
狭体4を引き寄せる引手4…をスライド自在に付設する
ため、ドア3が閉じている状態で引手4p…を引けば、
狭体4を手前に引き寄せることができる。これにより、
飼育ケース2の内部に収容された動物Aも狭体4により
手前に引き寄せられ、動物Aはドア3と狭体4に挟まれ
る。この際、狭体4には平面視が円弧状となるように後
方へ膨出形成した一又は二以上の動物保定部4a、4b
が設けられるため、動物Aは動物保定部4a…によって
無理なく保持され、かつ確実に固定される。また、狭体
4には着脱可能な一又は二以上の格子4s…を備えるた
め、必要により格子4s…を取外せば、狭体4における
開スペースを広げることができる。
【0010】一方、狭体4を最も手前に移動させた位置
Pfで、狭体4をロックするとともに、ドア3を開け
ば、ドア3は下端に付設したヒンジ部5を支点としてド
ア3の上端位置が下方に回動する。そして、ドア3を略
水平位置Phまで開ければ、飼育ケース2は脚部6…に
より所定高さに支持されるため、ドア3から突出した引
手4p…も脚部6…と同一の設置面に当接し、ドア3は
当該略水平位置Phに支持される。よって、動物Aを略
水平にした状態で作業を行うことができるため、作業性
が高められる。また、ドア3は飼育ケース2に対して着
脱可能に設けられるため、ドア3を飼育ケース2から取
外した際には、任意の場所へ容易に移動させて作業を行
うことができるとともに、独立したベッドとして利用で
きる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係る動物飼育器1の構成
について、図1〜図5を参照して説明する。
【0013】動物飼育器1は直方体状に構成した飼育ケ
ース2を備える。そして、飼育ケース2の上面部2uは
一定間隔置きに並べた複数の格子2s…の組合わせによ
り構成するとともに、底面部2dにはスノコ10を備え
る。なお、スノコ10も一定間隔置きに並べた複数の格
子10s…の組合わせにより構成する。また、飼育ケー
ス2の左側面部2iと右側面部2jには遮蔽プレート2
p…を設ける。この場合、遮蔽プレート2p(左側面部
2i)は図1に示すように、動物によるいたずらを防止
するため、上方及び前方へ所定幅だけ突出させることが
望ましい。
【0014】一方、飼育ケース2の前面部2fは開口
し、開閉式のドア3を付設する。ドア3は下端に設けた
ヒンジ部5…により飼育ケース2の下端に回動自在に付
設する。この場合、ドア3と飼育ケース2は着脱可能に
構成する。着脱手段としては、例えば、ヒンジ部5…を
分解する構成でもよいし、ドア3を分割する構成でもよ
い。また、ドア3は一定間隔置きに並べた複数の格子3
s…の組合わせにより構成するとともに、その一部には
出入開口11pを確保し、上下の昇降により出入開口1
1pを開閉するサブドア11を付設する。なお、11s
…はサブドア11を上下にスライド自在に支持するガイ
ドレールである。
【0015】他方、飼育ケース2の内部には収容した動
物Aを手前(ドア3側)に引き寄せるための進退変位が
許容される狭体4を配する。この場合、ドア3の左右
に、側面視がコの字形となる一対の引手4p、4pを水
平方向にスライド自在に付設し、各引手4p…の後両端
を狭体4に結合する。なお、引手4p…の前部はドア3
に前方に位置させることにより操作用グリップ4g…と
して機能させる。また、狭体4は、図3に示すように、
二つの並んだ円弧形状部を有する上下一対の支持フレー
ム4u、4dを備え、各支持フレーム4uと4d間に一
定間隔置きに配した複数の格子4c…、4s…を架設し
て構成する。これにより、狭体4には平面視が円弧状と
なるように後方へ膨出する一対の動物保定部4a、4b
が形成される。なお、各動物保定部4a…の中央にそれ
ぞれ位置する三本の格子4s…は着脱可能となる。即
ち、図2に示すように、各支持フレーム4u及び4dに
は各格子4s…が挿入自在な挿通孔を設け、この挿通孔
に各格子4s…を挿入するとともに、各支持フレーム4
uと4dの外側にそれぞれ二組のストッパカバー4x…
を設け、これにより、各格子4s…の抜落を阻止する一
方、一端側のストッパカバー4x…を回動点12…によ
り支持フレーム4u、4dから離間可能に設ける。よっ
て、ストッパカバー4x…を支持フレーム4u、4dか
ら離間させれば各格子4s…を離脱できる(図4参
照)。
【0016】また、飼育ケース2の四隅は、下端に自在
キャスタ13…を備える四本の鉛直な脚部6…により支
持する。この場合、脚部6…の長さは、図1に示すよう
に、狭体4を最も手前に移動させた位置Pfにおける引
手4p…により、開いたドア3を略水平位置Phに支持
可能な長さに選定する。なお、図中、14は脚部6…に
支持される残渣物等の回収トレイ部を示す。
【0017】次に、本実施例に係る動物飼育器1の機能
及び使用方法について、各図を参照して説明する。
【0018】まず、動物飼育器1のドア3を閉じ、かつ
狭体4を最も後退させた位置にセットする。この状態を
図1に実線で示す。そして、サブドア11又はドア3を
開いて、飼育ケース2の内部に飼育する動物(猿)Aを
収容する。これにより、サブドア11から餌を与え、動
物Aを飼育できる。
【0019】一方、動物Aに対して実験的な目的によ
り、薬剤投与や採血等を行う場合には、作業者が操作用
グリップ4g…を手で持ち、引手4p…を前方、即ち、
図1において、矢印H1方向に引けば、狭体4は前方に
移動し、動物Aを手前(ドア3側)に引き寄せることが
できる。これにより、動物Aはドア3と狭体4に挟まれ
るとともに、図2に示すように、一方の動物保定部4b
に保持された状態で確実に固定される。
【0020】そして、狭体4を最も手前となる位置Pf
まで移動させたなら、固定ネジ15…を締めることによ
り狭体4の位置をロックし、さらに、鍵を解除してドア
3を開く。これにより、ドア3は下端に付設したヒンジ
部5を支点として下方、即ち、図1における矢印H2方
向に回動変位する。よって、ドア3を、図1に仮想線で
示す略水平位置Phまで開ければ、ドア3から突出した
引手4p…は脚部6…と同一の設置面Fに当接し、ドア
3は当該略水平位置Phに支持される。これにより、動
物Aを略水平にした状態で薬剤投与や採血等の必要な作
業を行うことができ、作業性が大幅に向上する。
【0021】また、ドア3は飼育ケース2に対して着脱
可能なため、ドア3を図1における矢印H3方向へ移動
させれば、ドア3を飼育ケース2から取外すことがで
き、これにより、任意の場所へ容易に移動させて作業を
行うことができるとともに、この場合、図2に示すよう
に、独立したベッドとして利用できる。この際、狭体4
の格子4s…は着脱可能なため、必要により格子4s…
を取外すことにより、狭体4における開スペースを広げ
ることができ、より作業性を向上できる。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明は飼育ケースの前面
部に開閉式のドアを備えるとともに、収容した動物を飼
育ケースの手前に引き寄せるための前後に移動可能な狭
体を備えてなる動物飼育器において、下端に付設したヒ
ンジ部により上下に開閉するドアを設け、かつこのドア
に、狭体を引き寄せる引手をスライド自在に付設すると
ともに、飼育ケースを支持する脚部を設け、かつこの脚
部の長さを、狭体を最も手前に移動させた位置における
引手により、開いたドアを略水平位置に支持可能な長さ
に選定してなるため、容易かつ安定した作業性を確保す
ることにより、正確な作業を遂行でき、しかも、作業能
率の向上を図ることができるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動物飼育器の側面図、
【図2】同動物飼育器における開いたドアを飼育ケース
から離脱させた状態における正面図、
【図3】同動物飼育器の一部破断平面図、
【図4】同動物飼育器の一部背面図、
【図5】同動物飼育器の正面図、
【符号の説明】
1 動物飼育器 2 飼育ケース 2f 前面部 3 ドア 4 狭体 4p… 引手 4a… 動物保定部 4s… 格子 5… ヒンジ部 6… 脚部 A 動物 Pf 狭体を移動させた位置 Ph ドアの略水平位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飼育ケースの前面部に開閉式のドアを備
    えるとともに、収容した動物を飼育ケースの手前に引き
    寄せるための前後に移動可能な狭体を備えてなる動物飼
    育器において、下端に付設したヒンジ部により上下に開
    閉するドアを設け、かつこのドアに、狭体を引き寄せる
    引手をスライド自在に付設するとともに、飼育ケースを
    支持する脚部を設け、かつこの脚部の長さを、狭体を最
    も手前に移動させた位置における引手により、開いたド
    アを略水平位置に支持可能な長さに選定してなることを
    特徴とする動物飼育器。
  2. 【請求項2】 狭体は平面視が円弧状となるように後方
    へ膨出形成した一又は二以上の動物保定部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の動物飼育器。
  3. 【請求項3】 ドアは飼育ケースに対して着脱可能に設
    けることを特徴とする請求項1記載の動物飼育器。
  4. 【請求項4】 狭体は着脱可能な一又は二以上の格子を
    備えることを特徴とする請求項1記載の動物飼育器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081852A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Chemical Medience Corp 運搬用ケージ
JP2012228237A (ja) * 2011-04-23 2012-11-22 Mamoru Ito ペット用ケージ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081852A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Chemical Medience Corp 運搬用ケージ
JP2012228237A (ja) * 2011-04-23 2012-11-22 Mamoru Ito ペット用ケージ

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