JPH06298198A - 静止衛星位置保持システム - Google Patents

静止衛星位置保持システム

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JPH06298198A
JPH06298198A JP5106257A JP10625793A JPH06298198A JP H06298198 A JPH06298198 A JP H06298198A JP 5106257 A JP5106257 A JP 5106257A JP 10625793 A JP10625793 A JP 10625793A JP H06298198 A JPH06298198 A JP H06298198A
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JP
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geostationary satellite
gas jet
satellite
control
geostationary
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Noboru Muranaka
昇 村中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンボードで長期間にわたり確実に自己静止
衛星を所定の軌道上に配置する姿勢制御を行い、地上局
での運用作業負担を軽減して、運用コストを低減する。 【構成】 地上局10は、衛星位置決定装置13によっ
て決められた静止衛星12の初期の位置状態ベクトルを
衛星管制装置14からのコマンドとして送受信装置15
からパラボラアンテナ16を通じて電波送信する。静止
衛星12は、送受信装置19がアンテナ18を通じて受
信したコマンドから、制御部20によって、これ以降の
衛星位置を予測し、静止衛星12の位置制御の必要時に
ガスジェット装置22からガスジェット噴射を行う。こ
のガスジェット噴射中の増速量を加速度計24で計測し
て、ガスジェット噴射を停止し、オンボードで自己静止
衛星を所定の軌道上に配置する姿勢制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止軌道上に配置され
る静止衛星の静止位置を保持するための軌道制御をオン
ボードで行う静止衛星位置保持システムに関する。
【0002】
【従来の技術】静止衛星は、地球中心から42,160
km、かつ、その軌道面が赤道面の円軌道上にある。こ
の場合の静止衛星の公転周期は、地球の自転の周期と等
しいため、特定の経度、緯度(零度)上空で静止して見
えることになる。このような静止衛星には月及び太陽か
らの摂動とともに、地球赤道面上空での地球重力ポテン
シャルの非一様性に起因する摂動によって、初期に設定
された軌道上の位置から変位してしまう。
【0003】月及び太陽による摂動は、静止衛星の軌道
傾斜角、すなわち、地球赤道面との角度(当初零度)が
1年に約1度の割合で増加させる方向に作用する。この
結果、静止衛星は、赤道面を中心に南北方向に変動す
る。また、赤道上空での地球重力ポテンシャルの非一様
性によって、ポテンシャルの低い東西のいずれか一方に
向かって静止衛星が変動する。この変動の速度、方向は
静止位置の経度によって異なる。一方、静止衛星は、ク
ロスモジュレーションなどの相互電波の干渉又は衝突を
回避する目的で個々の静止衛星は決められた経度、緯度
を中心とした所定の範囲以内(0.1度〜0.05度)
に保持することが要求されている。
【0004】このため静止衛星には、各種の摂動に起因
する南北、東西方向における軌道上の位置の変動を修正
するためのガスジェット装置を備えている。静止衛星
は、その位置保持又は軌道修正を行うため、静止衛星の
精密な位置を、一つ又は複数の地上局からのレンジ、レ
ンジレートの測定によって決定し、この決定から得られ
る静止衛星の位置状態ベクトルが予め設定された状態に
達したときに、地上局からの指令によって東西方向又は
南北方向にガスジェット噴射を行って、静止衛星が常に
所定の軌道上の範囲内に位置するようにしている。
【0005】図3は、従来の静止衛星位置保持システム
の概略構成を示すブロック図である。この例は、地上局
1と静止衛星2とからなり、地上局1には、レンジ・レ
ンジレートの測定と、この測定に基づいて、静止衛星2
の位置に関する状態を推定する衛星位置決定装置3が設
けられている。この衛星位置決定装置3での決定内容か
らマヌーバ計画を立案する。そのマヌーバ計画に基づい
て、衛星管制装置4から送受信装置5及びパラボラアン
テナ6を通じてコマンド電波Waを静止衛星2に送信す
る。また、この衛星管制装置4では、パラボラアンテナ
6、送受信装置5を通じて静止衛星2からのテレメトリ
の電波Wbを受信して表示を行う。
【0006】静止衛星2では、地上局1からのコマンド
電波Waをアンテナ8、送受信装置9を通じて受信し、
その指令内容に応じて制御部10がガスジェット装置1
2を制御する。ガスジェット装置12は、東西制御スラ
スタ12aでガスジェット噴射し、南北制御スラスタ1
2bでガスジェット噴射を行って、それぞれ東西方向及
び南北方向での軌道制御、すなわち、静止衛星2での姿
勢制御を行う。なお、静止衛星2には、この他にも複数
個のスラスタ、推薬タンク、推薬、配管系等が設けられ
る。
【0007】この種の静止衛星位置保持システムの提案
として、特開昭61−207299号公報に開示された
「人工衛星の軌道制御判断装置」、特開平1−2048
99号公報に開示された「人工衛星姿勢決定および制御
システム」、特開平1−273797号公報に開示され
た「人工衛星の軌道制御装置」、特開平2−11749
6号公報に開示された「人工衛星の軌道制御装置」を挙
げることが出来る。
【0008】特開昭61−207299号公報では、二
つの基準衛星を用いて人工衛星の軌道制御をオンボード
で行なうことが出来るようにして、人工衛星が地上局か
ら見えない場合でも人工衛星の位置決定及び軌道制御を
可能にしている。また特開平01−204899号公報
では、コヒーレントエネルギ信号の複数の遠隔源に関す
る宇宙線で軌道及び姿勢を推定し、この推定結果と測定
された実際位置とを比較してエラー信号を発生させ、宇
宙船の軌道及び姿勢を更新させて、制御性を高めてい
る。
【0009】さらに、特開平1−273797号公報で
は、軌道接続入力値に対してデータベースに基づいてス
ラスト噴射時間を演算し、この演算値による制御動作後
の軌道と目標値とのズレに基づいてデータベースの較正
を行うことにより、軌道制御精度の向上を図っている。
特開平2−117496号公報では従来、地上管制局で
行っていた軌道面の回転率から算出される軌道制御用ス
ラスタの演算と制御を、人工衛星に搭載された計算機で
行うことにより、地上管制局の設備と作業の軽減を可能
にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例の静止衛星位置保持システムにあって、地上局1の
運用者は静止衛星2の位置に関する情報に基づいて位置
保持のためのマヌーバ計画を立案し、これに基づいて、
静止衛星に指令を送るなどの運用作業が必要である。こ
の作業は、静止衛星2の東西方向及び南北方向の保持範
囲が0.1度に設定されている場合に、実際の運用では
約一週間に一回の頻度で実施されることになる。したが
って、保持範囲が、より狭く高精度の位置保持が要求さ
れると、より頻繁に運用作業を実施する必要がある。こ
のため、地上局1の運用者にとって運用作業が多大な負
担となり、運用コストが増大することになる。
【0011】また、各公報に示す例では、いずれの場合
も、静止衛星の位置決定及び軌道制御が可能であるが、
実際の制御では、その制御が複雑化して、信号処理規模
と装置規模の増大が考えられる。
【0012】本発明は、上述した事情にかんがみてなさ
れたものであり、オンボードで静止衛星自体の位置予測
及び位置測定が行われて、長期間にわたり確実な軌道制
御を行うことができ、地上局での運用作業負担が軽減さ
れて、運用コストを低減できる静止衛星位置保持システ
ムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも制御計算装置、加速度計、ガ
スジェット装置、無線通信装置を有する静止衛星と、少
なくとも衛星位置決定装置、衛星管制装置を備える地上
局とからなる静止衛星位置保持システムにあって、地上
局は、衛星位置決定装置によって決定した静止衛星の初
期位置状態のベクトルを衛星管制装置からコマンドとし
て電波送信し、静止衛星は、無線通信装置を通じて受信
したコマンドから制御計算装置によって、これ以降の静
止衛星の位置を予測し、静止衛星の位置制御の必要時に
ガスジェット装置からガスジェット噴射を行い、このガ
スジェット噴射中の増速量を加速度計で計測して、ガス
ジェット噴射を停止し、オンボードで軌道制御を行う構
成としてある。
【0014】また、少なくとも制御計算装置、加速度
計、ガスジェット装置、GPS受信装置を有する静止衛
星位置保持システムにおいて、GPS受信装置で得られ
る、当該静止衛星の軌道上の位置情報によって、位置状
態のベクトルを決定し、静止衛星の位置制御の必要時に
ガスジェット装置からガスジェット噴射を行い、このガ
スジェット噴射中の増速量を加速度計で計測して、ガス
ジェット噴射を停止し、オンボードで軌道制御を行う構
成としてある。
【0015】これらの構成にあって、好ましいガスジェ
ット噴射として、ガスジェット動作中の静止衛星に加わ
る加速度を加速度計によって検出して、この検出値を制
御計算装置で積分し、この積分値が所定値の場合に、プ
ルームインピンジメントによって所望の方向と異なった
方向に発生する加速度成分を検出して停止する構成とし
てある。
【0016】
【作用】上記構成からなる、本発明の静止衛星位置保持
システムは、地上局から送信される初期の静止衛星の位
置状態ベクトルにもとづいて、静止衛星が以降での位置
状態ベクトルを予測し、その結果に基づいてオンボード
で軌道マヌーバを実施している。また、搭載するGPS
受信装置を通じて自己静止衛星の位置を認識して、以降
での位置状態ベクトルを予測し、その結果に基づいてオ
ンボードで軌道マヌーバを実施している。したがって、
オンボードで長期間にわたって確実に自己静止衛星を所
定の軌道上に配置する東西南北の軌道制御を行うことが
でき、地上局での運用作業負担が軽減される。
【0017】
【実施例】次に、本発明の静止衛星位置保持システムの
実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本
発明の静止衛星位置保持システムの第1の実施例の構成
を示すブロック図である。図1において、このシステム
は、地上局10と静止衛星12とからなり、地上局10
には、レンジ・レンジレートを測定し、この測定に基づ
いて位置に関する状態を推定する衛星位置決定装置13
と、この衛星位置決定装置13からの出力状態からマヌ
ーバ計画を立案し、そのマヌーバ計画に基づいて、この
コマンドを出力する衛星管制装置14とを有している。
【0018】さらに、衛星管制装置14からのコマンド
を変調して送出する送受信装置15と、コマンド電波W
aを静止衛星12に送信するパラボラアンテナ16とを
有している。衛星管制装置14では、パラボラアンテナ
16、送受信装置15を通じて静止衛星12からの各種
情報であるテレメトリ電波Wbを受信して表示を行う。
なお、衛星管制装置14、送受信装置15、パラボラア
ンテナ16が請求項における衛星管制装置に対応する。
【0019】静止衛星12は、地上局10からのコマン
ド電波Waをアンテナ18を通じて受信して復調する送
受信装置19(請求項における無線通信装置に対応す
る)と、復調したコマンドの指令内容に応じて、静止衛
星12での姿勢制御を行うための制御部20とを有して
いる。さらに、東西方向及び南北方向で姿勢制御を行う
ためにガスジェット噴射を行うガスジェット装置22
と、静止衛星12に加わる三軸方向の加速度を検出する
加速度計24とを有している。ガスジェット装置22
は、東西方向にガスジェット噴射を行う東西制御スラス
タ22aと、南北方向にガスジェット噴射を行う南北制
御スラスタ22bとで構成され、東西方向及び南北方向
で、当該静止衛星12の姿勢制御を行う。なお、静止衛
星12には、この他にも複数個のスラスタ、推薬タン
ク、推薬、配管系等が設けられる。
【0020】次に、この第1の実施例の構成の静止衛星
位置保持システムの動作について説明する。衛星位置決
定装置13では、静止衛星12のレンジ・レンジレート
データに基づいて、静止衛星12の位置状態を決定す
る。この位置状態のベクトルは、衛星管制装置14から
送受信装置15、パラボラアンテナ16を通じて、静止
衛星12に送信される。
【0021】次に、静止衛星12では、地上局10から
のコマンド電波Waをアンテナ18を通じて送受信装置
19で受信し、復調したコマンドが制御部20に入力さ
れる。制御部20は、コマンドによって判明する位置状
態から、当該静止衛星12に作用する摂動についての状
態を判断する機能を有しており、コマンドで地上局10
から与えられる位置状態のベクトルを出発点とし、以下
の処理によって、以降の長期間にわたる静止衛星12の
状態を予測する。この場合、月、太陽及び地球赤道面上
の非一様ポテンシャル、太陽輻射圧等の自然現象に起因
する摂動を精密に予測する。
【0022】静止衛星12の位置を表す状態ベクトル
は、次の(数1)で経度と、その時間微分を表すことが
出来る。さらに(数2)で離心率ベクトルを表すことが
出来るとともに、(数3)で軌道傾斜角ベクトルを表す
ことが出来る。
【0023】
【数1】
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】静止衛星12の経度と、その時間微分は、
次の(数4)で表すことができ、
【0027】
【数4】
【0028】により伝播する。これによって、地上局1
0での軌道決定の結果から求めた値をコマンドによって
静止衛星12の制御部20内の計算機に与える。
【0029】また、離心率ベクトル(ξ,η)、軌道傾
斜角ベクトル(p,q)のそれぞれについて、地上での
軌道決定の結果、及び各種摂動計算に基づいて得られる
次の(数5)の内容を与える。
【0030】
【数5】
【0031】この(数5)を与えて、次の(数6)によ
って伝播する。
【0032】
【数6】
【0033】これらでの予測の結果、静止衛星12の位
置の制御の必要が生じた時点で、制御部20の制御によ
って、東西制御スラスタ22a、南北制御スラスタ22
bでのガスジェット噴射を行う。このガスジェット装置
22を作動させている間に静止衛星12の本体に作用す
る三軸方向の加速度を加速度計24によって計測する。
加速度計24は、計測した加速度データを制御部20に
出力する。制御部20では、その値を積分し、所望方向
の積分値が所定のΔV量に達した時点でガスジェット装
置22でのガスジェット噴射を停止する。
【0034】このガスジェット噴射と同時に加速度計2
4は、ガスジェット噴射されたガスが静止衛星12の本
体又は、図示しない太陽電池パドルなどに当接して発生
する不必要な方向の加速度(プルームインピンジメント
による加速度)を検出する。したがって、制御部20で
は、この有害である推力による、目標方向からの変動方
向におけるΔV成分も計測する。この計測結果に基づい
て新たに、次の(数7)で表す位置状態のベクトルの初
期値を生成する。
【0035】
【数7】
【0036】この初期値を生成し、そこからの位置状態
ベクトルの伝播を継続する。
【0037】次に第2の実施例を説明する。この第2の
実施例では、第1の実施例が地上局10から位置状態ベ
クトルの送信を受信して位置予測を行うのに対して、G
PS(Global Positioning System) を用いて位置予測を
行っている。図2は第2の実施例の構成を示すブロック
図である。図2において、この静止衛星13は、図1中
に示すアンテナ18、送受信装置19、制御部20、ガ
スジェット装置22(東西制御スラスタ22a、南北制
御スラスタ22b)、加速度計24とともに、GPS受
信機26、GPS電波を受信するためのアンテナ27を
有している
【0038】次に、この第2の実施例の構成の静止衛星
位置保持システムの動作について説明する。GPS衛星
(NAVSTAR)からのGPS電波をアンテナ27を
通じてGPS受信機26で受信する。GPS受信機26
で静止衛星13での測位の結果に基づいて軌道保持のた
めのマヌーバを実施する。この場合、GPS衛星は、高
度1000Kmであり、側位信号を地球方向に向けて放
射しているため、地球中心から42,160kmの静止
軌道上の静止衛星13で受信できるGPS衛星は、静止
衛星13と地球を挟んだ向こう側にある。したがって、
静止衛星13で受信できるGPS電波は、静止衛星13
方向の放射ビームのGPS電波のみに限定され、その利
用は低高度地球周回衛星と比較してかなり限定されたも
のとなる。
【0039】したがって、静止衛星13では、GPS衛
星を利用できる頻度が低高度地球周回衛星と比較して少
なくなり、制御部20で位置予測機能によって補間す
る。すなわち、制御部20は、ガスジェット噴射中に加
速度計24からの出力によって、静止衛星13に作用す
る加速度を有害成分も含めて測定し、それを積分して、
以降の長期間の位置予測を行う。
【0040】この場合、第1の実施例と相違し、GPS
受信機26からの測位信号によって、オンボードで位置
測定が可能であり、図1に示した地上局10からのコマ
ンド送信などによる位置認識のように地上局支援を必要
としない。また、軌道修正後の位置状態ベクトルは、そ
の後のGPS受信機26からの測位のデータに基づいて
順次、アップデートすることが出来る。したがって、第
1実施例の構成に対して、加速度計24のみに立脚した
航法誤差の増大がなくなり、さらに長期間にわたって確
実かつ自律的に東西南北における所定の軌道上に配置す
る軌道制御を行うことが出来るようになる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静止衛星
位置保持システムは、地上局から送信される静止衛星の
位置状態ベクトルの初期値、又は、搭載するGPS受信
装置を通じて自己静止衛星の位置を認識して、以降での
位置状態ベクトルを予測し、その結果に基づいてオンボ
ードでの軌道マヌーバを実施しているため、長期間にわ
たり確実に自己静止衛星を所定の軌道上に配置する姿勢
制御を行うことができる。すなわち地上局での運用作業
負担が軽減されて、運用コストを低減できるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静止衛星位置保持システムにおける第
1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】従来の静止衛星位置保持システムの概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10 地上局 12,13 静止衛星 13 衛星位置決定装置 14 衛星管制装置 15,19 送受信装置 20 制御部 22 ガスジェット装置 22a 東西制御スラスタ 22b 南北制御スラスタ 24 加速度計 26 GPS受信機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも制御計算装置、加速度計、ガ
    スジェット装置、無線通信装置を有する静止衛星と、少
    なくとも衛星位置決定装置、衛星管制装置を備える地上
    局とからなる静止衛星位置保持システムにあって、 上記地上局は、上記衛星位置決定装置によって決定した
    上記静止衛星の初期位置状態のベクトルを上記衛星管制
    装置からコマンドとして電波送信し、 上記静止衛星は、無線通信装置を通じて受信した上記コ
    マンドから上記制御計算装置によって、これ以降の上記
    静止衛星の位置を予測し、上記静止衛星の位置制御の必
    要時に上記ガスジェット装置からガスジェット噴射を行
    い、このガスジェット噴射中の増速量を上記加速度計で
    計測して、ガスジェット噴射を停止し、オンボードで軌
    道制御を行うことを特徴とする静止衛星位置保持システ
    ム。
  2. 【請求項2】 少なくとも制御計算装置、加速度計、ガ
    スジェット装置、GPS受信装置を有する静止衛星位置
    保持システムにおいて、上記GPS受信装置で得られ
    る、当該静止衛星の軌道上の位置情報によって、位置状
    態のベクトルを決定し、上記静止衛星の位置制御の必要
    時に上記ガスジェット装置からガスジェット噴射を行
    い、このガスジェット噴射中の増速量を上記加速度計で
    計測して、ガスジェット噴射を停止し、オンボードで軌
    道制御を行うことを特徴とする静止衛星位置保持システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ガスジェット噴射は、ガスジェット動作
    中の静止衛星に加わる加速度を加速度計によって検出し
    て、この検出値を制御計算装置で積分し、この積分値が
    所定値の場合に、プルームインピンジメントによって所
    望の方向と異なった方向に発生する加速度成分を検出し
    て停止することを特徴とする請求項1又は2記載の静止
    衛星位置保持システム。
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