JPH06241673A - 回転式熱交換器 - Google Patents

回転式熱交換器

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JPH06241673A
JPH06241673A JP2288593A JP2288593A JPH06241673A JP H06241673 A JPH06241673 A JP H06241673A JP 2288593 A JP2288593 A JP 2288593A JP 2288593 A JP2288593 A JP 2288593A JP H06241673 A JPH06241673 A JP H06241673A
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heat exchanger
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Sadahiro Noshiro
定弘 野城
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NIIGATA CONVERTER KK
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、小型で高速回転で使用でき、か
つ、冷却性能に優れた回転式熱交換器を提供することを
目的としている。 【構成】 減速機等の回転軸(4)に取り付け、循環す
る潤滑油から放熱させるのに適した回転式熱交換器
(1)を、少なくとも、1個の入口流路(16)と1個
の出口流路(17)とを有する回転軸と、この回転軸に
取り付けられた、入口流路と出口流路とにそれぞれ連絡
し、かつ径方向先端部で連絡する、往路用および復路用
の隔壁で区切られた渦巻状流路(21,22)を有する
円盤状中空体(2)とから構成したものである。なお、
各渦巻状流路は循環流量に応じて増減する複数の溝から
構成することができ、また、熱交換量を増大するため
に、複数の円盤状中空体を直列に取り付け、各円盤状中
空体の渦巻状流路を連絡させることができるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転式熱交換器に関
し、特に、減速機等の回転軸に取付け、循環する潤滑油
から放熱させるのに適した回転式熱交換器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式熱交換器1は、図5に示さ
れるように、冷却用空気Aの導入口8とその排出口9と
を有するフード7の中に、回転可能に配置された、外側
面にフィン3を有する円盤状中空体2と、この円盤状中
空体2の中空軸4内に挿設され、円盤状中空体2内に配
置された環状案内板5を有する高温流体用の案内管6と
からなっている。図示しない駆動機構からベルトを介し
て、プーリ10によって円盤状中空体2を回転させた状
態で、案内管6内に高温流体Fを導くと、この高温流体
Fは、円盤状中空体2の側壁2aと案内板5との間に形
成された流路Pに流れ込み、この流体の熱はフィン3を
有する側壁2aを介して空気A(冷却媒体)との熱交換
を行い、中空軸4と案内管6との間の流路を通って排出
管11から排出され、必要な箇所に循環するものである
(特開昭56ー138684号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転式熱交換装
置にあっては、高温流体と冷却媒体である空気との熱交
換が、高温流体が円盤状中空体の側壁と案内板との間に
形成された流路を通過する間に行われているが、多数の
フィンが突設された側壁外面の伝熱面積に比して、側壁
内面の伝熱面積が小さく、冷却性能が悪いという問題が
あった。
【0004】また、冷却性能を向上させるために、側壁
内面の伝熱面積を大きくしようとすると、円盤状中空体
が大径化し、その流路内の流体による遠心力が増大する
ので、円盤状中空体の剛性を大きくする必要が生じ、熱
交換器の重量が急激に増加し、高速回転で使用するには
適さないという問題もあった。さらに、従来の回転式熱
交換器にあっては、流路が流体の流れを急激に反転する
部分があるようにように構成され、流体の圧力損失が大
きくなり、熱交換効率が低下するという問題を有してい
た。
【0005】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、小型で高速回転で使用でき、か
つ、冷却性能に優れた回転式熱交換器を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、少なくとも、1個の入口流路と1個の
出口流路とを有する回転軸と、この回転軸に取り付けら
れた、前記入口流路と出口流路とにそれぞれ連絡し、か
つその径方向先端部で連絡する、隔壁で区切られた渦巻
状流路を有する円盤状中空体とから構成したものであ
る。また、前記渦巻状流路は隔壁により区切られた複数
の溝から構成することができるものである。さらに、複
数の円盤状中空体が前記回転軸に直列に取り付けられ、
各円盤状中空体の渦巻状流路が連絡している熱交換器と
することにより、数倍の熱交換能力を持たせることもで
きるものである。
【0007】
【作用】熱交換を行う円盤状中空体は、その径方向先端
部で連絡する、往路用および復路用の隔壁で区切られた
渦巻状流路を有しているので、その側壁内面の伝熱面積
が増大し、かつ、流体の急激な反転も少なく、流体の圧
力損失も少ない。したがって、熱交換効率がよく、熱交
換器を小型化し、高速回転の使用にも適する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された、減
速機の潤滑油冷却装置として使用される回転式熱交換器
について説明する。図中、同一符号は、同一または相当
部分を示す。
【0009】図1に示される熱交換器1は、減速機の入
力軸、すなわち回転軸4に固着された固定具12に取付
ボルト13により一体に締着された円筒部材14と、こ
の円筒部材14にボルト15で締着された円盤状中空体
2とからなっている。なお、固定具12は、図示されて
いないが、回転軸4にキー嵌めされ、かつ、径方向から
ねじ止めされて回転軸4に固着されている。また、回転
軸4には、その軸方向に穿設された入口流路16と出口
流路17とが形成されており、入口流路16は、図示し
ない油圧ポンプの吐出側に連通しており、出口流路17
は、図示しない、歯車、軸受等の各潤滑部に連通してい
る。
【0010】円盤状中空体2は、左右に分割されたケー
シング部18,19と、これらのケーシング部18,1
9の間に配置された仕切板20と、回転軸4に嵌合さ
れ、入口および出口流路16,17をケーシング部1
8,19に形成された往路用の渦巻状流路21と復路用
の渦巻状流路22とに連通させるための径方向流路2
3,24と環状溝25,26を有する円筒部材14とか
らなっている。なお、この円筒部材14は、回転軸4と
別体に作られているが、鍛造により軸と一体に形成する
こともできる。
【0011】この円筒部材14には、図2および図3に
示されるように、4個の軸方向貫通孔27が設けられ、
冷却媒体である空気Aの流通が行われるようになってい
る。特に、後述する円盤状中空体2を直列に連設する場
合には、この軸方向貫通孔27の断面積を大きくするの
がよい。
【0012】ケーシング部18,19は、円盤をその円
形面と平行な面で2分割した平らな環状をなし、その外
面には多数のフィン3が放射状に設けられ、一方、その
内面には、往路用の渦巻状流路21および復路用の渦巻
状流路22を構成する渦巻状の溝21a,22aが隔壁
21b,22bに区切られて形成されている。図2に示
されるように、往路用の渦巻状流路21は、環状溝25
と連絡する径方向流路23,23にそれぞれ連絡する2
本の溝21a,21aからなる二重溝に構成されてい
る。また、復路用の渦巻状流路22も、同様に、環状溝
26と連絡する径方向流路24,24と連絡する2本の
溝22a,22aからなっている。
【0013】ケーシング部18と19とは、その外径が
ケーシング部18,19の最外周の溝までの距離よりも
小さい環状の仕切板20をその間に挟んで円盤状中空体
2を構成されている。なお、ケーシング部18と19と
は、前述のように仕切板20を挟み、その外周部の両者
の接する部分にはOーリング28を介し、また、円筒部
材14との間にはOリング29を介して、円筒部材14
にボルト15および30によって固定されている。
【0014】したがって、高温流体は、回転軸4の入口
流路16から、それに連通する円筒部材14の環状溝2
5に入り、その径方向流路23,23から各渦巻状溝2
1a、21aに入り、フィン3を有するケーシング部1
8の側壁18aを介して放熱し、さらに、環状の仕切板
20の周囲からケーシング部19の渦巻状溝22a,2
2aに流入してフィン3を有するケーシング部19の側
壁19aを介して放熱し、円筒部材14の径方向流路2
4および環状溝26を経て、出口流路17から再循環さ
れるものである。
【0015】なお、この例では、各ケーシング部18,
19の内面に、隔壁21b,22bのあることにより、
その伝熱面積が拡大されたが、仕切板20に隔壁を設け
て渦巻状流路を形成し、隔壁とケーシング部とを接触さ
せることによりケーシング部の伝熱面積を拡大しても、
同様の作用、効果を得ることができる。
【0016】図4に示される熱交換器1の例は、円盤状
中空体2,2を2個直列に連設したものであって、前位
の円盤状中空体2と後位の円盤状中空体2’とが、回転
軸1の軸方向に連なって取付けられている。円盤状中空
体2と2’との間には、円筒部材14の軸方向通路32
と円筒部材14’の軸方向通路32’と連通する軸方向
の連絡流路33を有する中間部材31が回転軸4に嵌合
固着されている。図4に矢印で示されているように、前
位の円盤状中空体2で冷却された高温流体Fは、円筒部
材14の径方向流路24から軸方向通路32、と中間部
材31の連絡通路33を通って後位の円盤状中空体2’
に入り、さらに冷却されて、その径方向流路24’から
出口流路17に入り、再循環するものである。したがっ
て、回転軸4に設けられた入口流路16や出口流路17
の長さや円筒部材14に軸方向通路が形成される点のよ
うな細部の設計以外は、図1〜3に示される熱交換器1
を直列に連設したものである。しかしながら、このよう
に直列に連設することによって、冷却能力を2倍近くに
増大させ、かつ、外径寸法を大きくすることなく達成で
きるので、遠心力も増加することがなく、高速回転での
使用が可能である。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、回転式熱交換器を往
路用および復路用の隔壁で区切られた渦巻状流路を有す
る円盤状中空体で構成したので、内面の伝熱面積が増大
し、流体の圧力損失も少なく、したがって、熱交換の効
率がよく、熱交換器を小型化し、高速回転の使用にも適
するようにすることができた。また、循環流量の大小に
よっては、渦巻状流路を構成する溝の数を増減して流体
の通過面積を調整し、高温流体の圧力損失および流速を
最適の設計とすることができる。さらに、円盤状中空体
を直列に取り付けることにより、熱交換器を強化して大
径化することなく、熱交換器の交換熱量を増大すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施例を示す回転式熱交換器
の図2の線IーIに沿う断面図である。
【図2】図2は図1の線IIーIIに沿う断面図である。
【図3】図1の矢印IIIーIIIの方向から見た側面図であ
る。
【図4】図4はこの発明の他の実施例を示す回転式熱交
換器の図1と同様な断面図である。
【図5】図5は従来の回転式熱交換器の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 円盤状中空体 3 フィン 4 回転軸 12 固定具 13,15 ボルト 14 円筒部材 16 入口流路 17 出口流路 18,19 ケーシング部 18a,19a 側壁 20 仕切板 21 往路用の渦巻状流路 21a 渦巻状溝 21b 隔壁 22 復路用の渦巻状流路 22a 渦巻状溝 22b 隔壁 23,24 径方向流路 25,26 環状溝 27 軸方向貫通孔 28,29 Oーリング 31 中間部材 32,32’ 軸方向通路 33 連通通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、1個の入口流路と1個の出
    口流路とを有する回転軸と、この回転軸に取り付けられ
    た、前記入口流路と出口流路とにそれぞれ連絡し、か
    つ、その径方向先端部で連絡する、往路用および復路用
    の隔壁で区切られた渦巻状流路を有する円盤状中空体と
    からなることを特徴とする回転式熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記各渦巻状流路が、隔壁により区切ら
    れた複数の溝からなることを特徴とする請求項1記載の
    回転式熱交換器。
  3. 【請求項3】 複数の円盤状中空体が前記回転軸に直列
    に取り付けられ、前位の円盤状中空体の復路用の渦巻状
    流路と後位の円盤状中空体の往路用の渦巻状流路とがそ
    れぞれ連絡していることを特徴とする請求項1記載の回
    転式熱交換器。
JP5022885A 1993-02-10 1993-02-10 回転式熱交換器 Expired - Lifetime JP2617076B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5397658A (en) * 1977-02-04 1978-08-26 Urajimirouitsuchi Arekusandoru Rotorrtype thin membrane mass and heat exchanger
JPS56138684A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Toshiba Corp Heat exchanging device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5397658A (en) * 1977-02-04 1978-08-26 Urajimirouitsuchi Arekusandoru Rotorrtype thin membrane mass and heat exchanger
JPS56138684A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Toshiba Corp Heat exchanging device

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