JPH0623284Y2 - チンリトラクター用チンキャップ - Google Patents

チンリトラクター用チンキャップ

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JPH0623284Y2
JPH0623284Y2 JP1989144988U JP14498889U JPH0623284Y2 JP H0623284 Y2 JPH0623284 Y2 JP H0623284Y2 JP 1989144988 U JP1989144988 U JP 1989144988U JP 14498889 U JP14498889 U JP 14498889U JP H0623284 Y2 JPH0623284 Y2 JP H0623284Y2
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JP
Japan
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chin
cap
retractor
lower jaw
head
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JP1989144988U
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JPH0383513U (ja
Inventor
功幸 中川
昭美 細井
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三金工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は反対咬合等の治療用具として矯正歯科分野で使
用するチンリトラクター用のチンキャップに関するもの
である。
従来の技術 第6図に示すように、従来のチンリトラクターでは、伸
縮性のキャップ1を患者の頭部にかぶせて、下顎に装着
したチンキャップ2を牽引部材3でキャップ1につなぐ
ことにより下顎26を頭部側に長期間牽引するようにな
っている。これにより上下歯の反対咬合等の矯正歯科治
療を行う。
考案が解決しようとする課題 ところがこのようなチンキャップ2を使用すると、チン
キャップ2のわん曲部の上下長が長いため、矢印Aで示
すように下歯4の歯槽部5に偏圧力がかかってしまう。
チンキャップ2により下顎26を頭部側に牽引すると、
下唇縁下あたりでの苦痛が大きく下歯4や歯槽骨、歯槽
基底への悪影響も心配された。またわん曲部が長いため
にオトガイ部26aにフィットしにくい。フィットさせ
るためには各患者のオトガイ部に合せて精密に作る必要
がある。このため矯正歯科治療が十分にできなかった。
考案の目的 本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、患者に苦
痛を与えることなくしかも容易にオトガイ部にフィット
して長期間安全に使用できるチンリトラクター用チンキ
ャップを提供することを目的とするものである。
考案の要旨 本考案は実用新案登録請求の範囲に記載のチンリトラク
ター用チンキャップを要旨としている。
課題を解決するための手段 第1図と第2図を参照する。
チンキャップ14はオトガイ26aあるいは下顎26に
装着するものである。下唇22側に対応する縁部である
上縁21はほぼ凹形となっており、下顎26の歯24と
その歯槽部5の歯槽骨5aや歯槽基底5bに圧力がかか
らないようになっている。
作用 チンキャップ14を下顎26の歯24や歯槽部5に圧力
がかからないようにして装着して、長期間上下歯の咬合
矯正をする。しかもオトガイ部26aにチンキャップ1
4がフィットする。
実施例 以下、第1図〜第4図を参照して本考案の好適な実施例
について説明する。
まず第1図を参照する。チンリトラクターはヘッドキャ
ップ部6とこの考案のチンキャップ13とで構成されて
いる。
チンキャップ部6 ヘッドキャップ部6は、左右対称形であり網状のキャッ
プ11と、左右一対の前方支持部7と、左右一対の後方
支持部9と、縁取部20,30,40で構成されてい
る。
前方支持部7は網状キャップ11の前方に設けられてい
る。後方支持部9は網状キャップ11の後方に設けられ
ている。
縁取部20,30,40は伸縮性のあるたとえば合成ゴ
ムで作られている。この縁部20,30,40は網状キ
ャップ11の縁取りであり、補強している。
前方支持部7にはフック12が複数設けられている。フ
ック12にはチンキャップ部13の牽引部材15を掛け
る。チンキャップ部13はチンキャップ14と牽引部材
15によって構成されている。
網状キャップ11は柔軟な材質でできていて、頭部全体
で応力を受け一部分に圧迫を与えないようになってい
る。縁取部20,30、40は伸縮性があり、頭部にヘ
ッドキャップ部6をかぶせたときに縁取部20,30,
40はキャップ11とともに頭部形態に沿って伸びる。
柔軟な材質が用いられているので、苦痛を伴わず使用す
ることができる。
チンキャップ14 一方、チンキャップ部13の金属性のチンキャップ14
は、第1図と第2図に示すように、装着状態では上縁2
1が下唇22のラインよりかなり下側に位置するような
凹形になっている。しかも上縁21は前方に折曲げてあ
る。これにより第2図の下顎26の歯24とその歯槽部
5にチンキャップ14が対応して配置されないようにな
っている。すなわち、下唇22はもちろんのこと歯24
とその歯槽部5に圧迫感を与えることがなくなり、安全
でかつ使用の苦痛も軽減できる。
なお、第2図のようにチンキャップ14は、必要に応じ
てガーゼなどの軟かい当て材を介してオトガイ26aあ
るいは下顎26に当てる。なお、第2図a符号40は上
顎前歯、50は上顎骨、60は下顎骨である。
チンキャップ14の両端には第3図と第4図のように上
述の牽引部材15を掛ける小型の2連形の部分27が設
けられている。また空気穴33も設けられている。チン
キャップ14のわん曲部は第2図に特に示すようにオト
ガイ部26aにフィットする形状である。
使用に際しては、第1図のようにチンキャップ14をオ
トガイ部26aあるいは下顎26に当て、かつヘッドキ
ャップ部6を頭部に装着する。これにより第2図のよう
にチンキャップ14を牽引部材15で頭部側に牽引す
る。この際チンキャップ14は歯24、歯槽骨5a、歯
槽基底5bに圧迫を加えない。下唇22、下顎26の歯
24とその歯槽部5及び歯槽骨5aに圧迫感を与えない
チンキャップ14と、伸縮性のよい縁取部とキャップか
ら成るヘッドキャップ部を同時に使用することにより一
層装着感が改善される。矯正歯科用治療は長時間行うの
で、このことは重要である。
ところで本考案は上述の実施例に限定されない。たとえ
ば第5図に示すように、チンキャップ114の部分12
7のような形状にしてもよい。チンキャップは金属の他
にプラスチックやセラミックなどで作ることもできる。
考案の効果 以上説明したことから、本考案によれば、長期の装着で
も下顎の歯と歯槽部のあたりでの負担がなくなり、長期
間安全に治療を行うことができる。もし歯槽部に圧力が
かかると、歯槽骨が退縮するおそれがあり、健全な治療
を妨げることになる。
また、わん曲部を小さくすることができるのでオトガイ
部に確実にフィットできる。
また、下顎唇下の短い、すなわちオトガイ部の小さい患
者に特に有効である。さらに下唇の動きのじゃまになら
ないので、言葉をしゃべる障害とならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は患者の下顎に装着した状態の本考案のチンリト
ラクター用のチンキャップの一例を示す側面図、第2図
はチンキャップの装着状態を示す正面図、第3図はチン
キャップの装着状態を示す斜視図、第4図はチンキャッ
プの正面図、第5図はチンキャップの他の側を示す図、
第6図は従来のチンキャップの装着した状態を示す側面
図である。 6……ヘッドキャップ部 11……網状キャップ 12……フック 13……チンキャップ部 14……チンキャップ 15……牽引部材 21……上縁 26……下顎 26a……オトガイ部 27……部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下顎に装着するチンキャップであり、頭部
    に装着するキャップとの組合せにより、下顎を牽引する
    のに用いるチンリトラクター用チンキャップにおいて、
    チンキャップの下唇側の縁部が、牽引の際に下唇、歯及
    び歯槽部を圧迫することのない凹形になっていることを
    特徴とするチンリトラクター用チンキャップ。
JP1989144988U 1989-12-18 1989-12-18 チンリトラクター用チンキャップ Expired - Fee Related JPH0623284Y2 (ja)

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JPH0383513U JPH0383513U (ja) 1991-08-26
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