JPH0621890Y2 - 保護キャップつき手圧噴霧容器 - Google Patents

保護キャップつき手圧噴霧容器

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JPH0621890Y2
JPH0621890Y2 JP1986097688U JP9768886U JPH0621890Y2 JP H0621890 Y2 JPH0621890 Y2 JP H0621890Y2 JP 1986097688 U JP1986097688 U JP 1986097688U JP 9768886 U JP9768886 U JP 9768886U JP H0621890 Y2 JPH0621890 Y2 JP H0621890Y2
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JP
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hole
nozzle
valve
window hole
beak tube
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JP1986097688U
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JPS633953U (ja
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誠一 北林
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誠一 北林
株式会社丸一製作所
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【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は手圧による圧力を利用して薬液その他の液を
霧化して噴射させる噴射容器に関するものである。
従来、殺虫剤、消臭剤、防かび剤その他一般薬剤又は化
粧料の噴霧容器としてはエアゾル容器が使用に便利であ
るため、もっとも普及しているが、エアゾル容器は噴射
の圧力源として液化フッ素ガスその他のいわゆる噴射剤
を利用するため、その噴射剤に毒性があったり、噴射液
に急冷性があったりするため、筋肉痛の治療薬や化粧料
以外、特に耳鼻咽喉等人体の粘膜に向けて使用する薬液
の噴霧には適していない。
また、特に喘息発作の鎮静、鎮咳去啖、感冒、鼻炎の予
防ないし治療には、医事の素人が日常繰り返して使用す
る必要がある。そして、そのためにはメンテナンスフリ
ーで、使用都度の消毒が不要で手軽に噴霧塗布できるも
のでなければならないが、前記したエアゾル容器以外の
噴射容器であって、メンテナンスフリーの手軽な器具は
未だ知られていない。
従って、この考案は噴射用の圧力源として手圧を用いる
噴霧容器であって、メンテナンスフリーで手軽に清浄な
状態で使用できるものを提供するのがその目的である。
(考案の構成) 以下、図示の実施例によりこの考案を説明する。すなわ
ち、この考案にかかる噴霧容器は液を収容する弾性容器
1と、弾性容器1の容器口11に密装した口蓋2と、前
記液の噴射用ノズルと、内部保護用の筒状の保護キャッ
プ42と、前記液の放出通路を開閉する放出弁と、弾性
容器1内の減圧補償用の空気補給弁と、液の噴射に際し
て前記ノズルに霧化用の空気を供給する霧化給気弁とを
有している。
前記の口蓋2にはその頂壁21の偏心位置に突柱22が
突設されており、この突柱22には吸液管5に接続する
軸孔23およびその軸孔面を切欠いた側溝24が形成さ
れている。また、この口蓋2には、突柱22の最寄りの
部分を一端として前記ノズルの外嘴管31を受入れる長
窓孔43を穿った筒壁41が頂壁21の上方に形成され
ている。
この考案における前記ノズルは基体32、外嘴管31お
よび内嘴管37からなっており、基体32はその有頂の
軸孔を前記した突柱22に回転自在に密挿したものであ
る。基体32の側面には外嘴管31の基部および内嘴管
37の基部がそれぞれ固定されているが、内嘴管37は
外嘴管31と同心であり、接続孔33を介して軸孔が基
体32の前記軸孔に接続されている。かくして、外嘴管
31と内嘴管37の間には筒状通路35が形成されてい
る一方、内嘴管37の軸孔、接続孔33および前記した
突柱の軸孔23により前記した液の放出通路が形成され
ている。
この考案における前記したキヤップ42は外嘴管31の
挿通が可能な小窓孔44を有しており、前記した口蓋の
筒壁41に回転自在かつ脱け難く冠装されている。ま
た、このキヤップ42は押子45を有しているが、この
押子45は外嘴管31の前進回転が必要なとき、この外
嘴管31に側圧を加えるためのものである。ただし、こ
こで「前進回転」というのは、第4図のように外嘴管3
1が口蓋の筒壁41において突柱22に最寄りの位置に
向かって回転することを言うのである。
つぎに、この考案における前記した放出弁は前記した突
柱の側溝24と前記した接続孔33とによって構成した
回転周面摺動弁からなっている。
この考案における前記した空気補給弁は前記口蓋の頂壁
21に穿った通孔26と、頂壁21に支持させた弾性弁
体7とにより、構成した逆止弁からなっていて、この逆
止弁は容器1内の正圧で閉じ、負圧で閉じるものであ
る。
この考案における霧化給気弁は、前記頂壁21に穿った
通気孔25と、前記したノズルの筒状通路35に接続す
るように基体32に穿った縦孔36とによって構成した
回転平面摺動弁からなっている。
第2図および第4図に中の符号A、B、およびCは、そ
れぞれキヤップ42の筒壁に穿たれている小窓孔44の
第1の回転位置、第2の回転位置および第3の回転位置
をあらわしているが、第1の回転位置Aにおいて小窓孔
44は前記した突柱22の最寄りに位置し、第2の回転
位置Bにおいて小窓孔44は口蓋の筒壁41において突
柱22に最寄りの部分を一端として穿った長窓孔43の
他端の最寄りに位置している。また、第3の回転位置C
において小窓孔44は長窓孔43の前記他端より先方に
位置している。
かくして、この考案によれば、第2図に示すように、第
1の回転位置において、前記ノズルの外嘴管31が長窓
孔43および小窓孔44に挿通され、それと同時に前記
した放出弁および前記した霧化給気弁が開通するように
なっている。
第2の回転位置Bにおける小窓孔44は図示されていな
いが、第3の回転位置Cを示す第4図から容易に理解で
きるであろう。すなわち、第2の回転位置Bにおいて
は、第3の回転位置Cの場合と同様、ノズルの嘴端34
はキヤップ42の内側に位置するとともに、ノズルの基
体32の回転により、前記した放出弁および霧化給気弁
がともに閉鎖するようにしてなっている。
すなわち、この考案は前記のようにしてなるので、使用
にあたっては口蓋2を液が収容されている弾性容器1の
容器口11に密装し、キヤップ42の小窓孔44の第1
の回転位置Aにおいて使用する。突柱22は口蓋の頂壁
21の偏心位置において突設されており、長窓孔43の
一端および第1の回転位置Aにおける小窓孔44は突柱
22の最寄りに位置しているので、第1図および第2図
に示すように、ノズルの外嘴管31は長窓孔43および
小窓孔44に挿通されて外方に突出している。この位置
においては、前記した放出弁および霧化給気弁がともに
開通しているので、弾性容器1の容器壁に手圧を加えれ
ば、弾性容器1内の液は吸液管5、前記した放出弁およ
び放出通路をへて外嘴管の嘴端から放出される。同時に
弾性容器1内の液面上の空気が前記した霧化給気弁をへ
てノズルの筒状通路35に入り、嘴端34において放出
液と混合し、霧となって噴射される。この際、手圧によ
り弾性容器1内には正圧が発生しているので、前記した
空気補給弁が閉じており、霧化給気弁以外に通気箇所が
存在しない。従って、嘴端34に送られる空気圧は充分
に強力であり、従ってノズルから放出されるのは微細な
霧である。
弾性容器1に対する手圧を解除すれば、その形状の復元
とともに弾性容器1内に負圧が発生するので、前記した
空気補給弁が開き、小窓孔44および長窓孔43をへて
キヤップ42内に侵入する外気が弾性容器1内に補給さ
れる。この際、噴射口および前記した霧化給気弁を経由
した外気も弾性容器1内に侵入するが、噴射口は通例非
常に細く、従って、噴射口をへて流入する空気量は少な
い。なお、図示されている例において、ボール6および
吸液管5の上端からなる逆止弁は前記した噴射の操作を
終わった後も前記した放出通路に液を保留させるために
設けたものである。
このようにして液の噴霧操作を終わればキヤップ42を
手廻しして小窓孔44を第1の回転位置Aから第3の回
転位置Cへと移動させる。前記したように突柱22は口
蓋の頂壁21の偏心位置にあり、従ってこれに回転自在
に冠装されているノズルの基部も同じく偏心位置にある
ので、小窓孔44を第3の回転位置Cへと移動させれ
ば、小窓孔44に挿通されているノズルの外嘴管31は
回転してその嘴端34がキヤップ34の内部に引き込ま
れ、ついで第4図に示すように第2の回転位置Bにおい
て小窓孔44から脱出し、その位置に留まる。
前記したように、第2の回転位置Bにおいてはノズルの
基体32の回転により、前記放出弁および前記霧化給気
弁が閉鎖され、ついで、小窓孔44が第4図に示す第3
の回転位置へと移動すれば、小窓孔44は長窓孔43か
ら離れて口蓋2の筒壁41に係合し、従ってキヤップ4
2の内部は外気から完全に遮断されるので、ノズルをは
じめ内部の各部の清浄な状態が自動的に保たれる。
再び使用するにあたっては、第3の回転位置Cに位置す
る小窓孔44を第1の回転位置Aへと移動させる。その
際第2の回転位置Bに留まっているノズルの外嘴管の嘴
端34にキヤップ42とともに回転移動する押子45の
側圧がかかり、従って、外嘴管31が長窓孔43を介し
て小窓孔44に再び挿入され第1図に示す第1の回転位
置Aに戻り、かくして再び噴霧の操作が可能になる。
(考案の効果) かくして、この考案によれば、エアゾル噴霧における噴
射剤のような毒性のある噴射手段によらず手動操作を噴
射の圧力源として使用ししかも不使用時にはワンタッチ
でノズル等の要部が外気から完全に遮断されて清浄を保
つ手軽な噴霧容器がはじめて可能となり、特に耳鼻咽喉
等の疾患の予防や治療において医事の素人が繰り返して
日常使用するのに最適な薬液塗布の手段を提供できたも
のであり、従って、この考案は国民の健康保持に寄与す
るところが多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部の噴霧操作が可能な
状態における縦断側面図、第2図は第1図のX−X断面
図、第3図は同じく不使用状態における縦断側面図、第
4図は第3図のX−X断面図である。 1は弾性容器1、11は容器口、2は口蓋、21は頂
壁、22は突柱、23は軸孔、24は側溝、25は通
孔、26は通気孔、31は外嘴管、32は基体、33は
接続孔、34は嘴端、35は筒状通路、36は縦孔、3
7は内嘴管、41は筒壁、42はキヤップ、43は長窓
孔、44は小窓孔、45は押子、5は吸液管、6はボー
ル、7は弾性弁、Aは第1の回転位置、Bは第2の回転
位置、Cは第3の回転位置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液を収容する弾性容器1と、弾性容器1の
    容器口11に密装できる口蓋2と、前記の液の噴射用ノ
    ズルと筒状の保護キャップ42と、前記の液の放出通路
    を開閉する放出弁と、弾性容器1内の減圧補償用の空気
    補給弁と、液の噴射に際して前記ノズルに霧化用の空気
    を供給する霧化給気弁とを有し、 前記口蓋2は吸液管5に接続する軸孔23およびその軸
    孔面を切欠いて側溝24を形成した突柱22を頂壁21
    の偏心位置に突設するとともに突柱22に最寄りの部分
    を一端として前記ノズルの外嘴管31を受け入れる長窓
    孔43を穿った筒壁41を頂壁21の上方に形成してな
    り、 前記ノズルは有頂の軸孔を突柱22に回転自在に密挿し
    た基体32の側面に外嘴管31の基部および外嘴管31
    と同心かつ接続孔33を介しその軸孔が基体32の前記
    軸孔に接続する内嘴管37の基部をそれぞれ固定したこ
    とにより外嘴管31と内嘴管37の間に筒状通路35を
    形成するとともに、内嘴管37の軸孔、接続孔33、お
    よび前記突柱22の軸孔23により前記した液の放出通
    路を形成してなり、 前記キャップ42は前記外嘴管31の挿通可能な小窓孔
    44を有するとともに、前記した口蓋の筒壁41に回転
    自在かつ脱け難く冠装してなり、かつ前記キャップ42
    は前記ノズルの前進回転のため外嘴管31に側圧を加え
    る押子45を有してなり、 前記放出弁は前記突柱の側溝24と前記接続孔33とに
    より回転周面摺動弁を構成してなり、 前記空気補給弁は前記口蓋の頂壁21に穿った通孔26
    と、頂壁21に支持させた弾性弁体7とにより、弾性容
    器1内の正圧で閉じ負圧で開く逆止弁を構成してなり、 前記霧化給気弁は前記口蓋の頂壁21に穿った通気孔2
    5と、前記ノズルの筒状通路35に接続するように基体
    32に穿った縦孔36とにより回転平面摺動弁を構成し
    てなり、 かつ前記キャップ42は小窓孔44が前記した突柱22
    の最寄りに位置する第1の回転位置Aと小窓孔44が長
    窓孔43の他端の最寄りに位置する第2の回転位置B
    と、小窓孔44が長窓孔の前記他端より先方に位置する
    第3の回転位置Cとを有することにより、 第1の回転位置Aにおいて前記ノズルの外嘴管31が長
    窓孔43および小窓孔44を挿通されるとともに前記放
    出弁および前記霧化給気弁が開通し、第2の回転位置B
    において前記ノズルの嘴端34が小窓孔44から脱出し
    てキャップ42の内側に位置するとともに、ノズルの基
    体32の回転により前記放出弁および前記霧化給気弁が
    閉鎖するようにしてなる保護キャップつき手圧噴霧容
    器。
JP1986097688U 1986-06-27 1986-06-27 保護キャップつき手圧噴霧容器 Expired - Lifetime JPH0621890Y2 (ja)

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JP1986097688U JPH0621890Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27 保護キャップつき手圧噴霧容器

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JPS633953U JPS633953U (ja) 1988-01-12
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2507880Y2 (ja) * 1988-04-14 1996-08-21 日本クラウンコルク 株式会社 回転注出体を備えた蓋体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133553U (ja) * 1982-03-05 1983-09-08 ムサシノ化学工業株式会社 ストロ−付き容器

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JPS633953U (ja) 1988-01-12

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