JPH06243909A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH06243909A
JPH06243909A JP2210094A JP2210094A JPH06243909A JP H06243909 A JPH06243909 A JP H06243909A JP 2210094 A JP2210094 A JP 2210094A JP 2210094 A JP2210094 A JP 2210094A JP H06243909 A JPH06243909 A JP H06243909A
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conductor
tool
connector
opening
terminal
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JP2210094A
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English (en)
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Robert H Frantz
ロバート・ハウストン・フランツ
Carolyn S Sinisi
キャロリン・ソルブリグ・シニシ
David B Sinisi
デービッド・ビーティ・シニシ
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Whitaker LLC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具を用いて分離した導体を容易且つ確実に
挿抜できる電気コネクタを提供すること。 【構成】 絶縁ハウジング12の導体取付面18には導体用
開口22と工具用開口24が形成されている。キャビティ28
は導体用開口22から端子取付面20まで延びている。電気
端子40は1組のアーム42、44を有しその間に導体72を受
容して電気的接触をする。アーム44には工具用開口24に
位置合せした延長部が設けられ延長部にはカム60が形成
される。工具74は工具用開口24から挿入されてカム60を
押圧しアーム間の間隙を拡開して導体の挿抜を容易にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特に、蛍
光灯の安定器用に好適な電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術及び問題点】蛍光灯用の電気安定器は蛍光
灯の存在する場所で用いられており、典型的には灯具の
中、若しくは背後に位置している。典型的には、電気安
定器は、中に取付けられる電気部品と共に直方形の金属
製箱、即ち”罐”を有する。封止剤、即ち”埋込用樹
脂”が罐の中に流し込まれ硬化されて罐の中の電気部品
を密封する。また、埋込用樹脂からは何本かの分離した
ワイヤが延出して電気的に相互接続される。蛍光灯具は
安定器の分離したワイヤに相互接続される相手方の分離
したワイヤを含むのが一般的である。
【0003】近年、安定器を製造する業界は、安定器内
に分離した配線をせずにプリント板に部品を取付けるこ
とを始めた。安定器の内部は再度埋込まれて安定器のハ
ウジング内に部品を封止する。しかし、分離したワイヤ
は、灯具の配線の対応する分離したワイヤと相互接続す
る為に埋込用樹脂から、なお延出する。ある製造メーカ
ーは分離したワイヤの端部に電気コネクタを用い相手方
の電気コネクタと相互接続するようにした。分離したワ
イヤの端部に電気コネクタを有することの欠点は、蛍光
灯具が相手方の電気コネクタと共に販売されるのではな
いということである。従って、安定器の製造メーカーは
両電気コネクタ本体を含めなければならず安定器のコス
トを増大させる。更に、安定器の設置者は安定器を交換
するだけでなく、灯具の分離したワイヤを他方の電気コ
ネクタの半体に接続しなければならない。安定器を交換
するときは、その灯具の使用者は、最初に取付けられて
いた電気コネクタと嵌合可能な電気コネクタを有する安
定器を購入しなければならない。さもなければ、灯具の
電気コネクタは安定器を交換するときに交換しなければ
ならない。
【0004】米国特許第4,729,740 号公報は、かかる畏
れのない安定器用のコネクタを得る為の従来技術の試み
及びその配線にあたっての従来の問題について開示して
いる。このコネクタは剥離された導体を受容するハウジ
ングと、その中に取付けられる端子を含む。この端子
は、一端から延出し弾性を有する折曲げられた接触部を
有する平坦な刃部を含む。曲げられた接触部はハウジン
グの導体受容面から離れる方向へ向けられるので剥離さ
れた導体がハウジング内に挿入されるに従い曲折された
接触部は上方に偏位するが端子とは電気的接触を保つ。
残念なことにかかるコネクタの構成はハウジングから導
体を引抜く信頼できる手段を全く示していない。本発明
はコネクタのハウジングに導体を装架し且つ引抜く為の
簡単、且つ信頼できる手段を提供する。
【0005】本発明は、蛍光灯の安定器用のコネクタと
して使用可能な電気コネクタを提供することを目的とす
る。このコネクタにより、分離したワイヤとコネクタの
係合を容易且つ確実に解除即ち引抜く為の手段が得られ
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】コネクタは端子取付面と導
体受容面との間に延びる複数のキャビティを有する誘電
体のハウジングを含む。導体受容面(導体取付面)は1
列の同様な複数の導体用開口及び、少なくとも1個のキ
ャビティと連通し導体用開口から離隔した少なくとも1
個の追加の開口(工具用開口)を含む。加えて、打抜か
れた電気コンタクトは各キャビティ内に配置される。こ
のコンタクトは離隔した1対のアームが立上がる基部を
有し、このアーム間の間隔は対応する導体用開口と整列
し、その中に電気導体を受容する様になっている。アー
ムのうち1個はそこからの付属品を含み、付属品は追加
の開口に露出しており、引抜き工具をこの工具用開口内
に挿入して1個のアームを側方へ撓めて電気導体の自由
通路を付与しアーム間から電気導体を取外すようにして
もよい。
【0007】本発明の他の実施例では、第1アームの内
端は対応する追加の開口と整列し、他のアームは下方且
つ第1アームの方へ向く折曲げられた延長部を含み、そ
の最外端は対応する導体用開口と整列し且つそれに露出
している。角度付きの延長部の少なくとも一部は追加の
工具用開口に露出し、引抜き部材をこの追加の工具用開
口に挿入して角度付き延長部を横方向に撓め、或いは回
転させて電気導体用の自由通路を付与し、電気導体を取
外すか、或いは電気導体の内縁部をコンタクトに挿入す
るかしてもよい。
【0008】以上述べた如く、本発明の電気コネクタ
は、導体取付面に整列した導体を受容する導体用開口か
ら端子取付面まで延びる複数のキャビティを有すると共
に、前記導体取付面には前記キャビティのうち少なくと
も1個と連通し工具を挿入可能な少なくとも1個の工具
用開口を設けた絶縁ハウジングと、打抜き形成されて前
記キャビティ内に配置され、離隔して上方に延出した少
なくとも1個のアームが前記導体の挿入方向に沿って延
びる、弾性を有する1組のアームを有し、該アーム間の
間隙は対応する前記導体用開口と位置合せして前記導体
と受容し、前記アームの一方は延長部を有し、該延長部
には前記工具用開口に位置合せし挿入される前記工具と
係合して前記間隙を拡開するカムを設けた電気端子とを
具えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の電気コネクタ(以下、単にコ
ネクタと称する。)の好適実施例について説明する。好
適実施例に於ては、コネクタの絶縁ハウジング(以下、
単にハウジングという)は導体の各々を装架し或いは抜
去することを可能にし、又、1回の操作により全ての導
体の装架或いは抜去を可能とするよう構成されている。
【0010】図1は、本発明のコネクタの好適実施例の
斜視図であり、このコネクタが取付けられるプリント板
の一部と、挿入前の複数の剥離された導体を示す。図2
は図1のコネクタの平面図である。図3は図1のコネク
タの正面図である。図4は図1のコネクタの底面図であ
る。図5は図1の組立体の部分断面図であり取付けられ
た剥離導体の、コネクタのハウジング内での位置を示
す。図6は図5と同様な部分断面図であり導体をコネク
タから取外す方法を示す。
【0011】図1乃至図6は一実施例を示す。本発明に
よるコネクタ10は、プラスチックの如き誘電体材料で成
形され、1対の側壁14、1対の端壁16、導体取付面18、
及び端子取付面20を有するハウジング12を含む。導体取
付面18に沿って2列の整列して対となった導体用開口2
2、工具用開口24(以下、単に開口22、24という)があ
り、これらの開口22、24は図5、図6に最もよく示す如
くその内部は連通している。端子取付面20から下方に突
出しているのは、業界では既知の、プリント板(PC
B)27へ取付ける為の整列或いは取付用のポスト26の対
である。
【0012】ハウジング12の内部には複数の狭幅のキャ
ビティ28を含み、キャビティ28の数は開口22、24の対の
数と同じである。即ち、各開口22、24の対に対し1個の
キャビティ28が整列している。図4の如く、各キャビテ
ィ28は対となった側壁30によって形成されており、この
キャビティ28の各々には凹部32が形成されている。後述
する方法により凹部32は端子本体から突出する錠止用の
ランスを受容するように構成されている。キャビティ28
の上壁34に沿って、凹部36が開口22の近傍に設けられて
いる(図6)。
【0013】図5の装架位置に於て示した如く、電気端
子(以下単に端子という)40は、金属の如き電気的に導
電性の弾性材料のブランクから打抜かれた実質的に平坦
な部材を有する。端子40は基部46から実質的に平行に突
出する1組の主アーム42、44(アーム)を有する。第1
の主アーム42は側壁14の内側に近接して凹部36内に位置
し、開口22の方へ突出している。主アーム42の端縁47は
開口22と連通するスロット48の壁と略面一になる。
【0014】第2の主アーム44は復帰した位置では第1
の主アーム42の方へ僅かに角度をなしてもよく、内側端
縁50は1対の導体と係合する係合突起52を含む。反対側
の端縁54からはL形アーム56(延長部)が延出してお
り、上に立上がる脚58には傾斜端縁(カム)60が形成さ
れている。後者の脚58は開口24と連通するスロット62内
に整列している。最後に、端子40の基部46から下方に突
出しているのは、業界ではよく知られている如く、はん
だ付けによってプリント板27に相互接続する為のプリン
ト板27と係合する脚64である。端子40をキャビティ28内
に固定する為には、端子40がハウジング12のキャビティ
28に挿入されたときに凹部32に着座する為の錠止用のラ
ンス66を、基部46から打出してもよい。
【0015】コネクタ10を組立てるには、図1及び図5
に示す如く、導体72を露出する為に剥離された端部を有
する絶縁導体70が開口22の上方に位置する。突起52が下
向きとなっている為、露出された導体は容易に通過して
スロット48の底部に着座し、この時点で突起52は復帰し
て導体と密接する。導体はいくら引張られても突起52が
引抜力に抗して導体内に食い込み抜けない。本発明に従
って導体を抜去するには工具74を使用する。工具74は、
図6に典型的な工具74を示すが開口24及びスロット(工
具用開口)62に挿入される寸法のシャンクを有し、開口
24に挿入されて傾斜端縁60を押圧し、その結果、L形ア
ーム56を第1の主アーム42から離れるように回転させ
る。この作用により、図6に示す如く、突起52は開口22
からの線より実質的に後退し、導体72を自由にして抜取
り可能となる。しかし、絶縁導体70の挿入に際し、必要
な場合は、工具74を使用して挿入時の手助けとしてもよ
い。
【0016】図5は、コネクタ10に絶縁導体70を取付け
た後の位置を示し、図6は導体が抜去されたコネクタ10
を工具74と共に示す。
【0017】図7は別の好適実施例を示す、図1と同様
の斜視図である。図7に於ては、図1の複数の開口24に
代って開口即ち細長いスロット(工具用開口)24'が形成
されている。この形状により、単一の刃状の幅広部材
(工具)80をスロット24' に挿入して絶縁導体70の挿入
の手助けとしてもよいが、引抜きの際は1階の操作で全
ての絶縁導体70を一括して抜去することができる。即
ち、幅広部材80の刃82はスロット24' 内に受容されると
各端子40の傾斜端縁60に同時に使用してL形アーム56を
移動させ、各々の開口22及びスロット48から全ての導体
72を抜去可能とする。後者の好適実施例の別の構成とし
て、単一の抜去部材はカバーの如きハウジングと一体の
部品であってもよく、カバーをハウジングに摺動可能に
移動するようにしてもよい。即ち、例えば、カバーが第
1位置から第2位置へ移動してスロット24' 内に受容さ
れると、端子40のL形アーム56に作用してこれらを撓
め、絶縁導体70をコネクタ10から引抜く為の自由通路が
形成される。
【0018】本発明の更に別の好適実施例を図8乃至図
15に示す。図8は本発明によるコネクタ10の更に別の好
適実施例の斜視図であり、コネクタ10が取付けられるプ
リント板27' の一部と、挿入前の剥離された複数の絶縁
導体70' と、剥離された絶縁導体70' を抜去する典型的
な工具74' を示す。図9は図8のコネクタの平面図であ
る。図10は、端子を取付けた、図8のコネクタの正面図
である。図11は本発明に従うコネクタ10' の底面図であ
る。図12は図8の組立体の部分断面図であり、コネクタ
10' のハウジング内の剥離された絶縁導体70' を抜去し
た位置を示す。図13は図12と同様の部分断面図であり絶
縁導体70' を取付けたコネクタ10' を示す。図14は本発
明のコネクタに使用される好適な端子40' の斜視図であ
る。図15は、本発明のコネクタに使用される端子の他の
好適実施例の斜視図である。
【0019】本発明によるコネクタ10' の、プラスチッ
クの如き誘電体材料で成形されたハウジング12' は1対
の側壁14' 、1対の端壁16' 、導体取付面18' 及び端子
取付面20' を有する。スロット24' を有する整列した1
列の開口22' が導体取付面18' に沿って形成されてい
る。スロット24' は図12及び図13に最もよく示す如く内
部で連通している。端子取付面20' から下に延びている
のは、この業界で既知の如く、プリント板27' にコネク
タ10' を取付ける為の1対の整列/取付用のポスト26'
である。
【0020】ハウジング12' の内部には、複数の狭いキ
ャビティ28' を含み、このキャビティ28' の数は開口2
2' の数と同一である。即ち、1個のキャビティ28' は
各開口22' と整列している。各キャビティ28' は図12で
示す如く1対の側壁30、30' によって形成され、凹部3
2' はキャビティ28' の側壁30' の1個に形成される。
後述する方法により、凹部32' は端子40' の本体から打
出された錠止用のランスを受容し、それによりハウジン
グ12' のキャビティ28' 内に端子40' を整列し保持する
ように構成される。図12に示す如く、キャビティ28' の
上壁34' に沿って凹部36' を開口22' 近傍に設けてもよ
く、この凹部36' はキャビティ28' 内に配置される端子
40' を安定化する。
【0021】図12の端子抜去位置及び図14の斜視図で示
した好適な端子40' は、金属の如き電気的導電性の弾性
材料のブランクから打抜かれた実質的に平坦な部材を有
する。端子40' は基部46' から上方に延出する1組の主
アーム(アーム)42' 、44'を含む。第1の主アーム42'
は側壁14' の内側の側壁30' 近傍、且つ凹部36' 内に
配置されるよう設計される。これらは任意でよいが開口
22' の方へ延出し、端縁47' は開口22' と連通するスロ
ット48' の壁と実質的に一致する。
【0022】第2の主アーム44' は、キャビティ28' の
反対側の側壁30' から離隔した第1脚50' 、端部55' か
ら下方に角度のついた第2脚54' 及び第2脚54' から曲
げられた第3脚56' を含む。即ち、第1乃至第3脚50'
、54' 、56' により延長部を形成する。第2脚54' と
第3脚56' の交差部58' により、鋭い交差部58' が形成
され、コネクタ10' 内に剥離された導体が取付けられる
とその導体と交差部58'とが接触する。第2脚54' がス
ロット24' の下に位置して傾斜端縁(カム)60'がこの
スロット24' に配置されることに注意しなければならな
い。端子40' の基部46' から下方に突出しているのは、
当該技術分野で公知の、はんだ付けによってプリント板
27' に相互接続する、プリント板27' と係合する脚64'
である。キャビティ28' 内に端子40' を整列させ固定す
るのに錠止用のランス66' は基部46' から打出して形成
してもよい。端子40' はハウジング12' のキャビティ2
8' に挿入されるとこれにより凹部32' に着座する。
【0023】コネクタ10' を組立てるには、図8及び図
12に示す如く、剥離された導体72'を有する絶縁導体70'
は開口22' の上に位置される。第2脚54' がある為に
スロット48' の全深さまで剥離された導体を押込むのに
限定された抵抗がある。しかし、第2脚54' 、第3脚5
6' が絶縁導体70' の導体72' に食込むように位置決め
されているので、絶縁導体70' を抜去しようとしても端
子40' は導体72' に一層食込んでハウジング12' から絶
縁導体70' が簡単に外れることを避ける好ましい状態と
なる。従って外部から挿入される工具74' の如き部材が
使用されねばならない。例えば、図8に典型的な工具7
4' を示すが、スロット24' に挿入される寸法のシャン
クを有するこの工具74' は、スロット24' 内に挿入され
て図12の矢印の如く傾斜端縁60' を押圧し第2脚54' を
端部55' の周りに僅かに時計方向に回転させ、それによ
り交差部58' をスロット48' からの線の外に移動させ
る。加えて、前述の如く第2の主アーム44' はキャビテ
ィ28' の側壁30' から離隔しているのが好ましくこの位
置は端子40' が復帰した状態で現れる。しかし、工具7
4'又は他の抜去部材を第2脚54' に対し押圧すると第2
の主アーム44' に多少の回転運動が伝達され、前述の作
用に反応して第2の主アーム44' は側壁30' の方へ僅か
に回転する。この作用により、スロット48' から裸の導
体72' を抜去する為の自由通路が形成される。図13に
は、導体72' に第2脚54' が食込んで取付けられた状態
のコネクタ10' を示し、これにより前述の如く抜去され
るまでコネクタ10' 内に導体72' は確実に保持される。
絶縁導体70' を装着及び抜去する際に端子40' に過大な
応力が加わるのを防ぐ為に、第3脚56' の端部90' は平
坦な端縁92' を有し、この端縁92' が第1脚50' の端縁
94' に当接するようになっている。これにより工具74'
がキャビティ28' 内に突き通ることを実質的に規制し、
他方で第2脚54' が確実に且つ十分に作動するようにし
ている。
【0024】図14は本発明のコネクタ10' の好適な端子
40' を示し、図15はその別の実施例を示す。後者の実施
例では、端子100'は別の形状の脚102'を含む。脚102'
の下方へ突出した突出部104'は端部106'が90°捩じれた
形状となっている。この形状により広い端縁108'が剥離
された絶縁導体70' に露出して改善された接触及び保持
が行われる。最後に、端子100'の過応力を防止する為
に、第2の主アーム44から突出している当接部110'が形
成される。この当接部110'により下方への突出部104'の
回転運動が規制される。
【0025】概略的に述べると、図12はコネクタ10' か
ら絶縁導体70' を抜去する位置を示し、図6は端子形状
に係らず取付けられたコネクタ10の位置を示す。
【0026】図16は図8と同様な斜視図であり他の好適
実施例を示す。特に一回の操作により複数の剥離した導
体を抜去するハウジングを示す。図16の好適実施例で
は、スロット24' は縦長のスロット91' と連結している
ので、図示しない単一の幅広の刃状工具がスロット91'
に挿入され一回の操作で全ての導体72' が抜去できるよ
うにしている。即ち、その刃は各端子の傾斜端縁60' に
同時に作用し端子40' の第3脚56' を移動させて対応す
る開口22' 及びスロット48' の全ての導体72' を抜去可
能としている。
【0027】図17乃至図19は1回の操作で導体72' を抜
去する他の実施例を示す。この方法は本発明の譲受人に
譲渡された米国特許第4,981,432 号公報でカバーされる
発明に修正を加えたものである。図17及び図19に示した
如く、ハウジング12' には複数の導体受容孔124'を含む
頂部122'を有するカバー部材(工具)120'を設けてもよ
い。このような導体受容孔124'はハウジング12' の導体
受容面18' の開口22'と整列している。頂部122'から下
方に突出しているのは1対のU形アーム126'である。U
形アーム126'のスロット128'はハウジング12' の側壁1
4' に沿ってタブ130'を受容するように構成される。即
ち、カバー部材120'はタブ130'と係合して垂直リブ132'
の間で側壁14' と摺動可能に係合する。カバー部材120'
がそのように係合すると、カバー部材120'はタブ130'が
横桁134'と接触する第1位置から頂部122'が導体受容面
18' 近傍に位置する導体抜去位置まで移動可能である。
頂部122'の下に突出しているのは、図19に最もよく示す
如く、複数の指部136'即ちアームであり、それらスロッ
ト24' 及び縦長のスロット91' に受容される。カバー部
材120'が導体取付面18' の方へ押圧されて接触すると、
指部136'のテーパー付きの先端138'が端子40' を押圧
し、コネクタ10' から導体を抜去する為に通路を空け
る。これらの端子40' の弾性特性により、カバー部材12
0'の圧力が解除されると端子は元に復帰してカバー部材
120'を最上方位置まで押し上げる。
【0028】以上説明した他にも本願発明のコネクタの
種々の仕様及び効果が考えられる。例えば本願発明のコ
ネクタは工具と接触しない主アームは、側壁に沿って固
定されるので工具の操作時にカム付きの主アームと共に
動くことがない。従って極めて円滑に且つ確実に挿抜す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の電気コネクタは、絶縁ハウジン
グのキャビティに連通する工具用開口を導体取付面に設
け、少なくとも1個のアームが導体の挿入方向に沿って
延びる一組のアームを有する電気端子をキャビティに配
置してアーム間に導体を受容する様構成し、カムを有す
る一方のアームは工具様開口に位して挿入された工具と
このカムとが係合してアームの間隙を拡開するよう構成
したので次の効果を奏する。
【0030】即ち、分離した導体を低挿入力又は零挿入
力により容易且つ確実に電気コネクタの電気端子に接続
できる。更に導体を取外す場合も、導体、電気端子を傷
めることなく容易且つ確実に取外すことができる。分離
した導体を一括して取外すことも可能である。
【0031】更に工具用開口と導体用開口を分けて設け
たので工具の操作時に絶縁導体と工具とが干渉すること
が少なく折曲等による絶縁導体への悪影響を与えない。
導体はアームの一方に沿って接触するので安定的に電気
端子と接触する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの好適実施例の斜視図で
あり、この電気コネクタが取付けられるプリント板の一
部と、挿入前の複数の剥離された導体を示す。
【図2】図1の電気コネクタの平面図である。
【図3】図1の電気コネクタの正面図である。
【図4】図1の電気コネクタの底面図である。
【図5】図1の組立体の部分断面図であり、電気コネク
タの絶縁ハウジング内に取付けられた導体の位置を示
す。
【図6】図5と同様な部分断面図であり導体を電気コネ
クタから取外す方法を示す。
【図7】本発明の電気コネクタの別の好適実施例を示
す、図1と同様の斜視図である。
【図8】本発明の電気コネクタの更に別の好適実施例の
斜視図であり、電気コネクタが取付けられるプリント板
の一部と、挿入前の剥離された複数の絶縁導体と、剥離
された絶縁導体を抜去する典型的な工具を示す。
【図9】図8の電気コネクタの平面図である。
【図10】電気端子を取付けた、図8の電気コネクタの
正面図である。
【図11】図8の電気コネクタの底面図である。
【図12】図8の組立体の部分断面図であり、剥離され
た絶縁導体を電気コネクタの絶縁ハウジングから抜去し
た位置を示す。
【図13】図12と同様の部分断面図であり絶縁導体を取
付けた電気コネクタを示す。
【図14】本発明の電気コネクタに使用される好適な電
気端子の斜視図である。
【図15】本発明の電気コネクタに使用される電気端子
の他の好適実施例の斜視図である。
【図16】本発明の電気コネクタの更に他の好適実施例
を示す図8と同様な斜視図である。特に一回の操作によ
り複数の剥離した導体を抜去する絶縁ハウジングを示
す。
【図17】図16の、絶縁ハウジング及びその上に取付け
られるカバーの分解斜視図である。
【図18】図16の絶縁ハウジングの断面図である。
【図19】図17の絶縁ハウジング及びカバーの組立体の
断面図である。
【符号の説明】
10、10' 電気コネクタ 12、12' 絶縁ハウジング 18、18' 導体取付面 20、20' 端子取付面 22、22' 導体用開口 24、24' 、62、91' 工具用開口 28、28' キャビティ 40、40' 、100' 電気端子 42、42' 、44、44' アーム 50' 、54' 、56、56' 延長部 60、60' カム 72、72' 導体 74、74' 、80、120' 工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャロリン・ソルブリグ・シニシ アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17109 ハリスバーグ ウェリントン ロ ード 561 (72)発明者 デービッド・ビーティ・シニシ アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17109 ハリスバーグ ウェリントン ロ ード 561

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体取付面に整列した、導体を受容する
    導体用開口から端子取付面まで延びる複数のキャビティ
    を有すると共に、前記導体取付面には前記キャビティの
    うち少なくとも1個と連通し工具を挿入可能な少なくと
    も1個の工具用開口を設けた絶縁ハウジングと、 打抜き形成されて前記キャビティ内に配置され、離隔し
    て上方に延出した少なくとも1個のアームが前記導体の
    挿入方向に沿って延びる、弾性を有する1組のアームを
    有し、該アーム間の間隙は対応する前記導体用開口と位
    置合せして前記導体を受容し、前記アームの一方は延長
    部を有し、該延長部には前記工具用開口に位置合せし挿
    入される前記工具と係合して間隙を拡開するカムを設け
    た電気端子と、を具えることを特徴とする電気コネク
    タ。
JP2210094A 1993-01-21 1994-01-21 電気コネクタ Pending JPH06243909A (ja)

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US08/006888 1993-01-21
US08/007,319 US5324213A (en) 1993-01-21 1993-01-21 Ballast connector
US08/007319 1993-01-21

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