JPH06202008A - スタンプルーぺ - Google Patents

スタンプルーぺ

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Publication number
JPH06202008A
JPH06202008A JP6901191A JP6901191A JPH06202008A JP H06202008 A JPH06202008 A JP H06202008A JP 6901191 A JP6901191 A JP 6901191A JP 6901191 A JP6901191 A JP 6901191A JP H06202008 A JPH06202008 A JP H06202008A
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JP
Japan
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magnifying lens
main
hood body
lens
auxiliary
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Pending
Application number
JP6901191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinaga Kawaguchi
佳永 川口
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FUJI KOKI SEISAKUSHO KK
Fujikoki Corp
Original Assignee
FUJI KOKI SEISAKUSHO KK
Fujikoki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by FUJI KOKI SEISAKUSHO KK, Fujikoki Corp filed Critical FUJI KOKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP6901191A priority Critical patent/JPH06202008A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】テーブル面上の目的物を、メイン拡大レンズに
よって一様に拡大透視できるようにすると共に、その拡
大像の一部を補助拡大レンズによって、更に一層拡大透
視できるようにする。 【構成】断面倒立U字型をなすフード本体(H)の頂壁
(11)へ、大きなメイン拡大レンズ(24)を水平な
設置状態に嵌め付け一体化する一方、小さな補助拡大レ
ンズ(31)をメイン拡大レンズ(24)と一定量
(Y)だけ偏心する下方位置へ進退し得るように、上記
フード本体(H)の内部へ回動自在に枢支保持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテーブル面へあたかも椀
を伏せる如く、据置き使用するスタンプルーペの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種スタンプルーペとして、断面倒立
U字型フード本体の頂壁に、両凸レンズを嵌め付け一体
化すると共に、そのフード本体の囲い立壁から一定長さ
の把手を張り出した形態品は公知であり、そのフード本
体の内部をランプによって照明することも行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これでは両
凸レンズの1個を具備しているに過ぎないため、例えば
テーブル面上に置いた新聞誌などの目的物を透視するに
当って、その目的物の全体を一様に拡大させることがで
きると雖も、その拡大像の希望するスポツトを更に一層
拡大させることは不可能であり、老人などの使用上未だ
不便と言わざる得ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのための構成上頂壁と囲い立
壁とから成る全体的な断面倒立U字型として、テーブル
面に据置き使用されるフード本体と、そのフード本体の
頂壁へ水平な設置状態に嵌め付け一体化された大きなメ
イン拡大レンズと、そのメイン拡大レンズと一定量だけ
偏心する下方位置へ進退し得るように、上記フード本体
の内部へ回動自在に枢支保持された小さな補助拡大レン
ズと、上記フード本体の内部を照明し得るように、その
囲い立壁に嵌め付けられた照明器具とを備え、上記補助
拡大レンズをフード本体の外部から回動操作して、メイ
ン拡大レンズの下方位置から退避させた時には、そのメ
イン拡大レンズのみによってテーブル面上の目的物全体
を一様に拡大透視でき、同じく補助拡大レンズをメイン
拡大レンズの下方位置へ、水平な並列設置状態となるよ
うに進出させた時には、上記メイン拡大レンズによる目
的物の拡大像を、その補助拡大レンズによって局部集中
的にますます拡大透視できるように設定したことを主な
特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の上記構成によれば、フード本体の外部
から補助拡大レンズのホルダーを回動操作して、その補
助拡大レンズを図6のように、メイン拡大レンズの下方
位置から退避する不使用状態に保ち、メイン拡大レンズ
のみによってテーブル面上の目的物を、その全体の一様
に拡大透視することができる。
【0006】又、上記補助拡大レンズを図4、5のよう
に、メイン拡大レンズの下方位置へ進出させて、そのメ
イン拡大レンズと並列する水平な設置使用状態に保つ時
には、上記メイン拡大レンズによる目的物の拡大像を、
補助拡大レンズによってそのスポツト的にますます拡大
透視することができ、老人などにとって著しく便利であ
る。
【0007】上記何れにあっても、フード本体の内部は
照明器具によって照明されるようになっているため、そ
のフード本体の就中囲い立壁によってテーブル面上の目
的物が暗くならず、昼夜を問わず常時目的物を明確に透
視できると共に、目にとっても安全であると言える。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的
構成を詳述すると、図1〜7はそのスタンプルーペの全
体を表わしており、(H)はABS樹脂やAS樹脂、そ
の他の硬質な熱可塑性合成樹脂を材料としつつ、頂壁
(11)と囲い立壁(12)とから成る断面倒立U字型
に成形されたフード本体であって、その全体を上方から
見た場合、図1、7から明白なように、特殊な楕円形
(鶏卵型)の輪郭一部が凹曲面として、言わば切り欠か
れた平面形態を呈している。
【0009】そして、その凹曲面がフード本体(H)の
握り持ち移動上、第1指(親指)の指先当てがい面(1
3)として設定されており、又これと上記楕円形の長軸
線(O−O)を挟んで向かい合う凸曲面が、残る第2〜
5指の指先当てがい面(14)として定められていると
共に、その合計2個所の指先当てがい面(13)(1
4)には図2、3からも示唆される通り、何れも垂直方
向に沿って平行する多数の滑り止め用凹凸条(15)が
付与されている。
【0010】つまり、図1〜3から明白なように、フー
ド本体(H)の囲い立壁(12)に凹凸条(15)の付
与された2個所が、言わば把手代りの指先当てがい面
(13)(14)として、ここを人間工学上安定良く握
り持てるように造形されているわけであり、外観化粧上
のアクセントとしても役立っている。
【0011】但し、その握り持ち上の滑り止め作用を果
せる限りでは、上記凹凸条(15)の配列設置に代え
て、その指先当てがい面(13)(14)を所謂梨地形
態に粗面化しても良い。尚、フード本体(H)は上記の
ように合成樹脂材料から成るため、これには適当な着色
カラーを施すことも、勿論可能である。
【0012】(16)はフード本体(H)における長軸
線(O−O)上の一方(図1、7の左側)位置へ偏倚し
つつ、その頂壁(11)に開設された円形な透視口であ
り、これとの相対的に残存するフード本体(H)の他方
(右側)位置には、平面視の逆向きコ字型をなす照明器
具用受け入れ凹溝(G)が切り欠かれている。その受け
入れ凹溝(G)は図4、7、8から明白なように、フー
ド本体(H)を形作る囲い立壁(12)の垂直方向に沿
って細長く開口している。
【0013】上記照明器具用受け入れ凹溝(G)の切り
欠きに当っては、図8の符号(W1)(W2)から示唆
されるように、その開口幅を上方から下方へ行く程、徐
々に狭く寸法化することが好ましい。そうすれば、後述
する照明器具のカバーケースを上記受け入れ凹溝(G)
内へ、上方から落し入れる如くワンタツチ操作的に、且
つ上下の向きを誤ることなく嵌め付けることができるか
らである。
【0014】(17)は上記受け入れ凹溝(G)を画定
する平坦な溝底面(18)に開口された下側係止孔、
(19)は同じくフード本体(H)の内部空間と隔絶す
る腹壁面(20)の上端部に並列された一対の上側係止
孔、(21)はその一方の上側係止孔(19)と連通す
るランプ逃し孔であって、やはり腹壁面(20)に開口
されている。
【0015】上記フード本体(H)の頂壁(11)に開
口する透視口(16)の開口縁部は、図4〜6から明白
なように、全体的な円錐受皿面として陥没されていると
共に、ここからは下向き溶融凸起(22)が連続一体に
張り出されている。(M)は上記透視口(16)と対応
する円形リングとして、フード本体(H)と同じ硬質な
合成樹脂材料から成形されたメインレンズホルダーであ
り、図9、10から示唆されるように、そのメインレン
ズホルダー(M)の開口縁部には上記フード本体(H)
の溶融凸起(22)を受け入れる凹周溝(23)が切り
欠かれている。
【0016】(24)はテーブル面(T)上の目的物を
全体的に拡大させるためのメイン拡大レンズであって、
比較的に大きな両凸レンズから成り、上記フード本体
(H)の透視口(16)を遮断する水平な設置状態とし
て、その頂壁(11)とメインレンズホルダー(M)と
の上下相互間に嵌め付け一体化されている。
【0017】つまり、フード本体(H)の上記溶融凸起
(22)に対して、下方からメインレンズホルダー
(M)の凹周溝(23)を嵌合させた上、その嵌合境界
面についてのみ超音波プラスチツクウエルダー(図示省
略)による超音波発熱作用を起生させて、相互の気密に
溶着一体化するのであり、その状態ではメイン拡大レン
ズ(24)の周縁部が上記透視口(16)の開口縁部
と、メインレンズホルダー(M)の開口縁部との上下相
互間に挟持固定される結果となる。その際、メイン拡大
レンズ(24)の頂面が図4〜6から明白なように、フ
ード本体(H)の頂壁(11)から若干沈下しており、
そのフード本体(H)を上下に反転させるも、メイン拡
大レンズ(24)を傷付けないようになっている。
【0018】図1、7の符号(X−X)は上記フード本
体(H)の長軸線(O−O)と一定の交叉角度(α)
(望ましくは約30度)を保って延在するメイン拡大レ
ンズ(24)の直径線であるが、この直径線(X−X)
上において向かい合う位置決め凸子(25)と補助拡大
レンズ用取付ステー(26)とが、上記メインレンズホ
ルダー(M)の周縁部から図7、9のように、外方へ連
続一体に張り出されている。
【0019】そのため、図1、7の上方から見た場合、
メイン拡大レンズ(24)の円形周縁部とフード本体
(H)の楕円輪郭とによって、言わば三角形態に区画さ
れる角隅位置のデツドスペースへ、上記メインレンズホ
ルダー(M)の補助拡大レンズ用取付ステー(26)を
合理的に配置させることができ、後述する補助拡大レン
ズの退避作用に役立つ。尚、その両図から併せて示唆さ
れるように、フード本体(H)の囲い立壁(12)に付
与された上記指先当てがい面(13)(14)の一対
も、このデツドスペースと対応する位置関係にある。
【0020】又、(27)はメインレンズホルダー
(M)の位置決め凸子(25)と対応位置するように、
フード本体(H)の囲い立壁(12)から内向きに張り
出された挟持片であり、これによって上記位置決め凸子
(25)を挟持するようになっている。そのため、上記
したようにメインレンズホルダー(M)をフード本体
(H)へ嵌め付け作業するに当り、両者が相対的に回転
せず、その取付ステー(26)が上記デツドスペースへ
自づと正しく張り出す指向状態として、極めて容易に位
置決め固定することができることとなる。
【0021】上記メインレンズホルダー(M)から張り
出す補助拡大レンズ用取付ステー(26)は、図9〜1
1から明白なように、後述の補助レンズホルダーを挟持
し得る平面視のコ字型又は平行な二叉フオーク型に造形
されている。(28)はその向かい合う一対の立壁面
(29)を貫通横断する円形なピン受け入れ孔であり、
その下縁部には一定の交叉角度(β)を保って下向きに
拡開するピン受け入れガイド切欠(30)も付与されて
いる。
【0022】他方、(31)は上記メイン拡大レンズ
(24)と相俟って、そのレンズ(24)による目的物
の拡大像を、局部集中的にますます拡大させるための補
助拡大レンズであり、比較的に小さな両凸レンズ又は平
坦面が下向きとなる平凸レンズから具体化されている。
そして、これはその補助レンズホルダー(S)により、
上記メインレンズホルダー(M)から張り出す取付ステ
ー(26)へ、起伏的な回動自在に枢支保持されている
のである。
【0023】即ち、その補助レンズホルダー(S)は図
12、13に抽出するように、一定長さの回動アーム
(32)とその先端部に張り出し連続する円形なリング
枠(33)とから成る正面視のほぼL字型として、上記
メインレンズホルダー(M)と同じ硬質な合成樹脂材料
から一体成形されており、そのリング枠(33)内に補
助拡大レンズ(31)が嵌め付け固定されている。
【0024】又、回動アーム(32)の基端部は一定幅
を有する円盤型に造形されており、その中心から外向き
水平に枢支ピン(34)の一対が張り出されていると共
に、同じく円周面の一部には操作手の指先滑り止め用凹
凸条(35)が付与されている。(36)は回動アーム
(32)の中途部に切り欠かれた位置決めストツパーで
あり、これが上記メインレンズホルダー(M)へ下方か
ら係止するようになっている。
【0025】そして、その補助レンズホルダー(S)の
枢支ピン(34)が上記取付ステー(26)のピン受け
入れ孔(28)内へ、下方から挿入されることにより、
その枢支ピン(34)の水平軸線を中心として、上下方
向へ回動作用し得るように組み付けられている。
【0026】その場合、ピン受け入れ孔(28)の下縁
部にはピン受け入れガイド切欠(30)が、下向き拡開
する連通状態に付与されているため、ここからピン受け
入れ孔(28)内へ枢支ピン(34)を強制圧入的に、
且つ確実に押し入れることができ、その指先のみによっ
てワンタツチ操作的に組み付け得るにも拘らず、その一
旦組み付けた後には枢支ピン(34)の脱落するおそれ
がない。枢支ピン(34)の張り出し長さ(D)が図1
1から明白なように、そのピン受け入れガイド切欠(3
0)における下端部の開口幅(Z1)よりも小さく、同
じく上端部の開口幅(Z2)よりも大きく寸法化されて
いるからである。
【0027】その補助レンズホルダー(S)をメインレ
ンズホルダー(M)へ組み付けた状態では、図1並びに
図4〜6から明白な通り、上記回動アーム(32)にお
ける基端部の円周面が、フード本体(H)の頂壁(1
1)から部分的に露出するようになっている。そのフー
ド本体(H)の頂壁(11)には、回動アーム(32)
の基端部導出用窓孔(37)が対応形成されているわけ
であり、その結果フード本体(H)の外部から上記補助
レンズホルダー(S)を回動操作することにより、その
補助拡大レンズ(31)を図4、5のように、上記メイ
ン拡大レンズ(24)の下方位置へ進出する使用状態
と、図6のようなメイン拡大レンズ(24)の下方位置
から退避する不使用状態に変換することができる。
【0028】しかも、その使用状態では補助拡大レンズ
(31)がメイン拡大レンズ(24)の中心から、その
上記直径線(X−X)に沿って一方(図1、4、5、7
の右側)へ一定量(Y)だけ偏心し、且つそのメイン拡
大レンズ(24)の下方位置へ進出して、これと並列す
る水平な設置状態に保たれるようになっており、そのた
めメイン拡大レンズ(24)による目的物の拡大像を、
そのスポツト的に一層拡大透視することができる。
【0029】上記補助レンズホルダー(S)の位置決め
ストツパー(36)がメインレンズホルダー(M)へ、
下方から係止することにより、その補助拡大レンズ(3
1)の水平な設置状態が達成されるようになっているわ
けであり、又メイン拡大レンズ(24)に対する補助拡
大レンズ(31)の偏心量(Y)は、その補助レンズホ
ルダー(S)における就中回動アーム(32)の長さに
よって、一定に確保することができる。
【0030】更に、補助拡大レンズ(31)の不使用状
態では図6から示唆されるように、そのレンズ(31)
がメイン拡大レンズ(24)の下方位置から上記デツド
スペースへ退避するようになっており、そのためメイン
拡大レンズ(24)のみによって、目的物の全体を言わ
ば一律に拡大透視することができる。何れにしても、そ
の2種のレンズ(24)(31)はテーブル面(T)上
の目的物に対して、自づと焦点距離が合致するように設
定されており、上記フード本体(H)をテーブル面
(T)上へ据置きさえすれば、その目的物の拡大像を明
瞭に視認することができる。
【0031】先には、補助レンズホルダー(S)の基端
部を円盤型として、その円周面の一部をフード本体
(H)の頂壁(11)から露出させ、これを言わばダイ
ヤルとして回動操作するものにつき説示したが、その補
助レンズホルダー(S)を上下方向へ回動作用させ得る
限りでは、図14の変形実施例から示唆されるように、
補助レンズホルダー(S)の基端部を例えば棒型とし
て、フード本体(H)の頂壁(11)や囲い立壁(1
2)に開口する窓孔(37)から導出させ、これを外部
から一定角度だけ起伏的に回動操作するように定めても
良い。
【0032】又、補助レンズホルダー(S)をメインレ
ンズホルダー(M)から連続的に張り出す取付ステー
(26)へ、枢支ピン(34)によって回動自在に組み
付ける構成を説明してきたが、その補助レンズホルダー
(S)はこれをフード本体(H)の頂壁(11)や囲い
立壁(12)へ、言わば直接に且つ回動自在として枢支
保持させても、さしつかえない。蓋し、上記と同様な補
助拡大レンズ(31)の作用を達成できることに変りが
ないからである。
【0033】更に、(L)は上記フード本体(H)の内
部を照明する照明器具の総称であって、図15〜17か
ら明白なように、フード本体(H)と同じ硬質な合成樹
脂材料から断面コ字型に成形されたカバーケース(3
8)と、その内部に収容された所要数(図では並列する
合計2本)の電池(39)と、その電池(39)と電気
的に接続されたランプ(40)と、そのランプ(40)
を外部から点滅操作するスイツチレバー(41)とか
ら、フード本体(H)と別個独立の組立ユニツト体に形
作られており、しかもそのカバーケース(38)をフー
ド本体(H)の上記照明器具用受け入れ凹溝(G)内
へ、所謂カセツト式の係脱自在に嵌め付けることができ
るようになっている。
【0034】即ち、照明器具(L)のカバーケース(3
8)はフード本体(H)の上記受け入れ凹溝(G)と適
合する大きさに作成されており、その開口縁部から並列
する一対として張り出された上側係止爪(42)が、上
記受け入れ凹溝(G)の腹壁面(20)に開口する上側
係止孔(19)へ係脱自在に係止される一方、同じくカ
バーケース(38)の底面から下向きに張り出す下側係
止爪(43)が、上記受け入れ凹溝(G)の溝底面(1
8)に開口する下側係止孔(17)へ、やはり係脱自在
に係止されることとなる。
【0035】その際、フード本体(H)の照明器具用受
け入れ凹溝(G)は図8に基いて上記した通り、その開
口幅(W1)(W2)が上方から下方に行く程、徐々に
狭く寸法化されていると共に、照明器具(L)のカバー
ケース(38)はこれと適合する大きさに形成されてい
るため、そのカバーケース(38)を受け入れ凹溝
(G)内へ落し入れる如く、先に下側係止爪(43)を
下側係止孔(17)へ係止させ、次いでカバーケース
(38)を背後から押すことにより、その上側係止爪
(42)の一対を上側係止孔(19)へ、自づと確実に
係止させることができ、そのワンタツチ操作的に上記カ
バーケース(38)をフード本体(H)の上記受け入れ
凹溝(G)内へ嵌め付け固定し得るのである。
【0036】そして、その状態では図4、7から明白な
ように、照明器具(L)のランプ(40)が上記受け入
れ凹溝(G)の腹壁面(20)に開口するランプ逃し孔
(21)を経て、フード本体(H)の内部に露呈するこ
ととなり、その結果フード本体(H)の内部を照明する
ことができる。
【0037】但し、その両図から併せて示唆されるよう
に、ランプ(40)と上記メイン拡大レンズ(24)と
の隣り合う相互間に介在する防眩壁(44)が、フード
本体(H)の頂壁(11)から内向きに垂下されてもい
る。上記ランプ(40)から発する光をその防眩壁(4
3)によって、必らずやテーブル面(T)へ指向させ、
目的物透視上の眩しさを防いでいる。
【0038】(45)は上記カバーケース(38)の上
部位置にあって、その背壁面(46)から内向きに隆起
されたソケツト受け筒であるが、その下縁部は切り欠き
開口されている。(47)はその受け筒(45)内に圧
入一体化された金属製のランプソケツトであり、これに
上記ランプ(40)が螺合植立されている。(48)は
上記ソケツト受け筒(45)と相俟って、カバーケース
(38)内を仕切る上下一対の電池受け枕であり、これ
に安定良く支持された電池(39)の陽極と陰極が、上
下一対の端子(49)(50)と電気接触するようにな
っている。その場合、電池(39)の任意な1本はその
陽極において、図17から示唆されるように上記ランプ
ソケツト(47)と接触されている。
【0039】上記端子(49)(50)の一対は何れも
金属板バネ材料から成り、カバーケース(38)の内部
に固定されているが、特にその上側端子(49)の先端
部はランプソケツト(47)の背後へ、正しく臨むよう
に配置されている。(51)はカバーケース(38)の
背壁面(46)に開口形成されたスライドガイド長孔で
あり、これに沿う上下方向へスイツチレバー(41)を
スライド操作できるようになっている。
【0040】つまり、そのスライドガイド長孔(51)
に嵌め付けられたスイツチレバー(41)の内向き先端
部が、上記上側端子(49)の中途部と接触するように
なっており、そのスイツチレバー(41)をカバーケー
ス(38)の外部から、図15、17の矢印で示す上方
へスライド操作した時には、これによって上側端子(4
9)の中途部が押し込み弾圧され、その先端部がランプ
ソケツト(47)と接触することとなり、茲にランプ
(40)が点灯し、逆にスイツチレバー(41)を下方
へスライド操作した時には、上側端子(49)の先端部
がランプソケツト(47)から退避し、ランプ(40)
が消灯するようになっているのである。
【0041】上記のように、照明器具(L)は予じめフ
ード本体(H)と別個独立の組立ユニツト体に形作られ
ており、しかもそのカバーケース(38)が断面コ字型
をなしていると共に、フード本体(H)の照明器具用受
け入れ凹溝(G)内へ、カセツト式の係脱自在に嵌め付
け得るようになっているため、上記照明器具(L)の全
体をフード本体(H)から取りはずした状態において、
そのランプ(40)や電池(39)の交換などを極めて
容易に行なうことができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のスタンプルーペ
ではその構成上頂壁(11)と囲い立壁(12)とから
成る全体的な断面倒立U字型として、テーブル面(T)
に据置き使用されるフード本体(H)と、そのフード本
体(H)の頂壁(11)へ水平な設置状態に嵌め付け一
体化された大きなメイン拡大レンズ(24)と、そのメ
イン拡大レンズ(24)と一定量(Y)だけ偏心する下
方位置へ進退し得るように、上記フード本体(H)の内
部へ回動自在に枢支保持された小さな補助拡大レンズ
(31)と、上記フード本体(H)の内部を照明し得る
ように、その囲い立壁(12)に嵌め付けられた照明器
具(L)とを備え、上記補助拡大レンズ(31)をフー
ド本体(H)の外部から回動操作して、メイン拡大レン
ズ(24)の下方位置から退避させた時には、そのメイ
ン拡大レンズ(24)のみによってテーブル面(T)上
の目的物全体を一様に拡大透視でき、同じく補助拡大レ
ンズ(31)をメイン拡大レンズ(24)の下方位置
へ、水平な並列設置状態となるように進出させた時に
は、上記メイン拡大レンズ(24)による目的物の拡大
像を、その補助拡大レンズ(31)によって局部集中的
にますます拡大透視できるように設定してあるため、冒
頭に述べた従来技術の課題を確実に改良することがで
き、老人やその他の眼が不自由な人々にとって、著しく
便利に使える効果がある。
【0043】殊更、図示実施例のように、フード本体
(H)を平面視の特殊な楕円形(鶏卵型)に造形して、
その長軸線(O−O)上の一方へ偏倚した位置にメイン
拡大レンズ(24)を嵌め付け一体化すると共に、その
長軸線(O−O)と一定の交叉角度(α)を保つメイン
拡大レンズ(24)の直径線(X−X)上において、残
る他方へ偏倚した位置に補助拡大レンズ(31)を配設
するならば、フード本体(H)の限られた内部空間にお
いて、その補助拡大レンズ(31)をメイン拡大レンズ
(24)から確実に退避させることが容易となり、又上
記楕円形の輪郭一部を指先当てがい面(13)(14)
として、これを把手代りに握り持つこともでき、著しく
合理的であって、全体的な小型コンパクト化に役立つも
のと言える。
【0044】更に、請求項2の構成を採用するならば、
メイン拡大レンズ(24)をそのホルダー(M)によっ
て、フード本体(H)の頂壁(11)へ下方から容易に
嵌め付け一体化することができ、又このようなフード本
体(H)と別個なメインレンズホルダー(M)に対し
て、補助拡大レンズ(31)のホルダー(S)が枢支保
持されているため、その補助拡大レンズ(31)もフー
ド本体(H)の内部へ、極めて容易に安定良く組み付け
ることができるのであり、その組み付け作業性にますま
す優れる。
【0045】請求項3の構成を採用するならば、その照
明器具(L)がフード本体(H)と別個独立する組立ユ
ニツト体に形作られており、そのカバーケース(38)
をフード本体(H)の照明器具用受け入れ凹溝(G)内
へ、カセツト式の係脱自在に嵌め付け得るようになって
いるため、その嵌め付け作業を容易に正しく行なえると
共に、フード本体(H)から取りはずすことによって、
ランプ(40)や電池(39)の交換なども簡便に行な
える効果がある。
【0046】又、請求項4の構成を採用するならば、そ
の防眩壁(44)によって光がテーブル面(T)上の目
的物に向かうため、その光による眩しさが防がれ、安全
に目的物を透視できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】同じく図1の5−5線断面図である。
【図6】図5に対応する補助拡大レンズの退避状態を示
す断面図である。
【図7】図4の7−7線断面図である。
【図8】図3に対応する照明器具の取りはずし状態を示
す側面図である。
【図9】メインレンズホルダーを抽出して示す平面図で
ある。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図10の11−11線に沿う部分拡大断面図
である。
【図12】補助レンズホルダーを抽出して示す平面図で
ある。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】図5に対応する本発明の変形実施例を示す断
面図である。
【図15】照明器具を抽出して示す正面図である。
【図16】同じく背面図である。
【図17】図16の17−17線断面図である。
【符号の説明】
(11) 頂壁 (12) 囲い立壁 (24) メイン拡大レンズ (26) 取付ステー (31) 補助拡大レンズ (34) 枢支ピン (38) カバーケース (39) 電池 (40) ランプ (41) スイツチレバー (44) 防眩壁 (H) フード本体 (G) 受け入れ凹溝 (L) 照明器具 (M) メインレンズホルダー (S) 補助レンズホルダー (T) テーブル面 (Y) 偏心量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂壁(11)と囲い立壁(12)とから成
    る全体的な断面倒立U字型として、テーブル面(T)に
    据置き使用されるフード本体(H)と、 そのフード本体(H)の頂壁(11)へ水平な設置状態
    に嵌め付け一体化された大きなメイン拡大レンズ(2
    4)と、 そのメイン拡大レンズ(24)と一定量(Y)だけ偏心
    する下方位置へ進退し得るように、上記フード本体
    (H)の内部へ回動自在に枢支保持された小さな補助拡
    大レンズ(31)と、 上記フード本体(H)の内部を照明し得るように、その
    囲い立壁(12)に嵌め付けられた照明器具(L)とを
    備え、 上記補助拡大レンズ(31)をフード本体(H)の外部
    から回動操作して、メイン拡大レンズ(24)の下方位
    置から退避させた時には、そのメイン拡大レンズ(2
    4)のみによってテーブル面(T)上の目的物全体を一
    様に拡大透視でき、 同じく補助拡大レンズ(31)をメイン拡大レンズ(2
    4)の下方位置へ、水平な並列設置状態となるように進
    出させた時には、上記メイン拡大レンズ(24)による
    目的物の拡大像を、その補助拡大レンズ(31)によっ
    て局部集中的にますます拡大透視できるように設定した
    ことを特徴とするスタンプルーペ。
  2. 【請求項2】メイン拡大レンズ(24)をフード本体
    (H)の頂壁(11)と、その頂壁(11)へ下方から
    嵌め付け一体化されるメインレンズホルダー(M)との
    上下相互間によって、挟持状態に固定すると共に、 そのメイン拡大レンズ(24)から連続的に張り出す取
    付ステー(26)に、補助拡大レンズ(31)のレンズ
    ホルダー(S)を水平な枢支ピン(34)によって、上
    下方向への回動自在に組み付けたことを特徴とする請求
    項1記載のスタンプルーペ。
  3. 【請求項3】照明器具(L)を断面コ字型のカバーケー
    ス(38)と、その内部に収容された電池(39)と、
    同じく電池(39)と電気的に接続されたランプ(4
    0)並びにそのランプ(40)を点滅操作すべく、上記
    カバーケース(38)から外部に導出されたスイツチレ
    バー(41)とから成る組立ユニツト体に形作る一方、 その照明器具(L)のカバーケース(38)を受け入れ
    る受け入れ凹溝(G)を、フード本体(H)の囲い立壁
    (12)に切り欠いて、 その受け入れ凹溝(G)内へ上記照明器具(L)をカセ
    ツト式の係脱自在に嵌め付けて、そのランプ(40)に
    よりフード本体(H)の内部を照明できるように設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のスタンプルーペ。
  4. 【請求項4】照明器具(L)のランプ(40)とメイン
    拡大レンズ(24)との隣り合う相互間に介在する防眩
    壁(44)を、フード本体(H)の頂壁(11)から内
    向きに垂下させて、 その防眩壁(44)により上記ランプ(40)から発す
    る光を、テーブル面(T)に指向させたことを特徴とす
    る請求項1記載のスタンプルーペ。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5937681A (en) * 1998-03-19 1999-08-17 Myhr; Nancy Lighted magnifying key chain

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