JPH06230902A - サーバシステム - Google Patents

サーバシステム

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Publication number
JPH06230902A
JPH06230902A JP5018415A JP1841593A JPH06230902A JP H06230902 A JPH06230902 A JP H06230902A JP 5018415 A JP5018415 A JP 5018415A JP 1841593 A JP1841593 A JP 1841593A JP H06230902 A JPH06230902 A JP H06230902A
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JP
Japan
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wbd
data
disk
logical
raid
Prior art date
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Application number
JP5018415A
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English (en)
Inventor
Shuji Ono
修司 大野
Takashi Oeda
高 大枝
Kiyoshi Honda
聖志 本田
Hitoshi Akiyama
仁 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP5018415A priority Critical patent/JPH06230902A/ja
Publication of JPH06230902A publication Critical patent/JPH06230902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】RAID(Redundant Array
of InexpensiveDisks)のライトペ
ナルティを解消する。 【構成】RAID4,5が接続された同一SCSIバス
14上に複数台の書込み専用ディスク12を設け、ライ
トデータを該書込み専用ディスク(WBD)12へ一時
書出す。 【効果】誤操作によるファイルの書込み/削除に対し、
RAID上のデータを用いて復旧することができる。が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRAID(Redundant Arr
ay of Inexpensive Disks)を利用したコンピュータによ
るサーバシステムに係り、ディスクアクセス処理、特
に、データ書込み処理の高速化、及びバックアップ処理
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを構成する要素の内、駆動
機構を有するハードディスクは他の電子部品に比べ故障
率が高く、また、データを格納する手段として用いられ
るため、その故障が与える影響は大きいものであり、そ
の信頼性の向上が要望されていた。
【0003】そのような要求に応えるものとして、従
来、特開平2−236714号公報に記載されているよ
うに、複数台のディスクをアレイ状に構成し、データ書
込み時には、書込みデータに加えて冗長なデータを書込
みデータを格納したディスクとは異なるディスクへ書込
むことを行うRAIDを用い、アレイ構成内の任意のデ
ィスク故障に対しても他のディスクのデータと前記冗長
データから該障害ディスク上のデータを修復可能とする
ことによって、ハードディスクのデータ保全性の向上を
図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RAIDは、
データ保全性が向上する半面、上記冗長データ書込みの
ため書込み処理時の負荷が増大し、その性能が低下して
しまうという問題点があることが指摘されていた。その
ため、システムのI/O特性としてディスクへの書込み
が少ない(読込み処理が多くの割合を占める)システム
においてしか、実用上、向かないものあった。
【0005】本発明の目的は、上記書込み処理時の性能
低下(ライトペナルティ)を防ぐことにより高速アクセ
ス可能とすることにある。
【0006】本発明の他の目的は、前記目的を達成する
上で、RAIDの特性であるデータ保全性と保守操作で
あるバックアップ処理に対して配慮することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、RAIDと複数台のディスク装置(物理ディスク)
からなるデータ書込み専用ディスク(以下、WBD:Write B
uffer Diskという)を同一SCSIバスを介してコンピ
ュータに接続を行い、前記RAIDとWBDが接続する
コンピュータ上に、複数台の物理ディスクを1台の論理
ディスクとして管理する手段と、WBD論理ディスク上
の空き領域の獲得/解放を管理する手段と、書込み処理
時にWBDへのデータ書込み、及びWBD上へ書込んだ
データの登録/管理を行う手段と、WBD上の書込みデ
ータをRAIDへ追出す手段とを設ける。
【0008】また、上記他の目的を達成するため、RA
ID上のデータをバックアップした後、続いてWBD上
のデータのバックアップを行い、前記2種類のバックア
ップデータを1角バックアップデータとしてバックアッ
プ装置に記録するバックアップ手段と、前記2種類のバ
ックアップデータをRAID上に復旧するリストア手段
とを設ける。
【0009】
【作用】アプリケーション等からの書込み要求を受ける
と、データ書込み登録/管理手段は、WBD空き領域獲
得手段によってWBD上の空き領域を獲得して、獲得空
き領域へ該書込み要求データを格納し、その旨を管理デ
ータに登録する。その後、同一データへの読込み要求を
受けた場合、該管理データの登録内容に従って、WBD
から該当データを読み込む。このように、書込み要求
は、アプリケーション等が意識することなくWBDに対
して高速に書込まれる。また、WBDデータ追出し手段
は、コンピュータの停止時のシャットダウン処理中など
に、前記データ書込み登録/管理手段にて登録された管
理データを元にWBD上の書込みデータをRAIDへと
書出す。
【0010】また、バックアップ手段は、1つのバック
アップデータにRAID用領域とWBD用領域とを設け
て記録を行う。そして、リストア手段は、まず、バック
アップデータのRAID用領域のデータをRAID上に
復旧を行った後、WBD用領域のデータを復旧する。そ
して、このリストアによってWBD上に格納されていた
最新の書込みデータがRAID上に書込まれるので、上
記データ書込み登録/管理手段にて登録された管理デー
タを初期化する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る高性能サーバシステムの
一実施例について説明する。
【0012】図1に、本実施例に係るクライアント−サ
ーバシステムの全体構成を示す。
【0013】図中、10はネットワーク(LAN)16
に接続している複数のクライアント用ワークステーショ
ン(WS)15に対してサービスを提供するサーバ用W
S、11はディスク故障時のデータ復旧用冗長データを
持ったディスクアレイ(RAID)、12はRAIDへ
の書込みデータを一時格納しておくデータ書込みよ専用
ディスク(WBD)、13はディスク上のデータをバッ
クアップするバックアップ装置である。ここで、RAI
D11、WBD12、及びバックアップ装置13は汎用
外部装置接続インタフェースであるSCSI14によっ
てサーバ用WS10に接続されている。
【0014】また、図2に、UnixをOSとする上記
サーバ用WS上のソフトウエア構成を示す。図中、20
は該OS上で動作するアプリケーション(AP)、21
は後で述べる各種管理データを記録しておく管理テーブ
ル群22を有しアプリケーションからの書込み要求時に
WBDへのデータ書込みを管理するWBDアクセス管理
部、23はUnixファイルシステム、24は該ファイ
ルシステム23にマウントされたRAID用に組込まれ
たRAID用デバイスドライバ、25はWBDアクセス
管理部21がWBD12の各ディスクへアクセスするた
めにWBD12の各ディスク毎に組込まれたWBD用デ
バイスドライバである。ここで、RAID上のファイル
はファイルシステムによって管理し、WBD上のファイ
ルはWBD用デバイスドライバ25をローデバイスとし
てアクセスしてWBD12の各ディスクへのデータ書込
みを直接制御することによって、WBDアクセス管理部
21が直接管理している。また、WBDアクセス管理部
21は、AP20に対してUinxファイルシステム2
3と同じインタフェースを提供するようにする。
【0015】次に、上記WBDアクセス管理部にて用い
られる各管理テーブル、及びWBDの論理構成を図3、
図4、及び図5に示す。
【0016】図3は、WBDファイル管理テーブルの構
成を示した図である。図中、30はWBD内に格納され
ている全てのファイルを管理するための情報を記録して
おくWBDファイル管理テーブル、31は該WBDファ
イル管理テーブル30内のWBD上任意ファイルに関す
る記録情報であるWBDファイル管理情報、32は該任
意ファイルのファイル名とファイル長を記録しておくフ
ァイル情報エリア、33はWBD論理ディスク上の論理
シリンダ/ブロック番号を記録しておくWBDロケーシ
ョン情報エリア、34はWBD上への書込み日時を示す
WBD更新情報である。このように、該管理テーブルに
よって、WBD上に書込まれた全てのファイルは管理さ
れる。
【0017】図4は、WBD空きブロック管理テーブル
の構成を示した図である。図中、40は各論理シリンダ
毎にWBD論理ディスクの空きブロックを管理するWB
D空きブロック管理テーブル、41は該論理シリンダの
空きブロックリスト47の先頭を示す先頭ポインタ42
と最後尾を示す最後尾ポインタ43を記録しておく論理
シリンダ空きブロックリスト管理情報、44は該空きブ
ロックリスト47にチェーンされ現在の空きブロックを
示す論理ブロック番号45と次にチェーンされている同
情報を示すネクストポインタ46からなる空きブロック
情報である。ここで、空きブロックリスト47は空きブ
ロック情報44の論理ブロック番号が連続するならば、
昇順にチェーンされるよう管理して、空きブロック獲得
時の検索負荷を軽減するようにしている。また、同リス
トの最後尾にチェーンされる空きブロック情報44のネ
クストポインタ46はNULLとする。
【0018】図5は、複数台の物理ディスクを1台のW
BD論理ディスクとして扱うための論理シリンダ/ブロ
ックの構成を示した図である。図中、50はWBDの各
物理ディスクに対する論理ディスクの論理シリンダマッ
ピングを示した論理シリンダマッピング構成、51は各
物理ディスク内での論理ブロックマッピングを示した論
理ブロックマッピング構成である。ここで、本構成では
物理ディスクの各シリンダと論理ディスクの論理シリン
ダとは一対一に対応し、論理シリンダ数はWBDの各物
理ディスクのシリンダ数の和になる。また、本図の論理
ブロックマッピング構成51にハッチングで示している
ように、各シリンダにて余った論理ブロックサイズ以下
の領域は未使用領域として論理ディスクでは使用しな
い。
【0019】次に、上記各管理テーブルを用いてWBD
論理ディスクに対し上記WBDアクセス管理部が行う各
処理について図6、図7、図8、図9、及び図10を用
いて説明する。
【0020】図6は、WBD上の空き論理ブロックの獲
得処理を示したフローチャート、図7は、WBD上の現
在使用中である論理ブロック解放処理を示したフローチ
ャートである。WBDアクセス管理部21内では、WB
Dへのファイルの格納に伴いWBD論理ディスク上の空
き論理ブロックが要求された場合、論理ブロック獲得処
理600が実行される。本処理では、まず、論理シリン
ダ番号検索タグを検索開始論理シリンダ番号に初期化し
(ステップ601)、WBD空きブロック管理テーブル
40の該タグで示される論理シリンダ空きブロックリス
ト管理情報41の先頭ポインタ42の示す空きブロック
情報44から順に、該空きブロック情報44のネクスト
ポインタ46に従って空きブロックリスト47を検索す
る(602)。そして、その検索結果から該リスト内に
要求ファイル長分の連続した論理ブロック番号45の空
きブロック情報44がチェーンされている、すなわち、
連続空きブロック獲得可能か調べ(603)、獲得不可
能であれば、隣り合う次の論理シリンダの空きブロック
リストも含めて連続空きブロックが獲得可能かどうか調
べる(604)。そして、それでも獲得不可能であれ
ば、論理シリンダ番号検索タグを次の論理シリンダ番号
へと更新し(605)、ステップ602以下の処理を繰
り返す。一方、ステップ603または604の処理にお
いて要求サイズ分の連続空きブロックを獲得可能であっ
たならば、該当空きブロック情報44を該論理シリンダ
の空きブロックリスト47からはずし(606)、該獲
得空き論理ブロックの先頭論理シリンダ/ブロック番号
を空き論理ブロック要求元に通知して(607)、本処
理を終了する。ここで、隣接論理シリンダ間での連続論
理ブロックとは、先の論理シリンダの連続空きブロック
最後の論理ブロック番号が論理ブロックの最終番号で、
後の論理シリンダの連続空きブロック先頭の論理ブロッ
ク番号が論理ブロックの開始番号である場合の組合せを
いう。
【0021】また、WBDアクセス管理部21内では、
WBDへ格納されたファイルのRAIDへの追出しに伴
いWBD論理ディスク上の使用中論理ブロックを解放す
る場合、論理ブロック解放処理700が実行される。本
処理では、まず、WBD空きブロック管理テーブル40
の該当論理シリンダ空きブロックリスト管理情報41の
先頭ポインタ42の示す空きブロック情報44から順
に、該空きブロック情報44のネクストポインタ46に
従って空きブロックリスト47を検索する(701)。
そして、その検索結果から該リスト内に論理ブロック番
号が解放論理ブロック番号の先頭と連続する論理ブロッ
ク番号45の空きブロック情報44がチェーンされてい
る、すなわち、連続空きブロックとしてリストにチェー
ンできるか調べ(702)、可能であれば、解放論理ブ
ロックの空きブロック情報44を該連続空き論理ブロッ
ク情報に隣接して該リストに追加し(703)、不可能
であれば、該当論理シリンダ空きブロックリスト管理情
報41の最後尾ポインタ43の示す空きブロック情報4
4の後ろに追加して(704)、本処理を終了する。
【0022】図8は、上記論理ブロック獲得処理にて獲
得された論理ブロックからWBDの複数台の物理ディス
クへ行われるアクセス処理を示したフローチャートであ
る。WBDアクセス管理部21内では、WBD論理ディ
スク上の空き論理ブロック獲得後のWBDへのファイル
の格納、または以前格納したファイルの読込みを行う場
合、WBDアクセス処理800が実行される。本処理で
は、まず、要求ファイルが格納される(または、されて
いる)論理ブロックのチェックを行う(801)。そし
て、該論理ブロックの全てが1つの論理シリンダ内にあ
るかどうか調べ(802)、該論理ブロックが複数の論
理シリンダにまたがる場合のみ、各論理シリンダ毎にア
クセス要求を分割する(803)。そして、該論理ブロ
ックの論理シリンダ/ブロック番号からアクセスデバイ
スドライバ(物理ディスク)を決定し(804)、該当
デバイスドライバを介してWBDの物理ディスクへのア
クセスを行う(805)。そして、要求ファイルに対す
るアクセスが全て終了したかどうかを調べ(806)、
未終了なら、次のアクセス要求が同一の物理ディスクへ
のものかを調べ(807)、異なれば、デバイスドライ
バを該当する物理ディスクのものに変更し(808)、
同じであればそのままの状態でステップ805からの処
理を繰返す。また、全てのアクセス要求が終了していれ
ば、本処理を終了する。
【0023】図9は、上記アクセス管理部がAPからフ
ァイルの書込み要求を受けた場合のファイルデータ書込
み処理を示したフローチャート、図10は、ファイルの
読み込み要求を受けた場合のファイルデータ読込み処理
を示したフローチャートである。WBDアクセス管理部
21では、APからファイルの書込み要求を受けた場
合、データ書込み処理900を実行する。本処理では、
まず、WBDファイル管理テーブル30内の書込み要求
ファイルに該当するWBDファイル管理情報31を検索
し(901)、該当WBDファイル管理情報31が登録
されているかどうかを調べる(902)。その結果、該
当する管理情報がなければ、上記論理ブロック獲得処理
600にてWBD上の空きブロックを獲得し(90
3)、上記WBDアクセス処理800にて該獲得空きブ
ロックに該当する物理ディスクに対しての書込みを行い
(904)、WBDファイル管理テーブル30に該書込
みファイルのWBDファイル管理情報31を追加する
(905)。一方、該当管理情報があれば、以前とファ
イル長が異なっているかどうかを調べ(906)、変更
がなければ、該管理情報のWBDロケーション情報エリ
ア33に記録されている既獲得ブロックに対してステッ
プ904以下の処理を実行する。また、ファイル長に変
更があれば、上記論理ブロック解放処理700にて既獲
得ブロックの解放を行った後(907)、ステップ90
3以下の処理を実行する。このようにして、書込みファ
イルの更新データはWBD上に格納されるようになる。
また、WBD上に書込まれるファイルは、必ず連続した
論理ブロック内に格納可能となる。
【0024】また、APからファイルの読込み要求を受
けた場合、データ読込み処理1000を実行する。本処
理では、まず、WBDファイル管理テーブル30内の読
込み要求ファイルに該当するWBDファイル管理情報3
1を検索し(1001)、該当WBDファイル管理情報
31が格納されているかどうかを調べる(1002)。
その結果、該当する管理情報がなければ、ファイルシス
テムを介してRAIDから該ファイルデータを読込む
(1003)。また、該当管理情報があれば、上記WB
Dアクセス処理800にて該管理情報のWBDロケーシ
ョン情報エリア33に記録されている既獲得ブロックか
ら該ファイルデータの読込みを行う(1004)。この
ようにして、以前更新されたファイルのデータがRAI
D又はWBDのどちらにあろうとも、APからの読込み
要求に対して、該当ファイルの更新データを読込むこと
ができる。
【0025】次に、上記実施例に係るサーバシステムに
おけるバックアップ/リストア処理について、図11、
図12、及び図13を用いて説明する。
【0026】図11は、バックアップ装置に格納される
バックアップデータのフォーマットである。図中、10
00は一回のバックアップ処理にてバックアップ装置に
格納されるバックアップデータ、1110は該バックア
ップデータ1000のバックアップされた日付を示すバ
ックアップ日時1111やバックアップ範囲1112、
及びサーバマシンを一意に決定するサーバ識別子111
3等のバックアップデータ1000管理に用いる情報が
格納されているバックアップヘッダデータ、1120は
RAID内のファイルをtarコマンド形式等によって
格納しておくRAID内ファイルデータ領域、1130
は前記RAID内ファイルデータ領域1120の終了を
示すRAIDデータエンドマーク、1140はWBD内
の各ファイルを示すWBD内ファイルバックアップデー
タ1160を格納しておくWBD内ファイルデータ領
域、1150は該バックアップデータの終了を示すバッ
クアップデータエンドマークである。ここで、WBD内
ファイルバックアップデータ1160には、該当ファイ
ルのファイルシステム上での名称を示すファイル名11
61、ファイル長1162、WDBへ書込まれた日付を
示す書込み日時1163、及び該当ファイルの内容であ
るファイルデータ1164が格納されている。
【0027】また、図12は、RAIDとWBD上デー
タのバックアップ処理を示したフローチャート、図13
は、前記バックアップ処理にてバックアップ装置に格納
されたバックアップデータをRAID上へ復旧するリス
トア処理を示したフローチャートである。WBDアクセ
ス管理部21は、RAID、WBDのファイルバックア
ップ、及びバックアップデータのリストア機能を有して
おり、APもしくはユーザのコマンド投入等によって該
機能を起動された場合、以下に述べるバックアップ処理
1200、及びリストア処理1300を実行する。
【0028】バックアップ処理1200では、次のよう
な手順でバックアップ装置へバックアップデータ110
0を書込む。まず、バックアップ機能が起動された日時
やその時に指定された範囲などを、バックアップ日時1
111やバックアップ範囲1112として格納したバッ
クアップヘッダデータ1110を書込み(1201)、
続いて、ファイルシステムを介してRAID上のファイ
ルをtarコマンド形式で書込み(1202)、指定範
囲内のファイルのバックアップが終了すると、RAID
データエンドマーク1130を書込む(1203)。そ
の後、WBDファイル管理テーブル30内にWBDファ
イル管理情報31が登録されているファイルのWBD内
ファイルバックアップデータ1160を書込み(120
4)、登録分全てが終了すると、バックアップエンドマ
ーク1150の書込みを行い(1205)、本処理を終
了する。こうして、RAID上の旧データ、及びWBD
上の更新データを1つのバックアップデータとして書込
み/管理する。
【0029】一方、リストア処理1300では、次のよ
うな手順でバックアップ装置からバックアップデータ1
100を読込み、RAID上へファイルデータを復旧す
る。まず、バックアップヘッダデータ1110を読込み
(1301)、読込むバックアップデータ1100がリ
ストア起動時の要求を満足するかどうか(サーバマシン
の識別子、リストアすべき範囲とバックアップデータの
範囲等が同じか)の合理性を確認し(1302)、合わ
なければ、本処理を終了する。また、合理性の確認がO
Kであれば、RAID内ファイルデータ領域1120を
ファイルシステム経由でRAID上へのリストアをRA
IDデータエンドマークを検出するまで行う(130
3、1304)。そして、RAIDデータエンドマーク
を検出すると、WBD内ファイルデータ領域1140の
各WBD内ファイルバックアップデータ毎にファイルシ
ステム経由でRAID上へのデータリストアをバックア
ップエンドマーク1150を検出するまで繰返して行う
(1305、1306)。そして、バックアップエンド
マーク検出後、WBDファイル管理テーブル30に登録
されているWBDファイル管理情報を全て削除して該テ
ーブルの初期化を行い(1307)、本処理を終了す
る。こうして、リストア処理にWBD上の更新データも
一緒にRAID上へ復旧を行う。また、WBD上更新デ
ータのRAID上へ復旧は、サーバマシンの停止時のシ
ャットダウンプロセス内、又は、ユーザがキーボートか
ら投入したコマンド等によっても行われる。
【0030】ところで、上記実施例では、物理ディスク
のシリンダを論理シリンダとした例をWBD論理ディス
ク構成として示したが、以下では、本発明に係る他のW
BD論理シリンダ/ブロックの構成の例について説明す
る。
【0031】図14は、複数台の物理ディスクを1台の
WBD論理ディスクとして扱うための論理シリンダ/ブ
ロックの構成の他の実施例を示した図である。図中、5
0、51は図5と同様、それぞれ論理シリンダマッピン
グ構成、論理ブロックマッピング構成を示す。ここで、
本構成では各物理ディスクの同一シリンダ番号の組合せ
を論理ディスクの論理シリンダとしており、論理シリン
ダ数はWBDの物理ディスクのシリンダ数と等しくな
る。また、本図の論理ブロックマッピング構成51にハ
ッチングで示している部分は、図5同様、論理ディスク
として使用しない未使用領域である。
【0032】図15は、上記論理ディスク構成において
WBDの複数台の物理ディスクへ行われるアクセス処理
を示したフローチャートである。WBDアクセス管理部
21内では、上記WBD論理ディスク上の空き論理ブロ
ック獲得後のWBDへのファイルの格納、または以前格
納したファイルの読込みを行う場合、図8に示したWB
Dアクセス処理800ではなく、本図に示すWBDアク
セス処理1500が実行される。本処理では、まず、要
求ファイルが格納される(または、されている)論理ブ
ロックのチェックを行い(1501)、その先頭論理ブ
ロック番号からアクセスを開始するデバイスドライバ
(物理ディスク)を決定する(1502)。そして、各
論理ブロック単位にアクセス要求を分割して(150
3)、該当デバイスドライバを介してWBDの物理ディ
スクへのアクセスを行う(1504)。そして、要求フ
ァイルに対するアクセスが全て終了したかどうかを調べ
(1505)、未終了なら、デバイスドライバを該当す
る次の物理ディスクに変更し(1506)、ステップ1
504からの処理を繰返す。また、全ブロック分のアク
セス要求が終了していれば、本処理を終了する。こうし
て、1ファイルのアクセス要求が、複数台の物理ディス
クに対して並列的にアクセス処理が行えるようになる。
【0033】なお、本実施例では、RAIDとWBD及
びバックアップ装置を同一のSCSIバス上に接続した
構成を例に説明を行ったが、それぞれが異なるインタフ
ェースによって接続されていてもなんら問題はない。ま
た、WSベースのクライアント−サーバシステムを例に
述べたが、パーソナルコンピュータ(PC)ベースのも
のであっても、OSがUnixからDOSに置き変わる
だけでよく、本発明を実現する上で問題となることはな
いのは言うまでもない。
【0034】さらに、上記実施例では、WBDをRAI
Dとは別に複数の単体ディスクを用いて構成したが、W
BDをRAIDの中に設けた構成、より具体的には、R
AID内のディスクをアレイを構成する行単位にRAI
Dとして使用するディスク(領域)とWBDとして使用
するディスク(領域)とに分けて管理するような構成を
とっても良い。この場合、上記実施例におけるWBDア
クセス管理部では、SCSI上の該RAIDの論理ユニ
ット番号(LUN)にてそれぞれの領域を区別してアク
セス可能であり、上記実施例に述べた通りの各処理はな
んら問題なく実行可能である。なお、複数台の単体ディ
スクから成るWBDを一台の論理ディスクとして管理す
るのは、ディスクアレイのアレイコントローラで行なう
ことになる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、RAIDにおけるライ
トペナルティによる書込み処理性能の低下を無くすこと
ができるようになり、システムのI/Oアクセス特性に
関係なく、RAID利用によるシステムの性能向上を図
ることが可能となる。また、RAID上にファイルデー
タがある場合でもファイルデータの更新はWBD上に行
われるので、誤操作によるファイルの書込み/削除に対
する復旧が可能であるという効果がある。さらに、本発
明は既にRAIDを導入しているシステムに対しても適
用することができ、少ない投資コストにて既存のシステ
ム資産を有効に活用可能となる。また、従来のOS(U
nix等)と同じインタフェースを取ることによって、
アプリケーションに対してはWBDを意識させないの
で、既存のアプリケーションを活用することが可能であ
ると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクライアント−サーバ
システムの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るサーバマシン上のソフ
トウエア構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係るWBD上に書込まれた
全てのファイルを管理するWBDファイル管理テーブル
の構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係るWBD論理ディスク内
の空き論理ブロックを管理する空きブロック管理テーブ
ルの構成図である。
【図5】本発明の一実施例に係るWBD論理ディスクの
論理シリンダ/ブロックマッピング構成を示した図であ
る。
【図6】本発明の一実施例に係るWBD論理ディスク上
の空き論理ブロックの獲得処理を示したフローチャート
である。
【図7】本発明の一実施例に係るWBD論理ディスク上
の現在使用中である論理ブロック解放処理を示したフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の一実施例に係るWBDの複数台の物理
ディスクへ行われるアクセス処理を示したフローチャー
トである。
【図9】本発明の一実施例に係るファイルデータ書込み
処理を示したフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に係るファイルデータ読込
み処理を示したフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例に係るバックアップ装置に
格納されるバックアップデータのフォーマットを示した
図である。
【図12】本発明の一実施例に係るRAIDとWBD上
データのバックアップ処理を示したフローチャートであ
る。
【図13】本発明の一実施例に係るバックアップ装置に
格納されたバックアップデータをRAID上へ復旧する
リストア処理を示したフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施例に係る複数台の物理ディ
スクを1台のWBD論理ディスクとして扱うための論理
シリンダ/ブロックの構成を示した図である。
【図15】本発明の他の実施例に係るWBDの複数台の
物理ディスクへ行われるアクセス処理を示したフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10…ワークステーション(WS):サーバ、11…デ
ィスクアレイ(RAID)、12…データ書込み専用デ
ィスク(WBD)、13…SCSI、14…ワークステ
ーション(WS):クライアント、15…LAN、20
…アプリケーション(AP)、21…WBDアクセス管
理部、22…管理テーブル群、23…Unixファイル
システム、24…RAID用デバイスドライバ、25…
WBD用デバイスドライバ、30…WBDファイル管理
テーブル、40…WBD空きブロック管理テーブル、6
00…論理ブロック獲得処理、700…論理ブロック解
放処理、800/1500…WBDアクセス処理、90
0…データ書込み処理、1000…データ読込み処理、
1100…バックアップデータ、1200…バックアッ
プ処理、1300…リストア処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 聖志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 秋山 仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ機能を果たすコンピュータ、複数台
    の単体ディスクがアレイ上に配置され、損失データ修復
    用冗長データを用いるディスクアレイ装置(以下、RAID:
    Redundant Array of Inexpensive Disksという)、複数
    の単体ディスク装置、及びデータバックアップ用のバッ
    クアップ装置から構成されるサーバシステムであって、 前記RAIDは、ユーザデータを格納するために使用
    し、、前記複数の単体ディスク装置は、前記RAID上
    のユーザデータを一時的に格納するデータ書込み専用デ
    ィスク(以下、WBD:Write Buffer Diskという)として使
    用するとともに、 前記RAIDと前記WBDが接続されている前記コンピ
    ュータ上に、前記複数の単体ディスク装置からなる前記
    WBDを1台の論理ディスクとして管理する手段と、書
    込み処理時に前記WBDへ書込みデータを格納し、前記
    WBD上の該書込みデータと前記RAID上の旧書込み
    データとの対応を管理する書込みデータ管理手段と、前
    記WBD上の前記書込みデータを前記RAIDの前記旧
    書き込みデータへ上書きを行う書込みデータ追出し手段
    とを設けたことを特徴とするサーバシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のサーバシステムにおいて、
    前記コンピュータ上に、前記RAIDと前記WBD上双
    方のデータを一括してバックアップ装置へ書込むバック
    アップ手段と、前記バックアップ手段によるバックアッ
    プデータを前記WBD上にあったデータも含め、前記R
    AID上に復旧するリストア手段とをさらに設けたこと
    を特徴とするサーバシステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のサーバシステムにおいて、
    前記WBDの各ディスク装置(以下、物理ディスクとい
    う)に対し、該物理ディスクの各シリンダと前記論理デ
    ィスクの論理シリンダとを一対一に対応させ、該論理シ
    リンダ内で連続した論理ブロックを割り当てることを特
    徴とするサーバシステム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のサーバシステムにおいて、
    前記論理シリンダ数は、前記WBDの各物理ディスクの
    シリンダ数の和であることを特徴とするサーバシステ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項1記載のサーバシステムにおいて、
    前記WBDの各ディスク装置(以下、物理ディスクとい
    う)に対し、該物理ディスクの同一シリンダ番号の組合
    せを前記論理ディスクの論理シリンダとして管理し、該
    論理シリンダ内で論理ブロックを前記各物理ディスクに
    順番に分散して割り当てることを特徴とするサーバシス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のサーバシステムにおいて、
    前記論理シリンダ数は、前記WBDの各物理ディスクの
    シリンダ数と等しくなることを特徴とするサーバシステ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1記載のサーバシステムにおいて、
    前記コンピュータは、Unixマシンであり、該コンピ
    ュータと前記RAID及び前記WBDとの接続インタフ
    ェースは、SCSI(Small Computer System Interfac
    e)であることを特徴とするサーバシステム。
JP5018415A 1993-02-05 1993-02-05 サーバシステム Pending JPH06230902A (ja)

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