JPH06309156A - 有償プログラムプロダクト利用チェック装置 - Google Patents

有償プログラムプロダクト利用チェック装置

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JPH06309156A
JPH06309156A JP5120657A JP12065793A JPH06309156A JP H06309156 A JPH06309156 A JP H06309156A JP 5120657 A JP5120657 A JP 5120657A JP 12065793 A JP12065793 A JP 12065793A JP H06309156 A JPH06309156 A JP H06309156A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正式にリリースされた有償プログラムプロダ
クト(有償PP)であっても、ユーザの計算機システム
のシステムグループと同一のシステムグループの有償P
Pでなければ、利用できないようにする。 【構成】 ユーザの計算機システムUCSのハードウェ
アのグレードアップ時、新たなマシンモデル名等のHW
情報17を入力すると、HWグループ設定手段15はHW情
報17を、計算機システムをCPU性能によりグループ分
けした複数のシステムグループのうちの該当するシステ
ムグループの番号「30」に変換して、HWグループ格納
域8に設定する。有償PP及びそのシステムグループ番
号を格納する有償DLT4によるインストール時、有償
インストール手段9は、有償DLT4中のシステムグル
ープ番号とHWグループ格納域8中のシステムグループ
番号とを比較し、一致すればインストールを実行し、一
致しなければインストールを中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無体財産であるコンピ
ュータソフトウェアの利用管理に関し、特に、ユーザの
計算機システムに適合する有償プログラムプロダクトの
みを、その計算機システムで利用可能とする有償プログ
ラムプロダクト利用チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に計算機システムのハードウェア性
能は、CPU自体の性能やCPUの台数によって左右さ
れる。そこで、ハードウェアメーカにおいては、CPU
性能やCPU台数を異ならせた幾つかのタイプを用意
し、ユーザが自己のニーズに合った計算機システムを選
択できるようにしている。この場合、複数のタイプを幾
つかのグループに分け、各々のグループにシステムグル
ープ番号を付して区別している。
【0003】例えば、NEC製のACOS−4という汎
用計算機システムには、システムグループ番号「1
0」,「20」,「30」,「40」,「50」の5つ
のグループの計算機システムがあり、システムグループ
番号「10」のグループの計算機システムが最も安価で
あるが、最も性能が低く、システムグループ番号の数値
が大きくなるに従って価格が上がり、その分性能も向上
する。従って、計算機化しようとする業務の内容やその
処理量からみて、高性能な計算機を必要としないユーザ
であれば、例えばシステムグループ「10」の計算機シ
ステムを購入すれば良い。
【0004】但し、業務の内容やその処理量は年々増大
するので、例えばシステムグループ「10」の計算機シ
ステムを購入したユーザから依頼があれば、その計算機
システムにハードウェアを増設することにより、例えば
システムグループ「20」,「30」の計算機システム
にグレードアップできるようにしてある。
【0005】他方、計算機システム上で動作するプログ
ラムは、機能単位毎に有償プログラムプロダクト(以
下、有償PPと称す)として一括購入形式あるいはレン
タル形式でユーザにリリースされる。ここで、有償PP
には、オペレーティング・システム(OS)を含むもの
と、一般アプリケーションプログラムの如きOSを含ま
ないものとがある。前者と後者とを区別するために、前
者を有償OSPPと称し、後者を有償APPPと称す
る。
【0006】このような有償PPは、システムグループ
毎に設計,製造するのではなく、各グループ共通の有償
PPを設計,製造し、必要に応じて若干の修正を加え
て、各システムグループ対応の有償PPとしてリリース
する。この場合の販売価格は、ほぼ同一内容の有償PP
であっても、それが動作する計算機システムのCPUの
台数,速度等のハードウェア性能によってプログラム自
体の処理能力が変化すること等を考慮して、システムグ
ループ番号「10」の計算機システムのユーザに対する
価格を最も安価にし、システムグループ番号「50」の
計算機システムのユーザに対しては最も高価格に設定し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、或るシステム
グループ、例えばシステムグループ番号「30」の計算
機システムでは、同じシステムグループ番号「30」の
有償PPを使用することが前提となる。しかしながら、
前述したように各システムグループの有償PPはほぼ同
じ内容であるため、例えばシステムグループ番号「3
0」の計算機システムでシステムグループ番号「10」
あるいは「20」の有償PPを動作させても、処理速度
の低下などの不都合は生じるものの、或る程度問題なく
業務処理が行える場合がある。このため、ユーザのなか
には、本来システムグループ番号「30」の有償PPを
購入しなければならないのに、それより価格の安いシス
テムグループ番号「10」,「20」の有償PPを購入
して利用に供するものが出てくる可能性がある。このよ
うな行為は、有償PPの正式な販売を阻害することにな
るので、何等かの対策を講じて防止する必要がある。
【0008】また、有償PPのうち有償OSPPは該当
するシステムグループのものを購入し、その他の有償A
PPPはより安価なシステムグループのものを利用する
といった行為も、有償PPの正式な販売を阻害すること
になるので、何等かの対策を講じなければならない。
【0009】ここで、ソフトウェアの不正利用を防止す
る技術としては、従来より、以下のような技術が知られ
ている。
【0010】(1)計算機のハードウェアに付与されて
いる機番をプログラム自体にも付与し、プログラムの実
行に際して双方の機番を照合し、一致した場合のみ、そ
のプログラムを実行させる(例えば特開昭60−191
322号公報第2頁右下欄の従来技術の説明の箇所参
照)。
【0011】(2)ソフトウェア識別符号等のソフトウ
ェア固有データを記憶するソフトウェア固有データ格納
手段を計算機側に備え、利用対象とするソフトウェアの
ソフトウェア固有データがソフトウェア固有データ格納
手段に利用可能に格納されているか否かをチェックし
て、利用の可否を判定する(例えば特開昭60−191
322号公報参照)。
【0012】しかしながら、これらの従来技術は何れも
不正に入手したプログラムの複写による盗用防止を主た
る目的としているため、本発明が前提とするような、正
式にリリースされた有償PPでもそのシステムグループ
が相違すれば利用させないという不正防止対策には馴染
まない。
【0013】即ち、従来技術(1),(2)とも、正式
にリリースされた有償PP以外の有償PPの不正使用は
防止できるが、正式にリリースされた有償PPであれ
ば、システムグループが相違しても利用できるため、シ
ステムグループの相違する有償PPの不正利用は防止で
きない。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その主たる目的は、正式にリリースされ
た有償PPであっても、ユーザの計算機システムのシス
テムグループと同一のシステムグループの有償PPでな
ければ、その有償PPを利用できないようにすることに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ハードウェアグループ格納手段と、計算
機システムのマシンモデル名等のハードウェア情報を入
力し、該ハードウェア情報を、計算機システムをCPU
性能によりグループ分けした複数のシステムグループの
うちの該当するシステムグループの番号に変換して、前
記ハードウェアグループ格納手段に設定するハードウェ
アグループ設定手段と、有償PPを格納すると共に、そ
の有償PPのシステムグループ番号を格納する有償プロ
グラムプロダクトセーブ媒体と、該有償プログラムプロ
ダクトセーブ媒体を用いたインストール時、該有償プロ
グラムプロダクトセーブ媒体中のシステムグループ番号
と前記ハードウェアグループ格納手段に格納されている
システムグループ番号とを比較してインストール可否を
決定する有償インストール手段とを備えている。
【0016】
【作用】ユーザの計算機システムのハードウェアのグレ
ードアップ時、グレードアップ後の計算機システムのマ
シンモデル名等のハードウェア情報を作業員が入力する
と、ハードウェアグループ設定手段が、この入力された
ハードウェア情報を、計算機システムをCPU性能によ
りグループ分けした複数のシステムグループのうちの該
当するシステムグループの番号に変換して、ハードウェ
アグループ格納手段に設定する。
【0017】有償PPおよびそのシステムグループ番号
を格納する有償プログラムプロダクトセーブ媒体による
インストール時、有償インストール手段が、有償プログ
ラムプロダクトセーブ媒体中のシステムグループ番号と
ハードウェアグループ格納手段に格納されているシステ
ムグループ番号とを比較し、一致すればインストールを
実行し、一致しなければ、インストールを中止する。こ
れにより、ユーザの計算機システムのシステムグループ
と相違するシステムグループの有償プログラムプロダク
ト以外のインストールが防止される。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の構成図である。
同図において、UCSはユーザの計算機システムであ
り、SG情報設定手段5,有償インストール手段9,有
償設定手段10,HW(ハードウェア)グループ設定手
段15,OS諸元チェック手段16,OS立上げ可否チ
ェック手段18およびPP動作可否チェック手段19と
いった機能手段を備え、また、SW(ソフトウェア)グ
ループ格納域7,HWグループ格納域8,SG情報格納
域11,諸元レベル格納域12,システムグループ変換
テーブル13,有償情報テーブル14,有償OSPP番
号テーブル20およびPP格納域22といった記憶手段
を備えている。
【0020】また、図1において、4は有償PPをセー
ブした磁気テープの如き記憶媒体(以下、有償DLTと
称す)、1はセーブ情報、2は有償PP群、3は有償D
LTセーブ手段、6はSGデータ、17はHW情報であ
る。
【0021】HW情報17は、計算機システムUCSの
マシンモデル名である「S3400/10」で構成され
る。このマシンモデル名は、計算機システムUCSのC
PUをグレードアップする毎に、グレードアップ後の計
算機システムに見合ったマシンモデル名に変更される。
計算機システムUCSのグレードアップ時に、作業員等
によりHW情報17が与えられると、HWグループ設定
手段15が動作し、HW情報とシステムグループ番号と
の対応関係を保持するシステムグループ変換テーブル1
3を参照して、HW情報17の「S3400/10」を
それに対応するシステムグループ「30」に変換し、H
Wグループ格納域8に設定する。従って、HWグループ
格納域8に格納されているシステムグループ「30」
は、当該計算機システムUCSの有するCPU性能に見
合ったグレードを示している。
【0022】SGデータ6は、計算機システムUCSの
システム生成時に使用されるデータであり、その中の
「01」というデータは、当該計算機システムのOSの
各機能が使用できるリソースの上限値を定めた諸元レベ
ルである。SGデータ6には、このような諸元レベルと
は別に、OSの各機能が使用できるリソースの具体的な
上限値(バッチジョブ多重度,実メモリ最大値,センタ
系接続装置台数など)が記述されている。計算機システ
ムUCSのシステム生成時、SG情報設定手段5は、S
Gデータ6に記述されたOSの各機能が使用できるリソ
ースの具体的な上限値をSG情報格納域11に設定する
と共に、SGデータ6中の諸元レベル「01」をSG実
施時の諸元レベル11−1として設定する。実際の運用
においては、OSの各機能が動作するとき、SG情報格
納域11に格納された各リソースの上限値をチェックし
てその上限値を超えないような制御が行われる。なお、
SGデータ6中の「01」という諸元レベルは、諸元レ
ベル「01」のOSのリリースを受けたユーザに提供さ
れたSGデータ生成ツールによって自動的にSGデータ
6中に埋め込まれたものである。
【0023】以下、計算機システムUCSへの有償PP
のインストール時の動作およびインストールされた有償
PPの利用時の動作について説明する。
【0024】システムグループ「30」の計算機システ
ムUCSのユーザから、必要とする1個または複数個の
有償PPの一括購入またはレンタルの依頼があった場
合、有償PPのリリース元のメーカにおいては、依頼の
あった1個または複数個の有償PPを含む有償PP群2
を、有償DLTセーブ手段3によって、有償DLT4に
セーブする。このとき、各有償PPを識別する番号およ
びシステムグループ番号(今の場合は「30」)ならび
に有償OSPPを含む場合にはリリースされた有償OS
PPの諸元レベルを含むセーブ情報1を、有償DLTセ
ーブ手段3によって、有償DLT4にセーブしておく。
【0025】有償DLT4がユーザの計算機システムU
CSにリリースされると、この有償DLT4を使用して
有償PPのインストールが行われる。
【0026】有償DLT4を図示しない磁気テープ装置
等にセットして、インストールを指示すると、計算機シ
ステムUCSの有償インストール手段9,有償設定手段
10がその順に動作を開始する。このときの動作の流れ
を図2に示す。
【0027】先ず、有償インストール手段9は、有償D
LT4内にセーブされているシステムグループ番号と、
HWグループ格納域8に格納されているシステムグルー
プ番号とを比較する(S1)。そして、両者が異なる場
合はインストールを中止する。これにより、計算機シス
テムUCSのシステムグループに合致しない有償PPに
よる不正なインストールが防止される。
【0028】また、両者のシステムグループ番号が等し
い場合、有償インストール手段9はインストール可と判
断し、有償DLT4に格納されている各有償PPを固定
ディスク装置等のPP格納域22にインストールする
(S2)。図1の符号21は、このようにしてインスト
ールされた有償PPを示している。なお、この例では、
有償PP21は、有償OSPP21−1(その番号は
「1」)と、有償APPP21−2(その番号は
「3」)とで構成されている。
【0029】更に有償インストール手段9は、今回イン
ストールした有償PPの番号で、有償OSPPに振られ
た全番号を記憶している有償OSPP番号テーブル20
をサーチすることにより、有償OSPPのインストール
が行われたか否かを判定する(S3)。そして、有償O
SPPのインストールが行われていた場合には、有償D
LT4にセーブされている諸元レベルを諸元レベル格納
域12に格納し(S4)、制御を有償設定手段10に渡
す。また、有償OSPPのインストールが行われていな
い場合には、処理S4をスキップして、制御を有償設定
手段10に渡す。
【0030】有償設定手段10は、有償DLT4にセー
ブされているシステムグループ番号を、SWグループ格
納域7に格納する(S5)。更に、各有償PP番号毎の
購入フラグ14−1(その初期値はOFF)と、購入シ
ステムグループ番号14−2(その初期値は00)とを
保持している有償情報テーブル14を更新する(S
6)。即ち、今回インストールした有償PP21−1の
有償PP番号「1」に対応する購入フラグ14−1をO
Nにすると共にその購入システムグループ14−2にシ
ステムグループ「30」を設定し、有償PP21−2の
有償PP番号「3」に対応する購入フラグ14−1をO
Nにすると共にその購入システムグループ14−2にシ
ステムグループ「30」を設定する。
【0031】次に、インストールされた有償PPの利用
時の動作を説明する。なお、図3はそのときの動作の流
れを示すフローチャートである。
【0032】PP格納域22にインストールされた有償
PP21が計算機システムUCSで利用されようとする
場合、例えばその主記憶へのロードに先立って、PP動
作可否チェック手段19は、利用される有償PPの番号
に対応する有償情報テーブル14中の購入フラグ14−
1がONか否かをチェックする(S11)。そして、O
Nでなければ、今回利用される有償PPは正規にインス
トールされたものではなく、不正にインストールされた
ものと考えられるので、その実行を中止する。
【0033】次に、該当する購入フラグがONであれ
ば、このONになっている購入フラグに対応する購入シ
ステムグループ番号14−2と、SWグループ格納域7
に格納されているシステムグループ番号とが一致するか
否かをチェックする(S12)。両者が一致しない場合
には、不正な有償PPが利用されていることが考えられ
るので、今回利用されようとした有償PPの実行を中止
する。
【0034】処理S12のチェックをパスした場合、次
に、PP動作可否チェック手段19は、今回利用される
有償PPの番号で有償OSPP番号テーブル20をサー
チすることにより、今回利用される有償PPが有償OS
PPであるか否かを調べ(S13)、有償OSPP以外
の有償APPPであれば、この時点でその有償APPP
の実行を許可する。他方、有償OSPPであれば、制御
をOS立上げ可否チェック手段18に渡す。
【0035】OS立上げ可否チェック手段18は、HW
グループ格納域8に格納されているシステムグループ番
号と、SWグループ格納域7に格納されているシステム
グループ番号とが一致するか否かをチェックする(S1
4)。そして、両者が一致しない場合には、今回利用さ
れる有償OSPPは不正なものと判断して、OSの立上
げを中止する。
【0036】処理S14のチェックをパスした場合、O
S立上げ可否チェック手段18は、OS諸元チェック手
段16に対して諸元レベルのチェックを依頼する。
【0037】OS諸元チェック手段16は、諸元レベル
格納域12に格納されている諸元レベルと、SG情報格
納域11に格納されているSG実施時の諸元レベル11
−1とを比較し、不正な諸元レベルでシステム生成され
ていないかどうかをチェックし(S15)、その結果を
OS立上げ可否チェック手段18に通知する。
【0038】OS立上げ可否チェック手段18は、OS
諸元チェック手段16から不正な諸元レベルでシステム
生成されている旨の通知を受けると、OSの立上げを中
止し、正しくシステム生成されている旨の通知を受ける
と、OSの立上げを許可し、実際にOSの立上げを実行
する。
【0039】本実施例は以上のように構成され且つ動作
するので、以下のような種々の不正な行為を阻止するこ
とができる。
【0040】(1)ハードウェアの性能改善だけを実施
し、有償OSPPを古いまま使用する行為。 例えば、図1の計算機システムUCSのCPUの性能改
善によりハードウェアのグレードを上げた場合、新たな
HW情報17が与えられることにより、HWグループ設
定手段15によってHWグループ格納域8のシステムグ
ループ番号が、「30」から例えば「40」に引き上げ
られる。それにもかかわらず、システムグループ番号
「30」の有償OSPP21−1を依然として使用する
場合、SWグループ格納域7のシステムグループ番号は
「30」のままであるので、OS立上げ可否チェック手
段18による図3の処理S14によるチェックで、HW
グループ格納域8のシステムグループ番号とSWグルー
プ格納域7のシステムグループ番号との不一致が検出さ
れ、OSの立上げが阻止される。
【0041】なお、このようなとき、システムレベル
「40」の有償OSPPを含む有償DLT4をリリース
してもらい、インストール操作を行うと、HWグループ
格納域8のシステムグループ番号が「40」になってい
るので、有償インストール手段9の図2の処理S1のチ
ェックをパスし、インストールが実施されることにな
る。そして、新たな諸元レベルが諸元レベル格納域12
に格納され(S4)、システムグループ番号「40」が
SWグループ格納域7に設定され(S5)、有償情報テ
ーブル14が更新されることになる(S6)。
【0042】(2)ハードウェアの性能改善に合わせて
有償OSPPのみを購入し、有償APPPは古いまま使
用する行為。 例えば、ハードウェアの性能改善によりHWグループ格
納域8のシステムグループ番号が「40」になったと
き、システムグループ番号「40」の有償OSPPを含
む有償DLT4を購入してインストール操作を行うと、
インストールが許可され、前述したように、新たな諸元
レベルが諸元レベル格納域12に格納され、システムグ
ループ番号「40」がSWグループ格納域7に設定さ
れ、有償情報テーブル14のうちの有償OSPPに対応
する購入システムグループ番号が更新される。この状態
で、システムグループ番号「30」の有償APPP21
−2が利用されようとすると、PP動作可否チェック手
段19による図3の処理S12のチェックにおいて、有
償APPP−2に対応する有償情報テーブル14中のシ
ステムグループ番号「30」がSWグループ格納域7の
システムグループ番号「40」と相違することが検知さ
れ、有償APPP21−2の実行が中止される。
【0043】(3)購入した有償OSPPの諸元レベル
以上の諸元レベルでシステム生成してその有償OSPP
を利用する行為。 例えば図1の場合、購入した有償OSPP21−1の諸
元レベルは「01」であり、それが諸元レベル格納域1
2に格納されている。ユーザが、この有償OSPPをよ
り高い諸元レベルで利用するために、例えば諸元レベル
「02」のOS用のSGデータを不正に入手してシステ
ム生成を行ったとすると、そのようなSGデータには
「02」の諸元レベルが埋め込まれているので、SG情
報設定手段5によりSG情報格納域11に「02」の諸
元レベルが格納されることになる。従って、OSの立上
げ時、OS立上げ可否チェック手段18による図3の処
理S15により、諸元レベル格納域12に設定された諸
元レベル「01」以上の諸元レベルでシステム生成され
ていることが検出され、有償OSPP21−1による立
上げが阻止される。
【0044】
【発明の効果】以上説明した本発明の有償プログラムプ
ロダクト利用チェック装置によれば、以下のような効果
を得ることができる。
【0045】正式にリリースされた有償PPであって
も、ユーザの計算機システムのシステムグループと同一
のシステムグループの有償PPでなければ、その有償P
Pのインストール自体を不可能にすることができるた
め、自己の計算機システムより低いシステムグループの
安価な有償PPの利用が防止できる。
【0046】有償PPのインストール時に、各有償PP
が購入された旨とそのシステムグループ番号とを有償情
報テーブルに設定し、また、OSを含む有償OSPPの
インストール時にはそのシステムグループ番号をSWグ
ループ格納手段に設定しておき、有償PPが実際に利用
される時点で、その有償PPが実際に購入されたもので
あるか否かを有償情報テーブルの購入フラグによって調
べ、購入されていないときは利用不可とすることによ
り、正式なルートでインストールされなかった不正な有
償PPの利用を阻止することができる。また、購入され
ていることが確かめられても有償情報テーブルに設定さ
れているシステムグループ番号とSWグループ格納手段
に設定されているシステムグループ番号とが相違すると
きは、有償APPPを利用できないので、有償OSPP
のみ購入し直し、有償APPPは古いシステムグループ
のまま利用しようとする不正な行為を防止することがで
きる。
【0047】ユーザの計算機システムのHWをグレープ
アップした際には、HWグループ設定手段によってHW
グループ格納手段に格納されるシステムグループ番号が
変更される。他方、有償OSPPを購入し直さないと、
SWグループ格納手段中のシステムグループ番号は変更
されない。従って、HWをグレードアップしたのにかか
わらず有償OSPPを古いまま使用すると、その有償O
SPPの利用時、HWグループ格納手段に格納されたシ
ステムグループ番号とSWグループ格納手段に格納され
たシステムグループ番号との相違が検出され、その有償
OSPPによるOS立上げができなくなる。これによ
り、HWをグレードアップしたユーザが古い有償OSP
Pを不正に使用するのを防止することができる。
【0048】有償OSPPの各機能が使用できるリソー
スの上限値をグループ化した場合の個々のグループに対
応して諸元レベルを割り当て、システム生成時にSG情
報格納域に諸元レベルを設定し、実際の運用に際して
は、前記設定された諸元レベルの範囲内でOSを稼動さ
せるようにした計算機システムにおいて、OS諸元チェ
ック手段を備えることにより、リリースを受けた有償O
SPPで指定されている諸元レベルを超える諸元レベル
でシステム生成することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】有償PPのインストール時の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図3】インストールされた有償PPの利用時の処理の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…セーブ情報 2…有償PP群(有償プログラムプロダクト群) 3…有償DLTセーブ手段 4…有償DLT 5…SG情報設定手段 6…SGデータ 7…SWグループ格納域 8…HWグループ格納域 9…有償インストール手段 10…有償設定手段 11…SG情報格納域 12…諸元レベル格納域 13…システムグループ変換テーブル 14…有償情報テーブル 15…HWグループ設定手段 16…OS諸元チェック手段 17…マシンモデル名を含むHW情報 18…OS立上げ可否チェック手段 19…PP動作可否チェック手段 20…有償OSPP番号テーブル 21…有償PP 21−1…有償OSPP 21−2…有償APPP 22…PP格納域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアグループ格納手段と、 計算機システムのマシンモデル名等のハードウェア情報
    を入力し、該ハードウェア情報を、計算機システムをC
    PU性能によりグループ分けした複数のシステムグルー
    プのうちの該当するシステムグループの番号に変換し
    て、前記ハードウェアグループ格納手段に設定するハー
    ドウェアグループ設定手段と、 有償プログラムプロダクトを格納すると共に、その有償
    プログラムプロダクトのシステムグループ番号を格納す
    る有償プログラムプロダクトセーブ媒体と、 該有償プログラムプロダクトセーブ媒体を用いたインス
    トール時、該有償プログラムプロダクトセーブ媒体中の
    システムグループ番号と前記ハードウェア格納手段に格
    納されているシステムグループ番号とを比較してインス
    トール可否を決定する有償インストール手段とを具備し
    たことを特徴とする有償プログラムプロダクト利用チェ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有償プログラムプロダク
    ト利用チェック装置において、 ソフトウェアグループ格納手段と、 各有償プログラムプロダクト毎の購入フラグおよび購入
    システムグループ番号を保持する有償情報テーブルとを
    備え、 前記有償インストール手段は、インストール可と決定し
    た有償プログラムプロダクトに対応する前記有償情報テ
    ーブルの購入フラグをONにし且つその有償プログラム
    プロダクトのシステムグループ番号を前記有償情報テー
    ブルに設定し、且つ、その有償プログラムプロダクトが
    OSを含む有償プログラムプロダクトのときにそのシス
    テムグループ番号を前記ソフトウェアグループ格納域に
    設定する構成を備え、且つ、 インストールされた有償プログラムプロダクトの利用
    時、利用対象となった有償プログラムプロダクトに対応
    する前記有償情報テーブルの購入フラグの状態と、前記
    有償情報テーブルに設定されたその有償プログラムプロ
    ダクトのシステムグループ番号と前記ソフトウェアグル
    ープ格納域に格納されているシステムグループ番号との
    照合結果とに基づき、前記利用対象となった有償プログ
    ラムプロダクトの利用可否を決定するプログラムプロダ
    クト動作可否チェック手段とを具備したことを特徴とす
    る有償プログラムプロダクト利用チェック装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の有償プログラムプロダク
    ト利用チェック装置において、 前記プログラムプロダクト動作可否チェック手段で利用
    可と決定された有償プログラムプロダクトがOSを含む
    有償プログラムプロダクトである場合に、前記ハードウ
    ェアグループ格納手段に格納されたシステムグループ番
    号と前記ソフトウェアグループ格納手段に格納されたシ
    ステムグループ番号との照合結果に基づき、そのOSを
    含む有償プログラムプロダクトの立上げ可否を決定する
    OS立上げ可否チェック手段を具備したことを特徴とす
    る有償プログラムプロダクト利用チェック装置。
  4. 【請求項4】 OSを含む有償プログラムプロダクトの
    各機能が使用できるリソースの上限値をグループ化した
    場合の個々のグループに対応して諸元レベルを割り当
    て、システム生成時にSG情報格納域に諸元レベルを設
    定し、実際の運用に際しては、前記設定された諸元レベ
    ルの範囲内でOSを稼動させるようにした計算機システ
    ムにおいて、 ハードウェアグループ格納手段と、 ソフトウェアグループ格納手段と、 諸元レベル格納手段と、 各有償プログラムプロダクト毎の購入フラグおよび購入
    システムグループ番号を保持する有償情報テーブルと、 計算機システムのマシンモデル名等のハードウェア情報
    を入力し、該ハードウェア情報を、計算機システムをC
    PU性能によりグループ分けした複数のシステムグルー
    プのうちの該当するシステムグループの番号に変換し
    て、前記ハードウェアグループ格納手段に設定するハー
    ドウェアグループ設定手段と、 有償プログラムプロダクトを格納すると共に、その有償
    プログラムプロダクトのシステムグループ番号を格納
    し、更にOSを含む有償プログラムプロダクトについて
    は諸元レベルを格納する有償プログラムプロダクトセー
    ブ媒体と、 該有償プログラムプロダクトセーブ媒体を用いたインス
    トール時、該有償プログラムプロダクトセーブ媒体中の
    システムグループ番号と前記ハードウェア格納手段に格
    納されているシステムグループ番号とを比較してインス
    トール可否を決定し、インストール可と決定した有償プ
    ログラムプロダクトに対応する前記有償情報テーブルの
    購入フラグをONにし且つその有償プログラムプロダク
    トのシステムグループ番号を前記有償情報テーブルに設
    定し、且つ、その有償プログラムプロダクトがOSを含
    む有償プログラムプロダクトのときにそのシステムグル
    ープ番号を前記ソフトウェアグループ格納域に設定する
    と共にその諸元レベルを前記諸元レベル格納域に設定す
    る有償インストール手段と、 前記諸元レベル格納域に設定されている諸元レベルとシ
    ステム生成時にSG情報格納域に設定された諸元レベル
    とを比較するOS諸元チェック手段と、 インストールされた有償プログラムプロダクトの利用
    時、利用対象となった有償プログラムプロダクトに対応
    する前記有償情報テーブルの購入フラグの状態と、前記
    有償情報テーブルに設定されたその有償プログラムプロ
    ダクトのシステムグループ番号と前記ソフトウェアグル
    ープ格納域に格納されているシステムグループ番号との
    照合結果とに基づき、前記利用対象となった有償プログ
    ラムプロダクトの利用可否を決定するプログラムプロダ
    クト動作可否チェック手段と、 該プログラムプロダクト動作可否チェック手段で利用可
    と決定された有償プログラムプロダクトがOSを含む有
    償プログラムプロダクトである場合に、前記ハードウェ
    アグループ格納手段に格納されたシステムグループ番号
    と前記ソフトウェアグループ格納手段に格納されたシス
    テムグループ番号との照合結果および前記OS諸元チェ
    ック手段のチェック結果に基づき、そのOSを含む有償
    プログラムプロダクトの立上げ可否を決定するOS立上
    げ可否チェック手段とを具備したことを特徴とする有償
    プログラムプロダクト利用チェック装置。
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