JPH06274375A - システム評価装置 - Google Patents
システム評価装置Info
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- JPH06274375A JPH06274375A JP5085326A JP8532693A JPH06274375A JP H06274375 A JPH06274375 A JP H06274375A JP 5085326 A JP5085326 A JP 5085326A JP 8532693 A JP8532693 A JP 8532693A JP H06274375 A JPH06274375 A JP H06274375A
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- performance
- computer
- program
- evaluation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロコンピュータの機種選定にともなう
評価項目の取得や集計を自動化し、一台のホスト計算機
上でそのような機種選定を実施できるシステム評価装置
を提供する。 【構成】 同一ホストマシン上に複数のターゲット計算
機A,Bに対応するコンパイラ(リンケージエディタ等
のオブジェクト作成ツールを含む)1,2とシミュレー
タ3,4を搭載し、それぞれで取得した実行性能評価デ
ータと静的性能評価データに基づいて評価基準に適合し
たマイクロコンピュータのような機種を自動的に選択す
るようにし、以って、計算機の機種選定の際の性能評価
を一台のホスト計算機上で高い信頼性を以って能率的に
行うことができるようになる。
評価項目の取得や集計を自動化し、一台のホスト計算機
上でそのような機種選定を実施できるシステム評価装置
を提供する。 【構成】 同一ホストマシン上に複数のターゲット計算
機A,Bに対応するコンパイラ(リンケージエディタ等
のオブジェクト作成ツールを含む)1,2とシミュレー
タ3,4を搭載し、それぞれで取得した実行性能評価デ
ータと静的性能評価データに基づいて評価基準に適合し
たマイクロコンピュータのような機種を自動的に選択す
るようにし、以って、計算機の機種選定の際の性能評価
を一台のホスト計算機上で高い信頼性を以って能率的に
行うことができるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
(単にマイコンとも記す)応用システムに採用すべきマ
イクロコンピュータの機種選定にともなう性能評価やコ
スト評価を行うための評価装置、さらにはシングルチッ
プマイクロコンピュータの周辺機能の組合せを最適化す
るための設計ツールに関する。
(単にマイコンとも記す)応用システムに採用すべきマ
イクロコンピュータの機種選定にともなう性能評価やコ
スト評価を行うための評価装置、さらにはシングルチッ
プマイクロコンピュータの周辺機能の組合せを最適化す
るための設計ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパイラの比較技術に関しては、特開
昭63−255740号、特開平4−98330号があ
る。これらは、特定の計算機に対するコンパイラの優劣
を評価するものであり、いずれもコンパイラの比較にと
どまっており、シミュレータをシステム内に備えていな
いので異なる計算機に対する評価ができない。本発明者
はそのようなコンパイラ比較技術に対して、システム内
にシミュレータを備えるようにして、異なるマイクロコ
ンピュータに対してシステムの性能比較を行うことにつ
いて検討した。しかしながら、上記従来技術にシミュレ
ータを組み込むだけでは、実行速度以外の複数の評価基
準に対して評価を行うことができない。これに関連して
本発明者は更に、シングルチップマイクロコンピュータ
の周辺機能の組合せについては、ASIC(アプリケー
ション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキ
ット)で代表されるようにカスタマイズできるものがあ
るので、シングルチップマイクロコンピュータの周辺機
能の組合せを最適化することについても検討したが、従
来それをサポートするようなツールも提供されていなか
った。
昭63−255740号、特開平4−98330号があ
る。これらは、特定の計算機に対するコンパイラの優劣
を評価するものであり、いずれもコンパイラの比較にと
どまっており、シミュレータをシステム内に備えていな
いので異なる計算機に対する評価ができない。本発明者
はそのようなコンパイラ比較技術に対して、システム内
にシミュレータを備えるようにして、異なるマイクロコ
ンピュータに対してシステムの性能比較を行うことにつ
いて検討した。しかしながら、上記従来技術にシミュレ
ータを組み込むだけでは、実行速度以外の複数の評価基
準に対して評価を行うことができない。これに関連して
本発明者は更に、シングルチップマイクロコンピュータ
の周辺機能の組合せについては、ASIC(アプリケー
ション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキ
ット)で代表されるようにカスタマイズできるものがあ
るので、シングルチップマイクロコンピュータの周辺機
能の組合せを最適化することについても検討したが、従
来それをサポートするようなツールも提供されていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、マイクロコン
ピュータの応用分野が急速に広り、また、プログラム規
模の増大、あるいは最適化コンパイラの出現によってマ
イクロコンピュータ用高級言語が普及しつつあることに
鑑み、本発明者は、マイクロコンピュータ用高級言語
(例えばC言語)を用いることによって、同一のプログ
ラムを異なるマイクロコンピュータシステムの間で、同
一の評価指標を用いて客観的に評価できることに着目
し、システムのコストおよび性能の重大な要素であるマ
イクロコンピュータの機種選定の手続きを自動化するこ
とを目指した。このとき、計算機のシステム性能に関し
ては、従来技術に示すように、実行速度の点が強調され
がちであるが、たとえば、マイクロコンピュータの機種
選定の現場においては、プログラム、データの静的メモ
リ使用量、スタック、ヒープ領域の動的メモリ使用量、
消費電力、割込み応答速度、キャッシュのヒット率、入
出力速度等、システムの静的及び動的振る舞いに関する
さまざまな性能値が、システムのコストおよび総合性能
を決定する要因になっており、これらを総合的に評価し
た結果が最終的に機種を選定する基準にされるべきであ
ることを見出した。
ピュータの応用分野が急速に広り、また、プログラム規
模の増大、あるいは最適化コンパイラの出現によってマ
イクロコンピュータ用高級言語が普及しつつあることに
鑑み、本発明者は、マイクロコンピュータ用高級言語
(例えばC言語)を用いることによって、同一のプログ
ラムを異なるマイクロコンピュータシステムの間で、同
一の評価指標を用いて客観的に評価できることに着目
し、システムのコストおよび性能の重大な要素であるマ
イクロコンピュータの機種選定の手続きを自動化するこ
とを目指した。このとき、計算機のシステム性能に関し
ては、従来技術に示すように、実行速度の点が強調され
がちであるが、たとえば、マイクロコンピュータの機種
選定の現場においては、プログラム、データの静的メモ
リ使用量、スタック、ヒープ領域の動的メモリ使用量、
消費電力、割込み応答速度、キャッシュのヒット率、入
出力速度等、システムの静的及び動的振る舞いに関する
さまざまな性能値が、システムのコストおよび総合性能
を決定する要因になっており、これらを総合的に評価し
た結果が最終的に機種を選定する基準にされるべきであ
ることを見出した。
【0004】また、上記性能値の中でも、プログラム及
びデータのメモリ使用量は、システムのコストを決定付
けるROMサイズ、RAMサイズに対応し、システムの
コストに大きく影響しており、実行時間と同様、最も重
要な性能要素であることも確認できた。
びデータのメモリ使用量は、システムのコストを決定付
けるROMサイズ、RAMサイズに対応し、システムの
コストに大きく影響しており、実行時間と同様、最も重
要な性能要素であることも確認できた。
【0005】さらに、近年、ASIC技術の発達によっ
て、シングルチップマイクロコンピュータの周辺機能が
カスタマイズできるようになった。このため、周辺機能
として何を選択するかを決定する機会が増加しており、
その選択の自動化、および特にアプリケーションプログ
ラムに即した選択が望まれている。特に、組み込み用マ
イクロコンピュータの分野では、大型計算機やワークス
テーションのように不特定多数のアプリケーションが実
行されるのではなく、ただ一つの制御プログラムが実行
されるので、アプリケーションプログラムから直接性能
値を導出する方式が特に有効であり、現実に即している
ことを見出した。
て、シングルチップマイクロコンピュータの周辺機能が
カスタマイズできるようになった。このため、周辺機能
として何を選択するかを決定する機会が増加しており、
その選択の自動化、および特にアプリケーションプログ
ラムに即した選択が望まれている。特に、組み込み用マ
イクロコンピュータの分野では、大型計算機やワークス
テーションのように不特定多数のアプリケーションが実
行されるのではなく、ただ一つの制御プログラムが実行
されるので、アプリケーションプログラムから直接性能
値を導出する方式が特に有効であり、現実に即している
ことを見出した。
【0006】本発明の目的は、第1には、マイクロコン
ピュータなどの計算機の機種選定にともなう評価項目の
取得や集計を自動化し、一台のホスト計算機上でそのよ
うな機種選定を実施できるシステム評価装置を提供する
ことにある。第2には、そのような総合的な性能評価が
可能になれば、逆にシステムの構成要素をどのように選
択すれば一定のコストの下で最適な性能が得られるかを
評価できるはずであるから、これを応用して、システム
の最適な構成要素を選定するためのシステム評価装置を
提供することをも本発明の目的とする。
ピュータなどの計算機の機種選定にともなう評価項目の
取得や集計を自動化し、一台のホスト計算機上でそのよ
うな機種選定を実施できるシステム評価装置を提供する
ことにある。第2には、そのような総合的な性能評価が
可能になれば、逆にシステムの構成要素をどのように選
択すれば一定のコストの下で最適な性能が得られるかを
評価できるはずであるから、これを応用して、システム
の最適な構成要素を選定するためのシステム評価装置を
提供することをも本発明の目的とする。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、計算機の性能値に関しては、静
的なメモリ容量等の静的性能値と、実行時間、動的メモ
リ使用量、消費電力、割込み応答速度、キャッシュのヒ
ット率、入出力の速度等の動的性能値(実行性能)があ
る。静的性能値は、コンパイラが生成した命令、データ
領域、あるいはリンケージエディタがリンクするライブ
ラリの内容によって知りうるものであり、特にコンパイ
ラやリンケージエディタが性能値を取得し、一定の形式
で出力することによって集計する。一方、動的性能値
は、プログラムの実行によって知りうるもので、シミュ
レータによってプログラムの命令を模擬実行し、各命令
の性能値への寄与を累計することによって集計する。本
発明は、同一ホストマシン上に各計算機に対応する複数
のターゲット計算機に対応するコンパイラ(リンケージ
エディタ等のオブジェクト作成ツールを含む)とシミュ
レータを搭載し、それぞれのツールで取得した性能デー
タを集計するプログラムを付加することによりシステム
を構築することで、評価基準に適合した機種を自動的に
選択できるようにするものである。また、この性能評価
を、計算機を構成する各要素の選択肢の組み合わせに対
して適用することによって、計算機システムの各要素を
どのように設定すれば一定の条件(コスト、消費電力、
チップサイズ、ピン数)の下で最高の性能値が得られる
かがわかる。これにより、アプリケーションごとに最適
な計算機システムの構成を決定する。すなわち、計算機
の各構成要素の選択肢に関する性能とコストを評価する
ための要素データを持ち、各選択肢の組合せに対して、
高級言語で記述されたソースプログラムについて、コン
パイル及びシミュレーションを実施し、一定のコストの
中で最大の性能を持つ計算機のシステム構成を決定す
る。
的なメモリ容量等の静的性能値と、実行時間、動的メモ
リ使用量、消費電力、割込み応答速度、キャッシュのヒ
ット率、入出力の速度等の動的性能値(実行性能)があ
る。静的性能値は、コンパイラが生成した命令、データ
領域、あるいはリンケージエディタがリンクするライブ
ラリの内容によって知りうるものであり、特にコンパイ
ラやリンケージエディタが性能値を取得し、一定の形式
で出力することによって集計する。一方、動的性能値
は、プログラムの実行によって知りうるもので、シミュ
レータによってプログラムの命令を模擬実行し、各命令
の性能値への寄与を累計することによって集計する。本
発明は、同一ホストマシン上に各計算機に対応する複数
のターゲット計算機に対応するコンパイラ(リンケージ
エディタ等のオブジェクト作成ツールを含む)とシミュ
レータを搭載し、それぞれのツールで取得した性能デー
タを集計するプログラムを付加することによりシステム
を構築することで、評価基準に適合した機種を自動的に
選択できるようにするものである。また、この性能評価
を、計算機を構成する各要素の選択肢の組み合わせに対
して適用することによって、計算機システムの各要素を
どのように設定すれば一定の条件(コスト、消費電力、
チップサイズ、ピン数)の下で最高の性能値が得られる
かがわかる。これにより、アプリケーションごとに最適
な計算機システムの構成を決定する。すなわち、計算機
の各構成要素の選択肢に関する性能とコストを評価する
ための要素データを持ち、各選択肢の組合せに対して、
高級言語で記述されたソースプログラムについて、コン
パイル及びシミュレーションを実施し、一定のコストの
中で最大の性能を持つ計算機のシステム構成を決定す
る。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、同一ホストマシン上に
各計算機に対応する複数のターゲット計算機に対応する
コンパイラ(リンケージエディタ等のオブジェクト作成
ツールを含む)とシミュレータを搭載し、それぞれで取
得した実行性能と静的性能に基づいて評価基準に適合し
たマイクロコンピュータのような機種を自動的に選択で
きるようにすることは、計算機の機種選定の際の性能評
価を一台のホスト計算機上で高い信頼性を以って能率的
に行うことができるように作用する。また、この性能評
価を、計算機を構成する各要素の選択肢の組み合わせに
対して適用することは、計算機システムの各要素をどの
ように設定すれば一定の条件(コスト、消費電力、チッ
プサイズ、ピン数)の下で最高の性能値が得られるかが
わかり、所望システムに最適な構成要素を一台のホスト
計算機上で高い信頼性を以って能率的に選定できるよう
に作用する。
各計算機に対応する複数のターゲット計算機に対応する
コンパイラ(リンケージエディタ等のオブジェクト作成
ツールを含む)とシミュレータを搭載し、それぞれで取
得した実行性能と静的性能に基づいて評価基準に適合し
たマイクロコンピュータのような機種を自動的に選択で
きるようにすることは、計算機の機種選定の際の性能評
価を一台のホスト計算機上で高い信頼性を以って能率的
に行うことができるように作用する。また、この性能評
価を、計算機を構成する各要素の選択肢の組み合わせに
対して適用することは、計算機システムの各要素をどの
ように設定すれば一定の条件(コスト、消費電力、チッ
プサイズ、ピン数)の下で最高の性能値が得られるかが
わかり、所望システムに最適な構成要素を一台のホスト
計算機上で高い信頼性を以って能率的に選定できるよう
に作用する。
【0011】
【実施例】図1には本発明に係るシステム評価装置の第
1実施例のシステム構成が示される。本実施例は命令仕
様も異なる二つのマイクロコンピュータA,Bの選定に
適用した例である。同図に示される評価装置は、一台の
ホスト計算機上に構成されるものであり、マイクロコン
ピュータA,Bに夫々対応されたコンパイラ1,2、シ
ミュレータ3,4と、条件指定手段5と、解析・集計ツ
ール6を備える。
1実施例のシステム構成が示される。本実施例は命令仕
様も異なる二つのマイクロコンピュータA,Bの選定に
適用した例である。同図に示される評価装置は、一台の
ホスト計算機上に構成されるものであり、マイクロコン
ピュータA,Bに夫々対応されたコンパイラ1,2、シ
ミュレータ3,4と、条件指定手段5と、解析・集計ツ
ール6を備える。
【0012】前記コンパイラ1,2は、高級言語で記述
されたソースプログラム10を、夫々のマイクロコンピ
ュータA,Bのオブジェクトコードに翻訳して、オブジ
ェクトプログラム11,12を得ると共に、夫々のオブ
ジェクトプログラムのサイズ及びプログラムによるデー
タ記憶領域の使用量すなわちプログラム・データサイズ
情報(静的性能評価データ)13,14を得る。前記シ
ミュレータ3,4は、コンパイラ1,2にて得られた夫
々のオブジェクトプログラム11,12を夫々のマイク
ロコンピュータA,Bに対して模擬実行し、これによっ
て実行速度評価データや割り込みに対する応答速度評価
データなどの実行性能評価データ15,16を取得す
る。解析・集計ツール6は、前記コンパイラ1,2にて
得られる静的性能評価データ13,14と、前記シミュ
レータ3,4にて得られる実行性能評価データ15,1
6とを夫々のマイクロコンピュータA,Bに対して評価
し、これに基づいてソースプログラム10を最適に実行
できるマイクロコンピュータがA又はBの何れであるか
を選定する。前記条件指定手段5は、静的性能条件、実
行性能条件、及びコスト条件から選ばれた単数若しくは
複数の条件を指定するものであり、解析・集計ツール6
はその条件を満足するか否かの評価も夫々のマイクロコ
ンピュータA,Bに対して与えるようにすることもでき
る。ここで、前記コスト条件とは、例えばマイクロコン
ピュータの消費電力、サイズ、単価などである。
されたソースプログラム10を、夫々のマイクロコンピ
ュータA,Bのオブジェクトコードに翻訳して、オブジ
ェクトプログラム11,12を得ると共に、夫々のオブ
ジェクトプログラムのサイズ及びプログラムによるデー
タ記憶領域の使用量すなわちプログラム・データサイズ
情報(静的性能評価データ)13,14を得る。前記シ
ミュレータ3,4は、コンパイラ1,2にて得られた夫
々のオブジェクトプログラム11,12を夫々のマイク
ロコンピュータA,Bに対して模擬実行し、これによっ
て実行速度評価データや割り込みに対する応答速度評価
データなどの実行性能評価データ15,16を取得す
る。解析・集計ツール6は、前記コンパイラ1,2にて
得られる静的性能評価データ13,14と、前記シミュ
レータ3,4にて得られる実行性能評価データ15,1
6とを夫々のマイクロコンピュータA,Bに対して評価
し、これに基づいてソースプログラム10を最適に実行
できるマイクロコンピュータがA又はBの何れであるか
を選定する。前記条件指定手段5は、静的性能条件、実
行性能条件、及びコスト条件から選ばれた単数若しくは
複数の条件を指定するものであり、解析・集計ツール6
はその条件を満足するか否かの評価も夫々のマイクロコ
ンピュータA,Bに対して与えるようにすることもでき
る。ここで、前記コスト条件とは、例えばマイクロコン
ピュータの消費電力、サイズ、単価などである。
【0013】斯る本実施例の評価装置は、高級言語で記
述されたソースプログラム10に対して、複数のコンパ
イラ1,2で異なる計算機に対してオブジェクトプログ
ラム11,12を生成し、ソースプログラムとオブジェ
クトプログラムに対するコンパイラによる静的な解析結
果すなわち静的性能評価データ13,14と、シミュレ
ータ3,4による解析結果すなわち実行性能評価データ
15,16とを集計し、あらかじめ定めておいた評価基
準に従って解析・集計ツール6によって集計し、性能値
の表と、評価基準に適合した機種の情報を出力すること
ができる。
述されたソースプログラム10に対して、複数のコンパ
イラ1,2で異なる計算機に対してオブジェクトプログ
ラム11,12を生成し、ソースプログラムとオブジェ
クトプログラムに対するコンパイラによる静的な解析結
果すなわち静的性能評価データ13,14と、シミュレ
ータ3,4による解析結果すなわち実行性能評価データ
15,16とを集計し、あらかじめ定めておいた評価基
準に従って解析・集計ツール6によって集計し、性能値
の表と、評価基準に適合した機種の情報を出力すること
ができる。
【0014】図2には本発明に係るシステム評価装置の
第2実施例のシステム構成が示される。この実施例は、
同一の命令仕様を備え、異なるキャッシュサイズを持つ
二つのマイクロコンピュータA1,A2に対して適用し
た例である。同一の命令仕様を持つ計算機に対しては、
異なるコンパイラを用いる必要はなく、マイクロコンピ
ュータA1,A2に共通のコンパイラ20を備える。シ
ミュレータとしては異なるキャッシュサイズに対応した
ものが必要であるから、マイクロコンピュータA1,A
2用に夫々シミュレータ21,22を有する。同一のシ
ミュレータを、異なるオプションで起動したものでもよ
い。尚図2において23はソースプログラム、24はオ
ブジェクトプログラム、25,26は実行性能評価デー
タ、27は集計・評価ツールである。本実施例において
静的性能評価データは図示されていないが、これは、マ
イクロコンピュータA1とA2はキャッシュメモリのサ
イズが相違されているだけだからである。本実施例の評
価装置によれば、実行速度だけではなく、キャッシュの
ヒット率をシミュレータによって評価できるので、換言
すればキャッシュのヒット率をも加味した実行時間を得
ることができるので、プログラムの実行速度と、キャッ
シュサイズのトレードオフから、ソースプログラム23
が適用されるマイクロコンピュータにおいて最適なキャ
ッシュサイズを選択できるようになる。
第2実施例のシステム構成が示される。この実施例は、
同一の命令仕様を備え、異なるキャッシュサイズを持つ
二つのマイクロコンピュータA1,A2に対して適用し
た例である。同一の命令仕様を持つ計算機に対しては、
異なるコンパイラを用いる必要はなく、マイクロコンピ
ュータA1,A2に共通のコンパイラ20を備える。シ
ミュレータとしては異なるキャッシュサイズに対応した
ものが必要であるから、マイクロコンピュータA1,A
2用に夫々シミュレータ21,22を有する。同一のシ
ミュレータを、異なるオプションで起動したものでもよ
い。尚図2において23はソースプログラム、24はオ
ブジェクトプログラム、25,26は実行性能評価デー
タ、27は集計・評価ツールである。本実施例において
静的性能評価データは図示されていないが、これは、マ
イクロコンピュータA1とA2はキャッシュメモリのサ
イズが相違されているだけだからである。本実施例の評
価装置によれば、実行速度だけではなく、キャッシュの
ヒット率をシミュレータによって評価できるので、換言
すればキャッシュのヒット率をも加味した実行時間を得
ることができるので、プログラムの実行速度と、キャッ
シュサイズのトレードオフから、ソースプログラム23
が適用されるマイクロコンピュータにおいて最適なキャ
ッシュサイズを選択できるようになる。
【0015】図3には本発明に係るシステム評価装置の
第3実施例のシステム構成が示される。この実施例は、
マイクロコンピュータ単体だけではなく、マイクロコン
ピュータを用いたボードに適用した例を示す。コンパイ
ラ1,2はマイクロコンピュータA,B用のコンパイラ
を用い、マイクロコンピュータA,Bを搭載した夫々の
ボードのシミュレータ30,31にそれぞれのオブジェ
クトプログラム11,12をロードして起動する。これ
により、異なるボードの性能を解析・集計ツール34で
評価できる。同様に、本発明は、マイクロコンピュータ
単体に限らず、高級言語で記述されたプログラムを搭載
するあらゆるシステムの評価、比較を可能にする。
第3実施例のシステム構成が示される。この実施例は、
マイクロコンピュータ単体だけではなく、マイクロコン
ピュータを用いたボードに適用した例を示す。コンパイ
ラ1,2はマイクロコンピュータA,B用のコンパイラ
を用い、マイクロコンピュータA,Bを搭載した夫々の
ボードのシミュレータ30,31にそれぞれのオブジェ
クトプログラム11,12をロードして起動する。これ
により、異なるボードの性能を解析・集計ツール34で
評価できる。同様に、本発明は、マイクロコンピュータ
単体に限らず、高級言語で記述されたプログラムを搭載
するあらゆるシステムの評価、比較を可能にする。
【0016】図4には解析・評価ツールによる複数の評
価結果の集計処理のフローチャートが示され、図5には
マイクロコンピュータの選定処理の入出力例が示され
る。すなわち、図4に示されるように、評価条件を入力
し(ステップS1)、評価対象が尽きたかの判定が行わ
れる(ステップS2)。ここで前記評価条件とは、予じ
め定めておいた評価基準であり、このとき前記条件指定
手段5から入力がある場合にはその条件を考慮する。評
価対象が尽きていない場合には、対応する評価対象の静
的性能評価データや実行性能評価データを入力し(ステ
ップS3)、これに対して合否判定を行って(ステップ
S4)、その結果得を出力する(ステップS5)。ステ
ップS2〜S5の処理は、評価条件にて指定された評価
対象が尽きるまで繰返し行われる。このようにして、解
析.集計処理では、各ターゲット計算機としてのマイク
ロコンピュータに対して、各性能項目に対し、コンパイ
ラ及びシミュレータの出力データを取得し、テーブルに
格納し、さらに、選定基準の条件(例えば図5に示され
るように実行時間1秒以内、ROMサイズ64Kバイト
以内等を数式で表現したもの)をテーブルの内容を参照
して評価し、条件を満たすものを選択して出力する。
価結果の集計処理のフローチャートが示され、図5には
マイクロコンピュータの選定処理の入出力例が示され
る。すなわち、図4に示されるように、評価条件を入力
し(ステップS1)、評価対象が尽きたかの判定が行わ
れる(ステップS2)。ここで前記評価条件とは、予じ
め定めておいた評価基準であり、このとき前記条件指定
手段5から入力がある場合にはその条件を考慮する。評
価対象が尽きていない場合には、対応する評価対象の静
的性能評価データや実行性能評価データを入力し(ステ
ップS3)、これに対して合否判定を行って(ステップ
S4)、その結果得を出力する(ステップS5)。ステ
ップS2〜S5の処理は、評価条件にて指定された評価
対象が尽きるまで繰返し行われる。このようにして、解
析.集計処理では、各ターゲット計算機としてのマイク
ロコンピュータに対して、各性能項目に対し、コンパイ
ラ及びシミュレータの出力データを取得し、テーブルに
格納し、さらに、選定基準の条件(例えば図5に示され
るように実行時間1秒以内、ROMサイズ64Kバイト
以内等を数式で表現したもの)をテーブルの内容を参照
して評価し、条件を満たすものを選択して出力する。
【0017】図6には図1に示されるような本実施例装
置において、割込み応答速度等プログラムの部分的な性
能を自動的に測定する手順の一例が示される。割込み処
理等の処理は、通常高級言語ではある手続きの実行時間
とし計測できるものである。コンパイラに各手続きのシ
ンボル名とその開始、終了アドレスとの対応表40を出
力する機能を組み込めば、計測すべき手続き名から、こ
の表40を参照して、割込み応答時間を測定するための
シミュレータコマンド41が生成できる。図において
は、手続き名proclの割り込み処理に対して、開始
アドレス1000と終了アドレス1024でシミュレー
ションをブレークするコマンドである。このコマンドに
てシミュレーションをすることによって、手続き名pr
oclの割り込み処理に対する応答速度を得ることがで
きる。したがって、選定基準の条件から計測すべき手続
きを選び、コンパイラの出力した対応表40を参照して
シミュレータコマンドを生成し、その計測結果を集計す
ることによって、本評価項目(割り込み応答速度)を容
易に本実施例装置に組み込むことができる。
置において、割込み応答速度等プログラムの部分的な性
能を自動的に測定する手順の一例が示される。割込み処
理等の処理は、通常高級言語ではある手続きの実行時間
とし計測できるものである。コンパイラに各手続きのシ
ンボル名とその開始、終了アドレスとの対応表40を出
力する機能を組み込めば、計測すべき手続き名から、こ
の表40を参照して、割込み応答時間を測定するための
シミュレータコマンド41が生成できる。図において
は、手続き名proclの割り込み処理に対して、開始
アドレス1000と終了アドレス1024でシミュレー
ションをブレークするコマンドである。このコマンドに
てシミュレーションをすることによって、手続き名pr
oclの割り込み処理に対する応答速度を得ることがで
きる。したがって、選定基準の条件から計測すべき手続
きを選び、コンパイラの出力した対応表40を参照して
シミュレータコマンドを生成し、その計測結果を集計す
ることによって、本評価項目(割り込み応答速度)を容
易に本実施例装置に組み込むことができる。
【0018】図7には本発明に係るシステム評価装置の
第4実施例のシステム構成が示される。同図に示される
実施例は、計算機の構成要素をどのように選択すれば一
定のコストの下で最適な性能が得られるかを評価するた
めの装置である。この実施例において評価対象となる計
算機は、ASIC形式で展開されるシングルチップマイ
クロコンピュータである。
第4実施例のシステム構成が示される。同図に示される
実施例は、計算機の構成要素をどのように選択すれば一
定のコストの下で最適な性能が得られるかを評価するた
めの装置である。この実施例において評価対象となる計
算機は、ASIC形式で展開されるシングルチップマイ
クロコンピュータである。
【0019】図7に示されるシステム評価装置は、シン
グルチップマイクロコンピュータの各構成回路モジュー
ルなどの構成要素に関する性能とコストを評価するため
の要素データ(コストデータベース)50を持ち、各選
択肢の組合せに対して、高級言語で記述されたソースプ
ログラム51について、コンパイル及びシミュレーショ
ンを実施し、一定のコストの中で最大の性能を持つシン
グルチップマイクロコンピュータのシステム構成を決定
するものである。
グルチップマイクロコンピュータの各構成回路モジュー
ルなどの構成要素に関する性能とコストを評価するため
の要素データ(コストデータベース)50を持ち、各選
択肢の組合せに対して、高級言語で記述されたソースプ
ログラム51について、コンパイル及びシミュレーショ
ンを実施し、一定のコストの中で最大の性能を持つシン
グルチップマイクロコンピュータのシステム構成を決定
するものである。
【0020】すなわち、コストデータベース50、コン
パイラ52、リンケージエディタ53、シミュレータ5
4、条件指定手段55、評価ツール56を備えて構成さ
れる。コンパイラ52は、前記構成回路モジュールなど
の構成要素の選択肢の組み合わせによって得られる複数
のシングルチップマイクロコンピュータを摸擬し、高級
言語で記述されたソースプログラム51を、そのように
して摸擬された夫々のシングルチップマイクロコンピュ
ータのオブジェクトコードに翻訳して、オブジェクトプ
ログラム60を得ると共に、夫々のオブジェクトプログ
ラムのサイズ及びプログラムによるデータ記憶領域の使
用量など静的性能評価データ61として得る。リンケー
ジエディタ53は、前記オブジェクトプログラム60
と、摸擬されたシングルチップマイクロコンピュータに
選択されている構成回路モジュールのための周辺ドライ
ブ用ライブラリ62の記述とをリンクさせるリンク手段
である。前記シミュレータ54は、リンケージエディタ
53にてリンクされた結果であるロードモジュール63
を、摸擬された対応シングルチップマイクロコンピュー
タに対して模擬実行することによってその実行性能評価
データ64を取得する。斯る構成において、前記構成回
路モジュールなどの構成要素の選択肢の組み合わせによ
って得られる複数のシングルチップマイクロコンピュー
タを摸擬する指示はコマンド65によって前記コンパイ
ラ52、リンケージエディタ53、及びシミュレータ5
4に与えられ、これらは、その指示に従って上記処理を
行う。
パイラ52、リンケージエディタ53、シミュレータ5
4、条件指定手段55、評価ツール56を備えて構成さ
れる。コンパイラ52は、前記構成回路モジュールなど
の構成要素の選択肢の組み合わせによって得られる複数
のシングルチップマイクロコンピュータを摸擬し、高級
言語で記述されたソースプログラム51を、そのように
して摸擬された夫々のシングルチップマイクロコンピュ
ータのオブジェクトコードに翻訳して、オブジェクトプ
ログラム60を得ると共に、夫々のオブジェクトプログ
ラムのサイズ及びプログラムによるデータ記憶領域の使
用量など静的性能評価データ61として得る。リンケー
ジエディタ53は、前記オブジェクトプログラム60
と、摸擬されたシングルチップマイクロコンピュータに
選択されている構成回路モジュールのための周辺ドライ
ブ用ライブラリ62の記述とをリンクさせるリンク手段
である。前記シミュレータ54は、リンケージエディタ
53にてリンクされた結果であるロードモジュール63
を、摸擬された対応シングルチップマイクロコンピュー
タに対して模擬実行することによってその実行性能評価
データ64を取得する。斯る構成において、前記構成回
路モジュールなどの構成要素の選択肢の組み合わせによ
って得られる複数のシングルチップマイクロコンピュー
タを摸擬する指示はコマンド65によって前記コンパイ
ラ52、リンケージエディタ53、及びシミュレータ5
4に与えられ、これらは、その指示に従って上記処理を
行う。
【0021】条件指定手段55は、静的性能条件、実行
性能条件及びコスト条件を指定する。評価ツール56
は、前記静的性能評価データ61、実行性能評価データ
64、、条件指定手段55にて指定された条件、及び前
記コストデータベース50の内容を、前記夫々の摸擬さ
れたシングルチップマイクロコンピュータに対して評価
し、これに基づいて前記ソースプログラム51にて記述
された処理を実行するにあたり、一定のコストの中で最
大の性能を持つシングルチップマイクロコンピュータの
システム構成を決定する。
性能条件及びコスト条件を指定する。評価ツール56
は、前記静的性能評価データ61、実行性能評価データ
64、、条件指定手段55にて指定された条件、及び前
記コストデータベース50の内容を、前記夫々の摸擬さ
れたシングルチップマイクロコンピュータに対して評価
し、これに基づいて前記ソースプログラム51にて記述
された処理を実行するにあたり、一定のコストの中で最
大の性能を持つシングルチップマイクロコンピュータの
システム構成を決定する。
【0022】図7に示されるシステムによれば、高級言
語で記述されたアプリケーションプログラムとしてのソ
ースプログラム51と、性能評価基準、コスト基準の両
基準を示す数式を入力とし、ターゲットになるASIC
形式マイクロコンピュータの各構成要素(回路モジュー
ルなど)の選択肢に対して、性能とコストを示すデータ
を格納したデータベース50を持つ。該データベース5
0を用いてシミュレータは実行速度、消費電力等の算出
を行い、また、該データベースを用いて評価ツール56
はチップ面積等の静的評価を実施する。したがっ、ター
ゲットになるシングルチップマイクロコンピュータの各
構成回路モジュールの選択肢のコスト条件を満たす全て
の組み合わせに対して、図1の装置によるような評価を
実施し、性能評価基準によって算出した実行性能評価デ
ータと静的性能評価データとに従ってソートし、与えら
れたコスト内で最も性能の良いものから順に性能値の各
要素とシステム構成の内容を出力することになる。
語で記述されたアプリケーションプログラムとしてのソ
ースプログラム51と、性能評価基準、コスト基準の両
基準を示す数式を入力とし、ターゲットになるASIC
形式マイクロコンピュータの各構成要素(回路モジュー
ルなど)の選択肢に対して、性能とコストを示すデータ
を格納したデータベース50を持つ。該データベース5
0を用いてシミュレータは実行速度、消費電力等の算出
を行い、また、該データベースを用いて評価ツール56
はチップ面積等の静的評価を実施する。したがっ、ター
ゲットになるシングルチップマイクロコンピュータの各
構成回路モジュールの選択肢のコスト条件を満たす全て
の組み合わせに対して、図1の装置によるような評価を
実施し、性能評価基準によって算出した実行性能評価デ
ータと静的性能評価データとに従ってソートし、与えら
れたコスト内で最も性能の良いものから順に性能値の各
要素とシステム構成の内容を出力することになる。
【0023】図8にはASICマイクロコンピュータと
してのシングルチップマイクロコンピュータに関する選
択肢の一例が示される。同図に示されるシングルチップ
マイクロコンピュータは、基本的な回路モジュールとし
て、(A)に示されるようにCPU、I/O(入出力回
路)、メモリ、乗算器を備えるものとする。このときの
選択肢は(B)と(C)に示される2通りとされる。す
なわち、CPUとしては、H8/300、H8/500
の選択肢があり、乗算器は8ビット×8ビットあるいは
16ビット×16ビット、I/Oレジスタは6本あるい
は8本、オンチップメモリは16Kバイトあるいは32
Kバイトの選択肢がある。
してのシングルチップマイクロコンピュータに関する選
択肢の一例が示される。同図に示されるシングルチップ
マイクロコンピュータは、基本的な回路モジュールとし
て、(A)に示されるようにCPU、I/O(入出力回
路)、メモリ、乗算器を備えるものとする。このときの
選択肢は(B)と(C)に示される2通りとされる。す
なわち、CPUとしては、H8/300、H8/500
の選択肢があり、乗算器は8ビット×8ビットあるいは
16ビット×16ビット、I/Oレジスタは6本あるい
は8本、オンチップメモリは16Kバイトあるいは32
Kバイトの選択肢がある。
【0024】上記選択肢に対してはいずれも後者の方が
コストが高く、また性能も高いものとする。図8の
(B)、(C)はシステム構築の一例である。ASIC
マイクロコンピュータでは、これらの機能を組み合わせ
てコントローラを作成するが、全ての機能で最大の性能
を持つものを選択すると、チップサイズが大きくなり、
また、ピン数も増えてシステム全体のコストが増加す
る。コストを適正に保った上で要求される性能を満たす
システム構成を設計する必要がある。このような要求を
一例として、図7の評価装置の作用を具体的に説明す
る。
コストが高く、また性能も高いものとする。図8の
(B)、(C)はシステム構築の一例である。ASIC
マイクロコンピュータでは、これらの機能を組み合わせ
てコントローラを作成するが、全ての機能で最大の性能
を持つものを選択すると、チップサイズが大きくなり、
また、ピン数も増えてシステム全体のコストが増加す
る。コストを適正に保った上で要求される性能を満たす
システム構成を設計する必要がある。このような要求を
一例として、図7の評価装置の作用を具体的に説明す
る。
【0025】同一の高級言語ソースプログラムから、こ
れら全ての組み合せに対するオブジェクトプログラムを
生成するために、以下の要素を含み、各組み合わせに対
して該当するコンパイル、リンク、シミュレートのコマ
ンドを生成、発行するコマンド生成機能を有する評価シ
ステムを構築する。 (1)異なるCPUコアに対して各CPU用のコンパイ
ラを持つ。すなわち、CPUコアごとに、コンパイラを
組込み、組合わせで指定されたCPU(模擬された会い
黒コンピュータが含むCPU)に対するコンパイル処理
を実行する。 (2)異なる乗算器に対する性能を計測できるように、
シミュレータは各乗算器を仮定して性能値を計測できる
ようなオプションを持つ。また、乗算器の有無によっ
て、コンパイラの生成する乗算命令、使用する乗算ルー
チン(ライブラリ)が異なるので、それに応じたコンパ
イルオプション、リンクコマンドを生成する。 (3)異なるI/Oレジスタの本数に対して、同一の機
能を果たすI/Oプログラムを用意し、ライブラリとし
てリンク時にリンクする。I/Oレジスタが足りない場
合は、I/O機能を外部に持つことになり、I/Oにか
かる時間、および外部にI/O機能を果たすハードウェ
アを持つことによって、性能の低下が生じる。シミュレ
ータは、外部I/Oの機能をシミュレートし、内部I/
Oとの性能差をプログラム実行時間に反映するものとす
る。 (4)異なるメモリ構成に対して、そのメモリ構成に従
ったリンケージコマンドを生成する。これは、例えば頻
繁に使用するモジュ−ルから順に優先度を付け、これを
優先して内部メモリに割り付けるようにし、内部メモリ
が尽きてからは外部メモリに割り付けるようにリンケー
ジコマンドを生成すればよい。また、シミュレータは、
内部メモリ、外部メモリのアクセスの性能差をプログラ
ム実行時間に反映するものとする。
れら全ての組み合せに対するオブジェクトプログラムを
生成するために、以下の要素を含み、各組み合わせに対
して該当するコンパイル、リンク、シミュレートのコマ
ンドを生成、発行するコマンド生成機能を有する評価シ
ステムを構築する。 (1)異なるCPUコアに対して各CPU用のコンパイ
ラを持つ。すなわち、CPUコアごとに、コンパイラを
組込み、組合わせで指定されたCPU(模擬された会い
黒コンピュータが含むCPU)に対するコンパイル処理
を実行する。 (2)異なる乗算器に対する性能を計測できるように、
シミュレータは各乗算器を仮定して性能値を計測できる
ようなオプションを持つ。また、乗算器の有無によっ
て、コンパイラの生成する乗算命令、使用する乗算ルー
チン(ライブラリ)が異なるので、それに応じたコンパ
イルオプション、リンクコマンドを生成する。 (3)異なるI/Oレジスタの本数に対して、同一の機
能を果たすI/Oプログラムを用意し、ライブラリとし
てリンク時にリンクする。I/Oレジスタが足りない場
合は、I/O機能を外部に持つことになり、I/Oにか
かる時間、および外部にI/O機能を果たすハードウェ
アを持つことによって、性能の低下が生じる。シミュレ
ータは、外部I/Oの機能をシミュレートし、内部I/
Oとの性能差をプログラム実行時間に反映するものとす
る。 (4)異なるメモリ構成に対して、そのメモリ構成に従
ったリンケージコマンドを生成する。これは、例えば頻
繁に使用するモジュ−ルから順に優先度を付け、これを
優先して内部メモリに割り付けるようにし、内部メモリ
が尽きてからは外部メモリに割り付けるようにリンケー
ジコマンドを生成すればよい。また、シミュレータは、
内部メモリ、外部メモリのアクセスの性能差をプログラ
ム実行時間に反映するものとする。
【0026】上記に示す操作を組み込んだシステムにお
いて、各種システム構成に対応したコンパイル、リン
ク、シミュレートのコマンドを生成し、性能を評価す
る。
いて、各種システム構成に対応したコンパイル、リン
ク、シミュレートのコマンドを生成し、性能を評価す
る。
【0027】図9にはそのような評価手順の一例が示さ
れる。すなわち、ASICの性能に関わる各構成要素の
組合せを生成し(ステップS10)、その組み合わせに
対応するデータをコストデータベースから取得し(ステ
ップS11)、そのコストがあらかじめ指定された条件
を満たすかが判定され(ステップS12)、コスト条件
を満たせば、コマンド(図7の65)生成(ステップS
13)、コンパイル(ステップS14)、リンク(ステ
ップS15)、及びシミュレーション(ステップS1
6)を実施し、性能値を性能評価基準によって評価し、
集計して印字する(ステップS18)。この手順を、全
ての組み合わせが尽きるまで実行する。
れる。すなわち、ASICの性能に関わる各構成要素の
組合せを生成し(ステップS10)、その組み合わせに
対応するデータをコストデータベースから取得し(ステ
ップS11)、そのコストがあらかじめ指定された条件
を満たすかが判定され(ステップS12)、コスト条件
を満たせば、コマンド(図7の65)生成(ステップS
13)、コンパイル(ステップS14)、リンク(ステ
ップS15)、及びシミュレーション(ステップS1
6)を実施し、性能値を性能評価基準によって評価し、
集計して印字する(ステップS18)。この手順を、全
ての組み合わせが尽きるまで実行する。
【0028】ここで、コスト条件は、例えば各周辺機能
を付加することによるコスト、チップ面積、発熱量、チ
ップのピン数等に関する不等式で表現される。ここで
は、チップ面積を100mmに抑えるものとし、ARE
A<=100という式を指定したものとする。条件を満
たすことは、CPUおよび各周辺機能を実現するハード
ウェアの面積を総和して近似的に求めることができ、そ
の面積はデータベースから読み出す。単なる総和ではな
く、各ハードウェアの形状、端子数もデータベースとし
て持ち、配線領域を見積もった上で面積を近似すればよ
り正確なコスト条件が評価できる。他のコスト条件も同
様に、各要素のコストをデータベースに持ち、実際に組
み合わせに使用された要素のコストを累積、あるいは一
定の関数により計算して全体のコストを評価した上で、
不等式によって指定されている条件を見たしているかど
うかを判定する。
を付加することによるコスト、チップ面積、発熱量、チ
ップのピン数等に関する不等式で表現される。ここで
は、チップ面積を100mmに抑えるものとし、ARE
A<=100という式を指定したものとする。条件を満
たすことは、CPUおよび各周辺機能を実現するハード
ウェアの面積を総和して近似的に求めることができ、そ
の面積はデータベースから読み出す。単なる総和ではな
く、各ハードウェアの形状、端子数もデータベースとし
て持ち、配線領域を見積もった上で面積を近似すればよ
り正確なコスト条件が評価できる。他のコスト条件も同
様に、各要素のコストをデータベースに持ち、実際に組
み合わせに使用された要素のコストを累積、あるいは一
定の関数により計算して全体のコストを評価した上で、
不等式によって指定されている条件を見たしているかど
うかを判定する。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
計算機とは、マイクロコンピュータに限るものではな
く、入力に対して、高級言語で記述されたプログラムを
実行し、出力を行なう装置であればすべてに適用でき
る。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
計算機とは、マイクロコンピュータに限るものではな
く、入力に対して、高級言語で記述されたプログラムを
実行し、出力を行なう装置であればすべてに適用でき
る。
【0030】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0031】すなわち、同一ホストマシン上に各計算機
に対応する複数のターゲット計算機に対応するコンパイ
ラ(リンケージエディタ等のオブジェクト作成ツールを
含む)とシミュレータを搭載し、それぞれで取得した実
行性能と静的性能に基づいて評価基準に適合したマイク
ロコンピュータのような機種を自動的に選択することに
より、計算機機種選定の際の性能評価を一台のホスト計
算機上で高い信頼性を以って能率的に行うことができ
る。また、この性能評価を、計算機を構成する各要素の
選択肢の組み合わせに対して適用することにより、計算
機システムの各要素をどのように設定すれば一定の条件
(コスト、消費電力、チップサイズ、ピン数)の下で最
高の性能値が得られるかがわかり、所望システムに最適
な構成要素をホスト計算機上で高い信頼性を以って能率
的に選定できる。したがって、従来は人手に頼っていた
計算機機種選定の際の性能評価を自動化できるようにな
る。また、単なる計算機の機種選定だけではなく、計算
機の各構成要素をどのように選択すれば、アプリケーシ
ョンプログラムを最適に実行できるようになるかを決定
できる。
に対応する複数のターゲット計算機に対応するコンパイ
ラ(リンケージエディタ等のオブジェクト作成ツールを
含む)とシミュレータを搭載し、それぞれで取得した実
行性能と静的性能に基づいて評価基準に適合したマイク
ロコンピュータのような機種を自動的に選択することに
より、計算機機種選定の際の性能評価を一台のホスト計
算機上で高い信頼性を以って能率的に行うことができ
る。また、この性能評価を、計算機を構成する各要素の
選択肢の組み合わせに対して適用することにより、計算
機システムの各要素をどのように設定すれば一定の条件
(コスト、消費電力、チップサイズ、ピン数)の下で最
高の性能値が得られるかがわかり、所望システムに最適
な構成要素をホスト計算機上で高い信頼性を以って能率
的に選定できる。したがって、従来は人手に頼っていた
計算機機種選定の際の性能評価を自動化できるようにな
る。また、単なる計算機の機種選定だけではなく、計算
機の各構成要素をどのように選択すれば、アプリケーシ
ョンプログラムを最適に実行できるようになるかを決定
できる。
【図1】本発明に係るシステム評価装置の第1実施例の
システム構成図である。
システム構成図である。
【図2】本発明に係るシステム評価装置の第2実施例の
システム構成図である。
システム構成図である。
【図3】本発明に係るシステム評価装置の第3実施例の
システム構成図である。
システム構成図である。
【図4】解析・評価ツールによる複数の評価結果の集計
処理の一例フローチャートである。
処理の一例フローチャートである。
【図5】マイクロコンピュータの選定処理の入出力例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】図1に示される実施例装置において割込み応答
速度等プログラムの部分的な性能を自動的に測定する手
順の一例を示す説明図である。
速度等プログラムの部分的な性能を自動的に測定する手
順の一例を示す説明図である。
【図7】本発明のシステム評価装置の第4実施例に係
り、ASIC形式で展開されるシングルチップマイクロ
コンピュータの周辺機能選定システムの構成図である。
り、ASIC形式で展開されるシングルチップマイクロ
コンピュータの周辺機能選定システムの構成図である。
【図8】ASICマイクロコンピュータとしてのシング
ルチップマイクロコンピュータに関する選択肢の一例を
示す説明図である。
ルチップマイクロコンピュータに関する選択肢の一例を
示す説明図である。
【図9】図7のシステムによる評価手順の一例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1,2 コンパイラ 3,4 シミュレータ 5 条件指定手段 6 解析・集計ツール 10 ソースプログラム 11,12 オブジェクトプログラム 13,14 静的性能評価データ 15,16 実行性能評価データ 20 コンパイラ 21,22 シミュレータ 23 ソースプログラム 24 オブジェクトプログラム 25,26 実行性能評価データ 27 集計・評価ツール 30,31 シミュレータ 32,33 実行性能評価データ 34 解析・評価ツール 40 手続きアドレス対照表 51 ソースプログラム 52 コンパイラ 53 リンケージエディタ 54 シミュレータ 56 評価ツール 60 オブジェクトプログラム 62 周辺ドライブ用ライブラリ 64 実行性能評価データ 65 コマンド
Claims (5)
- 【請求項1】 高級言語で記述されたソースプログラム
を、異なる複数の夫々の計算機のオブジェクトコードに
翻訳して、オブジェクトプログラムを得ると共に、夫々
のオブジェクトプログラムのサイズ及びプログラムによ
るデータ記憶領域の使用量を静的性能として得るコンパ
イル手段と、 前記コンパイル手段にて得られた夫々のオブジェクトプ
ログラムを夫々の計算機に対して模擬実行することによ
って得られる実行性能を取得するシミュレーション手段
と、 前記コンパイル手段にて得られる静的性能と、前記シミ
ュレーション手段にて得られる実行性能とを夫々の計算
機に対して評価し、これに基づいて前記ソースプログラ
ムを最適に実行できる計算機を選定する評価手段と、を
含んで成るものであることを特徴とするシステム評価装
置。 - 【請求項2】 高級言語で記述されたソースプログラム
を、異なる複数の夫々の計算機のオブジェクトコードに
翻訳して、オブジェクトプログラムを得ると共に、夫々
のオブジェクトプログラムのサイズ及びプログラムによ
るデータ記憶領域の使用量を静的性能として得るコンパ
イル手段と、 前記コンパイル手段にて得られた夫々のオブジェクトプ
ログラムを夫々の計算機に対して模擬実行することによ
って得られる実行性能を取得するシミュレーション手段
と、 静的性能条件、実行性能条件、及びコスト条件から選ば
れた単数若しくは複数の条件を指定する条件指定手段
と、 前記コンパイル手段にて得られる静的性能と、前記シミ
ュレーション手段にて得られる実行性能と、条件指定手
段にて指定された条件とを夫々の計算機に対して評価
し、これに基づいて前記ソースプログラムを最適に実行
できる計算機を選定する評価手段と、を含んで成るもの
であることを特徴とするシステム評価装置。 - 【請求項3】 前記実行性能は、処理の実行速度、及び
割り込みに対する応答速度を含むものであることを特徴
とする請求項1又は2記載のシステム評価装置。 - 【請求項4】 計算機の各構成要素の選択肢に関する性
能とコストを評価するための要素データと、 前記構成要素の選択肢の組み合わせによって得られる複
数の計算機を摸擬し、高級言語で記述されたソースプロ
グラムを、そのようにして摸擬された異なる複数の夫々
の計算機のオブジェクトコードに翻訳して、オブジェク
トプログラムを得ると共に、夫々のオブジェクトプログ
ラムのサイズ及びプログラムによるデータ記憶領域の使
用量を静的性能として得るコンパイル手段と、 前記オブジェクトプログラムと、摸擬された計算機に選
択されている構成要素のための周辺ドライブ用ライブラ
リの記述とをリンクさせるリンク手段と、 リンク手段にてリンクされた結果を、摸擬された対応計
算機に対して模擬実行することによってその実行性能を
取得するシミュレーション手段と、 コスト条件を指定する条件指定手段と、 前記コンパイル手段にて得られる静的性能と、前記シミ
ュレーション手段にて得られる実行性能と、条件指定手
段にて指定された条件と、前記要素データとを夫々の摸
擬された計算機に対して評価し、これに基づいて前記ソ
ースプログラムを実行するにあたり、一定のコストの中
で最大の性能を持つ計算機のシステム構成を決定する評
価手段と、を含んで成るものであることを特徴とするシ
ステム評価装置。 - 【請求項5】 計算機の各構成要素の選択肢に関する性
能とコストを評価するための要素データを持ち、各選択
肢の組合せに対して、高級言語で記述されたソースプロ
グラムについて、コンパイル及びシミュレーションを実
施し、一定のコストの中で最大の性能を持つ計算機のシ
ステム構成を決定することを特徴とするシステム評価装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085326A JPH06274375A (ja) | 1993-03-20 | 1993-03-20 | システム評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085326A JPH06274375A (ja) | 1993-03-20 | 1993-03-20 | システム評価装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06274375A true JPH06274375A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13855514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5085326A Withdrawn JPH06274375A (ja) | 1993-03-20 | 1993-03-20 | システム評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06274375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526135A (ja) * | 1998-11-16 | 2003-09-02 | インシグニア・ソリューションズ・ピーエルシー | コンピュータ・システム、コンピュータ読取り可能な記憶媒体および同媒体を動作させる方法、およびコンピュータ・システムを動作させる方法 |
WO2003107215A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | 富士通株式会社 | 負荷分散処理システム |
JP2013140513A (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-18 | Fuji Electric Co Ltd | 組込み機器用ソフトウェア作成支援装置およびその方法、並びにプログラム |
-
1993
- 1993-03-20 JP JP5085326A patent/JPH06274375A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003526135A (ja) * | 1998-11-16 | 2003-09-02 | インシグニア・ソリューションズ・ピーエルシー | コンピュータ・システム、コンピュータ読取り可能な記憶媒体および同媒体を動作させる方法、およびコンピュータ・システムを動作させる方法 |
WO2003107215A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | 富士通株式会社 | 負荷分散処理システム |
JP2013140513A (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-18 | Fuji Electric Co Ltd | 組込み機器用ソフトウェア作成支援装置およびその方法、並びにプログラム |
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