JPH062176U - 音響信号検知装置 - Google Patents

音響信号検知装置

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JPH062176U
JPH062176U JP8084092U JP8084092U JPH062176U JP H062176 U JPH062176 U JP H062176U JP 8084092 U JP8084092 U JP 8084092U JP 8084092 U JP8084092 U JP 8084092U JP H062176 U JPH062176 U JP H062176U
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fiber
pair
optical
optical fiber
interferometer
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JP8084092U
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シュマデル ドナルド
エッチ. カルバー ウイリアム
ゴウルド ゴードン
Original Assignee
シエブロン リサーチ コンパニー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学ファイバを用いた音響信号検知装置を提
供する。 【構成】 剛性の円筒6の軸に平行に取り付けられる強
化ストランド、例えば、ファイバ8′を備え、このファ
イバは柔軟な薄膜7の外側と内側あるいはいずれかの表
面に接合され剛性の円筒6の周囲の各々の締付リング1
4の下方に伸びている。締付の面は柔軟な薄膜7が取り
付けられる剛性の円筒6の部分13′であり、ファイバ
8′は柔軟な薄膜7の長手方向の強度を増すように配置
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は光学ファイバを用いた音響信号検知装置に関するものである。 例えば、光学ファイバの中を通る光の位相変調か周波数変調のいずれかにおけ る先行技術は光学ファイバ中を伝播する光に課せられるべき信号をファイバを力 学的または音響学的に励起するのに使用するという点で音量−光学効果を利用し た。この力学的または音響学的励起はファイバのコアの光学的指数に変化を生じ させる。その結果ファイバ中を伝わる光における光学距離が変化する。この光は それゆえ信号により位相と周波数が変調される。ガラスファイバにおいては光学 的指数の変化は与えられた力学的または音響学的励起エネルギーに対して極めて 小さい。十分な変調を得るために、このことは高レベルの信号エネルギーが長い 相互作用長のいずれかを必要としこの相互作用長とは変調が生じる点で音響学的 に励起されるはずのファイバの長さのことである。直接の音響学的変調に対する 光学ファイバの感度はJ.A.BucaroによりApplied Optic s,Vol.18,No.6,1979年3月15日号に説明されている。
【0002】 本考案の信号エネルギーで単一モードファイバを伸ばして位相変調を起こさせ るセンサーにおいて使用するためのクラッドの厚さを薄くした単一モードのファ イバを構成する。また本考案で用いる直径が大きい光学ファイバから低いオーダ ーのモードの光学ファイバも構成する。これら2つの光学ファイバを現在入手で きる光学ファイバのエッチングにより成し遂げる。
【0003】 S.K.SheemとJ.H.ColeによりOptics Letters ,Vol.4,No.10,1979年10月号の「Acoustic Sen sitivity of Single Mode Optical Powe r Dividers」において説明されているように、先行技術では単一モー ドファイバはその増加または減少する音響感度やモード構造における変化を考慮 せずにその光伝導性を減少させるためにエッチングする。このような効果、すな わち減少した光伝導性、は本考案の目的に好ましくないと考えられ本考案は具体 的にはこれを最少にするための装置を与える。
【0004】 本考案は単一モードの光学ファイバ内で光を反射させるために長さが制限され た分配波長反射器に用いることができる。このような反射は「Method A nd Apparatus For Radiant Energy Modu lation In Optical Fibres」という名称の米国特許出 願第088579号と、K.O.HillらによるApplied Physi cs Letters,32(10),1978年5月15日号における「Ph otosensitivity in Optical Fibre Wave guides:Application to Reflection Fil ter Fabrication」に説明されている。
【0005】 本考案はまたファブリーペロ干渉計に似ている装置において光学ファイバ内で 反射を起こす反射器に用いることができる。このような装置はP.G.Ciel oにより1979年9月1日号のApplied Optics,Vol.18 ,No.17の「Fibre Optic Hydrophone:Impro ved Strain Configuration and Environ mental Noise Protection」に説明されている。この反 射器の装置をその多数の部品の1つとして用いる新規な検出装置を与える。
【0006】 本考案は新規な種類の光学ファイバエネルギーセンサーを備えている。 本考案はエッチングされた単一モードファイバをエネルギーセンサーとして用 いている。このエネルギーセンサーは次のように動作する。
【0007】 感知されたり検出されるべき信号エネルギーが生じてエッチングされた単一モ ードファイバを伸ばす。エッチングされた単一モードファイバは単一モードのガ ラスクラッドファイバでありそのクラッディングの厚さはその強度を弱めるよう に特定の量まで減らされている。本考案は、エッチングされた単一モードファイ バの光伝導特性を保持することが必要である時、除去されたガラスクラッドの部 分を光学的指数が単一モードファイバのコアの材料のそれよりも低くかつ弾性率 が置き替えるガラスクラッドのそれよりも低いプラスチック材料に置き替えられ るということを仮定する。このようなエッチングされた単一モードファイバはよ り弱いために伸張や圧縮に対しより敏感である。与えられた量の信号エネルギー に対して、単一モードファイバはそれがエッチングされた後、より大量に伸びる 。
【0008】 先行技術は単一モードファイバの長さを伸ばすことはそのコアを伝播している 電磁放射における光学距離を変化させるということを教えている。先行技術はさ らに光学距離のこの変化が単一モードファイバが伸びる量が増加するとおりに増 加するということを教えている。先行技術はこの光学距離の変化をファイバのコ アを伝播している電磁放射を変調するのに用いている。先行技術はまた光学距離 の変化の大きさが増大するとおりに変調の量が増大するということも教えている 。それゆえ、エッチングされた単一モードファイバで構成されこのエッチングさ れた単一モードファイバを長手方向に伸ばすか圧縮することにより動作する光学 ファイバエネルギーセンサーは与えられた量の信号エネルギーに対してより大き な変調をもたらしその結果より高い感度を示す。
【0009】 本考案に用いて有益なエッチングプロセスを用いて直径が大きい光学ファイバ から少ない形態上の分散を有する光学ファイバを製造する。
【0010】 また、本考案に用いて有益なエッチングされた光学ファイバを用いる装置を構 成するための製造プロセスを与える。このプロセスはエッチングプロセスの影響 を受けない材料で型を構成させる。これらの型はエッチングされるべきファイバ を実際の装置に在るべきであるのと同一の配列に保持するのに用いられる。型を 実際の装置には無いものであれば除去できるようにする種々の手段も詳述される 。
【0011】 本考案を用いた応用例としてエネルギーセンサーの出力を実際に光学的に検知 波することによりエネルギーセンサーをより有効にし、こうして電子復調装置の 必要とされる以前の極めて大きな帯域幅を実質上減らすようにした光復調装置を 与える。与えられた光復調装置はまた幾つかのエネルギーセンサーを同一の光学 ファイバにおいてマルチプレックスし、こうしてハイドロフォンアレイのような 多重センサー装置にかかるコストを実質上下げることも考慮している。
【0012】 光復調装置は光学ファイバの内側に構成された一対の長さが制限されたブラッ グ反射器の部材の間に各々のエネルギーセンサーを配置している。配置された各 々の一対の反射器は、その中でブラッグ反射器が作用するような電磁スペクトル の部分における共振を含むだけのファブリーペロ型干渉計を構成する。各々のエ ネルギーセンサーは一対の反射器の間に配置されるため、この時信号エネルギー が検出されるとセンサーのその結果得られる光学距離の変化はファブリーペロ干 渉計の共振をスペクトル的に移行させる。この装置は次にこのスペクトル移行を 、分析干渉計とみなされる第2のファブリーペロ干渉計を用いて部分的に復調す る。この分析干渉計の共振はスペクトル移行の増幅を行なうようにエネルギーセ ンサーを含む干渉計のスペクトル分離に比例するスペクトル分離を有する。エネ ルギーセンサー干渉計と分析干渉計を組み合わせたものの出力は本考案の詳細な 説明において与えられる方程式により与えられる増幅定数倍だけ元のスペクトル 移行よりもスペクトル的に移行する。この装置はまた、各々がそれぞれの増幅を 行なう、1つ以上の分析干渉計の使用も可能である。その結果得られる増幅はそ の各々が本来のスペクトル移行を表示する数の別々の数字に対応する出力を与え るようにすることができこうして電子検出器及び時間復調器の帯域幅は減らされ る。
【0013】 この光検波装置は最後に各々のセンサーに対応する各々の反射器の対に全ての 反射器の対とは異なる反射帯域を持たせることにより幾つかのエネルギーセンサ ーを同一のファイバにマルチプレックスすることを考慮している。
【0014】 この装置は波長走査型レーザを用いており、このレーザの出力は一度の1つの 反射器の対の共振を走査する。
【0015】 感度の高い光学ファイバと、エネルギーセンサーと、このエネルギーセンサー の出力を電気的アナログ信号に変換することのできる光復調装置に用いることが できる。まずエネルギーセンサーを説明し次に光復調装置を説明しよう。
【0016】 光学ファイバエネルギーセンサーの現在の技術はもし単一モードの光学ファイ バが半径方向に圧縮されるか、または伸ばされるか、あるいは長手方向に圧縮さ れると、この時単一モード光学ファイバのコアを伝播している電磁放射における 光学距離が変化するということを教えている。この技術はさらに単一モードファ イバが伸び縮みする量が増大するとおりに、光学距離の変化も増大するというこ とを教えている。現在の技術はこの光学距離の変化を用いてコアを伝播している 光の位相変調を起こさせる。変調が起こる光学ファイバの長さは相互作用長と呼 称される。
【0017】 本考案に用いて有益な光学ファイバにおいて用いるためのエッチングされた単 一モードファイバ、すなわちエネルギーセンサーを与える。単一モードファイバ は最も低いオーダーのモードのみを伝播させるように構成されたファイバである 。単一モードファイバ構成におけるこの最も低いオーダーのモードは2種の縮退 である。これらの場合、最も低いオーダーのモードはそれらの偏光が相互に垂直 であるという事実により見分けられる伝播の2つの状態を含む。
【0018】 エッチングされた単一モードファイバはここではそのクラッドの厚さが化学反 応(例えば、フッ化水素酸の溶液またはフッ化アンモニウムで緩衝されたフッ化 水素酸の溶液中でのエッチング)、またはイオンミリングにより薄くした単一モ ード光学ファイバであると画定する。
【0019】 図1はエッチングする前のファイバの拡大断面図である。図2はエッチング後 のファイバの拡大断面図である。図1では、全体として2−1で示したガラスク ラッドがKで示した厚さを有することを図示している。図2では、クラッド2− 2がRで示した薄くされた厚さを有することを図示している。図1と図2の両方 において、1−1及び1−2で示したコアは、ファイバの露出表面においてのみ なされるエッチングプロセスの性質により変化しないままである直径Vを有する 。
【0020】 このようなファイバの有用性をまず感度の方面から説明し次にエッチングされ た単一モードファイバを使用している装置の製造の容易さを説明する。検出すべ き与えられた量の信号エネルギー、Eに対して、図1の、長さがLで全断面積が S1 のファイバは次のような量ΔL1 だけ伸びる。
【0021】
【数1】
【0022】 ここでYoはファイバ材料の弾性率であり説明のため一定であり溶融石英の弾 性率に等しいと仮定してよい。上記と同様に導き出し、しかしながら薄くしたク ラッディングの厚さを式(I)に代入すると伸びる量ΔL2 が与えられ、エッチ ングされたファイバは同一の与えられた量の信号エネルギーEにおいてこれに従 う。
【0023】
【数2】
【0024】 ここでS2 はエッチングされたファイバの断面積である。S1 はS2 よりも大 きいため式(I)及び式(II)から、ΔL2 >ΔL1 である。光学ファイバ感 知の現在の技術はそれゆえ、与えられた量の信号エネルギーに対してエッチング された単一モードファイバは通常の単一モードファイバよりも光学距離の変化が 大きくなり、その結果コアを伝播している光のより大量の位相変調が得られると いうことを教えている。
【0025】 別の有用性は極めて小さな全体にわたる直径を有するファイバは現在の方法を 用いて構成するのが困難でありたとえ構成されても、処理がむづかしいという事 がわかると理解できる。本考案の教えによって、クラッドの厚さを薄くしたファ イバを使用することもある装置を容易に入手できる直径がより大きいファイバで 構成することができる。このような装置を組み立ててより大きなファイバが適当 な位置にあるような時点に達すると、次にファイバをエッチングすることができ 、これにより薄いファイバすなわち薄いクラッドを有するファイバのそれ以上の 処理をはぶける。このプロセスのより詳細な説明は後に続く。
【0026】 別の有用性は小さなコアの直径を有するファイバを構成する必要が生じる時に 認められ、本考案に用いるファイバを直径がより大きなファイバから構成させる 。図3は直径が大きい光学ファイバの断面、3−3、を示し、これは直径がFの コア材料、(例えば、石英ガラス)である。直径が大きいファイバはエッチング されこうして断面が図4における4−4で示され、小さくなった直径Gを有する 薄いファイバを作る。本考案はさらに直径Gを有するファイバを、Genera l Electric Corpにより製造されているRTV670シリコンゴ ムのような、ファイバ自体よりも低い屈折率を有する材料5−4でこの時被覆す ることができこうして小さなコア直径を有する光学ファイバを作るということを さらに与える。このような小さなコア直径のファイバは導かれた光学モードの低 い数を備えることに有効である。
【0027】 エッチングプロセスの一実施例として、図3の、ファイバ3−3は80μmか ら100μmまでの範囲内のエッチングする前の直径を有すればよく図4のエッ チングされたコア4−4は50μmから5μmまでの範囲の直径を有すればよい 。
【0028】 本考案は図5と図6、そして部分的には、図7に図示した特定の水中音響エネ ルギーセンサーを与える。図5はその円筒形の形状を説明しているセンサーの端 部図である。図6はセンサーの断面図である。このセンサーは図6に6で示した 、おそらくアルミニウムでできている、剛性の円筒形の骨組みから成っている。 この円筒形骨組みの外側表面は平面Hと平面Jの間で直径が小さくなっている。 この円筒形骨組みの周囲には全体として7で示した柔軟な材料から成る薄膜があ り、その中では全体として8で示した単一モード光学ファイバが放射状に巻かれ ている。このような柔軟な材料は、例えば、シリコンゴムまたはPVCであれば よい。このスリーブは円筒形骨組みの大きい方の直径の端部13′へ13におけ るように接合するかまたは14におけるように締めるかあるいはその両方を行な って、柔軟な薄膜と剛性の型の直径が小さくなっているところの剛性の円筒形骨 組みとの間に空間9をあける。直径が小さくなっているところのこの剛性の円筒 形骨組みの壁には円筒形骨組みの内側の壁から柔軟な薄膜と剛性の骨組みの間の 空間まで延びている等化孔10があいている。円筒形骨組みの内側の壁には図6 で11で示してある突起がある。同様に、円筒形骨組みの内側ではバラスト供給 体としての役目を持つ柔軟なブラダー12が伸びておりタンク16を形成してお り、これは等化孔10により空間9と連絡している。空間16及び9は空気、ヘ リウム、またはシリコン油のような、別の粘性のある柔軟な材料で満たす。図6 に示した追加の空間16′をつくる端部キャップ17も備え、これには穴15が あけてあり、この穴は端部キャップの各々の厚さを通って伸びている。図5、図 6、及び図7に示したハイドロフォンは以下のように動作する。
【0029】 このハイドロフォンを測定すべき音波を含む流体中に浸す。任意の特定の深さ のところで本考案によりこの流体の一部を穴15を通してハイドロフォンへ入れ て次に、12′で示した破線により図示してあるように、突起11の周囲でブラ ダー12を伸ばし、こうして空間16及び9における第2の粘性のある柔軟な物 質を圧縮することにより空間9及び16における静圧をハイドロフォンの外部の 流体における静圧と等しくする。空間16及び9における圧力が、ブラダー12 を伸ばす際に生じた追加の圧力を加えて外部の圧力に等しくなると、流体は穴1 5を通って流れるのをやめる。穴15及び等化孔10またはその一方は等化の速 度を緩慢にして測定すべき音圧の間の時間周期よりも極めて長い時間周期にする ように十分に小さくする。
【0030】 ハイドロフォンにより測定すなわち感知されるべき音響信号は周囲の流体圧力 における交互の変化から成っている。これらの変化は上述のブラダー機構により 等しくされないため、これらはその代りに柔軟な薄膜7を半径方向に膨張させた り収縮させ、こうしてエッチングされた単一のモードファイバ8を縦に伸ばした り圧縮したりする。
【0031】 図5、図6、及び図7の水中音響センサーが水中音響信号を感知するのに使用 されている間動いている状態にあることを要求するこれらの応用例では、本考案 は剛性の円筒の軸に平行に取り付けられる強化ストランド、例えば、図6と図7 におけるファイバ8′を備える。ファイバ8′は柔軟な薄膜7の外側と内側ある いはいずれかの表面に接合され剛性の円筒6の周囲の各々の締付リング14の下 方に延びている。締付ける面は柔軟な薄膜7が取り付けられる剛性の円筒の部分 13′である。このような強化ファイバ8′はKevlar、すなわちDuPo nt社製のタイヤコードファイバ、またはガラスでできていればよい。このよう な強化ファイバ8′は柔軟な薄膜7の長手方向の強度を増すように配置する。そ れゆえ、もし図5、図6、及び図7の水中音響センサーが剛性の円筒6の軸方向 に加速されるとその結果生じる柔軟な薄膜7の変形は図6及び図7における強化 ファイバ8′により小さくされたことになる。さらに、この強化ファイバ8′は 剛性の円筒6の軸に平行に配置されると実質上感知すべき音響信号により生じる ような半径方向の収縮に対する柔軟な薄膜の抵抗を増加させない。さらに、柔軟 な薄膜の質量は水中音響周波数レスポンスをシフトさせるという影響を与える単 一モードファイバの巻き線8の密度と同様に変えることができる。
【0032】 本考案はまた図8及び図9の水中音響センサーを与える。図8は水中音響セン サーの端部図であり図9は図8のセンサーの断面図でありここにおいて7−9は 単一モードファイバ8−9の螺旋が中に含まれている柔軟な薄膜を示す。この組 立体はまたシリコンゴムのような弾性の柔軟な材料から成る内部円筒202も含 み、これは柔軟な薄膜7−9の内側の壁と接触している。強化ストランド、例え ば、ファイバ201は柔軟な薄膜7−9の軸に平行に配置し内部円筒物質202 と力学的に接触させその半径方向の柔軟性を大いに変化させることなく内部円筒 の長手方向の強度を強めるようにする。強化ファイバ201はKevlarかガ ラスでできていればよく柔軟な材料の端部からはみ出して長く延びていてもよく またセンサーを適切な位置に固定するために使用すればよい。柔軟な内部円筒2 02はまたセンサーを適切な位置に配置するか固定するために長く延びていても よい。本考案はまた強化ファイバ201をその長手方向の強度を増すように柔軟 な薄膜7−9の軸に平行なこの薄膜7−9の外側に力学的に取り付けるというこ とも提供する。センサーの長手方向の強度を増すことはセンサーの耐久性をセン サーの長手方向の加速により生じる半径方向の膨張と収縮の量を減らすことにも なるが、音響信号に対するセンサーのレスポンス、すなわち放射状の膨張及び収 縮、は減らない。
【0033】 図8及び図9の水中音響センサーは以下のように作動する。センサーを音響信 号を含む溶液中に浸す。音響信号に表われる圧力の周期的な変化が柔軟な薄膜7 −9を膨張させたり収縮させたりする。薄膜7−9が膨張したり収縮したりする とおりに、エッチングされた単一モード光学ファイバ8−9は伸びるかまたは圧 縮され、そのため、すでに説明したように、ファイバ8−9のコアの中を伝播し ている電磁放射が変調される。さらに、内部円筒は同様に放射状に柔軟であるた め、これは柔軟な薄膜の膨張と収縮により小さな抵抗を与える。本考案は図8及 び図9のセンサーが単一モードファイバ8−9としてエッチングされた単一モー ドファイバを使用するとよいということを与える。
【0034】 エッチングされた単一モードファイバはあらゆるエネルギーセンサーにおいて 有効であり、これは1つの信号エネルギーを用いて単一モードファイバを長手方 向に伸ばすか圧縮させて光学ファイバの光学距離に変化を起こさせる。エネルギ ーセンサーによってはこのようなファイバの形態上の分散が相互作用長にわたっ て十分な光の干渉性を保持する程十分低い場合低いオーダーのモードの光学ファ イバを使用できる。これらのエネルギーセンサーに対して本考案は図4の薄いフ ァイバを与える。多重モードステップ指数または階層指数ファイバのように、任 意の光学ファイバを長手方向の伸び縮みに対するその感度を上げるようにエッチ ングすることができるということに留意すべきである。
【0035】 ステップ指数または階層指数ファイバのガラスクラッディングをエッチング除 去してその電磁放射の伝導性を弱めるようにする場合には、本考案はその結果得 られるファイバを図面の2−2′図2におけるように、RTV670シリコンゴ ムのようなファイバコアよりも光学的指数が低い材料で被覆して電磁放射を伝導 するための能力を回復するようにすればよいということを定める。
【0036】 エッチングされた単一モードファイバを使用するとよい光学ファイバエネルギ ーセンサーを以下のような製造方法で製造する。まず、製造されつつある特定の センサーにおいて使用されるべきであるのと同一の配列または構成にエッチング されるべきファイバを保持する型を造る。図5、図6、及び図7のハイドロフォ ンの場合、ファイバは螺旋状に構成する。このハイドロフォンにおける適切な型 は図10に図示したような円筒18であり、その周囲には螺旋形の溝19′が刻 まれておりこの溝にエッチングされていない光学ファイバ20′を巻き付ける。 もし型をエッチングの後取り除くことを望むなら、型の材料はファイバまたは柔 軟な薄膜の材料に損傷を与えない温度でまたは溶液によって溶けるかまたは溶解 して液体の状態になることのできる物質でなければならない。このような材料は 蜜蝋である。さらに、型の材料の中にはファイバのエッチング(蝋をファイバの 適切な場所にこすり付け、こうしてファイバをエッチング剤から保護すればよい )でさえも危くするものがありうるため、このような材料から成る型はまず図1 1における保護材21′の溶液に浸すかこれをスプレイすることにより薄く被覆 する。この保護材21′は固まるとエッチングプロセスに影響を与えない。適切 な保護材は、Optelecom社製のType139 Low Andex Plastic Cladding Solusion、かKynar、すなわ ちPennwalt Chemical Co.社製のフッ化ビニリデンである 。エッチングすべきファイバが光を伝導するのに十分なガラスクラッドを有して いない場合、保護材がファイバコアのより低い光の屈折率を有するということを 定める。Type139 Low Andex Plastic Claddi ng SolutionまたはKynarは石英ガラスよりも低い光学的指数を 有する。
【0037】 必要であれば、ファイバを図10における22′で示したようにおそらくエッ チングコアの両端部において型に接合するということも定める。すでに説明した 保護材は接合剤で十分である。
【0038】 ファイバの部分をエッチング剤から保護することが必要である場合、これらの 部分も同様に図10における23′で示したようにすでに説明した保護材で被覆 すればよい。
【0039】 もし光学ファイバエネルギーセンサーがエッチングされた単一モードファイバ を使用することになるならば、次に図10に図示したように適切な位置にファイ バ20′を備えた型18′をフッ化水素酸かフッ化水素アンモニウムで緩衝され たフッ化水素酸のいずれか、またはファイバのガラスクラッドを溶解するか除去 できる任意の別の化学薬品の溶液中に置く。通常、このエッチング溶液は、もし 必要であれば、超音波的に攪拌しエッチングされなければならないファイバの全 ての部分の周囲にエッチング剤が入るのを促進する。
【0040】 エッチング期間(これは経験的に決定できる)が終えた後今エッチングされた ファイバを適切な位置に備えている型を溶液から取り出し、水で洗い、乾燥させ 次に溶解したまたは融解した被覆材の溶液に浸してから取り出すか、または硬化 させるか、乾燥させるか、冷却すると柔軟な薄膜の材料になる物質の溶液をスプ レイするがさもなければこれで被覆する。溶液の超音波攪拌はファイバの全ての 部分の周囲に被覆液が入るのを促進する必要がある時に実施される。本考案はま た被覆材の適用は被覆の均一性と空気ポケットの除去を目的として真空中で行な うとよいということも規定する。
【0041】 エッチングの後電磁放射をコアの中に伝導させるのに十分なクラッディングの 厚さを有していないようなファイバを使用する場合、本考案は被覆材はコアの材 料よりも低い屈折率を有するということを定める。このような被覆溶液はすでに 説明した保護材かGeneral Electric CompanyのRTV 670のようなシリコンゴムのいずれかのものであればよい。被覆溶液の粘性は 溶液から取り出す時に型に残っている被覆の厚さを調節する手段として変えるこ とができる。被覆溶液の粘性が低いとより薄い被覆が与えられる。被覆溶液から 取り出した型は次に溝の在る所で均一な膜を達成するために被覆物が固まるまで 回転させる。図12はエッチングと液浸プロセスの後完成した図10の型及びフ ァイバを示す。エッチングされたファイバは20−Eで示してあり柔軟な薄膜材 は124で示してある。
【0042】 図12における被覆物が凝固した後、被覆物と保護材を通って型の材料の中へ 延びている穴をあける。このような穴の位置は型の材料が溶融または溶解により 除去できしかも被覆物中のファイバに損傷を与えないように選択しなければなら ない。このような穴125は図12に示してある。型を収縮させて柔軟な薄膜及 び保護材から離脱し、こうして図12におけるPと記された平面において薄膜を 切り取ることにより形成される図12における極めてより大きな開口126を通 して型を取り出しやすくするように液体窒素で冷却できるテフロンのような材料 で型ができているとよい。さらに、型はその除去を助けるように崩壊するとよい と思われる。図5、図6、及び図7のハイドロフォンにおいて、つぶせる適切な 型が端部図の図13に示してある。
【0043】 図13は円筒257の端部図である。キーと呼称されるこの円筒の除去部分は 256で示してある。キー256は円筒の軸に平行にかつ円筒の全長において延 びている。ZZで示されている矢印はキーのその除去を助けるための動きを説明 している。キーの除去により、円筒257は半径方向につぶれそのためエッチン グ及び液浸後の柔軟な薄膜材からの除去が可能になる。
【0044】 もしエッチングされていない光学ファイバを備えるために柔軟なスリーブまた はおおいを使用する光学ファイバエネルギーセンサーを製造したいならば、本考 案はまた上述の製造プロセスからエッチング及び洗浄工程を除去することも可能 である。
【0045】 本考案を用いた応用例として光復調装置を図14に示す。図14を参照すると 、24は光学ファイバを示しておりその上には何対かの長さが制限された分配ブ ラッグ反射器25が取り付けてある。長さが制限された分配ブラッグ反射器は、 本考案で使用されているように、光学ファイバ中を伝播している電磁放射の特定 の波長帯域を一部反射して線源へ戻し一部は先へ伝送して光学ファイバに通しま たこれらの特定の波長帯域のスペクトル的に外側にある光は先に伝送してほとん ど影響を受けない光学ファイバに通させる装置である。このような反射器は光学 ファイバのコアを取り囲んでいるクラッドの光学的指数の空間的な周期的摂動を 起こしてコアの軸に平行な方向に空間的周期が存在しかつ光学ファイバにおいて 光の干渉性が保持されるような長さをこの空間的周期が超えないようにすること により構成すればよい。空間的な周期的摂動はファイバの長さからクラッドを部 分的に除去し次にファイバを光の回析格子に向けて配置して回析格子の歯がコア の軸に垂直となるようにすることにより起こすことができる。反射率の大きさは クラッドをより多くまたはより少なく除去しそのため光回析格子をコアへ近づけ るか遠ざけることにより増大させるか減少させればよくこれについては1979 年10月26日付で出願された米国特許出願第088579号に開示されている 。このような反射器はHillらにより開発され「Photosensitiv ity in Optical Fiber Waveguides:Appl ication to Reflection Filter Fdbrica tion」Applied Physics Lettrs;#32(10)、 1978年5月15日号に説明されている方法を用いて構成することもでき、こ こでは反射波長帯域が次の時生じるということを示している。
【0046】
【数3】
【0047】 ここでλcMはMの特定の値に対する反射波長帯域の中心であり、 nは光学ファイバコアにおける有効な光学的指数、 dはブラッグ反射器を作る摂動の空間的周期、 Mはゼロより大きい整数であり反射帯域のオーダーと呼称される。 幅、ΔλCM、は特定のブラッグ反射器がとりうる反射強度の全体の半分の点にお いて測定される特定の反射帯域の全スペクトル幅である。これは先行技術におい て次のようになることが示されている。
【0048】
【数4】
【0049】 ここでlは長さが制限されたブラッグ反射器の長さである。 再び図14を参照すると、反射器の対25にはA,B,C,…が付けてある。 各々の対における反射器はいずれも同じ波長帯域を空間的に反射しかつ、例えば dとlを調節することにより同一の透過スペクトルを有するように作る。しかし ながら、各々の対は再びdとlを式(III)と式(IV)に従って調節するこ とにより、あらゆる別の対の反射波長帯域とはスペクトル的に異なる特定の波長 帯域を反射するように作り、そのため使用すべき各々の反射器におけるこれらの 特定の波長帯域だけの内の少くとも1つを含む波長間隔W.I.が存在する。
【0050】 各々の対25は単一モードファイバ24の内側でファブリーペロ型干渉計を構 成している。このファブリーペロ型干渉計は特定の対を形成している分配ブラッ グ反射器の反射波長帯域内にスペクトル的にある電磁放射に対してのみ反応しや すい。図15は特定の反射器の対の透過の説明図である。図15を参照すると、 縦座標は特定の反射器の対を通過する電磁放射の透過を表わし横座標はファイバ 24の中を伝播して反射器の対に入射する電磁放射の波長を表わしている。スペ クトル的に特定の対の反射波長帯域の外側にある電磁放射は実際に影響を受けず 伝送される。このような放射は図15に領域aで示されている。
【0051】 ファイバの中を伝播しておりスペクトル的に特定の反射器の対の反射帯域内に ある電磁放射の最大の量は反射器の対を通して先へ伝送されこの時波長は
【0052】
【数5】
【0053】 ここでOPLは反射器の間の光学距離でありNは正の整数である。もし
【0054】
【数6】
【0055】 ならば電磁放射の最小の量が反射器の対を通して先へ伝送される。 その結果図15の領域bに示されているようなスペクトル的に周期的な透過が 起こる。
【0056】 インターフェロメトリーの分野において教えられているように、図15におい て300で示されている透過ピークのスペクトル幅は透過ピークの原因となる反 射器の対を構成する長さが制限されたブラッグ反射器の反射率の大きさを変える ことにより透過ピークのスペクトル分離Δλに関して変更することができる。こ のことはすでに説明したように達成することができる。
【0057】 図15の波長領域bにおけるピーク300の数は次のように与えられる。
【0058】
【数7】
【0059】 ここでZは単一モードファイバの軸に沿って測定されるような反射器の間の幾 何学的長さ、 lはファイバの軸に沿って測定されるような分配ブラッグ反射器の長さである 。
【0060】 一対の2つの反射器の間の光学距離が変化するとおりに、図15に示した波長 領域b内の透過ピークは、式(V)で示されているように、スペクトル的にこの 領域b内で移行する。
【0061】 本考案を用いたこの応用例において一対の2つの反射器の間に配置されている 光学ファイバ24の長さの一部分または全部を光学ファイバエネルギーセンサー 、例えば、図5、図6、及び図7の音響エネルギーセンサーの相互作用長にする 。すでに説明したように、このようなセンサーは検出される信号エネルギーで光 学ファイバの長さを長手方向に伸ばすか縮めるかしてその光学距離を変化させる ことにより作動する。それゆえ、例えば、信号を検出している光学ファイバエネ ルギーセンサーの相互作用長がその内側に位置するような、反射器の対Bにおい ては、この対Bの図15の領域bの透過ピークは検出されている信号エネルギー により起こされるようにスペクトル的に移行する。
【0062】 再び図14を参照すると、波長走査型レーザ26を用いて電磁放射を供給し電 磁放射は上に反射器の対25が配置された単一モードファイバ24の中へ適切な 集光レンズ27によって入射される。レーザ26の出力は特定の波長領域につい て走査すなわちチャープされる。図16は本発明に適切なレーザ出力のグラフで ある。走査範囲はΔλL であり、図16にそのように記してある。走査時間間隔 はΔTでありこれも図16におけるように記してある。走査速度は
【0063】
【数8】 である。レーザ26の走査範囲をすでに説明したように波長間隔W.I.になる ように選択しそのため図14における各々の対25の図15の反射器波長帯域領 域bがスペクトル的に走査範囲内に入るようにする。
【0064】 もう一度図14を参照すると、組立体はレーザ出力ビームの一部を以後「基準 ファブリーペロ」干渉計と呼称されるファブリーペロ干渉計28へ向けるための ビームスプリッター127を含んでいる。レーザの出力波長λL が次のようなも のである時、
【0065】
【数9】
【0066】 ここでQは正の整数、Dはファブリーペロ干渉計28を構成している反射器の 間の光学距離。
【0067】 基準ファブリーペロ干渉計28はこの放射の一部を図14の光検出器29へ伝 送し、この光検出器29はこの時電気的基準信号を発生する。光検出器29は市 販されている装置であり、例えば、Texas Instruments In c.により製造されている#TIXLであり、その出力は電気的信号であり、そ の信号の振幅は入射放射の振幅の周知の関数である。もしレーザが図16におけ るように走査していると、基準ファブリーペロ干渉計28の透過出力は各々が基 準ファブリーペロ干渉計28の共振に対応する一連の時間的に分離したピークと なる。
【0068】 基準ファブリーペロ干渉計28の光学距離Dを取り決めて各々の反射器の対2 5における反射器の空間的な周期をレーザ走査範囲ΔλL においては基準ファブ リーペロ干渉計28の透過ピークが対25の各々の反射器の反射器波長帯域に極 めて近い波長のところで生じるように選択する。
【0069】 再び図14を参照すると、単一モードファイバ24の出力端部、すなわち、レ ーザビームが入射するのとは反対の端部、は図14に図示したようにファブリー ペロ干渉計30に焦点を合わせた適切な焦点整合機構32に接続している。この 干渉計30の出力は光検出器31へ向けられる。
【0070】 インターフェロメトリーの先行技術及び反射器の対25のスペクトル透過の前 述の説明から以下のことがわかる。もし走査型のレーザがある特定の時に特定の 反射器の対Aの、図15に示した、波長領域b内に入る電磁放射の特定の波長λ L をファイバへ入射しているならば、この時この電磁放射は特定の反射器の対A を通過し、残りのファイバを通過し、別の反射器の対を全て通過し(本発明は別 の反射器の対、B,C,etc.の全ての別の反射波長帯域は全て異なるように するため)、ファブリーペロ干渉計30を通過して光検出器31へ伝送され入射 放射波長λL が特定の反射器の対Aの図15の特定の透過ピークにスペクトル的 に集中している時は常に、またこの特定の透過ピークも同様に、以後分析ファブ リーペロ干渉計と呼称される、ファブリーペロ干渉計30の透過ピークにスペク トル的に一致する時、最大強度で伝送される。
【0071】 例えば、反射器の対Bの、反射器の間の光学距離
【0072】
【数10】 はλ1Dとλ2Dの間の特定の波長領域において反射器の対BがSR の透過ピークを 発生するように定められる。もし
【0073】
【数11】 であればこのことが起こる。
【0074】 λ1Dとλ2Dの間の同じ波長領域において、次式が成り立てば分析ファブリーペ ロ干渉計30はSA の透過ピークを発生する。
【0075】
【数12】 ここでTA は分析ファブリーペロ干渉計30の反射器の間の光学距離である。
【0076】 すでに説明したように、もし、例えば、対Bの長さが制限されたブラッグ反射 器の間に配置された光学ファイバエネルギーセンサーにより信号が検出されると 、対Bの図15の領域bの透過ピークは領域b内のスペクトル移行、ΔλSR、を 示す。式(IX)と式(X)を用いてSA とSR の相対的な値を調整することに より本発明はその結果得られる図14において結合されている、対Bと分析干渉 計30の、透過のスペクトル移行、ΔλSAを次式のようにすることにより実際に このスペクトル移行、ΔλSRを増幅する。
【0077】
【数13】
【0078】 ここでUは増幅係数であり、例えば次式で与えられ
【0079】
【数14】
【0080】 但し SA =(f)(SR )±1 でありSA とSR は2より大きくfは正の整数である。
【0081】 復調装置をよりよく説明しかつその完成について考慮すべきより少ない明白な 限定を示すために、すでに詳細に説明したような対25内に配置されるエネルギ ーセンサーを追加した図14の装置の一実施例を2つのレーザ走査間隔を通して 順を追って詳細に説明しよう。レーザ走査は対25のうちのどの反射波長帯域に も入らないλ1 で始める。レーザ出力波長がやがては走査するので、結局は特定 の対Aの透過ピークにわたる走査が開始される。この時基準干渉計28はレーザ 光線のパルスを光検出器29へ伝送し光検出器29は次に電気的パルスを時間復 調器33へ与える。この電気的基準パルスは時間復調器33において電気クロッ クをリセットしたり始動させたりするために用いられる。時間復調器33はまた 1つの走査間隔における基準パルスを計数しこのパルスの数によって、その時そ の透過ピークが走査されている特定の反射器の対に対応して電気的出力のうちの 1つへ電気クロックの最後の出力を伝送する。このような電子回路は現在市販さ れている製品の中から容易に入手できる。
【0082】 この装置の一実施例を参照すると、レーザ出力は今対Aの透過ピークを走査し 始めている。レーザ出力波長が、λ2 において、対Aの最初のピークの範囲内に ある時、レーザ光線は対Aとその他の対を全て通過して結局は分析干渉計30へ 伝播する。説明のために、図14の装置はSR =10として式XIIを用いて増 幅計数U=100を与えるように設計することを仮定する。また簡単のため、実 施例の装置における各々の反射器の対における式Xと式XIのλ1Dとλ2Dの間の 間隔は各々の反射器の対において図15の領域bにスペクトル的に一致するもの と仮定する。それゆえ、U=100、SR =10に対しては、SA =99となる 。
【0083】 同様に分析干渉計30が対Aの最初のピークにスペクトル的に一致するピーク を有するものと仮定する。それゆえ、レーザ光線は光検出器31へ伝送されると 光検出器31は電気的出力を発生しこの出力は時間復調器33へ与えられると電 気クロックを休止させその最後の出力はクロックにおける時間に対応する電気的 信号であってAと印が付けられている導線すなわちリード線へ与えられる。レー ザが走査し続けると最後にその出力の波長は対Bの透過ピークに近づく。再び基 準干渉計28は光線のパルスを伝送しこれにより光検出器29はパルスを発生し このパルスはクロックをリセットしたり始動させたりしてクロックの最後の出力 に対して導線すなわちリード線Bを準備する。
【0084】 対Aのエネルギーセンサーにより検出されている信号が変化するとおりに、対 Aの透過ピークはスペクトル的に移行する。信号がすでに2度目のレーザ走査の 前のある時にピークを
【0085】
【数15】 だけ移行させたと仮定する。2度目のレーザ走査が始まると、出力波長は再びλ 1 となる。走査の開始後まもなく、レーザ出力は再び対Aの最初の透過ピークに 近くなり、出力波長は約
【0086】
【数16】 となる。しかしながら、この波長は分析干渉計30のピークに一致しないので光 検出器31へは光線は全く伝送されずクロックは休止されない。しかしながら、 レーザが走査し続けるのでその出力は後に
【0087】
【数17】 となり、これは対Aの第2の透過ピークのスペクトル位置である。この実施例の 装置の増幅係数Uに関する前記の式により、
【0088】
【数18】 もまた分析干渉計30の透過ピークのスペクトル位置でありスペクトル的にはλ 2 に位置するそのピークの隣りにある。それゆえ、伝送は分析干渉計30を通過 してなされ光検出器31はクロックを休止させる信号を発生する。対Aの透過ピ ークがたとえ
【0089】
【数19】 だけしか移行しなかったとしても、対Aと干渉計30の結合体の出力はレーザ出 力の波長が
【0090】
【数20】 に達しその結果スペクトル増幅が100になるまでは生じなかったであろう。2 度目の走査間隔の残りは最初のレーザ走査間隔において説明したように続行され る。
【0091】 復調装置の完成には光学ファイバ24の帯域幅に対する特別な注意が必要とさ れる。帯域幅は戻ってくる反射器の対の透過ピークの幅の狭さを保持するほど十 分に高くならなければならない。光復調装置は光学ファイバの使用の有無にかか わらずファブリーペロ干渉計の縞のスペクトルの移動を測定したい時には常に使 用できるということに留意されたい。またレーザ光線は分析ファブリーペロ干渉 計をまず通過し次にその間隔の1つを測定しようとしているファブリーペロ干渉 計へ伝送できるということも認められる。しかしながら、もし光学ファイバを測 定されているファブリーペロ干渉計へレーザ光線を伝送するために使用するなら ば、もしレーザ光線をまず分析干渉計へ通過させるならば、光線を分析干渉計か らファブリーペロ干渉計へ伝送するために低い分散を有する光学ファイバを選択 する必要がある。というのはこの光線が分析干渉計のスペクトル的に周期的な透 過により生じるような追加の振幅の時間依存を有するためである。さらに、分析 干渉計とセンサー干渉計の両方の機能はもしスペクトル的に正確に一致する透過 ピークが全く無くてもまだかなりの結合された出力を発生するのに十分な重複だ けはあるように選択しなければならない。最後に、実施例の装置はもし反射器の 対の伝送ピークのスペクトル移動を.1Δλ以上にできるかまたは
【0092】
【数21】 以下であると不明瞭な出力を発生する。
【0093】 最後に、電気的基準信号はレーザを走査させる同一の信号から引き出せばよい ということを規定する。基準信号における基準はレーザ走査の任意の特定な波長 の時間における位置に関して時間における既知の位置を持っていなければならな いということである。さらに、適切なレーザ走査における基準は、まず走査間隔 が反射器の対と分析干渉計の結合体の出力の時間的位置の振動の最も高い周波数 を検出するために時間周期において十分しばしば生じなければならず、次に走査 型レーザの出力波長は周知の時間の関数でなければならない、とういうことであ る。
【0094】 ピークの過剰な移行における前記不明瞭さを除去するために本発明は図17に 図示した別の分析干渉計30Bを追加する。図17は図14において破線で囲ま れているサブシステムWに置き換えるサブシステムの概略図である。この追加分 析器30Bは、例えば、式XIIにより反射器の対の同じ出力で使用した時によ り低い倍率を与えるように構成する。前述の説明から、より低い増幅の結合は不 明瞭さが最初に生じるより高い閾値を透過ピークの移動に与えることができる。 増幅係数Uを確定するために式XIIを用いる閾値のスペクトル移行は次のよう になる。
【0095】
【数22】
【0096】 各々が異なる増幅を起こす2つの分析干渉計を用いている装置は次のように与え られる。
【0097】 第1の干渉計30は検波装置の前述の実施例におけるようにSA =99の透過 ピークをλ1Dとλ2Dの間に有することがある。反射器の対はSR =10のピーク をλ1Dとλ2Dの間に有することがありまた追加の干渉計30BはSA =9のピー クをλ1Dとλ2Dの間に有することがある。もし、例えば、時間復調器33及び3 3Bがアナログの出力を与えたならば対Aに対応する特定の移行ΔλSRにおいて 対Aに対応する時間復調器33Bの電気的出力は次のような電圧eとなるであろ う。
【0098】
【数23】 e1 =KΔλSR1 (XIV) ここでKは定数 U1 はSR =10とSA =9における10に等しい増幅係数
【0099】 またΔλSRは導線Aに対応する図15の領域bのピークのスペクトル移行であ る。 復調器33の出力e2 は次のようになるであろう。
【0100】
【数24】 e2 =KΔλSR2 (XIV) =100KΔλSR ここで100はSR =10とSA =99における増幅係数、U2 、である。
【0101】 このような装置は当然異なる増幅を備えた数多くのこのような分析干渉計を備 えるように拡大することができ簡単に127′のようなより多くのビームスプリ ッターを追加して反射器の対の出力を分析干渉計の間で分割するようにすればよ い。前述の説明から分析干渉計30Bは.1Δλより小さいスペクトル移行にお いては不明瞭さを生じ始める可能性があるということに留意されたい。しかしな がら、分析器30はすでに説明したように.1Δλ以下のスペクトル移行におい て意味深長な出力を発生する。それゆえすでに1つの装置に与えられている分析 干渉計よりも低い増幅か高い増幅のいずれかをもたらすであろう分析干渉計を追 加しようと思うことができる。
【0102】 時間復調器は次の2つの機能を果す電気装置である。第1に、例えば、その振 幅、振動周波数、または振動の位相により基準パルスの受け取りと分析ファブリ ーペロ干渉計からの電磁放射を受け取る光検出器からのパルスである、ANAL パルスと呼称される追加のパルスの受け取りの間にかかった時間を含むすなわち 伝達する電気的信号を発生することと、第2に、この電気的信号を1本の特定の 出力線または特定の出力線のグループへ伝送することである。このことを達成で きる多数の電気回路がありその1つは図18に概略的に図示してある。図18を 参照すると、U1とU2は電圧比較器、例えば、National Semic onductor Corp.社製の部品#LM311であり、U4とU5はカ ウンター、例えばTexas Instruments社製の部品#74161 であり、U3はクロック発生器、例えば、Texas Instruments 社製の部品#74LS124であり、U6はdemux、例えば、Texas Instruments社製の部品#74155であり、U7,U8及びU9は ラッチ、例えば同様にTexas Instruments社製の部品#741 75である。
【0103】 この回路は次のように動作する。U1とU2、すなわち電圧比較器、は基準パ ルスと追加パルスを復調器において使用するための標準的なTTL論理電圧レベ ルに変換するように動作する。規則正しく間隔をあけた基準パルスは、クロック 発生器U3により駆動されるとおりに、基準パルス繰り返し数の速さのおよそ1 6倍の速度で連続的に計数しているカウンタU4をリセットするように働く。そ の結果生じるカウンタU4の出力は基準パルスが受け取られる時0で始まり増加 する方へ計数して別の基準パルスにより再びリセットして0になるとその計数を 新たに始める数である。その間に、基準パルスが受け取られるごとに、カウンタ U5は増加する。チャネルの適切な数(この場合、3)を計数した後は自動的に 0に戻るようにセットされている。ANALパルスが送られて来ると、これはd emux U6を介して適切なラッチ(U7,U8,またはU9)へ送られる。 カウンタの出力の数は適切なチャネルラッチへラッチされ基準パルスとANAL パルスの間の時間を表わす。次のANALパルスは次のチャネルラッチにこれら の基準パルスとANALパルスの間の時間を表わす数を蓄積させるなどをする。 新たな時間計数がラッチされるたびに、ラッチパルスのトレーリングエッジは使 用者に新しいデータが利用できるということを知らせる。
【0104】 改善された光学ファイバエネルギーセンサー及びこのセンサーの製造方法と、 改善された光復調装置が提供されこれは特に感知されるか検出されるべき信号エ ネルギーにより伸びや圧縮に対し反応しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】大いに拡大した単一モード光学ファイバの断面
図。
【図2】エッチングされた図1の単一モード光学ファイ
バの大いに拡大した断面図。
【図3】コア材から成る大きな直径のファイバの大いに
拡大した断面図。
【図4】エッチングされかつ被覆された後の図3の大き
な直径のファイバの大いに拡大した断面図。
【図5】図6に図示されている本考案の音響エネルギー
センサーの端部図。
【図6】図5の音響エネルギーセンサーのライン6−6
における断面説明図。
【図7】図5及び図6の音響エネルギーセンサーの一部
の拡大説明図。
【図8】本考案により与えられる別の音響エネルギーセ
ンサーの端部図。
【図9】図8の音響センサーのライン9−9における断
面図。
【図10】光学ファイバエネルギーセンサーを製造する
ための型及び単一モード光学ファイバの説明図。
【図11】保護材で被覆された後の図10の型のみの断
面図。
【図12】エッチング及び被覆後の図10の型及び単一
モード光学ファイバの説明図。
【図13】エッチングプロセスにおいて使用できる崩壊
可能な型の端部図。
【図14】本考案を用いた応用例である光復調装置の概
略図。
【図15】図14における対25の反射器の対の典型的
な透過の説明図。
【図16】図14の光復調装置における使用に適切なレ
ーザ出力のグラフ。
【図17】図14における破線Wで囲まれた光復調装置
の部分に代用する多数の分析干渉計復調器の概略図。
【図18】図14及び図17に例示的に示した一実施例
の時間復調回路の概略図。
【符号の説明】
1−1 コア 2−1 ガラスクラッド 6 骨組み 7,7−9 柔軟な薄膜 8,8−9,24 単一モード光学ファイバ 8′,201−9 強化ストラッド 9,16′ 空間 16 貯留 10,15 開口 11 突起 12 ブラダー 14 締付けリング 17 端部キャップ 202−9 内部円筒 257 円筒 18′,18−12 型 19′ 螺旋形溝 125 穴 126 開口 25 長さが制限されたブラッグ反射器の対 26 波長走査型レーザ 127,127′ ビームスプリッター 28 基準ファブリーペロ干渉計 29,31,31B 光検出器 30,30B 分析ファブリーペロ干渉計 33,33B 時間復調器
フロントページの続き (72)考案者 ゴードン ゴウルド アメリカ合衆国バージニア州グレート フ ォールズ,ウイリアム クロスマン ドラ イブ 9609

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号を検知するための装置であっ
    て、 柔軟な薄膜の軸に平行に取り付けられ強化ストランドを
    有するエッチングされた単一モードの光学ファイバーが
    埋められている前記柔軟な薄膜と、 前記柔軟な薄膜の端部に取り付けられて前記柔軟な薄膜
    内に物理的に包囲した空間を与える端部キャップと、 前記包囲空間を前記柔軟な薄膜の外側にある空間に結合
    する前記端部キャップにあけた開口とを備え、前記開口
    の寸法により前記開口を通って流れる粘性物質の速度を
    前記包囲空間と前記柔軟な薄膜の外側の空間の流体圧力
    の差に応じて調節するようにしたことを特徴とする前記
    音響信号検知装置。
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