JPH06276197A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06276197A
JPH06276197A JP5059030A JP5903093A JPH06276197A JP H06276197 A JPH06276197 A JP H06276197A JP 5059030 A JP5059030 A JP 5059030A JP 5903093 A JP5903093 A JP 5903093A JP H06276197 A JPH06276197 A JP H06276197A
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JP
Japan
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information processing
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Pending
Application number
JP5059030A
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English (en)
Inventor
Shoichi Murase
彰一 村瀬
Takeshi Aimoto
毅 相本
Hideki Murayama
秀樹 村山
Hidenori Inai
秀則 井内
Takehisa Hayashi
林  剛久
Hideaki Genma
英明 源馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受信バッファを大容量化することなく、マルチ
キャスト転送、プロードキャスト転送をサポ−トする。 【構成】ネットワ−クアダプタ部140の転送先識別子
変換部は、情報記憶部120より受け取った一次転送先
識別子を、当該識別子で指定される転送先装置をそれぞ
れ指定する二次転送先識別子に変換し、定期的に、受信
可能確認部149で受信可能状態にあると確認された転
送先装置への二次転送先識別子のみを複数識別子組立部
146に送る。巡回FIFO145は、情報記憶部12
0より受け取った転送データを保持する。フレ−ム出力
反復部146は、二次転送先識別子を定期的に受け取る
と、巡回FIFO141より転送データを読み出し、こ
れに受け取った二次転送先識別子を連結した二次転送先
識別子を付加した二次フレ−ムを作成し、通信路150
aに送信する。 【効果】マルチキャスト転送、ブロ−ドキャスト転送時
も、受信可能状態を確認後に、確認した受信側装置に対
するものから転送データを送信するので、受信バッファ
を大容量化することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置を相互に
結合したネットワークシステムにおける、マルチキャス
ト転送およびブロードキャスト転送の技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複数の情報処理装置等を相互に接続した
ネットワークにおいて、同じ情報を複数の情報処理装置
に送信する手段として、ブロードキャスト転送およびマ
ルチキャスト転送が知られている。これらのブロードキ
ャスト転送およびマルチキャスト転送をサポ−トするシ
ステムとしては、たとえば、IEEE Std. 802.5-1989に従
って構成された FDDI(Fiber Distributed Data Interf
ace)があり、IEEEより、その詳細が公開されている。
【0003】図8は、このようなFDDIを用いたリング型
ネットワークの構成例を示している。
【0004】図中、各情報処理装置100は、演算を行
う演算処理部110、情報を記憶する情報記憶部12
0、情報処理装置を信号線150に繋ぐネットワークア
ダプタ部140、これら三つを相互に接続する内部バス
130から構成される。
【0005】情報処理装置100aは、ネットワークア
ダプタ部140から信号線150aを介して情報処理装
置100bに接続される。同様に情報処理装置100b
は情報処理装置100cに接続され、情報処理装置10
0cは情報処理装置100dに接続され、情報処理装置
100dは情報処理装置100aに接続される。このよ
うにしてリング状のネットワークを構成している。
【0006】また、FDDIにおいて信号線150上を
流れる情報の単位であるフレーム510は、フレームを
受信する情報処理装置100を示す転送先識別子51
1、転送しようとするデータの内容そのものである転送
データ123を含んでいる。
【0007】ここで、転送先識別子511としては、目
的によって、ユニキャスト識別子、ブロードキャスト識
別子、マルチキャスト識別子のいずれかを用いることが
でき、これによって、フレーム510を受信する情報処
理装置100をこれら三通りの方法で指定することがで
きる。
【0008】ユニキャスト識別子は、ある特定の一つの
情報処理装置100を示し、ブロードキャスト識別子は
ネットワークに繋がれた全ての情報処理装置100を示
す。マルチキャスト識別子は、あらかじめ設定した、あ
る情報処理装置100の特定のグループを示し、各グル
−プは、1以上の情報処理装置を含む。このグループを
マルチキャストグループと呼ぶ。またマルチキャストグ
ループに属する一つ一つの情報処理装置100をそれぞ
れマルチキャストメンバーと呼ぶ。
【0009】フレーム510は、情報処理装置100a
から情報処理装置100b、情報処理装置100bから
情報処理装置100c、情報処理装置100cから情報
処理装置100d、情報処理装置100dから情報処理
装置100aの方向に転送する。
【0010】さて、フレーム510を送信する場合に、
演算処理部110は、情報記憶部120にあるフレーム
510は内部バス130を介してネットワークアダプタ
部140に転送し、送信を依頼する。ネットワークアダ
プタ部140は、受け取ったフレーム510を次の情報
処理装置100bへ送る。また、情報処理装置100b
は、フレーム510内の転送先識別子511が自情報処
理装置100bを示すユニキャスト識別子である場合、
転送先識別子511が自情報処理装置100bが属する
マルチキャストグル−プを示すマルチキャスト識別子で
ある場合には、転送先識別子511がブロードキャスト
識別子である場合にフレーム510の転送データを取り
込みと共に、受信したフレ−ムを次の情報処理装置10
0cへ送る。
【0011】情報処理装置100cも、情報処理装置1
00bと同様な処理を行い、さらに情報処理装置100
dも同様な処理を行うことで、フレーム510が順次下
流の情報処理装置100へ転送されていく。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】さて、分散処理や並列
処理に適用される高速なネットワークでは、内部バスの
転送速度に対するネットワークの転送速度が増加する。
したがい、ネットワ−クアダプタ部140でフレ−ムの
受信のために用いられる受信バッファにおけるデータの
溢れを防ぐためには、従来よりもより高速で大容量な受
信バファッが必要となる。このために、ネットワークア
ダプタの高コスト化や、大型化を招くといった問題が生
じる。
【0013】このような問題は、図9に示すように、受
信側の情報処理装置601の受信バッファが空いている
ことを、送信側のネットワ−クアダプタ部140が、送
信するフレ−ムの転送先識別子に基づいて、確認してか
ら転送を開始することによって、小容量の受信バッファ
でもデータの溢れが発生しないことを保証することによ
り解決されるものと考えられる。
【0014】しかし、このような手法は、転送先識別子
がユニキャスト識別子でない場合には、適用することが
できない。従来の情報処理装置において、ネットワ−ク
アダプタ部140は、たとえばマルチキャスト識別子の
示すマルチキャストグル−プのマルチキャストメンバを
認識しないからである。
【0015】また、マルチキャスト送信時、マルチキャ
スト識別子の示すマルチキャストグル−プに受信バッフ
ァが空いていないマルチキャストメンバが一つでも存在
すると、このマルチキャストメンバの受信バッファが空
くまで、他のマルチキャストメンバに対する送信も行え
なくなる。
【0016】また、マルチキャスト転送をサポ−トしな
い情報処理装置が存在する場合、すなわち、マルチキャ
スト識別子を認識できない情報処理装置が存在する場合
や、認識できるマルチキャスト識別子に制限がある情報
処理装置が存在する場合等には、このような情報処理装
置をマルチキャストメンバーとするマルチキャストグル
ープを設定できないか、設定できる数が制限される。こ
のような情報処理装置を含む複数の情報処理装置に送信
を行う場合、送信を行う情報処理装の演算処理部は、同
じ情報の送信を繰り返しネットワ−クアダプタ部140
に依頼しなければならない。
【0017】そこで、本発明は、受信バッファを大容量
化することなく、マルチキャスト転送、プロードキャス
ト転送をサポ−トすることのできるネットワ−クシステ
ムを提供することを目的とする。
【0018】また、マルチキャスト識別子に対応してい
ない情報処理装置を含むグル−プに対する送信を依頼さ
れた場合にも、これに対応することのできるネットワ−
クアダプを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、演算処理部と、送信データと当該送信データ
を受信する1以上の装置のグル−プを指定する一次転送
先識別子を記憶する情報記憶部と、ネットワ−クに接続
し、前記演算諸頤部よりの指示に応じて、前記情報記憶
部に記憶されている送信データと前記一次転送先識別子
を前記記憶装置より取り込むネットワークアダプタ部と
を有し、前記ネットワ−クアダプタ部は、前記取り込ん
だ一次転送先識別子を、当該一転送先識別子で指定され
るグル−プに属する各装置を、それぞれ示す1以上の二
次転送先識別子に変換する一次変換手段と、変換した各
二次転送先識別子が示す装置が前記送信データを受信可
能な状態にあるか否かを確認する受信可能確認手段と、
前記受信可能確認手段が受信可能な状態にあると確認で
きた1または複数の装置に、前記送信データを前記ネッ
トワ−クを介して送信する送信手段とを有することを特
徴とする情報処理装置を提供する。
【0020】
【作用】本発明に係る情報処理装置によれば、前記ネッ
トワ−クアダプタ部は、前記取り込んだ一次転送先識別
子を、当該一転送先識別子で指定されるグル−プに属す
る各装置を、それぞれ示す1以上の二次転送先識別子に
変換する。したがい、変換した各二次転送先識別子によ
って、受信側装置がが前記送信データを受信可能な状態
にあるか否かを確認することができる。そして、前記受
信可能確認手段が受信可能な状態にあると確認できた1
または複数の装置に対してのみ、順次前記送信データを
前記ネットワ−クを介して送信することができる。
【0021】すなわち、受信確認を伴ったマルチキャス
ト/ブロ−ドキャスト転送が実現できる。よって、受信
バッファを大容量化することがない。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るネットワ−クシステムの
実施例を説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。
【0024】図1に、本第1実施例に係るネットワ−ク
システムの構成を示す。
【0025】図示するように、ネットワ−クシステム
は、通信路150a、150b、150c、150d
と、通信路150a、150b、150c、150dに
よってリング状に接続されている各情報処理装置100
a、100b、100c、100dを有している。
【0026】また、情報処理装置100aは演算を行う
演算処理部110、情報を記憶する情報記憶部120、
自情報処理装置と他の情報処理装置との間で通信路15
0を介して情報を転送するネットワークアダプタ部14
0、これら三つを相互に接続する内部バス130から構
成される。
【0027】また、ネットワークアダプタ部140の送
信機能を担う部位は、図示するように一つの一次転送先
識別子122を1または複数の二次転送先識別子143
に変換する転送先識別子変換部142、複数の二次転送
先識別子143を一つの二次転送先複数識別子147に
まとめる複数識別子組立部144、同じ転送データを含
む複数の二次フレーム148を繰り返して通信路150
aに出力するフレーム出力反復部146、出力をそのま
ま入力し、同じ情報を複数回出力する循環機能をもつ循
環FIFO141、転送する情報を受信する情報処理装
置100の受信が可能なことを確認する受信可能確認部
149、転送する情報を情報記憶部120から読みだす
DMA制御部145から構成される。
【0028】ここで、一次転送先識別子122は受信す
る一つ以上の情報処理装置100の組を表す32ビット
の整数であり、二次転送先識別子143は受信する一つ
の情報処理装置100を表す一つの整数である。すなわ
ち、一次転送先識別子122は、ブロ−ドキャスト識別
子、マルチキャスト識別子に相当し、二次転送先識別子
143はユニキャスト識別子に相当する。また二次転送
先複数識別子147は二次転送先識別子143を複数個
並べたものである。
【0029】ここで、情報記憶部120には、初期化処
理に必要な情報として、転送先識別子変換表210、タ
イマー設定値235と、ネットワ−クアダプタ部140
への転送の単位である一次フレームが、あらかじめ記憶
されている。
【0030】以下、情報処理装置100の、マルチキャ
スト送信動作を説明する。
【0031】演算処理部110は、まず、初期化処理と
して、あらかじめ情報を送信する前に、タイマー設定値
と転送先識別子変換表210を、情報記憶部120から
読みだし、転送先識別子変換部142に設定する。
【0032】次に、情報の送信を行う場合、演算処理部
110が一次フレーム121の転送に必要な情報を情報
記憶部120から読みだし、DMA制御部145に入力
し、DMA制御部145に一次フレーム121の転送を
行うよう指示する。DMA制御部145は、指示に従い
情報記憶部120にある一次フレーム121を内部バス
130を介して循環FIFO141に入力する。 さ
て、次に、転送先識別子変換部800は、循環FIFO
141の循環機能を停止し、循環FIFO141から一
次転送先識別子700だけを読みだす。循環FIFO1
41では循環機能を停止しているため、読みだし後、一
次転送先識別子700は記憶されない。
【0033】転送先識別子変換部142は、読みだした
一次転送先識別子122を、1または複数の二次転送先
識別子143に変換する。変換の詳細については後述す
る。
【0034】そして、転送先識別子変換部142は、変
換した二次転送先識別子143を受信可能確認部149
に送る。受信可能確認部149は、受信可能であると確
認された二次転送先識別子143だけを、転送先識別子
変換部142から複数識別子組立部144に出力させ
る。複数識別子組立部144は、入力された複数の二次
転送先識別子143を一つの二次転送先複数識別子14
7に変換してフレーム出力反復部146に出力する。
【0035】フレーム出力反復部146は、複数識別子
組立部144から受け取った二次転送先複数識別子14
7と、循環FIFOの循環機能を起動して読みだした転
送データ123とを合わせて一つの二次フレーム148
生成し、通信路150a上に出力する。
【0036】一方、循環FIFO141は、読みだした
転送データ123を再度入力し、読みだし後も、転送デ
ータ123の記憶を保持する。
【0037】転送先識別子変換部800は、変換した二
次転送先識別子143のうち、対応する受信情報処理装
置の受信確認がとれていないものが残っている間、あら
たに受信可能確認部149において、受信可能であると
確認された受信情報処理装置に対応する二次転送先識別
子143を出力する操作を繰り返す。そして、全ての二
次転送先識別子143の出力を終了したら、フレーム出
力反復部146にこのことを伝える。このことを伝えら
れたフレーム出力反復部146は、前述と同様、複数識
別子組立部144から二次転送先複数識別子147を受
けとり、循環FIFO141から転送データ123を読
みだして、二次フレーム148を組み立てて通信路15
0に出力するが、循環FIFO141から転送データ1
23を読みだす時に循環FIFO141の循環機能を停
止し、読みだし後に循環FIFO141に転送データ1
23が記憶されないようにする。
【0038】図2に、転送先識別子変換部142の内部
構成を示す。
【0039】図示するように、転送先識別子変換部14
2は、循環FIFO141から一次転送先識別子122
を読みだす一次転送先識別子読みだし部250、転送先
識別子変換表210を記憶しておく記憶装置213、記
憶装置213に記憶した転送先識別子変換表210を検
索する変換表読みだし部260、対応する受信する情報
処理装置100が受信可能になったら保持した二次転送
先識別子143を収集レジスタ240に出力する受信可
能待ちレジスタ220、変換の制御を行う変換制御部2
30、対応する情報処理装置100の受信が可能である
ことを確認した二次転送先識別子143を収集する収集
レジスタ240から構成される。
【0040】ここで、記憶装置213に記憶される転送
先識別子変換表210は、一次転送先識別子群211と
二次転送先識別子群212から構成される。すなわち、
一次転送先識別子122と、当該一次転送先識別子12
2によって指定される1または複数の受信情報処理装置
をそれぞれ指定する複数の二次転送先識別子との対応を
記憶している。
【0041】また、変換制御部230は収集レジスタ2
40で二次転送先識別子143を集める時間を制限する
ためのタイマー234を含み、タイマーのリセット時に
設定する値であるタイマー設定値235を記憶してい
る。
【0042】前述したように、転送先識別子変換表21
0とタイマー設定値235は、あらかじめ、演算処理部
110が、情報記憶部120から読みだして記憶装置2
13と変換制御部230に設定しておく。
【0043】さて、情報を送信する場合、変換制御部2
30の指示により、一次転送先識別子読みだし部250
は、循環FIFO141から一次転送先識別子122を
読みだし、変換表読みだし部260に入力する。変換表
読みだし部260は転送先識別子変換表210を検索
し、入力された一次転送先識別子122と一次転送先識
別子群211に記憶されている全ての一次転送先識別子
122と比較し、一致した一次転送先識別子122に対
応する1または複数の二次転送先識別子143を全て読
みだして出力する。変換表読みだし部260の出力は、
受信可能待ちレジスタ220及び受信可能確認部149
が受けとる。
【0044】受信可能確認部149は、受け取った1ま
たは複数の二次転送先識別子が指定する1または複数の
受信情報処理装置の受信可能状態を確認し、確認がとれ
た情報処理装置に対応する二次転送先識別子に対応する
確認信号231を受信可能待ちレジスタ220に出力す
る。
【0045】受信可能待ちレジスタ220は、受信可能
確認部149からの確認信号231に対応する二次転送
先識別子143を、収集レジスタ240に出力する。
【0046】収集レジスタ240は変換制御部230か
らの指示に応じ、それまでに入力された二次転送先識別
子143を複数識別子組立部144に出力する。
【0047】以上の処理において、変換制御部230
は、転送先識別子変換表210の二次転送先識別子14
3の出力をトリガとして、タイマー234にあらかじめ
設定されているタイマー設定値235を設定する。変換
制御部230は受信可能確認部149から全ての確認信
号231を受け取るか、タイマー234が設定値をカウ
ントし終わり値が0になった場合、収集レジスタ240
に二次転送先識別子143の出力を指示し、次に、それ
までに収集レジスタ240に記憶されていた二次転送先
識別子143を廃棄するよう指示する。
【0048】また、さらにタイマー234が0になった
場合は再度タイマーに設定値235を設定し、これまで
述べた処理を繰り返す。一方、受信可能確認部149か
ら全ての確認信号231を受け取るとフレーム出力反復
部146に変換終了信号233を出力し、今回の変換を
終了して一次転送先識別子122を読みだす処理に戻
る。
【0049】次に、図3に、図1の循環FIFO14
1、フレーム出力反復部146、複数識別子組立部14
4の構成を示す。
【0050】循環FIFO141は、循環FIFO制御
部311とFIFO312から構成される。循環FIF
O制御部311は、FIFO312からの出力をそのま
ま同じFIFO312に入力する循環機能を制御する。
循環機能は循環制御信号337によって始動及び停止す
る。また読みだし要求251によって一次転送先識別子
122を、読みだし要求336によって転送データ12
3を出力する。
【0051】複数識別子組立部144は、受け取った二
次転送先識別子143を一時記憶しておくレジスタであ
る二次転送先識別子一時記憶レジスタ321、複数の二
次転送先識別子一時記憶レジスタ321からの出力を選
択するマルチプレクサ322、マルチプレクサ322を
制御して二次転送先識別子143を順番に出力する複数
識別子読みだし部323から構成される。
【0052】複数識別子読みだし部323は転送先識別
子変換部142から二次転送先識別子143を受けと
る。そして、フレーム出力反復部146の識別子要求3
35に応じて、二次転送先識別子一時記憶レジスタ32
1のなかで二次転送先識別子143が記憶されているも
のを、マルチプレクサ322により選択して、二次転送
先識別子143を順番にフレーム出力反復部146に二
次転送先複数識別子147として出力する。
【0053】フレーム出力反復部146は二次フレーム
148を反復して出力する制御を行う反復制御部33
1、二次転送先複数識別子147と転送データ123を
選択するマルチプレクサ332、一つの二次フレーム1
48を組み立てる制御を行うフレーム組立制御部33
3、循環FIFO141から転送データ123を読みだ
す転送データ読みだし部334から構成される。
【0054】反復制御部331は、転送先識別子変換部
142から変換終了信号233が入力されるまで、複数
識別子組立部144が二次転送先識別子143を受けと
る度(前記タイマが0になる度)に、フレーム組立制御
部333に対して二次フレーム148の出力の指示を繰
り返す。また、反復制御部331は変換終了信号233
が入力されると、フレーム組立制御部333に対して二
次フレーム148の出力の指示を送ると共に、循環FI
FO141に循環制御信号337を送り循環機能を停止
する。これにより、循環FIFO141に格納されてい
た今回の転送データは循環FIFO141より消去され
る。
【0055】二次フレーム148の出力の指示を受け取
ると、フレーム組立制御部333は識別子要求335に
より複数識別子組立部144から受け取った二次転送先
識別子143を連続したものである二次転送先複数識別
子147と、転送データ読みだし部334を介して読み
だし要求336により読みだした転送データ123を、
マルチプレクサ332を用いて一つの二次フレーム14
8に格納し通信路150a上に出力する。
【0056】以上のように、本第1実施例によれば、受
信確認がとれた受信情報処理装置に対して順次、マルチ
キャスト転送を行うことができる。
【0057】次に、図1に示したネットワ−クアダプタ
140の受信機能を担う部位について説明する。
【0058】図4に、情報処理装置100aの受信機能
を担う部位の構成を抜き出して示す。
【0059】図示するように、情報処理装置100aの
情報記憶部120は、初期化処理に用いる情報として、
通信路150bより入力する二次フレ−ムのうち、いか
なる二次転送先識別子を含んだ二次フレ−ムを自情報処
理装置の受信対象とするかを指定する受信識別子リスト
1011を記憶している。
【0060】一方、ネットワ−クアダプタ部140の受
信機能を担う部位としては、受信した転送データを一次
保存する転送データ入力バッファ1030、通信路15
0bより入力した二次フレ−ムに含まれる転送データを
転送データ入力バッファ1030に格納するか否かを判
定する受信判定部1020、入力した二次フレ−ムに含
まれる二次転送先識別子を受信識別子リスト1011に
登録されている各二次転送先識別子と比較する受信識別
子比較部1010、転送データ入力バッファ1030に
保存されたデータを情報記憶部120に書き込むDMA
制御部145、送信側の情報処理装置に、自情報処理装
置100aが、転送データを受信可能な状態にあること
を通視する受信可能伝達部を有している。なお、DMA
制御部145は、図1に示した送信機能側のものと共用
する。
【0061】また、前記受信比較部1010は、受信識
別子リストに記憶されている各二次転送先識別子のそれ
ぞれを、それぞれ記憶する複数の識別子比較レジスタ1
012と、各識別子比較レジスタに対応して設けられ対
応する識別子比較レジスタ1012の値と通信路150
bから入力した二次フレ−ムに含まれる二次転送先識別
子の値とを比較する複数の比較部1013と、各比較部
1013の比較結果の論理和を、一致の場合を真として
求める論理和演算部1014を有している。
【0062】以下、図4に示した各部の受信に関する動
作を説明する。
【0063】まず、演算処理部110は、初期化処理と
して、情報記憶部120から受信識別子リスト1011
内の各二次転送先識別子を読み出し、内部バス130を
介して、識別子比較レジスタ1012のそれぞれに設定
する。
【0064】一方、情報判定伝達部1040は、転送デ
ータ入力バッファ1030の空き容量を確認し、転送デ
ータを入力できる空き容量があれば、受信可能状態にあ
る旨を送信側の情報処理装置に通知する。なお、この通
知は、送信側の情報処理装置よりの問いあわせに対して
行うようにしてもよい。
【0065】さて、転送データ入力バッファ1030に
充分な空き容量がある場合、受信判定部1020は、通
信路150bから入力する二次フレ−ム148に含まれ
る二次転送先複数識別子に含まれる二次転送先識別子を
一つづつ、受信識別子比較部1010に入力する。各比
較部1013は、入力された各二次転送先識別子と、対
応する識別子比較レジスタ1012の値を比較し一致し
ていれば、一致信号を論理和演算部1014に送る。論
理和演算部1014より、一致信号の論理和を演算し、
結果を受信判定部1020に出力する。受信判定部10
20は、論理和演算部1014での演算結果に基づい
て、各二次転送先識別子のうち、ひとつでも、いずれか
の識別子比較レジスタの値と一致するものがあった場合
には、二次転送フレ−ムの148に含まれる転送データ
を、転送データ入力バッファ1030に格納する。転送
データ入力バッファに格納された転送データは、DMA
制御部145により、情報記憶部120に転送され、演
算処理部110の利用に供される。また、受信判定部1
020は、この二次フレ−ムを再び通信路150aに出
力することにより次の情報処理装置100bに送る。
【0066】以下、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0067】図5に、本第2実施例に係るネットワ−ク
システムの構成を示す。
【0068】図1に示した第1実施例に係るネットワ−
クシステムと同様に、図示したネットワ−クシステムに
おいて、各情報処理装置100a、100b、100
c、100dは、通信路150a、150b、150
c、150dによってリング状に接続されている。
【0069】また、情報処理装置100aは演算を行う
演算処理部110、情報を記憶する情報記憶部120、
自情報処理装置と他の情報処理装置との間で通信路15
0を介して情報を転送するネットワークアダプタ部14
0、これら三つを相互に接続する内部バス130から構
成される。
【0070】また、ネットワークアダプタ部140の送
信機能を担う部位は、図示するように、一つの一次転送
先識別子700を複数の二次転送先識別子143に変換
する転送先識別子変換部800、同じ転送データを含む
複数の二次フレーム148を繰り返して通信路150a
に出力するフレーム出力反復部146、出力をそのまま
入力し、同じ情報を複数回出力する循環機能をもつ循環
FIFO141、転送する情報を受信する情報処理装置
100の受信が可能なことを確認する受信可能確認部1
49、転送する情報を情報記憶部120から読みだすD
MA制御部145から構成される。
【0071】情報記憶部120には初期化処理に必要な
情報として、タイマー設定値235と、ネットワ−クア
ダプタ部140への転送の単位である一次フレームが記
憶されている。
【0072】以下、情報処理装置100の、マルチキャ
スト送信動作を説明する。
【0073】演算処理部110は、まず、初期化処理と
して、あらかじめ情報を送信する前に、タイマー設定値
を、情報記憶部120から読みだし、転送先識別子変換
部800に設定する。本第2実施例では、転送先識別子
変換表210を用いない。
【0074】次に、情報の送信を行う場合、演算処理部
110が一次フレーム121の転送に必要な情報を情報
記憶部120から読みだし、DMA制御部145に入力
し、DMA制御部145に一次フレーム121の転送を
行うよう指示する。DMA制御部145は、指示に従い
情報記憶部120にある一次フレーム121を内部バス
130を介して循環FIFO141に入力する。
【0075】ここで、前記第1実施例と異なり、本第2
実施例では、一次フレ−ムに含まれる一次転送先識別子
700として、図6に示す一次転送先識別子を用いる。
図示するように、一次転送先識別子700は、32ビッ
トで構成され、各ビットが一つの情報処理装置100に
対応する。したがい、32ビットで32台の情報処理装
置100について表わす。ここで、値が1であるビット
に対応する情報処理装置100が情報を受信する情報処
理装置100であり、例えば図6では情報処理装置1、
情報処理装置3、情報処理装置4、情報処理装置32が
情報を受信する情報処理装置100である。また、1つ
の情報処理装置にのみ送信を行う場合には、1ビットの
みが値1となり、全ての情報処理装置に送信を行う場合
には32ビット全てが1となる。
【0076】さて、次に、転送先識別子変換部800
は、循環FIFO141の循環機能を停止し、循環FI
FO141から一次転送先識別子700だけを読みだ
す。循環FIFO141では循環機能を停止しているた
め、読みだし後、一次転送先識別子700は記憶されな
い。
【0077】このとき、読みだされた一次転送先識別子
700は、同時に、受信可能確認部149にも入力され
る。
【0078】受信可能確認部149は、受け取った一次
転送先識別子によって指定される1または複数の受信情
報処理装置が受信可能な状態にあるかを確認し、転送先
識別子変換部800は、受信可能な状態にあると確認さ
れた情報処理装置だけを指定する二次転送先識別子14
3を生成し、フレーム出力反復部146に出力する。
【0079】フレーム出力反復部146は、二次転送先
複数識別子147を受けとり、また、循環FIFOの循
環機能を起動し、循環FIFO141から転送データ1
23を読みだし、合わせて一つの二次フレーム148と
して通信路150a上に出力する。循環FIFO141
は、読みだした転送データ123を再度入力し、読みだ
し後も、転送データ123の記憶を保持する。
【0080】転送先識別子変換部800は、一次転送先
識別子700で指定される情報処理装置のうち、まだ受
信確認がとれていないものが残っている間、あらたに受
信可能確認部149において、受信可能であると確認さ
れた受信情報処理装置に対応する二次転送先識別子14
3を生成し出力する操作を繰り返す。
【0081】そして、転送先識別子変換部800は全て
の受信情報処理装置のについての出力を終了したら、フ
レーム出力反復部146にこのことを伝える。このこと
を伝えられたフレーム出力反復部146は、前述と同
様、複数識別子組立部144から二次転送先複数識別子
147を受けとり、循環FIFO141から転送データ
123を読みだして、二次フレーム148を組み立てて
通信路150に出力するが、循環FIFO141から転
送データ123を読みだす時に循環FIFO141の循
環機能を停止し、読みだし後に循環FIFO141に転
送データ123が記憶されないようにする。
【0082】さて、図7に本第2実施例に係る転送先識
別子変換部800の内部構成を示す。
【0083】図示するように、転送先識別子変換部80
0は循環FIFO141から一次転送先識別子700を
読みだす一次転送先識別子読みだし部250、受信する
情報処理装置100が受信可能になるまで一次転送先識
別子700の各ビットを収集レジスタ240に入力する
のを抑える受信可能待ちレジスタ220、変換の制御を
行う変換制御部230、各受信可能待ちレジスタ220
の出力のうち、対応する情報処理装置100の受信が可
能であることを確認したビットを収集する収集レジスタ
240、二次転送先識別子143の形式を変える二次転
送先識別子形式選択部810、各収集レジスタ240に
対応する情報処理装置100を示す、1から32の5ビ
ットの整数値を出力する定数発生部820から構成され
る。
【0084】また変換制御部230は収集レジスタ24
0で受信が可能であることを確認した情報処理装置10
0を集める時間を制限するためのタイマー234を含
み、タイマーのリセット時に設定する値であるタイマー
設定値235を記憶している。あらかじめ情報を送信す
る前に、演算処理部110はタイマー234のタイマー
設定値235を、情報記憶部120から読みだして変換
制御部230に設定しておく。
【0085】情報を送信する場合、変換制御部230の
指示により、一次転送先識別子読みだし部250の読み
だし要求251により循環FIFO141は一次転送先
識別子700を出力し、受信可能待ちレジスタ220及
び受信可能確認部149がこれを受けとる。受信可能待
ちレジスタ220は、それぞれが一次転送先識別子の各
ビットを保持する32個のレジスタ220a〜220b
より成る。すなわち、一次転送先識別子が、110
0..0である場合、1番目のレジスタと2番目のレジ
スタは値1を保持し、他のレジスタは値0を保持する。
【0086】さて、受信可能確認部149からの確認信
号231によって受信可能待ちレジスタ220より、受
信可能状態が確認された情報処理装置に対応するビット
を保持しているレジスタより、当該ビットが収集レジス
タに出力される。
【0087】収集レジスタ240も、それぞれが一次転
送先識別子の各ビットに対応した32個のレジスタ24
0a〜240bより成る。すなわち、一次転送先識別子
が、1100..0である場合であって、先頭から2番
目のビットに対応する情報処理装置のみの受信可能状態
が確認された場合には、2番目のレジスタのみに値1が
出力される。他のレジスタは値0を保持する。
【0088】さて、収集レジスタは変換制御部230か
らの指示によって、それまでに入力された一次転送先識
別子700の各ビットを二次転送先識別子形式選択部8
10に出力する。
【0089】二次転送先識別子形式選択部810では、
収集レジスタ220の各レジスタから出力された値を、
当該レジスタが対応する位置のビットの値とする32ビ
ットの二次転送先識別子を生成し、フレーム出力反復部
148に出力する。そして、この場合、フレ−ム出力反
復部146より、二次転送フレ−ムには、32ビットの
一つの二次転送先識別子が、二次転送先複数識別子とし
て格納され出力される。
【0090】ここで、もし、前記第1実施例と同様な形
式の、二次識別子を用いる必要がある場合には、値が1
であるレジスタに対応した定数発生部820の値を連結
した値を二次転送先識別子143としてフレーム出力反
復部148に出力する。
【0091】ここで、定数発生部820は、一次転送先
識別子の各ビットに対応した32個の定数発生器よりな
り、それぞれが、対応するビットに他I/Oする情報処
理装置のユニキャスト識別子に相当する値を格納してい
る。
【0092】さて、以上の処理において、変換制御部2
30は一次転送先識別子読みだし部250の一次転送先
識別子700の読みだしをトリガとして、タイマー23
4にあらかじめ設定されているタイマー設定値235を
設定する。また、変換制御部230は受信可能確認部1
49から全ての確認信号231を受け取るか、タイマー
234が0になった場合、収集レジスタ240に各ビッ
トの出力を指示する。
【0093】また、同時に変換制御部230はそれまで
に収集レジスタ240が受信可能であることを示してい
たビットの出力をクリアするよう指示する。タイマー2
34が0になった場合は再度タイマーに制限時間を設定
し、これまで述べた処理を繰り返す。
【0094】また、受信可能確認部149から全ての確
認信号231を受け取るとフレーム出力反復部146に
変換終了信号233を出力し、今回の変換を終了して循
環FIFO141から一次転送先識別子700を読みだ
す処理に戻る。
【0095】以上のように、本第2実施例に係るネット
ワ−クシステムによっても、前記第1実施例に係るネッ
トワ−クシステムと同様に、ネットワ−クアダプタ14
0は、演算処理部110から送信を要求された複数の受
信情報処理装置に対し、当該受信情報処理装置の受信可
能状態を確認し、定期的に、その時点までに受信可能状
態になっている受信情報処理装置について単一のフレ−
ムによる送信を行うことができる。
【0096】以下、本第2実施例に係る情報処理装置の
受信機能を担う部位について説明する。
【0097】本第2実施例に係る情報処理装置の受信機
能を担う部位の構成は、受信識別子比較部において、入
力する二次フレ−ムに含まれる二次転送先識別子の自情
報処理装置に割りあてられたビットが1かどうかを判定
するようにする点を除き、前記第1実施例に係る情報処
理装置の受信機能を担う部位の構成(図4参照)と、ほ
ぼ同様に構成することができる。なお、この場合、識別
子比較レジスタ1012は、自情報処理装置に割りあて
られたビットを指定する一つのレジスタがあれば足り
る。これによって指定されるビットの値を判定すれば、
入力した二次フレ−ムの転送データを受信すべきか否か
を判定できるからである。
【0098】なお、前述した第1実施例において、情報
処理装置100の受信可能確認部149を省き、転送先
識別子変換部142の受信可能待ちレジスタ220、収
集レジスタ240、タイマー234、タイマー設定値2
35を省き、転送先識別子変換表210に、一次転送先
識別子に対応する二次転送先識別子として、一次転送先
識別子で指定されるマルチキャストグル−プを、当該マ
ルチキャストグル−プに属する、マルチキャスト転送を
サポ−トしない1または複数の情報処理装置を示すユニ
キャスト識別子と、当該マルチキャストグル−プに属す
る、マルチキャスト転送をサポ−トしない1または複数
の情報処理装置を除く情報処理装置のグル−プを指定す
るマルチキャスト識別子を格納するようにしてもよい。
このようにしても、マルチキャスト転送をサポ−トしな
い情報処理装置を含むマルチキャストグル−プにマルチ
キャスト転送を行うことができる。
【0099】また、ネットワークアダプタ140内に含
まれる、レジスタやFIFOや転送先識別子変換表等
は、各記憶機能部は情報記憶部120上に構築するよう
にしてもよい。
【0100】また、タイマー234の設定値は、一次フ
レームと共にネットワ−クアダプタに与えるようにして
もよいし、転送データの大きさを循環FIFO141か
ら得て、それを元に定めた値としてもよい。
【0101】また、本発明はリング型以外のトポロジの
ネットワークにも適用できる。また、情報処理装置を相
互接続するものは有線に限らない。
【0102】なお、ネットワ−ク上の全ての情報処理装
置をマルチキャストグル−プとするマルチキャスト転送
と捕らえることができる。よって、以上の説明では、マ
ルチキャストを中心に説明してきたが、ブロ−ドキャス
ト転送にも同様に適用することができる。
【0103】以上のように、本発明の各実施例によれ
ば、受信側の情報処理装置が受信可能なことを確認して
から送信するため、受信バッファを大容量化することな
く、マルチキャスト転送およびブロードキャスト転送が
可能となる。また、マルチキャスト識別子を利用できな
い情報処理装置を含むネットワークにおいてもマルチキ
ャストが利用可能となる。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、受信バ
ッファを大容量化することなく、マルチキャスト転送、
プロードキャスト転送をサポ−トすることのできるネッ
トワ−クシステムを提供することができる。
【0105】また、マルチキャスト識別子に対応してい
ない情報処理装置を含むグル−プに対する送信を依頼さ
れた場合にも、これに対応することのできるネットワ−
クアダプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るネットワ−クシステ
ムの構成を強い雌ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る転送先識別子変換部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る複数識別子組立部他
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る情報処理装置の受信
機能部を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るネットワ−クシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る一次識別子の構成を
示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る転送先識別子変換部
の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のネットワ−クシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】受信可能状態確認後に転送を行う処理を示す説
明図である。
【符号の説明】
100 情報処理装置 150 通信路 110 演算処理部 120 情報記憶部 130 内部バス 140 ネットワークアダプタ部 141 循環FIFO 142 転送先識別子変換部 144 複数識別子組立部 145 DMA制御部 146 フレーム出力反復部 149 受信可能確認部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井内 秀則 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 林 剛久 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 源馬 英明 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算処理部と、送信データと当該送信デー
    タを受信する1以上の装置のグル−プを指定する一次転
    送先識別子を記憶する情報記憶部と、ネットワ−クに接
    続し、前記演算諸頤部よりの指示に応じて、前記情報記
    憶部に記憶されている送信データと前記一次転送先識別
    子を前記記憶装置より取り込むネットワークアダプタ部
    とを有し、 前記ネットワ−クアダプタ部は、 前記取り込んだ一次転送先識別子を、当該一転送先識別
    子で指定されるグル−プに属する各装置を、それぞれ示
    す1以上の二次転送先識別子に変換する一次変換手段
    と、変換した各二次転送先識別子が示す装置が前記送信
    データを受信可能な状態にあるか否かを確認する受信可
    能確認手段と、前記受信可能確認手段が受信可能な状態
    にあると確認できた1または複数の装置に、前記送信デ
    ータを前記ネットワ−クを介して送信する送信手段とを
    有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】演算処理部と、送信データと当該送信デー
    タを受信する1以上の装置のグル−プを指定する一次転
    送先識別子を記憶する情報記憶部と、ネットワ−クに接
    続し、前記演算諸頤部よりの指示に応じて、前記情報記
    憶部に記憶されている送信データと前記一次転送先識別
    子を前記記憶装置より取り込むネットワークアダプタ部
    とを有し、 前記ネットワ−クアダプタ部は、 前記取り込んだ一次転送先識別子を、当該一転送先識別
    子で指定されるグル−プに属する各装置を、それぞれ示
    す1以上の二次転送先識別子に変換する一次変換手段
    と、変換した各二次転送先識別子が示す装置が前記送信
    データを受信可能な状態にあるか否かを確認する受信可
    能確認手段と、間欠的に、毎回、前回以降に前記受信可
    能確認手段が受信可能な状態にあると確認できた1また
    は複数の装置を示す二次転送先複数識別子を生成する2
    次変換手段と、生成された各前記二次転送先複数識別子
    を前記送信データに転送先識別子として付加した通信フ
    レ−ムを作成して、前記ネットワ−クに送信する送信手
    段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置であって、 前記一次変換手段は、前記一次転送先識別子と、当該一
    転送先識別子で指定されるグル−プに属する各装置を、
    それぞれ示す1以上の二次転送先識別子との対応を記述
    した対応テ−ブルを記憶し、記憶した前記対応テ−ブル
    に基づいて、取り込んだ一次転送先識別子を、1以上の
    二次転送先識別子に変換し、 前記二次転送先複数識別子は、前記二次転送先識別子を
    連結したものであって、 前記2次変換手段は、前記受信可能確認手段が受信可能
    な状態にあると確認できた1または複数の装置を示す二
    次転送先識別子を連結することにより、前記二次転送先
    複数識別子を生成することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】演算処理部と、送信データと当該送信デー
    タを受信する1以上の装置を指定する一次転送先識別子
    を記憶する情報記憶部と、ネットワ−クに接続し、前記
    演算諸頤部よりの指示に応じて、前記情報記憶部に記憶
    されている送信データと前記一次転送先識別子を前記記
    憶装置より取り込むネットワークアダプタ部とを有し、
    前記一次転送先識別子は、各ビットが、前記ネットワ
    −ク上の装置のそれぞれに対応した複数のビットよりな
    り、かつ、前記複数のビットのうちの、前記送信データ
    を受信する装置に対応するビットがセットされたデータ
    であって、 前記ネットワ−クアダプタ部は、 前記取り込んだ一次転送先識別子のセットされているビ
    ットに対応する装置が前記送信データを受信可能な状態
    にあるか否かを確認する受信可能確認手段と、間欠的
    に、毎回、前記取り込んだ一次転送先識別子のセットさ
    れているビットのうち、前回以降に前記受信可能確認手
    段が受信可能な状態にあると確認できた1または複数の
    装置に対応するビットのみをセットした二次転送先複数
    識別子を生成する2次変換手段と、前記送信データに前
    記二次転送先識別子を転送先識別子として付加した通信
    フレ−ムを作成して、前記ネットワ−クに送信する送信
    手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の情報処理装置であって、 前記二次変換手段は、制限期間を繰り返し計測するタイ
    マーを有し、各制限期間の終了毎に、毎回、前記二次転
    送先複数識別子の生成を行うことを特徴とする情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報処理装置であって、 前記制限期間は、前記送信データのデータ量に応じて定
    まることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】演算処理部と、送信データと当該送信デー
    タを受信する1以上の装置のグル−プを指定する一次転
    送先識別子を記憶する情報記憶部と、ネットワ−クに接
    続し、前記演算諸頤部よりの指示に応じて、前記情報記
    憶部に記憶されている送信データと前記一次転送先識別
    子を前記記憶装置より取り込むネットワークアダプタ部
    とを有し、 前記ネットワ−クアダプタ部は、 前記取り込んだ一次転送先識別子を、当該一転送先識別
    子で指定されるグル−プに属する各装置を、それぞれ示
    す1以上の二次転送先識別子に変換する一次変換手段
    と、生成された二次転送先識別子を連結した二次転送先
    複数識別子を生成する2次変換手段と、生成された各前
    記二次転送先複数識別子を前記送信データに転送先識別
    子として付加した通信フレ−ムを作成して、前記ネット
    ワ−クに送信する送信手段とを有することを特徴とする
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】複数の前記請求項1、2、3、4、5、6
    または7記載の情報処理装置と、各情報処理装置をリン
    グ上に接続する通信路とを有することを特徴とするネッ
    トワ−クシステム
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JP2005057355A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Mitsumi Electric Co Ltd 通信システム及び通信装置並びに通信方法
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US7574581B2 (en) 2003-04-28 2009-08-11 International Business Machines Corporation Cross-chip communication mechanism in distributed node topology to access free-running scan registers in clock-controlled components

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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