JPH06265632A - 交差した地中埋設管の位置検出方法 - Google Patents

交差した地中埋設管の位置検出方法

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JPH06265632A
JPH06265632A JP5052603A JP5260393A JPH06265632A JP H06265632 A JPH06265632 A JP H06265632A JP 5052603 A JP5052603 A JP 5052603A JP 5260393 A JP5260393 A JP 5260393A JP H06265632 A JPH06265632 A JP H06265632A
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JP
Japan
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pipe
image
sewer
sewer pipe
buried
Prior art date
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Application number
JP5052603A
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English (en)
Inventor
Jitsuo Koyabu
実男 小▲籔▼
Tetsuya Nakamaru
中丸  哲也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削しないでも、埋設管が下水管等を貫通し
て配管されているか否かを検出する。 【構成】 土壌12の表面は、セメント層17および砕
石層18によって形成される。この表面上で地中探査レ
ーダ11を走行させ、埋設管13および下水管14の交
差状態を検出する。埋設管13は下水管14に貫通して
いるので、境界付近の移動経路およびの探査画像に
は、埋設管13からの画像23および下水管14からの
画像24の両方が表示される。このおよびの移動経
路上の探査位置からの探査画像で、下水管14の深さと
埋設管13の深さとを求め、埋設管13の方が深く、か
つその深さの差が下水管14の直径よりも小さければ、
埋設管13が下水管14に貫通していると判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中探査レーダを用い
て地中埋設管の位置を検出する方法、特に複数本の埋設
管が交差しているときの位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すような方法によっ
て地中に埋設されている管などを探査している。地中探
査レーダ1によって探査すべき土壌2の地中には、埋設
管3が存在する。埋設管3の位置を地上から検出するた
めに、地中探査レーダ1には車輪4が設けられ、土壌2
の地表面上を移動する。移動はハンドル5を操作者6が
押しながら行う。土壌2の地表面上の各位置A〜Gで、
地中探査レーダ1の底面から送信電波7を地中に放射
し、埋設管3からの反射電波8を検出する。反射電波8
の強度と、放射から検出までの遅れ時間とに基づいて、
各位置A〜Gから埋設管3までの距離に対応する深さが
求められる。
【0003】図6は、図5に示すような場合の地中埋設
物の探知結果を示す。探知結果は、たとえば地中探査レ
ーダ1の表示画面に探査画像9として表示される。探査
画像9においては、各位置A〜Gにおける埋設管3まで
の距離を深さとして画像表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すような従来
からの埋設管3の探査方法では、複数の埋設管3が交差
しているようなときに交差状態を知ることはできない。
地中に埋設されている管どうしが交差している状態の一
例としては、比較的小口径の鋼管が比較的大口径の陶製
の下水管に貫通している状態がある。貫通している鋼管
は下水管内を流れる水分によって腐食しやすいので、こ
のような貫通状態は好ましくはない。しかしながら、埋
設時の諸事情によって回避が困難であった可能性もあ
る。時間の経過とともに、交差をどのような状態で行な
っているかについての情報が失われる一方、貫通してい
る場合に鋼管が腐食する可能性は増大する。地中探査レ
ーダを用いる探査方法によっては、貫通状態か否かを検
出することはできないので、土壌を掘削して貫通してい
るか否かを確認する必要がある。道路などの地中に埋設
されている管に沿って土壌を掘削することは労力と時間
とを要する。
【0005】本発明の目的は、掘削しないでも複数本の
埋設管の交差状態を検出する事ができる交差した地中埋
設管の位置検出方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、交差している
複数本の管のうちの1本の管の長さ方向に沿って、複数
の探査位置を設定し、各探査位置で前記1本の管の幅方
向に地中探査レーダを移動させ、各断面画像を比較して
管の交差位置およびその状態を検出することを特徴とす
る交差した地中埋設管の位置検出方法である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、1本の管の長さ方向に沿って
設定される複数の探査位置で、幅方向に地中探査レーダ
を移動させる。各探査位置での断面画像を比較し、管の
交差位置およびその状態を検出する。複数の探査位置が
設定される管が、他の管に貫通しているようなときに
は、貫通地点付近の位置では貫通側および被貫通側の管
からの画像が表示される。貫通地点の内側では、被貫通
側の管からの画像のみが表示される。貫通地点から外方
に間隔をあけると、貫通側の管のみが表示される。長さ
方向に沿って複数の探査位置が設定される管が、他の管
よりも浅い位置側で交差するときには、この1本の管は
常に表示される。長さ方向に沿って複数の探査位置が設
定される1本の管が、他の管の下側で交差するときに
は、他の管の下側となる部分の直上の探査位置では他の
管のみからの探査画像が得られる。以上のように、交差
状態によって探査画像が異なるので、管同士の交差状態
を判別することができる。
【0008】
【実施例】図1、図2、および図3は、本発明の一実施
例による交差した地中埋設管の位置検出方法およびその
検出結果を示す。交差状態については、図1において貫
通している場合、図2において一方が他方の上端で接触
している場合、図3において一方が他方の下端で接触し
ている場合をそれぞれ示す。図1〜図3において、
(a)は探査のために地中探査レーダを移動する移動経
路を示す平面図、(b)はその側断面図、(c)は各移
動経路に対する探査画像を示す。各図において、地中探
査レーダ11を土壌2の表面上に移動させながら、埋設
管13の位置探査を行う。このための移動経路は、埋設
管13の長さ方向に沿って〜のように複数箇所設け
られる。また〜の移動方向とは異なり、埋設管13
の長さ方向に平行な移動方向についても探査が行われ
る。に示す移動経路についての探査結果から、埋設管
13と交差する下水管14の位置や深さを知ることがで
きる。地中探査レーダ11は、土壌12の地表面上を車
輪15を用いて操作者16が押しながら移動する。土壌
12の表面は、たとえば厚さ5cmのセメント層17と
その下側の厚さ5cmの砕石層18によって形成され
る。
【0009】セメント層17の地表面から下水管14の
上面までの深さをAとし、砕石層18の下面から下水管
14の上面までの深さをBとし、セメント層17の地表
面から埋設管13の上面までの深さをCとする。埋設管
13の直径D1を25mmとし、下水管14の直径D2
を0.2mとする。このような埋設管13は、たとえば
25Aと呼ばれる鋼管であり、下水管14は150Aと
呼ばれる陶管である。
【0010】図1は、A=0.15m、B=0.05
m、C=0.23mの場合を示す。埋設管13の長さ方
向に沿って設けられる〜の移動経路での探査画像に
おいて、埋設管13が下水管14に貫通している部分の
直上に相当するおよびの探査位置での画像は、埋設
管13からの画像23および下水管14からの画像24
を両方含む。貫通位置の外側では、およびに示すよ
うに、埋設管13からの画像23のみが表示される。貫
通部分の中央部ではに示すように、下水管14からの
画像24のみが表示される。このに示す探査位置での
下水管14についての断面方向からの探査画像24は
の移動経路に示される。
【0011】図2は、A=0.15m、B=0.05
m、C=0.13mの場合を示す。下水管14の上端で
の移動経路およびからの探査画像では、下水管14
の深さよりも浅い位置に埋設管13からの画像23が表
示される。この状態は、中央の移動経路においても同
様である。およびの移動経路では、埋設管13から
の画像23のみが表示される。の移動経路では、下水
管14からの画像24のみが表示される。
【0012】図3は、A=0.15m、B=0.05
m、C=0.33mの場合を示す。埋設管13は、下水
管14よりも下側になるので、埋設管13からの画像2
3が明瞭に表示されるのは、下水管14から間隔をあけ
た移動経路およびにおいてのみである。移動経路
およびにおいては埋設管13からの反射電波の受信強
度は弱く、画像24はかすかに表示される。移動経路
においては、下水管14からの画像24のみが表示され
る。
【0013】図4は、図1〜図3におけるおよびの
ような、埋設管13と下水管14との境界付近の探査画
像を示す。埋設管13からの画像23は断面画像として
表示され、下水管14からの画像24は縦断画像として
表示される。境界付近では、電波が回込んで少し反射さ
れるので、埋設管13および下水管14からの画像2
3,24が両方とも表示される可能性がある。さらに下
水管14などの陶管は多少は電波を通すと考えられるの
で、鋼管などの埋設管13が内部に貫通していても、貫
通部分近傍では反射画像が得られる可能性もある。
【0014】前述のように、下水管14の深さをAと
し、埋設管13の深さをCとし、下水管14の外径をD
2とすれば、次の第1式が成立つときには、埋設管13
が下水管14を貫通していると判断される。
【0015】 C−A<D2 …(1) 境界付近で、AよりもCの方が小さいときには、図2に
示すように埋設管13が下水管14の上側にあることが
わかる。境界付近で下水管14からの画像のみが表示さ
れるときには、図3に示すように埋設管13が下水管1
4の下側にあることがわかる。このように境界付近の探
査画像を調べるだけでも、埋設管13と下水管14の交
差状態を判別することができる。どの移動経路が境界付
近であるか否かは、図1〜図3に示すの移動経路の探
査結果から知ることができる。の探査結果からは、下
水管14の中心を知ることができる。この探査結果から
だけでは境界付近の位置を求めることはできないけれど
も、一般的に下水管14の直径は20〜40cmであ
る。下水管14の直上から10〜20cmずらした位置
で、下水管14の長さ方向に探索を行えば、埋設管13
と下水管14との交差状態を判別することができる。
【0016】さらに下水管14の直上から離れた位置で
の探査結果を考慮すれば、たとえば埋設管13が下水管
14の上下に間隔をあけて交差しているか、接触してい
るかを判別することができる。下水管14のような陶管
ではなく、他の金属管が接触しているようなときには、
埋設管13の防食効果に影響が有り得る。本実施例によ
れば、埋設管13に交差している管の交差位置と交差状
態とを掘削しないで容易に知ることができるので、貫通
や接触などの箇所のみを迅速に掘削して補修することが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1本の管
の長手方向に沿って複数の探査位置で幅方向の探査を行
う。管が交差している状態に応じて、1本の管の長手方
向に沿った各探査位置での探査画像の現れ方が異なるの
で、交差している管同士の交差状態を掘削しないでも容
易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図、側断面図および検
出結果を示すグラフである。
【図2】本発明の一実施例の平面図、側断面図および検
出結果を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施例の平面図、側断面図および検
出結果を示すグラフである。
【図4】図1〜図4に示す実施例で、埋設管13と下水
管14との境界付近での探査画像を示す図である。
【図5】従来からの地中探査レーダを用いる地中埋設物
の位置検出方法を示す簡略化した側面図である。
【図6】図5に示す方法によって得られる探査画像を示
す図である。
【符号の説明】
11 地中探査レーダ 12 土壌 13 埋設管 14 下水管 16 操作者 17 セメント層 18 砕石層 23 画像 24 画像

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差している複数本の管のうちの1本の
    管の長さ方向に沿って、複数の探査位置を設定し、 各探査位置で前記1本の管の幅方向に地中探査レーダを
    移動させ、各断面画像を比較して管の交差位置およびそ
    の状態を検出することを特徴とする交差した地中埋設管
    の位置検出方法。
JP5052603A 1993-03-12 1993-03-12 交差した地中埋設管の位置検出方法 Pending JPH06265632A (ja)

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JP5052603A JPH06265632A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 交差した地中埋設管の位置検出方法

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JP5052603A JPH06265632A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 交差した地中埋設管の位置検出方法

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JPH06265632A true JPH06265632A (ja) 1994-09-22

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ID=12919371

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JP5052603A Pending JPH06265632A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 交差した地中埋設管の位置検出方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024062046A (ja) * 2022-10-24 2024-05-09 応用地質株式会社 コヒーレントノイズ特定方法及び埋設管の位置検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024062046A (ja) * 2022-10-24 2024-05-09 応用地質株式会社 コヒーレントノイズ特定方法及び埋設管の位置検出方法

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