JPH0620805Y2 - 壁パネルのレベル調整可能取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は壁パネルを建物躯体にレベル調整可能に取り付
ける壁パネルのレベル調整可能取付構造に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来において壁パネルを建物躯体にレベル調整可能に取
り付けるにはレベル調整用と固定用の２個のボルトを用
いていたため設計が複雑になり及び施工も面倒であっ
た。

（考案が解決しようとする課題） 本考案は以上の従来の課題を解決し設計が単純で及び施
工も容易な壁パネルのレベル調整可能取付構造の提供を
目的とする。

（課題を解決するための手段） 本考案は以上の目的達成のために １．壁パネルに固定された金具と、該金具の横方向突片
にねじ結合されたねじリングと、該ねじリングの適所に
設けられ表裏を貫通する孔と、建物躯体の台座の孔にお
いて下方からその頭部が抜けず及び回転可能に挿入され
るボルトと、前記ねじリング内を貫通して上方に突出し
た前記ボルトの先端にねじ結合されねじリングを挾持し
た状態で前記台座にねじリングを取り付けるナットとか
らなる壁パネルのレベル調整可能取付構造 を提案するものである。

（作用） (1)本考案の取付構造は特にねじリングにより壁パネル
のレベル調整と取り付けの両方を行うため設計が単純に
なる。

(2)本考案の取付構造は特にねじリングを回転させるだ
けでレベル調整が出来るため施工が極めて楽である。

（実施例） 以下本考案の壁パネルのレベル調整可能取付構造を図面
に示す実施例に従い説明する。

第１図及び第２図は本考案の取付構造を示し、該取付構
造は壁パネル(1)のパネルフレーム(2)に固定された金具
(3)を有する。

該金具(3)はその横方向突片(3a)においてねじリング(6)
にねじ結合する。

該ねじリング(6)は外周面にねじが切られたリング体で
あり適所に表裏を貫通する孔(6a)が設けられる。

一方建物躯体(9)の台座(10)の孔（図示せず）には下方
からボルト(7)がその頭部が抜けず及び回転可能に挿入
される。

該ボルト(7)は前記ねじリング(6)内を貫通し上方に突出
する。

突出したボルト(7)の先端には座金(11)が嵌着されてナ
ット(8)がねじ結合される。

すなわちねじリング(6)はボルト(7)及びナット(8)によ
り挾持された状態で台座(10)に取り付けられるのであ
る。

ねじリング(6)は孔(6a)にシノが差し込まれ回転される
ことにより金具(3)（従って壁パネル(1)）を上下させる
ことが出来る。

更にねじリング(6)としてボルト(7)との間に隙間が設け
られる程度の内径のものを用いる事により金具(3)（従
って壁パネル(1)）の横方向の位置調整が可能になる。

（考案の効果） 本考案の壁パネルのレベル調整可能取付構造の実施例は
以上の通りでありその効果を次に列記する。

(1)本考案の取付構造は特にねじリングにより壁パネル
のレベル調整と取り付けの両方を行うため設計が単純に
なる。

(2)本考案の取付構造は特にねじリングを回転させるだ
けでレベル調整が出来るため施工が極めて楽である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の取付構造の側面図 第２図は第１図II−II断面図 １：壁パネル、２：パネルフレーム ３：金具、３ａ：横方向突片 ６：ねじリング、６ａ：孔 ７：ボルト、８：ナット ９：建物躯体、１０：台座 １１：座金

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】壁パネルに固定された金具と、該金具の横
   方向突片にねじ結合されたねじリングと、該ねじリング
   の適所に設けられ表裏を貫通する孔と、建物躯体の台座
   の孔において下方からその頭部が抜けず及び回転可能に
   挿入されるボルトと、前記ねじリング内を貫通して上方
   に突出した前記ボルトの先端にねじ結合されねじリング
   を挾持した状態で前記台座にねじリングを取り付けるナ
   ットとからなる壁パネルのレベル調整可能取付構造