JPH062781Y2 - 塗布剤の粘度調節装置 - Google Patents

塗布剤の粘度調節装置

Info

Publication number
JPH062781Y2
JPH062781Y2 JP7461488U JP7461488U JPH062781Y2 JP H062781 Y2 JPH062781 Y2 JP H062781Y2 JP 7461488 U JP7461488 U JP 7461488U JP 7461488 U JP7461488 U JP 7461488U JP H062781 Y2 JPH062781 Y2 JP H062781Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
paint
coating agent
viscosity
thinner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7461488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01179774U (ja
Inventor
元司 恩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Sunac Corp filed Critical Asahi Sunac Corp
Priority to JP7461488U priority Critical patent/JPH062781Y2/ja
Publication of JPH01179774U publication Critical patent/JPH01179774U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062781Y2 publication Critical patent/JPH062781Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、タンク内に貯留された塗料、接着剤等の塗布
剤を一定の粘度に保つことができるようにした塗布剤の
粘度調節装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 塗装用スプレイガンに圧送するためにシンナーを混ぜた
塗料を貯留しておくタンクにおいては、均一な塗装面を
得るためにタンク内の塗料とシンナーが所定の割合とな
るようにして塗料を好適な粘度に保つ必要があるため、
シンナーが揮発することによってタンク内の塗料の粘度
が所定の値よりも高くなると、シンナーを補充して粘度
の調節を行うのであるが、この際に、補充すべきシンナ
ーの量は、タンク内に残った塗料の粘度や残量によって
異なることから、これらの条件に応じて微妙に調節しな
ければならない。しかしながら、従来は、シンナーの補
充量を作業者が勘によって決めていたため、補充後のタ
ンク内の塗料が好適な粘度となるように調節することは
難しく、これは、シンナーを混ぜた塗料以外にも、他の
溶剤を混ぜて用いる接着剤等の他の塗布剤の場合にも同
様に生じる問題であった。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するための手段として、塗
料、接着剤等の塗布剤及び溶剤が貯留されるタンクに塗
布剤供給源と溶剤供給源とを接続し、両端をタンクに接
続するとともに歯車ポンプ、ねじポンプ等の回転容積型
ポンプを介設した検知用流路に、その回転容積型ポンプ
の吐出側において塗布剤の流動抵抗を高め、または、流
動を阻止し得る絞り部を設けるとともに、その絞り部と
回転容積型ポンプとの間における塗布剤の圧力を検知す
る圧力検知器を介設し、その圧力検知器、塗布剤供給源
及び溶剤供給源を、その圧力検知器からの検知信号によ
ってその両供給源からの塗布剤と溶剤の供給及びその停
止を各別に制御する制御装置に接続した構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、回転容積型ポンプの駆動を停
止した状態においては、制御装置の制御により、両供給
源からの塗布剤及び溶剤の供給が停止しており、タンク
内の塗布剤の粘度が所定の値よりも高くなったり低くな
ったりした際には、回転容積型ポンプを駆動すると、タ
ンク内の塗布剤が吐出側で脈動を生じることなく一定の
容量で連続的に検知用流路内を流動してタンク内に戻さ
れるが、絞り部において塗布剤の流動が規制されること
から回転容積型ポンプと絞り部との間における塗布剤の
圧力が上昇し、これが圧力検知器によって検知される。
ここで、回転容積型ポンプは、歯車、ねじ棒等の可動部
材とハウジング等の固定部材との間及び可動部材同士の
間の僅かな隙間において、極く少量の塗布剤が吐出側へ
送られずに漏れを生じるのであって、その漏れ量は塗布
剤の粘度が高いほど少ないことから、吐出側において圧
力検知器で検知される圧力は粘度が高いほど高くなるの
であり、この圧力検知器から出力された検知信号が制御
装置に入力されると、制御装置からの制御信号により、
塗布剤の粘度が高いときには溶剤供給源から溶剤がタン
クに供給され、逆に、粘度が低いときには塗布剤供給源
から塗布剤がタンクに供給され、これにより、タンク内
の塗布剤と溶剤の量が所定の割合となって好適な粘度に
調節されるのであって、タンク内の塗料が好適な粘度に
なったことが、検知用流路内の塗料が所定の圧力になっ
たことによって検知されてその検知信号が制御装置に入
力されると、制御装置からの制御信号により、両供給源
からの塗布剤と溶剤の供給が共に停止して、粘度の調節
が終了する。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。
図において、1は、内部に貯留される塗料とシンナーを
攪拌器2により攪拌して全体の粘度を均一に保つように
したタンクであって、図示しない塗装用スプレイガンが
図示しないポンプを介して接続されるようになってお
り、このタンク1には、吸込口5aを塗料貯留槽7aに
接続した塗料供給路4aの吐出口6aと、吸込口5bを
シンナー貯留槽7bに接続したシンナー供給路4bの吐
出口6bとが接続されていて、両供給路4a、4bに
は、夫々、ソレノイド9への通電により開弁する常閉式
の電磁開閉弁8a、8bが介設されているとともに、各
電磁開閉弁8a、8bと貯留槽7a、7bとの間に供給
用ポンプ10a、10bが介設されている。
同じくタンク1には、吸込口16をタンク1内部の下方
位置に、吐出口17をタンク1の上部位置に、夫々、開
口させた検知用流路15が設けられていて、この検知用
流路15には、電動モータ19の駆動により脈動を生じ
ることなく一定の容量で吐出する回転容積型ポンプ20
が介設されているとともに、回転容積型ポンプ20の吐
出側にオリフィス21が形成され、さらに、回転容積型
ポンプ20とオリフィス21との間に、歪みゲージ等を
用いることにより検知用流路15内の圧力を検知する圧
力検知器22が介設されており、また、圧力検知器22
と、前記塗料供給路4a及びシンナー供給路4bの両開
閉弁8a、8bとが、夫々、圧力検知器22から出力さ
れる検知信号によって両電磁開閉弁8a、8bへの通電
とその遮断とを制御する制御装置23に接続され、さら
に、この制御装置23に、タンク1に取り付けられて塗
料の液面の高さを検知する図示しない液面センサが接続
されている。
本実施例は上記構成になり、塗料とシンナーを貯留した
タンク1内の塗料の粘度を調節する際には、各供給路4
a、4bの供給用ポンプ10a、10bを駆動して貯留
槽7a、7bの塗料とシンナーを閉弁状態の電磁開閉弁
8a、8bまで圧送するとともに、電動モータ19を始
動して回転容積型ポンプ20を駆動すると、タンク1内
の塗料が、検知用流路15内に吸い上げられて回転容積
型ポンプ20から脈動を生じることなく一定の容積で吐
出されて再びタンク1内に戻されるのであるが、吐出さ
れた塗料は、オリフィス21において流動を規制される
ことから、その流動抵抗によってオリフィス21と回転
容積型ポンプ20との間における圧力が増大する。
ここで、回転容積型ポンプ20は、歯車やねじ棒等の図
示しない可動部材とその周囲を覆うハウジング等の同じ
く図示しない固定部材との間及び可動部材同士の間の僅
かな隙間において、極く少量の塗料が吐出側に送られず
に漏れを生じるのであって、この漏れの量は塗料の粘度
が高いほど少ないことから、吐出側の塗料の圧力は、塗
料の粘度が高いほど高く、逆に、粘度が低いほど低くな
る。
この圧力が圧力検知器22によって検知されて、その値
が検知信号として制御装置23に入力されると、塗料の
粘度が高いときには、シンナー供給路4bの電磁開閉弁
8bが開弁してシンナーのみがタンク1に供給されるこ
とにより、タンク1内の塗料が薄められて粘度が低くな
り、逆に、検知される塗料の粘度が低いときには、塗料
供給路4aの電磁開閉弁8aが開弁して塗料のみがタン
ク1に供給されることにより、タンク1内の塗料の割合
が増して粘度が高くなるのであり、タンク1内の塗料が
好適な粘度に調節されて、回転容積型ポンプ20から吐
出される塗料の圧力が所定の値になると、これが、圧力
検知器22によって検知され、制御装置23からの制御
信号によって両電磁開閉弁8a、8bが共に閉弁状態と
なって調節作業が終了し、この後に、タンク1内の塗料
をスプレイガンに圧送して塗装を行えばよい。
また、タンク1内の塗料の残量が少なくて塗料とシンナ
ーを補充する必要のあるときには、粘度の調節を行う前
に塗装を中断した状態で、両電磁開閉弁8a、8bを開
弁して多量の塗料とシンナーを適量ずつタンク1内に供
給すると、タンク1内の液面が一定の高さに上昇したと
ころで、これを検知した図示しない液面センサからの検
知信号が制御装置23に入力されることにより両電磁開
閉弁8a、8bが閉弁されて、塗料とシンナーが溢れる
ことなくタンク1内に補充されるものであって、この後
に、上記と同様の作用によりタンク1内の塗料の粘度を
調節すればよい。
なお、塗料とシンナーの補充の際には、各供給路4a、
4bの電磁開閉弁8a、8bよりも下流側に、夫々、粘
度調節時及び補充時にタンク1に供給された塗料または
シンナーの総量を計測する積算流量計を介設して制御装
置23に接続し、この両積算流量計の計測値の比率と同
じ割合で塗料とシンナーが補充されるように両電磁開閉
弁8a、8bの開閉時間を制御するようにするのが好ま
しく、この場合には、両積算流量計の計測値の比率が、
好適な粘度となる塗料とシンナーの割合にほぼ等しいこ
とから、補充後のタンク1内の塗料の粘度が好適な値に
近くなり、粘度調節に要する時間を短縮することができ
る。
また、タンク1内の塗料の消費量が比較的少ない場合に
は、粘度の調節を消費量に応じた所定の時間毎に繰り返
すようにすると、タンク1の液面を、常時、ほぼ一定の
高さに保つことができ、これにより、塗装作業を、塗料
とシンナーの補充のために中断することなく長時間連続
して行うことが可能である。
本実施例においては、タンク1に供給される塗料とシン
ナーを貯留槽7a、7bから供給用ポンプ10a、10
bで吸い上げるようにしたが、貯留槽7a、7bをタン
ク1の上方位置に設置して、塗料またはシンナーを重力
により落下させるようにしてもよく、あるいは、供給用
ポンプ10a、10b及び電磁開閉弁8a、8bに替え
て、制御装置23からの制御信号によって駆動される回
転容積型ポンプを介設するようにしてもよい。
また、検知用流路15の回転容積型ポンプ20の吐出側
には、オリフィス21に替えて開閉弁を設けるようにし
てもよく、この場合には、回転容積型ポンプ20の駆動
中に開閉弁の開閉を繰り返し、閉弁時における圧力を検
知することにより塗料とシンナーの供給量を制御する。
上記実施例においては、塗料をタンク1から、直接、ス
プレイガンに供給するようにしたのであるが、これに替
えて、タンク1に、開閉弁を介設した供給路を介して他
の定粘度タンクを接続するとともに、この定粘度タンク
にスプレイガンを接続し、タンク1内の塗料が好適な粘
度になっている状態のときにのみ開閉弁を開弁して塗料
を補給するようにした場合には、定粘度タンク内の塗料
が、常に、好適な一定粘度となるため、安定した粘度の
塗料をスプレイガンに供給することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
添付した第1図は本考案の一実施例の回路図である。 1:タンク、7a:塗料貯留槽、7b:シンナー貯留
槽、8a、8b:開閉弁、10a、10b:供給用ポン
プ、15:検知用流路、20:回転容積型ポンプ、2
1:オリフィス、22:圧力検知器、23:制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料、接着剤等の塗布剤及び溶剤が貯留さ
    れるタンクに塗布剤供給源と溶剤供給源とを接続し、両
    端を前記タンクに接続するとともに歯車ポンプ、ねじポ
    ンプ等の回転容積型ポンプを介設した検知用流路に、該
    回転容積型ポンプの吐出側において塗布剤の流動抵抗を
    高め、または、流動を阻止し得る絞り部を設けるととも
    に、該絞り部と前記回転容積型ポンプとの間における塗
    布剤の圧力を検知する圧力検知器を介設し、該圧力検知
    器、前記塗布剤供給源及び前記溶剤供給源を、該圧力検
    知器からの検知信号によって該両供給源からの塗布剤と
    溶剤の供給及びその停止を各別に制御する制御装置に接
    続したことを特徴とする塗布剤の粘度調節装置
JP7461488U 1988-06-03 1988-06-03 塗布剤の粘度調節装置 Expired - Lifetime JPH062781Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7461488U JPH062781Y2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 塗布剤の粘度調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7461488U JPH062781Y2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 塗布剤の粘度調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01179774U JPH01179774U (ja) 1989-12-25
JPH062781Y2 true JPH062781Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31299719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7461488U Expired - Lifetime JPH062781Y2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 塗布剤の粘度調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062781Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01179774U (ja) 1989-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101278096B1 (ko) 액체 분배 시스템
JP3679004B2 (ja) 液体化学物質配送システムおよび配送方法
KR920008734B1 (ko) 도포제 공급장치
US7527768B2 (en) Liquid dispenser with vacuum control
US5323547A (en) Powder paint supply device
US8608025B2 (en) Pneumatic liquid dispensing apparatus and method
US5558249A (en) Precision liquid addition device
US4023592A (en) Pump and metering device
US20030190200A1 (en) Power weight or volumetric or counting feeder
CZ245396A3 (en) Liquid spraying device
KR100915519B1 (ko) 재료 공급 장치
JPH062781Y2 (ja) 塗布剤の粘度調節装置
JP2001041171A (ja) 定量ピストンポンプ、および液体圧送方法
JP3701181B2 (ja) 多液混合圧送装置
JP4347556B2 (ja) 二液混合方法
JP3483461B2 (ja) レジスト吐出システムとレジスト吐出方法
JPH09225365A (ja) 塗料粘度管理装置
CN111299011A (zh) 带液位自动控制功能的led荧光粉胶循环系统及方法
JPH051334Y2 (ja)
US6332559B1 (en) Liquor dispensing apparatus
JP7402036B2 (ja) 塗料供給用シリンジポンプ
JP4241016B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
AU745584B2 (en) Liquor dispensing apparatus
JP3618456B2 (ja) 液体材料供給装置の流量制御機構
JPH08131910A (ja) 吐出流量管理機