JPH06288104A - 催し物の会場 - Google Patents

催し物の会場

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JPH06288104A
JPH06288104A JP5113597A JP11359793A JPH06288104A JP H06288104 A JPH06288104 A JP H06288104A JP 5113597 A JP5113597 A JP 5113597A JP 11359793 A JP11359793 A JP 11359793A JP H06288104 A JPH06288104 A JP H06288104A
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venue
stage
pattern
ball
retina
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Shiro Toda
視朗 戸田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、ステージショーや演劇などの催し
物の会場に関するものであり、会場全体の形をボール状
の形にしておき、その側面部分に魚眼レンズを取り付け
たプロジェクター、及び観客席を設置した装置系であ
る。これによって、ステージショーや演劇などの劇場芸
術の分野において、明細書の中で言うところの宇宙感覚
的な美的効果を取り入れることが従来よりも飛躍的に容
易になる、かくなる会場を演出家に提供することを目的
としている。 【構成】本発明の構成を図面に基づいて説明すると、 (イ) 全体の形がボール状の形をした会場1を設けて
おく。 (ロ) ボール状の形をした会場1の側面部分に、魚眼
レンズを取り付けたプロジェクター2を設置する。 (ハ) ボール状の形をした会場1の側面部分に、観客
席3を設置する。 以上のように構成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステージショーや演
劇等の催し物の会場に関するものであり、会場全体の形
をボール状の形にしておき、その側面部分に魚眼レンズ
を取り付けたプロジェクター、及び観客席を設置した装
置系である。
【0002】
【従来の技術】従来、ステージショーや演劇等の催し物
では、宇宙感覚的な美的効果を取り入れるために、ミラ
ーボールを用いて動揺錯覚と呼ばれている感覚現象を生
じさせる方法が広く利用されてきた。例えば、ミラーボ
ールを2つ使って、会場内のあらゆる所に水玉状の模様
を投影して、その模様の全体が会場の前方から後方へ飛
び去って行くように2つのミラーボールの動きを操作し
てやると、観客は自分自身の身体が座席もろともに前方
に広がる宇宙空間へ向かって飛んで行くような動揺錯覚
におちいる。又、水玉状の模様の動きをその逆にしてや
ると、観客は自分自身の身体が後方へ向かって飛んで行
くような動揺錯覚におちいる。このように、人を取り囲
んでいる空間の全体が揺れ動くとき、その人には自分自
身の身体が揺れ動いていて、空間の方は静止しているよ
うに感じられる現象のことを、心理学では動揺錯覚、も
しくは自己身体の運動感覚と呼ばれている。この錯覚は
宇宙感覚的な美的効果を取り入れた催し物を演出する上
で大いに美的効果があった。しかしながら、ミラーボー
ルを利用しての従来の方法では、水玉状の斑点群の模様
しか映し出せなかった。しかも、その模様を使って、今
述べた2種類の動揺錯覚しか生じさせられなかったので
ある。また、従来の催し物の会場の形は、多くの場合は
直方体を基本にした形であったために、水玉状の模様が
折れ曲がって、ぎくしゃくした不自然な動きを見せたの
である。従来の催し物の会場には次のごとくな別な問題
点も宿されていた。催し物を宇宙感覚的な美的効果で色
づけして演出するには、出演者たちを既設の舞台の上で
平面的に行き来させるだけではなくして、出来る事なら
ば会場内の全空間を立体的に行き来させながらの演技が
望まれるのであるが、従来の一般的な会場ではそれが困
難であった。理由は、そうした演出を施すには舞台及び
出演者の入退場の通路を観客席の中、もしくは観客の頭
上に広がる空間の中に配置することが必要になり、そう
なると、観覧上での危険性や見づらさを観客にもたらせ
るという致命的なデメリットが伴うからであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現代におけるステージ
ショーや演劇などの興行の分野では、スポットライト、
ストロボ、レーザー光線、プロジェクター、ミラーボー
ル、等々を動員して、宇宙的な世界を思わせる空間や動
き、色彩、照明等を取り入れることが、すなわち、本明
細書の中で言うところの宇宙感覚的な美的効果を取り入
れることが最も重要な課題の一つであるとされており、
そのための様々な研究が進められている。本発明も、そ
うした研究の中ら生まれてきた装置系である。すなわ
ち、前記したごとくに、ミラーボールを使って動揺錯覚
を生じさせる方法が既にあったが、その前近代的な装置
系を近代的な装置系に置き換えて、それによって水玉状
の模様だけに止まることなく、多種多様な様々な形と色
と明暗で出来た模様を自由自在に映し出せるようにする
こと。それら模様によって、前方もしくは後方ヘ飛んで
行くように感じられる動揺錯覚は勿論のことに、急激な
上昇感やゆっくりとした上昇感等の動揺錯覚、その逆の
下方向への動揺錯覚、自動車あるいは船等の色々な乗り
物に乗っているような動揺錯覚、等々、複雑微妙なもの
に至までのあらゆる動きの動揺錯覚を生じさせられる様
にすること。さらに、会場の壁面や天井、そして観客席
の上にも映し出されるそれら模様の動きが自然で滑らか
なものになる様にすること。本発明はこれら課題を解決
して、それによって、多様で鮮烈かつ繊細な動揺錯覚を
催し物の中で頻繁に利用できるようにする事を一つの目
的にしている。また、観客に観覧上での危険性や見づら
さをもたらせることなく、会場内のどこにでも舞台及び
出演者の入退場の通路を設置できる、そうした形をした
会場を実現させること。本発明はこの課題を解決して、
演出家たちに、舞台と出演者たちの入退場の通路の設置
に関するより大きな選択権を提供すること、これをもう
一つの目的としている。
【0004】
【特記しておきたい課題】一般的にはあまり知られてい
ない課題ではあるが、しかしながら、宇宙感覚的な美的
効果の導入を図る上ではとても重要な或る課題があっ
て、本発明はその課題を解決することを最大の目的にし
ており、そのために、ここに更めて項目を設けて説明さ
せてもらう次第である。その特異な課題を説明するため
に、人間の眼に関する次のごとくな事実をここにおいて
確認させてもらいたい。すなわち、人間の網膜は大きく
網膜中心部と呼ばれている部位と、網膜周辺部と呼ばれ
ている部位から成り立っている。これらの内でも、物の
形や色彩などを明瞭に見ることが出来るのは網膜中心部
だけであり、網膜周辺部の方は強度の弱視色盲的な状態
にある。人間の眼の視野は左右にそれぞれ約90度づ
つ、合計で約180度あるが、網膜中心部の視野はその
内の僅かなものであり、最大でも左右にそれぞれ約6度
づつ、合計約12度しかない。物の姿形を明瞭に見るに
は、この狭い視野の中にその物を収めなければならな
い。人は物の形を明瞭に見たい時、その方向へ視線を向
けるのはそのためである。その外側の広大な領域は総て
網膜周辺部の視野である。そこでは物の姿形は輪郭の判
然としない状態でしか見えないが、明るさの知覚と運動
の知覚に特に優れている、という特性を備えている。か
くなる特性を備えている網膜周辺部の役割は、自分を取
り囲んでいる環境の中で生じる物の動きを、その広大な
視野の下で常に監視していることである。もしも、網膜
周辺部で異常な動きがキャッチされると、その人は反射
的に身を逸らせたり、反射的にその方向へ視線を向け
て、網膜中心部でその物体の姿形を確認する行動に出た
りするのである。こうした一連の活動は、人間が危険か
ら身を守りながら生きて行く上で大変に重要な事であ
る。以上が、ここで確認しておきたい人間の眼の構造と
機能に関する心理学上の事実である。これら特徴点を念
頭に置いてもらって、これからの説明に耳を傾けてもら
いたい。ステージショー、演劇、は言うに及ばず、映
画、絵画、等々、これら眼で見る芸術は、厳密に言う
と、網膜中心部で見る芸術として発展してきたという長
い歴史をもつ。決して網膜全体で見る芸術として発展し
てきた訳ではないのである。すなわち、網膜周辺部はこ
れら芸術の中では完全に無視されて来たという長い歴史
をもつのである。網膜周辺部は強度の弱視色盲的な状態
であることを思い起こせば、それも当然であった、とし
なければならないだろう。しかしながら、実は網膜周辺
部は様々な特異な感覚知覚上の現象を劇場芸術にもたら
せてくれる、そうした大きな可能性を秘めているのであ
る。これまでに紹介してきた、ミラーボールを使って動
揺錯覚を生じさせる方法は観客の網膜周辺部の働きを巧
く利用している実例である。ステージショーや演劇等の
分野で広く一般的に知られている例としては、この一件
を除くと、恐らく外には存在しないであろう。この実例
の場合、観客は舞台上で展開されている演技を網膜中心
部で見ており、そして、会場の壁面や天井、そして観客
席の上にも投影されている水玉状の模様を網膜周辺部で
見ている。もしも、観客が視線を舞台上から逸らせて会
場の壁面の方へ向けたとすると、その時には、その観客
は網膜中心部で水玉状の模様を見ることになるのである
が、そうした見方をすると、動揺錯覚はその観客から消
えてしまう。この事実には特に注目してもらいたい。観
客は、固定して動かない壁面の上を水玉状の模様が移動
している様子をそこに見ることになり、そうした状態の
下では、自分自身の身体が静止していることに気付き、
したがて、動揺錯覚は消えてしまうのである。さらに注
目すべきことは、視線を舞台の方へ再び返してやると、
すなわち、水玉状の模様を網膜周辺部で見る状態に返れ
ば、動揺錯覚も再びよみがえる、という事実である。こ
のことは実際に劇場へ出掛けて行って確かめてみれば、
誰でも確認することができる。すなわち、水玉状の模様
は、それが網膜周辺部で見られている場合にのみ動揺錯
覚をその観客にもたらせるのである。以上の考察から、
観客がそれを網膜中心部で見た場合には効果を無くして
しまうが、網膜周辺部で見ている場合には有意義な効果
をもたらせる模様、そうした性格の模様が存在すること
を理解してもらえたことと思う。こうした性格を持つ模
様は他にも沢山見いだすことができる。例えば、動揺錯
覚を生じさせるには、特に水玉状の模様でなければなら
ないというものではない。それが星型の斑点群でも、縦
縞の連続模様でも、横縞の連続模様でも、縦線と横線で
織りなされた枡目状の連続模様でも、飛び交う雲の群れ
を思わせる様な大きなマッスの群団が織りなす模様、等
々でもいいのである。要は、その模様が観客を取り囲ん
でいる全空間を包囲してしまう広がりを持っていて、そ
して、その全体が一様な動きを見せる模様であることが
重要なのである。その模様の姿形は二義的な意味しか持
たない。このことは、網膜周辺部は、その視野の広がり
が180度に及ぶこと、明るさの知覚と運動の知覚に特
に優れていること、強度の弱視色盲的な状態にあるこ
と、等の特性を備えているためである。以上のごとき模
様のことを、記述上での統一を図るために、これより以
後では、網膜周辺部専用情報、もしくは、運動性全空間
包囲模様、と呼んで行くことにする。観客の網膜周辺部
に専ら見せるための情報のことであり、動いていると伴
に全空間を包囲している模様のことである。この2つの
用語は全く同一の物事を意味している2つの用語であ
る。運動性全空間包囲模様を使って生じさせられる宇宙
感覚的な美的効果は、動揺錯覚が総てではない。例え
ば、等質視野の知覚と呼ばれている現象がある。これ
は、被験者の両眼に2つ割りにしたピンポン玉をあてが
う等の工夫をしておいて、被験者の視野の全体が均質な
明るさになるようにしてやると、被験者には濃い霧で覆
われているような世界が見えてくる。次に、その明るさ
を徐々に変化させると、霧状のその世界が膨張もしくは
収縮して行くように見える。この現象を、心理学では等
質視野の知覚と呼ばれている。等質視野の知覚は被験者
の全視野を、すなわち、180度に広がっている視野の
全体を均質で等質な明るさにしてやり、その全体の明る
さを徐々に変化させると生じる現象である。これを利用
している実例としては、プラネタリウムでの一場面を取
り上げることができる。プラネタリウムでは、その導入
部分でショー的効果を狙って、等質視野の知覚が取り入
れられている例が多いのである。つまり、開始のブザー
が鳴り、会場内の照明が徐々に暗くされ始めると、ドー
ムスクリーンで閉ざされていた空間が徐々に膨張しはじ
めて、広大な宇宙空間が徐々に開けて行く感じを強く待
つものである。その時の感じは実にドラマチックであ
る。その現象こそが正しく等質視野の知覚である。一見
しただけでは、室内照明が単に暗くされただけのことに
思えるが、暗くして行く速度を等質視野の知覚を生じさ
せるに最適な速度に設定してあるのである。そうと分か
れば、催し物の会場に居る観客に対しても、同様な状態
を造り出せる機能を持つ会場を設けておけば、膨張した
り収縮したりする空間を見せることが可能になることも
分かってくる。要するに、観客の全視野を等質で均質な
明るさで覆い尽くせる投影面を設けておいて、その明る
さの全体を任意の速度で変化させられる、そうした機能
をもつ装置系を構成しておけばよいのである。本明細書
の中では、明るさの変化を伴った明暗のみの情報、つま
り輝度の変化を伴った明暗のみの情報、そうした情報も
動く模様の一種と見做して取り扱って行くことにする。
以後では、その意味も含めて、運動性全空間包囲模様と
の用語を使って行くので、この点を留意しておいてもら
いたい。このように、運動性全空間包囲模様を映し出す
ことで得られる宇宙感覚的な美的効果は動揺錯覚と等質
視野の知覚の他にもまだ幾つかある。例えば、遠近方向
への運動を伴った水玉状の斑点群を会場全体に映し出す
ことで、膨張する空間、もしくは収縮する空間を観客に
感じさせることもできるのである。これまでに紹介した
3つの現象は、比較的に言葉で説明しやすい現象である
ので、ここで取り上げた訳であるが、これらの他にもま
だ幾種類かある。いずれも全空間的運動と関わりのある
現象である。正しく、宇宙感覚的な美的効果を取り入れ
ることが要求されている今日のステージショーや演劇等
にとっては、最適な現象ばかりなのである。当項目の書
き出しにおいて、次のごとくな前置きが付してあったこ
とをご記憶のことと思う。すなわち、一般的にはあまり
知られていない課題ではあるが、しかしながら、宇宙感
覚的な美的効果の導入を図る上ではとても重要な或る課
題があって、本発明はその課題を解決することを最大の
目的にしており、そのめに、ここに更めて項目を設けて
説明させてもらう次第である、との一文がそれである。
この一文が意味していたことを、今ここに至ってやっと
具体的に示すことができる。すなわち、人間の網膜周辺
部の機能に着目して、その部位に見せることを前提にし
て作成した情報を、ここで言う所の網膜周辺部専用情
報、別名、運動性全空間包囲模様を会場内に投影して、
それによって様々な感覚知覚上の効果を得ようとする考
え方は、それ自体が今日まで一般的に知られていないの
である。当然ながら、こうした考え方から生まれてくる
研究開発、つまり、網膜周辺部専用情報の体系とそれを
映し出す装置系の研究開発は絶無であった、と言っても
過言ではないのである。このことは、今日のハイテク時
代にあってなお、ミラーボールによって動揺錯覚を生じ
させるという前近代的な方法が使われている現状を見て
も推察できるであろう。以上のごとき現状を踏まえたな
らば、網膜周辺部専用情報の体系とその装置系の研究開
発は、ステージショーや演劇などの劇場芸術の分野にお
ける重要な研究課題であることに気づく。その開発と実
用化が急がれるのである。本発明は、以上のごとき課題
の解決に向けての研究から生まれてきたものであり、網
膜周辺部専用情報、別名、運動性全空間包囲模様を投影
するための、合理的かつ理想的な装置系を、劇場芸術の
演出家に提供することを最大の目的にしているのであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を図面に
もとづいて説明すると、 (イ) 全体の形がボール状の形をした会場1を設け
る。 (ロ) ボール状の形をした会場1の側面部分に、魚眼
レンズを取り付けたプロジェクター2を設置する。 (ハ) ボール状の形をした会場1の側面部分に、観客
席3を設置する。 以上のように構成しておく。
【0006】
【作用】本発明で実施可能な例を一つ設定して、その実
施例に基づいて本発明の作用を説明してゆくことにす
る。今、任意の位置に設置した舞台4を使って、ステー
ジショーが開かれている真っ最中である、とする。そし
て、魚眼レンズを取り付けたプロジェクター2には、動
揺錯覚のための運動性全空間包囲模様を焼き付けたフィ
ルムがセットしてあって、ボール状の形をした会場1の
内壁に映写されている最中である、とする。観客席3に
は観客が居て、それら観客は視線を任意の位置に設置し
た舞台4の方へ向けており、そこで演じられている演技
を観ているものとする。この場合、観客は、任意の位置
に設置した舞台4の上で演じられている演技を網膜中心
部で見ており、そして、網膜周辺部ではボール状の形を
した会場1の内壁に映写されている運動性全空間包囲模
様を見ている。したがって、今まさに、観客は自分の眼
前に広がっている宇宙空間へ向かって、自分の座ってい
る座席もろともに飛んでいるがごとき動揺錯覚におちい
っている最中である。以上がこれより説明することにな
る実施例の概要である。記述上の都合で、以下ではこれ
を実施例Aと呼ぶことにしてゆく。実施例Aの場合、動
揺錯覚のための運動性全空間包囲模様を焼き付けたフィ
ルムを制作しておいて、それを、魚眼レンズを取り付け
たプロジェクター2で映写することによって、運動性全
空間包囲模様を、ボール状の形をした会場1の内壁に映
し出している。この方法によれば、映画の制作技法、ア
ニメーションの制作技法、コンピューターグラフィック
スの制作技法等を用いて、動揺錯覚のための運動性全空
間包囲模様を制作しておき、それを映し出すことができ
る。したがって、従来のミラーボールを使った方法のご
とくに水玉状の斑点群で出来た運動性全空間包囲模様し
か映し出せないということが無くなり、多種多様な様々
な形と色と明暗で出来た運動性全空間包囲模様を自由自
在に映し出せるようになる。さらに、それら情報によっ
て、前方もしくは後方へ飛んで行くように感じられる動
揺錯覚は勿論のことに、急激な上昇感やゆっくりとした
上昇感などの動揺錯覚、その逆の下方向への動揺錯覚、
自動車あるいは船等の色々な乗り物に乗っているような
動揺錯覚、等々、複雑微妙なものに至までのあらゆる動
きの動揺錯覚を生じさせられる様になるのである。実施
例Aの場合、魚眼レンズを取り付けたプロジェクター2
の位置から、その投影面を観察すると、すなわち、ボー
ル状の形をした会場1の内壁を観察すると、全体の形が
左右対称であり、かつ上下対称である。しかも、その全
体が球体、もしくは球体に近い曲面体である。したがっ
て、そこに投影された運動性全空間包囲模様は、従来の
会場で見られたごとくな折れ曲がってぎくしゃくして移
動するということが無くなり、スムーズで自然な動きを
見せてくれるようになるのである。実施例Aの場合、観
客席3は、ボール状の形をした会場1の側面部分に設置
してあるために、演出家が任意の位置に設置した舞台4
を、どこに設置しても、従来の会場のごとくに観客に観
覧上での危険性や観づらさをもたらせるという事がなく
なり、観客が常に安全な位置から、任意の位置に設置し
た舞台4の上を常に見晴らし良く見渡しておれる様にす
ることが出来るのである。 同じことは、任意の位置に
設置した舞台4に通じる入退場の通路を、何処か任意の
位置に設置した場合にも言えることである。以上のごと
くに、実施例Aでは、従来あった問題点が解決されてい
て、今日まで実現させられなかった形のステージショー
の実現を認めることができるのである。同じことは、実
施例A以外の実施例の場合にも言える。例えば、等質視
野の知覚のための運動性全空間包囲模様を映し出した場
合の実施例においても、実施例Aの場合と全く同じ作用
を期待できる。ただし、その実施に際しては、ボール状
の形をした会場1の内装を、スクリーンとしての十分な
機能を発揮できるように仕上げておくこと。また、観客
席3の表面も、スクリーンとしての機能を可能な限りに
持たせるべくデザインにしておくこと。等の配慮を要す
る。また、任意の位置に設置した舞台4を使わないで、
従来型の舞台5を使った実施例の場合でも、実施例Aの
場合と同じ作用を期待できるのである。以前に、000
4特記しておきたい課題、の項目の最後のところで、次
の様に述べた。つまり、本発明は網膜周辺部専用情報、
別名、運動性全空間包囲模様を投影するための、合理的
かつ理想的な装置系を劇場芸術の演出家に提供すること
を最大の目的にしている、と。この点がどの様な形で実
現されているかを次に確認しておくことにする。今ここ
で求めている理想的な装置系は、幾つかの条件を満たし
ている物でなければならない事は言うまでもない。その
条件なるものがどの様な形で実現されているかを確認し
ておくことにする。最も重要な第一番目の条件は、観客
の網膜周辺部の視野の全域を、運動性全空間包囲模様で
常に覆い尽くせる機能を持つ装置系でなければならない
ことである。例え、観客がその視線を舞台の中心部か
ら、舞台の右端あるいは左端へ大きく移動させても、そ
の場合でも、その観客の網膜周辺部の視野は運動性全空
間包囲模様で覆い尽くされているのでなければならな
い。もしも、観客の網膜周辺部の視野の隅の方に、その
模様の映っていない地帯があって、それがキャッチされ
たとすると、動揺錯覚等の効果は半減してしまう。つま
り、自分の身体が座席もろともに前方に広がる宇宙空間
へ飛んで行くように感じられるその感じが半減してしま
うのである。そこで、本発明では、ボール状の形をした
会場1を設けておき、その側面部分に魚眼レンズを取り
付けたプロジェクター2を設置して、さらに、観客席3
も側面部分に設置してあるのである。こうした装置系を
構成しておくと、運動性全空間包囲模様は、魚眼レンズ
を取り付けたプロジェクター2の周囲数メートルの円内
の部分を除けば、ボール状の形をした会場1の内壁の総
てに映し出せるのである。観客席3の上にも映し出せる
のである。そのために、観客席3の観客が視線を舞台上
のどこへ移動させても、観客の180度に及ぶ広大な視
野の全域を常に運動性全空間包囲模様で覆い尽くしてお
く事ができるのである。ただし、任意の位置に設置した
舞台4の影に成る部分には、運動性全空間包囲模様は映
し出されない。しかしながら、その影に成る部分は、観
客席3の観客の眼から見ても、任意の位置に設置した舞
台4の影に成っていて、その大半は見えないのであるか
ら、さほどの障害にはならない。むしろ、その場所は観
客の網膜中心部の視野に当たることから、運動性全空間
包囲模様を映し出さない様に配慮しなければならない場
合の方が多いのである。これら状況から推理すると、今
ここで求めている理想的な装置系に必要な条件の一つが
満たされていることを知る。運動性全空間包囲模様を投
影するための理想的な装置系に求められる条件の二つ目
として、多種多様な様々な形と色と明暗で出来た運動性
全空間包囲模様を自由自在に映し出せる装置系でなけれ
ばならないことである。この点については既に説明した
通りである。すなわち、この条件も本発明では満たされ
ているのである。三つ目の条件は、会場に映し出した運
動性全空間包囲模様がスムーズで自然な動きを見せてく
れる装置系でなければならないことである。この点につ
いても既に説明した通りである。すなわち、この条件も
本発明では満たされているのである。以上の三つの条件
が、網膜周辺部専用情報、別名、運動性全空間包囲模様
を投影するための合理的かつ理想的な装置系に求められ
る最も基本的にして且つ重要な条件であり、本発明では
それらが総て満たされている事を知るのである。
【0007】
【実施例】ボール状の形をした会場1の形は、完全な球
体でなければならないという物ではなく、卵を寝かせた
様な形、卵を立てた様な形、ボールを押しつけて偏平さ
せた様な形、等々、個々の会場の立地条件や考え方等に
よって変形させてもよいのである。また、ボール状の形
をした会場1の一部が直線的な面や線で構成されていて
も、全体としてボール状の形を成していればよい。ボー
ル状の形をした会場1は、その内壁の全体を本格的なス
クリーンにしておくことが理想であるが、機能の低下を
覚悟するならば、通常の催し物の会場と同じような内装
材で仕上げてもよい。ただし、できるだけ白系統の色で
まとめておき、また、凸凹の構造物をなるべく壁面から
無くすように最大限に配慮したい。ボール状の形をした
会場1には、演技者の入退場のための口、ライトを隠し
て設置するための口、吊り下げ、もしくは吊り上げのた
めのロープ等を出し入れするための口、等として使用す
るための開閉式の開口を壁面の全体に万遍なく分散させ
て設けておくと、ボール状の形をした会場1の利用価値
が益々増大する。ボール状の形をした会場1の底の部分
には、演出家の要請しだいでは、出演者の墜落事故に備
えて、救命用のクッションを敷詰めておくことも策の一
つである。魚眼レンズを取り付けたプロジェクター2
は、ボール状の形をした会場1の側面部分の丁度中腹に
当たる位置に設置することが基本的な設置法であるが、
しかし、それを多少は上下させて設置してもよい。魚眼
レンズを取り付けたプロジェクター2は、既成の映画用
のプロジェクターであっても、その他の形式のプロジェ
クターであってもよい。要は、魚眼レンズの取り付けが
可能であり、かつ様々な動きを持つ模様を投影できるも
のであればよいのである。魚眼レンズを取り付けたプロ
ジェクター2は、それを数台並べて設置しておき、それ
らプロジェクターを場面の変わり目毎に切り換えて順次
作動させる、そうした投射法も一案である。この方法を
採用しておけば、もしも舞台上で予想外の場面が展開さ
れた場合でも、それに対応することが可能になるのであ
る。魚眼レンズを取り付けたプロジェクター2に取り付
ける魚眼レンズには、正射影方式の魚眼レンズを使う方
が得策である。魚眼レンズには等距離射影方式と正射影
方式の二種類ある。一般的に、ドームスクリーンや天体
観測等で広く使われているのは等距離射影方式の魚眼レ
ンズである。しかし、このタイプの魚眼レンズを本発明
で用いた場合には、従来型の舞台5に近い側では運動性
全空間包囲模様の輝度が低くなり、魚眼レンズを取り付
けたプロジェクター2に近い側では運動性全空間包囲模
様の輝度が高くなる、という偏差が生じる。これは、ボ
ール状の形をした会場1の側面部分に、魚眼レンズを取
り付けたプロジェクター2が設置してあるために生じる
現象である。そこで、本発明では正射影方式の魚眼レン
ズを用いるようにすると、その偏差を平均化させられる
のである。魚眼レンズを取り付けたプロジェクター2を
使わない様にしても、本発明の作用の一部を利用するこ
ともできる。例えば、ボール状の形をした会場1の側面
部分に観客席3を設けておき、これによって、観客に身
の危険性や見づらさをもたらせることなく、任意の位置
に設置した舞台4を設定する。しかる上で、魚眼レンズ
を取り付けたプロジェクター2の代わりに、ミラーボー
ルあるいはレーザー光線等を用いて、運動性全空間包囲
模様を投影するのである。観客席3は、魚眼レンズを取
り付けたプロジェクター2を中心にして、その左右上下
に配列する。主として、ボール状の形をした会場1の側
面部分に配列する。その場合に、円弧状のベランダを何
層にも積み重ねておいて、そこに椅子を配列する、とい
う構造の観客席3にするのも一つの方法である。図1で
は、この種の観客席3を描いてある。また、一人或いは
数人の観客を収容できるカプセルを、ボール状の形をし
た会場1の側面部分に、びっしりと嵌め込んだような構
造の観客席3、にするのも一つの方法である。観客席3
の表面部分には、運動性全空間包囲模様が映し出される
ので、可能な限りに、投影面としての機能を持たせたデ
ザインにすることが望ましい。任意の位置に設置した舞
台4は、それを下から支えてもよく、上から吊り下げて
もよく、また丈夫な梁によって横から支えてもよい。任
意の位置に設置した舞台4は、それを油圧装置等で出来
た操縦可能なアームで支えておき、必要に応じて迅速に
移動できる様にしておいてもよい。任意の位置に設置し
た舞台4は、演出家が望ならば、取り払ってもよい。任
意の位置に設置した舞台4には、出演者たちの入退場の
通路を、演出家の望む位置に設けてよい。従来型の舞台
5は、催し物の会場1の正面部分に組み込んである舞台
であり、従来からあった形式の舞台である。したがっ
て、固定式の舞台である。従来型の舞台5にスクリーン
を張るか、あるいは従来型の舞台5をスクリーンで覆い
隠してしまい、そこに映画を映してもよい。その場合
に、その映画に専用のプロジェクターを設置して、そこ
から映し出すようにしてもよい。また、魚眼レンズを取
り付けたプロジェクター2で映写するフィルムの中に、
その映画の映像を一緒に焼き付けておいて、それを魚眼
レンズを取り付けたプロジェクター2で映し出すように
してもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明の効果については、本発明の性質
上、0007作用、の項目の中で既に述べてしまった
が、ここに更めてそれらを列挙しておくことにする。従
来のミラーボールを使った方法のごとくに、水玉状の斑
点群で出来た運動性全空間包囲模様しか映し出せないと
いう事が無くなり、多種多様な様々な形と色と明暗で出
来た運動性全空間包囲模様を自由自在に映し出せるよう
になる。したがて、それら運動性全空間包囲模様によっ
て、前方もしくは後方へ飛んで行くように感じられる動
揺錯覚は勿論のことに、急激な上昇感やゆっくりとした
上昇感等の動揺錯覚、その逆の下方向への動揺錯覚、自
動車あるいは船等の色々な乗り物に乗っているような動
揺錯覚、等々、複雑微妙なものに至までのあらゆる動き
の動揺錯覚を生じさせられる様になる。動揺錯覚ばかり
でなく、等質視野の知覚等の、網膜周辺部がもたらせて
くれる様々な特異な感覚知覚上の現象を劇場芸術に導入
することができる。ボール状の形をした会場1の内壁に
投影された運動性全空間包囲模様は、従来の会場で見ら
れたごとくな折れ曲がってぎくしゃくして移動するとい
うことが無くなり、スムーズで自然な動きを見せてくれ
るようになる。網膜周辺部専用情報、別名、運動性全空
間包囲模様を合理的に、かつ理想的に会場内に投影する
ための装置系を演出家に提供することができる。今日ま
でのステージショー、演劇、映画、等々、これら眼で見
る芸術は、厳密に言うと、網膜中心部で見る芸術として
発展してきたという長い歴史をもつが、ここに網膜周辺
部専用情報を取り入れて、それら劇場芸術を網膜中心部
と網膜周辺部の全体で見る芸術へと発展させることがで
きる。演出家が任意の位置に設置した舞台4をどこに設
置しても、従来の会場のごとくに観客に観覧上での危険
性や観づらさをもたらせるという事が無くなり、観客が
常に安全な位置から、任意の位置に設置した舞台4の上
を常に見晴らし良く見渡せるようにすることができる。
同じことは、出演者の入退場の通路を何処か任意の位置
に設置した場合にも言えることである。つまり、舞台
と、そこへの入退場の通路の設置に関する大きな選択権
を演出家たちに与えることが出来るようになるのであ
る。本発明の以上の効果は、ステージショーや演劇、映
画等の劇場芸術の分野において、当明細書の中で言うと
ころの宇宙感覚的な美的効果を取り入れる事を従来より
も飛躍的に容易する効果を持つのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を外から見た概念図であり、内部を見せ
るために一部切り開いてある。
【符号の説明】
1は、ボール状の形をした会場。 2は、魚眼レンズを取り付けたプロジェクター。 3は、観客席。 4は、任意の位置に設置した舞台。 5は、従来型の舞台。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 全体の形をボール状の形にした会
    場を設ける。 (ロ) その会場の側面部分に、魚眼レンズを取り付け
    たプロジェクターを設置する。 以上のごとくに構成された、催し物の会場。
  2. 【請求項2】(イ) 全体の形をボール状の形にした会
    場を設ける。 (ロ) その会場の側面部分に、観客席を設置する。 以上のごとくに構成された、催し物の会場。
JP5113597A 1993-04-05 1993-04-05 催し物の会場 Pending JPH06288104A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003280568A (ja) * 2002-03-24 2003-10-02 Toshio Momogame 多目的空中水面バルーン映像装置
CN108888976A (zh) * 2018-09-30 2018-11-27 万成年 一种模拟地球的剧场舞台
CN108999432A (zh) * 2018-09-30 2018-12-14 万成年 一种地球形状剧场舞台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003280568A (ja) * 2002-03-24 2003-10-02 Toshio Momogame 多目的空中水面バルーン映像装置
CN108888976A (zh) * 2018-09-30 2018-11-27 万成年 一种模拟地球的剧场舞台
CN108999432A (zh) * 2018-09-30 2018-12-14 万成年 一种地球形状剧场舞台

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