JPH062106U - 巻 尺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドのスムースな回転と巻尺のコンパクト
化 【構成】 ガイド中央穴部以外の個所はケースと接触し
ない様中央穴外周に突出しアールを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

巻尺

【０００２】

【従来の技術】

従来の巻尺は、巻取軸に対して外周方向にガイド側面にリブを設け、ケースと ガイド側面のリブが接触して回転していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

その為、従来の巻尺では接触抵抗が大きく高トルクのスプリングが必要になり 、ガイドのスプリング収納スペースも大きくなり、したがって巻尺そのものも大 きくなっていた。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

本考案では接触抵抗を小さくする為に巻取軸の根元のみに回転抵抗を集中させ 回転接触長さを短くして、かつガイド中央穴の外周を突出したアール形状にして いるので軸とケースに対して線接触になり（従来の巻尺では面接触であったが） 回転抵抗は小さく、したがって低トルクのスプリングで巻取り可能となりコンパ クトな巻尺が作れる。

【０００５】

【作用】

本考案では上記説明のとおり、ガイド外周でのケースとの接触を無くしている ので回転抵抗も小さくガイドは、こまの様に巻取軸を中心にスムースに回転する 。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する

【０００７】 １、はケースで中央の巻取軸にすべりの良い樹脂３、やベアリング等の軸受を 設け２、のガイド中央穴の突出したアール形状部分と嵌合し、回転抵抗を小さく した巻尺である。

【０００８】 巻取軸には軸受を設けなくてもガイド中央部穴の外周の突出したアール形状に よりガイドの中央穴部分以外の個所はケースと接触する事はなく、スムースな回 転を得られる。

【０００９】 もちろん軸受を設けると、よりスムースな回転を得られる事は申すまでも有り ません。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明した通り本考案の巻尺では回転抵抗を小さくする事により、巻取りト ルクは小さくて良く、したがってスプリングの厚みは薄くなり、スプリング収納 スペースを小さくする事ができる。そして巻尺そのものがコンパクトになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の巻尺の一実施例を示す巻取軸を中心と
した断面図である。

【符号の説明】

１、ケース ２、ガイド ３、軸受 ４、ルール ５、スプリング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スプリングを収納したガイドでルールを
   収納する巻尺において巻取軸の根元のみに回転抵抗を集
   中させ、ガイドの中央穴、外周形状に突出したアールを
   設け接触抵抗を小さくした巻尺、本考案の巻尺では、ス
   プリングは低トルクでよく、スプリング収納スペースを
   小さくする事で巻尺そのものをコンパクト化できる。