JPH06274342A - エキスパートシステムの推論制御方式 - Google Patents
エキスパートシステムの推論制御方式Info
- Publication number
- JPH06274342A JPH06274342A JP5064447A JP6444793A JPH06274342A JP H06274342 A JPH06274342 A JP H06274342A JP 5064447 A JP5064447 A JP 5064447A JP 6444793 A JP6444793 A JP 6444793A JP H06274342 A JPH06274342 A JP H06274342A
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- JP
- Japan
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- event
- true
- executed
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- Pending
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 推論の連鎖がデ−タのみに依存していなく
て、条件試験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシ
ステムを構築することができるようにしたものである。 【構成】 ル−ルR1とR3はル−ル名、イベント論理
式e1、条件部からなり、ル−ルR2とR4は前記の他
にル−ルの優先度、ドキュメント、実行部を有する。イ
ベント論理式e1が発生すると、ル−ルR1とR3のイ
ベント論理式e1が真となり、それぞれのル−ル条件部
(チェック項目)が実行される。条件部が実行される
と、その結果の真偽を表現するイベントr1,r2が自
動的に発生する。r1の値が真であれば、R2のイベン
ト論理式が真となり、その条件部が実行される。また、
r1の値が偽のとき、r3の値が真であれば、R4のイ
ベント論理式が真となり、その条件部が実行される。
て、条件試験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシ
ステムを構築することができるようにしたものである。 【構成】 ル−ルR1とR3はル−ル名、イベント論理
式e1、条件部からなり、ル−ルR2とR4は前記の他
にル−ルの優先度、ドキュメント、実行部を有する。イ
ベント論理式e1が発生すると、ル−ルR1とR3のイ
ベント論理式e1が真となり、それぞれのル−ル条件部
(チェック項目)が実行される。条件部が実行される
と、その結果の真偽を表現するイベントr1,r2が自
動的に発生する。r1の値が真であれば、R2のイベン
ト論理式が真となり、その条件部が実行される。また、
r1の値が偽のとき、r3の値が真であれば、R4のイ
ベント論理式が真となり、その条件部が実行される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエキスパ−トシステム
構築支援ツ−ルの一部である推論制御部の推論連鎖制御
方式に関するものである。
構築支援ツ−ルの一部である推論制御部の推論連鎖制御
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】、普通ル−ルを用いて推論を行うタイプ
のエキスパ−トシステムにおいては、全てのル−ルに条
件部と実行部を持っている。また、エキスパ−トシステ
ム構築支援ツ−ルの一部を成す推論制御部は個々のル−
ルの条件部をデ−タと照合し、条件を満足するル−ルの
中の1つあるいは全ての実行部を実行することの繰り返
しで推論を進めていく手段を採っている。このとき、ル
−ルからル−ルへの連鎖を決定する根拠は、ル−ルの実
行部で行われるデ−タの変更である。従って、デ−タを
変更しないル−ルの実行は、推論の連鎖を引き起こさな
い。
のエキスパ−トシステムにおいては、全てのル−ルに条
件部と実行部を持っている。また、エキスパ−トシステ
ム構築支援ツ−ルの一部を成す推論制御部は個々のル−
ルの条件部をデ−タと照合し、条件を満足するル−ルの
中の1つあるいは全ての実行部を実行することの繰り返
しで推論を進めていく手段を採っている。このとき、ル
−ルからル−ルへの連鎖を決定する根拠は、ル−ルの実
行部で行われるデ−タの変更である。従って、デ−タを
変更しないル−ルの実行は、推論の連鎖を引き起こさな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように推論の連
鎖を引き起して推論を継続させるには、エキスパ−トシ
ステムの利用者は必ずデ−タを変更をしなければならな
い。このため、診断型のエキスパ−トシステム等では条
件試験の連鎖が、すなわち、推論の実行でありチェック
項目の記述とチェック結果による連鎖の分岐のみを記述
することでエキスパ−トシステムを構築するのが自然で
ある。しかし、前記利用者がデ−タを変更しなければ、
推論の連鎖が起こらない現在の方式では、利用者は1つ
1つのチェック項目に、いちいちデ−タを割り当て、そ
れぞれのデ−タを書き換えるという操作によって、間接
的に上記条件試験の連鎖を記述するしか手段がなっか
た。
鎖を引き起して推論を継続させるには、エキスパ−トシ
ステムの利用者は必ずデ−タを変更をしなければならな
い。このため、診断型のエキスパ−トシステム等では条
件試験の連鎖が、すなわち、推論の実行でありチェック
項目の記述とチェック結果による連鎖の分岐のみを記述
することでエキスパ−トシステムを構築するのが自然で
ある。しかし、前記利用者がデ−タを変更しなければ、
推論の連鎖が起こらない現在の方式では、利用者は1つ
1つのチェック項目に、いちいちデ−タを割り当て、そ
れぞれのデ−タを書き換えるという操作によって、間接
的に上記条件試験の連鎖を記述するしか手段がなっか
た。
【0004】この発明は上記の事情を鑑みてなされたも
ので、推論の連鎖がデ−タのみに依存していなくて、条
件試験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシステム
を構築することができるようにしたエキスパ−トシステ
ムの推論制御方式を提供することを目的とする。
ので、推論の連鎖がデ−タのみに依存していなくて、条
件試験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシステム
を構築することができるようにしたエキスパ−トシステ
ムの推論制御方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第1発明はル−ル名、イベント論理
式、および条件部から構成されるル−ルを有するととも
に任意に真偽値を発生させる通常イベントと、ル−ルの
条件部が実行されたとき、その結果の真偽を表現するル
−ルイベントとを有し、前記イベント論理式は通常イベ
ントとル−ルイベントを参照してそれらの間で論理演算
を行って、1つの真偽値を導いて、イベント論理式の値
が真となったときに、その条件部を実行したことを特徴
とするものである。
達成するために、第1発明はル−ル名、イベント論理
式、および条件部から構成されるル−ルを有するととも
に任意に真偽値を発生させる通常イベントと、ル−ルの
条件部が実行されたとき、その結果の真偽を表現するル
−ルイベントとを有し、前記イベント論理式は通常イベ
ントとル−ルイベントを参照してそれらの間で論理演算
を行って、1つの真偽値を導いて、イベント論理式の値
が真となったときに、その条件部を実行したことを特徴
とするものである。
【0006】第2発明は前記ル−ルにはル−ルの優先
度、ドキュメント、実行部を形成したことを特徴とする
ものである。
度、ドキュメント、実行部を形成したことを特徴とする
ものである。
【0007】第3発明は前記ル−ルの条件部および実行
部にはC言語文法を用いたことを特徴とするものであ
る。
部にはC言語文法を用いたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】通常イベントとル−ルイベント間で論理演算を
行い、1つの真偽値を導いて、イベント論理式の値が真
となったル−ルの条件部は実行される。また、推論の連
鎖がデ−タのみに依存していないために、条件試験の連
鎖を記述するだけでエキスパ−トシステムを構築するこ
とができるとともに条件試験をイベントの発生とみな
し、利用者の操作する通常のイベントと同様に扱うこと
ができる。さらに、C言語文法を用いることで、手続き
的な処理を記述することができる。
行い、1つの真偽値を導いて、イベント論理式の値が真
となったル−ルの条件部は実行される。また、推論の連
鎖がデ−タのみに依存していないために、条件試験の連
鎖を記述するだけでエキスパ−トシステムを構築するこ
とができるとともに条件試験をイベントの発生とみな
し、利用者の操作する通常のイベントと同様に扱うこと
ができる。さらに、C言語文法を用いることで、手続き
的な処理を記述することができる。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、ル−ルR1とR3はル−ル名、イ
ベント論理式、条件部(チェック項目)からなり、ル−
ルR2とR4は前記の他にル−ルの優先度、ドキュメン
ト、実行部を有する。そして、ル−ルR1が「YES」
ならル−ルR2が成立する。ル−ルR1のチェック項目
1で例えば何かの温度が10度以上であるという条件が
書いてあって、もし、測定値が15度のときル−ルR1
が「YES」だったとすると、ル−ルR2のル−ルのイ
ベント論理式e1が成立してル−ルR2が起動され、ル
−ルR2のチェック項目2が実行される。もし、測定値
が5度だったとすると、ル−ルR1のチェック項目1が
「NO」になる。すると、ル−ルR2のイベント論理式
r1が成立しない「YES」であるル−ルR1を調べて
いるため,ル−ルR2は起動されない。一方、ル−ルR
4を見ると、イベント論理式r1の前に否定が付いてい
るので、ル−ルR1が「NO」であると、イベント論理
式の否定r1は条件が満足される。アンド条件があるた
め、イベント論理式r3が「YES」にならないとル−
ルR4は起動されない。
する。図1において、ル−ルR1とR3はル−ル名、イ
ベント論理式、条件部(チェック項目)からなり、ル−
ルR2とR4は前記の他にル−ルの優先度、ドキュメン
ト、実行部を有する。そして、ル−ルR1が「YES」
ならル−ルR2が成立する。ル−ルR1のチェック項目
1で例えば何かの温度が10度以上であるという条件が
書いてあって、もし、測定値が15度のときル−ルR1
が「YES」だったとすると、ル−ルR2のル−ルのイ
ベント論理式e1が成立してル−ルR2が起動され、ル
−ルR2のチェック項目2が実行される。もし、測定値
が5度だったとすると、ル−ルR1のチェック項目1が
「NO」になる。すると、ル−ルR2のイベント論理式
r1が成立しない「YES」であるル−ルR1を調べて
いるため,ル−ルR2は起動されない。一方、ル−ルR
4を見ると、イベント論理式r1の前に否定が付いてい
るので、ル−ルR1が「NO」であると、イベント論理
式の否定r1は条件が満足される。アンド条件があるた
め、イベント論理式r3が「YES」にならないとル−
ルR4は起動されない。
【0010】上記図1に示したエキスパ−トシステムは
ル−ルが4つで構成されたもので、今、イベント論理式
e1が発生すると、ル−ルR1とR3のイベント論理式
e1が真となり、それぞれのル−ル条件部(チェック項
目)が実行される。条件部が実行されると、その結果の
真偽を表現するイベントr1,r2が自動的に発生す
る。r1の値が真であれば、R2のイベント論理式が真
となり、その条件部が実行される。また、r1の値が偽
のとき、r3の値が真であれば、R4のイベント論理式
が真となり、その条件部が実行される。
ル−ルが4つで構成されたもので、今、イベント論理式
e1が発生すると、ル−ルR1とR3のイベント論理式
e1が真となり、それぞれのル−ル条件部(チェック項
目)が実行される。条件部が実行されると、その結果の
真偽を表現するイベントr1,r2が自動的に発生す
る。r1の値が真であれば、R2のイベント論理式が真
となり、その条件部が実行される。また、r1の値が偽
のとき、r3の値が真であれば、R4のイベント論理式
が真となり、その条件部が実行される。
【0011】なお、R1およびR3には実行部が与えら
れていないので、条件部のみ実行される。R2およびR
4には実行部が与えられている。実行部は条件部の実行
の後に実行される実行部は条件部の真偽に関わらず実行
されるが、その内部で条件部の真偽を参照できるので、
それに応じた処理を記述することがでいる。
れていないので、条件部のみ実行される。R2およびR
4には実行部が与えられている。実行部は条件部の実行
の後に実行される実行部は条件部の真偽に関わらず実行
されるが、その内部で条件部の真偽を参照できるので、
それに応じた処理を記述することがでいる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
推論の連鎖がデ−タのみに依存していないので、条件試
験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシステムを構
築することができるとともにル−ルの条件試験をイベン
トの発生とみなし、利用者の操作するイベントと同様に
扱うことができるので、容易にイベント駆動のエキスパ
−トシステムを構築できる。また、ル−ルの条件部と実
行部をC言語文法とすることで手続き型言語によるシス
テム開発に慣れた利用者が容易に利用できる。さらに、
ル−ルの条件試験結果をイベントの真偽値として扱い、
イベント論理式の中で参照可能とすることにより、論理
の連鎖を柔軟に制御することができる。
推論の連鎖がデ−タのみに依存していないので、条件試
験の連鎖を記述するだけで、エキスパ−トシステムを構
築することができるとともにル−ルの条件試験をイベン
トの発生とみなし、利用者の操作するイベントと同様に
扱うことができるので、容易にイベント駆動のエキスパ
−トシステムを構築できる。また、ル−ルの条件部と実
行部をC言語文法とすることで手続き型言語によるシス
テム開発に慣れた利用者が容易に利用できる。さらに、
ル−ルの条件試験結果をイベントの真偽値として扱い、
イベント論理式の中で参照可能とすることにより、論理
の連鎖を柔軟に制御することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
R1,R2,R3,R4…ル−ル e1,r1,r3…イベント論理式
Claims (3)
- 【請求項1】 ル−ル名、イベント論理式、および条件
部から構成されるル−ルを有するとともに任意に真偽値
を発生させる通常イベントと、ル−ルの条件部が実行さ
れたとき、その結果の真偽を表現するル−ルイベントと
を有し、前記イベント論理式は通常イベントとル−ルイ
ベントを参照してそれらの間で論理演算を行って、1つ
の真偽値を導いて、イベント論理式の値が真となったと
きに、その条件部を実行したことを特徴とするエキスパ
−トシステムの推論制御方式。 - 【請求項2】 前記ル−ルにはル−ルの優先度、ドキュ
メント、実行部を形成したことを特徴とする請求項1記
載のエキスパ−トシステムの推論制御方式。 - 【請求項3】 前記ル−ルの条件部および実行部にはC
言語文法を用いたことを特徴とする請求項1記載のエキ
スパ−トシステムの推論制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064447A JPH06274342A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エキスパートシステムの推論制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064447A JPH06274342A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エキスパートシステムの推論制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06274342A true JPH06274342A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13258526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5064447A Pending JPH06274342A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | エキスパートシステムの推論制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06274342A (ja) |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP5064447A patent/JPH06274342A/ja active Pending
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