JPH0626258Y2 - タ−ンバックル付き頚椎装具 - Google Patents

タ−ンバックル付き頚椎装具

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JPH0626258Y2
JPH0626258Y2 JP1988165198U JP16519888U JPH0626258Y2 JP H0626258 Y2 JPH0626258 Y2 JP H0626258Y2 JP 1988165198 U JP1988165198 U JP 1988165198U JP 16519888 U JP16519888 U JP 16519888U JP H0626258 Y2 JPH0626258 Y2 JP H0626258Y2
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JP
Japan
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brace
turnbuckle
anterior
shell frame
interior material
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JP1988165198U
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JPH0284614U (ja
Inventor
秀昭 有薗
Original Assignee
株式会社有薗製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、むちうち損傷等による頸椎損傷者の頸椎固
定に使用するターンバックル付き頸椎装具に関する。
〈従来の技術〉 頸椎損傷者の治療過程において、頸椎固定に使用される
頸椎装具としては、スポンジ・カラーやフィラデルフィ
ア・カラーが良く知られている。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来の技術で述べた頸椎装具のうち、フィラデルフィア
・カラーが著名であるが、装着使用した場合に a)頸椎の前後屈に対する調整ができない。
b)頸椎の回旋等に対する拘束が利きにくい。
c)ソフトカラーであるため、装具が変形して合わなくな
る。
d)装着に対するフィトネスが悪いため、パットを当てが
って補正していた。
e)通気性が悪いため、頸部の皮膚異状を来すことが多か
った。
等、多くの問題点があった。
この考案は、上記の問題点を解決するためターンバック
ル付き頸椎装具を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、この考案では下記のような
構成としてある。
この考案におけるターンバックル付き頸椎装具は、前顎
部保持座面(1)と前胸部支持面(2)をもち、両者の中間部
に通気窓(3)を設けた前部外殻フレーム(4)の上下を繋ぐ
形にターンバックル(5)を装着し、該前部外殻フレーム
(4)の内面に内装材(6)を固定した前部装具(7)と、後頭
骨保持面(9)と後頸部支持面(9)をもち、両者の中間部に
通気窓(3′)を設けた後部外殻フレーム(10)の上下を繋
ぐ形にターンバックル(5)を装着し、該後部外殻フレー
ム(10)の内面に内装材(6′)を固定した後部装具(11)と
から成り、夫夫の装具(7,11)に付属のフックループ式フ
ァスナー(12,12′)で緊結できるようにしたターンバッ
クル付き頸椎装具。
〈作用〉 前部装具で前顎部と前胸部を保持し、後部装具で後頭骨
と後頸部を保持した状態で、両者をフックループ式ファ
スナーで緊結し、更に個々のターンバックルを調節する
ことで、頸椎の前後傾と回旋、側倒が規制され完璧な頸
椎保持状態が維持される。
(第3図参照) 〈実施例〉 この考案の実施例を図面を参照して説明する。第1図に
は、前顎部保持座面(1)と前胸部支持面(2)をもち、両者
の中間部に通気窓(3)を設けた前部外殻フレーム(4)を合
成樹脂(例えばポリエチレン/サブオルソレン)とし、
前部外殻フレーム(4)の上下を繋ぐ形にターンバックル
(5)を装着し、該前部外殻フレーム(4)の内面に、発泡ポ
リエチレン(例えばプラスターゾル)製の内装材(6)を
固定した前部装具(7)が示されている。
第2図には、後頭骨保持面(8)と後頸部支持面(9)をも
ち、両者の中間部に通気窓(3′)を設けた後部外殻フレ
ーム(10)を合成樹脂(例えばポリエチレン/サブオルソ
レン)とし、後部外殻フレーム(10)の上下を繋ぐ形にタ
ーンバックル(5)を装着し、該後部外殻フレーム(10)の
内面に、発泡ポリエチレン(例えばプラスターゾル)製
の内装材(6′)を固定した後部装具(11)が示されてい
る。
第3図には、前部装具(7)で前顎部と前胸部を保持し、
後部装具(11)で後頭骨と後頸部を保持した状態が側面図
で示されている。
装具は首回り寸法と高さについて夫夫3サイズを設定し
て、フイットネス性の向上に対応できるようにしてあ
る。
第4図,5図には前部装具(7)と後部装具(11)の内面の
状態が示されている。
内装材(6,6′)によって前顎部や頸部等が完全に保持さ
れるように工夫されている。
第6図には、後部外殻フレーム(10)に装着したターンバ
ックル(5)の取付状態が示されている。該ターンバック
ル(5)は、合成樹脂(例えばMCナイロン)製のナット
付きフオークエンド(13)、雄ねじ付きフオークエンド(1
4)と金属製(例えばジュラルミン)のアジャスター(15)
とで構成し、該アジャスター(15)を回動させることで、
最大15mmの高さ寸法調整ができるようにしてある。
〈効果〉 この考案の実施によって得られる効果には下記のような
ものがある。
イ)前後屈位への調整が可能となった。
前部装具と後部装具の夫夫に装着してあるターンバック
ルを調整することで、従来の装具ではパットの挿入等で
調整を行っていたものが、容易に且つ確実に行えるよう
になり、フィットネス性が大幅に向上した。
ロ)頸部の保持性が大幅に向上した。
前部装具で前顎部と前胸部を保持し、後部装具で後頭骨
と後頸部を保持し、更に各装具の内装材で頸側部をも保
持する形をとっていること、内装材を腰の強い材質とし
てあることで、頸椎の保持性が大幅に向上した。
ハ)通気性が大幅に改善された。
開口面の大きな通気窓を前後面に設けたため、通気性が
大幅に改善され、装着に伴う皮膚異常の発生を防止でき
るようになった。
ニ)頸椎の牽引効果が期待できるようになった。
装具のターンバックルを調整することで、従来の装具で
は得られなかった頸椎に対する牽引効果が期待できるよ
うになった。
ホ)使用による変形を防止できる。
従来の装具では避けられなかった内装部材等の変形が、
合理的な構成と適正な部材材質の選定によって大幅に改
善され、使用に伴う変形を防止できるようになったの
で、安定した頸椎の状態を維持継続することが可能とな
った。
ヘ)ターンバックルを短くすることで装具への装着が可
能となった。
ターンバックルの構成を改善することで、全長を短くす
ることができたので、充分なストロークを持つターンバ
ックルの装着が可能となった。
ト)ターンバックルの作動が軽くなった。
フオークエンドの材質をMCナイロンとし、アジャスタ
ーの材質をジュラルミンとすることで、耐久性の向上と
同時に作動を軽くすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の前部装具の前面斜視図 第2図は、この考案の後部装具の前面斜視図 第3図は、装着状態を示す側面断面図 第4図は、前部装具の内面斜視図 第5図は、後部装具の内面斜視図 第6図は、後部装具のターンバックル装着図 1……前顎部保持座面 2……前胸部支持面 3,3′……通気窓 4……前部外殻フレーム 5……ターンバックル 6,6′……内装材 7……前部装具 8……後頭骨保持面 9……後頸部支持面 10……後部外殻フレーム 11……後部装具 12,12′……フックループ式ファスナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前顎部保持座面(1)と前胸部支持面(2)をも
    ち、両者の中間部に通気窓(3)を設けた前部外殻フレー
    ム(4)の上下を繋ぐ形にターンバックル(5)を装着し、該
    前部外殻フレーム(4)の内面に内装材(6)を固定した前部
    装具(7)と、後頭骨保持面(8)と後頸部支持面(9)をも
    ち、両者の中間部に通気窓(3′)を設けた後部外殻フレ
    ーム(10)の上下を繋ぐ形にターンバックル(5)を装着
    し、該後部外殻フレーム(10)の内面に内装材(6′)を固
    定した後部装具(11)からなり、夫々の装具(7,11)に付属
    のフックループ式ファスナー(12,12′)で緊結できるよ
    うにしたタンバックル付き頸椎装具。
JP1988165198U 1988-12-20 1988-12-20 タ−ンバックル付き頚椎装具 Expired - Lifetime JPH0626258Y2 (ja)

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JP2009502326A (ja) * 2005-07-28 2009-01-29 アスペン・メデイカル・プロダクツ・インコーポレイテツド 歯車付き調整装置を備えた頸部カラー

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JPH0284614U (ja) 1990-07-02

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