JPH06266412A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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Publication number
JPH06266412A
JPH06266412A JP5080061A JP8006193A JPH06266412A JP H06266412 A JPH06266412 A JP H06266412A JP 5080061 A JP5080061 A JP 5080061A JP 8006193 A JP8006193 A JP 8006193A JP H06266412 A JPH06266412 A JP H06266412A
Authority
JP
Japan
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learning
linear
signal
unit
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5080061A
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English (en)
Inventor
Toru Ueda
徹 上田
Kenji Sakamoto
憲治 坂本
Yasuko Matsuoka
靖子 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5080061A priority Critical patent/JPH06266412A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 学習により外界の状態の動きを模擬した非線
形システムを用いて機器を制御する。 【構成】 検知部1で外界の状態を検知し、信号記憶部
2は該検知部1で検知された信号を時系列として記憶し
ておく。初期値記憶部3は、信号記憶部2の初期値を設
定するためのもので、非線形演算部4は、信号記憶部2
で記憶されている信号系列を用いて非線形の演算を行っ
て出力を出す。パラメータ記憶部5は、非線形演算部4
の非線形演算で用いられるパラメータを記憶する。学習
部6は、非線形演算部4の出力と信号記憶部2の信号を
比較して、非線形演算部4とパラメータ記憶部5で表さ
れる非線形システムが信号記憶部2の信号をよく近似す
るようにパラメータの更新を行う。非線形演算部4で計
算された結果は、制御機器に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御装置に関し、より
詳細には、学習により外界の状態の動きを模擬した非線
形システムを用いて機器を制御する制御装置に関する。
例えば、一般の機器の制御装置に適用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に制御とは「ある目的に適合するよ
うに対象となっているものに所要の動作を加えること」
と定義されている。例えば、速度制御であれば、ある目
標速度を定めておいて、その速度を保持しているかどう
かを速度計でチェックし、速度が異なれば速度を速める
か遅めるかして目標の速度を得るように制御動作してい
る。すなわち、これらの動作は常に出力(速度)の情報
を検出してこれと目標速度を比較し、差があれば常に出
力(速度)を修正するという動作をしている。このよう
な構成を有する制御系をフィードバック制御系(Feedba
ck Control System)あるいは閉ループ制御系(Closed
Loop Control System)と言われている。このフィード
バック制御は、ある定常な状況にシステムがおかれたと
きに、予期できない外乱や周囲の状況変化にもかかわら
ず、要求された目標値に追従するためのより厳密な制御
を実現するものである。
【0003】このような制御の概念は、機械・電気・化
学・医学・農学・経済・社会などの各専門分野共通のも
のであるが、ロボットのようなメカトロニクス分野では
制御対象が非線形であったり、制御対象自身は線形系で
あってもアクチュエータに飽和があるなどという問題が
ある。制御対象が線形系というのは、入力−出力間が線
形微分方程式で表わされる系を示している。しかし、実
際には線形系としての扱いのみですむものばかりではな
く、非線形制御による実用化が検討されているというの
が現状である。このように、従来の制御装置は、線形シ
ステムを用いてフィードバックをかけることにより制御
を行っていた。なお、上述した制御に関する事項は、
「現代制御工学」(土谷武士外1名著,平成3年4月2
6日,産業図書(株)発行,p.1〜p.6)に記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
制御装置は、外界の状態が非線形のシステムにより作り
出される場合、これを線形のシステムで模擬しても精度
のよい制御は実現できない。一方、外界が非線形のシス
テムであった場合には、その解析が困難となり、同様の
非線形システムを工学的に実現することは容易ではない
という問題点があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、非線形システムを模擬するため学習機能を有
する非線形システムを用いた制御装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)外界の状態を検出する検出部と、
該検出部で検出されたデータの時系列を模擬するように
学習を行うフィードバックループを有する非線形の学習
部と、該学習部により得られた非線形システムを用いて
時系列データを発生する信号発生部と、該信号発生部で
得られた信号を用いて機器の制御を行う制御部を備え、
学習により外界の状態の動きを模擬した非線形システム
を用いて機器を制御すること、更には(2)前記非線形
システムをフィードバックループのあるニューラルネッ
トで構成したこと、更には(3)前記学習により得られ
た非線形システムがカオスを発生するシステムであるこ
と、前記(1)又は(2)において、更には(4)前記
(1)又は(2)において、前記検出部で検出する外界
の状態が自然の風向、風速、気温のデータであり、制御
する機器が空調機器であること、更には(5)前記
(1)又は(2)において、前記学習部により得られた
非線形システムの出力の周波数特性が1/fであること
を特徴としたものである。
【0007】
【作用】外界の状態を検出し、そのデータの時系列を模
擬するように、フィードバックループを有する非線形の
学習部により学習する。該学習部により得られた非線形
システムを用いて時系列データを発生し、その信号を用
いて機器の制御を行うようにしている。すなわち、学習
によって得られたシステムは外部のシステムを模擬した
非線形システムであり、従来の線形システムに比べてよ
り精度の高い制御を行うことができる。
【0008】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による制御装置に一実施例(請求
項1)を説明するための構成図で、図中、1は検知部、
2は信号記憶部、3は初期値記憶部、4は非線形演算
部、5はパラメータ記憶部、6は学習部である。検知部
1で外界の状態を検知し、信号記憶部2は該検知部1で
検知された信号を時系列として記憶しておく。初期値記
憶部3は、信号記憶部2の初期値を設定するためのもの
で、非線形演算部4は、信号記憶部2で記憶されている
信号系列を用いて非線形の演算を行い、出力を出す。パ
ラメータ記憶部5は、非線形演算部4の非線形演算で用
いられるパラメータを記憶する。学習部6は、非線形演
算部4の出力と信号記憶部2の信号を比較して、非線形
演算部4とパラメータ記憶部5で表される非線形システ
ムが信号記憶部2の信号をよく近似するようにパラメー
タの更新を行う。非線形演算部4で計算された結果は、
制御機器(図示せず)に送られる。
【0009】以下では、学習時と制御時に分けてその動
作について説明する。図2は、学習時のブロック図であ
る。検知部1により検知された信号は、信号記憶部2に
記憶される。非線形演算部4は、パラメータ記憶部5か
ら演算に必要な各種パラメータを読み込み、信号記憶部
2の信号系列に対して出力を演算する。例えば、信号の
予測を行う場合には、過去の定まった数の信号から現在
の信号を予測する演算を行う。その結果は、学習部6に
て信号記憶部2に記憶されている真の値との比較が行わ
れる。学習部6では比較後、適当な学習アルゴリズムに
てパラメータ記憶部5に記憶されているパラメータを変
更する。このようにして学習が進むにつれて、この内部
の非線形システムは検知部1で検知された外部の信号を
模擬するように振る舞うようになる。
【0010】図3は、制御時のブロック図である。信号
記憶部2は、初期設定値を初期値記憶部3から読み取っ
て設定する。非線形演算部4では、パラメータ記憶部5
からパラメータを読み取り、信号記憶部2に記憶されて
いる系列を用いて出力を行う。ここで出力された値は、
制御機器(図示せず)に伝えられ制御のための信号とな
るとともに、信号記憶部2にフィードバックされ、後に
非線形演算部4での演算に使用される。前記図2及び図
3のブロック図に示される通り、外部の非線形システム
を学習し、それを模擬した出力をだす制御機器を容易に
構築が可能となる。
【0011】次に、請求項2について説明する。請求項
2では、図1〜図3の非線形演算部4及び学習部6にフ
ィードバックループのあるニューラルネットワーク(リ
カレントネット)を用いることを特徴としている。リカ
レントネットは、バックプロパゲーションと呼ばれる学
習方式が確立しており、請求項1の発明が容易に実現可
能となる。
【0012】次に、請求項3について説明する。請求項
3では、学習したシステムがカオスを発生することを特
徴としている。カオスとは、比較的単純な微分方程式
(差分方程式)から非常に複雑な振る舞いが生まれるも
のであるが、カオスを発生させることにより、出力信号
が決して周期的にはならない。このことを利用すると、
いつも異なる応答をする機械が構築でき、人を飽きさせ
ない新たなヒューマンインタフェースの構築が可能とな
る。
【0013】次に、請求項4について説明する。請求項
4では、自然の風を用いて、その風向、風速、気温を入
力して学習することで、自然の風を模擬した風を発生で
きる空調機器を構築できる。すなわち、風向などの自然
界のデータはつねに揺らいでいる。このデータを学習す
ることで模擬システムを作成すると、初期値を与えるだ
けで後は学習した非線形システムが自然のデータを模擬
した出力をだすことができる。本発明を用いると、少な
いパラメータで長時間に渡り自然のデータを模擬できる
空調機器が可能となる。
【0014】次に、請求項5について説明する。請求項
5では、学習により得られたシステムの出力の時系列の
周波数が1/fの特性を持っていることを特徴としてい
る。1/fの周波数特性の信号は、人間が心地好く感じ
易いと言われており、この信号を元に機器を制御するこ
とにより人間が心地好いと感じる機器が可能となる。す
なわち、1/f特性とは、周波数軸,強度軸とも対数で
表した時に傾きが−1の直線にのる性質のことを指す。
人間にとって、この特性を持つものは心地よいといわれ
ており、自然界のデータの中でも1/f特性を示すもの
が多く知られている。したがって、1/f特性を示すデ
ータを学習に用いることで、学習したシステムも1/f
特性を持つようにする。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。すなわち、自己の
中にフィードバックループを有する非線形システムを用
意して、そのシステムのパラメータを学習によって求め
ることで、外界の非線形システムを模擬することができ
る。このことで、外界のシステムを解析的に求めること
なくシステムのパラメータを決定できる。また、学習に
よって得られたシステムは外部のシステムを模擬した非
線形システムであり、従来の線形システムに比べてより
精度の高い制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置の一実施例を説明するた
めの構成図である。
【図2】本発明による制御装置の学習時のブロック図で
ある。
【図3】本発明による制御装置の制御時のブロック図で
ある。
【符号の説明】 1…検知部、2…信号記憶部、3…初期値記憶部、4…
非線形演算部、5…パラメータ記憶部、6…学習部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外界の状態を検出する検出部と、該検出
    部で検出されたデータの時系列を模擬するように学習を
    行うフィードバックループを有する非線形の学習部と、
    該学習部により得られた非線形システムを用いて時系列
    データを発生する信号発生部と、該信号発生部で得られ
    た信号を用いて機器の制御を行う制御部を備え、学習に
    より外界の状態の動きを模擬した非線形システムを用い
    て機器を制御することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記非線形システムをフィードバックル
    ープのあるニューラルネットで構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記学習により得られた非線形システム
    がカオスを発生するシステムであることを特徴とする請
    求項1又は2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検出部で検出する外界の状態が自然
    の風向、風速、気温のデータであり、制御する機器が空
    調機器であることを特徴とする請求項1又は2記載の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記学習部により得られた非線形システ
    ムの出力の周波数特性が1/fであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の制御装置。
JP5080061A 1993-03-15 1993-03-15 制御装置 Pending JPH06266412A (ja)

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JP5080061A JPH06266412A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5080061A JPH06266412A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 制御装置

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Family

ID=13707724

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JP5080061A Pending JPH06266412A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 制御装置

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JP (1) JPH06266412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286670B2 (en) 1999-11-09 2007-10-23 Chaoticom, Inc. Method and apparatus for chaotic opportunistic lossless compression of data
JP2021189934A (ja) * 2020-06-03 2021-12-13 株式会社豊田中央研究所 モデル学習装置、モデル学習方法、制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286670B2 (en) 1999-11-09 2007-10-23 Chaoticom, Inc. Method and apparatus for chaotic opportunistic lossless compression of data
JP2021189934A (ja) * 2020-06-03 2021-12-13 株式会社豊田中央研究所 モデル学習装置、モデル学習方法、制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラム

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